「かつて国を滅ぼした道を再度、踏襲すれば、とうぜん、また国は滅ぶんですよ:松井計氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14446.html
2014/6/15 晴耕雨読
これ、歯止めになってないじゃない。
直接的武力行使がなくても、そのおそれがあれば自衛権を発動できるてんだから、予防攻撃の容認で、歯止めどころか逆の効果を持ちますよ。
⇒集団自衛権、限定容認に新3要件 http://t.co/1jgknDca1Y @Yomiuri_Onlineから
で、もちろん、集団的自衛権は<おそれ>の段階で発動できるのに、個別的自衛権はそうではない、というわけにはいかないから、こういう閣議決定をしてしまうと、「明らかに中国が尖閣を奪取する前兆がある」ということにして、日中開戦なんかができることになってしまいますよ。
大変な話だよ。
<明らかに●●国に日本を攻撃する意思あり>というにして、こちらから予防攻撃。
その根拠を示せ、と求めたところで<それは秘保法における特定秘密>と拒否。
開戦。
若者の戦死…。
こんなことが、簡単にできるようになりますよ。
様々なものがセットになってるんで、それを合わせて考えれば自明だよね。
日本の歴史を見れば明らかなように、実際に攻撃を受けて、防衛のために始めた戦争なんかは、1度もないんですよ。
日本がやった戦争のほとんどは、攻撃の危険に晒されている、ということを理由にして自分から攻めていったわけだよね。
それで1度、日本は滅びた。
その反省の元に今の憲法がある。
⇒⇒なのに、それを知性に恵まれない、あるいは精神になんらかの問題を抱えているのであろう人を首班とする一内閣の愚かな判断で昔に戻していいはずがないだろう。
かつて国を滅ぼした道を再度、踏襲すれば、とうぜん、また国は滅ぶんですよ。
> 放置して「やはり攻撃された」の場合と国民に対する被害はどれくらいの差が出てくるのでしょうね?"
<やはり攻撃された>にならないようにするのが政治であり、外交だと思います。
ま、フツーに考えればね、G7に攻撃をしかけてくる国なんかありませんよ。
逆にいかにしてG7に攻撃されないかが世界のテーマだと言ってもいいくらいでね(^^; 世界中が安倍さんの思想には首を捻ってるんじゃないのかなあ。
戦争を避けるための政治・外交てのは、何も「仲良くしようね」といってればすむ、なんぞという話ではありませんよ。
自国の経済力を高め、他国との抜き差しならない経済関係を構築する、というようなことが一番、戦争を遠ざけるんですよ。
EEC⇒EC⇒EUの歴史を見れば明らかだと思いますよ。
天皇機関説問題の時に、他ならぬ美濃部法学を帝大で学んだ司法関係者や官僚、政治家の多くが美濃部批判に回ったのが不思議で仕方がなかったんだよね。
でも、憲法をよく知るはずの今の自民のリベラル派や公明党が安倍さんに唯々諾々としてるのを見ると、こんなことだったんだろうなあ、と思いますね。
> 自分の「居所」も見つかられないような未熟な中年や初老の連中に外交や軍事を弄ばれてたまるか。日本社会そのものを危険に陥れる行為。
まあ、こうなってくると、最後の防波堤は安倍さんが、政権維持の為には株価が上がらないといけないと考えてることかな。
相手がどこの国であれ、日本が武力行使した時点で、株価は急落しますからね。
しかし、ま、これも安倍さんがそのことを理解しているてことが前提にはなりますけどね。
まあ、しかし、集団的自衛権行使容認の閣議決定をして、憲法9条が死文化されたことが世界にアナウンスされたら、日本国内でもテロが起こる可能性はいっぺんに高まりますよね。
攻撃をしてくる可能性のある国と認識されるわけだから。