電力会社、原発事故の反省もなく「とりえあず再稼働申請」、検討せずに規制委員会の反応を探る(6/25 NHK)
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Wednesday, June 25, 2014 東京江戸川放射線
原子力発電所や使用済み核燃料の再処理工場の安全審査を受けている電力会社などの事業者が、十分な検討をせずに審査に臨んでいる姿勢に問題があると、原子力規制委員会で批判が相次ぎ、田中俊一委員長は事業者に対応を改めるよう求めました。
25日の規制委員会の会合で、原子力施設の安全審査を担当する更田豊志委員は、青森県にある使用済み核燃料の再処理工場の審査を例に、「事業者みずからが十分検討せずに規制委員会の見解を求めたり、反応を見たりするのは、審査とは言えない」と述べて、事業者の対応を厳しく批判しました。地震や津波に関する審査を担当している島崎邦彦委員も、茨城県の東海第二原発などを念頭に、「先行して行われた審査で議論した結果を反映させずに申請し、審査の効率化や迅速化を妨げている」と指摘しました。
先週行われた青森県の東通原発の審査でも、委員から「とりあえず申請を出して、審査の過程でクリアするレベルを探られては困る」と指摘されるなど、事業者の対応が批判されるケースが相次いでいます。
発言を受けて、田中委員長は「単に規制要求を満たせば、それでOKだということでは、安全の向上につながらない。審査の値踏みをするような申請のしかたは絶対に避けてほしい」と述べ、事業者に対応を改めるよう求めました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140625/k10015499741000.html