細川不支持で露呈した「国民的政党になれない社民党」
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★「天木直人氏の視点ー(2014/01/25)」★ :本音言いまっせー
共産党が宇都宮候補を応援し、勝つことよりも、少しでも票を集めようと躍起になっている事はまだ理解できる。
選挙での勝利は二の次で、少しでも得票をかさ上げして党勢伸長の実績づくりを優先するのが共産党の党是であるからだ。
掲げる政策は正しいと言って共産党を褒めてきた私だが、今度こそ私は共産党を見限ったる。
しかし社民党はそんな共産党とは違うはずだ。
もはやイデオロギーに凝り固まらない社民党は、護憲・リベラルの考えを持つ一般国民、市民の受け皿となることが期待されている唯一の政党であるはずだ。
特に今度の原発問題については、脱原発を宣言した小泉元首相に真っ先に面会し、共闘を申し入れたのはほかでもない社民党の吉田党首と又市幹事長だった。
私の手元に大下英治著の「小泉純一郎『原発ゼロ』戦争」という本(青志社)がある。
この本は、小泉原発宣言は本気だったという事を多くの関係者への直接取材によって明らかした出版されたばかりのタイムリーな本だ。
本屋で見かけて売れ行きが良かったので思わず買って一気に読んだ。
その中で、ご丁寧に吉田、又市両氏は小泉元首相を二人で訪れた時の事を述べている。
小泉さんの脱原発は本物だ、社民党と目指すところは同じだ、と興奮気味に語っている。
小泉氏の原発ゼロ発言を絶賛している。
だったらなぜ小泉氏が立候補させた細川元首相を見捨てて共産党が私物化している宇都宮候補の応援に回ったのか。
あれほど小泉氏が必死になって応援しているというのに。
国民政党になりきれないまま消えていく社民党は、あまりにも情けない政党だったという事である。
今度こそ私は社民党に同情することを止める。