橋下の本音をばらした東国原は政界再編の破壊者か功労者か
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★「天木直人氏の視点ー(2013/12/25)」★ :本音言いまっせー
発売中のアサヒ芸能1月2日―9日号に、東国原英夫が維新の会を離脱するにあたり橋下と二人だけで話し合った内容を暴露するという驚くべき記事が掲載されている。
これを読んだ瞬間、これで江田新党を中心とした政界再編は潰れると思った。
しかし、ひょうたんから駒のたとえがある。
私はこの東国原の暴露がハレーションを引き起こし、ひょっとしたらその逆に維新の会の分裂が加速し、橋下が江田新党へ合流するしかなくなるのではないかとも思う。
そう期待したい。
その記事で東国原は橋下にこう語ったことを明らかにした。
すなわち、組んだ相手が悪かった、旧太陽系と分離できなければこれ以上議員を続けても自分には限界があると言って議員辞職の理由を伝えた上で、こう橋下に決断を迫ったという。
「一回僕は腹を切ります、もし来年、橋下さんが立ちあがるようであれば、応援させていただきます」と。
これに対して橋下はこう応じたという。
ここが東国原の暴露発言のキモである。
すなわち橋下はこう言ったという。
「江田さんのところに行ってください」ということでしたと。
そして「分離・分党後の新党立ち上げの架け橋になってください。そういう選択肢もありますよ」と言われましたと。
つまり橋下は維新の会の分裂を覚悟しているということだ。
ここまでばらされたらもはや橋下は石原と組み続けることは出来ない。
無理をしてそうすれば、国民はますます橋下を見限る。
今度こそ橋下は終りである。
それにしても東国原はあまりにも軽卒だ。
あの時、橋下は東国原との会談内容について、それを明らかにすることは政治家としての信義にもとることだと言わんばかりに、強く拒否した。
東国原もそれを守ってしゃべらなかった。
ところが我慢できなくなってアサヒ芸能という大衆紙の中で暴露したのだ。
普通だったらこれで橋下と東国原の関係は終わりだ。
そして橋下と江田の話し合いも難しくなる。
しかし、逆にここまでバラされたら、橋下の選択はもはや江田と組むしかなくなる。
果たして東国原は江田新党による政界再編の破壊者か、それとも功労者となるのか。
その決断は橋下にかかっている。
その橋下に迫る江田の器量にかかっている。
そこに安倍・菅が手をつ込んでくる。
私にとって来年の政局の最大の見所はこれである。
どう考えても安倍・菅の権力に橋下、江田は勝てそうもない。
安倍・菅の補完勢力に終ってしまうだろう。
だからこそ、そのまさかの動きに私は期待するのである。