「冤罪を生んだ警察官、検察官、裁判官こそ、まず責任を取るべきだが、誰も取ってないよな: 落合洋司氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14294.html
2014/5/28 晴耕雨読
この人は人を信じて裏切られたことがないのかな。
信じて裏切られた人をこうして笑ってきたのかな?→佐藤弁護士赤っ恥。(花田紀凱) - Y!ニュース http://t.co/EMQtk4Ue0g
後に冤罪と判明した人も、当初は、真っ黒と思われていたことが多い。
証拠による認定の結果がどうなるか、わからず手探り状態で、被疑者、被告人の言い分を信じて行わざるを得ないのが刑事弁護。
結果として有罪になったからといって、責任を取れ、などと言い出したら、刑事弁護はできない。
刑事弁護人が、被疑者、被告人の虚偽供述に沿った弁護活動をして、それが見込み違いだったことについて、批判を受けるのはやむを得ないが、笑うしかない、とか、責任を取れ、というのは、刑事弁護というものに対する、無知、無理解をさらけ出していると言われても仕方がないだろう。
結局、警察、検察は正しく間違わない、被疑者、被告人、弁護人は嘘をついて逃れようとする悪者、といった、刑事ドラマ風の勧善懲悪イメージですり込まれているから、否認が自白に転じたり、弁護方針の修正を余儀なくされると、弁護人が責任を取れ、といった発想になるのだろう。
発想自体が貧困すぎる。
被疑者や被告人にだまされた刑事弁護人が責任取るなら、冤罪を生んだ警察官、検察官、裁判官こそ、まず責任を取るべきだが、誰も取ってないよな。
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佐藤弁護士赤っ恥。
花田紀凱 | 『WiLL』編集長、元『週刊文春』編集長
2014年5月24日 7時36分
足利事件で無罪を獲得、元被告とともにしょっ中テレビに出て得意満面(そう見えた)だった佐藤博史弁護士、今回ばかりは赤っ恥をかいた。
だってそうだろう。「無罪」を主張し、記者会見で「片山さんは絶対に犯人ではない」と言い「何のためにペンを握ってるんですか!」と記者たちを怒鳴りつけていたのに、ご本人の片山祐輔被告が自ら「私が真犯人です」。
佐藤弁護士、「私も騙された」では通るまい。本人の精神鑑定を求めるそうだが、まず人物鑑定、きちんとやってくれ。そんないい加減な男に騙されて裁判を続けていた自らの責任についてはどう取るのか。
かつて佐藤弁護士、片山についてこう語っていた。(『週刊現代』2013年3月9日号)
「実際に接し、その肉声を聞いて、今は(犯人と)違うと確信しています。警察もさることながら、彼を犯人扱いするメディアの報道姿勢も理解に苦しみます」
「もう一つ、彼が犯人でないという確信を持ったのは、真犯人が使用したとされる『遠隔ウイルス』です。彼にそれがつくれるのかどうか確認したら『つくれません』と断言しました」
「メディアはとかく、彼は『オタク』で、いかにもこういう事件を起こしそうな人物だと報道しがちですが、実際の彼は全然そんなことはありません、むしろコミュニケーションの取りやすい人物で、聞いたことには素直に答えるし、考え方についての違和感もない、ごく普通の人ですよ」
「彼は映画も好きだそうで、どんな映画が面白かったかを聞いてみると『レ・ミゼラブル』を挙げた。無実の人が捕まり、ジャン・バルジャンが罪を名乗り出る、あの彼が真犯人なら、この状況でわざわざそんな話をするでしょうか」
今、読むと笑うしかない。
片山自白後の会見で佐藤弁護士「真犯人メール」を送ったスマホを探し出した警察に「敵ながらあっぱれ」と言ったそうだが、よほど悔しかったのだろう、涙まで流していたという。