中国経済リスク
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2014年09月23日 NEVADAブログ
世界中の株式市場は中国経済リスクに敏感に反応し一斉に下落していますが、なかでもハンセン指数は2ケ月振りの安値になり、上海総合株価指数は1.7%下落しています。
ニューヨーク市場では、バンクオブニューヨーク・メロン(中国ADR)が2%急落し、今月に入ってからの下落率は4.7%にも達しています。
中国リスクが表面化してきているものですが、中国人は今は派手に『買わない(買えない)』時代に入って来ており、これは中国人は派手に何でも買うと思っていた欧米人からすれば唖然とする事態ですが、超高級宝石商は中国での店舗を閉めはじめていると言われており、1日に一人も客がこない日が続いていたとも言われていましたので当然と言えば当然です。
彼らはお金がない訳ではないのです。
高級品を買って身に付ければ、汚職で貰ったものだろうとマスコミで追求されるリスクを恐れているのです。
社会風潮が彼らを畏縮させてしまっているのです。
香港のビジネスをみていますと中国人が高級品を買わなくなったことで、店がガラガラになって来ており、30%以上売り上げを減らした高級ブティック店もあると言われており、影響は香港経済にも及んで来ています。
マナーをしらない本土人は来るな、との運動が香港であり、この影響があるとも言われていますが、これは口実であり、実際は買いたくても買えない社会になっており、これはしばらく続きます。
では全く何も買わないのでしょうか?
彼ら富裕層は中国社会に還元するという動きをして、¨ガス抜き¨をしようとしています。