【重要】福島原発3号機、震災の3日後には原子炉の底が崩壊!核燃料の大半が溶け落ちたことを東電が認める!2号機では冷却水と反応も!
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2014/08/06 Wed. 21:00:19 真実を探すブログ
東京電力が従来の推定よりも早く、3号機で核燃料が溶け落ちていたとの解析結果を発表しました。東電の発表によると、これまでの推定より5時間余り早い2011年3月13日の午前5時半ごろから燃料が溶け始めて、翌日の午前6時には原子炉容器の底を突き破っていたとのことです。核燃料の大半はその後に格納容器の底に落ち、今は更に深い場所に入っていると見られています。また、2号機では消防車による冷却作業が行われましたが、これが更にメルトダウンを悪化させた可能性が有るとの調査結果も発表されました。
2号機で行われた注水作業で、原子炉内の燃料と水が反応して水素とともに大量の熱が発生し、メルトダウンに拍車をかけたと東電は分析。消防車を使った注水が中途半端になった影響だと考えられ、結果的に注水作業が悪影響を及ぼしていたということになります。
結局のところ、事故直後から「メルトダウン以上のヤバイことが起きている!」と呼び掛けていた方が正解だったということですね。あの時は「水素爆発だから大丈夫」「注水作業でそろそろ収まる」みたいな論調が多かったですが、いずれも大間違いだと言えます。
やはり、福島原発事故のような大きな事故や災害が発生した時には、最悪の事態を前提にして逃げた方が賢明なのでしょう。2011年の3月は東京でも核実験時代を遥かに超える量の放射能が降っていましたし、東電や政府の遅さには呆れてしまいます。
☆3号機 大部分の燃料が溶融落下の解析結果
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140806/k10013587031000.html
引用:
東京電力福島第一原子力発電所の事故の検証で、3号機では、これまでの推定より早く燃料が溶け出し、大部分が原子炉から格納容器に溶け落ちたとする新たな解析結果がまとまりました。専門家は、今後の燃料の取り出しがより難しくなるおそれもあると指摘しています。
3年前の原発事故を巡り、東京電力は未解明の問題の検証を続けていて、6日、一部の検証結果を公表しました。
このうち、3号機では、バッテリーで動いていたHPCIと呼ばれる緊急用の原子炉の冷却装置を事故の2日後の3月13日の未明に運転員が手動で停止し、ポンプによる注水に切り替えようとしましたが、うまくいかず、原子炉の冷却の遅れにつながったと政府の事故調査・検証委員会で指摘されました。
これについて、東京電力が原子炉の圧力などのデータを分析したところ、HPCIは手動で停止するより前の3月12日午後8時ごろには機能を失ったとみられ、解析の結果、これまでの推定より5時間余り早い3月13日の午前5時半ごろから燃料が溶け始めて、翌14日の午前7時ごろには原子炉の底を突き破り、大部分が格納容器にまで溶け落ちた可能性があると分かったということです。これまで、3号機で格納容器に溶け落ちた燃料は、一部と考えられていました。
また、今回東京電力は、消防車を使った注水が行われた2号機の原子炉内で燃料と水が反応して水素とともに大量の熱が発生し、メルトダウンに拍車をかけたという新たな解析結果をまとめました。
東京電力は、原子炉の水位が下がって燃料がむき出しになるような深刻な事態になった場合、迅速に十分な注水ができなければ、かえってメルトダウンを進めてしまうことを示しているとしています。
専門家「廃炉作業への影響大きい」
東京電力が行った新たな解析結果について、原子炉の解析に詳しいエネルギー総合工学研究所原子力工学センターの内藤正則部長は「今回、東京電力は、ほぼ100%の燃料が圧力容器(原子炉)を突き破って下に落ちたとしているが、大きめの評価で最も深刻なケースとみるべきだと思う」と話しています。
そのうえで、今後予定されている溶け落ちた燃料の取り出し作業については、「圧力容器の下には円筒状のコンクリート製の部分があり、突き破って出てきた燃料がこの筒に収まっていれば、その中で回収すればよいが、今回の解析のように溶け落ちた量が多く、筒の隙間から格納容器の広い範囲に出ているとすれば、取り出す手順や方法が複雑になるおそれがあり、廃炉作業への影響は大きいと思う」と話しています。
☆3号機核爆発