教会ご詠歌から、20世紀のブルース、ジャズの登場や、クラシックとの相互的な影響までが一望できるBBCのドキュメンタリー。(主にクラシック歴史だが・・・)
子供用のキーボードを買って、コードを勉強中のオレには、特に、和音の発生から、その時代の主流となるコードの変遷を追っている部分が面白かった。映画音楽でよく使われる、あのおどろおろしい雰囲気を盛り上げる曲、あれは、リストやワグナー、ひいては、彼らが好んで使い始めたコードに影響されているわけね。普通の音楽好きには当たり前の話なのだろうが、そういうことが、初心者には面白い。
聞き取れないところも多々あったが、英語の説明も平明で分かりやすく、納得させられる。特に、古典派からロマン派に至る過程で、コードが単純化し、C、F、Gが、曲の大部分を占めることを、楽譜を色分けして説明しているところなど、一般大衆にわかり易く作られていて、とってもありがたい。
BBCの弾圧が厳しいようなので(笑)、早めに見る事をお奨めする。一時間のドキュメント6編からなるシリーズである。番組冒頭アバンはだいたい同じなので、かったるければ2分ほどとばせばよい。