東シナ海での日中機“異常接近”、「証拠の削除要求は前代未聞」「日本にはやましい気持ちがある」―中国メディア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140615-00000014-xinhua-cn
XINHUA.JP 6月15日(日)20時47分配信
中国メディア・人民網は14日、11日に東シナ海で日本の自衛隊機と中国軍機が接近した問題で、中国国内の専門家が「中国側が映像を提出したことに日本が慌て、削除を求めた」と分析したことを報じた。
中国側が12日に発表した映像に対し、日本政府は13日に「事実に合わない」、「関係のない別の映像だ」として削除を要求。中国政府・外交部は同日、「恥知らず、くだらない、理不尽」として削除要求を拒否した。
このやり取りについて、軍事評論家の宋暁軍氏は「国際紛争において、相手に対して証拠の削除を要求するやり方は前代未聞だ」と解説。自ら先に訴えておきながら、現場の映像が発表されると「削除せよ」というのは、荒唐無稽な要求だとした。
また、中国国際問題研究所の阮宗沢・副所長は、「日本にはやましい気持ちがある」ために、中国側の証拠映像を恐れていると分析している。本件について日本は中国による「異常接近」をしきりにアピールし、有利な言論環境を作ろうとしていたが、中国側が映像を持ち出したことで、不意を突かれた日本が慌てたとの見解だ。
阮氏はまた、日本側による削除要求は完全に不条理だとし、「恥知らず、くだらない、理不尽」なだけでなく、「徳も信用もない」と断じた。
(編集翻訳 城山俊樹)