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消えつつある江田新党に対する期待と、それに代るもの
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★「天木直人氏の視点ー(2014/01/03)」★ :本音言いまっせー
私はまだ江田新党に対する期待を完全には捨てていない。
安倍自民党が行き詰まった時、その受け皿になる非自民党の受け皿が必要と思うからだ。
そのような状況になれば政界再編の動きも急転するかもしれないと思うからだ。
しかし私の江田新党に対する期待はもはや限りなくゼロになりつつある。
橋下徹が安倍首相の靖国参拝に対してそれに肯定的な発言をしたことには驚かない。
もはや橋下徹にその右翼的言動を止めろと言っても無駄だ。
私は江田氏に橋下徹を一本釣りせよと説いてきたが、それは間違いだった。
みんなの党の渡辺喜美は昨年12月29日、安倍首相の靖国参拝について、日経新聞の取材に対し次のように述べたという。
「我々は『歴史修正主義』の立場に立たない。安倍首相にもその封印を解かないように提言する」(12月30日日経)と。
しかし、それは口先だけだ。
安倍政権との連立を求めてラブコールを送っているような渡辺の言う事を安倍首相が聞くはずもなく、渡辺自身が連立を断られるような諫言を本気で安倍首相に言うはずもない。
江田憲司が呼びかけている民主党の細野豪志は相変わらずの優柔不断ぶりだ。
民主党を出るつもりはなく、民主党を立て直す、などと言い出している。
今の民主党を細野がどうやって立て直すことが出来るというのか。
これでは江田新党は広がらない。
菅官房長官の野党再編つぶしが見事に奏功しつつあるということだ。
そう思っていたら、1月3日の読売新聞が菅官房長官が江田新党までも懐柔しようとしていることを教えてくれた。
すなわち12月20日に菅官房長官は結いの党の江田代表や小野幹事長ら幹部と官邸で懇談し、その後安倍首相は江田氏らを首相の執務室に招き入れて遇したという。
江田氏はその後、「非常に温かいまなざしで我々を見てくださっている」などと語り、安倍首相との良好な関係を強調したという。
これでは私が江田憲司に送った「江田新党が奏功する鍵は反安倍自民党を鮮明に掲げることだ」という私のメッセージが伝わらないはずだ。
考えてみれば、ここまで強くなった安倍自民党政権に対決することなど、
官僚出身の一匹オオカミ政治家である江田憲司に期待することははじめから無理な相談だったということだ。
そんな中でただひとり、安倍政権は倒れると明言している政治家がいる。
それが小沢一郎である。
生活の党代表の小沢一郎は元旦の自宅の新年会で「強者の論理に立った内閣は必ず破綻する」と批判したという。
「このまま駄馬となって死んでいくわけにはいかない。麒麟となって全力で駆け抜ける」と語ったという。
これをメディアは冷笑するだろう。
かつて小沢一郎に期待を寄せた国民の多くも、さすがにもはや小沢一郎に今の安倍自民党政権が倒せるとは思わないだろう。
正直言って私もそのひとりだ。
しかし安倍首相の愚かな政治を正面から批判できる保守政治家は小沢一郎しかいない事も事実だ。
安倍首相を小僧扱いして似合う政治家は小沢一郎しかいない。
その小沢一郎が主催する小沢政治塾の新年の集中講義が2月初めに開かれ、その講師の一人として私は急遽呼ばれる事になった。
その時私はどのような話をして小沢一郎にメッセージを送ったらいいだろうかと考えている。