≪三つの「丹田」を鍛えて肚の据わった元気な心身をつくる〜発達した丹田は身体からはみ出すほどの大きさになる≫
上丹田は大脳前頭前野を中心に形成される。ちょうど額の真ん中。
中丹田は胸の中心。男性の場合は、乳首の高さより指一本分ぐらい上。
大きさは人それぞれ。大きい人は、前は表まで出ていて、後ろは背中まで拡がっている場合もある。
センターがそうであるように、丹田も発達すれば身体の外側に出てきてしまうほど大きくなる。
下丹田は恥骨結合とへその丁度中間点。そこを中心に形成されるのですが、やはり大きい人は前にも腰の方に拡がっている。骨盤骨から横にあふれ出して、前にも溢れるほど大きい場合もある。
何度も言いますが、硬直した力んだ身体で無理やり身体意識だけを形成しようとしても、あるいはたまたま形成されたとしても、決していいものにはなりません。センターの場合は、人を見下すような高慢ちきな人間になり、実に頑固になる。硬直した身体で下っ腹に強い意識ができると、頑固、鈍感、無反応、意固地、頑迷…などの状態になる。
反対に、ゆるんだ柔らかい身体に形成されると、肚の据わった、胆力のある、泰然自若、という状態になる。
【出典】『身をゆるめ、心を放つ』高岡英夫/サンマーク出版‘06年
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/752.html