世界経済成長率を引き下げと円高、株安
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2014年07月25日 NEVADAブログ
IMFは2014年の世界経済成長率を引き下げています。
今まで(4月予想)は3.7%だったものが3.4%に0.3ポイント引き下げており、日本は反対に1.6%に引き上げています。
(ただし、2015年は日本の経済成長率は1.1%に0.5ポイント落ちるとされています)
世界中で経済成長率が引き下げられる中、2014年の日本の成長率が引き上げられたということは、ヘッジファンドならずとも、日本は『買い』となり『円買い』となります。
では株も買いとなるのでしょうか?
アベノミクスは円安=輸出採算好転=企業利益をかさ上げ、という形で株高を演じていましたので、反対に円高になれば、円高=輸出採算悪化=企業利益減少=株安、と全く反対に作用することになります。
今の日本経済をみて好調と述べる財界人は多いですが、円安、株高の恩恵を受けている大企業は確かにそうでしょうが、中小零細企業は全く様相が異なり、一般サラリーマンも大企業勤務者は確かによい給料、ボーナスを貰っていますが、殆どの中小零細企業勤務のサラリーマンは賃上げもなく、ボーナスも出たとしても少なく、ガソリン高、消費増税、物価高で生活が苦しくなっているのが実状です。
そこに円高が襲ってきたらどうなるでしょうか?
今度は大企業が苦しくなり、支払い条件を悪化させたり、発注を削減したり停止したりすることになり、中小零細企業はたち行かなくなり、廃業するか倒産するかして、そこで働くサラリーマンは職を失います、