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朝日新聞デジタル 5月22日(木)23時46分配信
自民党の原子力規制に関するプロジェクトチーム(PT)は22日、経済産業部会などと合同部会を開き、政府事故調査・検証委員会が福島第一原発の吉田昌郎元所長(故人)を聴取した「聴取結果書」(吉田調書)について、国政調査権も視野に政府に閲覧を求める方針を決めた。
PT事務局長で福島県いわき市出身の吉野正芳衆院議員は会合後、記者団に「二度と起こしたくないが、事故は必ず起きる。PTで、リスクをどれだけ軽減するかの役割を果たす。調書を見て、最初の対応がどうだったのか検討したい」と訴えた。
吉田調書によると、福島第一原発3号機は、高濃度の放射性物質を人為的に外気に放出する「ドライベント」の準備を進めていたことが明らかになっている。吉野氏は「ドライベントする時に、どのように放射性物質が広がっていくのかを、東電独自でやっていた。公表すべきだった。吉田調書を見て事実を確かめたい」と当時の対応を批判した。