「放射線管理区域で東京五輪・パラリンピック競技の予選や事前合宿?狂気の沙汰だ:農業情報研究所」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14000.html
2014/4/24 晴耕雨読
農業情報研究所 http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/
今日の話題 2014年4月23日 放射線管理区域で東京五輪・パラリンピック競技の予選や事前合宿?狂気の沙汰だ から転載します。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/today-topics-archive.htm#14042301
「安倍晋三首相は二十二日、二〇二〇年東京五輪・パラリンピック関係閣僚会議の初会合に出席し、岩手、宮城、福島三県を中心とする東日本大震災の被災地で開催する各種競技の予選や事前合宿を増やすよう、下村博文五輪担当相と根本匠復興相に検討を指示した。
安倍首相は「(東京五輪は)わが国が活力を取り戻す弾みとなるものだ。東日本大震災の被災地の復興を加速し、その姿を世界に発信していきたい」と述べた」(被災地で予選 拡大検討 東京五輪へ初閣僚会議 東京新聞 14.4.22 夕刊)とのことである。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014042202000228.html
京都大原子炉実験所の小出裕章助教が栃木県那須塩原市で講演、政府が作製した放射能汚染地図をスクリーンに映し出し、「那須塩原は放射線管理区域です」と何度も強調、
「放射線管理区域は、労働安全衛生法に基づく電離放射線障害防止規則などで定められており、一平方メートル当たりでは四万ベクレルを超える区域。実験で放射線を扱う小出助教のような人以外は立ち入りが禁じられているが、汚染マップで同市は高い所で六万〜一〇万ベクレル、その周辺にも三万〜六万ベクレルの地域が広がっている。
『管理区域に入ったとたん、私は水を飲むことも食べることも禁じられる。寝るなんてもってのほか』と小出助教。服や手のひらに基準以上の汚れが見つかれば、出入り口の扉が開かない構造になっているという。『つまり、四万ベクレルを超えているものは、どんなものでも外に持ち出してはいけないということ。那須塩原はそれほどの汚染を受けた』と説明した」そうである(子ども守るため 除染、一時疎開も小出京大助教が講演 東京新聞 14.4.20)。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20140420/CK2014042002000160.html
「那須塩原は放射線管理区域」に当たるというならば、福島県内で「放射線管理区域」に当たらない大競技施設や合宿施設を見つけ出すのは難しいだろう(文科省:第6次航空機モニタリング及び福島第一原子力発電所から80 km圏外の航空機モニタリングの放射性セシウムの沈着量の測定結果)。
https://mapdb.jaea.go.jp/mapdb/portals/765/?
前代未聞の「放射線管理区域」での競技や合宿、どこの国が受け入れるだろう。まったくもって狂気の沙汰だ。これでは、東京五輪・パラリンピック開催そのものも危うくなる。