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2014年11月13日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK174] 安倍政権が「めぐみさん死亡」報告書を隠蔽!? 解散は拉致問題ごまかし目的も(リテラ )
「東亜日報」ウェブ版より。日本政府による横田めぐみさん死亡の調査報告を入手と報じた


安倍政権が「めぐみさん死亡」報告書を隠蔽!? 解散は拉致問題ごまかし目的も
http://lite-ra.com/2014/11/post-625.html
2014.11.12. リテラ


 突如、浮上した衆議院の解散。このご都合主義の政治的暴挙によって、閣僚の政治と金、アベノミクスの失敗など、安倍政権のさまざまな失態や悪政がチャラになってしまうのは確実だが、もうひとつこのまま隠蔽されそうなのが、北朝鮮拉致問題だ。
 
「安倍首相は『拉致問題解決は悲願』とかいっていますが、最近はもっぱら真相をごまかし、覆い隠すような動きばかりが目立っている。解散もその延長線上で出てきたんじゃないかとふんでいるのですが……」(全国紙政治部記者)

 その一端が垣間見えたのが、11月7日、韓国の大手紙「東亜日報」が報道した横田めぐみさんに関する「日本政府の調査報告書」をめぐる対応だろう。

 同紙によると、2014年9月11日、日本政府の拉致問題対策本部職員が横田めぐみさんが死亡したとされる病院・平壌49号予防院に関係していた脱北者2人に面会。その際に作成された安倍内閣への報告書を入手したという。

 実際、当日の「東亜日報」にはその報告書が掲載されていたのだが、そこには、横田めぐみさんが「1994年4月10日に劇物や薬物の過剰投与で死亡した」「遺体は国家安全保衛部党組織の指示で、トラクターに乗せられ、他の遺体5体とともに山に運ばれ、そのまま穴に埋められた」という記述があった。

 現在、まさに拉致再調査をめぐる日朝交渉の真っ最中であり、もしこれが本当だとしたら、政権を揺るがしかねない重大事である。大きな騒動となるのは必至と思われた。

 だが、「東亜日報」報道当日の7日、菅官房長官は「信憑性はない」と否定。すると、ほとんどの新聞、テレビは一切これを報道することなく、沈黙してしまったのである。日本のメディアで唯一、詳細を報道したのは「ハフィントンポスト」だけだった。

 たしかに、この報告書には矛盾もある。めぐみさんの死亡日時についても、帰国した地村富貴恵さんの証言などと食い違いがあるし、死亡した女性が本当にめぐみさんだったという根拠も、「病歴書」の記憶と「私に、日本の故郷の住所を示して、自分の消息を知らせてほしいと頼まれました」という証言のみだ。

 だが、その一方で、東亜日報の報道自体はかなり詳細なものだった。証言者とのやりとりを記録した2000字以上ある報告書を全文掲載し、報告書の最後に「日本政府拉致問題対策本部事務局」の作成証明があったこと、さらに拉致問題対策本部関係者3人と、同席した韓国の拉北者家族会・崔代表の名前が書かれていること、原本は日本政府が持ち、韓国政府当局もコピーを持っていることなどもあわせて報道されている。どう見ても、捏造や誤報とは思えない。

 実際、菅官房長官も「信憑性はない」といいつつ、「政府としては様々な情報収集を行っている。具体的な内容については控えたい」と調査を行ったことや報告書の存在じたいは否定しなかった。

 証言の真偽はともかく、日本政府が病院関係者2人の調査を行い、それを報告書にあげたのはほぼ間違いないだろう。だとしたら、それを公表し、どこがどう信憑性にかけているのかを精査するのが政府としての義務ではないのか。にもかかわらず安倍政権は東亜日報の報道まで、2ヶ月にわたって報告書の存在すら隠蔽していたのだ。

「官邸はやはり隠すでしょうね。安倍政権がほしいのは『拉致被害者奪還』といういい情報だけ。逆に悲観的な情報は一切公表もしないし、検証もしないという姿勢ですから。ようするに、事実を調査するのでなく、拉致問題を政権の支持率アップに利用することしか考えてないんですよ。それはこの間の北朝鮮の再調査への対応を見れば明らかです」(外務省関係者)

 周知のように、拉致問題に関する再調査は今年7月の日朝局長級協議で、北朝鮮が特別調査委員会を立ち上げることが決まり、9月中旬までに第一次調査報告がもたらされるということになっていた。当時は、安倍首相が訪朝して、被害者を連れて帰るというシナリオまでできていた。

 ところが、9月半ばをすぎても報告書は届かず、結局、9月20日に菅官房長官が「北朝鮮から調査の初期段階という報告がきた」と発表。さらに、10月に入って北朝鮮から担当者の派遣を要請されたとして、外務省の伊原純一・アジア大洋州局長ら、代表団を派遣するが、これも何の成果もあげられないまま帰ってくることになった。

 こうした調査遅延をめぐっては、日本国内では北朝鮮が引き延ばしをしているということになっているが、実際はそうではないらしい。日本側の交渉責任者の外務省・伊原アジア大洋州局長は、すでに8月から9月はじめの間に少なくとも3回は北の高官と接触して秘密交渉を行っており、すでに第一次調査報告も伝えられていたというのだ。

「報告は以前のものとはちがってかなり詳細だったようですが、結果ははかばかしくなく、拉致被害者の生存者はものすごく少なかった。官邸としては今、こんなものを出されたら、支持率下落は必至。それで、北に突き返すよう命じたらしいんです。もう一度、調べ直せ!と。北の担当者もここで決裂して日本からの見返りを得られなかったら粛清必至ですから、あうんの呼吸でそれに応じたんじゃないでしょうか」(前出・外務省関係者)

 ようするに、引き延ばしを主導したのは、日本政府のほうだったということらしいのだ。もっとも、いくら調査をやり直しても、結果が大きくくつがえる可能性は低い。いつかは北朝鮮の調査報告をそのまま国民に公表しなければならない日がやってくる。

 今回の解散は、消費増税や集団的自衛権関連法案の成立前に、選挙をやってしまおう、という意図があるとされているが、もしかすると、拉致問題も関係しているのではないだろうか。

「それがすべてではないでしょうが、一つの要因になっていることはたしかでしょうね。最初、安倍首相は拉致問題を解決して解散総選挙という甘い夢を抱いていたようですが、フタをあけると、真逆の展開になった。でも、それが逆に解散総選挙の流れを加速させた可能性はある。事実が明るみに出る前に選挙に打って出よう、と」(前出・全国紙政治部記者)

 都合の悪い事実を隠蔽し、何から何まで政治利用する。これでも、日本国民はこんな政権を支持し続けるんだろうか。

(野尻民夫)


http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/406.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 「恐ろしい。⇒改憲派の動き活発化 国民投票実現へ「目標は再来年」:松井計氏」
「恐ろしい。⇒改憲派の動き活発化 国民投票実現へ「目標は再来年」:松井計氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/15802.html
2014/11/13 晴耕雨読


https://twitter.com/matsuikei

友達だった人に急に相手にされなくなっても関係回復の努力をせずに、相手が悪い、相手が悪いといい募り、それでも実際には一人じゃ寂しいから、小さい子にお菓子を配ったり漫画を見せたりして気を引いて、いい気になってる中学生がいたとしたら、ま、誰でも、しっかりせいよ、と叱りたくなるわな。

えー、保守を名乗り、自民党絶対支持を表明してる人が宏池会をぼろくそに罵ってるのか。

もう、なにがなんだか、訳が分かんないなあ。

保守本流という言葉なんかは、もう死語なのかね?

44%の人からウイルス発見?なるほどなあ。

日本にも蔓延してんのかも知れませんなあ。

⇒ヒトに感染し「頭を悪くする」ウイルス、発見される #ldnews http://t.co/4vPwYKU9jQ

んー、自民のリベラルに手を突っ込んで党を割れ、というのが私の持論なんだけど、どうやらその前に民主を割る必要がありそうだね。

⇒民主・枝野氏、消費増税反対を示唆 「自民が約束守らぬならちゃぶ台返しも…」 - 産経ニュース http://t.co/whlRwYoVwV

民主党は早いとこ本来の都市型リベラルに戻って、そこを軸に他党と合同した方がいいよ。

で、自民のリベラルが党を割って農村型リベラル政党になり、自民の残りが保守、左の端に共産党があり右の端に石原さんの党がある、てのが分かりやすいのでは?

それを軸に分かりやすく政界再編して欲しいですよ。

解散総選挙について、岡田さんが大変な発言をしたみたいだね。

これでは民主党は闘えないだろう。

わざわざ与党を利する意味がどこにあるのか。

しかも、法律で決まっているといっても、時期の見直し条項もあるわけだから。

これは解散までにどうしても党を割る必要があるね。

有志は小沢さんと合流しては?

<非常事態の際、内閣が一時的に国民の移動や経済的自由などを制限する権利>って、緊急権というけど、これは一時的な基本的人権の停止で、昔の戒厳令ですがな。

恐ろしい。

⇒改憲派の動き活発化 国民投票実現へ「目標は再来年」 - 朝日新聞デジタル http://t.asahi.com/gecd

ライトの人が前ツイートのような威勢のいい発言を楽しんでる陰には、こういう陰惨な事件も。

決して社会の空気がいいとは言えませんね。

⇒日比谷公園で男性が焼身自殺 集団的自衛権容認に抗議か - 朝日新聞デジタル http://t.asahi.com/gebs

だから、内閣による緊急権なんてのは、どんな言葉にしようとも、大日本帝国憲法第14条の、

1、天皇ハ戒厳ヲ宣告ス

2、戒厳ノ要件及効力ハ法律ヲ以テ之ヲ定ム の<天皇>を<内閣>に書き換えるだけの作業だからね。

文言をどれだけ変えても、意味は全くそういうことですよ。

改憲派が主張してる内閣の緊急権ですがね、忘れてはいけないのは、一次的な基本的人権の停止を内閣が命令できるようになる、というだけではないことだよね。

当然、その管理は軍事力か警察力によって行うわけですから。

これはかなり、抑圧的になるわけですよ。

過去の<美しい日本>とやらの時代に所謂、行政戒厳が発令されたケースは3度。

●1905年9月6日 ポーツマス条約反対運動の日比谷焼打事件時

●1923年9月2日 関東大震災

●1936年2月27日 二・二六事件

その時にどんなことが起こったかを考えてみるのも大切なことだよね。

今、威勢のいいことを叫んでる人たちも、首都が火の海になったり、戦死者・被災者が数百万単位で出るようになったら、さすがに考えも変わるんだろうと思うんだよね。

でも、再び、日本をそのような惨状に置くわけにはいかない。

だから、歴史に学びませんか、と言ってるの。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/409.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 「宮崎の主婦黒木睦子のスラップ訴訟。中央も地方も弱肉強食で政治をやっている:兵頭正俊氏」
「宮崎の主婦黒木睦子のスラップ訴訟。中央も地方も弱肉強食で政治をやっている:兵頭正俊氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/15799.html
2014/11/13 晴耕雨読


https://twitter.com/hyodo_masatoshi

> アマちゃんだ 日向製錬所フェロニッケルスラグ公害問題 予想をはるかに超えて深刻とわかった 黒木さん実家前だけでなく隣接する大きな地域に埋立を準備し皆伐してる ものすごい規模の産業廃棄物投棄が行われようとしている

宮崎の主婦黒木睦子のスラップ訴訟。

現地に飛んだ「アマちゃんだ」によると、「日向製錬所フェロニッケルスラグ公害問題は、予想をはるかに超えて深刻とわかった。

黒木さん実家前だけでなく隣接する大きな地域に埋立を準備し…ものすごい規模の産業廃棄物投棄が行われようとしている」と。

宮崎の主婦黒木睦子のスラップ訴訟。

住友金属鉱山の子会社日向製錬所と、運搬会社サンアイの2社は、宮崎県の県民性をバカにして裁判に引っかけたと思われる。

宮崎は、女性にしっかり者が、しかし男は温和しい人が多い。

致命的なのは政治家に人がいないことだ。

そのまんま東が知事になるくらいだから。

宮崎の主婦黒木睦子のスラップ訴訟。

知事の河野俊嗣は、「震災や火山、口蹄疫等、危機関連情報の入手に軸足を置いて」つぶやくというのなら、黒木睦子を襲った産廃危機こそ、つぶやくべきではないか。

この問答無用のスラップ訴訟こそ、宮崎県民の危機ではないか。

なぜ黒木と会わないのだ。

宮崎の主婦黒木睦子のスラップ訴訟。

国民をバカにしきった棄民政治が続いている。

中央も地方も弱肉強食で政治をやっている。

訴えても叫んでも、政治家が聞かないのだ。

司法官僚が、今や体制の守護神に転落している。

法で強者を守り、弱者の叫び声を封じるのである。


http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/410.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 「これでも原発電力は安いのか!?風塵だより「マガジン9」」(晴耕雨読)
「これでも原発電力は安いのか!?風塵だより「マガジン9」」  
http://sun.ap.teacup.com/souun/15796.html
2014/11/13 晴耕雨読


風塵だより これでも原発電力は安いのか!?から転載します。
http://www.magazine9.jp/article/hu-jin/15657/

 沖縄では、いよいよ県知事選が大詰めを迎えようとしている(16日投開票)。しかし本土(!)の関心は、あまり大きいとは言えない。
 例えば11月1日(土)、那覇市のセルラースタジアム(野球場)で、稀に見る大きな集会が開かれた。県知事選へ向けた「翁長雄志うまんちゅ1万人大集会」と銘打った、辺野古新基地建設反対を訴える翁長雄志候補の支援集会である。当初は「1万人は無理ではないか」と不安視する声もあったらしいが、なんと主催者発表で14800人という大集会となった。
 この集会には、菅原文太さんも応援に駆けつけた。また、元自民党幹事長で沖縄開発庁長官だった野中広務さんも、応援メッセージを寄せたそうだ。従来の保守革新の枠を越え「新米軍基地建設の是非」が焦点になった。結果は日本の今後の安全保障政策に大きな影響を及ぼすことになる。それほど重要な選挙なのだ。

 沖縄ではこれまで、米兵による少女暴行事件抗議、教科書問題、基地撤廃、オスプレイ配備反対などの大きなテーマの際には、10万人規模の大集会が、何度か開かれている。けれど、個人の支援集会でのこの人数はほとんど例がない。それほど、沖縄での熱気はすごいことになっているらしい。
 沖縄タイムスや琉球朝日放送などの現地メディアは懸命な報道ぶりだが、本土(!)のマスメディアではほぼ黙殺されている。この温度差は、やはり縮まらない。東京都知事選ではTVも新聞も、各陣営の動員数まであれほど克明に報じていたのに…。
 いま、この国にとって、もっとも大きな争点は「原発再稼働」と「沖縄米軍基地新設」ではないか。それは、安倍政権の深いところとつながっている問題だ。アベノミクス破綻を糊塗するためのひとつの手段としての「原発再稼働」、アメリカとの軍事同盟に関わる「沖縄米軍基地新設」。これらにあまり触れず、深層を掘り起こそうともせず、政界の動きに振り回されてばかりいるマスメディアの報道には、いささかうんざりしている。
 
 一方の原発問題についても、報道は減少気味である。
 福島県知事選では本来の自民党候補を引きずり降ろし、民主党系の候補に相乗りするという「目眩まし戦法」で、見事に原発問題をスルーしてしまった自民党。こうなれば、また好き勝手か。
 だが、福島県の被災者支援の実態は、ますますひどくなるばかり。とくに、子どもたちへの健康対策などは、まるですべてが暗闇の中へ葬られかねない、というような恐れさえ感じる。
 『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』(岩波新書、780円+税)で、福島県における健康調査の闇を暴いた日野行介さん(毎日新聞記者)が、今度は被災者救済策の裏面を追及した本『福島原発事故 被災者支援政策の欺瞞』(岩波新書、780円+税)を出版した。
 このままの「被災者支援政策」が続いた場合、どうなるのか。とくに、第2章「子ども・被災者生活支援法とは」を読んでいくと、福島県のみならず、この国の行く末に暗然とする。
 ここで、本書の詳細にまで分け入ることはできないけれど、ぜひ一読をお薦めしたい。

 先週の「風塵だより」では、川内原発再稼働のデタラメさについて触れた。中でも、火山地帯にある川内原発の巨大噴火対策は、この原発の大きな弱点になっている。なにしろ、九州電力も原子力規制委員会も、噴火のリスクについては「この30年間は起こらないだろう」という、世にも不思議な楽観論(というより、な〜んも考えてないも〜ん)で押し通してしまった。
 さすがに、黙っていられなくなった火山学者たちが声を挙げた。
 日本火山学会の原子力問題対応委員会は11月2日、規制委に対し審査基準を見直すよう求める提言をまとめた。噴火予知の限界を示し、曖昧さが残ることを踏まえた基準に見直すべき、ということだ。
 要するに、火山学会としては、九電や規制委の「巨大噴火が稼働期間中には起こる可能性が十分に低いし、起こるとしても、その前兆を捉え事前に核燃料を運び出せる」という言い分は、いまの火山学の水準ではとても納得できないとしたのだ。
 専門家が「できない」と言っていることを、九電も規制委も安倍内閣もまるで聞こうという姿勢がない。彼らの辞書の原発の項目に「再稼働」以外の言葉は載っていないらしい。

 どこで見つけるのか知らないが、ぼくのアドレスに「じゃあ、石油輸入費の増大で日本経済が潰れてしまってもいいのか。お前はバカか!」というような罵倒メールが来た。もうこの手の罵倒には馴れてしまったけれど、まだこんなことを言う人がいる、ということには驚いてしまう。
 原発が止まっているから石油の輸入が増えて、日本経済が危うくなる? 
 「お前の言うことなど信用できない」と再罵倒されるかもしれないので、信用できる専門家の意見を引用しておこう。

 『週刊金曜日』(10月31日号)で、ライターの横田一さんが「安倍首相から名指しされた藻谷浩介氏のアベノミクス批判 “経済的反日”政権の幻想から目覚めよ」という記事で、藻谷氏(ベストセラー『里山資本主義』の著者)の講演内容を紹介している。その講演で、藻谷氏は明快に「石油輸入増加による日本経済への悪影響」論を切り捨てている。
 要約すると、以下のようになる。

◎日本の輸入は、野田政権時に66兆円、安倍政権時に77兆円と、1年間で11兆円増えている。

◎だが、石油・天然ガス・石炭は、11兆円のうち3兆3千億円(約3割)。

◎ほかの7割は食品、スマホ、雑貨など。燃料費以外の商品の輸入額の増加はほとんど円安によるもの。

◎石油や天然ガスの輸入量は、原発事故前の2010年も事故後の2013年も2億5千万キロリットルで横這いのまま。

◎つまり、燃料代増加も円安が主な要因ということは明白。

◎全原発を再稼働すれば、燃料輸入代を1兆6千億円減らせるという経産省試算。しかし、2013年の貿易赤字は8兆5千億なので焼け石に水…。

 これらの数字を突きつけられてもなお「原発を再稼働しなければ日本経済が危うい」などと言う人がいるだろうか。日本経済を危うくしているのは、原発停止ではなく、むしろアベノミクスによる「円安誘導」を主とする経済政策ではないか。
 そして、先週のこのコラムでも触れたように、イギリスでは原発建設に、いまや1基2兆円もの金がかかるとされている。日本での原発建設費の数倍だ。それだけの安全対策をしなければ建設許可は下りないというのに、川内原発再稼働については、フィルター付きベントも免震重要棟も先送りのままだし、欧米では必須となっているコア・キャッチャー(過酷事故でメルトダウンした場合の溶けだした核燃料の受け皿)の設置も義務付けられてはいない。イギリスの原発の安全対策基準を適用すれば、日本の原発はほとんど動かすことなどできないのだ。
 安倍首相の言う「世界最高水準の“安全”基準」などという戯言(ざれごと)は、いったいどういう根拠に基づいているのか? 一遍、彼の頭の中を覗いてみたいと思う。粗雑さに呆れるかもしれないが。

 さらに問題なのは、日本の原発維持のための切り札ともいうべき「核燃料サイクル・システム」が、完全に不能状況に陥っているということだ。
 青森県の六ヶ所村に「使用済み核燃料再処理工場」というものがある。いや、いまだに“ある”とは言えない状態だ。動いたことがないのだから。
 これは、原発で生じた使用済み核燃料の中のプルトニウム(地上最凶の猛毒といわれる)を燃料として再使用するために取り出すという、いわゆる「核燃サイクル」の最も重要な工程だ。プルトニウムを取り出した後の高レベル放射性廃棄物は、ガラスで固めて(ガラス固化体)保管する。ところがこの工場、まったく動かない。
 実はこの工場は1997年の完成を目指していた。だが今年10月30日、経営体の日本原燃は「2016年3月まで完成を延期する」と発表。実にこれが21回目の完成延期ということになった。
 これはもう、ジョークの域だろう。ほぼ20年間、完成が遅れてもまだしぶとくやり続ける。「エライ」と言おうか「ええ加減にせえ」と言うべきか…。一般企業なら責任者はとっくにクビ、株主代表訴訟で莫大な賠償金を課せられていてもおかしくない。それがまあ、のうのうと…。「ジョークの域」という意味がお分かりだろう。
 しかも、当初予算は7600億円といわれていたものが、いまや11兆円超(電気事業連合会発表)となり、それとは別に原発そのもののバックエンド費用が19兆円に達するという試算もある。むろん、これらはすべて我々の税金と電気料金から負担されるわけだ。

 原発に関するカネの問題は、残念ながらこれでは収まらない。
 「核燃サイクル」の一端を担うのが、高速増殖炉「もんじゅ」だ。ところがこいつが曲者。これもまた、凄まじい金食い虫だ。
 「もんじゅ」は1983年に着工、1994年に臨界に達したが、翌95年にナトリウム火災事故を起こし停止、ようやく再稼働のめどがついた2010年、今度はクレーン落脱事故でまた停止。以来、停止したままだ。ここへつぎ込まれた費用はすでに1兆1千億を超えているというが、停止中の現在でも1日あたりの維持費が5500万円、つまり年間で200億円以上がつぎ込まれている。動いていないものに、そしてこれから動く可能性も疑問視される施設に、これほどのカネが投入されているのだ。
 この「もんじゅ」の危うさは、1万カ所以上に検査漏れが見つかるなど、まったく改善の兆しがない。それでもこれだけのカネを食う。

 福島事故原発では、メルトダウンした核燃料の取り出し時期が、あっさりと延期された。当初の予定より5年遅れ、2025年に作業開始という。これは1号機の話、2号機もずれ込むのは確実。原子炉の中がどうなっているのか、まったく分からない状況ではそれも当然だろう。
 開始時期が延期であれば、終了時期(事故の完全収束)などいつのことになるのか、見当もつかない。「いま生きている日本人で、完全収束に立ち会える人などいないだろう」という研究者もいるほどだ。
 時期が延びれば延びるほど、費用も大きくなる。いったいどれくらいの積算費用になるか、これがほんとうの天文学的数字というやつだ。だから、そのカネに群がる人たちも出てくる。

 これほどの物理的リスクと健康リスク、さらには金額的リスクまで抱えながら原発再稼働へ突き進むという人たちの、ほんとうの気持ちをぼくは聞いてみたい。
 「天文学的数字」のカネの恩恵にあずかりたい…、自分の生きているうちには、もうあんな事故は起こらないだろうから…。
 原子力ムラの住民たちの本音がそんなところにないことを、せめて祈りたいけれど。

※記事を引用する場合は出典の明記「マガジン9:http://www.magazine9.jp/」をお願いします



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/411.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 朝日、毎日は、解散には何の大義もないと言い、読売は信を問えと言う。よく読者が購買しているものだ。(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201411/article_9.html
2014/11/12 23:54

同じマスコミでも、こうまで違うのかとあきれてしまう。

公平に見て国民一般の考えは、何故急な解散なのか?という感情だろう。消費税増税の先送りが解散の理由とされているが、以前、小泉元首相が「郵政改革」の信を問うた時とは、ずい分差がある。国民の大多数が消費税増税は反対であり、別に信を問う必要もない。

朝日新聞は、この件で以下の社説を書いている。解散には大義はないと述べている。


政治と増税―解散に大義はあるか
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?iref=comtop_pickup_p

 政権は7〜9月のGDPを判断のよりどころにすると言い、それが与野党の共通認識となってきた。その数字が明らかになる前のこの騒ぎである。増税に反対の世論が強い中、これに逆らうことは難しいという政局的な判断が先に立ったのかと疑わざるを得ない。

 「原発再稼働や集団的自衛権の関連法整備が控える来年に衆院選を戦うのは厳しい」「野党の選挙準備がととのっていない今が有利だ」

 まさに党利党略。国民に負担増を求めることになっても、社会保障を将来にわたって持続可能にする――。こうした政策目標よりも、政権の座を持続可能にすることの方が大切だと言わんばかりではないか。

 安倍首相の本心はまだ不明である。だが、民主主義はゲームではない。こんな解散に大義があるとは思えない。


毎日新聞も以下の社説のように、解散論は「あざとい」と述べている。


社説:早期解散論 その発想はあざとい
http://mainichi.jp/opinion/news/20141112k0000m070138000c.html

  政権与党が税率引き上げの環境を整える努力を尽くさず、しかも増税に慎重な世論に乗じて選挙にまで利用しようという発想が感じられる。民意を問う大義たり得るか、今の議論には疑問を抱かざるを得ない。
 経済動向が不透明なうえ、公明党との調整が難航必至の安全保障法制の整備も控えるなど、与党には来年以降の政権運営を危ぶむ見方があるようだ。増税先送りを奇貨として、世論の追い風をあてこんだ解散論とすれば、あざとさすら感じる。

朝日も毎日も見識のある評論である。社説にあるように、まさに党利党略である。その考えに、公明党がポチのように従順に従い、選挙の準備に入るように示唆したという。それほどまでに政権にいることが、いろいろな意味で得だということだ。

これに対して、やはり自民党べったりの御用新聞である読売新聞は、全く予想外に、解散で信を問えと述べている。『国民の信任を改めて得ることで、重要政策を遂行するための推進力を手に入れようとする狙いは、十分に理解できる。』と書かれているように、十分に理解出来ると述べている。この新聞社は、何とかと言う主筆がいなくならない限り、こんな社説しか書けない哀れな新聞社である。

安倍首相も堕ちたものだ。こんなことでお天道様が許すなら、神様の力はない。


衆院解散検討 課題を掲げて信任を求めよ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20141111-OYT1T50152.html

倍首相が衆院解散・総選挙を検討している。国民の信任を改めて得ることで、重要政策を遂行するための推進力を手に入れようとする狙いは、十分に理解できる。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/412.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 雑感。安倍ノミクスの失敗?(在野のアナリスト)
雑感。安倍ノミクスの失敗?
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52666271.html
2014年11月12日 在野のアナリスト


解散について、今日も多くの報道があります。公明党が、地方創生法案を通してから、と要求をだしましたが、解散するから審議ゼロで通して、は国会軽視ともとれるものです。今週、来週に解散するのであれば、ほとんどの法案は参院での審議ゼロ、となりますが、
それでも通すのか? この辺りの綱引きも出てきました。結局、安倍氏にとって地方創生も、女性活躍も大事でなく、政局を優先させるのか? と言われないために、また創価学会婦人部を納得させるためにも、この両法案をどう扱うのか? そんなことも来週にむけた争点になってくるのでしょう。

公明とて、来年の統一地方選と、二回も集票マシーンとして婦人部をフル回転するのは、甚だ都合が悪い。特に、安倍首相がこれからすすめようとすることは、公明とは相容れない問題が多い。自民を勝たせ過ぎれば、公明の意見を通しにくくもなり、それも宜しくない。そんな綱引きもあります。沖縄県知事選で、公明が自主投票にしたように、選挙区によっては協力を拒む場面もでてきそうです。SMバー問題、女性問題が取り沙汰される議員もいますから、婦人部にはウケがよくありません。この辺り、創価学会上層部の引き締め具合にもよるのでしょう。

今回の選挙、増税先送りは安倍ノミクスの失敗。そう揶揄されることを怖れた、やっつけ選挙ともされます。そんな中、民間のESPフォーキャスト調査で、7-9月期GDPは年率換算で前期比2.47%増と出てきました。1ヶ月で1pt以上の下方修正ですが、実質で2%は維持するとの見通しです。しかし毎回、差がでる数字ですし、今回のGDPは数値的に省庁が高くみせかけたい誘惑があります。すでに消費増税先送り、とも報じられますが、今回のGDPが重要であることは間違いありません。

それは選挙にも関わるからです。安倍ノミクスは失敗、しかも選挙で新たな成長戦略が公約として掲げられなければ、経済政策は期待できない、となります。増税を先送りしようと、景気対策にはならずあくまでイーブン、補正予算が4兆円規模、とされますが、これとて昨年の半分でしかありません。しかも気になるのが、景気ウォッチャー調査でも、小売の一部で外国人旅行客の消費は10%以上伸びたが、国内の消費は4%以上落ちた、とするアンケートの答えがありました。つまり将来、円高になって外国人旅行客が減れば、景気の失速はかなり過大となりそうなのです。

今、株を買っているのは欧州CTAスジ、債先売り、株先買いに円売りを絡める、という投資手法をとることが多く、今回は裁定買いを誘発して利ざやを稼ぐ、といった形かと思います。最近、少し手法に変化がみられ、数日で反対売買することはありませんが、長期で買うような主体でもありません。しかも景気がいいから株買い、ではなく増税先送りの債先売り、であるなら、将来の財政逼迫に対してベットしている、とも想定でき、あまり望ましくない株高、とも言えます。

先に、省庁はGDPを高く見せかけたい誘惑がある、ともしましたが、先送りされるなら別に今回、統計法をごまかして数字を高くする必要性はないわけです。大きく目減りした日本の経常黒字、このまま円安がつづくと、来年には経常赤字に突入とも囁かれます。これが安倍ノミクスの実績ということであるなら、政治家は政局的にも綱引きに躍起ですが、最後にその足を引っ張るのは景気、ということにもなりそうです。安倍ノミクス、黒田バズーカが後4年もつづけば、間違いなく日本は破綻するでしょう。その4年を政治に与えるのか? その綱引きの方がよほど重要なのでしょうね。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/413.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 北海道「イワシ大量死」は大地震の前触れ? 識者「海底に電流流れ異常行動か」(ZAKZAK)
北海道・浦河港に押し寄せたイワシの大群=6日午前(浦河町提供)


北海道「イワシ大量死」は大地震の前触れ? 識者「海底に電流流れ異常行動か」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141111/dms1411111700015-n1.htm
2014.11.11 夕刊フジ


 北海道の港に大量のイワシが打ち上げられ大騒ぎになっている。5日から6日にかけて浦河町の港を推計100トンに及ぶ魚群が埋め尽くし、3日には約80キロ離れたむかわ町でも大量の死骸が漂着した。不気味なことにその3日には、むかわ町付近を含む広いエリアで最大震度4の内陸地震が発生。海の異変に地元では「大地震の前触れではないか」と危ぶむ声が挙がっている。

 「長くこの町にいてこんなことは初めて。何かよからぬことが起きなければいいんですが…」

 浦河町の池田拓(ひらく)町長(63)は、こう不安を口にした。

 同町の浦河港に異変が起きたのは5日昼ごろ。マイワシなどが徐々に入り込み、6日未明には港に大群が押し寄せた。

 浦河町の水産商工観光課によると、同町職員や日高中央漁協関係者ら約70人態勢が回収にあたり、その推計は100トンにも及ぶという。

 3日には、浦河町から北西に約80キロ離れたむかわ町でもイワシの大群が襲来。6日までに浦河町とむかわ町の間に位置する日高町や、新ひだか町でも同様の現象がみられた。

 異変の原因について、浦河町の水産商工観光課は「3日に接近した低気圧の影響で海面に冷たい海水が流れ込み、イワシが冷たい海水を避けようと温かい浅瀬に押し寄せた結果、酸欠状態になって死んだのではないか」と分析。だが、一部では3日に起きた地震との関連を指摘する声もある。

 3日午前11時28分ごろ、むかわ町から近い胆振(いぶり)地方中東部を震源とするマグニチュード(M)4・6の地震が発生。同町などで震度4を記録した。

 先の浦河町の池田町長は「実は、1982年に発生し、浦河町で震度6の揺れを観測したM7・1の浦河沖地震の時も今回と同じような騒ぎがあった。地震の前に普段は揚がらないメヌケという高級魚が大量に水揚げされた。今回も大地震の前触れではないかという疑念が消えない」と語る。

 2011年2月のニュージーランド地震の直前、70頭のクジラが打ち上げられるなど地震の前に海で怪現象が起こることはこれまでにもあった。

 夕刊フジで「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」を連載する武蔵野学院大学の島村英紀・特任教授は、「地震活動が魚の生態に影響を与えるという指摘は地震学の世界で以前からある。詳しいメカニズムは明らかになっていないが、地震の前後に海底に電流が流れ、それを魚が敏感に感じ取って異常行動を起こしている可能性がある」と指摘し、こう続ける。

 「(胆振地方で3日に発生した)M4・6の地震は、普段から地震活動が活発なプレート上で起きたものではないだけに気になる。今後、より大型の地震が周辺地域で起きる可能性はゼロではなく、警戒しておいたほうがいい」

 北の海での異変が意味するものは…。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/414.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 安倍晋三首相の敵味方を騙す「意表を突く奇襲攻撃」は、自民・公明連立与党に必ずしも有利とは言えない(板垣 英憲)
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/a62a2144953b38d8ed66c9dd5da4c256
2014年11月12日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆「師走」を目前にして、衆院議員の先生方は、「気もそぞろ」で、早くも走り出し、それぞれの選挙区に帰っている。もはや「解散」という「大車輪」を止めることができる者は、どこにもいない。安倍晋三首相は11月9日午前、アジア太平洋経済協力会議(APEC)など一連の国際会議に出席するため、政府専用機で羽田空港から中国・北京市へ出発する直前、記者団から「解散・総選挙」について聞かれ、「解散は考えていない」と断言していた。

だが、APECを終えて、12日、ミャンマー、オーストラリアを17日までの日程で訪問するのに先立ち、今度は「解散のタイミングは何ら決めていない。私自身が言及したことは一度もない」と言い方を変えて、「解散の決意」をすでに決めていることを匂わせていた。

 ここまではっきりと言われると、衆院議員が、いても立ってもいられなくなるのは、当たり前である。時事通信社jijicomが11月11日午後9時45分、「党勉強会にわずか4人=解散風で気もそぞろ−自民」という見出しをつけて、以下のように配信した。

 「吹き始めた解散風に、勉強どころではない? 自民党日本経済再生本部(本部長・稲田朋美政調会長)は11日、党本部で勉強会を開いたが、開始時点で出席者はわずか4人。途中から顔を出す議員もいたが、終了時点では2人に減るありさまだった。党本部で最も広い部屋で行われた会合では、有識者から経済状況に関するヒアリングが実施された。しかし、議員らは気もそぞろの様子で、議論らしい議論は行われずじまい。机には出席者に用意されたオレンジジュースが大量に残された。政調幹部は『誰に向かって話しているのか分からなかった。皆どこに行ってしまったのか』と困惑していた」

◆安倍晋三首相の突然の「解散・総選挙の断行」は、文字通り「意表を突く奇襲攻撃」である。「敵を欺くには、味方から」と言われるように、作戦が敵に知られないようにするには、味方から欺かなくてはならない。

 だが、今回の「解散・総選挙の断行」は、11月19日解散、12月2日公示、14日投開票というタイムスケジュール的に切迫しているので、敵も味方も、準備する時間は、極めて少ない。、だから、自民・公明連立与党にとって、有利かと言えば、必ずしもそうとは言えない。

連立与党側は、「野党は、1つにまとまっておらず、統一戦線を組む時間的余裕はない」と見て、侮っているけれど、野党各党は、「非自民」「非自民・公明」という極めて大雑把な旗印で結集すれば、一気呵成に態勢を整えることは可能だ。

この点、小沢一郎代表は、かなり早い時期から、秘密工作を進めてきているので、あとは、陣営を引き締めるために「危機感」を高めることに全力を上げていく。

◆東京・永田町、平河町一帯に「解散風」が猛威を振るい始めている最中、「原発ゼロ」を掲げて精力的に活動している細川護煕元首相と小泉純一郎元首相は11月12日、大分県内の地熱発電所を視察していた。

 産経ニュースが11月12 日午後0時59分、「【解散風】衆院選『原発問題を争点に』小泉、細川両元首相、大分で地熱発電所視察」という見出しをつけて、以下のように配信した。

 「細川護煕(もりひろ)元首相は12日、衆院解散の可能性が高まっていることについて「仮に選挙があれば、原発問題はぜひ争点にすべきだ。非常に将来に影響を及ぼすことなので」と述べた。大分県の九州電力八丁原地熱発電所を視察後、記者団の取材に応じた。
 一緒に視察した小泉純一郎元首相は『選挙があろうがなかろうが、再稼働反対運動を進めていく。ただ、選挙には関わらない』と強調。解散については『専権事項なので首相が判断すればいい』と述べた」

 総選挙は、関係ないとうそぶいているけれど、一説には、この衆院解散・総選挙を仕掛けている陰のフィクサーは、この2人という話もある。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/415.html

記事 [政治・選挙・NHK174] <維新の党>橋下氏、公明と全面対決へ 衆院選なら対立候補 「公明にやられたまま人生を終わらすことはできない」
<維新の党>橋下氏、公明と全面対決へ 衆院選なら対立候補
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141113-00000004-mai-pol
毎日新聞 11月13日(木)0時57分配信


 維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)は12日、衆院解散・総選挙があった場合、公明党と全面対決する考えを示した。公明現職がいる大阪・兵庫の6選挙区に候補を擁立する方針を示し、橋下氏自身の立候補の可能性も否定しなかった。かつての友党は態度を硬化させる一方、大阪都構想実現を目指す維新内部からは「国政に力を割いている場合でない」との声も上がる。

 「公明にやられたまま人生を終わらすことはできない。やられたらやりかえす」。橋下氏は市役所で記者団に語った。自身の立候補は「いろいろ考える」と話した上で、「立候補すれば市長投げ出しになる」との質問には「仕方がない」と答えた。

 維新(当時は日本維新の会)は前回衆院選で、大阪・兵庫の6選挙区で公明現職を支援した。大阪市議会で過半数を持たない維新にとって、都構想に対する協力との引き換えだった。しかし今年1月、都構想の区割り案絞り込みを巡り公明と決裂。橋下氏は「裏切られた」と批判した。

 橋下氏の12日の発言について、公明の市議は「橋下氏は都構想について『是々非々でいい』と言っていた。裏切られたのはこっちだ」と反発した。府議団幹部も「徹底勝負するしかない」と話した。公明は次期衆院選と来年4月の統一地方選で、自民党と選挙協力の体制を固める。

 一方、地域政党・大阪維新の会の議員の間では橋下氏の立候補について、「国政に力を割いている場合でない」(府議団幹部)、「市長がいなくなれば市議団がまとまらなくなる」(市議)と否定的な声が上がる。それでも対決にこだわる理由について、維新市議は「都構想実現には公明を説得するか首長の専決処分しかない。国政選挙で公明を痛い目に遭わせれば、交渉材料になる」と分析する。ただ、別の市議は「もし負けたらその後の統一選に悪影響だ」と語り、リスクを抱える戦略でもあることを認める。【重石岳史、山下貴史、林由紀子】



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/416.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 知らぬ間に政治資金が生活費? いつから国会議員は「さもしい連中」になったのか?〈週刊新潮〉
知らぬ間に政治資金が生活費? いつから国会議員は「さもしい連中」になったのか?〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141112-00010005-shincho-pol
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 11月12日(水)11時1分配信


 本誌が小渕優子・前経産相の「デタラメ政治資金」を暴いたのは先月中旬だった。その後、政治とカネの問題が噴出したのはご存知の通りだが、生活費のような私的支出を“浄財”で賄うケースは後を絶たない。なぜ日本の政治家は、かくもみみっちく成り果てたのか。

 ***

 次は誰に火がつくか――。臨時国会は、さながらババ抜きの様相を呈している。

 税金や寄付金からなる“浄財”で、税制上も優遇される政治資金を、あたかも小遣いの如く使い込む。そんな小渕議員が去ってなお、安倍内閣ではカネの問題がそこかしこで燻(くすぶ)っていて、中でも、

「虚偽記載の釈明をすべく、深夜に会見を開いて顰蹙を買った望月義夫環境相の報告書は“見苦しい”の一言に尽きます」(自民党関係者)

 というのだ。

「毎年、資金管理団体『青鷹会』がパーティーの収支を記載している。齟齬はないものの、その支出項目を見て唖然としました。地元の食材を中心に『静岡おでん具材』『黒はんぺん』『にじますイクラ』『富士宮やきそば』『生ロールケーキ』『しらす・桜えび』といった名目が延々と並んでいるのです」(同)

 これでは、まるで家計簿だ。うち「富士宮やきそば」だけでも、毎年の支出は20万円以上。望月事務所は、「地産地消活動として地元で生産されたものを購入の上持参し、供しております」

 と言うものの、

「食材を事細かに並べられても、書類を読む側には理解されず、かえって混乱を招きかねません」

 そう指摘するのは、税理士の浦野広明・立正大学法学部客員教授である。

「政治資金収支報告書というのは、民間企業の収支計算書と同じで、基本的に企業会計の原則に基づいて作られるべき書類です。その原則とは、読み手にとっての明瞭性、平易さの確保であり、そのためには重要性の低いものは、一つにまとめるのが肝要。パーティーであれば『飲食代』で十分のはずです。ここまで細々と書かれると、何か不適切な使途が紛れ込んでいて、それをカムフラージュするために仕立てているのでは、と疑ってしまいます」

 小渕議員のケースでは、明治座や東京ドームといった施設に後援者を集めることが“政治活動”にあたるのか、との疑問が付いて回った。その点、心当たりのある議員は少なからずいるはずで、例えば、きたる20年東京五輪の準備に余念のない橋本聖子参院議員。

 後援会の報告書には「ツアー」名目で、2011年に約17万円、12年に約10万円の収支が記載され、備考欄に「門別競馬場」とあった。

「これは『橋本聖子と行くホッカイドウ競馬バスツアー』という行事で、参加者は実際に馬券を買ってレースを観戦。ジンギスカンに舌鼓を打ちました」(自民党北海道連関係者)

 公営競技とはいえ、選挙区の有権者を賭け事に誘って“政治活動”とは恐れ入る。

 橋本議員の後援会はもう一つ、きわめて“私的色彩”の強いイベントを計上している。毎年末に催される「姉弟サンタのクリスマス会」なる会合である。

「会場は例年、都内のホテルです。議員が挨拶する横で、お子さんらがサンタに扮してはしゃぎ回っている。壇上には“○○サンタすくすく”などと書かれた看板が掛かっており、つまりは子どもたちのためのクリスマス会を、政治資金パーティーの体裁で開いている形になるわけです」(同)

 まさに公私混同のお手本と言えよう。

 橋本事務所いわく、

「競馬は馬事文化の継承、競馬場を核とした雇用の創出、ホースセラピーに代表される福祉・教育施策などの充実など重要な役割を有しています。『クリスマス会』の参加者は、橋本の子供の幼い頃を知る方も多く、話の中にはその成長ぶりや子育ての苦労、工夫を盛り込むようにしています」

 だそうだ。

■椎茸からさくらんぼまで
 その橋本議員と同じく、かつて選挙戦で自民党が目玉と位置づけたのが、三原じゅん子参院議員。お二人は同じ1964年の生まれ、“不適切支出”でもしのぎを削っているようで、

「資金管理団体である『三原じゅん子後援会』は、11年に事務所費として『神棚設置工事』費用の11万円余りを計上しています。さらに、自身が代表である党の『東京都参議院比例区第七十七支部』は、10年6月に『備品・消耗品費』として『車お祓い』3万円を渋谷区内の神社に奉納しているのです」(前出・党関係者)

 さすが国際B級ライセンスを持つ元カーレーサー。車への惜しみない愛が伝わってくるではないか。また、“お祓い”といえば、閣内にもこんな人が――。

「甘利明・経済財政相の資金管理団体『甘山会』は毎年、神奈川の寒川神社に3万円、そして東京・上野にある徳大寺に5万円の『祈祷代』を支払っています。徳大寺には山本勘助や前田利家ら武将が帰依していたことで知られる摩利支天が祀られていて、総選挙の直前には、必勝祈願ということでしょうか、ここで改めて祈祷を受けているのが、報告書からもわかります」(全国紙社会部記者)

 大臣の先祖も甲斐武田氏の重臣だったというから、何とはなしに腑に落ちる。徳大寺に尋ねると、

「国家安泰の守護神として見えない力で守ってくださるということでお参り頂いていると推察しています」

 付言すれば、同じ祈祷代でも10年はすべて「事務所費」扱い。翌年からはなぜか、寒川神社は事務所費、徳大寺は「組織対策費」と分けて計上しているのだ。

 この“お祓いコンビ”は、異口同音に、

「法令に従って適正に処理しています」(両事務所)

 が、そのいずれも、

「ポケットマネーから出すべきで、明らかに不適切です」

 そう呆れるのは、政治資金の問題に詳しい神戸学院大学法科大学院の上脇博之教授である。

「『甘山会』の支出項目が定まらないのは、政治資金で扱いようのないお金だからに他なりません。仮に甘利大臣や三原議員の団体に政党交付金が入っていれば、有権者が怒るのは必至です」

 さらに前出の浦野教授も、

「そもそも国民の税金が特定の宗教法人に支払われた形になれば、憲法の『信教の自由』と政教分離の原則に反している可能性もあります。それから、橋本議員の“クリスマス会”にしても、完全に私的な行事。これが政治活動であるなら、ハロウィーンだって家族旅行だって、何でも含まれてしまいますよ」

 問題の“嚆矢”となった小渕議員の場合、公開されている「所得等報告書」によれば、第1次安倍内閣で文科政務官を務めた2007年は約2008万円の給与所得と111万円の雑所得があり、戦後最年少で入閣を果たした08年は合計で2302万円、翌年も大臣職にあって2400万円。10年は1971万円。これらにTBS勤務の夫の収入が加わるにもかかわらず、日用品からお歳暮の下仁田ネギまで政治資金で賄っていたのだから、勘違いも甚だしい。

 無論、こうした行為はひとり彼女にとどまらず、現に、野党の追及を日々疎ましく思っているはずの安倍首相の側近も――。「重要課題担当」の衛藤晟一首相補佐官が、その当人である。

「彼の資金管理団体『新世紀政策研究会』は、地元・大分名産の干し椎茸を、当地の業者から定期的に購入しています。毎年3万〜35万円ほどで、支出目的は堂々と“椎茸”となっています」(官邸関係者)

 購入先の業者に聞くと、

「先生のところは300グラム弱の進物用『どんこ』(干し椎茸)をお買い上げで、値段は3000円ほどです」

 で、こちらも先の甘利大臣と同じく、10年は「交際費」で計上したかと思えば、11、12年は何と「備品・消耗品費」扱い。椎茸が“備品”とは、とんちクイズのような話である。

 衛藤事務所は、

「海外出張の持参品や、頂いたお土産の返礼で利用しています。干し椎茸は日持ちがよくストックに最適。項目は交際費が適当か、備品もどうか。検討しています」

 ことと次第では、今後のポストが遠のきそうな人もいる。現在、文科相が兼任する五輪担当相は、年内に専任職として新設される見通しで、初代に有力視されているのが、山形1区選出の遠藤利明衆院議員。彼もまた、

「12年に資金管理団体『新風会』が、選挙区内で65万円以上のさくらんぼを買い上げ、『さくらんぼ代』として計上しています」(先の官邸関係者)

 ちなみに前年の11年には「さくらんぼ代」は見当たらず、代わりに「贈答季節挨拶」として75万円余り、また10年は単に「季節の挨拶」として実に131万円の出費がある。これらの支出先を照合すると、大半がさくらんぼ農家であると判明。ある農家が言うには、

「もう10年ほどになりますか、秘書の方が直接注文しに来て、都内を中心に発送しています。さくらんぼは6月初めからが季節ですが、先生の買う『佐藤錦』の旬は、6月下旬と短い。価格は500グラムで1850円ほどですね」

 毎年シーズンには泥棒まで現れる高級ブランドを、気前よく振舞っているわけだ。再び浦野教授が言う。

「選挙区の有権者である業者から繰り返し野菜や果物を買い上げているのですから、公選法の第221条“買収及び利害誘導罪”に触れるおそれもあります。『備品・消耗品費』だなんて、報告書がデタラメである何よりの証左でしょう」

 すでに国会では、野党に疑惑が跳ね返る“ブーメラン現象”が多発している。

 先ごろ民主党の枝野幸男幹事長が報告書の記載ミスで追及されたばかりだが、例えば同じく閣僚経験者である安住淳・元財務相などは、資金管理団体「淳風会」が渉外費として10年暮れに6万5000円、12年には春秋の2回計12万円余りの「会食費」を、都内カラオケチェーン店に支払っている。そんなに歌いたければ、自腹で行くに限る。

 また、かつて本誌で、

〈政治資金で防刃チョッキを買っていた〉

 と報じた山本太郎参院議員も、総選挙の前日にあたる12年12月15日、およそ政治活動とは無縁である「薪代」2万円と「テント設営費」2万3300円を支払っていた。

■「性善説」の限界
 与野党問わず、こうした所業がまかり通るのは、

「政治資金規正法が、不正が行われないよう“規制”するのでなく、人は正しく改められるという理念で“規正”する法律だからです」

 と言うのは、政治アナリストの伊藤惇夫氏である。

「つまり、性善説に立っているので細かい罰則も設けられず、収支に誤りがあっても、報告書の監査役である税理士や弁護士はお咎めなし。会計責任者のクビを切ってしまえば、議員が罪に問われることもない。毎年、報告書の提出締切りが近づくと、議員会館で領収書集めに走り回る秘書の姿を見かけますが、普段からお金の管理ができていれば、そんなことにはなりません」

 そうした性善説が、諸刃の剣となるのは明らかで、政治評論家の浅川博忠氏も、

「各自の倫理観に委ねられ、自浄能力も働きようがない法律だから、世間をなめた報告書が出てくるのです」

 そう嘆きつつ、

「“田中金脈問題”を受けて三木内閣の時、企業献金に上限が設けられました。平成に入ると中選挙区制が廃止され、小選挙区制になって党内の戦いがなくなった。選挙において、議員個人が必要とする手間や費用が省かれていったのです」

 派閥のトップがゼネコンから億のカネを集める時代は幕を閉じ、さらに94年、政党助成法が成立する。

「大きなカネが流れなくなった分、議員の収入は税金で補償されるようになった。競争がなくカネの心配もないため、その資質は段々と小粒になっていき、おのずと秘書も小粒に。そこから、法の網目を縫って数万単位のはした金をちょろまかす、せこい風潮が横行し出したのです。これを機に、抜本的な防止策を打ち立てるべきです。性悪説に転じ、公選法のように細かく、かつ連座制で議員もペナルティーを受けるような規程を盛り込む必要があります」(同)

 でなければ、生活費への流用など、歯止めがきかないというのだ。

「“井戸塀政治家”と言うように、議員とは本来、真面目に務めれば、持ち出しばかりで蓄えが減る一方の職業です。それが今や、大して働かないまま貯金だけが増えていく。結果、しみったれた政治家で溢れているのが現状です」(政治ジャーナリストの山村明義氏)

“選良”が聞いて呆れるではないか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/417.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 「アンカー」解散総選挙へのシナリオ&マンガのような北京APECと日中首脳会談(ぼやきくっくり)
消費増税の延期を掲げて解散を狙う安倍首相。
海江田牧場長の民主は何がテーマでしょう?
「中韓への謝罪」?「外国人の人権」?
安倍潰しが社是の朝日新聞は、小泉政権と異なり、全力で反自民キャンペーン?
「風」はどう吹くか?

https://www.youtube.com/watch?v=ND2QSRR1aj8
https://www.youtube.com/watch?v=tNjawxIdn2w
https://www.youtube.com/watch?v=fMlqCf86Puc

ぼやきくっくりから
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1641.html#sequel


■11/12放送 関西テレビ「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”

風雲急を告げる解散・総選挙…増税先送りで決断か?▽2年半ぶり日中会談、笑顔なき両首脳の思惑&真相を青山がズバリ

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 テレビ欄は上記のようになっていましたが、今週のズバリのコーナーは、前半が解散総選挙、後半が北京APECと日中首脳会談です。

 先週の青山さんのご指摘通り、年内の解散総選挙が現実味を帯びてきました。っていうか、もうほとんど確定みたいです。
 あと、日中首脳会談、実は直前の交渉で中国側は「握手やめたい」と言ってきたんだそう。子供か!(-.-#)

 前半のキーワードは『センキョノミクス』。
 後半のキーワードは『すべてマンガのよう』。

 間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。

※引用転載はご自由に。連絡不要です。但し誤字などに後日気づいて修正をすることが多々ありますので、必ずこちらのURLを添えておいて下さい。
※画像を利用される方は、直リンクでなく必ずお持ち帰り下さい。当方のサーバーへの負荷軽減のためご協力のほど宜しくお願いいたします。「直リンク」の意味が分からない方はこちらをご覧下さい。現在、直リンクされても画像が表示されない措置をとらせていただいています。


 内容紹介ここから____________________________
 
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※“解散風”強まる 来月14日投開票へ…のストレートニュースのあと

岡安譲
「さて、今のVTRにあった解散総選挙についてはこのあと、青山さんに“ニュースDEズバリ”でたっぷりとお話ししていただきます」

青山繁晴
「はい。えー、皆さん、まだ先週ですから」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「あの、ご記憶だと思うんですけれども、先週のこのコーナーで、年内解散ってことを、まあいわばはっきり打ち出しまして、それからたった1週間しか経ってないんですけど」

岡安譲
「そこから一気でしたねえ」

青山繁晴
「もう世の中、もう選挙一色ムードみたいになってきましたけれども。まあ正確に、もう一回たどるとですね、その先週の水曜日のこのコーナーで、ま、あとでもう一度詳しくお話ししますけど、僕の意見、という形で、ま、官邸、総理が、解散総選挙を、決心してると、いう趣旨の話をしました。で、そのあと、金曜日に、先週の金曜日に、今のニュースにもあった通り、安倍さんと、公明党の山口代表がお会いになって、その時に安倍さんから、実は、消費増税を延期しますと。で、ついては、国民にその上で意見を聞くので、解散したいってことを、実は先週金曜日の段階で、はっきり、山口さんに伝えて、で、山口さんはすぐに動いて、支持母体にも連絡をした。それが伝わったので、日曜日の、朝の読売新聞の一面トップで、年内解散と、いうことが出て、で、読売新聞と、まあ安倍政権との距離の近さからして、本当じゃなかって各社がわーっと動いて、今日に至ったと、いうのがまあ、本当のところなんですよね。で、その上で、ただ今朝の朝刊を見ますと、12月14日の選挙なのか、21日の選挙なのか分かれていたりするんですが、ま、そういうことも含めて、本当はどうなってるかっていうことを、このあと皆さんと一緒に考え、そして総選挙っていうのは何より私たちの、1票の力を行使できる、まあ、一番大事な機会ですから」

岡安譲
「そうですね、ええ」

青山繁晴
「その参考にしていただくための今日はコーナーです。で、その上で、キーワード、最初のキーワードは、実はこれなんです(フリップ出す)」

141112-02key.jpg

岡安譲
「ほう。『センキョノミクス』(笑)」

青山繁晴
「はい。こんな言葉作っちゃいましたが、要は、この、突然の解散総選挙の、争点っていうか眼目は、アベノミクスをやめるのか続けるのかっていうことであって、逆に言うとアベノミクスがやはり今、壁にぶつかりつつあって、それを選挙で突破したい。経済政策をやるために、総選挙で突破するって話は、あまり聞いたことがない、行われたことがありませんから、いわば、選挙で経済政策を作ろうとする、センキョノミクスみたいなもので」

岡安譲
「ああ、そういう意味なんですね。ええ、ええ」

青山繁晴
「で、さあそれが、私たちにとってどういう意味を持つのかっていうのを、えー、このあと、皆さんと一緒に考えたいと思います」

岡安譲
「はい。コマーシャルのあと、青山さんの解説です」

(いったんCM)

岡安譲
「先週水曜の段階ではまだ凪のような状態だったこの解散総選挙の話なんですが、このコーナーのあとで一気にこの風が強まってきたともいえます。さあ、どんな政治日程になるんでしょうか。青山さん、よろしくお願いします」

堀田篤
「お願いします」

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青山繁晴
「はい。まず、先週何をお話ししたかっていうのを一瞬、フェアに振り返りたいと思うんですけども、出して下さい」

村西利恵
「VTRです」

 …………………………VTR開始…………………………

先週(11月5日)放送

青山繁晴
「これ最後に見て下さい」

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中島めぐみ
「『消費税10%延期』を決断した上で、11月解散、12月総選挙、年内組閣。第3次安倍内閣発足かと」

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青山繁晴
「これ『か』と書きましたが、安倍内閣、(年内に)第3次安倍内閣発足すべきだと、意見を申しました。まず、(消費税率)10%は延期すべきです。…」

 …………………………VTR終了…………………………

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青山繁晴
「はい。あの、今の話の最後に、その、消費再増税は延期すべきですということを、あの、申しましたけど、まさしくそれが、今回の、解散総選挙のいわばきっかけ、動機なんですよね。何のために解散するかっていうことですね。で、これあの、先週の報告、あの、内容なんですけども、この次をちょっと出してくれますか」

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村西利恵
「いま解散総選挙をやる理由というのは、『10%延期』の消費税増税法の改正には、政治的エネルギー(国民力)が必要だから」

青山繁晴
「はい。あの、まずこの前提として、えー、今年春に、4月に、消費税を5%から8%に上げてみたら、予想以上に経済へのダメージがあって、このまま10%にしますよってことを決めてしまったりしたら、もうデフレ脱却が、できなくなると。デフレ脱却ができなくなるだけじゃなくてですね、これ本当は、そもそもたとえば、アベノミクスの第1の矢で、金融緩和、異次元の金融緩和っていうのをやって、為替の水準をまともに、していったと。そういうことまで全部否定される、ことにもなりますから、そうすると日本経済立て直す術がなくなって、日本だけじゃなくて、アジア、世界の経済が、いわば立ち直れなくなっていくと、いうことを考えると、まずこの、増税延期を、やっぱり決断しなきゃいけない。ところがですね、ここに出てる通り、これは当時、首相を送り出してた民主党と、それから野党時代の自民党と公明党が、その、民自公の、3党合意っていう、まあ異例の、合意をしてですね、この来年の、10%まで決めてしまってたわけですから」

村西利恵
「そうでしたね」

青山繁晴
「それを改正するには、はい、しょうがありませんじゃなくて、やっぱり、国民に訊かなきゃいけない。国民がそれを支持して下さったら、法改正のエネルギーが出るということで、今回解散するということなんですよね。で、これ、やっぱり今回の解散そのものが正しいのか、そして私たち主権者がそれぞれの考えに基づいて、どう投票行動すべきなのかを考えるためには、もう一度ですね、そもそもの根っこの、その、再増税ってことが、一体どういうことなのかってことを、考えるべきだと思います。えー、実は僕は、この解散の話の前に、こう申しておりました。はい、出して下さい」

村西利恵
「はい、これもVTRです」

 …………………………VTR開始…………………………

去年11月の放送では…(去年11月6日放送)

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村西利恵
「2度も増税すると、やりたい政策ができない」

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青山繁晴
「はい。これはいわば本音中の本音だと思うんですが。要はその消費増税のために、第2次安倍政権できたんじゃないから、(中略)同じ内閣で2度増税して、しかも、2度目は1割に、(中略)それをやると他のこと(政策)はできなくなってしまうと…」

ことし8月の放送でも…(ことし8月6日放送)

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青山繁晴
「これ僕の責任で断言しますが、安倍さん本人は(増税)やりたくない。1内閣で2回増税なんていう、そういう、その、おごったことをやっちゃいけないっていう考え方をずっと安倍さんは持ってる」

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 …………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。えー、ですから去年の11月、去年の秋の段階だからもう、ちょうど1年前ですね(一同同意)。1年前から、もう再増税はしないと、しないんじゃなくて延期すると、少なくともこの春、上げてから、3年ぐらいあとに、1年半じゃなくて3年ぐらいあとに延期するってことを、安倍さんはすでに、そこで固めていて、で、それを実現するためにはどうしたらいいかっていう、こう、道筋があったってことなんですね。で、じゃあその、再増税延期は実は1年前から決めていましたが、解散自体はいつ決めたのかというと、はい、これです」

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村西利恵
「それが、10月27日の週の初め」

青山繁晴
「どうして僕がこれを断言できるかというと、これがあったからです。出して下さい」

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村西利恵
「政権中枢が青山さんに『意見を聴きたい』と言ってきた」

青山繁晴
「はい。これ、えー、10月27日の週の中です。何日かはちょっと申せないんですね。それと、これたまたまシルエットお1人ですけど、もちろん1人じゃありません。但し、複数で同時に会ったんじゃなくて、個別に、しかもおそらくこの政権中枢、の中で連絡がそうあったわけじゃないと思うんですが、いずれも重なってですね、この週に、実は安倍総理は、すでに再増税延期は決断してると。それは青山さん、も分かってますよね、はい分かってますって言ったら、その上で、それをやるからには、解散総選挙を、年内に、やる、決断を、してますと。決心、いや決断じゃない、ごめんなさい、正確に言います、決心をしてますと。その上で、その、自由な民間人としてのあなたの意見を聴きたいと、言われたんで、僕としては、そもそも国民の声をもっと聴くべきだと、私たちの意見を直接反映できる、機会を作るべきだっていうのが僕の持論でもありますし、それから、消費再増税反対ってこともずっと安倍総理にも申してきましたから、その意味では賛成ですと、いうことをお話ししたんで、えー、その時に政権中枢たちから、自分たちが、その、こういうふうに言ってきたってことは、えー、この、つまり先週の『アンカー』の段階では、言わないでねと」

村西利恵
「なるほど(一同笑&ざわ)。口止めされている状態だった…(ざわ)」

青山繁晴
「みんなもちろん東京なんですけど、総理官邸だから。あの、『アンカー』よくご覧になっててですね」

村西利恵
「どうやってご覧になってるんでしょうね」

青山繁晴
「ま、口止め、口止めされると僕は絶対それに刃向かいますけど、そうじゃなくてこれは情報源との信頼関係からして、要するに、この人(シルエットの人物示して)が情報源なんだと。安倍さんの考えはそうやって、あの、民間人に漏らしたんだということになってはいけない。それはたとえば僕は裁判を受けても、あるいは爪を剥がされて拷問されても、絶対に情報源ってのは言わないんですよ。これは情報を扱う、私たちのイロハのイなんですけれども、その約束で、その、えー、先週の『アンカー』の段階では、青山さんの意見として、っていうか僕は、僕の意見を言いますよと。それをあなたに止める、権利はありませんからと言ったら、それは認めますと。だから意見として実は、『アンカー』で申したわけです。で、こういうこと全部踏まえてですね、したがっ…踏まえますと、実は、かなり前から決まってたんだなってことが、今、視聴者、国民の方々に分かっていただいたと思うんですよ。したがってですね、日程ももうずいぶん踏み込んで、かなり決まってるんです。はい、それを出しましょう」

村西利恵
「来週17日月曜以降のスケジュールです。この17日、この日に安倍総理が帰ってきます」

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青山繁晴
「はい。で、えー、まずですね、今までの一般的な報道だと、その、安倍さんが、消費再増税をするかしないか決めるっていうのは、このGDP、成長率の、えー、数字を見てからだっていうのは、それは言われてたけど、でも、どっちかというと11月の速報値じゃなくて、12月に出される、ここに出てないですけど、12月に出ることになってる、改定値ってやつですね(一同同意)。つまり、もっといろんな要素をちゃんと入れた、それを見てから、12月に決断っていう話をずっと、一般的には報道されてきたんですが、違うんです。えー、もうこの速報値で、決めてしまう。堀田さん、それどうしてだと思います?」

堀田篤
「できるだけ早く解散したいってことですか?」

青山繁晴
「うーん、それもありますけど、もっと根本的な理由。…はい、打ち合わせなしでやってますから」

堀田篤
「何だ?」

青山繁晴
「すみません、考える時間がなくて申し訳ないんだけど」

堀田篤
「すみません、答えられない…(苦笑)」

青山繁晴
「これは、つまり、それぐらい、このGDPの様子が悪いってことです」

堀田篤
「ああー」

青山繁晴
「つまり、改定値を待つまでもない、それだったら微妙な数字だったら改定値をちゃんと入れて、もっと、その、数字を確かめましょうってことだけど、そんなことする必要もないぐらい悪いんで、もう、ここで、えー、安倍さんとしては、増税延期と、いうことを発表する、段取りが整うことになるわけです。で、それがあるからですね、この、今、えー、今、っていうか、今やってるっていうか、始まった、この45人の有識者に意見を聴くって点検会合の、最後の日に、内閣参与の本田さんが登場するわけです。で、本田さんは、あの、ずっとはっきりものをおっしゃってて、えー、この再増税ってことを今のタイミングでやってしまうと、まさしく、さっき僕も申しましたけれど、デフレ脱却できなくなるだけじゃなくて、その、いろんな経済政策が、とれなくなってしまうと、いうことをずっとはっきりおっしゃってるんで、最終日にその本田さんが意見を言われる、ま、他の方々、違う意見と同時におっしゃる。ね。で、このあとどうなるかというとですね、これあの、国会を解散してしまうと、その大事な法案が廃案になりますから(一同同意)、当然そこは批判を受ける。ね。で、したがって、さっきのニュースであった、その、自公の、幹部が集まって話してたっていうのはですね、要するに法案の選り分けなんですよ。これはもうあきらめましょう、これはどうしてもやりましょうって選り分けをやってたんで、さっきの自民党の佐藤国対委員長が、解散想定してないからって言ったのは真っ赤な嘘(一同ざわ)」

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青山繁晴
「そうじゃなくて想定してるから、もう選別したんですよ。そうは言えないからああやって嘘を言ってただけであって、最低限、この地方創生関連2法案だけはどうしても成立させないと、地方軽視っていうことになると、それは選挙にも直接影響するから、これだけは通さなきゃいけない。で、与党は19日水曜日に、普通でいったら通るってことになってるわけですよ。与党側から見たら。これ、野党がどうするかですけども、抵抗した場合はこれがずれ込む。ずれ込んでもですね、もうどんな無理をしてでも、21日金曜日までにはこれを通して、そして延期を決断ってことは、国民に安倍総理が記者会見をして、消費再増税は延期しますと。で、その時に、国際社会の、信任を保つために、つまり日本は、財政再建をあきらめたわけじゃありませんよっていうことを示すために、その、ずるずる延期じゃなくて、2017年4月に延期しますと。つまりそれまでにデフレ脱却、やらなきゃいけないって重い荷物を背負うんですけど、今の段階ではそういう原稿を、総理は用意されつつあります」

一同
「はあー」

青山繁晴
「だから、この週にそういう記者会見行われた上で、衆議院を解散すると。で、この通り行くと、次に、公示と投開票がどうなるかですけど、これも今朝の新聞、2つに分かれてて、14日説と、21日説があるんですね、投開票。ところがですね、これ、政治のヒントっていうのは、政治って必ずくり返すんですよ。で、この第2次安倍政権について言うとですね、思い出していただくと、この政権ができた2012年、12月16日に、投開票をやったんです(一同同意)。それでも、年末ぎりぎりの12月26日に、26日から28日まで、12月の、特別国会、つまり総選挙のあとに必ずやらなきゃいけない特別国会を開いて、今の内閣が成立したんです。ということはですよ、21日(投開票)だと、もう年内組閣はできないんですよ」

岡安譲
「確かに…(一同ざわ)。年を越えちゃいますね」

青山繁晴
「はい。14日でないと間に合わない」

堀田篤
「ああー、そうか」

青山繁晴
「で、年を越したくないっていうのは、どうしてかというとですね、その、これは野党の追及にもある通り、問題閣僚をたくさん抱えてる体制を、年内に真っさらにし直して、年、明けて、1月の通常国会から、まともな論戦やりたいっていうのが、あの、安倍さんや菅さんの本心だから、したがって、本心はここで、これで(14日投開票で)行きたいと。だからそれが、それを野党が、どう見るかですよね。で、その上でですね、これやがて、公示に、特に公示になってしまったりしたら、その、選挙の結果がこうなるってことは絶対言えませんから」

岡安譲
「もちろん、それは報道できませんからね」

青山繁晴
「僕はこの生放送で打ち合わせなしでもう好きなこと言ってますけれど(一同笑)、でもこれは、いわばリーガルマインド、法を守る精神からしても絶対それ言えなくなるんで、今のうちに(笑)」

岡安譲
「今のうちに…(笑)」

青山繁晴
「お話ししておきますが、じゃあその総選挙やったらどうなるのか。こうです」

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村西利恵
「気になる結果、青山さんの見立てでは、議席を減らすはずの自民党は、消費税10%延期を掲げて、善戦するのではないか。野党第1党の民主党は、3党合意を貫き、増税を掲げれば大苦戦(一同ざわ)」

青山繁晴
「これがですね、あの、一番肝心要のところで、まず、ここに書いてある通り、議席を減らすはずっていうのは、安倍さんも、官房長官の菅さんも、実際に、水面下ではそういう言葉があります。やっぱり減るだろうねと。それはですね、この、日本の有権者ってすごい健全な感覚を持ってて、こう、振り子なんですよね。あの、イチローじゃないんですけど、振り子、振り子打法じゃなくて、振り子投票法なんですよ」

岡安譲
「それはどういうことでしょうか」

青山繁晴
「つまり前回大勝ちした政党は、次には厳しい判断をして、で、また次の振り子、常にこうやってバランスを、本当に僕は賢いと思いますよ。で、あの民主党政権の3年は何だったかっていう話をよく聞くけど、自民党政権が酷すぎたから、国民は、振り子を振って、あえて民主党にやらせてみた。すると民主党は未経験なこともあってですね、ま、失敗をたくさんくり返した。でもその中でも尖閣を、ちゃんと国有化したり、いいこともやってるんですけれども、まあいずれにしても、その、全体的には、福島原子力災害の対応も含めて目茶苦茶だったから、2012年の前回選挙では、自民党が圧勝したんですよね」

岡安譲
「またそれ振り子になったわけですね」

青山繁晴
「はい。だから今度、振り子が元に戻って行くから、その、強気の安倍さんといえども、あるいは戦略家の菅さんもいずれも、減らすと思ってるわけですよ。で、これ減らす中には今度、定数が5減るんで、衆議院は、その分もまあ、あるんですけれども、ところがですね、もし民主党が、この、自民党と公明党は延期って言ったけど、3党合意はちゃんと貫けと、増税予定通りやれと、ね、そのままやったりするとですね、これは自民党は自然に、大善戦っていうか、あの、僕は実際、増えることだってあると思います」

岡安譲
「ああー、そうですか」

青山繁晴
「民主党が、これを言えばですよ?(一同ざわ)。今、視聴者の方から、民主党にそんなヒントを言っていいのかと、いう声が、聞こえそうですけど(一同笑)」

村西利恵
「ヒント(笑)」

青山繁晴
「僕が言わなくてもですね、たとえば今日の僕の個人ブログに、その、一般の方から、まぁまことに的確な書き込みがあってですね。青山さん、民主党はもう、この消費税についてこのまま増税しろじゃなくて、延期じゃなくて中止にしろっていう声が、民主党の中から出てるようですよと。ね」

岡安譲
「ほうー」

青山繁晴
「いや、あの、立派な書き込みだと思うんですよ。あの、匿名の書き込みっていうかハンドルネームの書き込みですけどね。それは実際、僕の知り合いの民主党の中にも、僕に電話さっそくしてこられて、あの、自民党と公明党が延期って言うんだったら、こっち中止にしたらすごい有利だよねと。ね。で、まあ僕の反応なんかも窺いながら、やってるんですが。まあ、それはしかし本当は大義に反するっていうか、あの、大義に反するっていうより、民主党の中の、野田元総理、ね、野田さんはおそらく、あの人はこう、貫きたい性格ってこともあって、あの、海江田さん、もしこれやろうとしたらそこでぶつかってくると思うんですよ。ということは民主党はかなりバラバラな状態に、ならざるを得ないんじゃないかと」

岡安譲
「分裂してしまう可能性がありますね」

青山繁晴
「はい。あの、実質的にですね。で、海江田さんがすごい強いリーダーシップのリーダーだったら違うけど、海江田さんは、幸か不幸か、残念ながらそういう人じゃない。これはもう時間ないですけれど、僕は一番びっくりしたのは、この、民主党政権の時に、福島原子力、第一原発に作業員以外で初めて入りまして、吉田所長が許可して下さって、『アンカー』でもやりましたけれども。そのあと国会に呼ばれて、中は本当はどうだったかって話を、この国会で証言してる時に(書き起こしこちら)、ちょうど今の、村西キャスターぐらいの、だからすぐここに、東電の当時の清水社長がいて、ここ(清水社長の隣り)が海江田さんだったんですよ、経産大臣の。そしたらですね、その海江田さんがぶつぶつおっしゃってるから、まあ長い付き合いなんで、思わず顔見たらですね、俺だけが悪いんじゃないよ、俺を責めるんじゃないよって、ずーっとぶつぶつ、国会の、最中におっしゃってるんですよ」

村西利恵
「えっ、声に出して、おっしゃってるんですか?」

青山繁晴
「声に出して。いや、だから、あの、僕には聞こえますよ。で、菅総理にはたぶん聞こえてないんじゃないかと思うんですが。全然、海江田経産大臣のことなんか非難してないのに、もう、そういう、被害者意識が出ちゃうと。だから、とても、こう、純な人ではあるけれども、あの、大胆なことを、党内の反論を押し切ってできる人じゃないから。そうすると民主党はやっぱりかなり苦しい戦いになるんじゃないでしょうか。そうすると予想されるのはこれです」

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村西利恵
「結果として第3次安倍内閣が年内に発足へ。問題大臣を一掃して、国民力を手に入れた安定政権を狙う」

青山繁晴
「はい。あくまで狙う、ですよね。で、こういう与党の狙いに対して当然批判はあります。はい、出して下さい」

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村西利恵
「きのう(11月11日)、民主党の川端国対委員長は、『全てをリセットしたいという、ご都合主義の、身勝手な大義なき解散になる』と話しました」

青山繁晴
「あの、今朝の新聞各紙でも、たとえば朝日新聞などは、もう、もちろん、もちろんっていうか、こういう立場で、要するにこの解散には大義がないんじゃないかっていうこと、あの、論調も、展開してますよね。で、これは野党の主張として当然、あり得る批判ですし、よく理解できますが、その上でですね、なぜか、あの、今のところメディアに全然出てこない、懸念材料ありますよね。それは何かというと、これです」

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村西利恵
「これで、拉致問題の解決がさらに遅れることになるのではないか」

青山繁晴
「あの、菅官房長官の、あのいい加減な会見の言葉を思い出して下さい。常識的に言えば年内に北朝鮮が回答するんじゃないですかと。ね。僕、この言葉自体おかしいと思いますよ。常識的に、北朝鮮がそうするんじゃないかって言ってる場合じゃなくて、当然日本側から期限を切って、たとえば年内なら年内に、その再調査なるものの、特に、拉致被害者の方々、特定失踪者を含めた、拉致の被害に遭われた方について、生きてる方々について、ちゃんと報告しなさいってことを日本が言うべきなんで」

岡安譲
「おっしゃる通りです」

青山繁晴
「常識的に言ったら北朝鮮はそうしてくれるんじゃないかってこと自体が、これは実は、安倍内閣の、その拉致への取り組みが、緩くなってるということだと思うんですよ。でもその常識的には年内って言ったのも、これでもう、解散でお終いですよね。その、北朝鮮は当然、選挙のあとの安倍政権がどうなるかっていうのを当然見ますから、年内などに報告してくるわけがない。もし報告してくるなら、それはあくまで攪乱情報ですよ(一同同意)。で、これは、これも私たちの考えどころにやっぱりなってしまうんですけど、じゃあ解散総選挙の結果、北朝鮮がやっぱり、日本に対して、まともに、拉致被害者返さなきゃいけないなと、思うような、政治の安定は、その、どっちが勝つということよりもですね、政治の安定、その、ちゃんと論戦もできる、それから拉致事件のように立場の違い乗り越えなきゃいけないとこは乗り越えられる、そういう国会、もうスキャンダル追及だけじゃなくて、そういう国会に、した方がいいっていう意見はたとえば1つはあると思います」

岡安譲
「はい」

青山繁晴
「ですから、この大義なき解散って批判は当然、今、起きてますけれども、さらに僕たちは、この、政治家はどうしてもこう、拉致事件よりも、その、本当は野党も含めて自分たちの身勝手な都合を考えがちだから、安倍政権といえども、官房長官の会見にみられるようにそんなことがありますから、僕ら国民は絶対に拉致被害者を、見捨てない、あきらめないので、こういうことも念頭に入れていただきたい。さあその上でですね、その安倍総理は本当は、解散を決断した上で、さっき申しましたね、10月のあの週に、もう決めてたんですから、解散を決心した上で、行ったのが、ここでした」

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村西利恵
「北京でのAPEC、アジア太平洋経済協力会議はきのう(11月11日)閉幕しました」

青山繁晴
「はい。このAPECで、まあ非常に、珍なる光景も、たくさん見られて」

岡安譲
「珍なる光景(笑)」

青山繁晴
「まあこんなAPEC、僕、経済記者の時代から見たことないですけれども、えー、それを後半、お話ししたいんですが、キーワードはこれです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここで後半に向けてのズバリキーワードは、『すべてマンガのよう』。北京でのAPECのどんなところがマンガのようだったのか。このあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

岡安譲
「北京で行われたAPEC、青山さんは『すべてマンガのよう』というふうにおっしゃいました。何となく分かる気もします(笑)、青山さん」

青山繁晴
「実は僕もマンガは大好きなんで、あの、もうぼろぼろになるぐらい、すり切れるまで読んだマンガもたくさんありますから」

岡安譲
「ええ、ええ」

青山繁晴
「だからマンガのようってほんとは言いたくなかったんだけれども、しかし、そのAPECって本来、地道な経済会議なんで、それをあんまりにも演出が酷すぎるでしょうって意味なんですね」

岡安譲
「ショーアップしすぎですよね」

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青山繁晴
「これ見ていただくとですね、皆さんあの、ご覧になったと思うんですが、まずこの赤色のLEDで、この、中国共産党の手のひらのように、これを作ってですよ、そこをこの静々(しずしず)と、各国首脳がやって来るんですけど、えー、その演出自体が異常な上にですね(一同同意&ざわ)。ね。経済会議で何でこんなことやんなきゃいけないのかって上に、その車っていうのが、まあ、中国の全く実用性のない、大きいだけの自動車。つまり性能も燃費もほとんど考えない、つまり、偉い人だけ乗せて、こう見せつけるだけの車っていうのに各国首脳を乗せてですよ、で、さらにこの周りで、北京オリンピック思い出していただくと、少数民族の人に、まあ踊りを踊らせて、中国はその、内部の問題はないんだと、いうことを北京オリンピックもやりましたよね、2008年の。それと同じことを、経済会議でやりますか?と。ね。で、その結果、その、どういうことが実際に、この経済会議の成果として出たかというと、それがこれなんですよ。はい、出して下さい」

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村西利恵
「首脳宣言で、『FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)を、早期に実現する』と明記されました」

青山繁晴
「はい。このFATTPって言葉はまだ馴染みあんまりないと思うんですけど、要するに、TPPっていう交渉を、僕自身も、今も反対ですし、賛否両論あるけれども、でも、交渉を苦しみながらもですね、その、日本・アメリカを中心にした新しい貿易圏を作ろうという動きになってて、中国は、それをずっと気にしててですね、その、もっと大きいやつを作ろうと、いうことを言ってるわけですよ。その、アジア太平洋、全部入れちゃって、要するに、中国は、さっきのニュース(トップニュースで伝えた)にあった通り、アメリカと手を組んで、もう日本をはじき出して、こういう貿易圏作ろうみたいなことを言ってるんですよ。日本をはじき出せるわけはないんですよ、日本の経済力を考えたら。で、今回は、この習近平さん、本来の目標っていうのはですね、このFTAAPってやつを、いつまでに作るかっていうことを、明示するってのが目的だった。でも安倍さんも、これはオバマさんも、はっきり反対したので、結局、早期に実現っていうね、これ何も決まってないのと同じですよ」

岡安譲
「ええ(笑)」

青山繁晴
「で、それを習近平さんは、その、自分の言葉では、ロードマップができたと言ったけど(一同笑)、ロードマップっていうのは、その、いつまでに作りますという工程のことを言うんで、早期実現ってのは、ロードマップじゃなくて、ロード、道も、マップ、地図もありませんっていうことなんですよ。だからこれだけ大騒ぎしたけれども、中国は何も手にできてないんですよ。で、裏で何を手にしたいかというと、とにかく、お金がほしいんですよ。つまり外国からの投資がほしい。中国経済、今、非常に際どい状況だから、外国からの投資、特に日本のような良質な投資がほしい。ところが日本の、日本からの投資はどんどん減っててですね、もう半分以下になりつつありますから、それで、皆さんご存知のこれになったわけですね。はい、出して下さい」

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村西利恵
「おととい(11月10日)、日中首脳会談が行われました」

青山繁晴
「だから、経済的には、っていうか、アベノミクスだけじゃなくて、中国共産党の支配する中国でも、やっぱり経済が、もう根っこ根っこ根っこで、経済悪かったら独裁も続けられないんですよ。だから経済上、日本のマネー、日本の資金力、日本の産業資本が必要だから、日中首脳会談をやらなきゃいけないけど、習近平さんの政権が不安定だから、これは嫌なんだっていうことをですね、マンガというよりは子供じみて、その中国共産党の内部と中国国民に見せなきゃいけなかったから、皆さんもうおなじみになったと思うんですけれども、こういう奇怪な(VTR出る)」

岡安譲
「そうそう…」

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青山繁晴
「つまりホストなのに迎えずに、待たせておいてやって来て、そして安倍さんが話しかけてるのに、途中でそっぽを向き、えー、そして、何も答えずに、そしてこの子供じみた、その、これ、作り笑顔の反対で、作りムッと表情(一同笑&ざわ)。これ日中首脳会談の直前の水面下の日中交渉で、中国側が、握手やめたいって言ったんですよ」

岡安譲
「えー」

青山繁晴
「で、日本側はびっくりして、これ本当にね、日本の外務官僚によると、心配しましたと。(習近平は)ホストですよ?」

岡安譲
「そうですね」

青山繁晴
「ホストが、こう、手を出さないで近づいて、これ中国は、それはえらいことになるんじゃないですかって言ったら、そうか、やっぱりじゃあこう握手はしなきゃいけないなと。じゃあその代わり、この、顔つきと、その、言葉は、非常に憮然としたものになりますと。それ、納得して下さいって、実は事前に言われてるんですよ、日本側が」

堀田篤
「えー、そうなんですか」

青山繁晴
「はい。で、僕は、そこまでして日本は別に日中首脳会談やる必要なかったと思うけど、それアメリカがやってくれやってくれって言われたからやったんであって、で、そういう今までの日本の政治のあり方ってのはそろそろやめるべきです。日本の自立性を考えればいいんです。しかし、話を元に戻していくとですね、やがて総選挙を経て、その、いろんな結果出るでしょうが、もしも安定政権ができれば、そしてその安定ってのは別に与党が絶対多数っていうんじゃなくて、それは安定っていうよりは独裁的政権になっちゃうから、国会の論戦とか、まともにやれるようになる。まともに批判も、その、賛成も、いずれも、かみ合わせた、新しい法律ができるようにすると。そういうことがもしできたら、どうなるかというとですね、ちょっとこういう顔出してもらえますか」

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青山繁晴
「はい。これ今の、世界の、ま、韓国ちょっと主要国っていうのは抵抗あるけども、サミットに、韓国以外は、要するにサミットに、本来、参加してもおかしくない。但し、習近平さんもともと参加できない。それから、プーチンさんは今、あの、はみ出しましたけどね(一同同意)。こういう人々考えていただくとですね、オバマさんもうレームダックです。さっき言いました通り、野党に、上院握られてしまって外交ができない大統領になっちゃってる。そして習近平さんは、この、こんな顔を演技しなきゃいけないぐらい政権基盤が弱い。プーチンさんは今、残念ながら、世界の孤児です。そして、朴槿恵大統領は韓国の中からも非常に批判が強まってます。というのは日中首脳会談やって、その、韓国の孤立がはっきりしてきましたから。そしてこのAPECの間に、韓国と中国が、貿易協定、自由貿易協定結んだことになってるけど、あれ、自動車とコメを省いてるんですよ」

岡安譲
「問題ですね」

青山繁晴
「だから韓国も何も手にできてないから、韓国の大統領、そして、再選もともとありませんから、オバマさんと同じようにもうレームダックになっていく。そうするとですね、ここで(中央に線を引く仕草)はっきり分かれちゃって、世界の主要国で安定政権って言えるのは、日独だけなんですよ」

一同
「うん…、はあ〜」

青山繁晴
「ね。場合によってはそうなる。そうするとたとえば、国連安保理の、常任理事国が、日本やドイツは敗戦国だから入れませんと言ってたのに、世界の中で安定した政治を持ち、そして経済もリードしていけるってのは、敗戦国の日独だけだってことになると、これはいよいよですね、来年、たとえば中国もロシアも、日本に戦争に勝った70周年ってことで実はもう一回反日を盛り上げようとしてるんですけど、その時に実はその、あの、反日の、ね、ターゲットになるはずの日本が、ドイツと、アジアとヨーロッパそれぞれで、アジアと欧米社会でそれぞれ唯一の安定政権になって、この2つを抜きには、政治ができない、経済はもっとできないと、いうことの、来年の前半になる可能性があるんですよ。そうすると、私たちはむしろ、その、敗戦国っていうくびきから、やっと脱出する、最初のきっかけをつかむ、総選挙になるかもしれない。これはもう個別の選挙区で、もう一回言いますが、その政党よりも、その政治家と直接話をして下さい。小選挙区は、身近に政治家がいるっていう利点がありますから、直接話をして、党派にこだわらずに、その人が、憲法改正も含めて、憲法の問題も含めて、そして憲法改正すれば本当は、拉致被害者も帰ってくる可能性は高くなる。ここはいろんなご意見あるでしょうが、そういうことも議論をして、今までにない、私たちの投票行動を示したいと、これは僕からの今日の提案です。はい」

岡安譲
「青山さん、ひとついいですか。日中首脳会談についてね、これ素人考えかもしれませんけれど、どうせだったら、やっぱり安倍総理は、たとえば尖閣だったり、中国のサンゴの密漁だったり、防空識別圏についてビシッと言ってくれるかなと思ったんですが、なかなかそれは言えない…」

青山繁晴
「あ、これは、あの、岡安キャスターが大事なことを言ってくれたんですが、その、今、岡安さん、岡安キャスターが言ったのは、その、日中首脳会談のあとの報道はそうだったんですよ。その、つまり、安倍さんは、その、中国を慮(おもんばか)って、小笠原諸島のサンゴの密漁に触れなかったと、報道したんですが、これ真っ赤な間違いなんですよね」

岡安譲
「真っ赤な間違い…」

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青山繁晴
「これ皆さんね、あの、首相官邸のホームページから印刷したものです。で、安倍さんは、その、北京での記者会見の冒頭に、こうおっしゃってます。『このところ小笠原諸島周辺で違法操業を続ける中国サンゴ船の問題など、先般の外相会談で取り上げた個別の問題について、私から』、つまり安倍さんから、『前向きな対応を求めました』、習近平さんに対して。そう言ってるんですよ。だから報道は実は、間違いなんですよ」

岡安譲
「なるほど」

青山繁晴
「で、なぜ、これが起きたかというと、日中首脳会談のあとの、外務官僚のブリーフィングに、それがなかったからです。だからこれは、私たちはよく見る必要があって、こんな大事なことを安倍総理が、習近平さんに言ってるのに、外務省がそれを、外した」

岡安譲
「外したんですか」

青山繁晴
「はい。これはブリーフィングを受けて記事を書きますから、記事は。僕もそうでした。だって中に入れませんから。で、このことは日本の大きな問題として、これはマンガですまない日本の大きな問題として考えなきゃいけないです。岡安キャスターのおかげでこの話できました」

岡安譲
「はい。ありがとうございました。以上、青山さんの“ニュースDEズバリ”でした」

 ____________________________内容紹介ここまで


 解散総選挙について、もうすでに安倍政権へのネガキャン始まってますね。

 ツイッターにも書きましたが、報ステで古館氏なんかは、「総選挙やる前に、やるかどうかを国民投票でやってもらいたい」なんて言い出す始末。
 そっちの方が二重に税金使って無駄やっちゅーねん。

 青山さんは自民党が善戦するのではないかとおっしゃっていますが、スタート前から自民党がかなり不利になってるような気がするのは私だけでしょうか。
 もちろん現在、野党でこれといった党もないので、そちらに票がドッと行くこともないのでしょうが…。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/418.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 西村幸祐「辺野古移転反対を訴える翁長前那覇市長が辺野古移転を認める確認書を昨年交わしていたのです。」

http://livedoor.blogimg.jp/hoshusokho/imgs/8/4/84966b46.png

何故か関西の人が命懸けで応援してるんですよね。
胡散臭い。

https://twitter.com/kohyu1952


西村幸祐@kohyu1952
11/16沖縄知事選は尖閣防衛という本テーマが隠されたまま、基地問題が沖縄の反日メディアによって焦点化された。所が、ここで驚くべき事実が発覚。辺野古移転反対を訴える翁長前那覇市長が辺野古移転を認める確認書を昨年交わしていたのです。 http://t.co/PKTiXSsb5u

2014/11/09 23:00:06

西村幸祐@kohyu1952
この翁長沖縄知事候補の普天間の辺野古移転を認める確認書の存在を、一切沖縄の反日メディアは報じてません。先日発表された沖縄タイムスと沖縄朝日TVの世論調査では翁長氏リードとなってますが、公約と異なる署名をしているので立候補する資格などないでしょう。
@kohyu1952

2014/11/10 00:22:30

翁長 雄志(おなが たけし、1950年10月2日 - )は、日本の政治家。中国福建省福州市名誉市民。
2014年沖縄県知事選挙に立候補。日本共産党・社会民主党・生活の党・沖縄社会大衆党・県民ネットが
支援している。那覇市議会議員(2期)、沖縄県議会議員(2期)、沖縄県那覇市長(4期)などを歴任した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/翁長雄志


<参考リンク>

◆【沖縄県知事選】中国共産党 友の会「我々は翁長市長を熱烈支持する!」
http://hosyusokuhou.jp/archives/41205967.html


◆【沖縄県知事選】西村幸祐氏「驚くべき事実が発覚。辺野古移転反対を訴える翁長前那覇市長が辺野古移転を認める確認書を昨年交わしていた。公約と異なる署名…立候補する資格なし」
http://hosyusokuhou.jp/archives/41205773.html
http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/419.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 橋下市長、松井知事出馬も 維新vs公明全面戦争へ[スポーツ報知・SANSPO.COM]
橋下市長、松井知事出馬も 維新vs公明全面戦争へ
http://www.hochi.co.jp/topics/20141113-OHT1T50026.html

 維新、公明の全面戦争突入へ―。維新の党共同代表の橋下徹氏(45)=大阪市長=と同党幹事長の松井一郎氏(50)=大阪府知事=は12日、安倍晋三首相(60)が衆院解散に踏み切った場合、両氏が敵対視する公明議員のいる大阪3区、同16区での出馬を示唆した。いずれも大阪市内での記者会見で明らかにした。一方、安倍首相は外遊に先立ち、自公両党の幹部に「年内に衆院解散・総選挙をしたい」と伝えていたことが分かった。

 「公明にやられたまま、人生終われない」―。橋下氏は、この日午前、大阪市役所で行われた会見で、公明党への“遺恨”を口にした。「大阪都構想への協力を一方的に解消された」と批判してきた経緯があるだけに「やられたらやり返します」と報復を宣言。自らの出馬の可能性について「いろいろ考える。選択肢はある」と否定しなかった。出馬に批判的な質問が飛ぶと「僕の人生ですから」とはねつけた。報道陣から「出馬したら、市長職を投げ出すことになる」と問われても「仕方がない」と全面対決の姿勢を鮮明にした。

 大阪府庁で午後に会見した松井氏も続いた。「僕らは、約束を破られた側。そのままずっと泣き寝入りするタイプではない。戦っていきます」。淡々とした口調だったが、自身の出馬については「今の時点で自分たちをどうするこうするというのは、戦略・戦法ですから。今は言えません」と含みを持たせた。

 両氏が想定する選挙区は大阪3区、同16区。橋下氏が狙うとみられる3区は、公明大阪府本部代表の佐藤茂樹衆院議員(55)、16区は公明副代表で元国交相の北側一雄衆院議員(61)がいる。ともに当選7回の重鎮。前回選挙では、ダブルスコアをつけて民主候補などに圧勝している。公明の牙城とも言える選挙区だが、両氏が出馬に踏み切った場合、激戦は必至だ。

 2人が出馬を見送った場合でも、橋下氏は公明の現職がいる大阪・兵庫の計6選挙区に対立候補を擁立する方針を示した。著名人を擁立し、公明潰しの刺客を送り込む可能性もある。

 維新は旧日本維新の会として戦った前回衆院選で、公明が大阪市、府議会で都構想に協力と引き換えに、公明候補者が出馬する大阪・兵庫の6選挙区で候補者擁立を見送った。公明の6候補は当選したが、その後、都構想を巡って両党の関係は悪化。都構想は自民、公明などの反対で宙に浮いたままとなっている。

 2月には「誰からも相手にされなくても、僕は死ぬまで公明の選挙区に立候補し続けることをライフワークにする」とまで言い放っていた橋下氏。大阪で“維公戦争”が勃発する。

[スポーツ報知 2014/11/13]

 ◇

橋下氏、衆院選出馬を示唆 市長職投げ出しも「仕方ない」
http://www.sanspo.com/geino/news/20141113/pol14111305040001-n1.html

 維新の党共同代表の橋下徹氏(45)=大阪市長=は12日、衆院解散・総選挙が早期に行われた場合の立候補の可能性について「やれるときにはやらないと」などと述べ、支部長を務める大阪3区から出馬する可能性を示唆した。市長の任期は2015年12月18日まで残されているが「仕方ない。(対立する)公明党にやり返さないと納得できない」と、“橋下節”全開で、次期衆院選への意欲を示した。

 衆院の「解散風」が強まる中、橋下氏が次期衆院選への出馬を選択肢に入れていることが明らかになった。この日、大阪市で記者団から出馬の可能性を問われ「大阪都構想を実現させて(対立する)公明党にやり返す」と即答。さらに「人生なんていつ終わるか分からない。明日、明後日死ぬかもしれないのだから、やれるときにやらないと」と強調した。

 橋下氏は3月の市長選で再選され、任期は来年12月まで残っている。「出馬した場合には市長職を投げ出すことになるが」との質問に「仕方ない」と答え、「公明党にやられたままで、人生を終わらせることはできない。やられたらやり返さないと納得できない」と強い口調で話した。

 念頭にあるのは公明党だ。日本維新の会として戦った2012年12月の衆院選では、大阪の19選挙区中、12選挙区で勝利を収めた。一方で、維新が掲げる大阪都構想への協力の見返りに公明党候補がいる大阪の4選挙区への擁立を見送った。ところが、公明党はその後、都構想に消極姿勢に転じ、大阪府市両議会で否決された。橋下氏は「人生最大の裏切りを受けた」としている。

 こうした経緯から、維新は前回見送った4選挙区全てに候補者を立てることを決定。橋下氏が3区、維新幹事長の松井一郎大阪府知事(50)が16区からの出馬を検討しているという。

 前回は蜜月関係にあった維新と公明党が全面対決する見通しとなり、公明党関係者は「壮絶な戦いになる。2人(松井氏と橋下氏)は府政、市政の責任をどうするのか問われるリスクがあり、ノーガードのどつき合いになる」と分析する。大阪の「維公対決」は、次期衆院選の目玉のひとつとなりそうだ。

橋下 徹(はしもと・とおる)

 1969年6月29日生まれ、東京都出身。大坂府立北野高ではラグビー部に所属し、3年時に全国大会出場。高校日本代表候補に選出された。早大政経学部卒。94年に司法試験に合格し、98年に橋下綜合法律事務所(大阪)を開設。2008年1月の大阪府知事選で当選。11年12月の大阪市長選で当選、今年3月に再選。10年4月に「大阪維新の会」代表に就任。「日本維新の会」共同代表を経て、ことし9月に「維新の党」共同代表に就任した。

[SANSPO.COM 2014/11/13]

http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/420.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 盟友・麻生も裏切る安倍陣営〜先送り解散に党内外から批判続出&政権運営に暗雲(日本がアブナイ!)
http://mewrun7.exblog.jp/22564541/
2014年 11月 13日

【テニスATPファイナル、錦織圭は予選ラウンド2戦目でテニス巧者の重鎮・フェデラーと対戦し、2−0と完敗することに。5打以上のラリーでは、五分五分の戦いをしていたのだけど。何分にも強い相手とやるのに、ファースト・サービスが大事なとこではいらな過ぎ&ダブル・フォルトし過ぎ。(それじゃあ、ブレイクされちゃうって。)でもって、錦織もうまく&強くなったけど、「やっぱフェデラーはうまい&強いな〜」としみじみ実感させられた試合だったです。
 錦織が手首の調子が悪そうなのが心配なのだけど。(それでサーブやショットのスナップがうまくきかないのかな?)ムリはして欲しくないものの、ラオニッチとの第三戦、ガンバです。 o(^-^)o】

 昨日の『安倍が自己チュ〜解散を画策か〜増税判断も含め、国民より自分の政権維持が大事』(以下、前回の記事)の続報を・・・。

 安倍自民党は懸命に解散風を吹かせているものの、メディアや国民の多くはとまどい気味の様子。(~_~;)

 消費税増税をするのか否かはともかく、この時期に何のために解散総選挙をする必要があるのか、この解散に何の大義があるのか、疑問を投げかける意見が少なくない。^^;

 安倍首相は、今国会冒頭から、経済政策、特に地方活性化、女性活用を第一に考えると言っていたのであるが。もし来週にも解散することになれば、地方創生&女性活躍の関連法案の審議が十分に行なえず。総選挙&地方統一選で地方票を確保するために、何とか地方創生関連の法案だけは通したいと考えているようだが、現段階では成立のメドが立っていない様子。

 またアベノミクス第三の矢の労働派遣法改正やカジノ法案の成立もあきらめたようだ。(>_<)<この2つは、mewは反対しているので万々歳なんだけど。この2法案に期待していた企業や地域はガッカリでしょ〜ね。^^;>

 安倍首相や自民党幹部は、野党が閣僚の問題追及を続けていたことに対して、「国民にとって重要な法案や政策の審議ができない」とさんざん非難しまくっていたのだが。今度は、自分たちの都合で解散して、重要法案を放棄しようと姿勢には、野党側が批判を強めている。(@@)

『首相が解散に踏み切れば審議未了・廃案となる法案も多いとみられ、野党側は「重要法案を投げ捨ててまで党利党略で解散するのか」(維新の党・江田憲司共同代表)と批判を強めている。(毎日新聞14年11月12日)』

『自民・公明両党の幹事長らが、12日、東京都内のホテルで会談し、解散は安倍首相の専権事項だとしたうえで、今の国会で、地方創生の関連法案などの成立を目指す方針を確認した。
民主党の川端国対委員長は「重要広範議案も含めて、自分たちの都合で全部廃案にするという時に、つまみ食いして、通してほしいなんていう話は、ご都合主義もいいとこだ」と話した。(FNN14年11月12日)』

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜、

 そして、前回の記事でも触れたように、mewは、閣僚を含め自民党内、経済界の増税派が黙っていないのではないかと思っていたのだけど・・・。
 案の定、消費税増税先送り&それを公約にした解散をけん制、批判する声が次々と出て来た。(@@)

 安倍首相とタッグを組んでいる麻生副総理兼財務大臣は、08年〜9年の首相時代に消費税増税による財政再建を国際公約にしている上、11年度の増税を法律にも書き込んでいることから、先送りする気は全くない様子。

 麻生氏は11日に経団連の榊原会長と会談を行ない、予定通り消費税増税を行なうべきだという認識で一致したとのこと。(・・)
<経団連は、法人税率引き下げを実現するためにも、消費税率はしっかり上げておいて欲しいのよね。>

『経団連の榊原定征会長は11日、麻生太郎財務相と東京都内で会談し、来年10月に予定されている消費税10%への引き上げについて「社会保障制度の持続性や財政健全化を考えれば、予定通り引き上げるべきだ」と述べ、麻生財務相と再増税が必要との認識で一致したことを明らかにした。

 榊原会長は、消費税再増税について「景気が腰折れしない形で上げるべきだ」と指摘。具体的な経済対策として、低所得者や中小企業向け、円安対策など即効性のある政策に絞るべきだとした。安倍晋三首相が年内に衆院解散・総選挙に踏み切るとの見方が強まっていることに関しては「山積する政策課題の遂行に専念してもらいたい。そういう時期ではない」との認識を示した。
 一方、来年度から実施する法人実効税率の引き下げの代替財源の一つである外形標準課税の拡充については、賃上げした企業の負担増にならないよう配慮した仕組みの導入を求めたことを明らかにした。(産経新聞14年11月11日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 麻生副総理は、昨日12日の衆院財政金融委員会でも、3党合意による増税を前提にした答弁を行なっており、先送り論に関して「そんなことは全く決まったわけでない」と強調。また、予算編成などの話をきくと、12月解散自体、否定しているようにも見える。^^;

『麻生副総理兼財務大臣は12日開かれた衆議院の財務金融委員会で、来年10月の消費税率の10%への引き上げについて、「国の信認を維持するとともに、次の時代に社会保障体制をきちんと引き継いでいくという大義名分があり、少なくとも3党で合意している」と述べました。
 そのうえで、麻生副総理は「いかにも先延ばしが決まったかのような話がされているが、そんなことは全くない。これまで官房長官も総理も、少なくとも来月発表される7月から9月のGDP=国内総生産の改定値を見てから判断するという話をしており、それ以外のことを考えているわけではない」と強調しました。
 また、麻生副総理は、今後の財政政策について、「日本は輸出がGDPに占める比率は15%もないので、国内需要をいかにきちんとやっていくかがいちばん肝心だ。そこを考えながら、来年度の予算編成をしたり、いろいろな形で景気対策に目を配っていかなくてはならない」と述べました。(NHK14年11月12日)』

* * * * *

 そして、安倍首相が所属する党内最大派閥の清和会(現町村派)の長である町村信孝氏も、先送り論と結びつけた解散の話が出ていることを強く批判。

『自民党の町村信孝元官房長官は12日、安倍晋三首相が消費税率の10%への引き上げを延期し、衆院解散で国民に審判を仰ぐ方針を固めたことに対し、「引き上げ(延期)と解散がどうして論理的につながるのかまったく理解できない。まったく関係ない話だ」と批判した。国会内で記者団に述べた。
 町村氏は、党税制調査会顧問であり、予定通り来年10月に引き上げるべきだとの立場だ。延期の判断そのものについても「大きな政策変更をしなければならないような経済状態ではない。(引き上げを延期すれば)財政が一段と悪化する」と訴えた。(産経新聞14年11月12日)』

* * * * *

 さらに、消費税増税の法案づくりに深く関わって来た自民党税制のドンである野田毅税調会長は、「間違った判断をされないと信じている」とまで言って、先送り解散論を強くけん制していたとのこと。(~_~;)

『自民党の野田毅税制調査会長は11日、東京都内での会合であいさつし、安倍晋三首相が検討している早期の衆院解散について「まともな考えでいけば、常識的に解散はない」と述べ、反対する考えを示した。その上で野田氏は、「人間は間違うことがある。(首相が)間違った判断をされないと信じている」と語った。
 野田氏は「大義名分のない選挙はよくない。国民の声を恐れることが大事だ」とも指摘。消費税率10%への再引き上げについては「先延ばししたら、金利が上がることは間違いない」と述べ、来年10月に予定通り実行すべきだとの考えを強調した。(時事通信14年11月11日)』

 12日には記者団に「予定通り淡々と引き上げるのが当然だ。もう決まっている。今さら是非を問うのか」と主張していたという。^^;

『自民党の野田毅税制調査会長は12日、早期の衆院解散・総選挙が行われた場合、消費税率10%への引き上げの是非が争点になるかを問われ「(自民、公明、民主の3党合意に基づき)予定通り淡々と引き上げるのが当然だ。もう決まっている。今さら是非を問うのか」と述べ、否定的な見方を示した。党本部で記者団に語った。
 また野田氏は、与党内でも再増税の先送り論が出ていることに対し「いつどういう条件ならできるのか。今回がラストチャンスに近い大きなタイミングだ」とけん制した。一方、同日の党税調の会合で野田氏は、19日に予定している党税調総会に関し「日程変更もあり得るかもしれない」との認識を示した。(時事通信14年11月12日)』 

* * * * *

 また、前回も書いたように、日銀の黒田総裁も、増税による財政再建を重視している立場で。増税判断を後押しする意図もあって、わざわざ10月末に異例の追加金融緩和政策を行なったにもかかわらず、先送り論が浮上していることには、とまどい(不快感?)を覚えている様子。
 昨日の衆院財務金融委員会でも、改めて財政再建の必要性を唱えていたという。(*1)

『来年10月の消費税率の10%への引き上げに対し慎重論も出ていることについて、日銀の黒田総裁は12日開かれた衆議院の財務金融委員会で、「具体的な財政運営については政府・国会において議論されるものだが、一般論として言えば国全体として財政運営に対する信認をしっかりと確保することが極めて重要だ」と指摘しました。そのうえで黒田総裁は、「政府は、中期財政計画で財政健全化に向けた数値目標とその達成に向けた取り組みを明確にしており、日銀としては今後とも持続可能な財政構造を確立するための取り組みが着実に進められることを期待している」と述べました。(NHK14年11月12日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 ちなみに、mewは、別に増税派を応援しているわけではないのだけど。^^;
  
 ただ、彼らの言い分が理解できないわけではないし。何より、もし安倍首相が彼らを裏切って、増税先送り解散を断行した場合、その後、彼らが安倍首相に対して、どのようなスタンスをとるのか興味深く思っているところがある。(・・)

 以前にも書いたように、実のところ、安倍首相は党内基盤がかなり弱いのである。(~_~;)

 安倍氏の最大の支持基盤は、同氏が率いる超保守議連「創生日本」の仲間たちなのだが。彼らは、様々な派閥に属しているため、自派閥の拘束を受けることがあるし。それに彼らは、国家観や憲法観などでは安倍氏とほぼ一致しているものの、経済・社会政策においては、必ずしも安倍氏と同じ考えを有しているわけではないのだ。^^;
<超保守派には、平沼赳夫氏や麻生太郎氏がそうであるように、経済政策では、アンチ新自由主義が結構いるからね〜。(・・)>

 また、安倍氏は、党内最大派閥の町村派に属しているのだが。(首相在任中は派閥離脱中)
 派閥内は、町村支持グループと安倍支持グループに分かれており、全てが安倍氏のコアな支持者ではないのだ。^^; <安倍支持グループの議員の中には、既に町村派を離脱しちゃった人が少なくないし。>

 それゆえ安倍氏が、12年末に総裁選に出馬した際も、派閥の票集めに苦労していたのであるが。
 かねてからの盟友である麻生太郎氏が動いて、各派閥の長に支援を要請。また、総裁選で戦っていた安倍氏と戦っていた町村氏&同派閥が(やむを得ず?)決選投票で安倍氏への投票を決めたため、何とか石破茂氏を振り切って、当選することができたというのが実情だ。(++)

 ・・・ということは、もし麻生氏や町村氏が安倍氏への協力、支援をする気を失えば、政権運営は停滞したり、安倍氏が来年の総裁選に当選できる可能性もぐ〜んと低下したりすることになるし。
 それこそもし彼らが、「安倍おろし」の動きに加担すれば(加担までせずとも、あえて阻止に動こうとしなければ)、安倍氏は首相の座から引きずりおろされる可能性も十分にあるのだ。(@@)

* * * * *

 特に麻生太郎氏の場合は、昔から安倍氏のアニキ分的存在で。前政権でも、安倍氏を支えるNASAの会(中川、麻生、菅、甘利の4人)の一員として、全面的に政権運営に協力をしていたし。
 12年秋の総裁選でも、麻生氏が安倍氏の当選に貢献したこともあって、安倍氏は麻生氏を副総理格で入閣させて、本人が望む財務大臣に任命したのだけど・・・。

 麻生氏が、財務大臣就任にこだわった最大の理由は、アベノミクスを支援すると同時に、自らの首相時代に果たせなかった国際公約である消費税増税による財政再建を実現することにあったわけで。安倍氏もそのことは、重々承知しているはずなのである。^^;

<前回も書いたけど、12年に自公民が消費税増税法案を成立させたのは、麻生政権の税制改正の付則に、11年度までに増税を決めると明記されていたからなのだし。ある意味では、麻生氏ほど、今回の増税をしっかり実行に移したいと思っている人はいないかも。(@@)> 

 でも、もしここで安倍首相が、麻生副総理の思いや努力、そしてこれまでのサポートを踏みにじって、増税先送りを決断したとなれば、麻生氏とて今後、安倍氏をどこまで支えて行くかはわからず。下手すれば、敵に回る可能性さえあるのだ。^^;

<麻生派はもともとアンチ超保守&ハト派の宏池会の系列だし。野田毅氏は、アンチ安倍派とみなされている石原派(旧山崎派)の議員だし。町村派も、安倍首相が同派閥の議員を人事で軽視している&同派閥の意見を聞き入れないことから、首相への反発を強めているし。彼らがみんなで手を組んだら、すぐにでも「安倍おろし」が実現できちゃうんだよね。(・・)>

* * * * *

 日銀の黒田総裁も、安倍陣営が、(白井前総裁を排除する形で)アベノミクス実現のために引っ張って来た人で。安倍首相は、黒田総裁とデフレ脱却&消費税増税による財政再建を両立させることを目標に、ここまでタッグを組んで経済&金融政策を推進していたのだし。

 経団連の榊原会長も、ここまでアベノミクスを全面支援していて。今夏には、加盟企業による自民党への政治献金の斡旋(オモテ向きは、呼びかけ)まで復活させたのに・・。
 もしここで安倍首相が裏切った場合、彼らとこれまでのような蜜月関係を維持するのは難しいことだろう。(~_~;)

 安倍陣営の中には、増税先送り解散を断行して選挙に勝てば、その後にバラ色の長期政権が待っているかのように勘違いしている人もいるようなのだけど。実際には、先送りの判断&解散は、経済面でも政権運営の面でも、かなりリスキーなものだと思うし。<特に消費税に関しては、本当は国民も含めて、もっきちんと議論すべき問題なのではないかと思うです。>
 これが自分たちの成功や利益しか考えていない安倍政権の崩壊をもたらす大きなきっかけになってくれればいいな〜と、切に願っているmewなのだった。(@@)
           
                                         THANKS



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/421.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 習近平主席よ、中国を「大国」と認識しているのなら「大国」としての振る舞いをせよ。(日々雑感)
http://okitahidehito.blog.fc2.com/blog-entry-4463.html
2014/11/13 06:42

 米中首脳がおよそ10時間も協議した後の共同記者会見で、習近平主席は「二大国関係」という言葉を9回も連呼した。「大国」だと自らの国力を誇るのが、習近平氏はよほどお好きのようだ。

 確かに中国は大国だろう。世界一の14億人もの人口を抱えている、という面では世界随一の大国だ。しかし他の面ではいわゆる先進国の足元にも及ばない。後進国然とした独裁圧政国家だ。

 たとえば日本を抜いて世界第二位の経済大国だというが、1/10の人口しかない日本と比較して゛俺の方が大きいぞ」と威張るのはみっともないだろう。それよりも国民に対して日本以上の社会保障制度を充実させているとか、日本以上の言論・集会の自由を保障しているとか、国民の思想・信条の自由を保障しているとかいう方が遙かに重要なことだ。

 習近平氏は軍事力を国力だと勘違いしているのではないだろうか。軍事力には国家の経済的・国勢的な規模に応じた適正規模があって、それを超えた場合は国家存立の基盤さえ崩壊させかねない劇薬だという認識を習近平氏は持っていないようだ。この論理の根拠が解らないなら、なぜ旧ソ連は崩壊したかを検証されば納得できるはずだ。

 まさしく、中共の中国も旧ソ連の崩壊の瀬戸際にあった頃と酷似している。国民の自由への渇望と、絶え間なき仮想敵国への緊張感の強制により、国民の精神状態は緊張と欲求不満の限界に達している。年間10万回以上も頻発している中国国内の状況が「大国」たる中共の中国の実態だ。

 しかし「二大国」は似ている側面もある。それは米中とも戦争大好き国家だということだ。いずれも絶えず仮想の敵を明確に国民に意識させている。米国の場合は中東の反米・イスラム諸国だし、中国の場合は「反日」を国民にあおり続けている日本だ。彼らには国内世論統一のために適が必要なほど国内統治がうまくいっていない。

 米国は1%の強欲なハゲ鷹たちが国民から富を剥ぎ取って独占し、安定的な社会を形成していた多くの中流階層を貧困階層へと転落させた。そうした社会的な不満をイスラム圏の反米国家を「テロ国家」と規定して国際法違反の軍事行動を強引に展開している。

 中国も1%の特権階級が中国の富の半分近くを独占し、共産党幹部たち2万人が19兆円も蓄財した資産を海外へ持ち出しているという。残りの国民は少ないパイを分かち合うこともなく、地方の幹部たちも中央の幹部たちの真似をして蓄財に励んでいる状況だ。何が「社会主義国家」だ。社会主義の目指す本質は国民全員の平等社会だ。それが実現できないというよりも乖離し続けているなら、社会主義国家である必然性は何もない。ただ幹部たちが国民の富を収奪するのに都合の良い仕組みだから、社会主義・統制国家を温存させているに過ぎない。

 国家主席が自らの国を「大国」だと何度も口にしなければならないのは、相当追い込まれている証拠だ。「反日」をやめれば即、国民の不満が国家体制に向かわないとも限らない危険な状況にあるため、安倍氏を悪役に仕立て上げ会ってもニコリともしないで国際的な失笑もののブスけた顔をするしかなかったのだろう。

 中国は経済破綻の危機にある。明日にでも国内全域で銀行取付騒動が起こってもおかしくない状況だ。不良投資の残骸というべき「鬼城」と呼ばれるゴーストタウンが全国至る所にあるのは異常だ。それでも中国の金融が破綻をきたしていないのは増刷に次ぐ増刷を繰り返して金融機関を中共政府が支えているからに他ならない。その「元」をドルに代わる国際通貨にしようと試みるとは、中共政府は不良紙幣の国際的なばら撒きを演じようとでもしているのだろうか。ロシアが貿易決済を「元」に切り替えたようだが、受け取った紙幣が紙屑になる日が近いことを認識しているのだろうか。

 大国と自らを呼びのなら習近平氏がやるべきは「反日」の旗印を下ろして、近隣諸国への膨張主義をやめることだ。現代の帝国主義とも呼ぶべき膨張主義は前近代的な欧米の植民地主義の現代版に他ならないことを自覚すべきだ。

 米国も中国を持ち上げるのなら、日本から直ちに米軍を撤退して頂きたい。中国におべっかを使いながら、日本を中国の咬ませ犬に使うとは飛んでないダブルスタンダードの外交だ。日本に対して失礼ではないか。

 1%のハゲ鷹に食い尽くされて大国から滑り落ちようとしている米国と、ついに大国になり得ないまま破綻しようとしている水膨れ張子の虎・中国とが、お互いに傷口を舐めあった10時間近い会談は、何ら実りのないものだったはずだ。なぜなら彼らは大国にふさわしい品位を欠いている。仮想敵を絶えず用意しなければならない大国とは噴飯ものだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/422.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 公務員の給料アップ、過去の給料にも適応されることが判明!4月まで遡ってボーナスと月給増!名古屋の河村市長だけはアップ拒否
公務員の給料アップ、過去の給料にも適応されることが判明!4月まで遡ってボーナスと月給増!名古屋の河村市長だけは給料アップ拒否へ!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4476.html
2014/11/13 Thu. 06:00:23 真実を探すブログ



11月12日の参議院本会議で公務員の月給とボーナスの引き上げを含む改正給与法が自民党、民主党、公明党、社民党、生活の党、新党改革などの賛成多数で成立しました。公務員給与の引き上げは7年ぶりで、年収は7万9000円も増加します。しかも、今回の公務員給与の引き上げは2014年4月までさかのぼって適応される予定です。普通の法案は成立した後を対象にしていますが、何故かこの改正給与法だけは過去の分も適応対象となっています。


一方で、名古屋の河村市長は職員の給与引き上げを拒否すると発表しました。既に労働組合などからは河村市長に抗議の声が相次いでいますが、市長側は「給与を引き上げるのは企業の一部。子どもの貧困が広がっている問題もある」と述べ、公務員の給与を一律に上げるべきではないと指摘しています。


当ブログでは前も取り上げましたが、日本の公務員給与は世界一です。二位の国とは倍以上の差があり、一人あたりの給与は他国を圧倒しています。
ハッキリ言って、今の公務員給与はあまりにも高過ぎです。公務員の平均給与は半分にするべきですが、河村市長が言っているように若手の公務員に関しては給料を上げても良いと私は思います。


それにしても、自民党や公明党だけではなく、野党各党もこれに賛成するとは思いませんでした。国会議員の連中は河村市長を見習うべきです。今の日本の残念なところは、河村市長のような方に続く人間が居ない事だと言えます。河村市長も全盛期より支持をかなり減らしていますし、このままでは本当に不味いです。


☆国家公務員給与、7年ぶり引き上げ…改正法成立
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141112-00050119-yom-pol
引用:
 2014年度の国家公務員一般職(行政職)の月給と期末・勤勉手当(ボーナス)を人事院勧告通り、7年ぶりに引き上げることを柱とした改正給与法が12日の参院本会議で、自民、民主両党などの賛成多数で可決、成立した。


 月給を平均1090円(0・27%)、ボーナスを0・15か月分引き上げて年間4・10か月分とする内容。平均年収は7万9000円増の661万8000円となる。4月に遡って適用される。
:引用終了


☆河村市長に「賃上げ勧告尊重を」 名古屋市人事委員長
URL http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD06H1O_W4A101C1CN8000/
引用:
名古屋市の河村たかし市長が、職員の今年度の給与を引き上げるように求めた市人事委員会の勧告を拒否する方針を明らかにしたのを受け、人事委の栢森(かやもり)新治委員長は6日、河村市長と会い、改めて勧告を尊重するよう求めた。ただ、河村市長は考えを変えない方針を示し、議論は平行線をたどった。
:引用終了


☆改正給与法成立 国家公務員給与引き上げへ



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/423.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 朝日新聞に新たな誤報疑惑 社会福祉法人が提訴 1億円以上被害与える、ルール逸脱の取材(Business Journal)
朝日新聞に新たな誤報疑惑 社会福祉法人が提訴 1億円以上被害与える、ルール逸脱の取材
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141113-00010001-bjournal-bus_all
Business Journal 11月13日(木)6時0分配信


 朝日新聞は9月、東京電力福島第1原子力発電所事故において職員が撤退していたなどとする報道を取り消すとともに、8月に過去の慰安婦報道の一部を取り消した件を謝罪した。相次ぐ誤報騒動の責任を取り、12月に木村伊量社長が退任することがすでに明らかになっている。

 そんな朝日に、新たな誤報疑惑が浮上している。誤った新聞記事内容で名誉を傷つけられたとして、神奈川県川崎市の社会福祉法人ひまわりの会と千葉新也理事長が、朝日に計3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を7月5日東京地裁に起こした。

 問題となっている記事は、5月26日付同紙朝刊に掲載された連載『報われぬ国』の記事『ワンマン理事長“暴走”』。同会は2011年5月に寄付された土地を13年に売却したのだが、記事では土地売却の決め方が理事長の独断だとしており、“土地転がし”まがいの行為を行っていると指摘している。さらに、理事長が私腹を肥やすために同会を利用しているということを示唆する内容も書かれている。

 同会の代理人を務める弁護士法人アヴァンセリーガルグループ執行役員の山岸純弁護士は、朝日の取材から記事掲載までの経緯について次のように説明する。

「記事掲載の約1カ月前に朝日の編集委員から取材依頼があり、事前にテーマと大まかな質問項目をいただいた上で、私と理事長が取材に応じました。質問項目になかった質問については『正確にお答えしたいので、詳細を確認して参考資料とともに理事会承認を経た上で、後日お答えします』と答えました。取材後にも先方から『お願いしている質問事項は●●ですね』と確認メールがきました。私もお待ちいただくよう返信しました。そして、私どもの回答と資料提出の前に、記事が掲載されたのです」

 記事では、監査に入った川崎市担当者の「土地の使い方を理事会にはかった形跡はない」とのコメントが掲載されているが、実際には理事会で繰り返し土地売却を討議した議事録が残っており、山岸弁護士は「こちらが提出しようとしていた議事録を受け取っていれば、こんな裏付けのない記事にはならなかったはず。朝日は、『裏付け資料のない記事は掲載してはならない』という、報道機関の最低限のルールを無視した態度に出ていると考えざるを得ない」と憤りを隠さない。ちなみに、この議事録は裁判所にも提出しているという。

 たとえ記者が本当に川崎市の担当者からそのようなコメントを入手したとしても、裁判で朝日にはその事実を立証する責任がある。また、仮に市の担当者が実際にそのようなコメントを行ったことを立証できたとしても、法的に名誉毀損は成立する。なお、社会福祉法人には年1回法定監査が入るが、同会が市から指摘されたのは「土地を寄付として受けた場合には、それを基本財産にするのか運用財産にするのか明確にしてください」という点だけだった。

●事実と異なる記載

 このほかにも、記事には事実と異なる内容が書かれている。例えば、土地を寄付した人宛てに「(土地を)職員寮やデイサービスなどの拠点として使う」と書かれた千葉理事長名の文書が届いたとされているが、千葉理事長ははっきりと否定する。

「少なくとも私自身が出した文書ではありません。誰かが捏造したものかもしれませんが、それは想像の域を出ない話であり、本当のところはわかりません。事実として言えるのは、私が作成した文書ではないということだけです」

 土地の寄付を受けたときに、使い方について雑談レベルで話が出たことはあったものの、何かしら約束した事実はないと千葉理事長は強調する。

「そもそも文章に書いてある職員寮やデイサービスを手掛けようとすれば、新規事業として理事会や評議委員会にはからなければなりません。また、行政機関への届け出も必要です。寄付でいただいた土地には耐震基準をクリアできない古い戸建ても付いていたのですが、それをリフォームして使うのは事業採算性で難しい話でした」

●大きな現実的被害も発生

 では、なぜこのような不可解な情報が流れるのだろうか。その背景には、同会が設立されてから現在に至るまでの紆余曲折があるようだ。

 同会が設立されたのは1989年3月。千葉理事長によれば、「97年12月に公布された介護保険法に基づいた経営に移管できなかった典型的な施設」であり、2000年を過ぎた頃から経営状態が悪化し、やがて実質的に経営破たん状態に陥ったという。

 そんな中で千葉氏が理事長に就いたのは10年。介護人材の研修などにかかわっていた千葉氏のほか、地域の医療関係者や会計の専門家などが法人を立て直すべく、経営を引き受けたのである。当時は「理事会の構成も仲間内で固まっており、風通しが悪い状態」(千葉理事長)だったというが、以前の理事会の実態は、川崎市職員の天下りの受け皿だった。理事の多くは健康福祉局の元職員が務めていたという。ちなみに記事内には、このような元職員による現経営陣へ批判的な匿名コメントも掲載されている。

 同会は今回の朝日報道により、すでに具体的な被害を被っているという。千葉理事長は明かす。

「すでに決まっていたにもかかわらず、報道後に取りやめになった寄付が約1億3000万円あります。そのうち3000万円はすでに入金されていたのですが、返却を求めてきたのでお返ししました。記事を見て施設から退去された入居者もいます。そして最も困ったのは、職員の募集に応募がこなくなったことです」

 さらに千葉理事長が困惑しているのは、記事掲載後も続く朝日の執拗な取材である。

「記事を書いた記者が、今でも昼夜を問わず関係者の自宅にまで押しかけたりしているようで、私のところに苦情がきて困っています」(同)

 山岸弁護士も、「裁判という手続きにのった以上、関係者へみだりに接触することは訴訟ルールを害するので、即座にやめてほしい」と注意を喚起する。

 今後裁判が進展する中で、同会の名誉が回復されるとともに、“誤報が生まれる構図”が明らかにされることに期待したい。

編集部


http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/424.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 12年総選挙 野党一本化で「自公113選挙区敗北」だった(日刊ゲンダイ)
        調整に入る枝野民主党幹事長と小沢維新国会議員団幹事長/(C)日刊ゲンダイ


12年総選挙 野党一本化で「自公113選挙区敗北」だった
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154896
2014年11月13日 日刊ゲンダイ


 野党が準備不足の今のうちに解散した方がいい――。“お友だち”のこんなアドバイスを受け、安倍首相は年内総選挙に突っ込もうとしているが、本当にそうか。前回2012年衆院選の小選挙区の得票データを分析してみると、驚くべき事実が分かる。自公は325議席の圧勝だったが、野党が候補者を一本化していたら、なんと自公は113選挙区で敗北していたのである。

 北海道では5選挙区で結果がひっくり返る。
 東北では8選挙区で逆転だ。津島雄二元厚相の息子の津島淳氏(青森1区)など、1回生中心に涙をのむ。

 北関東では14選挙区で敗れる。それも、西川公也農相(栃木2区)、船田元元経企庁長官(栃木1区)、佐田玄一郎元行革相(群馬1区)ら大物が落選だ。
 南関東では21もの選挙区でひっくり返る。甘利明経済再生相(神奈川13区)や公明党の上田勇政調会長代理(神奈川6区)が敗北する。

 東京では14選挙区で逆転。辞任した松島みどり前法相(東京14区)や安倍首相側近の萩生田光一総裁特別補佐(東京24区)が敗れる。

■敵失で大量当選

 北陸信越では5選挙区。東海では15選挙区。上川陽子法相(静岡1区)が負ける。近畿では17選挙区。伊吹文明議長(京都1区)が敗退する。中国では2、四国では3、九州では9選挙区だった。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。
「前回選挙で自公が圧勝したのは、他党が候補者を一本化できなかったことによる“敵失”です。事実、自民党の得票率は平均3割程度にすぎず、横ばいでした。永田町では<選挙をするなら、野党が準備不足の今しかない>ともっともらしく語られていますが、前回のように自民党政権へ戻そうという追い風があっても得票はその程度だったのです。野党が一本化できれば、ひっくり返る選挙区は数多くありますよ」

 民主、維新、みんな、生活の野党4党は近く統一候補の擁立で本格的な調整に入るという。大量逆転が現実になる可能性が高まってきた。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/425.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 「7−9月期GDP」 最悪数値が安部首相を解散に追い込む(日刊ゲンダイ)
          12日の日経平均も年初来高値を更新/(C)日刊ゲンダイ


「7−9月期GDP」 最悪数値が安部首相を解散に追い込む
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154895
2014年11月13日 日刊ゲンダイ


 株式市場は早期解散観測を歓迎した。12日の終値は前日比72円高の1万7197円で、2日連続で年初来高値を更新した。

「不思議な現象です。本来、選挙は市場にとって不安定要素なので、株価は下落します。ところが高値を更新するほど盛り上がった。市場は、解散の裏に消費再増税の延期を嗅ぎ取っています。これはプラス材料です」(株式評論家の杉村富生氏)

 株価は早くも解散を織り込んだことになるが、経済の専門家から聞こえてくるのは、消費再増税の判断材料となる7−9月期GDP(11月17日に速報値公表)の惨状だ。

「政府が望んでいる2〜3%成長はとても無理」(市場関係者)

 10月上旬時点のエコノミスト平均予想は3.6%だった。ところが、その後に公表された経済指標は悪い数字のオンパレード。“黒田バズーカ2”と同日発表だったことで、メディアの注目度は極端に低かったが、9月消費支出は5.6%減と6カ月連続でマイナスを記録。9月実質賃金は2.9%減、9月有効求人倍率は前月より減少し、9月失業率も前月比で悪化した。

■消費増税なんて夢物語

 11日に公表された10月の景気ウオッチャー調査(街角景気)は、前月比3.4ポイント低下。内閣府は「景気はこのところ弱さが見られる」とし、4月以来となる下方修正に踏み切らざるを得なかった。

 直近の7−9月期GDP予想は年率1%台後半が中心だ。0.8%まで下げたシンクタンクもある。

「1%を切る可能性が出てきたのです。再増税は、難しい判断を迫られると思います」(第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏)

 仮に1%を下回っても、世間が受けるイメージはプラス成長だが、GDPはあくまで前期(前の3カ月間)との比較だ。
 4−6月期はマイナス7.1%と最悪だった。そこからプラス1%では、とても景気回復とは言い難い。

「もはや再増税は延期するしかない。しかし、延期はアベノミクスの大失敗を公言するようなものです。解散してしまえば、メディアは選挙報道に染まり、アベノミクスの失策がうやむやになります。そこが狙いでしょう」(市場関係者)

 選挙では補正予算や地方のバラマキをアピールし、「アベノミクスはまだ続く」とでも言って国民をゴマカすのだろう。

 安倍首相が年内解散を焦るとすれば“経済失速”が主因ということだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/426.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 仲介者が激怒「証言した脱北者を横田夫妻に会わせてもいい」(日刊ゲンダイ)
          詳細な病院見取り図/(C)日刊ゲンダイ


仲介者が激怒「証言した脱北者を横田夫妻に会わせてもいい」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154893
2014年11月13日 日刊ゲンダイ


 横田めぐみさんが入院していたとされる完全隔離施設「49予防院」。そこの職員が脱北し、めぐみさんについて詳細に証言したことが日刊ゲンダイ本紙既報の報告書となった。

 そこに出てくるのは信じたくない話ばかりだ。

<めぐみさんは大量の睡眠薬などを投与され、1994年4月10日に死亡し、医師1名、看護員1名、看病員5名によって、他の5遺体とともに山の中に埋葬された>

<(めぐみさんは病院職員に)同じように拉致された男性(1978年に韓国から拉致された金英男氏)と結婚した経緯や故郷の両親の話をした。夫には両親へ手紙を送り、連絡をとってくれと頼んだがダメで、その後、夫は彼女を遠ざけるようになった。夜になると、両親を呼ぶ泣き声が毎晩聞こえた>などなどだ。

 これに対して、安倍首相や菅官房長官は「信憑性がない」と断じたのだが、日本政府に脱北者の存在を教え、今度の報告書作成にも立ち会っている韓国の拉致家族会代表の崔成竜会長はそうみていない。こうした脱北者を数多く支援してきたのが崔会長だからだ。少なくとも崔会長は職員の証言を信じていて、本紙にこう語っている。

「この職員の話が信用できるかどうか、マスコミの人に会わせてもいい。横田夫妻に直接紹介してもいい」

 崔会長がここまで言う以上、日本政府の“門前払い”のような対応はないだろう。この職員は日本政府の拉致対策本部事務局の要請に答えて、病院の見取り図も描いている(写真)。
 ひとつひとつ、こうした事柄の事実関係を確認したうえで「信憑性がない」と断じたのだろうか。ここが大きな疑問なのである。
 崔会長は日本の政治家と古い交流がある。

「2006年、横田めぐみさんの夫は拉致韓国人であると発表したのは崔会長ですし、当時補佐官だった山谷えり子拉致担当相とも会っています。彼はその後、朝鮮日報記者の紹介で、安倍首相とも昼食をとっています。それだけに今回、安倍首相に“信憑性がない”と言われたことに衝撃と憤りを覚えているのです」(ジャーナリストの太刀川正樹氏)

 実は、この報告書が東亜日報に報じられることを崔会長は知っていて、前もって日本政府に連絡している。対応策も話し合い、日本政府は「ノーコメント」とするはずだったという。それが「全面否定」に変わってしまったのはなぜなのか。

 安倍首相が見たくない事実を封印し、北朝鮮の再調査に期待するふりをしているのだとしたら、許されない政権延命策である。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/427.html

記事 [政治・選挙・NHK174] サンゴ密漁対策? 海保「元職員150人募集」の大義名分(日刊ゲンダイ)
          海上保安庁のHPから


サンゴ密漁対策? 海保「元職員150人募集」の大義名分
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154894
2014年11月13日 日刊ゲンダイ


 海上保安庁が退職した職員に「再採用」の募集をかけていることが話題になっている。12月3日まで応募を受け付け、作文や面接、体力検査などを経て12月下旬に採用を決定、来年1月1日から雇用する計画だ。対象は中途退職者で、採用された時点で60歳未満であることが条件。定年退職者は対象外。採用されると通常の国家公務員の身分が保証される。

 同庁は毎年、若干名を再採用してきたが、今回のように150人というまとまった数字を募集するのは初めて。海保といえば、小笠原諸島海域で赤サンゴを密漁する中国船に対する警戒の仕事が急増している。その対策のために大規模な再採用を行うのか。

■転職失敗者の救済?

「赤サンゴ対策ではなく、尖閣諸島の周辺海域で万全な警備体制を構築するため、船の経験や通信、法律の知識などがある即戦力を獲得することが目的です。海上保安庁は現在、尖閣周辺の巡視船、巡視艇に全国から職員の応援派遣を受けていますが、職員を増やすことで平成27年度内にきちんとした“専従体制”を敷く方針です」(同庁広報担当者)

 人と船を増やして尖閣を守ろうということだが、軍事評論家の神浦元彰氏は「その必要はないでしょう」とこう言う。
「中国船の体当たりを受けたり、海自がレーダー照射を受けたりと、尖閣周辺は物騒な時期がありましたが、いまは比較的落ち着いている。人材の増強が急務という状況ではありません。今回の再採用は中途退職者の救済でしょう。海保を辞めた人の中には転職や起業で失敗した人がけっこういる。『尖閣警備』という大義名分のもとに、彼らに仕事を与えるのが目的じゃないでしょうか」

 どさくさまぎれの募集なのか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/428.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 安倍首相の「破れかぶれ解散」を私は嘲笑って歓迎する  天木直人
安倍首相の「破れかぶれ解散」を私は嘲笑って歓迎する
http://www.amakiblog.com/archives/2014/11/13/#002989
2014年11月13日 天木直人のブログ


 まともな国民であれば、今度の安倍首相の「破れかぶれ解散」を、嘲笑って歓迎しなければいけない。

 なぜか。

 それは「APEC失敗隠し解散」であり、「沖縄知事選隠し解散」であり、「アベノミクス失敗隠し解散」であるからだ。

 要するに安倍政策の失敗を認めた「八方ふさがり解散」であり、それをごまかして、それでも政権にしがみつきたいという「開き直り解散」なのだ。

 それでも安倍自民党は勝つだろう。

 たとえ安倍自民党が今より議席数を減らすことになったとしても、安倍自民党政権は揺るがない。

 たとえ野党が少しばかり議席を増やしたところで、いまの民主党や野党の体たらくでは、安倍自民党政権は微動だにしない。

 そこを見抜いた上での解散・総選挙なのである。

 しかし、まともな国民は、そんな安倍首相の解散・総選挙など嘲笑って歓迎すればいい。

 なぜか。

 それは、たとえ安倍首相が今度の選挙に勝って政権にとどまっても、政策の行き詰まりは何も解消できないからだ。

 それどころかますます追いつめられて行く。

 やりたい放題させてやれ。

 日本経済は悲惨になり、格差が進んで国民は分断され、国際的にはますます孤立していく。

 その時こそ、安倍政権が行き詰まり、日本が行き詰まる時だ。

 そこまで行かないと国民は気づかない。

 そこまで行かないと政治は変わらない。

 そこまで行かないと本物の野党はあらわれて来ない。

 その時こそ、安倍首相が歴史に汚名を残して国民の手で追放される時である。

 そうはいかないだろうって?

 それもよし。

 多数の日本国民はその程度の国民であるということが分るだけでも意味がある。

 戦前から続いた、それが日本国民なのだ。

 自分だけは、そんな馬鹿な国民にはならない、と気を引きしめ直して、正しく生きて行けばいいだけの話だ。

 正しい生き方さえできれば、何も恐れる事はない。

 最後に勝つのはそういう国民である。

 そういう国民を政治は支配することは出来ない。

 それにしても共産党は大したものだ。

 志位委員長はきのう11月12日の記者会見で語っていた。

 安倍首相は追い込まれて解散・総選挙に出た。共産党は全国に候補者を立てて迎え撃つと。

 見事に安倍の本性を見抜いている。

 しかし残念ながら共産党が少しばかり議席を増やしても政治は何もかわらない。

 共産党では野党協力は進まず、共産党が国民政党になることはない。

 安倍自民党政権を喜ばすだけだ。

 それにしても安倍首相は情けない。

 小泉の様に世間を驚かせて伝家の宝刀を抜くことが出来なかった。

 メディアを使って、メディアに書き立てら、おまけに外遊中に事実上の解散宣言をしてしまった。

 笑い飛ばすしかない(了)



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/429.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 大金持ちはさらに大金持ちに貧乏人はさらに貧乏になる超格差日本社会の到来。
アメリカの命令で始めたアベノミクスが大失敗する事は最初からわかってきた事なので今更述べるまでもないが本家本元のFRBが量的緩和をやめても日銀は辞められないという最悪の事態に陥いっている。
アベノミクスを一言で表すのなら円安になれば輸出が増えるという時代錯誤の発想を持ち続け現実を直視できない安倍一派の低能さを体現していた。
http://www.asyura2.com/14/senkyo160/msg/700.html


安倍一派は中国を仮想敵国にして国内の支持固めを図る戦略を政権発足から行ってきていたが親分のアメリカからはしごを外されてしまった。ワシントンのネオコンユダヤ人右派集団も中東、ウクライナでの戦略を強化する方向を決めたようで香港で行っていたネオコンカラー革命は失敗しそうだ。
そういう状況下を察知した安倍一派も親元のネオコンからハシゴを外されたようで中国敵視政策を変更せざる得なくなっている。

参照ネオコンとは何なのか?


【現地ルポ】民主化デモで香港分裂!? 騒乱の裏に謎のアメリカ人
2014年11月05日
http://n-knuckles.com/case/international/news001782.html


ちなみにアベノミクスによって日本円が暴落したので資源エネルギー、食料、原材料などを海外の輸入に頼っている日本経済は、深刻なダメージに陥っている。
円安倒産もものすごい勢いで増えてきている。
http://blogos.com/article/98555/


沖縄知事選も翁長候補が圧勝しそうな勢いで安倍政権にとっては打撃になりそうだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/430.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 来月、総選挙へ 安倍政権、消費増税は先送り検討(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASGCD627SGCDUTFK00L.html
2014年11月13日05時08分


 安倍晋三首相は年内の衆院解散・総選挙に踏み切る方針を固め、複数の与党幹部に伝えた。安倍政権は衆院選の時期について、12月2日公示、14日投開票を軸に調整している。同月9日公示、21日投開票の案もある。解散・総選挙にあたって、政権は、来年10月に予定されている消費税の税率10%への再引き上げを、1年半先送りすることを検討している。

 ただ、政権内の一部には増税判断をしないまま、選挙戦に入る考えも残っている。首相は国際会議などのために海外出張中で、17日に帰国した後、同日に発表される7〜9月期の国内総生産(GDP)1次速報などを見極めたうえで、解散を最終決断する見通しだ。衆院選が実施されれば、自民・公明両党が政権復帰を果たした2012年12月以来だ。

 与党幹部によると、首相は9日からの海外出張を前に、公明党の山口那津男代表、同党前代表の太田昭宏国土交通相ら与党の主要幹部に、「年内の解散を考えている」と伝えた。

 首相と距離の近い政権幹部は「アベノミクスの成果を問う総選挙になる」と語っている。争点として、日本銀行による大胆な金融緩和や過去最大級の財政出動、規制緩和などによって景気を回復させるとする安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果を前面に出す考えだ。

 来年10月の消費税率10%への引き上げは、自民、公明、民主の3党による合意に基づいて、法律で定められた。ただ、法律には経済情勢を見極め、実際に増税するかどうかは政府が最終判断する「景気条項」が盛り込まれている。引き上げ時期を先送りする場合は法改正が必要となる。

 朝日新聞社が8、9日に行った世論調査では、消費税について、71%が「引き上げられる状況ではない」と答えた。首相としては、世論の反発の強い10%への引き上げ先送りを決めることに加え、野党の選挙準備が整わないうちに選挙に踏み切ることが、与党に有利に働くと判断したと見られる。

 政権内で1年半の先送りが検討されているのは、その場合、引き上げ時期は17年4月となり、16年夏の参院選より後に遅らせることができるためだ。引き上げ時期を遅らせ、その間に景気回復をさせると訴えることができる。

 解散・総選挙に向けて与党の動きは本格化している。自民党本部は12日、地方組織に対し、12月14日投開票を目指して選挙準備に入るよう指示。公明党も12日、山口代表や北側一雄副代表らが、関西の選挙区や全国の比例代表の候補者選定などを協議した。

 安倍首相は12日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のために訪れていた北京を出発し、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議などが開かれるミャンマーの首都ネピドーに到着した。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/431.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 小渕優子捜査はどうなるか? 「地元金庫番は覚悟ができている」(現代ビジネス)
小渕優子議員は「衆院選」に出馬できるのか?   photo Getty Images


小渕優子捜査はどうなるか? 「地元金庫番は覚悟ができている」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41056
2014年11月13日(木) 伊藤 博敏「ニュースの深層」 現代ビジネス


永田町に解散風が吹くなか、東京地検特捜部による捜査が、粛々と行われているのが小渕優子前経産相の政治資金問題だ。

■特捜部は解散があっても早期決着を図る

解散がなければ年内の決着は確実で、特捜部は解散があっても、投開票を待ち、選挙に影響を及ぼさない形にして、出来るだけ早い時期に決着を図る。現段階で責任を追及されるのがハッキリしているのは、問題発覚後、「責任は私にある」と“自白”した元秘書で前群馬県中之条町長の折田謙一郎氏(66)である。

小渕氏を「姫」と呼ぶのだから「じいや」。企業でいえば、オーナー社長が没後に2世を支える番頭の役回り。実際、群馬県内の支持者も献身的に恵三元首相、娘の優子氏の2代にわたって小渕家を支えた折田氏の忠君ぶりを評価、「姫を守るために自殺でもしなきゃいいが」という声があがったほどだという。

県立中之条高校から県立農業大学校に進学し、卒業後に自動車販売会社に務めていたが、縁あって恵三氏の秘書となり、地元をまとめてきた。恵三氏もまた父・光平氏の後を継いだ世襲議員。中学校から東京暮らしで群馬県は地元ながら掌握しきれない。

それは優子氏も同じだが、そんな“すき間”を埋めるのが地元秘書軍団で、実直で人当たりのいい折田氏が、やがて地元後援会をまとめるだけでなく、自民党群馬県連でも影響力を行使する存在となり、2007年7月、自民党公認を得て当選した大澤正明県知事の選挙を仕切った。

12年1月、秘書を退職して人口1万8000人の中之条町長となるが、無投票当選したのは対立候補が出ないようにした折田氏の根回しによるものだったという。町長となってからも小渕事務所に出入り、細かい指示を出していたし、優子氏も折田氏の言うことは聞いていた。

■「小渕優子大臣は全く関与していない」

恵三氏は、大学時代から政治家を志し、早稲田大学在学中、竹下登元首相、森喜朗元首相などを輩出した「雄弁会」に所属していたが、当時からの“仲間”の政界事情通は、小渕秘書軍団をこう評した。

「恵三さんは、東京と地元を完全に分け、東京の利権に絡むややこしい話は、地元秘書にはタッチさせなかった。典型が総理大臣秘書官を務めた古川俊隆。恵三さんと同じ雄弁会の後輩で、恵三さんが大学院生だった26歳で、急死した親父さん後を継いで初当選すると秘書になり、裏も表も任された。ドコモ株疑惑は、古川が利権に関与していたことの証明だった」

NTTドコモ株疑惑は、小渕氏の首相在任中の最大スキャンダル。NTTドコモの前身の上毛通信サービス時代に購入した古川氏名義の株が、上場時、26億円もの価値を生むに至ったというもの。贈与を疑われるのも当然で、国会での野党の追及も活発だったが、その最中の2000年4月、恵三氏が、脳梗塞で倒れ、沙汰やみとなった。

「中選挙区時代の旧群馬3区は、福田赳夫、中曽根康弘という大物がいて、地元秘書は地を這うような選挙戦を強いられた。『なのに、東京のエリート秘書は……』という思いが折田なんかにはあった。でも、東京の連中には負けない、という思いが、恵三、優子の2人への献身につながった」(前出の事情通)

事件発覚直後、折田氏は次のようなコメントを発表して町長を辞任した。

「大臣はまったく関与していない。(問題収支の)小渕優子後援会など3団体の会計は、私が全部、チェックし、収支報告書を作成、提出した」

自分が、実質的な会計責任者であることを認めた。それだけに家宅捜索は早かった。町長退任から10日後の10月30日、特捜部は中之条町の折田氏の自宅、同じく中之条町の小渕優子後援会事務所、高崎市の高崎後援会事務所を捜索。なかでも折田氏の自宅は、12時間以上かけて、離れや倉庫、ガレージや自動車の中まで調べる徹底的なもので、段ボール数十箱分の資料を押収した。

■泥を被る地元秘書ひとりを在宅起訴か

国会会期中に政治家案件を手がけるのは、政治に影響を及ぼすとして検察は嫌う。だが、今回は、折田氏が「私が犯人」と名乗りをあげたわけで、前言を翻して否認に転じ、証拠隠滅や口裏合わせなどをする可能性もあるとして、強制捜査に踏み切った。

もちろん、起訴できる見通しがあったから着手したわけで、ポイントは政治資金収支報告書に正しく記載したかどうかである。

最も問題が大きく、金額も大きい東京・明治座の「観劇会」は、10年と11年の収入が742万円だったのに対し、支出が3383万円。これが正しければ、安い会費で有権者を観劇させたわけで、寄付行為とみなされて公職選挙法違反となる。

そうではなく、過少申告だったとすれば政治資金規正法違反の虚偽記載。さらに、収入と支出の差が私的にどこかに消えていたら、折田氏の横領を疑うこともできる。12年は、「観劇会」の収支を一切、表に出していないので、もっと悪質だ。

いずれにせよ、折田氏に前言を翻すような兆候はないが、優子氏への聴取は欠かせない。特捜部は、解散総選挙があれば、開投票後に事情を聞くことになる。

ただ、優子氏が資金の流れを把握、了承していたり、指示を出していた可能性は薄く、泥を被ることを決めた折田氏ひとりを在宅起訴することになるだろう。

退任の日、折田氏は地元紙『上毛新聞』の記者に「(刑事責任を問われて)身柄を拘束される可能性もある」と、語っている。覚悟は出来ているようだ。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/432.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 国民生活を困苦に陥れた安倍晋三内閣を退陣させ、二度と戻すな。彼は危険すぎる。
 安倍晋三反国民内閣になってから、どれだけ日本国民の生活が、消費税増税により苦しくなったことか計り知れない。

 またアメリカや中国を始め、国際的にも安倍晋三内閣総理大臣が相手にされず、このままでは日本が世界の孤児になることを安倍晋三総理自身、今回のAPECで身に滲みたはずです。

 安倍晋三内閣総理大臣は、野党の選挙態勢が整わないうちに解散・総選挙を行い、自公で過半数を占め、来年10月の10%への消費税増税、アメリカの支配者階級に言われての自衛隊の海外派兵、国民に必要な情報を知らせない体制を取るつもり。

 しかし、このような反国民的目論見の自公を過半数割れに追い込み、国民主権の政治を取り戻す絶好の機会。

http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/433.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 安倍官邸が画策中それ行け!11・19「いまのうち解散」だ「思ったより支持率が下がらなかったな」「野党は全然… 週刊現代
安倍官邸が画策中それ行け!11・19「いまのうち解散」だ「思ったより支持率が下がらなかったな」「野党は全然、準備できていないよな」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41034
2014年11月13日(木) 週刊現代 :現代ビジネス


相次ぐ閣僚の辞任、パッとしない日本経済と、もはやガタガタの安倍政権。しかし総理には、すべてをチャラにする「最終手段」が残されている。その効果は、ピンチであればあるほど大きくなるのだ。

■日銀「追加緩和」は布石

突如として、永田町に再び「解散風」が吹き始めた。自民党幹部議員が言う。

「安倍総理がまもなく解散に踏み切るのではないか、という噂は夏にも一度流れたけれど、今回はその時とはだいぶ様子が違う。会う人会う人、『解散、あるんですかね』って聞いてくるんです。本当に焦っている議員も少なくない」

先月末、新聞各紙が示し合わせたかのようにして、一斉に「年内解散・総選挙の可能性」を報じた。記事の内容はどの社も一緒で、「自民党内で年内解散という声が出始めている。しかしこれは、閣僚のスキャンダル追及で図に乗る野党を牽制するための官邸によるブラフ(脅し)だ。その証拠に、自民党幹部は『選挙の準備などしていない』と否定している。総選挙をしても、自民党は議席を減らすだけだ」というものである。

小渕優子前経産相、松島みどり前法務相と、総理が肝煎りで登用した閣僚たちが「政治とカネ」や公職選挙法違反の疑いで次々と倒れてゆく。官邸の「警戒レベル」は第二次安倍政権が始まって以来、明らかに最高クラスまで引き上げられた。政権はかつてないダメージを負っている。

それにただでさえ、経済と消費税増税、拉致問題、原発再稼働と、現在進行形の問題が山積みなのだ。そんな身動きのとれない状況で解散なんて、できるわけがない—確かに、これが「道理」というものだろう。

だが、年内解散を「こけ威し」と一笑に付す人々は、重要なことを忘れている。衆議院解散とは、総理だけが抜くのを許される「伝家の宝刀」、ゲームをリセットし、全議員を従わせることのできる唯一にして最強のカードだということを。

10月31日、前触れもなく日銀が最大20兆円規模の大型追加緩和を決め、日経平均株価は年初来高値を更新した。金融政策は日銀の専権事項だが、決定には「何としても株価を維持する」という安倍総理の執念が、何らかの形で作用した可能性も否定できない。そしてこの「サプライズ」は、安倍総理がひそかに準備する「さらに大きな仕掛け」に向けた布石と見るべきだ。

周囲がいくらこけ威しと言おうと、いまの安倍総理にとって「解散」こそ最大のサプライズ。さらに、総理には「伝家の宝刀」を抜き、「いまのうち解散」に踏み切る十分な理由がある。

小渕前経産相、そして松島前法務相のスキャンダルに、官邸は速やかな辞任で幕を引こうとした。また、その後明るみに出た望月義夫環境相、小渕氏の後任・宮沢洋一経産大臣の問題については、先手を打って本人に謝罪させ、マスコミにスクープされるのを防いだ。「すべては菅義偉官房長官の采配」(全国紙政治部官邸担当キャップ)である。

しかし、雲行きが怪しくなっている。全国紙社会部の司法担当デスクが言う。

「東京地検特捜部が、小渕氏に対して本気を出している。特捜部はみんなの党・渡辺喜美氏の『消えた8億円問題』を詰め切れず、苛立っていました。そこに現れた恰好の獲物が彼女だった。小渕氏本人が起訴される流れになれば、議員辞職も視野に入る。罪状は選挙違反と横領でしょう」

小渕氏のカネを差配していた元秘書の折田謙一郎・前中之条町長に対しては、すでに取り調べと家宅捜索が始まっているが、彼だけで終わるはずはない。

「小渕氏どころか、自民党と関係が深い大澤正明群馬県知事、それに折田氏がかかわっていたという八ッ場ダムの建設業者まで、イモ蔓式につながる可能性が高い。そうなれば、小沢一郎氏の時のような一大スキャンダルに発展します。

すでに地元の支持者からも、『優子さんは、誰かが捕まる前に身を引く(議員を辞める)べきだ』という声が出ているようです」(前出・全国紙司法担当デスク)

■だから、やる意味がある

残る閣僚に対する追及も、まだまだ止みそうにはない。自民党中堅議員がこう話す。

「この前ある閣僚と話した時には、『次はオレだっていう話があるらしいんだけど、本当なのかな』と、本気で心配していました。大臣が3人辞めれば、ビンゴで政権が倒れる。今のところ2人辞任だから、もうリーチってこと。第一次(安倍政権)の時と同じだと言われても、文句は言えませんね」

政権の足元を見てみれば、まさしく泥沼だ。閣僚の士気はどん底まで落ち、レームダックの一歩手前。安倍総理自身、浮き足立つ議員たちを落ち着かせるかのように、10月30日の予算委員会で「解散は全く考えていない」と口にしている。

だが、総理の内心は違う。永田町の住人はおろか、全国民が「ここまでボロボロの時に、選挙なんかできるわけがない」と思っているからこそ、「解散」する意味があるのだ。

なぜか。選挙で圧倒的勝利を収めさえすれば、閣僚のスキャンダルなど全て吹き飛ぶ。それどころか、再び安倍総理は国民から全権委任を受け、レームダックに陥りかけた政権を延命させられるからに他ならない。

そして、いまの安倍総理には「勝てる」という絶対的な自信がある。その自信の最大の源泉が、政権の命綱、支持率である。

小渕氏・松島氏のダブル辞任を受けて、10月25日前後に新聞各紙が内閣支持率の緊急調査を行ったのは記憶に新しい。総理も官邸もその結果に戦々恐々としていたが、しかしフタを開けてみると、その結果は意外にも50%周辺をしっかりとキープしていた。

「朝日新聞に至っては、閣僚辞任前と比べて3ポイントも上がっていましたからね。今回の追加緩和も、支持率維持の追い風になってくれるはず」(官邸スタッフ)

マスコミが政治家のスキャンダル報道に躍起になればなるほど、次々に報じられる不祥事の「価値」は下がってゆく。そのうちみんな麻痺して、気にもしなくなるだろう—安倍総理は、そんな確信を深めたに違いない。事実、すでに総理の心はスキャンダルから離れているという。

「最近の安倍総理は、官僚の報告にも『そう、そりゃ大変だね』と返したり、『松島さんも、あんなに人前でしゃべるのが下手とは思わなかったなあ』なんて呑気に口走ったりと、周囲を〓然とさせるような発言が増えている。こんな非常事態だというのに、閣内で起きていることさえ、まるで他人事みたいなんです」(前出・官邸スタッフ)

■11・19までの3日間で

かつて安倍総理の祖父・岸信介氏は、総理在職中、'60年安保で国会と総理官邸を数万の学生が包囲している最中に、テレビの野球中継を見てつぶやいた。

「今日も後楽園球場は満員だな」

岸氏は、こう自らを鼓舞して戦後最大の修羅場を乗り切った。支持率があれば、いつでも「解散・総選挙」に臨むことができる。そして、いざ選挙をやれば、必ず勝てる。祖父から学んだこの事実こそが、安倍総理に不敵なまでの自信を与えているのだ。

とはいえ、誰も予想しないタイミングで突然「解散・総選挙」に踏み切るには、相応の大義名分が必要になる。それこそが、まさに現在、政権最大の懸案事項となっている消費税再増税の是非だ。自民党ベテラン議員もこう言う。

「安倍総理にとって、消費税増税判断こそが、支持率を急上昇させるための絶好のチャンスです。

11月17日に今年7~9月のGDP速報値が出ますが、これはどう考えても惨憺たる結果になる。しかし実は、政府が識者42人に増税の是非を問う『点検会合』の聞き取りが全て終わるのが、GDP速報値発表翌日の18日なのです。

聞き取りの内容を受けて、消費税増税先送りを決断し、その翌日の11月19日には速やかに解散を打って民意を問う。安倍総理は、おそらくそんなシナリオを描いているはず」

いま、世論は「これ以上増税なんかしたら、日本経済は耐えられない」「まだ庶民に負担を強いるのか」と、消費税再増税を拒む声が大勢である。にもかかわらず、麻生太郎副総理や谷垣禎一幹事長をはじめ、政府与党の幹部は軒並み「増税やむなし」と鬼のような主張を曲げない。「あいつら、本気で言ってるのか」というのが、国民の偽らざるホンネだ。

そうした流れの中で、安倍総理が会見を開き「じっくりと考えましたが、やはり国民の暮らしを犠牲にすることはできない。消費税増税は先送りにしたいと思う。その是非を含めて、解散・総選挙で国民に信を問いたい!」と宣言すれば、国民は熱狂するだろう。「よくぞ決めてくれた!」「安倍さんはほかの政治家とは違って、庶民の気持ちが分かる人だ」と称えられ、株価も再び上昇軌道に乗ることは間違いない。そして、年内に投開票が行われる総選挙では、客観的に言って、自民党が圧勝を収めることも目に見えている。

消費税増税の先送りは、総選挙の大義名分であると同時に、安倍総理にとっては勝利を揺るぎないものにする「必殺の一撃」でもあるのだ。

もちろん、総理にも懸念材料がないわけではない。野党勢力に全くと言っていいほど実力がない今、むしろ怖いのは、日に日に強まっている閣内や自民党内の抵抗だろう。

「あの菅官房長官が、ついに総理とギクシャクし始めている」と話すのは、前出の自民党ベテラン議員だ。

「菅さんは政権を守ろうとはしているが、彼だって政治家です。安倍総理と心中するつもりなど毛頭ない。

スキャンダルの火種になった女性大臣の登用に関しても、『誰でもいいから5人入れる』と言い張った安倍総理に対して、菅さんは『使える女性議員が全然いない』と反対していた。案の定尻拭いをさせられることになって、内心ではうんざりしていますよ」

さらに、別の自民党幹部議員もこう言って安倍総理に厳しい視線を投げかける。

「いくら野党が弱体化したとはいっても、選挙をやって議席を減らせば、総理としては問題ありでしょう。もっとも、あの人にそんな度胸があるとは思えませんけどね」

しかし、繰り返すようだが、「解散」は総理だけが切ることのできる最強のカードであり、それ以外の国会議員は否応なくその決断に従うしかない。党内で不満を募らせるベテラン勢や反安倍勢力がいくら存在感を増そうとも、その気になれば'05年に「郵政解散」を打った小泉純一郎元総理のごとく、反対派を「守旧派」と決め付け、刺客候補をぶつけて放逐することだってできる。党内の抵抗勢力を一掃する手段としても、「解散」ほど好都合なものはないのである。

北朝鮮による拉致問題の進展で支持率を浮揚するという狙いはすでに外れた。アベノミクスは弾を撃ち尽くし、よかれと思って決行した内閣改造は完全に裏目。おまけに、党内では離反の動きも広がりつつある—。一見すれば、いま安倍総理は絶体絶命の窮地に直面しているように思える。

それが、「解散」という一言を口にしさえすれば、総理は逆境の全てをはね返すことができるのだ。よく「ピンチはチャンス」と言われるが、「11・19」こそが、安倍総理にとってはまさにその「チャンス」に他ならない。

唯一、安倍総理本人にとってもコントロール不可能な不安要素があるとすれば、それは言うまでもなく体調である。2年間の激務で、安倍総理の体はもう限界に近づいている。このままダラダラと総理を続けたところで、第一次政権の時のように大腸炎で倒れることになるだろう。その点から言っても、総理は解散総選挙による一刻も早い「テコ入れ」を望んでいるのだ。

■「憲法改正」への執念

少し前まで、安倍総理に会った人は一様に「安倍さん、何だか元気すぎないか」と感想を述べていた。夜は毎日のように会合、土日になれば暑くてもゴルフ、という生活は、かつて病に倒れて総理を投げ出した人物とは、にわかに思えないハイテンションぶりだった。

だが、「この元気さは、総理が持病の大腸炎の治療に使っている、ステロイド剤による『ドーピング』のおかげでした。今は、健康状態の面でも第一次政権の末期をなぞっているかのようです」と証言するのは、前出と別の官邸スタッフだ。

「10月に入って、総理は一気に体調を崩した。風邪がなかなか治らず長引いて、外遊にかかりつけの慶應大学病院の医師を同行させたり、公務の合間に治療を行ったりしています。夜、公邸や私邸に戻る時間も、以前よりもかなり早い9時ごろが普通になりました。

精神的にも、冗談を言ったかと思えば急に黙ったり、かと思うと人をどやしつけたり、以前よりも感情の振れ幅が大きくなったような気がします。左の頬のシミが目立つようになったのは、ストレスのせいじゃないかと言われています」

いざ総選挙となれば与党の総裁たるもの、遊説に論戦にと、いま以上の激務の日々へ突入することになる。ここで忘れてはならないのが、安倍総理の最終目標は消費税増税や拉致問題の解決ではなく、あくまで「憲法改正」であるという事実だ。

彼にとってあらゆる政局、そして政治課題は、祖父の岸信介元総理も成し遂げられなかった、この目標を実現するための通過点に過ぎない。安倍晋三という政治家の行動原理は、すべてここに端を発している。いまだ道半ばである以上、どれだけ体調がすぐれないとしても、安倍総理は気迫と執念で総選挙を乗り切ろうとするはずだ。

オレの目が黒いうちに、「憲法改正」へ一歩でも近づく—総理の最終目標へと通じる道は、もはやこの「いまのうち解散」しか残されていないのである。


「週刊現代」2014年11月15日号より



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記事 [政治・選挙・NHK174] 首脳会談で敗者となった習主席 (産経)  : 日中会談 勝者の安倍総理、敗者の習金平  中国生まれで北京大卒の石平が分析

最初に私のコメント、次に記事本文を記載します。


[コメント]


■ 政治家としての稚拙さ・余裕のなさを露呈させた習金平

>安倍晋三首相との初の首脳会談に臨んだ習近平国家主席の態度は異様なものだった。こわばった表情はホスト役としていかにも不自然で、笑顔の安倍首相に挨拶の言葉をかけられても反応すらしなかった。
 余裕のある安倍首相の自然体と比べれば、習主席の態度は稚拙そのものだ。国際会議の晴れ舞台で「自信満々の大国指導者」を演じていたはずの彼が何ゆえにこんな失態を犯したのか。


その通りで、日中首脳会談冒頭の握手は習金平の仏頂面から習金平の器の小ささ、余裕のなさ、稚拙さを露呈させたものでした。
逆に笑顔、自然体であいさつをした安倍総理の余裕が際立っていました。
記事執筆者の石平氏もそう評価したようですね。


■ 勝手な条件をつけて安倍総理から明確に拒絶された中国  それでも会談に応じるしかない追いつめられた習金平

>領土問題の存在を認める」「靖国は参拝しない」という2つの条件を日本側に突きつけた。
しかし、安倍首相は最後までそれを拒否した。窮地に立たされたのは習主席の方である。

>APEC開催の3日前、日中間でようやく4項目の「合意文書」が交わされた。もちろんそこには「靖国」のやの字も入っていないし、日本が認めたとされる「異なる見解」は決して「領土問題」を指していないことは一目瞭然だ。つまり中国は、日本側に突きつけた2つの「条件」を自ら取り下げて首脳会談に応じた。

>こういうことを強く意識しているからこそ、安倍首相との会談の冒頭、習主席は自らの悔しさを覆い隠すために、条件を引き下げたことを国民の目からごまかすために、わざと無礼な態度をとって虚勢を張るしかなかった。その瞬間、習主席は文字通りの敗者となった。


以上もその通り。

習金平は会談実現に条件をつけた。
尖閣の領土問題を認めろ! 靖国に参拝しないと約束しろ! というものですね。

日本として当然そのような条件を飲めるわけもなく、安倍総理は筋を通してそれらの条件を明確に拒絶。

・日本の見解は、尖閣の領土問題は存在しない。
・中国の見解は、尖閣の領土問題は存在する。

日中合意文書では、こういう異なる見解であることを互いに認識しただけであり、日本は尖閣が領土問題であるとはまったく認めていないわけです。
靖国については言及さえされていません。

すなわち、条件付けをした習金平の完全敗北。

だからこそ、反日世論を気にし、「自らの悔しさを覆い隠すために、条件を引き下げたことを国民の目からごまかすために」仏頂面をするしかなかったわけです。

石平氏は、中国人であっただけに実によく見ています。

今回の日中会談では、安倍総理のしたたかな外交力がいかんなく発揮されたと言えるでしょう。
中国側が要求した条件付けをすべて拒絶した状態で会談にこぎつけ、日中間の具体的な協力構築を中国側から引き出したのだから。


[記事本文]

北京でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)で安倍晋三首相との初の首脳会談に臨んだ習近平国家主席の態度は異様なものだった。こわばった表情はホスト役としていかにも不自然で、笑顔の安倍首相に挨拶の言葉をかけられても反応すらしなかった。

 余裕のある安倍首相の自然体と比べれば、習主席の態度は稚拙そのものだ。国際会議の晴れ舞台で「自信満々の大国指導者」を演じていたはずの彼が何ゆえにこんな失態を犯したのか。

 政権発足以来2年間、習主席はずっと安倍政権と対決路線をとってきた。日本との首脳会談を拒否する一方、国内外においては「安倍叩(たた)き」を進め、「極右分子・危険な軍国主義者」などの汚い罵倒を安倍首相に浴びせた。そして尖閣周辺の海域と空域では日本に対する挑発行為をエスカレートさせている。

 一方の安倍首相はその間、一心不乱に中国包囲網の構築を目指すアジア外交を精力的に展開した。日米同盟を強化した上、東南アジア諸国との連携を進め、あらゆる国際会議の場を借りて「力の支配」を企(たくら)む中国に対する批判と牽制(けんせい)を行った。


その結果、アジアで孤立を深めたのは中国の方であった。一時にはベトナムとフィリピンが反中国の急先鋒(せんぽう)となってしまい、ASEAN諸国の大半も安倍首相の中国批判に同調する方へ傾いた。気がついたら、習主席のアジア外交は袋小路に入っていた。

 習主席は何とか劣勢をはね返して外交を立て直そうとし、中国が議長国を務めるAPECが最大のチャンスとみて着々と動き出した。まずはベトナムとの対立を緩和させ、フィリピンとの領土紛争も一時的に休戦させた。経済援助を手段に一部のアジア諸国を手なずけた。準備万端整えた上で習主席はAPECの大舞台に立ったのである。

 しかし彼には心配事があった。安倍首相の出方だ。中国が招かなくても、安倍首相が国際会議参加のために北京にやってくる。そしてもし、安倍首相がこの重要会議において相変わらずの中国批判を展開していたら、中国にとっての晴れ舞台が台無しになってしまう。会議を利用してアジア外交を立て直そうとする習主席の企みは、ご破算になりかねない。


中国は結局、安倍首相を「野放し」にするようなことはできなかった。そのためには首脳会談に応じる以外にない。もちろん中国はそう簡単に折れたくはない。「領土問題の存在を認める」「靖国は参拝しない」という2つの条件を日本側に突きつけた。

 しかし、安倍首相は最後までそれを拒否した。窮地に立たされたのは習主席の方である。そしてAPEC開催の3日前、日中間でようやく4項目の「合意文書」が交わされた。もちろんそこには「靖国」のやの字も入っていないし、日本が認めたとされる「異なる見解」は決して「領土問題」を指していないことは一目瞭然だ。つまり中国は、日本側に突きつけた2つの「条件」を自ら取り下げて首脳会談に応じた。

 こういうことを強く意識しているからこそ、安倍首相との会談の冒頭、習主席は自らの悔しさを覆い隠すために、条件を引き下げたことを国民の目からごまかすために、わざと無礼な態度をとって虚勢を張るしかなかった。その瞬間、習主席は文字通りの敗者となった。


 習主席にとっての問題はむしろこれからだ。「靖国不参拝」を約束しなかった安倍首相はいつでも参拝できるが、首脳会談に踏み切った習主席にしては、安倍首相に「参拝されたら」大変なことになる。今後、安倍首相に気を使わなければならないのは習主席の方だ。安倍首相を怒らせるようなことはそう簡単にできなくなる。首脳会談後の日中関係で優位に立つのは、結局安倍首相の方ではないか。


【プロフィル】石平

 せき・へい 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。

http://www.sankei.com/column/news/141113/clm1411130004-n1.html



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/435.html

記事 [政治・選挙・NHK174] ともかく投票には行きましょう。間違っても自民党には入れないようにしましょう(生き生き箕面通信)
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/f9c40b7f3374dac083cdfc8ce1ce2cd8
2014-11-13 09:49:10

 「デフレからの脱却を果たした安倍首相」「景気を回復させる安倍首相」「消費増税を延期する庶民の味方、安倍首相」――これが自民党が打ち出す選挙必勝戦略だそうです。消費増税の見送りすら、選挙の目玉に仕立てる考えでです。

 勝てば官軍、勝つためには何でもやる。利益誘導だろうが、だましだろうが、何でもやる。負けたらあかん。とにかく、勝ちゃいいんだよ。これが安倍自民党の”戦略思考”といえます。

 これに対して私たち庶民が政治に求めるモノは、平和で幸せな生活ができる環境を整えてくれる政権ですよね。そのためには、原発は廃炉にする原発ゼロ社会の推進、特定秘密保護法を廃止し、集団的自衛権の行使容認を撤回する政治。庶民の生活を直撃する消費増税の延期。TPP(環太平洋経済連携協定)交渉からの離脱。中国や韓国など近隣諸国との関係改善、などが必須のはずです。

 悩ましいのは、安倍という男が前面に立てる一つに、「消費増税の見送り」が想定されることです。安倍という男は、自分が失敗した「消費税の再引き上げ」を、逆に自分の手柄として吹聴する図々しさをあっけらかんとやってしまえる厚かましさに恥を感じない鈍感力がとてつもなく強大なのです。負けそう。

 いや、ここで負けてはなりません。ならぬものはならぬのです。

 自民党候補には絶対に投票しないようにしましょう。例え、自分の選挙区にこれと思う”玉”がいなくても、投票所には足を運び、相対的にベターな候補に投票しましょう。投票所に行かないこと、棄権することは、安倍自民党に100%お任せするという白紙委任をすることになります。

 自民党の得票数が全国でがた減りすれば、たとえ小選挙区効果で自民党候補が当選しても、安倍政権の命脈は短命で終わらせることができます。先は長い。戦いは続く。がんばりましょう。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/436.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 中国を侮るなかれ 僅か10年50年で世界は変貌する(世相を斬る あいば達也)
中国を侮るなかれ 僅か10年50年で世界は変貌する
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/b356081c196243163518787c5c2017c4
2014年11月13日

今夜紹介する、The Financial TimesのEdward Luce氏のコラムは、翻訳が悪いのか、原文が判りにくいのか、否定形が多すぎて読みにくい。ただ、言わんとしていることの中で明確な事実は、アメリカは誰が大統領になっても、対中外交では苦難に出くわすと云う点。また、「習主席は、中国の開放政策を打ち出したケ小平のように話すが、中国の絶対的指導者、毛沢東のように行動する。」と云う例示だが、一党独裁主義と資本主義の組み合わせは、自由民主主義と資本主義の組み合わせに比べて、ルール違反なほど条件的に有利な闘いが出来る点に注目しておきたい。

 ロシアも表向き、民主主義と資本主義の組み合わせだが、ロシアの大統領制に関しては、必ずしも選挙の洗礼を年ごとに浴びるような不安定さは見られないので、ひとりの大統領の独裁制と資本主義が混交した政治体制になっている。日本人が考えている以上に、ロシアと中国の潜在的能力を見くびっては拙いだろう。少なくと、ユーラシアの、この2大国は、国家概念が明確だ。しかし、いまのアメリカは、2大政党と言われても、共にグローバル資本に跪く政治集団であって、国家概念は、ますます曖昧なものになってきている。

 コラムで語っているように「中国は空や地上からと同様に潜水艦からも核弾頭を発射する能力を備えるなど、米国、ロシアと並んで核兵器の三大保有国の一つになるまであとわずかのところまで来た。」つまり、ロシアは痩せても枯れても、世界に君臨する軍事大国なのである。中国は、その2大軍事大国に追いつこうと必死こいているわけで、最終的には、3大軍事大国の出現は、もうすぐ我々の目の前に現れることになる。このような10年、50年のスパンで物事を見ていけば、反中であるとか、反ロであるとか、口に泡吹かせて語ってはいられないのだ。

 たしかに現状は、アメリカには経済力があるから、という反論もあるだろうが、この米国経済の正体が問題なのだ。頼りにする経済の源泉が、国家概念を超えたところ、マネーと云う怪物に存在している点がポイントなのだ。前述のようにアメリカの民主党も共和党も、グローバル企業群の献金により政治活動を請け負っている地位に落ちているのだから、アメリカ合衆国と云う国の味方を常にするかどうか不確かなのだ。

 筆者の現状における認識だが、自由主義、民主主義と資本主義の組み合わせは、人々、国民から離れた世界に住んでいるマネーと云う怪物に支配される必然的運命性を持っているようだ。特に、金融資本主義が盛んになるに従って、このシステムの弱点がさらけ出た。前述のように共産党独裁と資本主義の方がシステム上、迅速性や、独善性や、資本の集中等々において、競争力で優位に立つ。このような姿で、世界が回り出すと、自由主義、民主主義と資本主義の組み合わせでは、国家概念が喪失し、「新世界秩序」(世界統一政府による地球レベルでの管理社会を指すものとしても使われる。)の概念に向かう力と、自由主義、民主主義と資本主義を否定し、新たな政治概念を作る方向に大きく分かれて行きそうだ。

 我が日本が、どちらに向かって進むべきか、然るべき議論が生まれても良いのだが、どうもこう云う方面になると、政治家も官僚も国民も、まったく興味を示さない。半ちょろけな、グローバリズムに現を抜かしている間に、BRICsに経済的にも抜かれ、東洋の孤島の小国になるのかもしれない。それはそれで、生きる手立てはあるが、グローバリズムの渦に巻き込まれてしまっていると、食い物からエネルギーまで死活問題に直結する肝を握られているだろうから、奴隷的自発性なき島になるだろう。真っ当な良識持つ天皇制と、勤勉で我慢強い国民がいると云うのに、何ひとつ使うことなく、奴隷的自発性なき島になるのは悲しすぎる。


≪ [FT]オバマ大統領、中国相手にできることは少ない

2期目の米大統領は国際舞台に慰めを求めるのが、いわば伝統になっている。オバマ大統領も例外ではない。先週の米中間選挙で大敗した後、オバマ大統領は10日、中国に降り立った。そして中国の習近平国家主席と首脳会談に臨む。

 ワシントンに比べて北京の方が意のままに動かしやすいとはいきそうにない。時間の経過とともに、オバマ氏の国際舞台での地位は、国内での弱体化と 切り離して考えるのがますます難しくなっている。実際、そんな論調が広まりつつある。「米国社会は(オバマ大統領の)凡庸さにうんざりしてきている」。中国の準機関紙である環球時報は先週、こう指摘した。

 そんなことを口にしないほどには習主席は礼節をわきまえている。しかし二人のうちどちらが上り調子なのかは見誤りようが無い。

■中国軍事費、09年の2倍近く  

オバマ氏は就任1年目に中国政府に対し、米中2国で世界の諸問題に取り組む「G2論」を提唱した。中国はオバマ大統領の申し出を拒否した。その後、オバマ大統領は「アジア回帰」戦略を発表。中国は米国による封じ込め政策とみて、これに反応した。中国の現在の実質防衛支出は、オバマ大統領が初めて訪中した 2009年の2倍近い。この間、米国の軍事予算はインフレ率程度しか伸びていない。

 弱体化したオバマ氏は中国で何か成果を挙げられるか。答えは必ずしも「ノー」ではない。
 北朝鮮を除く中国の近隣諸国は、同地域で米国の存在感が高まることを強く望んでいる。よく皮肉っぽく言われる通り、習主席は、中国の開放政策を打ち出したケ小平のように話すが、中国の絶対的指導者、毛沢東のように行動する。ベトナムやインド、フィリピンなど、かつては米国と軍事的なつながりを持つことを警戒していた国々は、いまでは堂々とつながりを求めている。従来、米の軍事的資源は太平洋地域と大西洋地域に50%ずつ配備されてきたが、オバマ大統領のアジア回帰政策は、太平洋への配備を60%に引き上げる。

 さらに、オバマ大統領の前回の訪問時に比べ、中国経済の見通しはずっと勢いが弱まり、米国の経済成長はようやく加速してきた。今週のオバマ大統領の課題の一つは、世界経済の半分以上を優に占める11カ国による環太平洋経済連携協定(TPP)をさらに進展させることだ。

 中国はTPPに参加を要請されていない。中国政府の中には、これを米国による囲い込みにつながる経済圏とみる人もいる。もしオバマ大統領が日本や その他の参加各国と協定をまとめれば、同大統領が進めるアジアへ安全保障の軸足を移す「再均衡(リバランス)政策」を強固にするかもしれない。書類上はうまくいきそうだが、実際は違うだろう。

■進展みられないTPP

 ここで国内での弱体化がオバマ大統領の足を引っ張ることになる。TPP交渉でほとんど進展がみられないのは、米国議会がオバマ大統領に対し貿易促 進権限(通称ファストトラック)の付与を拒否しているためだ。ここで指す議会とは、民主党が多数を占める議会だった。共和党は1月に上院議会で実権を握ることになるだろう。オバマ大統領の戦略は、交渉をまとめてからようやく議会に貿易促進権限の付与を要請するというやり方だ。これまでのところ、この順序が逆に進んできた。

 一方、議会側が貿易促進権限を認めたのは、クリントン元大統領が北米自由貿易協定(NAFTA)の締結交渉をして以来、20年間で5年だけだ。先週の中間選挙敗北を受け、オバマ大統領が共和党に対し、この件は任せてほしいと交渉しやすくなったかというと、それは甘い考えだ。保守系の草の根運動「茶会党」の目的は結局のところ、オバマ大統領の「帝国的大統領の時代」を終わらせることだ。

 世界の国々、特に中国は、反対の視点からオバマ大統領をみつめている。任期も後半戦に入りすっかり影響力の弱まったリーダーという目だ。中国ウオッチャーたちによると、オバマ氏は時間や手段が限られているという見方に、習主席は就任以来ますます意気軒高だという。今後、ヒラリー・クリントン氏か、共和党のだれかが大統領に就任するだろう。どちらが就任しても、オバマ大統領に比べれば国際政治の舞台ではタフな交渉相手になるはずだ。この見方が誤りだとしても、習主席は昨年カリフォルニア州で就任後初めての米中首脳会談を行って以来、オバマ大統領への敬意をほとんど見せていない。

 オバマ大統領は習主席に対し、米国防総省やその他の標的へのサイバー攻撃をやめるよう警告した。中国のサイバー攻撃は増大した。今年これまでに、オバマ政権は中国軍幹部を含む中国人5人 をサイバー空間での諜報(ちょうほう)活動で起訴した。このうちだれの裁判も行われそうにない。中国政府はこうしたオバマ大統領の「見せかけ」を織り込むようになっている。

■変わるパワーバランスのなかで

  米大統領が他のだれであっても、中国はもっと強引だったのではないかとみるのがフェアな見方だ。中国の目的は世界のリーダーになること。中国から見れば、国際通貨基金(IMF)も米国の利害を映す機関にみえる。米大統領がだれであれ、中国は米が主導する機関の影響力を抑え込もうとするだろう。
 同様に、他のだれかではなくオバマ氏が大統領だったから中国の軍事支出がここまで上昇したとは考えにくい。どちらにしても急上昇しているのだ。

  オバマ大統領の就任以来、南シナ海で領有権を主張する他国への防衛に対し、中国は、米国の介入を阻止する「接近阻止・領域拒否」の増強に多額の資金を投じている。中国は空や地上からと同様に潜水艦からも核弾頭を発射する能力を備えるなど、米国、ロシアと並んで核兵器の三大保有国の一つになるまであとわずかのところまで来た。超音速弾道ミサイルやその他の最新鋭兵器に何十億ドルも投資している。かつては難攻不落の象徴だった米国の空母の艦隊も、古ぼけてみえてくる。

 権力の極みにいても、この件についてはオバマ大統領にできることはあまりなかった。リーダーが持ちうるつかのましか行使できない権力よりずっと強大な(パワーバランスの)趨勢をオバマ大統領は受け継いだ。しかしそれでも外交では感覚も重要だ。オバマ大統領は前回の訪中のころはまだ 権勢を誇っていたが、中国側からお粗末な対応を受けた。さらに弱体化した今では、前回より大きな影響力を持つなど期待できないだろう。

By Edward Luce
(2014年11月10日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) (c) The Financial Times Limited 2014. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation. ≫(The Financial Times:日経新聞・翻訳)



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/437.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 民主・共産の対応次第<本澤二郎の「日本の風景」(1816) <課題山積・強くない自公>
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52086565.html
2014年11月13日 「ジャーナリスト同盟」通信

<課題山積・強くない自公>

 「野党がばらばらなうちに総選挙を」と、国家主義・改憲軍拡野望の自公と官邸が動き出した。集票マシーンの創価学会も。平成の治安維持法と自衛隊参戦に踏み切った公明党が、安倍に塩を送っている。2匹目のドジョウはいない。
アジア外交を破綻させ、アベノミクスで日本経済と財政を悪化させ、庶民の暮らしを混迷にさせている安倍・自公政権を勝利させる日本国民であろうか。民主・共産の野党の出方次第で安倍退陣・自公政権の崩壊が起こりうる。

<野党の受け皿が決めて>

 野党が「反国家主義・改憲軍拡NO]の統一戦線を組むことが出来れば、6割以上の無党派層は、支援を惜しまないだろう。第2自民党的な野合では、勝利は出来ない。わかりきっていることである。
 国家破綻へと急落している。財政再建に無関心な、ばら撒き自公政権では日
本の再生はない。靖国参拝・改憲軍拡の国粋主義では、国民を安心・安全な大地に送り届けることは出来ない。財閥優遇から民衆優遇の政治に切り替える必要がある。それが今である。大局的見地から、野党は考えて体制を組めば勝てる。多くの国民の声である。

<代々木の野党分断やめよ>

 そのためには、いつも自民党に塩を送っている日本共産党の動向が左右する。あえて指摘する必要があろう。表では「自共対決」とほざきながら、実質は野党分断に懸命な同党の対応は、国家主義・国粋主義の自公政権の下では、もはや許されないだろう。
 これは天の声である。代々木は、従来の姿勢を改めて乾坤一擲の決断を有権者の前に見せて、歴史に名を残すべきだが、どうだろうか。

<謙虚・謙虚の民主党へ>

 野党第1党の民主党の責任も重い。リベラルの結集である。党内の極右・松下政経塾に翻弄されるようでは、大事をなすことはできない。
 静かに民意がどこにあるか、そこから野党連携に向けていけばいい。改憲軍拡を庶民・大衆は望んでいない。平和・福祉重視の公平・公正な日本社会実現に期待を寄せている。
 拉致問題にみられる自公の謀略外交を望んでいない。戦争体制を推進する日本を世界は見たくない。民主党は謙虚・謙虚に民意を汲み取る野党連携に、必死で知恵を出したら勝てる。
 戦後最悪の自公政権を打倒することが民意である。

2014年11月13日記



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/438.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 極めて奇異な日中合意文書 「若干の認識の一致」とは何なのか 岡田克也のズバリ直球(ZAKZAK)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141113/plt1411130830001-n1.htm
2014.11.13


 ソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦選手が先週8日、上海でのフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦(中国杯)の練習中に、中国選手と激突したニュースには驚いた。私はテレビで見たが、頭から血を流して倒れ込んだ羽生選手の姿に、本当に心配になった。

 驚いたのは、羽生選手が頭部にテーピングをして、リンクに戻ってきたことだ。痛みで表情をゆがめ、何度かジャンプで転倒しながらも、男子フリーの演技『オペラ座の怪人』を見事にやりきった。私を含め、多くの人々がその姿に感動したと思う。

 衝突後に棄権せず演技を行ったことについては賛否両論あるようだが、私は羽生選手の執念のようなものを感じた。19歳で金メダルを獲得した際、私は「これからが大変だろう」と思っていたが、試練は早くもやってきた。羽生選手は演技前、衝突した中国選手と握手をしていた。素晴らしいスポーツマンシップだ。今回の出来事で、羽生選手は一回りも二回りも大きくなったのではないか。

 さて、安倍晋三首相と中国の習近平国家主席の日中首脳会談が10日午後、APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議が開催されていた北京で行われた。羽生選手たちと違い、習主席が厳しい表情で安倍首相と握手していたのが印象的だったが、2年半ぶりに両国首脳が会談したことは良かった。

 中国の大国意識や覇権主義にも問題はあるが、両国の首脳会談がここまで開かれなかった背景には、安倍首相の再登板前の軽率な言動や、昨年末の靖国神社参拝があったことは間違いない。日中両国には議論すべき課題や協力すべき取り組みがたくさんある。関係改善にはまだ時間を要するが、とにかく両国首脳は何度も会って、信頼関係を深める努力をすべきだ。安倍首相には、一国の首相として、もう少し言動に慎重になってほしい。

 現在、小笠原・伊豆諸島周辺には、赤サンゴの密漁が目的とみられる中国漁船が200隻以上も押し寄せている。密漁は泥棒以外の何物でもなく、これだけ大々的な行為は国際的にも恥ずべきことだ。中国政府にはもっと真剣に取り締まってもらいたい。こうしたことも、両国間で情報を密にすべきだろう。

 日中首脳会談に先立ち、両政府は7日、合意文書を発表した。そのなかに、「双方は、歴史を直視し、未来に向かうという精神に従い、両国関係に影響する政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみた」という文章があった。極めて奇異な合意文書といえる。

 「若干の認識の一致」の「若干」とは、認識の一致の程度を示しているのか、何か特定のこと(=靖国参拝など)を示しているのか、よく分からない。安倍首相にはぜひ、こういったことを説明してほしい。国会でも問いただしていきたい。 (民主党代表代行)



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/439.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 12月総選挙 注目25人落選危機 菅直人氏、田中真紀子氏は? 小林吉弥氏予測(ZAKZAK)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141113/plt1411131140002-n1.htm
2014.11.13


 安倍晋三首相は、消費税率の10%への再増税を2017年4月に先送りする方針を固めた。これを受け、延期の是非などについて「国民に信を問う」ため、来週にも衆院を解散し、12月に総選挙が行われる流れが一気に加速した。「最速で19日の解散もあり得る」とささやかれているが、選挙戦の結果、スキャンダルや独特の存在感で注目される議員の当落はどうなるのか。政治評論家の小林吉弥氏が予測したところ、現職閣僚も落選の危機にひんするという衝撃の結果が出た。

 「解散のタイミングはなんら決めていない。私自身が言及したことは一度もない」

 安倍首相は11日午後、APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議が閉幕した後、北京で記者会見に臨み、こう語った。

 だが、「首相は解散の時期と公定歩合についてはウソをついてもいい」というのは永田町の定説だ。安倍首相は一連の外遊日程を終えて帰国する17日にも、公明党幹部らと選挙日程について協議するとみられる。再増税の時期として想定する17年4月までに、衆院議員は任期(16年12月)を迎えてしまうため、解散して国民の審判を仰ぐ必要があるからだ。

 現に、公明党の山口那津男代表は11日の記者会見で、「自民党の茂木敏充選対委員長もそれ(解散)を視野に準備をすると明言した。諸般のことを考えたうえで、われわれとしてはそれなりの構えを考えざるを得ない」と語り、準備を加速させるよう党内に指示したことを明らかにした。与党内では「12月2日公示−14日投開票」「12月9日公示−21日投開票」との日程案が浮上している。

 野党側も浮足立った。

 民主党の海江田万里代表は同日、代議士会でのあいさつで、「安倍首相、解散をやれるもんならやってみなさい! われわれは堂々と受けて立つ」と所属議員を鼓舞した。

 次世代の党の平沼赳夫党首も党の会合で、「油断はできない。腰を据えて頑張っていただきたい」と呼びかけた。

 選挙戦では、「政治とカネ」をめぐる醜聞が直撃した現・元閣僚や、共闘態勢の構築が不十分な野党議員は、厳しい戦いを強いられる。夕刊フジでは、与野党の計25人をピックアップし、最新の選挙区情勢を踏まえた分析を小林氏に依頼した。予測は、比例復活は考慮せず、選挙区の勝敗に特化した。結果は別表の通りだ。

 まず、「うちわ問題」で辞任した松島みどり前法相(東京14区)について、小林氏は「野党候補が一本化されれば落選の可能性が高い。トラブルの釈明の際に与えた『強気』の印象が、有権者から反発を受けそうだ」と語る。

 後援会の政治資金収支報告書の虚偽記載問題が発覚した望月義夫環境相(静岡4区)に関しては「過去にさかのぼって選挙結果をみても、常に接戦。そのうえ、金銭問題が浮上したとなれば、情勢は厳しくなる」と分析した。

 『週刊新潮』に女性問題を報じられ、昨年7月に衆院議院運営委員長を辞任した佐田玄一郎元行革担当相(群馬1区)も、「野党が候補者を一本化できなくても、接戦は避けられない」という。

 これに対し、小渕優子前経産相(群馬5区)は、関連政治団体の不透明収支問題が刑事事件に発展する恐れがあるものの、比較的善戦しそうだ。小林氏は続ける。

 「小渕氏は自民党離党を余儀なくされ、無所属で出馬することが予想される。その場合でも、青木幹雄元参院議員会長がバックに控えており、自民党は対抗馬を立てないのではないか。背景には、不透明収支問題で小渕氏本人に累が及ばなければ復党させるという前提がありそうだ」

 「群馬5区での、父・恵三元首相以来の『小渕人気』をあなどってはいけない。中曽根康弘元首相の孫の康隆氏の出馬も取り沙汰されているが、その場合でも五分五分の戦いにはなる」

 政治資金処理のミスを追及されている江渡聡徳防衛相(青森2区)も「選挙に強い。野党がよほど強い候補を立ててこない限り逃げ切る公算が大」という。

 一方、野党陣営にも「落選危機」の注目候補が多々いる。

 民主党では、2012年衆院選でも比例重複に救われた菅直人元首相(東京18区)が、「地元で『お役ご免』という空気も広がっている」という。

 12年に落選し、返り咲きを目指す田中真紀子元外相(新潟5区)も「父・角栄元首相以来の後援会がもはや機能していない」として、「苦戦」という結果が出た。

 関連政治団体の政治資金収支報告書に約243万円の不記載が発覚したうえ、安倍首相から衆院予算委員会で、極左暴力集団「革マル派」が浸透している団体からの献金問題を指摘された同党の枝野幸男幹事長(埼玉5区)は「やや優勢」だった。

 維新の党は、「大阪都構想」をめぐり大阪府・市議会で対立する公明党への牽制として、いずれも公明党の現職議員がいる大阪3区に橋下徹共同代表(大阪市長)、16区に松井一郎幹事長(大阪府知事)を立てる方針を示している。

 小林氏は「都構想が道半ばの今、両氏の国政転身は考えにくい」と断ったうえで、仮に出馬した場合に予想される情勢を次のように語った。

 「橋下氏は、国政に打って出ることへの有権者の期待感から、公明党現職の佐藤茂樹衆院議員を押しのける可能性が大。松井氏の場合は、公明党の対抗馬である北側一雄副代表の人気が根強く、苦戦を強いられる」

 他の野党では、当選11回のベテランである次世代の党の平沼赳夫党首(岡山3区)が「『高齢批判』が噴出すれば、自民党候補に詰め寄られかねない。楽観を許さない」。8億円の借り入れ問題でみんなの党代表を辞任した渡辺喜美氏(栃木3区)は「地盤はかなり堅固。借り入れ問題の表面化後、まめに地元を歩いていることが奏功しつつある」として、「やや優勢」となった。

 閣僚やベテラン議員にすら落選の危機が迫る「師走の衆院選」には、どんな波乱が待っているのか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/440.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 衆院選出馬、明言避ける=維新・橋下氏 (時事ドットコム) : 「維新」の 橋下代表が 民主党との選挙協力を はっきり否定

最初に私のコメント、次に記事本文を記載します。


[コメント]


■ 維新の橋下代表が 民主党との選挙協力を明確に否定

> 民主党との選挙協力については「僕は反対。今の状況ではできない」と強調し、現時点での候補者調整に否定的な考えを示した。 


「維新」の一部の幹部が民主党との選挙協力を模索しているようです。

しかし「維新」の共同代表である橋下は、上記の通り民主党との選挙協力を明確に否定しています。

橋下がいてナンボの「維新」ですから橋下のこの主張を覆すのは無理であり、民主党との選挙協力の可能性は低い、または極めて限定的なものに留まると思われます。


■ 共産党もほとんどの選挙区で他党との選挙協力を否定

共産党も沖縄2区以外のすべての選挙区で他党との選挙協力を行わない方針です。(下記)

『共産党の志位和夫委員長は12日の記者会見で、次期衆院選では原則として295の全小選挙区で
候補者を擁立する方針を表明した。沖縄2区に限っては社民党の現職を推薦する方向だ。』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS12H1Y_S4A111C1PP8000/


上記の通り共産党は、沖縄2区以外はすべての選挙区で共産党候補を立てる方針。


以上からして、多くの選挙区での野党選挙協力、すなわち野党統一候補とすることは、一部の野党幹部の妄想で終わりそうです。


[記事本文]

維新の党の橋下徹共同代表は12日、自身と同党の松井一郎幹事長の衆院選への出馬について「いろいろ考える」と述べ、明言を避けた。大阪市役所で記者団の取材に答えた。

民主党との選挙協力については「僕は反対。今の状況ではできない」と強調し、現時点での候補者調整に否定的な考えを示した。 

 橋下氏はまた、安倍晋三首相が衆院解散に際して消費増税先送りを決めた場合には、「最高の解散・総選挙だ。自民党に反対する人はいない。安倍政権とは違う政策の選択肢を示さないと太刀打ちできない」と指摘した。(2014/11/12-12:58)

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS12H1Y_S4A111C1PP8000/



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/441.html

記事 [政治・選挙・NHK174] AKBを安倍首相と自衛隊に提供…注意!秋元康が愛国ビジネスを展開中(リテラ)
           AKB48公式サイト「秋元康プロフィール」より


AKBを安倍首相と自衛隊に提供…注意!秋元康が愛国ビジネスを展開中
http://lite-ra.com/2014/11/post-627.html
2014.11.13. リテラ


 先月末に閉幕した東京国際映画祭、物議を醸したのは、そのキャッチコピーだった。
〈ニッポンは、世界中から尊敬されている映画監督の出身国だった。お忘れなく。〉
 書店を占拠する愛国本のキャッチコピーと見間違うほどの内向きなスローガンに、映画人を中心に非難が殺到した。

 なお、映画祭のオープニングセレモニーには安倍晋三首相も出席し、嵐の5人に囲まれている。出席後に更新された首相官邸のフェイスブックには、「我が国が誇る質の高い日本映画は、日本の文化、魅力を世界に伝える『クールジャパン』の一翼を担う重要なコンテンツです。(中略)映画を通じて、日本に関心を持ち、日本の文化に触れ、日本のファンになってくれる人々が世界中に増えるよう」と、繰り返し「日本」を使う悪文がアップされ、映画祭を国力アピールに使った。要するに、映画監督や俳優の才気には微塵も興味をお持ちでないご様子。となればあのキャッチコピーも、映画祭を国力に繋げたいとする本音を裏付ける文言だったと分かる。

 この映画祭の総合プロデューサーを務めたのは秋元康だ。今年の年始、産経新聞で安倍首相と対談した秋元は、クールジャパンをいかに盛り立てていくかについて、

「『日本に生まれてよかった』ということを、われわれの責任で次の人たちのために作らなきゃいけないと思う人たちだけが集まってオールジャパンを作ったとき、たぶん勝てると思うんですよね」

 と頓珍漢なメソッドを語っている。日本に生まれてよかったと思うために、オールジャパンで勝たなくちゃ……というのは愛国本どころかヘイト本の思考だ。映画人は、オールジャパンで勝つために映画を作っているわけではない。

 これだけでなく、秋元康による国策へのコミットは枚挙に暇が無い。昨年12月、日本主催のASEAN特別首脳会議の晩餐会にAKB48を登場させた。安倍首相はこの時の反応を、各国首脳が「自分たちの国にはそんなのないと釘付けになっていた」と成功例のように語っていたが、各国首脳が着席するパーティ会場でミニスカートの少女集団に「おもてなし」させたことに、ここは北朝鮮かと目が点になっていただけに違いない。

 また、今年7月に集団的自衛権を行使容認する閣議決定が行なわれた直後から、AKB48の“ぱるる”こと島崎遥香が出演する陸海空自衛官募集CMが開始されたことも話題となった。

〈自衛官という仕事、そこには大地や海や空のように果てしない夢が広がっています〉という安っぽいキャッチコピー。集団的自衛権行使や日米防衛協力指針見直しによって、“果てしない悪夢”すら生じかねないわけだが、塩対応で知られる島崎が珍しいほどの笑顔で「ここでしかできない仕事があります」と締めくくるCMに目を輝かせてしまう男子は少なくないのかもしれない。

 CM開始のタイミングにあわせて、全国の高校3年生のもとに自衛隊募集の案内が続々と届いたのもキナ臭さが漂う。島崎は、防衛省が編集協力している自衛隊オフィシャルマガジン「MAMOR」(扶桑社)11月号の表紙にも登場しており、もう露骨すぎる展開だ。

 先月末には政府広報「成長戦略でチャレンジ!日本」にAKB48が登場、メンバー8人が医者や農家や若女将のコスプレで〈若者のみなさんへ 羽ばたくチャンス拡大中。〉と訴える広告を打った。そこには、有効求人倍率の上昇や賃上げ率が過去15年で最高だとアベノミクスの効果が訴えられているが、増加している求人の内訳は非正規ばかりだし、賃上げの恩恵を受けているのは大企業のみという現状。今年「大人AKB」を期間限定で雇ったり、「バイトAKB」プロジェクトを始めたりしている彼女らこそ、雇用の流動性を体で知っているはず。

 さらに、今年5月には、AKB48の握手会の最中にメンバーの川栄李奈と入山杏奈がのこぎりで切りつけられる事件が発生。アイドル業界全体に浸透した握手会目当てでCDを大量購入させる手法や、ハグをはじめとした握手に留まらない「触れ合い」など、アイドルの商法についてまで問題が派生した。しかし、この事件において私がもっとも嫌悪感を覚えたのは、事件後に秋元康が記したコラムだった。凶行に憤りつつも、読売新聞の連載コラムにこう書いた。

 事件に遭ったことでAKB48の未来に壁が立ちはだかったとし、「壁を乗り越えるでもなく、迂回するでもなく、突き破って進んだのは、川栄、入山を始めとするメンバー自身だった。『夢をあきらめるわけにはいかない』。その信念から傷ついた彼女たちは立ち上がり、前に進んだ」とした。

 出来事を全て物語化してマネーに変えてしまう達人は、のこぎりで切りつけられた事実をも「夢」で乗り越えるという物語に作り変えてしまった。そりゃあ、自衛隊を「果てしない夢が広がっています」と誉め称えられるわけだ。彼の脳内では、トラブルや困難は全て夢に転化できるのだろう。

 そして、「志村、後ろ!」ばりに誰しもが既に気付いていることではあるが、秋元康がこれだけ国家の取り組みにコミットしてくるのは、2020年東京オリンピックの存在が大きい。組織委員会の理事にも当然のように名を連ねている。理事には政界・財界・スポーツ界からの人選が多数、他業界からは元・電通の高橋治之や写真家の蜷川実花などの名も並んでいるが、いわゆるイベントプロデュース力を期待されている人選は秋元康のみ。となれば、開会式・閉会式の陣頭指揮を彼が執る可能性も当然浮上してくる。彼が主導する「日本に生まれてよかった」が全世界に発信されるのは避けたい。

〈ニッポンは、世界中から尊敬されている映画監督の出身国だった。お忘れなく。〉というキャッチコピー、反芻する度に腹立たしくなる。秋元康はエッセイ集『おじさんの気持ち』(角川書店)で、自分が「“いいとこ取り”症候群」だと語っている。野球はペナントレースの終盤しか見ないし、マラソンはゴール30分前からしか見てないのに充分感動してしまったと書く。なるほどそうか、「“いいとこ取り”症候群」の人には、映画が作り出すそれぞれのシーンやそこに流れてきた歴史を広い視野で見つめることなんてできやしない。

 この人にスポーツの祭典を任せることはできない。なぜって、彼はそもそもスポーツになんて興味を持っていないんだから。自分の「“いいとこ取り”症候群」を語ったエッセイからもう一カ所引用しよう。

「オリンピックもサッカーのワールドカップも世界陸上も、いつもは全く興味のないスポーツに一喜一憂できるのだから、僕のミーハーさもたいしたものである」

 こう書いたのは、2020年東京オリンピック組織委員会理事の秋元康である。“お忘れなく”。

(武田砂鉄)



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/442.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 沖縄知事選に利用され…USJは政府の“誘致支援”に困惑?(日刊ゲンダイ)
         テーマパークに地元の反発はマイナス/(C)日刊ゲンダイ


沖縄知事選に利用され…USJは政府の“誘致支援”に困惑?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154927
2014年11月13日 日刊ゲンダイ


「沖縄振興策の要だ。政府として誘致活動を支援したい」――。菅官房長官の口から突然飛び出した「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)の沖縄誘致策。沖縄県知事選(16日投開票)で、現職の仲井真知事の応援に駆け付けた際に“公約”したものだが、狙いは敗色濃厚の仲井真への“援護射撃”。県民の心をテーマパークで釣ろうという卑しい魂胆だ。

 確かにUSJは現在、新たな開設先として、九州や沖縄など複数の候補地を検討中だ。その最中に官房長官が公の場で「政府支援」をブチ上げたとなれば、沖縄進出に政府が“お墨付き”を与えたようなもの。特定企業に対するロコツな利益誘導だ。USJのような大型テーマパークなら投資額は数千億円規模と見込まれるだけに、すでに国とUSJの間で「密約」でもあるのか――と勘繰りたくなる。いきなり、名前を挙げられたUSJ側はどう思っているのか。

「支援していただけるのはありがたいお話ですが、現時点では何も決まっていません。政府側に事前説明? 確かに(政府関係者に)事業計画は説明させていただきました。ただ、その場で『必ず沖縄に進出します』とお約束したわけでもありません」(広報室)

 どうやら、「政府支援」は、菅長官の暴走。先走った“空手形”にUSJ社内も困惑しているようだ。ある関係者が語る。

「テーマパーク開設は県や市など地元自治体の理解と支援が不可欠です。温かく受け入れてもらえなければ計画は頓挫しかねません。ただでさえ今の政府に厳しい姿勢の沖縄で、知事選の真っ最中に政府が『USJ支援』を口にすれば、県民から反発を招きかねない。今は静かにしてほしいですね」

 政権色の強いハリー・ポッターは見たくない。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/443.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 政変 安倍政権が消費税10%を先送りへ!1年半先送りして2017年4月とする案が有力に!「来月14日総選挙」 首相指示
【政変】安倍政権が消費税10%を先送りへ!1年半先送りして2017年4月とする案が有力に!来週から解散総選挙が開始!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-4477.html
2014/11/13 Thu. 14:34:46 真実を探すブログ



安倍晋三首相が消費税10%の先送りを行う方針を固めました。安倍首相は4月の増税が景気回復の重荷になっているとして、消費税10%を当初の予定よりも1年半の延期となる2017年4月に調整をしているとのことです。
既に自民党幹部には「12月2日公示、12月14日投開票が軸になる」と首相は伝達しており、これで総選挙の土台が整ったと言えます。


当ブログでは2週間前に『安倍首相の右腕と言われる飯島勲氏がTV番組で暴露!「11月下旬判断、12月2日に衆議院解散、14日に投開票」』という記事を書きましたが、その通りの日程になりましたね。何度も言っているように、一番の問題は野党がバラバラになっていることです。野党が統一すれば自民党に勝つことが出来るかもしれませんが、集団的自衛権だけでも思想が全く異なっている野党各党が協力できるとは到底思えません。


野党最大勢力の民主党でも、単独では自民党に勝つのはほぼ不可能です。また、野党に政権を取ろうという気配が無いこともダメだと私は思います。2009年の時は「なんとしても政権を!」という感じでしたが、今はその勢いが無いです。
これでは政権を取れたとしても、そのまま空中分解してしまうことになるでしょう。


自民党は選挙に勝てば、沖縄県知事選の敗北を消せる上に、安倍首相の任期を2年以上も延長することが出来ます。議席を減らす可能性もありますが、どんなに負けても自民公明で過半数以下になる可能性は極めて低いです。今回の選挙は自民党よりも、野党の生き残りをかけた選挙になります。


☆<安倍首相>消費税10%先送り方針 17年4月軸に調整
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141113-00000010-mai-pol
引用:
安倍晋三首相は来年10月に予定される消費税率10%への引き上げを先送りする方針を固めた。今年4月に行った8%への引き上げ後の景気回復の足取りが重く、再増税すれば「デフレからの脱却」を掲げたアベノミクスが根幹から揺るぎかねないと判断した。新たな引き上げ時期は、1年半先送りして2017年4月とする案が有力だ。ただ、政府内には次の増税時期を明示せず、「先送り」のみを表明して衆院解散・総選挙に臨むべきだとの案が浮上しており、政府・与党で調整が本格化している。


首相は7日、首相官邸で自民党の谷垣禎一幹事長と会談。谷垣氏は「予定通り消費税率を引き上げるべきだ」と進言した。これに対し首相は「衆院解散の時期を探らなくてはいけない」と述べ、再増税の時期は先送りし、解散を検討する意向を伝えた。


 再増税の判断材料となる7〜9月期の国内総生産(GDP)の速報値は、首相が豪州での主要20カ国・地域(G20)首脳会議から帰国する17日に発表される。有識者から意見聴取する点検会合の最終日は18日で、首相はその後にこうした方針を表明する見通しだ。
:引用終了


☆「来月14日総選挙で調整を」 安倍首相が指示


☆安倍首相、来週にも衆院を解散し年内に総選挙実施する意向固める(14/11/13)


☆安倍総理 年内解散・総選挙の意向 増税先延ばしへ(14/11/13)


☆【孫崎 享】700億の大義なき解散総選挙へ! 安倍首相、李首相と日中関係改善(寺島 尚正)



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/444.html

記事 [政治・選挙・NHK174] アベノミクスへの審判は、すでに下っている。消費税10%を延期しても、来年は景気後退?
すでにアベノミクスが失敗したことはほぼ確定したのに戦前の日本政府のように「戦争に勝っている」と大本営発表を繰り返し国民を操った歴史をフラッシュバックさせる。
東条内閣の商工大臣だった岸信介の孫が総理大臣というのも皮肉としか言えない。


http://toyokeizai.net/articles/-/53221


アベノミクスへの審判は、すでに下っている
消費税10%を延期しても、来年は景気後退?

中原 圭介:経営コンサルタント、経済アナリスト

2014年11月13日


2014年の後半に入ってから、私は日本経済についてはあまり語って来ませんでした。それは、「東洋経済オンライン」の連載やブログ、拙書などで2013年から2014年前半にかけて、アベノミクスが失敗する原因について、すでに散々語ってきたからです。(例えば2013年版の連載では、2013年3月7日の記事『アベノミクスは歴史の教訓を何も学んでいない〜通貨安政策は格差を拡大させるだけ』で、初めて取り上げています)。
http://toyokeizai.net/articles/-/13167


日銀の「過剰な量的緩和」は、格差を招くだけ

私は通常、1年間に2冊くらいのペースで本を書いていますが、2013年に限っては意欲的に6冊もの本を書き上げました。通常の仕事との両立が厳しかったにもかかわらず、なぜそんなにも意欲的に書くことができたのかというと、「日銀の過剰な量的緩和は日本国民を不幸にする」と確信しているからでした。

ところが、アベノミクス(日銀の量的緩和)を支持する方々からは、多くのご批判をいただくことになり、過剰な金融緩和が招く副作用について、多くの人々にご理解をいただくのは難しかったようです。いくら「設備投資は増えない」「輸出は増えない」「消費税増税の影響を過小評価しすぎだ」と論理的にわかりやすく説明したつもりでも、感情的に理解しようとする人々が少なかったように思われます。

しかし、景気後退の足音が聞こえてきている今となっては、もう1回だけでも論理的に説明すれば、「なぜアベノミクスが失敗するのか」を理解してもらえるのではないでしょうか。


アベノミクスを支えるリフレ派の理論には、2つの中心的な考え方があります。ひとつは「量的緩和で低金利を促すことにより、企業の設備投資が増える」というもの、もうひとつは「量的緩和がもたらす円安により、輸出が増えて国民所得が上がる」というものです。

実体経済の動きとは乖離するアベノミクスの考え方

まず、「量的緩和により低金利を促すことで、企業の設備投資が増える」という考え方についてですが、この考え方は企業経営の現場感覚とは大きく乖離してしまっています。経営者は需要が見込める時に設備投資をするのであって、低金利だから設備投資をするわけではないからです。

企業は自社の存続がかかっているので、事業採算の見込みが立たなければ新たに投資をしないのが当然です。需要が見込めないなかで設備投資を行なうことは、企業としては愚かな行為と言うしかありません。

その実例が、中国政府がリーマン・ショック後に行なった4兆元の投資です。需要が伸びないなかで国有企業の多くが設備投資を増やしたために、いまや供給過剰に苦しみ、赤字企業が続出しているのです。需要がないところに設備投資を行なっても、中国の国有企業の二の舞いになるわけです。

次に、「量的緩和がもたらす円安により、輸出が増えて国民所得が上がる」についてですが、この考え方も実体経済の動きとは大きく乖離しています。2000年以降のエネルギー価格の高騰によって、日本の企業はかつてないほどに賃上げをできなくなってしまっているからです。

特に日本では、企業が売上げを大きく回復させたとしても、エネルギー価格の高騰分や輸入インフレによるコスト増加分をなかなか価格に転嫁しようとはしないので、その分、売上増に見合った賃上げをすることが難しいでしょう。そして、このような傾向は、価格転嫁力が弱い中小企業に顕著に見られることになるでしょう。

さらに、G7などの声明では「世界経済は過去30年で最も良い状態である」と言われた2005年〜2007年の時と比べて、今の世界経済はアメリカだけが持ち直してきており、欧州(ユーロ圏)やBRICS諸国など全体的に景気が芳しくない状況にあるので、かつてほど日本からの輸出を受け入れる余裕がなくなっています。

おまけに、資源エネルギー価格が高騰する以前、日本企業の輸出に占めるドル建て取引の割合は8割もありましたが、その後に円高が長く続いたために、今ではその割合が5割前後にまで減ってしまっています。ゆえに、「円安=輸出増」という公式はもはや過去の遺物に過ぎず、日本企業は思ったほどの輸出増は見込めないのです。


ですから、量的緩和のやり過ぎによって円安が過度に進めば、2014年4月の増税も重なって、各種の経済指標が大幅に悪化し、景気後退に陥るリスクが顕在化するのは、初めからわかっていたことです。国民の実質賃金が下がり、それと併行するように、格差が拡大していくのが目に見えていたわけです。

私は経済の予測を述べる時に「必ず」とか「間違いなく」という言葉は極力使わないようにしていますが、アベノミクス(過度な量的緩和)に関しては、2013年5月14日のブログをはじめ、いろいろな媒体で「間違いなく失敗します」と断言してきました。経済の本質以前に、物事の道理や本質から考えれば、当然の結論だったわけです。

安倍政権や黒田日銀は、消費税増税をするために、株高を演出する経済金融政策を実行してきました。公共投資を大幅に増やしたし、大型の補正予算まで行いました。半ば企業を脅して、ベアの大幅な引き上げも達成しました。だから、消費税増税はアベノミクス失敗の根本的な理由にはなりえません。

消費増税を延期しても、2015年に景気後退入りも

そもそも物価上昇率に占める消費税増税分(試算では2%と言われている)を差し引いても、国民の実質賃金は安倍政権発足前よりも下がってしまっているのです。直近の9月の実質賃金指数は前年同月比で2.9%の下落(増税分の影響を除けば0.9%の下落)、15か月連続で下がってしまっているわけです。

これは、リーマンショック時の特殊な時期を除けば、デフレ時のほうが実質賃金下落率は小さかったという事実を示しています。リフレ派はアベノミクス失敗の理由を消費税増税のせいにするでしょうが、そんな責任転嫁が認められるはずがありません。

そもそもリフレ派はある重鎮は当初、「アベノミクスの効果は半年で出る」と言っていたのですが、それが「1年で効果が出る」、「2年で効果が出る」と、時が経過するたびに効果が出る時期の修正を繰り返しています。消費税増税をリフレ派の免罪符にしてしまっては、日本人の経済リテラシーはいつになっても上がらないのではないでしょうか。

現時点で、アベノミクスへの審判はすでに下っていると思われます。このまま政権と日銀が愚鈍な政策を続ければ、仮に来年10月の消費税増税を延期したとしても、2015年には景気後退入りする可能性が極めて高くなってしまうでしょう。ですから、とくに日銀の金融政策には強く再考を促したいところです。

http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/445.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 引き上げ時に軽減税率 自公税調幹部が合意:解散に批判的な主要メディアも沈黙か賛成へ:これで総選挙は安倍与党の大勝利

 政局は、消費税率の10%への引き上げを来年(15年)10月から17年4月に延期する是非を問うことを名目に、憲法違反の手続きを経て衆議院を解散する流れになっている。

 この解散については、憲法違反の問題は無視される一方、大義名分がない・必要性がない・国費の無駄遣いといった理由で批判する人たちや勢力も少なくない。

 そのようななかで流れた「引き上げ時に軽減税率 自公税調幹部が合意」という報道は、衆議院議員の任期が半分にも満たない時期で必要性にも乏しい状況で行使されそうな安倍首相の解散に批判的な論調を打ち出している主要メディア(朝日新聞・日経新聞・毎日新聞など)を沈黙させることになるだろう。

 あっさり言ってしまえば、生鮮食料品や新聞などを対象とする「軽減税率制度」の導入は、新聞社・出版社・大規模宗教法人・政党に対する“政治的買収”であると同時に、ものごとをきちんと考え判断しない有権者を騙す詐欺行為である。

 解散に大義ありとしている読売新聞やいち早く組織を動かし始めた創価学会は、そうのような動きを起こす前に、引き上げと同時に「軽減税率」を導入するという話を聞いていたことが窺い知れる。


 事業者の付加価値に課す消費税制度を消費に対する課す税だと言いくるめてきた“成果”(ツケ)が、地獄に深みにさらに入り込む道筋である「軽減税率」を多数派国民までが求めるという錯綜状況を生み出している。

 消費税制度に反対している共産党さえ、「軽減税率」導入には反対していない。
 共産党は、機関紙「赤旗」にとどまらず出版事業のウエイトが高い政党であることから、「軽減税率」が導入され新聞や書籍に適用されると“消費税利得”を手にするようになる。
 「軽減税率」と「輸出免税(俗に言う「輸出戻し税」)」は税処理ロジックとしてまったく同じものだから、輸出免税の弊害がわかっている共産党なら「軽減税率」の弊害もわかっているはずである。

 今回の解散騒動のなかで隠されている本当の解散理由や消費税延期や「軽減税率」導入が及ぼす日本経済への影響について今後少しずつ投稿していきたいと思う。

 いずれにしろ、たぶん年内に行われるであろう総選挙は、自民党・公明党大勝利の結果になるだろう。

 消費税の必要性を強く主張し増税の言い出しっぺである民主党は対抗勢力になりえない。それどころか、主要支持組織の「連合」古賀会長までが来年10月の増税実施を行うべきと表明していることから、それを自民党が利用すれば、民主党の“経済的オンチぶり”や“反国民的性格”を宣伝するネタになってしまう。
 維新にしても、消費税そのものに反対しているわけではなく、消費税の地方税化を主張している政党だから、消費税政策論議では勝ち目がない。

※ 参照投稿

「「軽減税率制度」は、低所得者向け対策ではなく、「輸出戻し税」制度と同じ特定企業に利益を供与する仕組み」
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/684.html

「「きっこのブログ」批判:低所得者対策というウソをまとった「軽減税率」制度は特定企業への究極の“バラマキ”政策」
http://www.asyura2.com/14/hasan85/msg/844.html

「軽減税率で公明幹事長 品目や税率、年内決定を:低所得者対策はウソ、「輸出戻し税」と同じ消費税利得企業創設政策」
http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/503.html

「軽減税率制度こそが低所得者層に大きな打撃:欧州諸国の付加価値税率が20%近傍まで上がったのも軽減税率制度の“せい”」
http://www.asyura2.com/13/hasan84/msg/254.html

「「軽減税率」は消費税納税事業者の負担を軽減する制度:消費者の負担軽減とは無関係」
http://www.asyura2.com/14/senkyo166/msg/200.html

「軽減税率 再増税と同時導入めざせ:ウソの説明で新聞への軽減税率適用を目論む腐敗メディア」
http://www.asyura2.com/14/senkyo166/msg/544.html

「信者や支持者でもない人々が創価学会や公明党に“献金”するハメになる「軽減税率」制度:それでも軽減税率導入を支持しますか?」
http://www.asyura2.com/13/senkyo157/msg/751.html

「消費税(付加価値税)を30%にアップしても、「輸出免税」や「軽減税率」のせいで“実効税率”は17%ほど」
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/744.html

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引き上げ時に軽減税率 自公税調幹部が合意
< 2014年11月13日 13:49 >

 安倍首相が消費税率引き上げを先送りするとの見通しが強まる中、自民・公明両党の間で、先送りされた場合、引き上げと同時に「軽減税率制度」を導入することで合意していたことがわかった。

 安倍首相は、来週に発表される経済指標を見た上で2015年10月からの消費税率の10%への引き上げを2017年4月に1年半先送りし、衆議院の解散・総選挙に踏み切るとの見通しが強まっている。

 こうした中、自民・公明両党の税調幹部が水面下で協議し、先送りされた場合、引き上げと同時に生活必需品の税率を低く据え置く「軽減税率制度」を導入することで合意したことがわかった。具体的には生鮮食料品や新聞などを対象とすることを検討している。

 これまで自民党側は、制度の設計に時間がかかることなどを理由に引き上げ時から軽減税率を導入することには慎重だった。ただ、2017年4月まで先送りされれば準備の時間もあることなどから、容認することにしたもの。自民党税調幹部は「先送りされるなら、やりやすくなった」と話している。

http://www.news24.jp/articles/2014/11/13/04263285.html


http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/446.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 「吉田調書」報道を生んだ朝日の体質 その本質に向き合わぬ第三者委 門田隆将氏(ZAKZAK)
特別ページを設けて、「吉田調書」報道に関する第三者機関の見解を報じた13日付の朝日新聞紙面


http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141113/dms1411131532018-n1.htm
2014.11.13


 東京電力福島第1原発事故をめぐる朝日新聞の「吉田調書」報道について、「ストーリー仕立ての記述は記者の推測にすぎない」と断じた朝日新聞社の第三者機関「報道と人権委員会」。委員会は記事取り消しは妥当とし、掲載前に吉田調書を読み込んだのは記者2人だけという驚愕(きょうがく)の事実も明らかにしたが、ノンフィクション作家の門田隆将氏は、「朝日の本質に迫っていない」と厳しい意見を寄せた。

 なぜ、記者2人の暴走を防げなかったのか。12日に公表された委員会の調査結果からは、自社の調査報道に対する朝日の“過信”が随所に浮かび上がった。

 取材過程から5月20日の記事掲載直前まで、吉田調書を読み込んだのは担当記者2人だけ。掲載前に編集幹部や当番編集長が調書の閲覧を求めても、記者とチームを組んだ担当次長が「情報源が明らかになるので避けたい」と断り、見出しや内容への疑義が上がっていたが、顧みられなかった。委員会は「担当記者は原発事故取材に関して自負があり、他からの意見を受け付けない姿勢がみられた」とした。

 掲載直後から複数の疑義が寄せられ、6月に対策会議が開かれたが、取材記者2人と担当次長は「少なくとも外形的には命令違反行為があったことは間違いない」と主張。同社は週刊誌などに法的措置を検討するとの抗議文を送付した。編集幹部が吉田調書を読み込んだのは、8月18日付で産経新聞が朝日と解釈が異なる調書の内容を報じてからだったという。

 自身も週刊誌などへの寄稿で、朝日から抗議文を送られた門田氏は「委員会は、朝日の体質そのものに目を向けようとしていない。不完全だ」と指摘し、こう続ける。

 「一番驚いたのは、『取材記者を過度に信頼するあまり、編集幹部は吉田調書そのものを確認しなかった』という点だ。これは全く違う。朝日には原発の再稼働反対という目的があり、チェックするつもりがなかったというのが本質だろう。『葬られた命令違反』という朝日記事の内容は、調書を見ず、記事だけを読んでも、命令違反とは成り立たない、おかしな記事だ。日本と日本人を貶(おとし)めるという自らの目的のためには、何でもやる。慰安婦の強制連行問題と全く同じで、朝日の体質を改めないと問題は何度だって起きる」

 朝日の体質はいつ改善されるのか。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/447.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 内閣不信任案可決を経ない首相の衆議院解散は憲法違反という理由

 何度も続いたり長期に存続するものは違憲であっても見過ごされるようになってしまうという典型が、自衛隊と「七条解散」である。

 現行憲法下での衆議院選挙(総選挙)は、ほとんどが任期満了ではなく内閣総理大臣による解散で実施されてきた。多くの場合、「衆参ダブル選挙」に代表されるように政権与党が有利な状況で総選挙を実施するための手段として衆議院の解散が使われた。

 しかし、現行憲法が内閣総理大臣に前提条件なしで衆議院解散権が付与していると解釈することはできない。

 前提条件なしの衆議院解散というのは、衆議院の内閣不信任案可決や内閣信任案否決という衆議院の国政行為を経ないままの衆議院解散を意味する。
 衆議院が内閣を信任しないという意思表示をしてもいないのに、天皇の国事行為に関する条項(第7条)を直接使って衆議院を解散できるという“荒業”が通用してきたのが戦後日本の政治実態である。


無理筋で行使されてきた「解散権」の該当憲法条文は、
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第七条【天皇の国事行為】

 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。

一  憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二  国会を召集すること。
三  衆議院を解散すること。
四  国会議員の総選挙の施行を公示すること。
五  国務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免並びに全権委任状及び大使及び公使の信任状を認証すること。
六  大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権を認証すること。
七  栄典を授与すること。
八  批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。
九  外国の大使及び公使を接受すること。
十  儀式を行ふこと。
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 列挙されている項目のなかで、その国事行為を行う根拠となる国政行為が憲法条文として示されていないのは「栄典を授与すること」・「外国の大使及び公使を接受すること」・「儀式を行ふこと」の三つのみで、それ以外の七つの項目は、天皇が内閣の助言と承認に基づき行うとしても、それがどのような権源及び国政過程で決定されるものであるかを憲法自身が規定している。

 三項の「衆議院を解散すること」が内閣の判断のみに基づく天皇の国事行為で可能なら、ある内閣(実質的には内閣総理大臣)が憲法を改正したいと考えれば、天皇に助言と承認を与えることで憲法改正を公布できるとも言えるのである。
 しかし、憲法全体を理解すれば、憲法改正の公布という国事行為は、第九十六条に書かれた国政上の手続きを経たときに初めて可能であるがわかるし、政治に関心がある国民も政治家もそのように理解しているはずである。

 第七条にある「内閣の助言と承認により」という規定は、憲法を含む法律に規定されているとか国政の動きでそのような決定がなされたことはわかるからといって、それを受けた天皇が単独の発意で国事行為を行うことをも禁止し、ある国事行為を天皇がしなければならないことが公知の状況であっても、天皇の国事行為は内閣の管理下で行われなければならないということを意味する。


第七条三項の「衆議院の解散」は、
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第六十九条【衆議院の内閣不信任】

 内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない。
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という国政過程で内閣が衆議院の解散を選択したことを前提とする国事行為であって、その前提条件がないまま「内閣の助言と承認により」行えるものではない。

 それは、現行憲法の基本理念・法理体系・条文構造を考えれば当然のように帰結する判断である。

 政治権力に関する現行憲法は、最高権力機関=国会・議院内閣制・衆議院優位を基本としている。そして、その構造の上に、立法・行政・司法の三権分立を実効あるものにしようといくつかの相互牽制策が用意されている。

 国会が国権の最高機関であるのは、国会議員が直接選挙で選出され、国民の権利義務や行政機構の在り方・活動目標を規定する法律を定め、行政権の頂点に立つ内閣を主宰する内閣総理大臣を国会議員のなかから選出し、行政機構の活動原資である予算を承認する権限を有しているからである。

 端的には、選挙を通じて国会より言えば衆議院で多数派を形成した政治勢力がそのまま行政権を掌握しさらには最高裁判事の任命権を通じて司法権にもある程度の影響力を行使できるという統治構造である。

 憲法第六十九条の「衆議院の内閣不信任」は、衆議院自身が選出した内閣総理大臣に対し、指名(任命)後の行政活動からその任にふさわしくないと判断したときや国会議員政治勢力の離合集散があったときに行われる政治的意思表示であろう。

 国権の最高機関である国会のなかで優越的地位にあり内閣総理大臣の指名決定権を有する衆議院なら、“単純”に内閣総理大臣を罷免できるようにしても体系的な齟齬はないと考えるが、三権分立概念からいったん自分を指名した衆議院が辞任を求めた場合衆議院の勢力構成を変え任を継続できる可能性を内閣総理大臣に与えたのである。

(衆議院にとっては、自分たちがいったん指名した内閣総理大臣を信任しないという政治的判断をしたら内閣総理大臣から議員を解職されるリスクがあるということになる)

 内閣(内閣構成員の任免権を持つ内閣総理大臣)が衆議院を自由に解散できるというこれまでの理解は、国民が唯一直接選出することができる国家権力の構成者である国会議員(衆議院議員)を国会(衆議院の優越性あり)から選出されたに過ぎない内閣総理大臣が自由に解職できるいう転倒した権力関係を容認する「反国民主権」的なものである。

 憲法が第四十一条で「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」と規定するのは、国民主権を基礎に、国会構成者(国会議員)が主権者である国民から選出される存在であることに由来する。

 いわゆる「七条解散」は、憲法第41条が規定する「国会は国権の最高機関」という理念と規定を無効化する危険をはらんだ違憲行為である。

※ 「七条解散」が憲法解釈的に有効ならば、

第七十四条【法律・政令の署名・連署】
 法律及び政令には、すべて主任の国務大臣が署名し、内閣総理大臣が連署することを必要とする。


 この規定を利用して、内閣総理大臣は国会が採択した気に入らない法律に署名しないことで、米国大統領のような「拒否権」を行使することもできることになる。
 国会が「拒否権」を覆すための規定はないから、日本の内閣総理大臣は選挙で国民から選出された米国大統領さえ手にしない法律拒否権を持っていることになる。

 第74条は、国民の権利制限につながりかねない法律の施行について執行機関である行政府の確認手続きを規定したものであって、内閣総理大臣に「拒否権」を付与したものではない。 
 内閣総理大臣に「拒否権」を付与したのなら、国権の最高機関である国会が拒否を覆す手段を規定しているはずである。


 「七条解散」を合憲とするのは、第74条を根拠に内閣総理大臣に国会が可決した法律への「拒否権」を認めるのと同じくらい頓珍漢な憲法理解と言える。


http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/448.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 日・ASEAN首脳会談 安倍首相、中国念頭に「法の支配」訴え(FNN)
「日・ASEAN首脳会談 安倍首相、中国念頭に「法の支配」訴え
フジテレビ系(FNN) 11月12日(水)21時59分配信
中国・北京での外交日程を終えた安倍首相は、12日、2つ目の訪問国・ミャンマーを訪れ、ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳との会談で、中国の海洋進出を念頭に、海洋での「法の支配」の重要性を訴えた。
日本とASEAN10カ国の首脳との会談で、安倍首相は、南シナ海などで、中国の海洋進出にともなう領有権をめぐる対立が深まっていることを念頭に、海洋での「法の支配」の重要性を訴えた。
さらに、海上保安能力の向上を支援するため、日本が今後3年間で、700人規模の人材育成に協力する考えを示した。
これに対し、ASEAN諸国からは、法的拘束力を持つ行動規範の早期策定を求める意見が上がった。
また、安全保障面では、各国が、11月に開かれる日ASEAN防衛相会合の開催を歓迎し、安倍首相の積極的平和主義への支持を表明した。
さらに、エボラ出血熱の流行阻止などに向け、日本とASEANとの協力を確認した。
最終更新:11月12日(水)21時59分」

http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/449.html
記事 [政治・選挙・NHK174] 年内の衆議院解散・総選挙が避けられないとすれば、その目的は中国から毛嫌いされている安倍氏のチェンジのためではないか
年内の衆議院解散・総選挙が避けられないとすれば、その目的は中国から毛嫌いされている安倍氏のチェンジのためではないか:日本を属国支配する米国某勢力も逆らえない闇勢力による要求か?
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/34350806.html
新ベンチャー革命2014年11月13日 No.1009


1.2014年暮れ、年内の衆議院解散・総選挙の流れがなぜか、あっという間にできてしまった

 2014年11月13日の朝日新聞(注1)によれば、安倍首相が年内の衆議院解散・総選挙を実施するむね与党幹部に伝えたと報道されています。そして、年内に決断する予定だった消費税増税10%を先送りするそうです。

 本件、マスコミの社説が割れており、読売がもっとも解散・総選挙に熱心のようです。

 さて、本ブログでは、日本の大手マスコミはことごとく米国戦争屋ジャパンハンドラーに牛耳られているという見方を取っていますが、今回のマスコミ論調のバラツキは非常に珍しい現象です。また、本ブログでは、安倍政権もマスコミと同様に米戦争屋ジャパンハンドラーの言いなりの隷米(隷・米戦争屋)政権とみていますから、この年内の解散・総選挙サプライズに限って米戦争屋ジャパンハンドラーの闇指示なのかどうか、単純には判断できないと考えます。

 ちなみに、主要テレビ局の街頭インタビューでは、ほとんどの国民は年内解散・総選挙に賛成していませんから、このサプライズ解散風は国民サイドからの要求でないことは明白です。

なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンまたは悪徳ヘキサゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816http://urx.nu/e5Xaの注記をご覧ください。

2.年内解散・総選挙の流れをつくったのは安倍首相ではなく、なんと読売新聞だった

 今回唐突に、年内解散・総選挙の流れをつくったのは読売新聞だと思われますが、安倍首相は当初、その予定はないと否定していたと記憶しています。にもかかわらず、いつの間にか、その流れが定着しています。上記、朝日新聞の報道(注1)が正しければ、年内解散・総選挙は既定路線になっていると思われます。このようなサプライズ・ニュースに関しては“一瞬先は闇”のことがありますので安易な予断を許しませんが、これまでも、抜き打ち解散は起きていますので、おそらく、年内に総選挙は行われるのでしょう。

 日本を闇支配する米戦争屋ジャパンハンドラーは、水面下にて読売のナベツネ氏と密接につながっていますので、まず読売が米ジャパンハンドラーの指示を受けて、解散・総選挙の流れをつくったのでしょう。しかしながら、今回の米戦争屋の要求に限って、安倍自民党自身は解散・総選挙をしたくないはずなので、当初、自民党は米戦争屋の要求を蹴ろうとしたのではないでしょうか。そこで、米戦争屋ジャパンハンドラーは読売ナベツネに命じて、解散・総選挙の流れを強引につくらせたような印象を受けます。そして、読売は朝日や毎日を巻き込もうとしたのでしょうが、今回に限って、朝日・毎日は読売に追随しないと決めたのでしょう。なぜなら、ナベツネを操る米戦争屋は、小泉時代に比べて、その勢いは失われているからです。

3.年内の衆院解散・総選挙を要求しているのは果たして米国戦争屋ジャパンハンドラーなのか

 今回の解散・総選挙は、消費税増税10%の決断を先送りするために実施するかのように報道されていますが、ほんとうにそうなら、読売より先に安倍自民党から言い出すはずです。なぜ、御用新聞・読売が自民党を急かすかのように解散・総選挙の流れをつくっているのか、大変疑問です。

 本ブログの見方では、今年10月末、財務省・日銀が追加緩和を行って、株高演出に踏み切ったのは、安倍首相が消費税増税10%の年内決断をしやすくするためだったとみています(注2)。一方、安倍自民党からみると、いかに財務省が消費税増税10%を欲していても、国民の大多数が反対なのはわかっているので、安倍首相が年内に10%を決断しても解散・総選挙だけは絶対にしたくないはずです。

 また、今、総選挙すれば、自民党の第一党の座は揺るがないにしても、今よりは確実に議席を減らすことになります。なぜなら、今の自民は、米戦争屋、財界、財務省の言いなりに動いており、国民にとって好ましい施策は何もやっていないからです。その意味で、今、解散・総選挙を断行しても自民党にとってメリットは何もありません。しかも、野党サイドからも総選挙の要求は出ていないわけです。

 以上の見方より、年内の衆院解散・総選挙はやはり、日本を闇支配する米戦争屋ジャパンハンドラーからの指示以外には考えられません。

4.日本を闇支配する米国戦争屋ジャパンハンドラーはなぜ、年内の衆院解散・総選挙を求めるのか

 上記の分析にて、年内の衆院解散・総選挙を求めているのは米戦争屋ジャパンハンドラーしかいないと本ブログでは判断しました。そして、今の安倍自民党では、対・米戦争屋面従腹背の政治家が完全に駆逐され、安倍自民党は米戦争屋の言いなり政党に堕していると本ブログではみています。それならば、米戦争屋はなぜ、今の安倍自民党に衆院解散・総選挙を断行させたいのか、その理由がまったく見当たりません。

 あえて、その理由を推測すると、やはり、自民党の議席が減ることを犠牲にしても安倍氏をチェンジすることが目的ではないかと考えられます。しかしながら、その場合、安倍氏を、2007年の第一次安倍政権時代と同様に、またも持病の悪化ということにして、安倍氏一人を自民党総裁の座から降ろせばよく、あえて、解散・総選挙までしなくてもよいわけです。

 にもかかわらず、解散・総選挙の流れが読売リードで勝手につくられているのは、米戦争屋が、彼らのエージェントであるナベツネ氏を通じて、安倍氏に対し、再び、持病悪化による辞任を打診したが、安倍氏がそれを蹴った可能性が考えられます、この場合は、解散・総選挙しかなくなります。

5.米戦争屋ジャパンハンドラー以外に安倍氏を首相の座から降ろしたい強力な外部勢力がいるのかもしれない

 安倍氏のチェンジを求めるのが、直接には米戦争屋ジャパンハンドラーとしても、その理由が今一、不透明です。そこで考えられるのが、米戦争屋とともに欧米寡頭勢力を構成している欧米銀行屋の意向です。もしそうなら、欧米銀行屋が米戦争屋ジャパンハンドラーに安倍氏チェンジを要求している可能性も捨てきれません。

 ところで、10月末に追加緩和を行い、消費税10%を早期に実現したい財務省・日銀の背後に控えるのは米戦争屋よりも欧米銀行屋の方です。彼ら欧米銀行屋は、われら日本国民の年金積立金を合法的に収奪することを狙っています。そして彼ら欧米銀行屋は中国と極めて友好的です、その証拠に、彼ら欧米銀行屋の支援するオバマ米大統領と中国・習主席はAPECで実に親密で友好的でした。

 その欧米銀行屋は米戦争屋と極東戦略が異なっており、日中軍事衝突を嫌います。そして、極東では、安倍氏より習主席の肩を持ちます。それなら、習主席の意向を汲んで、習主席が毛嫌いする安倍氏をチェンジさせようと考えても不思議はありません。

 今の米国では、安倍氏を牛耳る米戦争屋は米政権から下野していますから、彼らの立場は弱いわけです。そのため、オバマ米政権を支援する欧米銀行屋の背後に控える欧州寡頭勢力から、米戦争屋に対し、安倍氏をチェンジするよう要求すれば、米戦争屋は従わざるを得ないでしょう。なぜなら、米戦争屋の命綱である米国防予算は、欧米銀行屋に支援されるオバマ政権が握っているからです。

 日本に対しては絶対的な権力を有する米戦争屋も、欧州寡頭勢力には逆らえないのです。それなら、安倍氏チェンジの対日圧力の大元は、中国と友好的関係をもつ欧州寡頭勢力(歴史的に中国を植民地支配してきた勢力)なのかもしれません。

 ちなみに、上記の本ブログの見方はすべて、世界情勢分析に基づく推測です。

注1:朝日新聞“来月、総選挙へ 安倍政権、消費増税は先送り検討”2014年11月13日
http://www.asahi.com/articles/ASGCD627SGCDUTFK00L.html

注2:本ブログNo.1004『多くの国民が安倍自民党の事実上の独裁を許したため、財務省のやりたい放題になった日本:一部の富裕層を除き、一般国民にすべてのツケが回されることになるだろう(抑圧の移譲)』2014年11月2日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/34313124.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html


http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/450.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 安倍首相が消費税増税を「先送り」して解散するのは、国民を「朝三暮四」のエテ公あつかいにすることだ。










http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/451.html
記事 [政治・選挙・NHK174] 京大:学生寮「熊野寮」を捜索 警視庁公安部/それにしても京大生、立て看の漢字を間違えるなよ





京大:学生寮「熊野寮」を捜索 警視庁公安部


毎日新聞 2014年11月13日 17時19分(最終更新 11月13日 20時48分)
http://mainichi.jp/select/news/20141114k0000m040002000c.html


学生らの抗議の中、家宅捜索に入ろうとする捜査員ら=京都市左京区東竹屋町で
2014年11月13日午後2時25分


 東京・銀座でデモ行進を規制していた機動隊員に暴行したとして、京都大の男子学生ら3人が公務執行妨害容疑で逮捕される事件に絡み、警視庁公安部は13日、関係先として京大の学生寮「熊野寮」(京都市左京区)を家宅捜索した。捜索には機動隊員ら約120人が動員された。


 公安部は、3人を中核派全学連の活動家としており、うち2人が居住する熊野寮を中核派の活動拠点とみている。公安部は11日にも東京都江戸川区にある中核派の拠点「前進社」を捜索、機関紙など約50点を押収した。


 3人は今月2日午後4時ごろ、中央区銀座の路上で、デモ行進の規制に当たっていた機動隊員3人の肩を殴ったり制帽をつかんだりしたとして現行犯逮捕された。デモは中核派系の団体が主催し、約1400人が参加した。


 京大では4日、逮捕に反発する学生らが抗議活動を行い、大学側に無断で構内に立ち入った京都府警の私服警察官が学生らに取り囲まれる騒ぎがあった。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/452.html
記事 [政治・選挙・NHK174] 野党敗北を招きかねない橋下大阪市長の参戦 衆院選で公明党へ宣戦布告[ZAKZAK(夕刊フジ)]
野党敗北を招きかねない橋下大阪市長の参戦 衆院選で公明党へ宣戦布告
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141113/plt1411131830006-n1.htm

 維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)が、12月に衆院選が行われる場合、自身が出馬する可能性を示唆した。看板政策である「大阪都構想」をめぐって敵対関係となった公明党への“宣戦布告”といえる。維新は、民主党とも都構想でバトルを展開している。橋下氏の参戦は、衆院選での野党共闘を困難にし、「野党敗北」という結果をもたらしかねない。

 「公明にやられたままで、人生を終わらせることはできない」「人生いつ終わるか分からない。やれるときにやらないと」

 橋下氏は12日、大阪市役所で記者団の取材に応じ、衆院選出馬の可能性について、こう語り、公明党への怒りをあらわにした。

 前回衆院選で、維新と公明党は選挙協力したが、その後、都構想の議論の進め方をめぐって決裂した。維新は「裏切られた」として、公明党の現職がいる大阪・兵庫の計6選挙区に、維新の対立候補を擁立する。

 橋下氏は現在、公明党の大阪府本部代表、佐藤茂樹衆院議員の選挙区である大阪3区の支部長を、松井一郎幹事長(大阪府知事)は、公明党の北側一雄副代表の選挙区である大阪16区の支部長を務めている。維新の2トップが、衆院選に殴り込む公算が出てきたのだ。

 これは維新にとって「もろ刃の剣」といえる。

 かつてのブームが落ち着いてきたいま、維新の新人議員らは次期衆院選で厳しい戦いが予想されている。「橋下氏が参戦すればメディアに注目され、維新候補の追い風になる」(関係者)という計算だが、自民党と対抗する野党共闘にとっては悩ましい。

 民主党の枝野幸男幹事長と、維新の松野頼久代表代行は12日、東京都内で会談し、選挙協力(=選挙区調整)などをめぐり協議した。

 こうした動きについて、橋下氏は「今の状況では反対」と語り、松井氏も「何のプラスがあるのか。目前の選挙の損得で野合はしない」と明言した。民主党とは都構想で対立しているうえ、政策的にも距離がある。維新2トップが衆院選に出てきた場合、「大阪と国政は違う」といったダブルスタンダードは通用しなくなる。

 加えて、橋下氏は今年3月の出直し選挙で再選されたばかりで、対立陣営から「府政も市政も投げ出した」といった批判を浴びかねない。このため、橋下氏は「いろいろ考えます」「選択肢はある」とも語っている。

 政治評論家の浅川博忠氏は「橋下氏の参戦は五分五分だ」といい、こう続ける。

 「橋下氏本人は『都構想実現に専念したい』と考えているようだが、前回衆院選で風で当選した維新議員らの要請が強いと聞いている。もし、橋下氏が名乗りを上げたら、野党共闘はさらに困難になる。小選挙区制ゆえ、前回選挙の揺り戻しはあるが、自民党が強い『1強多弱』という構図は変わらず、『野党敗北』という結果になるのではないか」

[ZAKZAK(夕刊フジ) 2014/11/13]
http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/453.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 衆院解散風 橋下氏「民主党の辻元さんと選挙区調整はできない」(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141113-00000583-san-pol
産経新聞 11月13日(木)20時7分配信


 安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙の意向を固める中、維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)が出馬するかどうか注目されている。その橋下氏は民主党との選挙協力に否定的だ。戸惑い気味なのが民主党との共闘に前向きな党国会議員団。もっとも、橋下氏が出馬すれば、党の存在感が増すのは間違いなく、民主党との共闘は足かせになりかねない。橋下氏は出るのか、出ないのか−。

 橋下氏は13日、市役所内で記者団に「民主党の辻元清美さんと選挙区調整はできない。国会議員団が何をしようとしているのかよく分からない。日本のためにならない」とリベラル系の辻元氏を名指しし、民主党との選挙協力に前のめりな国会議員団を牽制した。

 大阪都構想に反対し、労働組合がバックに控える民主党は、橋下氏にとって丸ごと連携できる相手ではない。「民主、維新、みんなの党などから同じ思いのメンバーが集まれば100人ぐらいになる。それで一つの党を作ればいい」と衆院選前の野党再編も訴えた。

 これに対し、民主党との選挙協力に前向きなのが“古巣”が民主党の松野頼久国会議員団会長や小沢鋭仁国会議員団幹事長らだ。

 だが、民主党との選挙協力が奏功する保証はない。維新は旧日本維新の会として戦った平成24年の前回衆院選の際、選挙協力の見返りに公明党が都構想に一定の協力を行うという合意を取り付けていた。しかし、公明党は都構想をめぐり非協力的な姿勢を示したことから、維新と公明の関係は悪化した。

 橋下氏は公明党大阪府本部代表、佐藤茂樹衆院議員の選挙区の大阪3区、松井一郎幹事長(大阪府知事)は公明党の北側一雄副代表の大阪16区への出馬をにおわせている。民主党と選挙協力せず、かつ橋下氏も出馬することになれば、特に大阪では「維新対公明」の構図がより鮮明になるだけに、維新にとって効果てきめんだ。

 維新は13日夜、東京と大阪を結ぶテレビ会議方式で幹部会を開催した。橋下氏は国政進出について否定も肯定もしなかった。ただ、橋下氏周辺は「(選挙ポスター用の)写真撮影は済んでいる」とし、橋下氏の“参戦”をにおわせている。(内藤慎二)



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/454.html

記事 [政治・選挙・NHK174] あれっれっれっ、夜7時だというのに自民党本部は真っ暗 日本は大丈夫か?
会社帰りに、永田町にある自民党本部を覗いてみた。
12月の解散・総選挙の張本人なので、明かりが煌々(こうこう)と点いて、政策や不発のアベノミクスの処理などで、喧々諤々(けんかんがくがく)の議論をしているのだろうとイメージしていた。

しかし現地に着いてびっくり。まだ夜の7時だというのに、どの会議室も明かりが消えて真っ暗なのだ。まるで倒産した企業のようだ。いつから自民党は、定時退社を勧める政治団体になってしまったのだろうかw

総選挙の争点は、「アベノミクス」の、消費増税、集団的自衛権行使の閣議決定、特定秘密保護法、原発の再稼働、派遣法改正、ヘイトスピーチ、歴史認識などなどだ。

解散をしなければ自民党の「1強体制」を維持できるというのに、それでも解散をするという。いくら財務省が隠蔽しても、年末には、アベノミクスの失敗による、GDPの失速が明らかになる。首相は精神的に相当に追い込まれているということだろうか。以下有田芳生のFBを張付けておき。

<有田芳生FBより転載>

APEC首脳会合が行われた北京にいる安倍首相から自民党幹部に電話があったのは11月10日のことでした。そのときのやりとりはこういう内容です。

2015年10月から消費税を10%上げるのを先送りしたうえで「衆議院を解散したい」と幹部に相談があった。 APEC首脳会合が行われた北京にいる安倍首相から自民党幹部に電話があったのは11月10日のことでした。

幹部が「いま選挙をすれば間違いなく議席を減らす。予算編成や経済政策に影響を及ぼしてはいけない。(通常国会会期末の)来年6月まで待つべきだ」と説得しても聞く耳をもたなかったそうです(「西日本新聞」12日付)。

おそらくこの自民党幹部は谷垣禎一幹事長でしょう。消費増税法案の「3党合意」の自民党責任者だったからです。

私が幹事長周辺の情報として「12月14日投票で決定」と聞いたのは11日のことでした。情報はいっきょに広がりました。「聞いていなかった」という公明党代表が翌日になって「総選挙を想定して準備する」と発言、創価学会が全国会議を開くなど、解散・総選挙は既定事実となったのです。実は公明党幹部は首相が外遊する前に解散・総選挙を行う可能性を聞いていたのです。はたして首相の判断は正しかったのでしょうか。

17日に公表される7月から9月までのGDP速報値では相当に悪い結果が明らかになるでしょう。その傾向が首相の耳に入っていないはずがありません。国会論戦で「アベノミクス」を誇ってきたものの、その実体が真逆であることは国民が実感で理解しています。

議席が減ることを前提に総選挙に打って出ざるをえないところまで追いつめられているのが、こんどの唐突な解散の背景にあるのです。バブルの頂点だった1990年よりマネタリーベース(日本銀行が供給する通貨)は、何と6倍にもなっています。

それでも賃金は上がらず、個人消費は低迷したままです。

消費税がここで10%になれば、景気はさらに悪化するでしょう。それを先送りして政権を維持しようというのが、首相の本心なのです。しかし「アベノミクス」の失敗はもはや明らかです。総選挙の争点はここにあると思う。

https://www.facebook.com/yosihifu.arita?fref=ts
http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/455.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 議事録入手! 性懲りもなく「慰安婦」虚報を矮小化! 全く反省なし「木村社長」退任で「朝日新聞」は許されるか!〈週刊新潮〉
議事録入手! 性懲りもなく「慰安婦」虚報を矮小化! 全く反省なし「木村社長」退任で「朝日新聞」は許されるか!〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141113-00010003-shincho-soci
週刊新潮 2014年11月13日号


 潔いと言うにはほど遠いが、朝日新聞の木村伊量社長(60)は、11月中旬に退陣を正式発表することに決めた。しかし、慰安婦問題の虚報を矮小化し、大甘の『第三者委員会』による調査で幕引きを図ろうとしているという。反省なくして、再生の道が開かれるはずもないのだ。

 ***

 引き際には、美学があると言われる。往々にしてそれは、地位に恋々としないことが良しとされ、身を引くタイミングを見誤ったがために晩節を汚した者も少なくない。

 朝日新聞の木村社長の場合はどうか。

 木村社長は、1カ月に1度の割合で、社内向けサイトに『風月回天』と題したメッセージを掲載する。今回、自らの退任時期を明らかにしたのは、そのメッセージによってだった。10月31日付のそれに、こう綴っている。

〈秋も深まりました。私は来月中旬には社長退任を正式に発表し、12月5日の臨時株主総会とその後の臨時取締役会で新しい経営体制がスタートする予定です。朝日新聞の再生を着実に果たすために、いま、トップとして何をしておかなければならないか。その一点だけを虚心に考えて残任期間を過ごすつもりです〉

 読者のみならず、社員や販売店からも、「いつ、辞めるのか」との大合唱が沸き起こっていたが、ようやく、その批判の声に応えることにしたわけだ。

 朝日新聞が立ち上げた、一連の“慰安婦”虚報を検証する『第三者委員会』は10月9日に初会合を開き、2カ月後をメドに調査結果をまとめる方針を示している。もう一つ、『報道と人権委員会』は、福島第一原発事故に関わる“吉田調書”報道を審議中だが、こちらも近々、結果が公表されるという。

 それゆえ、木村社長は、頃合いを見計らって12月5日に職を辞することにしたのではないか、というのが衆目の一致するところだ。

 9月11日の謝罪会見以降、木村社長は雲隠れをしていたわけではなく、精力的に社長業をこなしていた。

 全国各地の販売店をお詫び行脚にまわったり、10月20日には、英国との文化交流に貢献があったという理由で、英国大使館で勲章を授与されたりもした。

 さらに、朝日新聞による3つ目の委員会、『信頼回復と再生のための委員会』が開催した社員集会にも顔を出している。

 同社の若手社員が言う。

「10月6日の東京本社を皮切りに、社員集会は大阪、名古屋などでも行われました。ただ、最初の東京で、社長がその場に来なかったために、うるさ型の社員らが“社長はどこにいるんだ!”などとヤジを飛ばし、大荒れになった。なので、10日に、社長出席のもと、あらためて開くことになったのです。会場となった東京本社15階のレセプションルームには、500人近い社員が集まりました」

 東京本社で2回目に開かれた社員集会の議事録を入手したが、それに目を通すと、今もって独善的な体質が変わっていないことは否定できない。

 例えば、池上彰氏のコラムを掲載拒否した問題について、社員から質問された木村社長は次のように返答している。

〈私もゲラというのですかね、そのころ広告、各誌のコピーであるとか、私のところにしょっちゅうきていましたし、(略)もう危機管理が非常に日常茶飯事になっていました。その中で、この池上氏コラムのゲラは、私は事前に渡されたと思いますが、どなたから渡されたかまったく覚えていませんが、そういうものの中のひとつだったということです〉

 ゲラを見せられた木村社長は、“厳しいな”という感想を漏らしている。その言葉が掲載拒否に繋がったわけではないと、謝罪会見では説明していたものの、言論機関のトップとしては致命的な失態であるのは間違いない。

 にもかかわらず、今もなお、誰にゲラを渡されたのかさえ、調査していない有り様なのである。

■巧妙かつ狡猾

 開き直りは、それだけに留まらない。

“慰安婦”虚報、“吉田調書”記事の取り消し、“池上コラム”掲載拒否、この3つの問題のうち、いずれが一番深刻かと問われると、

〈一番大きなのは吉田調書の問題。これがあったから、新聞協会賞にも申請していたこともあり、社としての責任があると。その時点で、自分の進退についても固めたつもりです〉

 事も無げに、木村社長はそう答えているのである。

「国際的に見れば、吉田調書よりも、慰安婦の記事の方が、はるかに罪が重いのは明らかです」

 と憤るのは、京都大学の中西輝政名誉教授だ。

「そのせいで、わが国は性奴隷国家であるという屈辱的な批判を浴びつづけなければならなくなったのです。しかし、木村社長が慰安婦問題で辞めたとなると、報道機関としての存在意義を揺るがしかねない大問題となってしまう。というのは、戦後、朝日が執拗に報じてきた南京大虐殺や靖国問題などの記事についても、再検証を余儀なくされるからです。“慰安婦”虚報を矮小化し、単に記者の暴走による“吉田調書”報道の責任を取って辞任するというのは、巧妙かつ狡猾と言うほかありません」

 だとすると、“慰安婦”虚報を検証する『第三者委員会』のメンバーの中に、ご都合主義のお手盛りで選ばれた方がいたとしても致し方ないのかもしれない。

 拓殖大学の藤岡信勝客員教授が解説する。

「7人のメンバーのうち、外交評論家の岡本行夫さんは、元慰安婦に償い金を支給したアジア女性基金の賛同者の1人でした。“拠金呼びかけ文”には、“十代の少女までも含む多くの女性を強制的に『慰安婦』として軍に従わせた”などと記されている。岡本さんには、根拠のないその文章の責任があります。外務省が10月10日、ホームページから、その“拠金呼びかけ文”を削除すると、朝日は社説などでやり玉に挙げた。朝日のこの主張は、どう評価されるのでしょうか」

 さらに、国際大学の北岡伸一学長も、“朝日寄り”の主張を唱えることが少なくないという。

「北岡さんは、日本と中国の歴史に対する相互理解を深めるために06年に発足した“日中歴史共同研究”で、日本側の座長を務めていました。発表された報告書は、南京大虐殺の捏造を明らかにした近年の研究を一切無視し、南京大虐殺があったとする中国側の主張に従ったのです。そもそも、ありもしない南京大虐殺を史実として仕立て上げ、大々的に広めたのは朝日です」(同)

 委員には、ジャーナリストの田原総一朗氏も名を連ねているが、テレビ朝日の番組で司会などを務める、朝日系文化人の代表格。『週刊朝日』の連載コラムでは、〈朝日新聞よ、頑張れ〉などとエールを送っている。

 他にも、“朝日シンパ”を窺わせるメンバーが見受けられるのだ。

■2つの十字架

 大甘になるしかないような『第三者委員会』で、現在、どのような調査が行われているのか。

「これまでに、何度か会合が開かれ、主に慰安婦報道にかかわったOBからヒアリングを行っていると聞きました」

 と、朝日の幹部社員が打ち明ける。

「97年3月にも、慰安婦報道の検証記事を掲載しているのですが、詐話師・吉田清治による著述の真偽は確認できない、と書きながらも、記事の取り消しはしなかった。その理由について、記事に関わったOBは、“翌月の新学期から、中学の歴史教科書全部に慰安婦の記述が掲載されることになっていたので”と話したそうです。この類の証言を掻き集め、結局、すでに会社を去ったOBらに一切の責任を押し付けて、幕引きを図ろうとしていると言われています」

 傍目からも、朝日に反省の色が見られないためか、部数の激減は収まらず、販売店が悲鳴を上げている状態が続いている。

 首都圏のある販売店の店長によると、

「うちは、これまで2700部ほどを配っていたのですが、この3カ月で200部近く解約されました。それも、100カ月以上の長期購読者ばかりです。集金に伺うと、“オタクの社長はなんで辞めないんだ。もう、取らない”などと、ケジメをつけていないことを批判される。契約者離れの底はまったく見えず、全国的には10万部以上を失ったのではないでしょうか」

 とはいっても、トップが退けば、朝日は再生できるのだろうか。

 防衛大学校の佐瀬昌盛名誉教授は、こう指摘する。

「木村社長の前には、慰安婦問題という大きい十字架と、吉田調書問題という小さい十字架の2つが横たわっている。そのうち、小さい十字架だけを背負って辞めたら、それはエゴイズム。朝日新聞という沈み行く泥舟から脱出するのに、いかに自分の傷を浅くするかに腐心していると見られても仕方がありません。しかも、慰安婦問題の責任を、誰も取らないということになれば、傲岸不遜な体質があらたまるはずもなく、捏造、誤報が、今後も繰り返されることになるのは目に見えています」

 朝日は、32年間にわたって、自らの主張を押し通すために、慰安婦の史実を捻じ曲げてきた。そのため、1億総国民が“精神的苦痛を味わった”とする大規模訴訟も、着々と準備が進められている。早ければ、年内にも法廷の場で、朝日の罪が問われることになるという。

 わが国の名誉を貶(おとし)めておきながら、事ここに至って第一に守るべきが自らの名誉では、許されるわけもない。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/456.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 解散があるとすれば、解散の争点は「安倍政治の継続かストップか」である。(かっちの言い分)
http://31634308.at.webry.info/201411/article_10.html
2014/11/13 23:25

12月14日の解散は本当になりそうである。この安倍という男は、人への思いやりとか、人への配慮というものがないのであろうか?すべて自己満足の世界の男である。憲法改正を国民投票で変えることが出来ないとわかると、内閣の憲法解釈で変えてしまおうとしている。秘密法しかり。原発再稼働も大手を振って、今まで何もなかったがごとく行おうとしている。

民主党との政権交代において、社会保障の改革を約束したが、全く議論を聞いたこともない。また議員が自から身を削る話も全くない。むしろ、やることは、国民の懐を削ることばかりである。

見識の東京新聞が、解散検討は、「安倍政治」そのものが争点と述べている。消費税先送りが解散の争点というが、未だに、この論理がわからない。増税には国民の大多数が反対している。増税先送りは、国民にとって争点ではない。むしろ、喜んでいる。アベノミクスが成功しているのなら、解散をする必要もない。

この男をギャフンと言わすには野党共闘が必須だが、野党の党首が今一頼りない。共産党に至っては、全国全ての選挙区に候補者を立てると言っている。まさに、自公の補完政党と言われても仕方がない。どこが、もっともまともな政党かと言えば、自ずとわかってくるものだが、国民の目も節穴である。それが分からなければ、この国の迷走はまだ続く。

12月10日(水)に小沢一郎氏の政経フォーラムがホテルニューオータニである。これには、政局が政局であるので久しぶり出席しようと考えている。


衆院解散を検討 「安倍政治」こそ争点だ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014111302000156.html

 安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙を検討しているという。来年十月の消費税再増税を先送りするため、国民に信を問うというのが解散の「大義」だが、問われるべきは「安倍政治」そのものだ。 

 公約変更が解散の「大義」になると、政権側は考えたのだろう。

 ただ、いかにも取って付けた理由だ。そもそも消費税は増税すべきではないし、法律の付則には経済状況によって増税を最終判断する旨の規定もある。先送りしても解散の根拠にはなり得ない。

 九月の内閣改造後、閣僚の醜聞が相次いで発覚し、内閣支持率は下落傾向だ。首相の経済政策(アベノミクス)は期待外れで、来年以降は、安全保障法制整備や原発再稼働など、国民の反発が避けられない課題も待ち構える。

 内閣支持率が比較的高く、野党の選挙態勢が整う前に衆院解散に打って出た方が、議席減を最小限にとどめられる、というのが政権側の本音ではないのか。

 安倍氏が再び首相に就いてからの二年近く。国民の反対を切り捨てる形で進めた特定秘密保護法の成立強行や原発再稼働の推進、歴代内閣が積み重ねてきた憲法解釈を、一内閣の判断で変えた集団的自衛権の行使容認など、強権的な政治手法ばかりが思い浮かぶ。

 首相の歴史認識や靖国神社参拝が外交上の不安定要因となる一方で、「一票の格差」是正や、政府や国会の「身を切る改革」など処理すべき懸案は手付かずだ。

 解散の大義に正当性があるとはとても思えないが、解散が見送られ、国民軽視の「安倍政治」が続くことも、国民には不利益だ。

 野党側にとって解散は、政権打倒の好機のはずだが、準備不足は否めない。候補者調整や選挙協力など、国会での「一強多弱」打破のために知恵を絞り、党利を超えた決断を促したい。



http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/457.html

記事 [政治・選挙・NHK174] 北京で姿を消した日本国首相<本澤二郎の「日本の風景」(1817) <存在感ゼロのシンゾウ>
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52086629.html
2014年11月13日 「ジャーナリスト同盟」通信

<存在感ゼロのシンゾウ>

 安倍にとって北京でのAPEC首脳会議は、絶好の外交活躍の場だった。だが、それを全く生かせなかった。プーチンと会見したものの、年内の日本訪問を断られてしまった。北京で取材していたジャーナリストによると、安倍の存在は21の国と地域の1に過ぎなかった、と酷評される始末である。オバマとの会談さえも実現しなかった。中国新聞は「安倍にしっこくねだられて、やむなく応じた」という報道振りだったし、韓国大統領とは、たまたま晩餐会の隣椅子だったことで、一言二言会話をしたに過ぎなかった。これほど日本の首相の存在感が薄くなったのは、70年代以降初めてのことである。

<中国が好きになった夫人>

 韓国に行って韓国好きになったとされる安倍夫人は、俄然今回の中国訪問で「中国好きになった」と見られている。
 なにしろAPECをまるでお祭りのようにした中国の接待力に、夫人の方は完全に魅了されてしまったらしい。食事や服装など女性が興味を抱くことに対して、中国の至れり尽くせりの接待に感動したようだ。
 安倍は典型的な中国嫌い、しかし夫人はその逆になった?

<圧巻は晩餐会アトラクション>

 11月10日夜の晩餐会には、彼女だけではない。プーチンもオバマも口をあんぐりとあけて、見事な中国の芸術などに見とれていたという。
 「アトラクションがすごかった。さすが中国、次々と繰り出す美の芸術や大花火に各国首脳はうっとりしていた」という。総合力で強い中国を、今回の会議で世界に発信したようである。
 安部の姿が見えなくなり、習近平一人突出するAPEC会議だったという。
 なにしろ、会議中の6日間、北京市民はたっぷりと休日を楽しんでいた。これも他国では出来ない芸当である。
 珍しく北京秋天が続いてPM2・5も姿を消していた。

<中国主席の前に中国服で>

 「見ていて滑稽だったのは、中国は各国首脳と夫人にシルクの中国服を用意、それを着込んで、晩餐会入り口で出迎える習近平夫妻とそれぞれ握手を交わしたのだが、その場面が何度も放映された。
 美人妻を従える恰幅のいい国家主席に対して、各国首脳の見栄えがあまりよくないのである。これを見る中国人の自尊心を高めたことま間違いない。
 翌日最終日の会議に姿を見せた安倍のつかれきった表情が、少しだけ映像に浮かび上がった。ただ、それだけだった。

 2014年11月13日記


http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/458.html

   

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