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2014年9月26日23時27分 〜
記事 [テスト30] Re: テスト
福島県でなぜ「ガン死」が増加しているのか?〜誰も書けなかった福島原発事故の健康被害〜【第2回】
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140926-00010000-takaraj-soci
宝島 9月26日(金)10時17分配信


前回記事
福島県で急増する「死の病」の正体を追う!〜セシウム汚染と「急性心筋梗塞」多発地帯の因果関係〜第1回(宝島)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/898.html


先月号(『宝島』10月号)に掲載した福島県内で急増する「急性心筋梗塞」のレポートは各方面から反響を頂戴した。引き続き本号(『宝島』11月号)では、全ガン(悪性新生物)の死亡者数が、これも増加傾向にある背景について検証する。



【地図A】 福島県0〜18歳の子どもの甲状腺ガン発症率(暫定)


■小児甲状腺ガンはすでに多発している


 前号では、福島県で多発・急増する「急性心筋梗塞」の問題を検証したが、今回は、原発への賛成・反対にかかわらず、関心の的である「ガン」に注目してみたい。


 旧ソ連・チェルノブイリ原発事故(1986年)の際に多発が確認されたのが、「子どもたちの甲状腺ガン」である。福島原発事故においても、事故発生当時18歳以下だった福.島県民36万7707人のうち、今年6月末時点で57人の子どもが甲状腺ガンと確定した。甲状腺ガンの疑いがある者まで含めると、実に104人(良性結節1人も含む)に及んでいる。


 地域別の発症率を見ると、福島市などの「中通(なかどお)り」が一番高くて10万人当たり(注1)36.4人。次いで、いわき市などの「浜通(はまどお)り」が同35.3人。原発直近の「避難区域等」が同33.5人。一方、原発から80キロメートル以上離れた「会津地方」は最も低く、同27.7人だった。放射能汚染の度合いが高い「中通り」と、相対的に低い「会津地方」では、同8.7人もの地域差がある【地図A】。


 しかし、小児甲状腺ガン調査を担当する福島県立医科大学はこの地域差を、
「被曝の影響とは考えにくい」
 としている。すでに地域差が表れている点についても県立医大は、会津地方では精密検査が終わっていない子どもたちが多く、甲状腺ガンと診断される子どもが今後増える可能性があるとして、
「地域別発症率に差がない」
 と、かなり強引な解釈をしている。


 また、被曝の影響を最も受けやすいと見られる0〜5歳で甲状腺ガンの発症がまだ一人も確認されていないこと(現時点での最年少患者は6歳)を、県立医大はことさら重視し、調査が進むにつれて甲状腺ガン患者が増え続けていく現状についても、
「被曝の影響とは考えにくい」
 と、オウム返しのように連呼している。


 ともあれ、彼らの主訴は、
“福島県で原発事故による健康被害は発生していない”
 ということなのであり、「考えにくい」のではなく、安定ヨウ素剤を子どもたちに飲ませなかった責任を追及されるのが怖い──という本音が見え隠れしている。


 そもそも、県立医大の期待どおりに会津地方でも小児甲状腺ガンが増えていくかどうかは不明である。それに、原発事故による放射能汚染は会津地方にも及んでおり、会津地方でも発症率が高まることが、直ちに被曝の影響を否定することにはならない。


 国立ガン研究センターの「地域がん登録全国推計値」によれば、子どもから大人までを含む全年齢層における甲状腺ガンの発症率は、10万人当たり年間7〜8人だという。また、事故当初、甲状腺の専門医らは、通常時における小児甲状腺ガンの発症率は「100万人に1〜2人」(=10万人当たり0.1〜0.2人)だと、マスコミ等を通じて説明していた。


 これらの数字に比べると、福島県の子どもたちだけで「10万人当たり30人以上」という調査結果はかけ離れて高く、まさに「多発」と呼ぶに相応(ふさわ)しい。福島県は原発事故以前から「小児甲状腺ガン多発県」だったという話もない。


(注1)この「10万人当たり」は、人口を分母にしての値ではない。この値を求める計算式は、分母を「1次検査の受診者数」として、分子が「甲状腺ガンやその疑いがあると診断された者の数」である。「中通り」の場合、受診者数が16万7593人で、甲状腺ガン患者数が61人なので、61÷16万7593×10万人=36.39…となり、小数点以下第2位を四捨五入して「36.4人」になる。


■福島県で増えているガンは「甲状腺ガン」だけではない


 山下俊一・長崎大学教授(現・同大副学長)も内閣府原子力委員会のホームページで書いているように、チェルノブイリ原発事故では発生の1年後、高汚染地域(ベラルーシ共和国ゴメリ州)で4人の子どもたちに甲状腺ガンが発症している。ゴメリ州の甲状腺ガン患者は、2年後に3人、3年後に5人、4年後には15人と増え、その後は爆発的に増加し、98年までに400人を超えるほどの多発状態に陥っていた。


 米国のCDC(疾病管理予防センター)では、2001年9月の世界貿易センター事件(同時多発テロ事件)を受け、ガンの潜伏期間に関するレポート『Minimum Latency Types or Categories of Cancer』(改訂:13年5月1日。以下「CDCレポート」)を公表している。これに掲載されている、ガンごとの潜伏期間を短い順に示すと、
【白血病、悪性リンパ腫】0.4年(146日)
【小児ガン(小児甲状腺ガンを含む)】1年
【大人の甲状腺ガン】2.5年
【肺ガンを含むすべての固形ガン】4年
 などとなっている。


 小児甲状腺ガンの潜伏期間は1年ほどということになり、前掲の山下報告とも矛盾しない。県立医大の唱える「発ガンは原発事故発生から4年目以降」説など、CDCからは全く相手にされていないのである。


 にもかかわらず県立医大は、一見して多く見えるのは無症状の人まで調べたことによる「スクリーニング効果」によるものであり、将来発症するガンを早めに見つけているに過ぎない、などと頑(かたく)なに主張している。


 だが、こうした「スクリーニング効果」説は、科学の定説として確立している話でもなく、単なる仮説に過ぎない。


 実は、チェルノブイリ原発事故でも「小児甲状腺ガンのスクリーニング」が実施されている。


 行ったのは、前出の山下・長崎大教授らである。小児甲状腺ガンの発症率を、事故発生当時に0歳から3歳だった子どもたちと、事故後に生まれた子どもたちとの間で比較したのだという。


 その結果は昨年3月、米国放射線防護協会の年次大会の場で山下氏が報告している。それによると、事故発生時にすでに誕生していた子どもたちの間では小児甲状腺ガンが多発していたのに対し、事故の1年後以降に誕生した子どもたち9472人の間では小児甲状腺ガンの発症がゼロだった――というのである。つまり、「スクリーニング効果」仮説は山下氏によって葬り去られていた。


 それでも「スクリーニング効果」仮説に拘(こだわ)り続けるという皆さんは、福島原発事故の1年後か2年後くらいに生まれた福島県の子どもたちに対し、山下氏がやったのと同様の「小児甲状腺ガンのスクリーニング」を行い、現在の「多発」状態と大差ない発症が見られることを実証しなければなるまい。



【表1】 2012年福島県の死因ワーストランキング


 それに、原発事故後に福島県で増加が確認されているガンは、何も甲状腺ガンだけではない。


 【表1】は、事故翌年の12年に福島県内で増加した「死因」を、国の人口動態統計をもとに多い順から並べたものだ。


 このワースト10には、「結腸の悪性新生物」(第2位。以下「結腸ガン」)と、すべてのガンの合計値である「悪性新生物」(第6位。以下「全ガン」)がランクインしている。大分類である全ガンの数字には当然、結腸ガンの数字も含まれているのだが、ともに右肩上がりの増加傾向が続いている。


 しかも、全ガンは10年との比較で11年が+19人、12年には+62人と、増加の度合いが年々強まっている(結腸ガンでは11年が+33人、12年は+75人)。そこで私たちは、前回の「急性心筋梗塞」検証に引き続き、「原発事故による被曝と発ガンには関係がない」との仮説の下、それを否定することが可能かどうかを見極めることにした。病気発生の頻度を表す物差しである「年齢調整死亡率」(注2)を、福島県内の市町村ごとに計算した上で、文部科学省による福島県内の「セシウム汚染値」(注3)の濃淡と、相関関係が見られるかどうかを調べたのである(注4)。


 今回の検証作業でも、福島県内のセシウム汚染分布に詳しい沢野伸浩・金沢星稜大学女子短期大学部教授にご協力いただいた。


(注2)本誌2014年10月号10ページ(注2)および小社ホームページ(http://blog.takarajima.tkj.jp/archives/1921954.html)参照。
(注3)同(注3)参照。
(注4)福島第一原発事故後、高汚染のためにすべての住民が避難した原発直近の7町村(双葉町・大熊町・富岡町・楢葉町・浪江町・飯舘村・葛尾村)は、解析対象から除外した。


 年齢調整死亡率は、原発事故前年の2010のものと、事故翌年の12年のものを、それぞれ計算して求めた。こうすることによって、セシウム汚染によって数値が上がったのか否かの区別がつく。


 つまり、汚染の高いところで12年の年齢調整死亡率も同時に高くなるという「正比例の関係」が見られれば、被曝との因果関係が強く疑われる――ということになる。逆の言い方をすれば、もし「正比例の関係」がなければ、原発事故とは別のところに原因が存在することを意味する。


■警戒が必要なのは「悪性リンパ腫」


 その解析結果が、左に示した【図1】と【図2】である。



【図1】/【図2】 2010年/2012年 セシウムの土壌汚染密度分布と「全ガン(悪性新生物)」の年齢調整死亡率



表2】 相関係数の強さ


 結論は、
「セシウム137の土壌汚染密度分布と『全ガン』年齢調整死亡率の分布との間には、原発事故後、弱いながら統計的には有意(r =0.24)と言える正の相関関係が生じている」
 というものだ(【表2】参照)。つまり、「原発事故による被曝と発ガンには関係がない」との仮説を否定する結果となったのである。



 実数で見ると、福島県で全ガンによる死者は増加傾向(【表1】)にあるものの、年齢調整死亡率で見た場合は原発事故前と比べ、横ばいで推移している(【表3】参照)。


 しかし、セシウム汚染との相関を見たグラフは、11年を境に何らかの“異変”が起きた可能性を示している。


 汚染の濃いところで10年の年齢調整死亡率が高ければ、それは放射能汚染に晒(さら)される前から死亡率が高かったことを意味し、10年のグラフの直線(回帰直線)は右肩上がりになる。12年の年齢調整死亡率がさらに上昇していない限り、「汚染との相関はない」と言える。



【地図B】 福島県内「セシウム137汚染濃度分布」と「全ガン」年齢調整死亡率の増加(2010年→12年)


 10年の「全ガン」グラフ【図1】は、完全な右肩下がり(r =−0.23)──すなわち、放射能汚染に晒される以前は死亡率が低かった地域が多いということを示し、汚染との相関が全くなかったことを表わしている。


 それが、事故後の12年【図2】には右肩上がり(r =0.24)に転じていた。12年に年齢調整死亡率の増加が見られた市町村は、58自治体中33の自治体である【地図B】。右肩上がりに変わったのは、事故発生の年である11年(r =0.26)からだ【表3】。



【図3】/【図4】2010年/2012年 セシウムの土壌汚染密度分布と「気管、気管支および肺ガン」の年齢調整死亡率


 部位ごとにも検証してみた結果を示したのが【表3】である。全ガンと似た傾向が見られたのは、「気管、気管支および肺ガン」(r =0.23)だ。グラフを【図3】、【図4】として示すが、全ガンと同様に回帰直線が事故前と事故後で反転している。


 とはいえ、前出の「CDCレポート」のところで示したように、肺ガンの潜伏期間は「4年」である。原発事故による健康被害が現れるにしても、肺ガンの場合、事故翌年の12年では早すぎるのだ。


 何が原因であるにせよ、ここまでトレンドが反転するには何らかの相当なエネルギーが必要と思われるが、現時点ではその“エネルギー源”が「原発事故」や「放射能汚染」であると推定するには、かなり無理がある。従って、今回は現時点での検証の途中経過を示すだけにとどめ、13年以降の推移を注視していくことにしたい。


  白血病や胃ガン、乳ガンでは、現時点で全ガンと似た傾向は見られなかった。12年の死因ランキングで第2位に入っていた結腸ガンは、年齢調整死亡率が年々微増している。セシウム汚染との相関は、11年に「弱い相関」(r =0.23)があったものの、12年には「ほとんど相関がない」(r =0.04)レベルになっていた。


 気になるのは「悪性リンパ腫」(r =0.12)だ。セシウム汚染とは「ほとんど相関がない」レベルだが、そのr値がわずかながらも増加してきているのである。


「CDCレポート」では悪性リンパ腫の潜伏期間を「0.4年(146日)」としていることからも、悪性リンパ腫には今後、特に警戒が必要と思われる。


 そんなわけで、福島県でどんな部位のガンが増えたことで全ガンの増加に至ったのかは、手持ちの人口動態統計データだけでは解明することができなかった。この先の分析作業には、厚生労働省にある人口動態統計の生データが必要になる。


 ただ、このデータは一般向けに公開されておらず、国から厚生労働科学研究費をもらっているような大学などの研究者でなければ見せてもらえないのが実情だ。ぜひ、厚労省自身の手で解明していただきたい。


 次回は、福島県内の取材へと駒を進める。(以下、続く) 


取材・文 明石昇二郎(ルポルタージュ研究所)+本誌取材班
(『月刊宝島』2014年11月号より)


【訂正】
 先月号(『宝島』10月号)の本連載記事13ページの表5「福島県内の『急性心筋梗塞』年齢調整死亡率増減」の中で、昭和村の数値に誤りがありました。正しくは、2010年が10万人当たり9.84人、2012年が同12.71人でした。そのため、【図1】のr値は0.14から0.13に、【図2】のr値は0.36から0.34に訂正致します。
 また今号の【表3】中の「急性心筋梗塞」のr値は、セシウム汚染値0の檜枝岐村を除いて改めて計算し直しており、上記の訂正した値とは若干異なっています。



http://www.asyura2.com/14/test30/msg/548.html

コメント [政治・選挙・NHK171] 山谷えり子大臣ポロリ 「在特会のHPを引用したまで」(田中龍作ジャーナル) 赤かぶ
14. 2014年9月26日 23:28:03 : Wr5cvCffrE
これは山谷だけの問題ではない
アヘチョン政府全体の問題である
そして、官・業・ダマスゴミと波及していくだろう
http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/831.html#c14
記事 [原発・フッ素40] 福島県でなぜ「ガン死」が増加しているのか?〜誰も書けなかった福島原発事故の健康被害〜第2回(宝島)
福島県でなぜ「ガン死」が増加しているのか?〜誰も書けなかった福島原発事故の健康被害〜【第2回】
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140926-00010000-takaraj-soci
宝島 9月26日(金)10時17分配信


前回記事
福島県で急増する「死の病」の正体を追う!〜セシウム汚染と「急性心筋梗塞」多発地帯の因果関係〜第1回(宝島)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/898.html


先月号(『宝島』10月号)に掲載した福島県内で急増する「急性心筋梗塞」のレポートは各方面から反響を頂戴した。引き続き本号(『宝島』11月号)では、全ガン(悪性新生物)の死亡者数が、これも増加傾向にある背景について検証する。



【地図A】 福島県0〜18歳の子どもの甲状腺ガン発症率(暫定)


■小児甲状腺ガンはすでに多発している


 前号では、福島県で多発・急増する「急性心筋梗塞」の問題を検証したが、今回は、原発への賛成・反対にかかわらず、関心の的である「ガン」に注目してみたい。


 旧ソ連・チェルノブイリ原発事故(1986年)の際に多発が確認されたのが、「子どもたちの甲状腺ガン」である。福島原発事故においても、事故発生当時18歳以下だった福.島県民36万7707人のうち、今年6月末時点で57人の子どもが甲状腺ガンと確定した。甲状腺ガンの疑いがある者まで含めると、実に104人(良性結節1人も含む)に及んでいる。


 地域別の発症率を見ると、福島市などの「中通(なかどお)り」が一番高くて10万人当たり(注1)36.4人。次いで、いわき市などの「浜通(はまどお)り」が同35.3人。原発直近の「避難区域等」が同33.5人。一方、原発から80キロメートル以上離れた「会津地方」は最も低く、同27.7人だった。放射能汚染の度合いが高い「中通り」と、相対的に低い「会津地方」では、同8.7人もの地域差がある【地図A】。


 しかし、小児甲状腺ガン調査を担当する福島県立医科大学はこの地域差を、
「被曝の影響とは考えにくい」
 としている。すでに地域差が表れている点についても県立医大は、会津地方では精密検査が終わっていない子どもたちが多く、甲状腺ガンと診断される子どもが今後増える可能性があるとして、
「地域別発症率に差がない」
 と、かなり強引な解釈をしている。


 また、被曝の影響を最も受けやすいと見られる0〜5歳で甲状腺ガンの発症がまだ一人も確認されていないこと(現時点での最年少患者は6歳)を、県立医大はことさら重視し、調査が進むにつれて甲状腺ガン患者が増え続けていく現状についても、
「被曝の影響とは考えにくい」
 と、オウム返しのように連呼している。


 ともあれ、彼らの主訴は、
“福島県で原発事故による健康被害は発生していない”
 ということなのであり、「考えにくい」のではなく、安定ヨウ素剤を子どもたちに飲ませなかった責任を追及されるのが怖い──という本音が見え隠れしている。


 そもそも、県立医大の期待どおりに会津地方でも小児甲状腺ガンが増えていくかどうかは不明である。それに、原発事故による放射能汚染は会津地方にも及んでおり、会津地方でも発症率が高まることが、直ちに被曝の影響を否定することにはならない。


 国立ガン研究センターの「地域がん登録全国推計値」によれば、子どもから大人までを含む全年齢層における甲状腺ガンの発症率は、10万人当たり年間7〜8人だという。また、事故当初、甲状腺の専門医らは、通常時における小児甲状腺ガンの発症率は「100万人に1〜2人」(=10万人当たり0.1〜0.2人)だと、マスコミ等を通じて説明していた。


 これらの数字に比べると、福島県の子どもたちだけで「10万人当たり30人以上」という調査結果はかけ離れて高く、まさに「多発」と呼ぶに相応(ふさわ)しい。福島県は原発事故以前から「小児甲状腺ガン多発県」だったという話もない。


(注1)この「10万人当たり」は、人口を分母にしての値ではない。この値を求める計算式は、分母を「1次検査の受診者数」として、分子が「甲状腺ガンやその疑いがあると診断された者の数」である。「中通り」の場合、受診者数が16万7593人で、甲状腺ガン患者数が61人なので、61÷16万7593×10万人=36.39…となり、小数点以下第2位を四捨五入して「36.4人」になる。


■福島県で増えているガンは「甲状腺ガン」だけではない


 山下俊一・長崎大学教授(現・同大副学長)も内閣府原子力委員会のホームページで書いているように、チェルノブイリ原発事故では発生の1年後、高汚染地域(ベラルーシ共和国ゴメリ州)で4人の子どもたちに甲状腺ガンが発症している。ゴメリ州の甲状腺ガン患者は、2年後に3人、3年後に5人、4年後には15人と増え、その後は爆発的に増加し、98年までに400人を超えるほどの多発状態に陥っていた。


 米国のCDC(疾病管理予防センター)では、2001年9月の世界貿易センター事件(同時多発テロ事件)を受け、ガンの潜伏期間に関するレポート『Minimum Latency Types or Categories of Cancer』(改訂:13年5月1日。以下「CDCレポート」)を公表している。これに掲載されている、ガンごとの潜伏期間を短い順に示すと、
【白血病、悪性リンパ腫】0.4年(146日)
【小児ガン(小児甲状腺ガンを含む)】1年
【大人の甲状腺ガン】2.5年
【肺ガンを含むすべての固形ガン】4年
 などとなっている。


 小児甲状腺ガンの潜伏期間は1年ほどということになり、前掲の山下報告とも矛盾しない。県立医大の唱える「発ガンは原発事故発生から4年目以降」説など、CDCからは全く相手にされていないのである。


 にもかかわらず県立医大は、一見して多く見えるのは無症状の人まで調べたことによる「スクリーニング効果」によるものであり、将来発症するガンを早めに見つけているに過ぎない、などと頑(かたく)なに主張している。


 だが、こうした「スクリーニング効果」説は、科学の定説として確立している話でもなく、単なる仮説に過ぎない。


 実は、チェルノブイリ原発事故でも「小児甲状腺ガンのスクリーニング」が実施されている。


 行ったのは、前出の山下・長崎大教授らである。小児甲状腺ガンの発症率を、事故発生当時に0歳から3歳だった子どもたちと、事故後に生まれた子どもたちとの間で比較したのだという。


 その結果は昨年3月、米国放射線防護協会の年次大会の場で山下氏が報告している。それによると、事故発生時にすでに誕生していた子どもたちの間では小児甲状腺ガンが多発していたのに対し、事故の1年後以降に誕生した子どもたち9472人の間では小児甲状腺ガンの発症がゼロだった――というのである。つまり、「スクリーニング効果」仮説は山下氏によって葬り去られていた。


 それでも「スクリーニング効果」仮説に拘(こだわ)り続けるという皆さんは、福島原発事故の1年後か2年後くらいに生まれた福島県の子どもたちに対し、山下氏がやったのと同様の「小児甲状腺ガンのスクリーニング」を行い、現在の「多発」状態と大差ない発症が見られることを実証しなければなるまい。



【表1】 2012年福島県の死因ワーストランキング


 それに、原発事故後に福島県で増加が確認されているガンは、何も甲状腺ガンだけではない。


 【表1】は、事故翌年の12年に福島県内で増加した「死因」を、国の人口動態統計をもとに多い順から並べたものだ。


 このワースト10には、「結腸の悪性新生物」(第2位。以下「結腸ガン」)と、すべてのガンの合計値である「悪性新生物」(第6位。以下「全ガン」)がランクインしている。大分類である全ガンの数字には当然、結腸ガンの数字も含まれているのだが、ともに右肩上がりの増加傾向が続いている。


 しかも、全ガンは10年との比較で11年が+19人、12年には+62人と、増加の度合いが年々強まっている(結腸ガンでは11年が+33人、12年は+75人)。そこで私たちは、前回の「急性心筋梗塞」検証に引き続き、「原発事故による被曝と発ガンには関係がない」との仮説の下、それを否定することが可能かどうかを見極めることにした。病気発生の頻度を表す物差しである「年齢調整死亡率」(注2)を、福島県内の市町村ごとに計算した上で、文部科学省による福島県内の「セシウム汚染値」(注3)の濃淡と、相関関係が見られるかどうかを調べたのである(注4)。


 今回の検証作業でも、福島県内のセシウム汚染分布に詳しい沢野伸浩・金沢星稜大学女子短期大学部教授にご協力いただいた。


(注2)本誌2014年10月号10ページ(注2)および小社ホームページ(http://blog.takarajima.tkj.jp/archives/1921954.html)参照。
(注3)同(注3)参照。
(注4)福島第一原発事故後、高汚染のためにすべての住民が避難した原発直近の7町村(双葉町・大熊町・富岡町・楢葉町・浪江町・飯舘村・葛尾村)は、解析対象から除外した。


 年齢調整死亡率は、原発事故前年の2010のものと、事故翌年の12年のものを、それぞれ計算して求めた。こうすることによって、セシウム汚染によって数値が上がったのか否かの区別がつく。


 つまり、汚染の高いところで12年の年齢調整死亡率も同時に高くなるという「正比例の関係」が見られれば、被曝との因果関係が強く疑われる――ということになる。逆の言い方をすれば、もし「正比例の関係」がなければ、原発事故とは別のところに原因が存在することを意味する。


■警戒が必要なのは「悪性リンパ腫」


 その解析結果が、左に示した【図1】と【図2】である。



【図1】/【図2】 2010年/2012年 セシウムの土壌汚染密度分布と「全ガン(悪性新生物)」の年齢調整死亡率



表2】 相関係数の強さ


 結論は、
「セシウム137の土壌汚染密度分布と『全ガン』年齢調整死亡率の分布との間には、原発事故後、弱いながら統計的には有意(r =0.24)と言える正の相関関係が生じている」
 というものだ(【表2】参照)。つまり、「原発事故による被曝と発ガンには関係がない」との仮説を否定する結果となったのである。



 実数で見ると、福島県で全ガンによる死者は増加傾向(【表1】)にあるものの、年齢調整死亡率で見た場合は原発事故前と比べ、横ばいで推移している(【表3】参照)。


 しかし、セシウム汚染との相関を見たグラフは、11年を境に何らかの“異変”が起きた可能性を示している。


 汚染の濃いところで10年の年齢調整死亡率が高ければ、それは放射能汚染に晒(さら)される前から死亡率が高かったことを意味し、10年のグラフの直線(回帰直線)は右肩上がりになる。12年の年齢調整死亡率がさらに上昇していない限り、「汚染との相関はない」と言える。



【地図B】 福島県内「セシウム137汚染濃度分布」と「全ガン」年齢調整死亡率の増加(2010年→12年)


 10年の「全ガン」グラフ【図1】は、完全な右肩下がり(r =−0.23)──すなわち、放射能汚染に晒される以前は死亡率が低かった地域が多いということを示し、汚染との相関が全くなかったことを表わしている。


 それが、事故後の12年【図2】には右肩上がり(r =0.24)に転じていた。12年に年齢調整死亡率の増加が見られた市町村は、58自治体中33の自治体である【地図B】。右肩上がりに変わったのは、事故発生の年である11年(r =0.26)からだ【表3】。



【図3】/【図4】2010年/2012年 セシウムの土壌汚染密度分布と「気管、気管支および肺ガン」の年齢調整死亡率


 部位ごとにも検証してみた結果を示したのが【表3】である。全ガンと似た傾向が見られたのは、「気管、気管支および肺ガン」(r =0.23)だ。グラフを【図3】、【図4】として示すが、全ガンと同様に回帰直線が事故前と事故後で反転している。


 とはいえ、前出の「CDCレポート」のところで示したように、肺ガンの潜伏期間は「4年」である。原発事故による健康被害が現れるにしても、肺ガンの場合、事故翌年の12年では早すぎるのだ。


 何が原因であるにせよ、ここまでトレンドが反転するには何らかの相当なエネルギーが必要と思われるが、現時点ではその“エネルギー源”が「原発事故」や「放射能汚染」であると推定するには、かなり無理がある。従って、今回は現時点での検証の途中経過を示すだけにとどめ、13年以降の推移を注視していくことにしたい。


  白血病や胃ガン、乳ガンでは、現時点で全ガンと似た傾向は見られなかった。12年の死因ランキングで第2位に入っていた結腸ガンは、年齢調整死亡率が年々微増している。セシウム汚染との相関は、11年に「弱い相関」(r =0.23)があったものの、12年には「ほとんど相関がない」(r =0.04)レベルになっていた。


 気になるのは「悪性リンパ腫」(r =0.12)だ。セシウム汚染とは「ほとんど相関がない」レベルだが、そのr値がわずかながらも増加してきているのである。


「CDCレポート」では悪性リンパ腫の潜伏期間を「0.4年(146日)」としていることからも、悪性リンパ腫には今後、特に警戒が必要と思われる。


 そんなわけで、福島県でどんな部位のガンが増えたことで全ガンの増加に至ったのかは、手持ちの人口動態統計データだけでは解明することができなかった。この先の分析作業には、厚生労働省にある人口動態統計の生データが必要になる。


 ただ、このデータは一般向けに公開されておらず、国から厚生労働科学研究費をもらっているような大学などの研究者でなければ見せてもらえないのが実情だ。ぜひ、厚労省自身の手で解明していただきたい。


 次回は、福島県内の取材へと駒を進める。(以下、続く) 


取材・文 明石昇二郎(ルポルタージュ研究所)+本誌取材班
(『月刊宝島』2014年11月号より)


【訂正】
 先月号(『宝島』10月号)の本連載記事13ページの表5「福島県内の『急性心筋梗塞』年齢調整死亡率増減」の中で、昭和村の数値に誤りがありました。正しくは、2010年が10万人当たり9.84人、2012年が同12.71人でした。そのため、【図1】のr値は0.14から0.13に、【図2】のr値は0.36から0.34に訂正致します。
 また今号の【表3】中の「急性心筋梗塞」のr値は、セシウム汚染値0の檜枝岐村を除いて改めて計算し直しており、上記の訂正した値とは若干異なっています。



http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/470.html

コメント [政治・選挙・NHK171] 小沢一郎講演 9.13 (1) 安倍内閣の政策は強きをたすけ弱きをくじき国民の生活を危うくする(銅のはしご) 赤かぶ
88. 2014年9月26日 23:31:08 : qJHlvVBlh2
79,

作業の合間、合間、ちょっと違う事を考えて、リラックスできたよ〜。w

でも、みなさん、スレタイトルから相当脱線して、勝手に自分だけリラックスしてほんと申し訳ないです。

天橋立さん、最後の言葉を言って決裂するよりも、正直楽しかったです。笑


http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/802.html#c88

コメント [経世済民90] 若者が海外に逃げ出す? 日本経済はジンバブエの二の舞になるのか〈週刊朝日〉 赤かぶ
40. 2014年9月26日 23:32:19 : cvmFnkl1dA
>39 

サケは不漁だからね。詳しい原因は不明。 

何のために中東で戦争を起こしていると思っているのか? 

原油価格を吊り上げるためだぜ。

現在の円安と白川による超円高のときを比較しても、外国産の牛肉・豚肉なんか値段、変わってないよ。
http://www.asyura2.com/14/hasan90/msg/556.html#c40

コメント [政治・選挙・NHK171] 山谷えり子大臣の在特会問題をスルーして拉致問題だけ伝えるNHK 赤かぶ
02. 2014年9月26日 23:32:43 : cRee7HBph2
現政権に不都合な情報は意図的に今後も遮断していくつもりですーーー。     私達の高給取りは手放せないんでねー。長い者に巻かれるのがいいのだー。特に海外からの批判記事は流させませんー。 局内では公平中立は死語となりました。
http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/870.html#c2
コメント [政治・選挙・NHK171] 参考人失神、実況見分せず、調書を“作文” 『美濃加茂市長収賄疑惑』でまたも当局が暴走(Business Journal) 赤かぶ
14. 2014年9月26日 23:33:50 : ZKyPWMbBXI
>>06 C3lq0gpU9A さん
>一度ガラガラポンで、裁判・検察・警察を作り変えないとダメだなこの国は。

何度ガラガラポンで取り替えてもやっぱりダメはダメでしょう。
全部同じ穴のむじなだもの。

http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/803.html#c14

コメント [原発・フッ素40] 福島県でなぜ「ガン死」が増加しているのか?〜誰も書けなかった福島原発事故の健康被害〜第2回(宝島) 赤かぶ
01. 2014年9月26日 23:36:23 : cRee7HBph2
保険会社は知っている。
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/470.html#c1
記事 [テスト30] 福島原子炉の極度の汚染は帯水層へ混入した可能性が最も高いと東京電力は明らかにした 下流東京へのリスク?(EneNews)
記事元


Japan Times: Extreme contamination in Fukushima reactor buildings ‘most likely’ mixing into aquifer, reveals Tepco — Bloomberg: Could this flow downstream to Tokyo and present a big risk? (VIDEO)
ジャパンタイムズ:福島原子炉建屋の極度の汚染は、帯水層へ混入した「可能性が最も高い」、と東京電力は明らかにした−ブルームバーグ:これは下流の東京へ流れて、大きなリスクであり得るか? (映像)


Published: August 26th, 2013 at 10:27 pm ET By ENENews
公開:2013年8月26日、午後10時27分ET: ENENewsによる


UPI, August 22, 2013: TEPCO said late Wednesday that radiation levels in groundwater are so high the most likely explanation is that radioactive water from the plant’s cooling system is leaking from the reactors into basements and mixing with water from local aquifers,The Japan Times reported.
UPI、2013年8月22日:東京電力はこの前の水曜日に、地下水の放射能レベルは非常に高く、プラントの冷却システムからの放射性汚染水は原子炉から地下に漏れ、帯水層からの水と混合した可能性が最も高いと説明した、とジャパンタイムズは報道した。


World Nuclear Industry Status Report 2013: An expert reactor engineer estimated the amount of radioactivity that had seeped into the water that fills the basement of the reactor buildings [...] as of 20 November 2012 [is] Cesium-137: 276 PBq (i.e. 40 percent of the reactor core inventory) [...] about 2.5 to 3.3 times, depending on the estimate, the total amount released into the environment from the Chernobyl accident.
世界原子力産業状況レポート2013:専門の原子炉技術者が2012年11月20日に原子炉建屋の地下を満たした水の中に浸透した放射能の量を推定した[...]2012年9月20日現在でセシウム137:276 ペタベクレル[であった](すなわち原子炉炉心インベントリー〈在庫〉の40%であった)[...]推定に依存するが、チェルノブイリ事故により環境中に放出された総量の、約2.5から3.3倍であった。



Bloomberg News, August 22, 2013 – (At 2:15 in) Host: Is there any risk that gets into the downstream water supply? Could this flow downstream to Tokyo and present a big risk? [...] Michael Friedlander, Nuclear Engineer: I’m not a hydrologist [...] But certainly anytime you have contamination in the aquifer by diffusion process and by the normal underground flows of water, who knows where it’s going to end up at.
ブルームバーグニュース、2013年8月22日−(2分15秒の所で)論主:下流の水の供給に入ったリスクはありますか?これが下流の東京に流れ、そして大きなリスクが存在し得ますか? [...]マイケル・フリードランダー、原子力エンジニア:私は水文学者ではないです[...]しかし確実に拡散プロセスと通常の地下水流によって帯水層の汚染は何時でも起こる、それが何処で終了するか(さあね)誰も知りませんよ。


Watch the Bloomberg broadcast here
ここでブルームバーグ放送を見る

http://www.asyura2.com/14/test30/msg/549.html

コメント [政治・選挙・NHK171] 山谷えり子大臣の在特会問題をスルーして拉致問題だけ伝えるNHK 赤かぶ
03. 2014年9月26日 23:41:02 : j2EOPrepI2

拉致が起きているのにその仲間でもある可能性高い在日コリアンを警戒するな仲良くしろ
でないと差別だヘイトだ

と言うほうがそもそもおかしいだろ!



http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/870.html#c3

記事 [テスト30] 福島原子炉の極度の汚染は帯水層へ混入した可能性が最も高いと東京電力は明らかにした 下流東京へのリスク?(EneNews)
記事元


Japan Times: Extreme contamination in Fukushima reactor buildings ‘most likely’ mixing into aquifer, reveals Tepco — Bloomberg: Could this flow downstream to Tokyo and present a big risk? (VIDEO)
ジャパンタイムズ:福島原子炉建屋の極度の汚染は、帯水層へ混入した「可能性が最も高い」、と東京電力は明らかにした−ブルームバーグ:これは下流の東京へ流れて、大きなリスクであり得るか? (映像)


Published: August 26th, 2013 at 10:27 pm ET By ENENews
公開:2013年8月26日、午後10時27分ET: ENENewsによる


UPI, August 22, 2013: TEPCO said late Wednesday that radiation levels in groundwater are so high the most likely explanation is that radioactive water from the plant’s cooling system is leaking from the reactors into basements and mixing with water from local aquifers,The Japan Times reported.
UPI通信社(ユーピーアイつうしんしゃ、United Press International、ユナイテッド・プレス・インターナショナル)、2013年8月22日:東京電力はこの前の水曜日に、地下水の放射能レベルは非常に高く、原発冷却システムからの放射性汚染水は原子炉から地下に漏れ、帯水層からの水と混合した可能性が最も高いと説明した、とジャパンタイムズは報道した。


World Nuclear Industry Status Report 2013: An expert reactor engineer estimated the amount of radioactivity that had seeped into the water that fills the basement of the reactor buildings [...] as of 20 November 2012 [is] Cesium-137: 276 PBq (i.e. 40 percent of the reactor core inventory) [...] about 2.5 to 3.3 times, depending on the estimate, the total amount released into the environment from the Chernobyl accident.
世界原子力産業状況レポート2013:専門の原子炉技術者が2012年11月20日に原子炉建屋の地下を満たした水の中に浸透した放射能の量を推定した[...]2012年9月20日現在でセシウム137:276 ペタベクレル[であった](すなわち原子炉炉心インベントリー〈在庫〉の40%であった)[...]推定に依存するが、チェルノブイリ事故により環境中に放出された総量の、約2.5から3.3倍であった。



Bloomberg News, August 22, 2013 – (At 2:15 in) Host: Is there any risk that gets into the downstream water supply? Could this flow downstream to Tokyo and present a big risk? [...] Michael Friedlander, Nuclear Engineer: I’m not a hydrologist [...] But certainly anytime you have contamination in the aquifer by diffusion process and by the normal underground flows of water, who knows where it’s going to end up at.
ブルームバーグニュース、2013年8月22日−(2分15秒の所で)論主:下流の水の供給に入ったリスクはありますか?これが下流の東京に流れ、そして大きなリスクが存在し得ますか? [...]マイケル・フリードランダー、原子力エンジニア:私は水文学者ではないです[...]しかし確実に拡散プロセスと通常の地下水流によって帯水層の汚染は何時でも起こる、それが何処で終了するか(さあね)誰も知りませんよ。


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http://www.asyura2.com/14/test30/msg/550.html

コメント [原発・フッ素40] 福島産バターの使用決めた「銀座ウエスト」 脱原発派の批判にも「513年間食べなきゃ基準値に達しない」(J-CAST) 赤かぶ
41. 2014年9月26日 23:42:47 : gYhD8Qtytw
内部被爆が生物にどのような影響を与えるかはまだまだ解明されていないのだから,安全性を考えれば,出来るだけ放射能汚染された食物を食べないのが賢明です。特に子供の体内に放射能汚染物質が蓄積された場合は,長期にわたり苦しむ可能性があります。放射能汚染された食品を子供に提供することは出来るだけ避けるべきです。
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/465.html#c41
コメント [政治・選挙・NHK171] 小沢一郎講演 9.13 (1) 安倍内閣の政策は強きをたすけ弱きをくじき国民の生活を危うくする(銅のはしご) 赤かぶ
89. 2014年9月26日 23:43:44 : TE0dt2nTPk

一主婦さんと、あのそっくりさん、私は化け主婦さんと名付けました。

なぜ小沢信者達はあのような汚い言葉で人物攻撃できるのでしょう。 

あの化け主婦さんは、一主婦さんより汚い言葉と、しつこいコメントします。女性というのは本当に怖いです。

維新が政策発表しました。 原発・消費税・集団的自衛権行使、小沢さんの政策とすり合わせているようにも見えます。

今後、維新・未来の党・他と連携になったら、阿修羅は酷くなるでしょう。

一主婦さんと化け主婦さんは、酷い攻撃してきて、そのくせ協力しろと言ってきます。ずうずうしいと言うか呆れます。

何度も言います。小沢信者はわずかです。 維新や阿部知子さんの支持者は殆んどいません。小沢さんは、大同ではありません。

一主婦さん・
http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/802.html#c89

コメント [政治・選挙・NHK171] 相対的貧困率世界第2位の国のトップが、カネを抱えてバラマキ行脚をする、(いかりや爆氏の毒独日記) 赤かぶ
06. 2014年9月26日 23:43:57 : FeX6HaQyp0
各国政府に現ナマをバラマキ、裏では「これからは自衛隊をいつでもどこでも派遣します!」と云っているそうだから始末に負えないのです。
もはや国連安保理常任理事国を狙っていることはミエミエ。アベシンゾーの悲願らしいからね。
そして国連演説ののちには「日本は再び世界の中心で活躍できる…」と発言して有頂天らしい。
「再び」と言うからには、やはりコイツの頭の中にあるのは「戦前の日本」なんですな。実に恥ずかしい限りです。
お前のつまらぬ悲願のために、税金や自衛隊を勝手に使うな!!

http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/865.html#c6
記事 [原発・フッ素40] 福島原子炉の極度の汚染は帯水層へ混入した可能性が最も高いと東京電力は明らかにした 下流東京へのリスク?(EneNews)
記事元


Japan Times: Extreme contamination in Fukushima reactor buildings ‘most likely’ mixing into aquifer, reveals Tepco — Bloomberg: Could this flow downstream to Tokyo and present a big risk? (VIDEO)
ジャパンタイムズ:福島原子炉建屋の極度の汚染は、帯水層へ混入した「可能性が最も高い」、と東京電力は明らかにした−ブルームバーグ:これは下流の東京へ流れて、大きなリスクであり得るか? (映像)


Published: August 26th, 2013 at 10:27 pm ET By ENENews
公開:2013年8月26日、午後10時27分ET: ENENewsによる


UPI, August 22, 2013: TEPCO said late Wednesday that radiation levels in groundwater are so high the most likely explanation is that radioactive water from the plant’s cooling system is leaking from the reactors into basements and mixing with water from local aquifers,The Japan Times reported.
UPI通信社(ユーピーアイつうしんしゃ、United Press International、ユナイテッド・プレス・インターナショナル)、2013年8月22日:東京電力はこの前の水曜日に、地下水の放射能レベルは非常に高く、原発冷却システムからの放射性汚染水は原子炉から地下に漏れ、帯水層からの水と混合した可能性が最も高いと説明した、とジャパンタイムズは報道した。


World Nuclear Industry Status Report 2013: An expert reactor engineer estimated the amount of radioactivity that had seeped into the water that fills the basement of the reactor buildings [...] as of 20 November 2012 [is] Cesium-137: 276 PBq (i.e. 40 percent of the reactor core inventory) [...] about 2.5 to 3.3 times, depending on the estimate, the total amount released into the environment from the Chernobyl accident.
世界原子力産業状況レポート2013:専門の原子炉技術者が2012年11月20日に原子炉建屋の地下を満たした水の中に浸透した放射能の量を推定した[...]2012年9月20日現在でセシウム137:276 ペタベクレル[であった](すなわち原子炉炉心インベントリー〈在庫〉の40%であった)[...]推定に依存するが、チェルノブイリ事故により環境中に放出された総量の、約2.5から3.3倍であった。



Bloomberg News, August 22, 2013 – (At 2:15 in) Host: Is there any risk that gets into the downstream water supply? Could this flow downstream to Tokyo and present a big risk? [...] Michael Friedlander, Nuclear Engineer: I’m not a hydrologist [...] But certainly anytime you have contamination in the aquifer by diffusion process and by the normal underground flows of water, who knows where it’s going to end up at.
ブルームバーグニュース、2013年8月22日−(2分15秒の所で)論主:下流の水の供給に入ったリスクはありますか?これが下流の東京に流れ、そして大きなリスクが存在し得ますか? [...]マイケル・フリードランダー、原子力エンジニア:私は水文学者ではないです[...]しかし確実に拡散プロセスと通常の地下水流によって帯水層の汚染は何時でも起こる、それが何処で終了するか(さあね)誰も知りませんよ。


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http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/471.html

コメント [政治・選挙・NHK171] 朴大統領、反日発言封印はワナ? 菅沼光弘氏「中国と連携している疑い」(ZAKZAK) かさっこ地蔵
01. 2014年9月26日 23:48:47 : YtEkY8ifg6
安倍首相がどうしても撤回したいのに出来ない河野談話。
安倍君は韓国大統領と同じようなレベルか。

産経は韓国で反日活動している連中と同じようなレベルか。
頭の悪さといい恨みを煽る姿勢といい心の狭さといい そっくりだ。
http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/869.html#c1

コメント [政治・選挙・NHK171] 小沢一郎講演 9.13 (1) 安倍内閣の政策は強きをたすけ弱きをくじき国民の生活を危うくする(銅のはしご) 赤かぶ
90. 2014年9月26日 23:56:25 : qJHlvVBlh2
天橋立さん、
ーですが日本人は逆に、それに憧れる傾向があるようです。ー

 それは、フランスとか昔のイメージを持ってる昔の日本人じゃないですか? 

 私は別に憧れてきたわけじゃないです。
 フランスの南仏にやってきた日本人が、ここはアフリカ?wっていうほど、アラブ人やアフリカ系黒人が多いのですよ。 

 なんか、このスレおいしそうな話題も、、w


http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/802.html#c90

コメント [原発・フッ素40] 福島原子炉の極度の汚染は帯水層へ混入した可能性が最も高いと東京電力は明らかにした 下流東京へのリスク?(EneNews) ナルト大橋
01. 2014年9月26日 23:57:12 : YtEkY8ifg6
当然です。もっと前からわかっていたこと。
もっと言えば事故直後からわかっていたこと。
帯水層は山から平地、そして海までつながっております。

日本の都市の地下を掘ればたいてい井戸がわきます。そして使っても使っても新しい水が供給されます。地下の構造を理解しましょう。
http://www.asyura2.com/14/genpatu40/msg/471.html#c1

コメント [カルト13] イスラム国がウイグルテロ、米英仏イに都合よく動くドラエモン、放火隊と消火隊の関係、ドル詐欺防衛隊という感じである。 ポスト米英時代
03. 2014年9月26日 23:59:02 : Wr5cvCffrE
ダメリカ様は、誤爆と偽ってイラク軍を攻撃しているそうな
徐々に戦力を削っていき、頃合いを見て再占領する気だろう。
しかし、エアー空爆かと思ったら、こういうことするんだねえ、往生際の悪さったらないねえ。
で「イスラム国」は、ちゃっかりウイグルで活動中と・・
こういうクズどもは、まとめてロシア軍に殲滅してもらうしかないね。
ワシントンとニューヨークに、核ミサイルを撃ち込んでくれれば、話しは早いのだが・・

最後まで油水とか紙屑みたいなものに、未練がましくすがろうとする情けなさ
奪っても、刷りまくっても、もう相手にされず、全世界から「恥知らず」と罵られる日も近そうだ

盗品もニセ札も、いらないあるよー、これ以上バカなことはやめるあるよー、マジメに働いて、借りたカネちゃんと返すあるよー
そんな感じである。

http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/406.html#c3

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