イギリス、スコットランド北部に世界最大の潮力発電機アレイを建設
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=32908
イギリスエネルギー・気候変動省は、スコットランド北部のペントランド海峡に、世界最大の潮力発電装置アレイが建設されると発表した。プロジェクトを実施するのはMeyGen社で、イギリス政府はこの事業に対し、低炭素技術への投資資金1億8500万ポンドの一部となる海洋エネルギー・アレイ実証制度のもとで1000万ポンドの資金を供与した。
今回発表されたMeyGenプロジェクトには、総額5100万ポンドが投じられる。このプロジェクトは、完成後には、17万5000家庭の電力を賄い、最大100名の雇用を生むという。イギリス、スコットランド両政府は、緊密に協力して長期的利益の創出を進めており、ペントランド海峡では今後も潮力発電事業の拡大が見込まれる。
イギリスは地理的な条件に恵まれており、波力・潮力発電は国内電力需要の20%を供給する潜在能力を有する。イギリスでは2020年までに老朽化する石炭・ガス火力発電所の5分の1を廃止する予定で、再生可能エネルギー発電はこれを肩代わりする主力と目される。
そのためイギリス政府は、2020年までに新たなクリーン電力インフラを誘致するべく、国内電力市場の改革を実施してきた。2020年までに、1000億ポンドの民間資金が低炭素電力部門へ投資され、25万人の雇用を生むものと予想される。
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