解散総選挙 〜 自民300議席でいいじゃないか
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2014/12/300-aab5.html
2014/12/04 誰も通らない裏道
「『小室(直樹)先生いま何してらっしゃる?』って訊いたらね、『日本がどうやればこの間の太平洋戦争に勝てたかと思ってね』と言う。『そんなこと必要なんですか?』って言ったら『必要じゃないか、すべてのことに対して、どうしてこうなったかということを徹底的に調べるのは』と。『でも日本が勝ったらね、いいことないだろ』と言ったんですよ。軍人がえばるだけえばって。『それでいいんだと、えばるだけえばらせろと。そこで初めて立ち上がった時に日本のデモクラシーがあるんでね。それなくしてどこに日本のデモクラシーがあるか』って先生、さんざんっぱら言ってましたね」(立川談志)
各メディアが衆議院選挙の世論調査の結果を垂れ流している。
・日経
自民、300議席うかがう 衆院選序盤情勢
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS03H4I_T01C14A2MM8000/
・読売
自公、300議席超す勢い…衆院選序盤情勢
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141203-OYT1T50109.html?from=ycont_top_txt
どこもかしこも同じような結果である。
前回の総選挙あたりまでは、こういう予測を聞くと気分が悪くなったが、今回は実はそれほどでもない。
というのも、これは十分に予測の範囲内だからだ。
私の知り合いは「オレの選挙区は自民、共産以外は野田佳彦」とつぶやいていた。もうズッコケるしかない話だが、私の住んでいる選挙区も似たようなものだ。
ま、それでも今回は「とりあえず自民で」ということで、どうしようもない民主に入れるだろうが、そんな人が多いとも思えない。
そこで、以下に自民圧勝予測について個人的な感想をいくつか書いてみよう。
1 まず、メディアの報道ぶりを見て、この国が完全な戦時体制であることを再認識した。
2 選挙結果は多少の誤差はあっても自民圧勝だろう。
それを踏まえて、、、
3 自民300でもいいじゃないか。
こんなことを書くと、当ブログを読んでいただけるような方々からはお叱りを受けるかもしれないが、もちろん私だって本当は少しでも自民が減って欲しい(注1)。
しかし、少しぐらい減ったところで自公体制はこれからも続くことは間違いない。
だとしたら、いっそうのこと300議席でもなんでもとってもらって、アベシンゾーというキ○ガイにメチャクチャにされた方がいいんじゃないかとも思うのである。
といって、これは決してヤケクソで言っているわけでもない。
つまりもう、行き着くところまで行かないと、この「戦時体制」の洗脳状態というのはとけないのではないかと思うのだ。
と言いつつ、実は福島第一原発の破局事故で「行き着くところまで行った」と私は思っていたのだが、それでもまだ目が覚めず、立ち上がりもしないのであれば、まだまだもっとひどいめに会うしかない。
ちなみに──。
このままいくと、3・11から丸5年を経た時には、おそらくアベシンゾーがまだ政権にいるのだろう。
これは、私の知る限り私しか言っていないのだが(笑)、ソ連がチェルノブイリから5年後に崩壊したという歴史を鑑みると、3・11から5年というのは一つの節目なのではないかと思うのだ。
この時、日本はアベシンゾーが君臨する日本はどうなっているのだろうか?
とまあ、ここまで書いて、しかしやはりこれは若い人たち、後世の人たちに対してあまりにも無責任な言説であることは認めざるを得ないのだが──。
(注1)
この状況で、与野党の構成比が大きく変わることはありえないが、それでもアベシンゾーを退場させることができないわけではない。一番簡単なのは、アベが落選することであるが、まあ長州人に期待するのが野暮というもので、アホのような得票をするのだろう。