今なお「放射線不安」 解除後初、都路で住民懇談会
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2014年09月01日09:49 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
避難指示解除後の不安や要望などで意見を交わした懇談会=30日、田村市都路地区
田村市は30日、同市都路行政局で東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除された都路地区東部の住民を対象にした懇談会を開いた。4月の解除後、初めての開催で、参加した住民からは、営農再開への不安や放射性物質を心配する声が上がった。解除から約5カ月が過ぎたが、住民が大きな不安を抱えている現状が浮き彫りになった。
避難住民を含め、原発20キロ圏内の118世帯、約350人を対象に実施し、43世帯の46人が参加した。「われわれが作った農産物が売れるのか不安」。来年からコメ作りを再開する予定だという農業坪井幸一さん(65)は、懇談会に出席した冨塚宥暻市長や内閣府の井上博雄参事官らに訴えた。
坪井さんは「都路のコメは安くしか買い取ってもらえないのが現状。今は補償を受けているので何とかなるが、補償が終わった後に生活していけるのか」と農業への支援を求めた。同地区で40年以上シイタケ栽培を営んできた坪井哲蔵さん(65)は「シイタケ栽培は、いまだに再開できない。国、県、市でどうやったら再開できるか検討してほしい。生活にならない」と強く求めた。
懇談会では、避難を続ける住民からの要望も聞かれた。同市船引町の仮設住宅で暮らす新田達雄さん(64)は「飲料水や土壌の放射性物質が心配だ。沢水を飲んでいる住民も多い。詳細な検査や井戸を掘るなどの対応をしてほしい」と訴えた。
(2014年8月31日 福島民友ニュース)
http://www.minyu-net.com/news/news/0831/news11.html
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コメントをとれた3人はみな、65歳前後。年配者しか戻っていない現状を物語っているように見える。→今なお「放射線不安」 解除後初、都路で住民懇談会(福島民友ニュース) http://t.co/S2Y2Xzx40u
— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) 2014, 8月 31