細川・小泉両氏が並んで立って脱原発を宣言した衝撃
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★「天木直人氏の視点ー(2014/01/14)」★ :本音言いまっせー
14日の時点でここまで明確に小泉元首相が細川出馬を宣言するとはさすがの私も思わなかった。
それにしてもテレビの前で細川・小泉両氏が並んで立って脱原発を宣言した光景は衝撃的だ。
この共同記者会見の模様をいち早く、かつ詳細に報じたのは読売テレビだった。
司会の宮根誠司というキャスターや常連のゲスト評論家が、こぞって批判的なコメントに終始し、あの小泉元首相さえも批判したのは象徴的だ。
細川・小泉連合が安倍自民党政権にとっていかに深刻な政治的影響力を及ぼすということを白状しているようなものだ。
かくして細川・小泉劇場の第二幕までは、私の予想をはるかに超えるスピードで進んだ。
本当の見どころはこれからだ。
東京都知事選が始まる告示日までまだ一週間あまりある。
そして投開票日はさらに先の2月9日だ。
それまでの間にどんどんと事態は展開していくだろう。
そして第三幕は安倍首相が主役になる。
すなわち安倍首相の対応が次の展開のカギを握る。
私は1月12日のメルマガ第30号「1月14日の小泉・細川会談ではまだ決まらない」の中で書いた。
「その日の会談ですべてが決まるとは思っていない」と。
「安倍首相の帰国を待って、小泉氏は安倍首相と話し合って決めるはずだ」と。
この推測は見事に外れた。
だから私は驚いた。
このままいけば自民党は大混乱になり本物の政界再編が起こるかもしれない。
それでも私は安倍首相が帰国すれば安倍・小泉会談は行われると思う。
というよりも小泉首相の反乱に自民党全体としてどう対応するかが最大の見どころになると思う。
私は1月8日のメルマガ第23号で書いた。
究極のサプライズは安倍自民党が舛添氏を降ろして細川氏に相乗りするというサプライズだ、と。
菅官房長官はすでにこれを否定した。
誰の言う事も聞かない安倍首相は小泉氏のいう事は聞かない可能性が高い。
安倍・小泉会談さえも実現しないかもしれない。
その時は、文字通り大混乱だ。
私の望むところだ。
しかし、私が安倍首相であれば細川候補者に相乗りし、細川東京都知事を容認し、そして細川東京都知事と折り合いをつけて安倍自民党をより盤石なものにする。
その場合は、細川東京都知事は懐柔され、打倒安倍自民党政権を正面から唱えなくなるだろう。
私にとってもっとも見たくないシナリオだ。
果たして安倍・小泉会談は行われるのか。
その時、安倍自民党は小泉元首相との決別を避けて細川・小泉連合と共存する知恵を働かせるのだろうか。
告示日までには何でもありということだ。