菅官房長官を思い出しながら毎日書き続ける年になる
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★「天木直人氏の視点ー(2014/01/02)」★ :本音言いまっせー
元旦の読売新聞が橋本五郎特別編集委員と菅義偉官房長官の新春対談を掲載していた。
それは読むに耐えない提灯記事だ。
安倍政権がここまで上手くやって来られたのも、ひとえに菅官房長官の手腕によると持ち上げ、
長期政権に向けた戦略や、政治家の果たすべき役割と覚悟を思う存分語らせている。
私は安倍政権の一日も早い終焉が日本のためになると考える一人である。
だからもし菅官房長官が安倍長期政権を目論むそれほどの参謀役であるのなら、
私は菅官房長官の言動を最大の関心を持って監視し、批判していかなければならない。
その菅官房長官が、自らの激務ぶりについて次のように得意げに語っている。
すなわち朝5時に起きて、1時間かけて新聞各紙に目を通し、NHKニュースを見て毎日の記者会見に備えると。
朝7時過ぎにホテルで政治家やマスコミ人と食事して、一日がスタートすると。
そこまでは私と同じだ。
もちろん私はホテルで政治家やマスコミと食事などする身分ではないが、
5時前に起きて新聞やテレビの報道を見ながらその日の活動を始めるところまでは同じである。
しかしその後がまるで正反対である。
すなわち菅官房長官はその情報を生かして安倍長期政権のために、国家権力を思うままに使う。
安倍長期政権のために、メディアを篭絡して情報操作や工作を行ない、
時には国民に平気でウソをついて安倍政権の不都合を隠す。
私はそんな菅官房長官の仕事ぶりとメディアのいかさまを、
公開情報だけを頼りに見抜いて国民に知らせようとつとめる。
それは徒手空拳で国家権力の不正義に挑む、無謀でおよそ報われない孤独な営みだ。
時としてむなしさと限界を覚える事がある。
しかし私はこの読売新聞の橋本五郎特別編集委員と菅官房長官の対談記事を読んで奮い立った。
私は毎日、菅官房長官の事を思い出せばいいのだ。
同じ時、同じような事をして一日をはじめる。
安倍政権を支えるために悪知恵をめぐらせる菅官房長官を思い起こせば、
なんとしてでもそのいかさまを糾弾しなければいけない。
そう自らを奮い立たせることができる。
そう思えば書き続けることができる。
私は読売の新春対談記事に感謝しなければいけない。