地下水くみ上げ井戸の掘削状況
福島第一原発 建屋周辺の高濃度汚染水検出の井戸(サブドレン)埋め立て完了(福島民報) 汚染物質は地下にそのまま。他へ流れ出ないか(?)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=48698
12月 9th, 2014 Finance GreenWatch
東京電力福島第一原発の建屋周辺にある井戸「サブドレン」の地下水から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、東電は8日、高濃度汚染水がたまる井戸の埋め立てを完了したと発表した。
東電は、井戸でくみ上げた地下水を浄化後に海に流す計画。埋め立てた井戸から放射性セシウムが流れ込んでいたため、くみ上げ用井戸を使用していなかった。
くみ上げ用井戸の放射性物質濃度は一時、最高で1リットル当たり46万ベクレルまで上昇した。埋設により、セシウムの流入を防ぐことができ、くみ上げ用の井戸2カ所が使用できるようになったという。2カ所の井戸は最大同7700ベクレルに低下した。
東電は先月中旬から、くみ上げ用井戸に隣接し、高濃度汚染水がたまる井戸の埋設作業を実施。セメント材などを流し込み、新たなセシウムの流入を防いだ。
浄化した地下水を海に流すサブドレンの計画では、計41カ所の井戸が使用できるようになった。しかし、風評を懸念する地元漁業者からの反発が強く、実現のめどは立っていない。