【キエフ時事】インタファクス通信によると、アムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空ボーイング777型旅客機が現地時間17日午後4時20分(日本時間午後10時20分)ごろ、ウクライナ東部ドネツク州内に墜落した。ウクライナのポロシェンコ大統領は同機がミサイルで撃墜された可能性があるとの見方を示した。同機には乗客280人と乗員15人が乗っており、内務省高官は全員が死亡したと確認した。
キエフ滞在中の岸田文雄外相は、直ちにマレーシア機墜落の事実および邦人安否を確認するよう在外公館に指示した。外務省は在マレーシア大使館などを通じて事故機に日本人が搭乗していたかどうか確認を急いでいる。
現場は対ロシア国境から約50キロのドネツク州シャフチョルスク。マレーシア航空は公式ツイッターで、同機がウクライナ上空で交信を絶ったことを確認した。墜落現場付近ではウクライナ軍と親ロシア派武装勢力の激しい戦闘が続いており、誤って撃墜された可能性がある。
ポロシェンコ大統領は「ウクライナ軍は無関係だ」と述べ、親ロ派の仕業との見方を示唆した。一方、親ロ派は高度3000メートル以上の航空機を撃墜できる対空ミサイルを保有していないと主張している。親ロ派によると、集落に残骸が落下し、住民に負傷者が出ているという。
親ロ派は携帯式防空ミサイルを多数保有し、これまで東部でウクライナ軍機を離着陸や空爆の際に撃墜。今月14日に軍のAN26輸送機が高度6500メートルを飛行中に撃墜された際、ヘレテイ国防相はロシア側領内から強力な対空ミサイルが発射されたと主張していた。
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http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/419.html