142人の被ばく線量、再計算で増加
http://www.47news.jp/FN/201403/FN2014032501001952.html
2014/03/25 19:40 共同通信
厚労省は、東電福島第1原発事故の作業員142人の被ばく線量が、再計算で増加したと発表した。
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被曝線量、142人が東電の算出超え 厚労省が見直し
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2505I_V20C14A3CR8000/
2014/3/25 20:39 日経新聞
厚生労働省は25日、2011年3〜4月に東京電力福島第1原発事故の緊急作業にあたった作業員約6千人の内部被曝(ひばく)線量を見直した結果、142人の線量が東電が算出した数値より高かったと発表した。作業員の被曝限度は5年で100ミリシーベルトで、うち1人はこの値を超えていた。
厚労省によると、今年1月、東電の作業員の中に同省が求める方法でない計算手法によって被曝線量が算出された人がいたことが判明。作業員が安定ヨウ素剤を服用した際に必要な線量の加算を、東電が怠っていたケースなどが見つかったことから、同省が見直しを進めていた。
計算の見直しで、142人のうち1人は被曝線量が89.83ミリシーベルト増え、がんの発症リスクが高まるとされる被曝限度の100ミリシーベルトを超えた。
被曝線量の見直しを巡っては昨年7月、今回と同様に厚労省の求める方法とは違った算出方法を使ったとして、同原発で働いていた479人の被曝線量を修正。452人は本来よりも少なく記録されていた。