米東部ニュージャージー州ユニオンシティーで行われた慰安婦の碑の除幕式(AP)
【韓国の本性】慰安婦の碑は日本への復讐 安易な「妥協」は「事実」とされるだけ
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140830/frn1408301000001-n1.htm
2014.08.30 夕刊フジ
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米ニュージャージー州ユニオンシティーで今月4日、同国で6番目となる慰安婦の碑の除幕式が行われた。碑には、「日本帝国陸軍によって性奴隷になることを強制された数十万の女性と少女を記憶にとどめる」と刻まれている。
昨年10月には、韓国の国会議員らが渡米して、ロサンゼルスに米国各地の総領事を集め、慰安婦問題を拡大させていくよう指示している。韓国系団体は今後、全米20カ所以上に慰安婦の碑を設置する計画だという。韓国は現在、米国を巻き込み、官民をあげて日本たたきを始めている。
事実無根の「強制連行」を記した碑の撤去を求めて、米国に飛んだ日本の地方議員有志は「学校から帰った息子が『自分には日本人という汚い血が流れている』と泣きながら机に頭をたたきつけ、可哀そうにと息子を抱きしめて一緒に泣いた」という母親の悲惨な告白に茫然(ぼうぜん)とした。日本人子弟への陰湿なイジメが始まっていたのだ。
なぜ、韓国人はここまでやるのだろう。
もし、安倍晋三首相が「過去は謝罪する。子供たちがイジメられないように慰安婦の碑を撤去してほしい」と頭を下げたらどう応じるだろうか。彼らは「自業自得」「因果応報」といって一蹴するに違いない。そう、「慰安婦の碑」は、日本への彼らの「復讐(ふくしゅう)」なのだ。
韓国では、歴史をねじ曲げた「反日教育」で育った人々が、人口の大半を占めるに至り、「日本は絶対悪」「韓国は絶対善」という図式が出来上がった。日本寄りの発言をすれば、たちまちバッシングを受けて韓国社会から葬られ、場合によっては命までも失う。
もはや誰もブレーキをかける者がいないため、「日本の悪行」が次々に“創造”され、韓国の歴史認識に繰り込まれてきた。慰安婦問題はその典型だろう。このように反日感情が自家中毒してできた歴史観を世界に広げ、日本に押し付けているのが現状の姿である。
李氏朝鮮時代、半島では祖先の恨みを晴らすために、相手の子孫を同じ目に合わせた。「先祖の恨みは決して忘れず、憎悪は世襲される」という気質を引き継いでいる彼らは、祖先が日本の植民地支配に苦しんだ(と教えられた)恨みを、日本を植民地にすることで晴らしたいのだろう。
しかし、現代の世界ではそれができない。その代わりに「慰安婦問題」を喧伝して日本の国際的地位を低下させている。慰安婦の碑を建てて1000年先まで日本人が世界中から蔑まれることで、「恨み」を晴らそうとしているのだ。韓国にとって日本は永遠に償い続けるべき存在であり、謝罪を受け入れることなど決してない。
安易に謝罪すれば、「虚構」が「事実」になるだけだ。この状態を打破するには真実を持って反論し、韓国の人々を反日中毒から解放する以外にはないだろう。
■松木國俊(まつき・くにとし) 1950年、熊本県生まれ。73年、慶応大学を卒業し、豊田通商に入社。直後から韓国担当を務め、80〜84年、ソウル事務所に駐在する。秘書室次長、機械部次長を経て、2000年に退社。松木商事を設立する。韓国問題を長く研究しており、「慰安婦の真実国民運動」幹事長。著書に『ほんとうは、「日韓併合」が韓国を救った』『こうして捏造された韓国「千年の恨み」』(ワック)など。