次を放棄した石破茂と安倍政権
http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/2014/08/post_1b9b.html
2014/08/30 そりゃおかしいゼ
一旦は、自民党の無役になり閣外に出ることを決めていたはずの、石破幹事長である。「閣内に取り込んで骨抜きにする」、安倍晋三の魂胆が見え見えだったかである。
http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/2014/08/post_a41a.html
石破の後見人の青木幹雄のアドバイスに従って、無役になるつもりであったろう。小心者の石破は、無役となり次を狙う度胸がなかった。
幹事長を続けたところで、滋賀に次いで沖縄も福島の知事選は、相当苦戦するであろう。連敗が予測されている。
ましてや、春の統一地方選挙のころには、ボロボロになっている可能性が高い。そうした意味では、幹事長を止めることになることは、石破にとって有利であったかもしれない。
安保法制担当相は固辞したが、報道によれば何らかの閣僚として入るつもりのようである。石原伸晃と同じ道を歩むことになる。存在感はなくなり、冷や飯を食わされるだけである。
次を狙う石破にとって、今回の入閣は致命傷になる。青木幹雄のアドバイスは正しい。次期総裁選挙に向けて、安倍は着々と人事を餌にして党内を固めるだけである。
結局、経済政策の失敗と立憲制の否定という、大きな失政をしながらも安倍政権は当分続くことになる。党内に有力な対抗馬がいなくなり、党外には敵はほとんどいない。一部財界と右翼に支持されいるだけの、危うい政権のはずであるが、小選挙区制が党内の異論者の声を抑えているのである。
民主党は、安倍の二つの失政を全く批判することのない、前原とそのそのグループがいる。民主党としての動きは取れない。
超党派の有志連合として、集団的自衛権の容認反対の運動があるが、大勢には何の影響もない。全くぶれずにいる、共産党を取り込んでいないサロングループでしかないからである。
集団的自衛権容認反対は、消極者も入れると7割が疑義を持ってい る。原発再稼働に至っては、8割以上が反対している。こうしたことが政権に反映されることなく、安倍政権は長期に及ぶ可能性がある。何か閉塞感が残るばかりである。