「NHKがそれを無批判に報道するのもゾッとする⇒首相 朝日新聞記事で日本の名誉傷ついた:松井計氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/15239.html
2014/9/12 晴耕雨読
覚醒剤⇒人間廃業、飲酒⇒宿酔、美食・大食⇒肥満……のように、一時的な快楽は、その反作用みたいなものとセットになってることが多い。
それが極端であればあるほど、反作用も極端になるのだな。
国家主義ごっこ、戦前ごっこを楽しんでる人たちは、少しはその辺にも注目した方がいいと思うな。
改造内閣の女性官僚は、極めて<反女性的>思想の持ち主ばかりだけど、これなんかいい反面教師でしょ。
これまでの日本のような女性蔑視的社会、女性不利社会を続けていくと、こんなおばさんをたくさん、作ることになっちゃうよ、という事を、彼女たちは、戯画化した形で、我々に見せてくれてるんだよ。
今や、『日刊ゲンダイ』がクオリティペーパーと化した感がありますなあ。
病んでるというか、荒んでるというか……。
なんとも、嫌な時代になったなあ。
1951年上院軍事外交委員会でマッカーサーは、民主主義の成熟度について<日本は12歳の少年>と言った。
それは<理想を実現する余地はまだある>という意味だった。
あれから63年。
日本は壮年に達してるかと思ったら、そうでもなかったんだな。
いいとこ14歳で、つまりは中2病レベルだったか。
我々、日本人には、例の沖縄密約の一件で毎日新聞を潰した過去があるわけだよね。
沖縄密約問題がその後、どうなったかは周知の通り。
朝日憎しの感情的な報道に惑わされて、同じ轍を踏まないようにする努力は必要かも知らんね。
しかしなあ、政権が1メディアを潰しにかかるてのも恐ろしい話だな。
しかも他メディアがそれに協力するとは。
世も末という言葉を想起する。
まあ朝日は社長を代えて、今後はつけこまれないようにする努力が必要だろうね。
⇒朝日新聞社長「辞任」不可避 http://t.co/Txf2rrsOIw
ちょっと考えてみたらいいよ。
仮に朝日が潰れたとしようか。
そうなったって、朝日潰しに動いてるS紙に直接的なメリットはないよ。
朝日を取ってた人がS紙に乗り換えるなんてことはあり得ないんだから。
となれば、S紙にはどこからご褒美が来るのか……。
ま、そんなふうに考えてみる手もあると思うよ。
私は、中道リベラルの朝日、中道右派の読売が拮抗し、左は新聞あかはた、右は産経がカバーして、地方紙も地域に密着した報道で草の根の言論を担保する……というようなバランスが大切だと思いますけどね。
仁義なき戦いじゃないんだから、殺れ、殺れ、殺ってしまえ!なんてのは不毛の極みですよ。
とうとう一線を越えたね。
ご本人のいう通り、総理が<個別の報道機関の報道内容の是非に関してコメントすべきではない>んだよ。
恐ろしい事になってきた。
またNHKがそれを無批判に報道するのもゾッとする⇒首相 朝日新聞記事で日本の名誉傷ついた http://nhk.jp/N4FI668Y
よろしいか。
戦前戦中、新聞が戦争を煽ったのは間違いはない。
でもね、各紙とも最初からそうだった訳ではないんだよ。
当初は政府を批判したり、戦争に反対したりする記事は多かった。
ところが在郷軍人会を中心にして不買運動で圧力をかけて、そういう記事を潰していったんだ。
同じ轍は踏みますまいぞ。
ちょっと、色んな出来事が連動しすぎてるな。
各紙の朝日攻撃、総理のラジオ発言、それを拡散するNHK……。
マスメディアが政府とスクラムを組んで、反対勢力潰しに奔走し始めたら、やがてはそのメディアも死ぬぞ。
マスメディアの皆さん、その点も、努々、お忘れになるなよ。
慰安婦問題の国際的非難には朝日の責任はない。
そう思わせたい人達の言説に、おつむの緩い人が惑わされてるだけ。
でも吉田調書の読解や職務発明についての記事の誤りは、記者のスキルが落ちてる可能性を伺わせはするね。
記者の筆力を上げる努力は必要かも知れない。
とにかく怯まない事だ。
こういうケースを想定してみたらいい。
総理がネオナチシンパと見なされた閣僚を連れて海外へいき『慰安婦問題の誤報を流した新聞は、我が政権が倒しました。
これで慰安婦については何も問題はなくなりました』とステートメントを発表する。
そしたら、どんな反応になるか。
ちょっと想像してみたらいい。
このNHK報道は異様ですよ……。
"@headlinet: 安倍総理大臣はニッポン放送のラジオ番組に出演し、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡って朝日新聞が一部の記事を取り消したことに関連して、誤報によって多くの人が苦しみ、国際社会で日本の名誉が傷つけられたという認識を示しました。"
ちょっと不思議だなあ。
文春は編集方針が朝日とNHKの監視だから、これは何もおかしくないんです。
産経の反朝日も昔から。
でも、不思議なのは読売の動きですよね。
今回の読売の動きようは、業界最大部数紙の矜持をもかなぐり捨ててるように見える。
これはちょっと不思議なことですよ。
NHK報道、<ニッポン放送の番組に>と局名を明記してるのも異例だね。
これまでだと、こういう場合は、<民放の番組に>という言い方をしてたもんだけどね。
> 安倍ちゃん調子乗って、朝日の誤報で“従軍慰安婦”全否定に乗り出す勢いだが(・というか彼の理解ではマジにそう思ってるのだろう)、国際社会でかえって傷を深めることになりかねないような…。
まあ、だけどね、情けないことではあるが、明日以降の海外メディアや、外国人特派員協会の動きに注目だなあ。
だけどね、慰安婦問題でもさあ、総理はどういう着地点を考えてるんだろう?
朝日のせいにしたり、外国人勢力のせいにしたりしてもさ、国際社会がそれで納得することはありえないんだよ。
強気の発言が目立つけど、着地点がきちんと見えてるのかしら?
やっぱり<吉田証言>と<吉田調書>がゴッチャになってる人がいたかあ。
驚くなあ。
そんなことで、よく朝日批判ができるもんだと思うけど、では、そういう人たちてのは、<朝日の慰安婦問題の誤報>とはなんのことだと思ってるんだろう?
まさか、慰安婦問題そのものを朝日が作ったとでも考えてんの?
だけどねえ、慰安婦問題てのは、どう考えても国内問題じゃないんですよ。
明らかな外交問題なんでね。
それを国内に向かっていくらイバッても仕方がないじゃないか。
まずは国際社会と向き合わないと。