らっきーデタラメ放送局★第95回『万能細胞/スピン報道/単細胞』
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2014年04月20日 兵頭正俊 兵頭に訊こう
現在の小保方晴子バッシング祭りは、消費税増税やTPP参加問題、福島第1原発から、国民の目から隠蔽するためのものである。
スピン・ドクターは、モラルといったわかりやすい価値軸を掲げる。そして「反モラル」、「性悪」、「したたか」、「嘘泣き」と小保方晴子をバッシングし続ける。
権力と、リアル・ネット双方のスビン・ドクターが結託して、世論を小保方晴子バッシング祭りへと誘導する。そして国民の目から、重要な政治課題を隠す。
大衆の劣情を煽った、悪質なスピン報道として、いずれ本になり、後世に語り継がれるだろう。
小保方晴子に対して、記者会見をやればバッシングをしない、逃げるな、といっていた連中は、小保方が記者会見をやっても、なおバッシングを続けている。
消費税増税の後にはTPP参加が続くので、祭りの夜店をたたまないのである。狙いは小保方晴子ではない。消費税増税やTPPの隠蔽である。だからスピン・ドクターは、視聴率増加やフォロワー・アクセス数の増加を自慢げに語る。
そこにはバッシングされる者の、人権侵害や名誉毀損を考える姿勢など微塵もない。小保方晴子の弁護士たちは、リアルとネットから、象徴的な者を選択して、スピン報道をやった者たちを告訴すべきだ。
バッシングの特徴のひとつに、まったく小保方晴子の説明を無視する、新たに出てきた事実を無視する、というのがある。これは、彼女の説明を聞けば、祭りが収束するからである。
その彼女が、記者会見の後に説明した文章に、次のものがある。
「3 4月12日朝刊での新聞記事について 同日、一部新聞の朝刊において「STAP論文新疑惑」と題する記事が掲載されましたが、事実確認を怠った誤った記事であり、大きな誤解を招くものであって、許容できるものではありません。
この説明は同日中に代理人を通じて同新聞社にお伝えしています。
(1)メスのSTAP幹細胞が作成されており、現在、理研に保存されています。したがって、オスの幹細胞しかないというのは、事実と異なります。
(2)STAP幹細胞は、少なくとも10株は現存しています。それらはすべて理研に提出しており、理研で保管されています。そのうち、若山先生がオスかメスかを確かめたのは8株だけです。それらは、すべてオスでした。
若山先生が調べなかったSTAP幹細胞について、第三者機関に解析を依頼し染色体を調べたところ、そこには、メスのSTAP幹細胞の株も含まれていました。記事に書かれている実験は、このメスのSTAP幹細胞を使って行われたものです。
4 STAP幹細胞のマウス系統の記事について
2013年3月までは、私は神戸理研の若山研究室に所属していました。ですから、マウスの受け渡しというのも、隔地者間でやりとりをしたのではなく、一つの研究室内での話です。この点、誤解のないようにお願いします。
STAP幹細胞は、STAP細胞を長期培養した後に得られるものです。
長期培養を行ったのも保存を行ったのも若山先生ですので、その間に何が起こったのかは、私にはわかりません。現在あるSTAP幹細胞は、すべて若山先生が樹立されたものです。若山先生のご理解と異なる結果を得たことの原因が、どうしてか、私の作為的な行為によるもののように報道されていることは残念でなりません」
小保方晴子バッシング祭りに参加していないわたしたちとしては、当事者の説明を聞く最低限度の姿勢を見失ってはならない。と同時に、小保方晴子バッシング祭りが、何を隠そうとしているかを凝視し続けねばならない。
らっきーデタラメ放送局★第95回『万能細胞/スピン報道/単細胞』