二度目も一年しかもたなかった愚かな首相
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★「天木直人氏の視点ー(2013/12/27)」★ :本音言いまっせー
安倍首相の靖国参拝に対する私の第一報はこれである。
私が何かについて書く時は「驚いた」という言葉から書き始めて読者の注意をひこうとするのが常だが今度ばかりは本当に驚いた。
安倍首相の御用納めは辺野古移転強行であると思っていたらまだあった。
実は靖国参拝問題については書こうと思っていたばかりだ。
安倍首相の靖国参拝の時期をめぐって、それがいつになるかと言う記事がいまでも散見されるので、まだこんな事を言っているのか、それは腹痛を起こして再び総理を辞める時に決まっているだろう、辞める前にやけくそで行くしかないだろう、と書こうと思っていた矢先だった。
また発売中の週刊新潮1月2日・9日号に「『靖国参拝』でバイデンに釘をさされた『安倍首相』」という記事があったので、それを紹介しようと思っていた矢先だった。
その記事はこう書いていた。すなわち日中韓を訪問したバイデン米大統領が米国に帰国してしばらくたった12月12日に安倍首相に電話して来たことがあった。大手各紙は、その電話の内容について、日韓関係の悪化についてバイデン副大統領は韓国に対しても自制を求めた事を安倍首相に伝えたとか、中国の防衛識別圏を認めないことで日米が確認し合ったなどと書いていたが、その中で大手新聞が書かなかったことがある、それはバイデン副大統領が「靖国参拝だけはしないように」とわざわざ安倍首相に釘を刺したのだ、という記事だ。
私はこの週刊新潮の記事を読んだ時、もしこれが事実なら、オバマ政権の安倍首相に対する不信感はかなりのものだ、安倍外交は容易ならざる状況にある、と思ったものだ。
安倍首相の今回の靖国参拝は、私にそのようなメルマガを書く手間を省いてくれた。
私の感想は憤りを通り越して、あきれ果てたというものだ。
かねてからバカだと思っていたが、こんなバカだとは思わなかったというものだ。
しかし、いま冷静になって考えてみると、これは大いに歓迎し、喜ぶべきことではないのかと思う。
私は加速する安倍首相の独善的な一連の強権政策を見て、このままでは日本は危うい、安倍政権をなんとしてでも倒さなければいけないという思いを強めていた。
しかし同時に今の政治状況を見ているとそれは絶望的だというあきらめの思いが募るばかりであった。
今度の安倍首相の靖国参拝は、そんな私にとって振って湧いた吉報である。
自ら自滅してくれたのだ。
安倍首相はあらゆる詭弁と策を弄して靖国参拝の悪影響を払拭しようとするだろう。
しかしそれはもはや無理だ。
ただでさえ来年は安倍首相にとって難問山積の年であるというのに、この靖国参拝が致命的となるだろう。
つまり12月26日という就任一年目の日が安倍政権の事実上の臨終の日となる。
さすがにこの参拝を評価するまともな識者や新聞論調は皆無だ。
安倍首相は靖国参拝を自らのフェイスブックで報告したという。
そうしたらころ、4時間ほどで「いいね!」、「よくぞ参拝してくれました」という書き込みが三万件を超えたという。
わずか3万件のバカのために二度にわたって1年足らずで首相の座を手放す安倍首相はやはり真性のバカだったということだ。
これ以上歓迎すべき事はない。