韓国で墜落した無人機、北朝鮮から飛来した可能性―写真を公開
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303348104579476913976410896.html
2014年 4月 02日 18:50 JST WSJ
3月31日にペンニョン島で墜落しているのが発見された無人の小型飛行機
韓国は、墜落しているのが発見された無人の小型飛行機2機について、北朝鮮から飛来した可能性が高いとの見方を強めている。そのうち1機は韓国の大統領府に近づいたと報じられている。
韓国政府は2日、正体不明の無人機2機の写真を公開。3月31日には黄海上の南北軍事境界線と位置付けられる北方限界線(NLL)付近で南北が砲撃を打ち合ったが、1機は同日、黄海のペンニョン島で、もう1機は3月24日にソウルの北側に位置するパジュ市で発見された。
3月24日に北朝鮮に近い韓国のパジュ市で墜落しているのが見つかった無人機。カメラが搭載されていた
韓国国防省は、軍隊と情報機関、航空専門家からなる調査チームが、どこから飛んできたかについて最終結論を出すために、無人機の調査を進めていると明らかにした。
韓国大統領府の報道官は記者団に対し、「最終調査の結果はまだ出ていないが、北朝鮮によるものとみて調べを進めている」と述べた。
韓国国防省は調査の詳細に触れることは避けたが、調査中の墜落した無人機の写真を公開した。
画像で見ると、無人機2機は水色のペンキが塗られ、カメラが搭載された模型飛行機のように見える。韓国国防省によると、パジュ市で発見された1機は長さ1.43メートルで重さが15キロ、ペンニョン島で発見されたもう1機は長さ1.83メートル、重さ12.7キロだった。