「未来の価値観で過去を裁いてはいけないなどという人はきっと、未来に対しても責任を負わないような人だろう」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14907.html
2014/8/6 晴耕雨読
じこぼうのツイートより。https://twitter.com/kinkuma0327
先の大戦での我が国の行為について否定的に言及すると必ず、「現在の価値観で過去を断罪するな」みたいなことを言う人がでてくるが、なぜいけないのだろうか。
むしろ、現在を生きるぼくたちとて、いずれは未来から断罪されるわけで、未来に向かって「断罪しないでくれ」などというのは傲慢だろう。
未来から裁かれることを考えるからこそ、「未来に対する責任」も生じるのだろう。
たとえば、原発の問題にしても同じで、原発を推進するにしてもやめるにしても、ぼくたちは未来からの評価に耐えるような選択を考えざるをえないのだ。
化石燃料の枯渇をどうするか?
放射性廃棄物をどうするか?
未来の価値観で過去を裁いてはいけないなどという人はきっと、未来に対しても責任を負わないような人だろう。
現在の価値観から過去をかえりみることは、彼らが言うような「現在を優越的な地位に置く」ということではない。
むしろ、現在すらも未来から裁かれることを自認することに他ならないだろう。
「我々は古い人間だから」などという言葉をエクスキューズとするような人たちの、絶望的に無意味な感傷主義にも嫌気がさすし、古い人間だとわかっているからさっさと引退されたらどうですか、後がつかえてますよー、ともいいたくもなる。
速攻、ゴミ箱行きの文章。
出産は権利じゃなくて義務だから女どもは国家が沈没しないように産め、みたいなことをいって、そうですね産みますね、なんていうふうになると思ってるなら、バカにも程がある。
/結婚・出産は日本人の義務であって権利ではない http://goo.gl/Lfea9b
国家の存亡の危機だから産めとか、義務なんだから産めなんてのは、いわば特攻隊精神を若者に強いるのと変わらんわけですよ。
大上段からオヤジが若者を調教してやる、なんてゴミみたいな文章を読んで産みたがるような若者はいないよ。
産んで欲しいなら、産んでもらえるような知恵を絞る時代なんだよ。