14年度成長率0.48%に低下 民間エコノミストら予測[日経新聞]
政府見通しと隔たり
2014/9/5 19:59
日本経済研究センターは5日、民間エコノミストら42人の予測をまとめた9月の「ESPフォーキャスト調査」を発表した。2014年度の経済成長率見通しの平均は物価変動の影響を除いた実質で前年度比0.48%となり、8月調査から0.19ポイント低下した。景気回復の勢いの弱さを反映した。政府は1.2%の成長を見込むが、見方の隔たりが大きくなっている。
14年度成長率の民間予測は6〜7月の調査では0.85%だったが、徐々に低下している。名目では2.37%で、8月から0.01ポイント下がった。15年度の成長率予測は実質で1.38%と、政府見通しの1.4%とほぼ同じだった。ただ、民間予測には消費税率の再引き上げに合わせて政府が打ち出す可能性がある景気対策が織り込まれている。
14年7〜9月期の実質成長率の見通しは前期比の年率換算で4.01%と、8月調査から0.07ポイント下がった。10〜12月期は2.03%で0.17ポイント上昇した。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS05H0U_V00C14A9EE8000/?dg=1