共産党を批判した鎌田慧氏の衝撃
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★「天木直人氏の視点ー(2014/01/29)」★ :本音言いまっせー
1月28日の東京新聞「本音のコラム」で私が敬意を払う鎌田慧氏がものすごい共産党批判を行った。
すなわちナチスと対抗するために、1935年のコミンテルン大会で、多様で広範な、
民主主義を守るための共同行動を熱烈に訴えたブルガリアの共産党政治家デミトロフを引用し、彼の大胆な反ファッショ統一戦線の結成呼びかけの「獅子吼」を歴史に語りつがれる情景であると絶賛した上で、次のようにそのコラムを締めくくっている。
「戦争に向かおうとしている、いまのこの危機的な状況にもかかわらず、広く手を結んで共同行動に立ち上がらず、あれこれ批判を繰り返している人たちに訴えたい。いったい敵は誰なのか、と。」
これは明らかに脱原発一本化を拒否した共産党に対する批判である。
ここまで鎌田氏が書くということはよほどのことだ。
そして私はまたここでも鎌田氏の思いを共有する。
しかし、私はそもそも無理をして脱原発一本化を図る無理必要はないと最初から思っていた。
候補者を一本化できなければ細川候補が当選しないようでは、所詮安倍首相の原発推進を方向転換させることなど、最初から無理なのだ。
宇都宮候補の票を頼らなければ舛添候補を破れないようでは、細川・小泉連合はそもそも敗北なのである。
細川・小泉連合は圧倒的な勝利をおさめなければいけない。
その圧倒的な都民の脱原発の意志によって一気に脱原発の方向にこの国を持っていく。
そうでないと安倍原発維持政策を方向転換することなどできない。
それほど脱原発は困難で大きなエネルギーが必要とされる一大政策転換なのである。
単に安全性もの問題だけではなく、経済、外交・安保、日米関係などのおよぶ一大選択問題なのである。
候補者を一本化できなかったから脱原発が出来なかったというような発想ではとてもこの国を脱原発にすることは出来ない。
ましてや共産党にそれが出来るわけがない。