アメリカ政府は「ボーイング777マレーシア機は、ウクライナ上空において、対空ミサイルの発射により破壊された」との発表姿勢は変わっていない。
ワシントンで行われたの外国人ジャーナリスト記者会見で、米国務省マリーハーフ報道官の発表で、裏付け情報がないことが浮きぼりになった。
アメリカ政府は、7月17日に何が起こったのか、その調査がどううなってるかの詳細を発表していない。
記者たちからは、
「アメリカ政府は何を行っているのか」
「ロシア側からの10の質問に答えるなど、米国はデータなど早急に公表されべきだ」などの質問があった。
ハーフ報道官は、
「我々は発表を前提として、懸命に、調査や解析作業を続けてる」
「攻撃に使われたのは、対空ミサイルSA-11と考えている。これはロシア政府から、ウクライナのロシア分離独立軍に対して供給された。」
「アメリカ政府は、対空ミサイルの飛行軌跡を示す画像はある。しかし機密情報のため公表することができない」と答えた。
マレーシア機の破壊は現場の状況から、戦闘機、もしくは対空ロケットのどちらかによって行われたのは確かだ。
ハーフ報道官の答えは、
EUからロシアに対する追加制裁を導入する計画のための米国が支持を得る上でも重要である。
しかしアメリカ政府は、
「ロシア政府は、何ヶ月がロシア分離独立軍をサポートしていることを把握している。
さらに分離独立軍はウクライナの東に位置しており、彼らが実行犯であることは明確である」と繰り返し公表するばかりだ。
アメリカ政府は、ウクライナ軍による航空機へのミサイル攻撃論を真っ向から否定していることが感じられる。
一方でロシア政府は
いち早く墜落事故日時のSA-11ミサイル配備と配備資料を公表し、
「この配備と設備では、ミサイルの打ち上げや、飛行物体への攻撃は不可能であると」と発表した。
●7月21日MNフライトMN17データ(ロシア国防省データ)
アメリカ政府の情報源として問題となっているのは、すべての情報が、ウクライナ軍もしくはウクライナ政府関係者から得ていることだ。ウクライナ軍は、SA-11装備だけでなく、戦闘機による攻撃の可能性も高い。それに対してアメリカ政府は、客観的なデータを公表していない。 エビデンスの確認も行っていないかのように感じられる。
記者からは、ソーシャルネットワークなどの一般市民や、事故現場での広範なリサーチャーを行ったかどうかについて尋ねられたとき、ハーフ報道官は、専門の訓練を受けたインテリジェンスのプロたちが行っている。彼らの情報収集したデータ全てだと述べた。
ブラックボックスは、専門家の手に委ねられ、事故現場からは、何が起きたのか解析されると思うが、多数の民間人を巻き込んだテロ行為はは断じて許すことはできない。
http://itar-tass.com/krushenie-malayziyskogo-boeing-777-v-doneckoy-oblasti
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/529.html