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2013年11月18日00時01分 〜
記事 [政治・選挙・NHK156] 「西山事件」の西山太吉元毎日新聞記者会見11/15日本外国特派員協会(文字起こし) 
「西山事件」の西山太吉元毎日新聞記者会見11/15日本外国特派員協会(文字起こし)
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2013-11-17(12:42) みんな楽しくHappy♡がいい♪


「西山事件」西山太吉記者の会見です。
直接お話しがうかがえる貴重な場面ですし、内容がとても重要だと思いましたので文字起こししました。


西山太吉氏 元毎日新聞政治部記者 記者会見

2013年11月15日日本外国特派員協会外国特派員協会主催


どうも西山でございます。
どうぞよろしく。
わたくしは昔新聞記者をやっておりまして、政治部の記者でやっておりまして、
特に国際政治、外務省関係のインターナショナルなものに非常に興味がありまして、
またその方面の担当がすごく長かった。
それと同時に自民党の最後のキャップをやるという経歴を持っておりまして、
従いまして、最近、秘密保全法制についての国会の内外における論争をみておりますと、
極めて学者さんが中心になって、非常に学問的な視点・観点からの論争が多いようです。
しかしわたくしはそういう視点ではなくて、あのー、新聞記者でございますから、
そういう現実の事実関係。


この半世紀にわたって、1960年代の安保、
1972年の沖縄の返還、
それから1997年の新ガイドライン、日米の新ガイドライン、周辺事態法。
それから、2006年の日米軍事再編と、
この50年以上に渡る日米関係の、日米の特に軍事関係。
政治軍事の関係ですね。


それについての具体的な事実を列挙しながら、
現在の自民党政権がこれまでそういうような日米同盟に関するいろいろな機密問題が発生しておりますけれども、
そういう問題にどのように対応してきたか。
そしてそれを今なお、どのように処理をしようとしているのか。という事を具体的にお話したいと思います。


数日前、1週間ぐらい前に担当大臣の森、森大臣。
私の事件を取り上げて、
「西山のような事件が発生したら」今ですよ、
「今発生したら、この特別秘密保護法の適用対象になる」と、
その最高裁の判例を例示しましたね。


しかし、私はその時にいろんな反応を見ておりまして、
取材論という、私の事件は「機密を漏えいさせるために私がそそのかした」と、
いいですか、
「国家の機密を漏えいさせるためにそそのかした」という事件ですね。
いわゆる「外務省機密漏洩事件」という俗称ではそう言われておりますけれども、


そうすると「機密」というものと「取材」というものは切り離すことが出来ないものなんですね。
この「機密」がどのような機密なのか?
そしてその「取材」は機密を漏えいさせるための取材ですから、
この「機密」によって、この「取材」というのは影響を受けてくる訳です。


もしかりにこの「機密」が最高裁の判例にあるように、
「保護に値しない秘密である」と。


いいですか。
最高裁の判例は二つあるんです、「機密」について。


一つは「知られていない」という事。非公知性というやつです。
もうひとつはなにか?
「保護に値するものかどうか」
保護に値する内容を持っているかどうか?
これが実質資というんですね。
この二つの構成要件というものが最高裁の判例に出るわけです。


ですからそれについて、この問題がもし保護に値しないような秘密であるという事になれば、
この取材そのものがもう消えてしまうんです。
消滅しちゃうんです。
何故かというと機密の漏えいじゃなくなる。
そうでしょ?
機密というものが、もし不法な秘密であったり、憲法に反する秘密であったりする場合は、
取材は何の意味も無くなっちゃうんです。
どんなかたち、たとえば「社会通念に反するとか、やれ異常である」とか言っても。
ですからこの相関関係が大事なんです。


それをわざわざ分離して切り離して、取材論だけをクローズアップする。
なんにもやらない、「機密とは何か?」という事を。


そして今どんどんどんどん、メディアもそれに追随しつつある。
そこで今日私はその問題について、私の見解を表明したいと思います。


■「沖縄密約」と自民党


今度の秘密保護法制の論議の本質を知るためには、「沖縄密約」というものがどんなものであったのか?
そして「沖縄密約」について自民党政権はどのように対応してきたのか?


いいですか、
アメリカの情報開示、アメリカの国立公文書館に載っている。
「沖縄の密約」の全部が開示されました。
1998年から2000年にかけて。


私も全部読みましたけれども、膨大なもんです。
全部出ているんです。


「沖縄密約」に対する知識を持っている今の自民党代議士は一人もおりません。
現在の閣僚も全部、私はおそらく「沖縄密約」の「み」の字も知らないんじゃないかと、
いうふうにおもっております。


ですからこの密約がどんなものであるか?を若干説明させていただきたいと思います。


1969年の11月の「佐藤・ニクソン共同声明」で、これで沖縄の返還が決まったわけですね。
で、その時の共同声明から、日本とアメリカとの間の密約が始まった。


そして、これをちょっと申し上げますと、
「969年までに、もしこの問題が、沖縄の返還交渉の実質的な問題が妥結しなければ、
アメリカは1972年、「日本側が希望している1972年の返還には応じられない」と言ったんです。


ネムランダム13号というやつです。
極秘の文書です。
これは1969年の5月の28日にアメリカの、要するに今の国家安全保障会議が決めた、
ニクソン政権の時に。


ですから1969年の11月に全部決めてしまわなくてはいけないわけです。


そうしないと、72年の、
日本側が希望している72年の返還は実現しなくなるんですよね。
何故かと申しますとね、これちょっと。


1970年に自民党は総選挙を予定しているんです。


69年の11月に「佐藤・ニクソン共同声明」
69年までに決めなくちゃいけないというのは70年に自民党が総選挙を予定している。
それと同時に、佐藤総理大臣の4選が始まるんです、4選。
第4回目です。
要するに8年目に入るんです。
いいですか、ラストステージですよ、この4選というのは。


そうすると、
そうするようにしまして逆算しますと、
69年から70年に全部妥結してしまわなければいけないという事になるんです。
アメリカは全部それを知っています。


佐藤内閣は、沖縄返還というのを最後に金字塔として打ちたてたい。
「歴史に残る業績として残したい」という訳ですね。
そうすると72年までに全部終わってしまわなくてはならない。


何故かというと、70年に4選したとしても2年ですから、任期は。
ワンターンが2年ですから。
そうすると、
72年までに返還が全部実現してしまわないと彼の任期中に沖縄返還は実現しなくなるわけですね。
そうすると72年から逆算しなければならない。
国会の承認を得なくてはいけません。
調印をしなくちゃいけない。
ずーっと戻る。
そうすると69年から70年の初頭にかけて沖縄返還交渉は全部終わってしまわなくちゃ実現しない訳ですよ。


これが日本の悲劇が始まったんです、ここから。


日本が全部、アメリカの要求を全部飲んだというのは、
ここに自分たちが自らターゲットをつくっちゃったからです。


■沖縄返還交渉の3つのテーマ


従いまして、沖縄の返還交渉における3つのテーマがあったんです。


一つは核の抜き。核を撤去する、核兵器を沖縄から撤去する。


二つ目はアメリカの基地。在日米軍基地、これを東アジア、朝鮮半島、台湾、ベトナムに至るまで、
「東アジア全域にアメリカの基地から自由自在に出撃できる」
基地の自由使用です。


三つ目は今までは「全部アメリカの基地と施設区域だけを日本が無償で提供している」
という事だけだったんですけれども、そうじゃなくて、
「基地と基地の間の移転、あるいは基地の改修、修理を全部日本側が持て」という財政上の問題。


この3つがあります。
沖縄の返還に当たっての3大テーマです。


そこで申し上げますと、この3つのテーマのうち、いいですか、2つは全部密約。
私が取材でスクープしたという400万ドルというのは、
巨大な氷山のほんの片隅に小さな穴をあけた程度のものであって、
沖縄の返還に当たっての3つのテーマのうちの2つは全部密約です。
巨大な密約です。


それで申し上げますと、沖縄返還協定対米支払額っていうのは3億2000万ドルになっています。
返還協定では。
アメリカが1998年から2000年にかけて膨大な情報開示をした。
アメリカの情報公開法は、25年経過したらほとんどの物を全部公表するという、
一種の大きな改革をしたんですけれども、
それに伴って一挙に出てきた。
それによりますと3億2000万ドルという沖縄返還協定の対米支払総額は
対米支払額は5億3000万ドルだと。
2億ドル以上違うんです。
(※この当時1ドル=360円の時代?とすれば
3億2000万ドル=1152億円)→5億3000万ドル=1908億円)
2億1000万ドル=756億円)


いいですか、それからもうひとつ。
核は全部、「核抜き」という問題はアメリカは対して重要視していなかったんです。
何故かというと、
「米軍の基地を自由自在に使える」ということが最大のテーマだった。
そのために「核抜き」を利用したわけです。


「核は絶対に撤去できない、出来ない」という訳です、最後まで引っ張っていく訳だ。
カードに使う訳です。


そして最後に、米軍基地が自由自在に使えるというメドがついた時に初めて、
「核は撤去しよう」と。
最初から作戦はそういう作戦なんです。
メモランダム13号という。
それにのっとってずーーっとやっていく訳ですから。
そして最後には、「緊急事態においてはただしダメだと」と。
「緊急事態においては持ち込むよ」と。
これだけは認めろという事になるんです。


それから、米軍基地の自由使用というのは、アメリカは最大の目標にしていた。
それは完全に達成できたという事です。


■思いやり予算のはじまり


第2番目、財政密約。
財政上の密約は3億2000万ドルという協定上の表示よりも
2億ドルも余計に日本は密約として払っている。
という事は、3億2000万ドル自体が全部虚偽の表示、
虚偽表示だったという事です。


そのなかで、一つだけ例をあげましょう。
3億2000万ドルというものは、3億ドル…どういう構成になるか?
ちょっと難しくなりますけれども聞いて下さい。
これは非常に大事なところですから。


説明が非常に複雑だから、簡単に3点だけ申し上げますとね、密約の中枢神経みたいなもの。


3億2000万ドルのほかに2億ドル出ている。
全部密約金ですけど、全体が密約なんですけれども、2億ドル余計にアメリカに払う訳ですけど、
その中の中枢は6500万ドルという米軍施設改良工事費というのがあるんですよ。
これは思いやり予算の前の、ちょうど前身なんですね。
米軍施設の維持、改良、移転というのが全部その中に入ってくる。


それまでは一切それは日本側の負担じゃなくてアメリカ側の負担だったんです。
それが安保体制の大きなテコ入れになった。
それが6500万ドル(1ドル360円で 6500万ドル=234億円)


金丸防衛庁長官の時から思いやり予算はスタートを切ったというのが日本側になっている。
今でもみんなそう思っている。


しかし実際は72年の沖縄の返還の時から、思いやり予算はスタートを切ったんです。


◇思いやり予算(おもいやりよさん)
防衛省予算に計上されている「在日米軍駐留経費負担」の通称である。
1978年6月、時の防衛庁長官・金丸信が、
在日米軍基地で働く日本人従業員の給与の一部(62億円)を日本側が負担すると決めたことから始まる。
円高ドル安などによってアメリカの負担増を考慮した金丸が、
「思いやりの立場で対処すべき」などと答弁したことから、思いやり予算と呼ばれるようになった。
思いやり予算の内訳は
在日米軍基地職員の労務費、基地内の光熱費・水道費、訓練移転費、施設建設費などである。
思いやり予算の開始当初から現在までに日本が負担した駐留経費の総額は3兆円超に及び、
年度あたりでもドイツや韓国など他の同盟国と比較して圧倒的に額が多い。
そのため、日本は「世界一気前のいい同盟国」と揶揄される[誰によって?]。
ブレジンスキーは日本を"protectorate"(保護領)と呼んだ。
1990年代から娯楽・保養施設、果ては日本人従業員に貸与される制服や備品までも
思いやり予算で処理されている事が指摘され、
近年にはさらなる「不適切な支出」が明らかとなり、見直すべきとの声が多く上がってきた
2011年3月31日には、民主、自民などの賛成多数で、
「在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に関する特別協定」が国会で可決され、
有効期限は従来の3年から5年に延長され、
今後5年間、日本は米軍に現行水準(10年度予算で1881億円)を支払い続けることを決定した。


これは第一の大きな密約です。
それが今日の日本の財政負担というものは莫大な財政負担になってきている。
たとえば、沖縄からグァムに海兵隊が移転するというのも、
全部その時の合意事項に基づいて始まったんです。
今度グァムに移転する時に移転する運びだいだけじゃなくて、
アメリカが向こうに渡った後の施設、区域、滑走路までもが全部日本がつくらなければいけない。


これ3000億かかるんですよ、それだけで。
今度普天間から辺野古に移すっていう、あそこに飛行場をつくらなくちゃいけない。
V字型の。
これでも5000億かかるんですよ。
そういうふうにしてその時の思いやり予算というのは、どんどんどんどん、今から出てくる訳だけれども、
これ、日本の今の財政事情からみて、
果たして「これを吸収するだけの余力があるかどうか」っていうのは、極めて疑問だけれども、
そのスタートを切ったのは78年じゃなくて、72年からだったという事です。
それが一つの一番の大きな密約です。


■外務省と秘密保全ー1200トンの書類を破棄ー


秘密保全法制との関連に入っていきますけれども、
これ、密約の内容を説明しておりますと1時間かかっても2時間かかっても、時間がかかりますから、
この辺でもうやめましてね。


2000年に日本で「情報公開法」というのが出来ました、
今の情報公開法が出来たんです。
これは情報公開の面から言えば完全な不備な点が沢山あって、
到底立派な情報公開法であるというように値しないものなんですけれども、
とにかく、出来た事は出来たんですね。


そしたらその直前にアメリカの国立公文書館が膨大な沖縄密約の内容を開示しちゃったんですよね。
いいですか、
琉球大学の我部(がべ)教授と朝日新聞とのチームでね、
その時に朝日新聞が1面2面3面を使って報道をしました。
そしてその翌日に毎日新聞は私との関係もありまして、そういう問題に繋がりがあるから、
翌日に1面トップで追いかけました。


しかし日本の報道機関はそれだけです。


それ以外の新聞、テレビを含めて沖縄密約を
あれだけのアメリカが国立公文書館の巨大な報道にもかかわらず、ほとんど報道していない。
そうしてきたわけです。


結局その時に新聞はその程度だった。


そこで慌てたのが外務省です。
外務省はそこから始まるんです、この秘密保全の問題がね。
それが今日に繋がるという事で、最後の章に入っていきますけれども、


外務省はどういう手を打ったか?


その時に、情報公開法が出来た訳です。
そうすると、その直前に「沖縄密約」の全貌が全部出た。
そうすると「開示請求が出てくるだろう」
どんどん、殺到するだろうと。
「開示してくれ、中身を」
いいですか、


アメリカの国立公文書館のこの開示は正しいものであるのかどうか?
これは沖縄密約というのを徹底的に解明していますから、
バックグラウンドまでも全部説明しています。
密約の3つの文章も全部出ている。
それで開示請求が殺到するだろうと、外務省に。


そこで彼等は二つの手を打ったんです。


一つはなにか?
ロスのアメリカ局長に「絶対取材に来ても黙ってくれ」と。
「NO!と言え。密約なんか一切ないと言え」と口止めをしたという事です。


これが一つ。
これは吉野(吉野文六・元外務省アメリカ局長)さん自身が告白している。


いいですか、もうひとつはなにか?
1200トンに及ぶ外交機密文書を焼却したんです。
たった数カ月の間に。


それが東京高等裁判所のこの前の私の起こしている開示請求訴訟において、
「密約文書というものはいま無いから、開示できない」って。
但し「これは全部破り捨てたんだ」って言う。
そういう判決を下しましたね。
あれはその時の事です。


1200トンですよ。


これは世界にかんたる、慌てふためいて


だから機密の書類というのは、
外務省の場合は恣意的に自分たちで、どんな形でも処理ができるわけです。
いまだに、今でもそうですよ。


30年経ったら開示するなんて言っていますけれども、
実際に誰がそれを証明できる?
途中で不都合なものはみんな破り捨てる。


東京高等裁判所の判決ですよ。


こういうのが日本の秘密の、自民党政権下における秘密の処理の実態なんです。


それは何も秘密保全法制をつくる前から、
今度作るということじゃなくて、前から、
ずーーーーっと行ってきた事である。
そういう事が日本の現実として、みんなよく知っておかなくちゃいけないという事です。


結局2006年になって吉野局長が「沖縄密約はありました」と、
「わたくしがサインしました」と言って、
私の裁判の開示請求訴訟にも出てきました、証人として。


全部しゃべりました。


いいですか、2006年です。


その後に新聞記者が、安倍官房長官です、今の総理。
総理が当時官房長官です。


当時の外務大臣が今の副総理ですよ。
ちょうどいい、並んでいるでしょ、今あの二人。


それを聞くわけだ、「吉野が言ってるじゃないか」と。
「もうこれで終わりだろう」とみんな思ってた。
その時に日本政府の態度が、今日の秘密保全法制の秘密保全の体質そのものを分限(ぶげん)している
という意味で私は申し上げたいんですけれども、


両方共に「沖縄返還協定に書いてあることがすべて正しいのであって、密約など一切ございません」と。


いいですか、
吉野発言があった後ですよ。


そう申して今日に来たという事です。


■官房長官「沖縄の密約は無い」


一昨日ですか、福島の、
当時の社民党の元の党首ですけれども、参議院において官房長官にただした。
「私は2006年にあなたらに聞いた」と。


密約は吉野さんがしゃべった。
沖縄密約の文書は全部出てきている。
それなのにまだあなた方は「無い」と言うんですか?


「私は尋ねました」と、一昨日官房長官にそう言って、「その時のままですか?」と。
「沖縄の密約は無いという事を今でもあなた方はその当時のままの状態を続けているんですか?」と正しました。


いいですか、そうすると官房長官は
「その通りです」
「その通りです」って言ったんです。2回言っている。


そうしたら野次が出た。
2日前の話ですよ。
新聞は報道していないけれども、民主党の議席から野次が出た。


野次が出た時に彼は慌てて答弁を修正しました。
どういうふうに修正したか?


「民主党政権時代に密約調査の報告書がございます。その報告書を我々は踏襲します」と切り替えたんです。
おそらく外務省官僚がアドバイスしたんです。


今だにですからそういう状況なんです。
なんにも決まってない。


「沖縄の密約なんか全然ない」というふうに、基本的には「無い」というふうに思っているんです。
なぜか?って言うと、
報告書というのが北岡(北岡伸一)という今の安倍内閣を支えている有力なメンバーが
当時の密約調査の委員長ですから。


彼が出した報告書なるものは、
「過去の密約はない」っていうんですから。


「過去の密約というのは無い」って言うんです、あの沖縄の。


また私の400万ドルについても、「協議の密約じゃない」って言うんですよ!
報告書が、そういうものがあるもんだから、「それに踏襲します」


そういう事を言って逃げようとしている訳ですよ。


ところが東京高等裁判所も、東京地方裁判所も、
「沖縄の密約はあらゆる財政問題に関する限り全て認定した」


「北岡の委員会の調査なるものが如何につまらないものであるか」ということを如実に示した
膨大なものですよ、判決内容は。
そういう状態で今きているんです。


■今の自民党は「猪突猛進、権力の集中一元化」


最後に申し上げますね、時間がきましたので。
こういう様な経過をたどってきますとね、


日本にとって今大事なことは「秘密保全を強化する」という事ではなくて、
過去の半世紀の間のずーっとプロセスを検証してみると、
「情報の公開」こそが日本の国家のためにも民主主義のためにも絶対に必要だという、
そういう潮流、流れが出来てきたわけです。


2011年に民主党政権が今国会に情報公開法の改正を出しました、改正案を。


それは、民主党が人気を取るためにという意味もありますでしょうけれども、
そうじゃなくて、過去の、
イラク戦争でもそうでしょ、航空自衛隊が出動した。
「国連の人道支援のために出動した」と日本の航空自衛隊は。


開示請求したら真っ黒、黒塗りだ。


全部自民党政権時代は真っ黒で黒塗りですよ。
なにが書いてあるのか分からない。
市民団体が開示請求した。
「航空自衛隊のイラクにおける活動について」


そこで政権交代をして、ようやく民主党が出してきた。
見たら、国連の人道支援というのは28%ですよ。
全部武装米兵を運んでいる
イラク戦争にそのまま日本は加担しているわけだ。


一事が万事全部そうなんですよ。
建て前と実際は全然違ってくる。


要するに全部ウソを表示してくる訳ですよ。
日米同盟を聖域化するために。


日米同盟のいいところはどんどんどんどん流していいですよ。
だけども日米同盟のデメリットというものもある。
苦しみもある。
すごい重圧もある。
それも同時に日本の国民に知らせなくちゃいけない。


そうすることによって主権者が正しいバランスの取れた情報を取得できるわけですよ。
それによって日本の主権者は本当の権利を行使できるんです。選挙権。


ですから、情報公開の波が怒涛のごとく来ているのに、それをせき止めて、
そして自分たちがやってきた秘密保全をめぐるあらゆる政治犯罪を封じ込めて、
そしてまた新たな秘密保全をつくるという事は何を意味するか?


「権力の集中」です。


今彼が考えているのが。
どうでしょうか?
こんなに急な権力の集中って言うのは、おそらく戦後見た事がないです、私は政治記者を長くやっているけど。


みんな自制していたんですよ、自民党は。
昔の自民党というのは300議席を何回も取っていた。
その時でも、自民党には右寄りの人もいたけれども、中庸もいたし、
それからニューライトという勢力がすごい強い力を持っていた。
今の高知会なんかもそうですよ、旧池田派、ニューライトです。


すごいバランスが取れていた。


今の自民党はどうですか?
猪突猛進、権力の集中一元化です。


一つの具体的な例を最後にあげます。
内閣人事局をつくる。
各省の幹部候補生は全部内閣人事局で全部選任できる。


いいですか、


日銀総裁、自分の子分を据える。
内閣法制局長に自分の子分を据える。
NHKの経営員に自分の子分を据える。


どうですか?
すでに秘密保全法制。
権力の集中一元化ですよ、これは。


それが日米同盟というものにダブってくる。


ですから、そういう事で今言った、最後に申し上げたいのは、
秘密保全をこれ以上作らせるという事は、「日本の秘密国家を完成させることである」


それ以上に日本にとって今一番大事なことは、
過去の50年の歴史を振り返ってみても、情報の公開、日米同盟というものに安全保障に関して
秘密が付きまとうという事は、あり得るかもわからないけれど、


逆に言えばですよ、日米同盟が国家の安全保障の礎であるという事を国民に説明しているのであれば、
国民サイドから言えば、その礎である日米安全保障問題、
特に双方の約束事、了解事項、あるいはまたは、決めごと、決めた事、
これは完全に国民に伝達しなければならないという事になるでしょ?


逆に、日米安全保障体系というものが日本の国民を支えている基盤であるというんだったら、
その基盤に関する情報というのは、最も正確に国民に伝達されなければいけないじゃないですか!


それを逆に、一番基盤の安全保障が安全保障都の名のもとに、
一番基盤の情報を封じ込めて行くという、
全く独占してしまう。
都合のいいものだけ出していく。


これではまさに日米安全保障体制が泣きます。


そういう事です。ありがとうございました。


質疑応答に続く


TVジャーナリストらによる「特定秘密保護法案」反対 臨時会見11/11
(動画・すべて文字起こし)より
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3398.html


金平茂紀:
この法案の論議の中で、私が腹にすえかねているのは、
「西山事件は処罰対象になります」という事を、森担当大臣が言っているんですね。
西山事件と言われているものは外務省の機密漏えい事件ですけれども、
あの事件の本質というのは、
「沖縄の返還に絡んで政府が密約を結んでいた」ということ。
で、その「密約はない」というふうに国民に嘘を付き続けていたという事が本質です。
それをですね、この法案の論議の中で「西山事件は処罰対象になります」という様な事を
軽々しく言うような人たちがこの法案を作っているという事に対して、
“ヒドイ”僕は心の底からの憤りを感じていました。


<41万件>
秘密にしたのが妥当かどうか、第3者機関がチェックする機能が全然書かれていません
10/12報道するラジオ(文字起こし)より
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3328.html


水野:
西山事件といわゆる呼ばれている物ですよね。
あれは沖縄返還の時にアメリカと日本の間で密約があったと、
で、その事を暴いた西山記者の方が罪があるというふうにされたという過去がありましたよね。
結局アメリカではもう、その密約っていうのは「そんなのはもう公開しているよ」と。
でも日本政府はずーっと認めてこなかったという、
ま、その意味でいえば情報公開はやっぱり遅れているという、
そっちを進めるべきだというのが太田さんの考え。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/440.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 警察による携帯電話の「盗聴」が拡大している (週プレNEWS) 
警察による携帯電話の「盗聴」が拡大している
http://wpb.shueisha.co.jp/2013/11/14/23088/
2013年11月14日 週プレNEWS


99年に世論の強い反対を押し切って制定された通信傍受法。薬物犯罪、銃器関連犯罪、集団密航、組織的に行なわれた殺人の捜査に限っては捜査機関に通信傍受が許されており、捜査機関が裁判所に傍受令状を請求し、発付されれば、立会人のもと、令状が指定する場所で10日間以内(最長30日)の傍受活動が行なえるようになっている。


そして今、この通信傍受の制度が改変されようとしている。弁護士の海渡雄一氏がこう話す。

「法務省の中に刑事司法制度特別部会が設置され、今年7月にはまさに盗聴制度の変更についての話し合いが行なわれました。

方向性としては、まず盗聴捜査の適用拡大。現行の重大犯罪だけでなく、振り込め詐欺や児童ポルノ関連、高金利による脱法行為などのヤミ金関連、外国人窃盗団など、発生件数が極めて多い組織犯罪への適用が捜査側から主張されています。

主張どおりに対象犯罪が拡大されれば、警察による盗聴件数は激増するに違いありません。件数が増えれば盗聴法を大胆に適用するでしょう。そうすると、これまで以上に強引な盗聴捜査を紛れ込ませやすくなります」(前出・海渡氏)

“これまで以上”とはどういうことか? 海渡氏が続ける。

「法務省が国会で報告した統計によると、通信傍受法の適用件数は年々増加し、警察による令状の請求件数も急増。2000年、01年と0件だったのが、10年に34件、11年は27件まで増えました。盗聴の対象はすべて携帯電話です。

裁判所は警察が請求した傍受令状に対し、100%の確率で発付し続けています。盗聴捜査が初めて適用された02年から10年まで、9年連続100%。裁判所は警察の要請を一度も拒まなかった。本来、裁判官は人権擁護のための歯止めとなるべき存在なのに、警察の盗聴に一度もブレーキがかからなかったわけです」

それは、盗聴を行なおうとする警察の捜査判断が“すべて正しい”ことが前提になる。だが、実態はそうではない。

「警察が行なう盗聴には、犯罪無関係盗聴があります。その名のとおり、犯罪とまったく関係のない会話を盗聴することですね。02年に盗聴会話総数は256回でしたが、そのうち、犯罪無関係盗聴は195回(76%)。06年には7161回中、6163回(86%)。11年には91%にまで達しました。そこには、犯罪と無関係な一般市民の会話もかなり含まれていた可能性もあるということです」(海渡氏)

冒頭の盗聴制度の変更は、対象犯罪の拡大だけではない。もっと恐ろしいのが、導入が検討されている新傍受システムだ。

「現行では、警察が通信傍受をする際は、携帯会社の敷地内で、携帯会社側の立会人が必要でした。これを立会人不要で、しかも捜査機関の施設内で専用装置を使った通信傍受を行なえるように変えたいと捜査側は主張しています。これには、立ち会いの労力を省けるキャリア側もおおむね好意的。

しかし、これがそのまま導入されてしまうと、犯罪に無関係な人の通信を傍受させないための監視役(キャリア側の立会人)がいなくなり、しかも、自前の傍受装置を署内に設置した上で、捜査員だけで盗聴を行なえるという環境が生まれてしまいます。今まで以上に“盗聴し放題”な状況になることは間違いありません」(海渡氏)

犯罪を犯した人物だけでなく、「犯罪を犯す恐れがあると“警察に判断された”人物」の通話も盗聴し放題。日本国憲法で保障された「通信の秘密」は守られているのだろうか。


■週刊プレイボーイ46号「日本人のメール・携帯はここまで傍受されている!!」より



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/442.html

記事 [政治・選挙・NHK156] TPP草案 これはアメリカによる世界規模での恐喝だ 自由貿易などではない。
写真は、アメリカが率いる環太平洋連携協定(TPP)のルール策定交渉への日本参加に反対する国会前抗議集会で拳を突き上げるサルのマスクを被った抗議行動参加者(ロイター)


進行中の貿易交渉に関する漏洩した交渉文書で、アメリカ合州国は、自分で勝手に決めた、世界の支配者という役割を依然主張していることが明らかになった。


水曜日、進行中の貿易交渉の漏洩文書が、WikiLeaksによって公表された。著作権、特許、商標等々として、我々が知っている独占と独占権に関するものだ。提案されている貿易協定の内容は、極めて驚くべきとは言わないまでも、確かに興味深いが、“自由貿易”という偽りの旗印の下で、アメリカ合州国が、いかにして、世界に対し、自国の業界権益を確保し続けようとしているのかを見るのは遥かに興味深い。


このプロセスは、1970年代に、日本の自動車から始まった。アメリカ合州国の国民がトヨタを選んで、デトロイトの自動車を避け始めると、アメリカの為政者達は、自国産業に競争力がある時代が事実上終わったことを自覚し、競争力があろうと、なかろうと、アメリカ合州国を食物連鎖の頂点におき続ける為の新たな方法を追求した。結果として、傍若無人で、大胆不敵で、腹立たしいものにすることに成功した。アメリカ合州国がそれ以外の国々をずっと搾取し続けられるようにする為の"自由貿易"協定を装った、一連の不平等な国家間契約の中で、"価値”や"産業”や"製造"を定義し直したのだ。


こうした "自由貿易"協定の最初のもの、より正確には、産業保護主義(IP)とでも表現されるべきものは、世界貿易機関(WTO)の核心になっている、知的所有権の貿易に関連する側面に関する協定(TRIPS)だ。第三世界の人々が、自国の原材料や、自国の研究所や工場にある医薬品の知識を、自国民の病気を治癒し治療する為に使用するのを禁止したがっていた当時のファイザー社CEO、エドムンド・プラットが、それを推進する闘士だった。彼は、そうした人々に、何としてもファイザーから買うよう強いたがっていた。TRIPS "自由貿易"協定と、WTOの成功の結果、何百万人もの人々が亡くなった。


こうした類の行動に対しては、"悪”以外の言葉はない。


産業保護主義(IP)のTRIPS協定が交渉される間に、アメリカ合州国のありとあらゆる業界利益団体が割って入り、自分達の利益の分け前を要求した。ハリウッドの映画産業、レコード産業等、全員が。自由貿易とは全く無関係な、新たに漏洩したこの貿易協定は、自由貿易を制限する独占権と独占を維持して、先行するTRIPS協定を増強するものだ。この協定は、TRIPSを更にどぎつく、深めるものだ。それは、TPP"環太平洋連携”と名付けられている。


"世界に冠たるアメリカ合州国"が強引に押しつける思惑の不当さに対する、アメリカ合州国と他国とにおける見解の相違は極めて明らかだ。我々の共通の文化的、科学的遺産の利用を保障する為、圧倒的大多数の参加国が、その文言を提案した緒言を読むだけで、それはほぼ十分にわかる。


"本章の目的は...知的財産によって保護される対象における、知的財産権所有者の権利と、ユーザーやコミュニティーの正当な利益の間のバランスを維持することである。各当事者が、パブリック・ドメインを特定し、推進し、アクセスし、守る能力を保護する。知的財産権を実施する施策や手順そのものが、決して適正な貿易の障壁にはならないようにする。"


アメリカ合州国は、こうしたもの全てに一律に反対している。バランスなどあってはならず、独占のない貿易(これは皮肉にも、自由貿易に関して、誰もが考える普通の定義だ)など推進してはならないのだ。典型的にはアメリカ合州国が保持する独占権のみ存在すべきなのだ。


また法律の言語は意図的に複雑化されている。アメリカ合州国は、適正手続き無しに、インターネットから人々を(従って、国民の大半の権利を)締め出し、権利をハリウッドに与えたがっているのだが、それは訳の分からない法律用語の奥底に隠されている。一体どれだけの人が "差し止めによる救済"やら"法的責任条件"等という用語が、国民から、言論の自由や、出版の自由や、集会の自由を奪うものであることを理解できるかわからないが、もし法律言語が意味する所を理解すれば、多くの人々が衝撃を受けるだろうと恐れるが、そうなった時点では、この愚行を止めるのはずっと困難になっているだろう。


この条約は自由貿易に関するものではない。著作権と特許独占は、定義からして、自由貿易と正反対だ。こうしたものは自由貿易を妨げる独占権だ。この協定は、アメリカ合州国による貿易の独占享受を確立し、それ以外の全員に、見かじめ料の支払いを強い、さもなくば、体制に対する無礼をかどに、監獄に送りこむものだ。


これは自由貿易ではない。恐喝だ。そして忌まわしいものだ。


ソース先(英語)
http://rt.com/op-edge/us-trade-tpp-wikileaks-734/

http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/443.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 米国に盗聴されても構わないと言った政府答弁書  天木直人 
米国に盗聴されても構わないと言った政府答弁書
http://blog.goo.ne.jp/ichimurasan2006/e/d14aeec74dd35f34bfd4c770dbd1e222
★「天木直人氏の視点ー(2013/11/17)」★ :本音言いまっせー


 少し前の記事であるが11月13日の産経新聞がわずか三行の次のような小さな記事を掲載していた。

 すなわち「米盗聴疑惑『日本での問題はない』」と題するその記事の全文を以下の通り引用してみる。

 政府は12日の閣議で、米国の情報機関による日本政府要人への盗聴の可能性について
「情報保全上の問題があるとは考えていない」との答弁書を決定した。

 これは閣議決定を経た政府の公式見解だ。

 かつては盗聴疑惑を否定していた政府も、
さすがに米国関係者の証言やスノーデン告発などで日本も盗聴されていた事をもはや否定は出来ない。

 盗聴されていましたとは明言できなくても、小野寺防衛相などは「盗聴されていたとすれば遺憾だ」などと事実上の盗聴を求めている。

 それにも関わらず「情報保全上の問題があるとは考えていない」という。

 これはどういう事か。

 情報保全に不備は無かったと言っているのだろうか。

 そんなはずは無い。不備があったから盗聴を許したのだ。

 要するに、この政府答弁書は「米国に盗聴されても構わない」、「米国だったら問題にならない」と言っているのである。

 これは、物凄い答弁書なのだ。

 こんな国は世界ひろしといえども皆無に違いない。

 どうせ占領されているのだから仕方が無いと言っているようなものだ。

 この答弁書についてはそのうち誰かが問題にするだろうと思っていた。

 しかしそれから数日たっても誰も問題提起しないし、メディアはこの答弁書についてその後何も書かない。

 そちらのほうがもっと驚く。

 もはや「さらば日米同盟」などといって対米自主、自立を訴える自分が馬鹿みたいに思えてくる。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/444.html

記事 [政治・選挙・NHK156] TPPは既にもう実質崩壊している(WHOのドーハ・ラウンド状態に陥る)
TPPは既に実質崩壊している(WHOのドーハ・ラウンド状態に陥る)

➀TPPの交渉内容がバレた。←ドラキラ作戦成功か?
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131113-00010001-noborder-int
【速報】ウィキリークス TPP秘密交渉草案をすっぱ抜く!
DAILY NOBORDER 11月13日(水)23時26分配信
ウィキリークスは、きょう(11月13日)、今月米国で開催されるTPP (環太平洋パートナーシップ)の知的財産権についての秘密交渉の草案をすっぱ抜いた。
TPPは、世界のGDPの40%以上を占める国地域で構成される世界最大の経済条約で日本も参加している。
ウィキリークスは、来たる11月19日から24日にかけて米ユタ州ソルトレイクシティで開催される予定の草案を入手し、首脳会議に先駆けて発表した。
※ドキュメントは下記から
https://wikileaks.org/tpp/
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➁ウィキリークスの内容は下記に説明が載っている。
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マスコミに載らない海外記事
秘密の環太平洋戦略的経済連携協定 (TPP) Wikileaks知的財産権の章の全草案文書公開
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/tpp-wikileaks-9.html
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➂アメリカ本国の議会でも反対意見が出始めている。
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街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋
どこまでもマチベンのブログ by岩月浩二@守山法律事務所(名古屋市)
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2013/11/post-6e8b.html
米下院議員、とくに与党民主党の大半の議員がオバマのTPP交渉にストップをかけたというニュースは、トップニュースでもおかしくないが、マスコミは、例によって無視すればすむと考えているようだ。仕方がないので、ニュースソースのURLを貼り付けておく。
民主党 Rosa DeLauro下院議員のサイト 151名
http://delauro.house.gov/index.php?option=com_content&view=article&id=1455:delauro-miller-lead-151-house-dems-telling-president-they-will-not-support-outdated-fast-track-for-trans-pacific-partnership&catid=2&Itemid=21
民主党歳入委員会のサイト 12名
http://www.larson.house.gov/images/11-8-13_TPA_Letter.pdf
共和党 Walter Jones下院議員のサイト 22名
http://jones.house.gov/press-release/gop-house-members-oppose-fast-track-trade-promotion-authority
共和党穏健派?のサイト? 6名
http://www.citizen.org/documents/joyce-fast-track-letter.pdf
無権代理人のオバマは議会に交渉権限を与えるように求めているが、これらの書簡はいずれもオバマの求める交渉権限に反対を明確にしている。
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➃アメリカの市民も反対の機運が出ている
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マスコミに載らない海外記事
3800万人の退職者が、医薬品価格を上げる"貿易"協定の条件を拒否する労働者や消費者に加わる
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/3800-17a7.html
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DTPPがWHOのドーハ・ラウンド状態に陥る←既に失敗状態
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2001 年 11 月に交渉を開始した「WTO ドーハ・ラウンド交渉」が、今年 10 年目を迎える。先進国と途上国との対立が解消されず交渉が決裂し、その後の金融危機を契機とする世界経済の停滞や、各国の関心が FTA/EPA締結交渉へシフトするなど、国際情勢が大きく変化する中で、WTO ドーハ・ラウンド交渉の先行きにも懸念が見られる。
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E「小さい象さん」からの提案
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(1)2013年11月2日の東京新聞の記事で、岡田広内閣副大臣がTPPは「特定秘密指定もありうる」との考え方を示した。
(2)安倍自民内閣は、森雅子少子化担当相を特定秘密保護法の担当に任命して成立を期している。
(3)日本では情報を真っ先に入手した鶴岡公二首席交渉官以下交渉担当者がウィキリークスに情報を漏らした可能性の蓋然性が一番高い。
(4)そこで、検察は、鶴岡公二首席交渉官を「特定秘密保護法」の情報漏洩の嫌疑で取り調べ、10年の懲役のための、裁判を始めることを提案する。
(5)そうすれば、罪刑法定主義の観点からこの法律は実行が不可能だ/清水勉弁護士(日弁連秘密保全法制対策本部事務局長)会見
http://www.youtube.com/watch?v=NXj59S6XEV4&feature=c4-overview&list=UU5oLRA4CAPwZdZ-o0yLF-Tg
といった問題点の洗い出しも出来る。

是非、この提案を内閣官房長官で国家安全保障強化担当でもある菅義氏に実行して貰いたい。法務大臣に指揮権を発動するように要請すべきだ。既存の公務員法にも違反し、秘密交渉であるため外国との誓約にも違反している。日本版NSCを盤石の内容にするためにも必要と思う。

http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/445.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 藤原、本澤対談:強権政治の病理とメディアの堕落 もうすぐ北風が強くなる


藤原 本澤

   強権政治の病理とメディアの堕落  藤原肇氏の「宇宙巡礼」から 『月刊ザ・フナイ2013年10月号』
         ―― 暴走する狂乱政治に盲従する”マスごみ”

藤原肇(ガイアドクター、構造地質学専攻、慧智研究所所長)
本澤 二郎 (政治評論家、[東京タイムス]元政治部長)

***堕落と腐敗を露呈する日本のメディア

藤原 今の日本のマスコミの堕落と腐敗は酷ひどいものですが、現役としてその世界に生きる本澤さんにとって、私の指摘は耳の痛い話かもしれません。
しかし現状を無批判に放置することは、「黙認は共犯」のフレーズを持ち出すまでもなく、次世代への犯罪行為になりますから、ここは声を大にして言わざるを得ません。

本澤 権力者が恐れ、警戒してきた藤原さんの鋭い指摘は、「江戸っ子」の持ち味であると同時にガイアドクターとしての診断でもあるわけですから、ワサビは効きすぎるくらいでちょうどいいと思います。
それに私自身も業界の堕落にはじっとしていられませんし、最近の反動路線の驀ばく進しんで日本の運命を狂わせかねない安倍政権にも強い危惧を感じていますので、徹底的で断固とした直言を期待します。国民の憤りも爆発点に近づいていることですしね。

藤原  現状の総括は、次の世代ひいては歴史に対する責務だし、それはきちんとやっておかなければならない。
日本の現状は真珠湾奇襲の直後にも似た国を挙げての興奮状態にあり、それが如何に異常か分からないまま異常が常態化しているといってもいいでしょう。
奇襲翌日の大手各紙は太字で「待望の日が到来した」とか、「今や枢軸国の日本は一億総勇士だ」という見出しを一面に仰々しく並べたものです。
それを著書に書いたので覚えていますが、誰もそれが亡国の始まりとは考えず、戦勝気分に陶酔していたわけです。

本澤  野党不在のまま自民党が選挙を制圧し、戦勝気分に包まれて陶酔しているという現状と同じですね。マスコミが実施した洗脳工作と不正選挙で野党が総崩れになって自民党が勝ったにすぎないのに、60 年前と同じ亡国に向けた大行進が始まっていると言ってもいいでしょう。
人気取りのための幻覚用プロパガンダに過ぎないアベノミクスに国民が誑たぶらかされているのだから、真珠湾の熱狂の再来そのものです。
国家主義しか頭にない安倍の戯言は、工業力の比較で30 倍の米国に戦争を仕掛けた当時の狂気と同じで、日本の財政破綻を救えるはずがない。

藤原  本澤さんは理性的でまともな判断力をお持ちだから、世界に通用する発言が出来る。
しかし今の日本のマスコミ界には、批判精神や歴史的な使命感という面で評価できるものはまったくない。
ロッキード事件があった1976年頃までは日本にも真の意味での言論界が存在していたけれど、中曽根内閣の売国政治によってそれがほぼ死滅し、マスコミの腐敗と堕落が本格化したのです。

本澤  それがいわゆる「マスごみ」化であり、その進行とともに日本の民主主義の空洞化が始まった。
バブル景気に陶酔した日本人が金儲け主義に毒されてしまい、売国政治が日本列島上に蔓延したのです。あの頃から既に30 年も経っているわけですが、日本はそのまま停滞し続けています。

藤原  私がマスコミと縁を切ってテレビや週刊誌に出ないようにしてから30 年になりますが、それでも1990年の湾岸戦争の時は、石油がらみの戦いでもあったので、プロの立場から『文藝春秋』に二回ほど記事を書きました。
ところがメディアの質の悪さに辟易させられ、執筆はそれを最後にして止めました。
あの頃は電通による支配が著しく、経済界の広告費や政府の機密費の影響もあって、まともな発言をする人がパージの憂き目に遭い、逆に御用評論家や売文学者の時代が本格化したわけです。

本澤 そういえば中曽根時代は転換期で、マスコミはロンヤス関係と囃はやし立て、日本の政治は中曽根が狙った国家主義路線に沿うように巧妙に操られましたね。首相による靖国神社参拝の問題も、中曽根政権の時に始まっていますしね。

***中曽根が狙ったファシスト革命の挫折

藤原  その通りです。若い頃フランスへ留学した時にファシズムとナチズムの勉強をしたお蔭で、私は政治宣伝の恐ろしさや国家主義の弊害の大きさはよく分かります。
だから1980年に出した『虚妄からの脱出』では、中曽根が権力に就いて国家主義革命を起こすのを懸念する立場から警鐘を鳴らし、『平成幕末のダイアグノシス』では、ホモ政治(※ 1)の病理分析をしたりしました。

本澤 松下政経塾政権はホモ政治だったともいわれますが、中曽根時代に源流があったのですね。
今にして思えば恥ずかしい限りですが、中曽根が政権を担当するまで、私はその応援記事を書いていました。
天皇制国家主義への回帰を狙って中曽根は国家主義を打ち出していましたが、当時は言論界が健在だったので、彼にはまだ正面突破をする勇気がなかった。

藤原  彼はナルシストで自己愛が強く、野望を実現するために命を賭けるほど軽率ではない打算主義者だった。
だから、マキャベリアンのように駆け引きと二枚舌で権謀術数を使いまくって長期政権を維持しただけでなく、最後にはダブル選挙という奇手まで使った。

本澤  「風見鶏」と形容された中曽根は政界の寝業師として敬遠され、その結果、一匹狼的にならざるを得なかったけれども、最後には田中角栄まで裏切った。
角栄をスケープゴートにしてうまい具合に首相に指名された彼は、ロッキード事件の陰の主役だった。
田中曽根内閣と揶揄されたのはそのためです。私が中曽根番記者だった頃の彼は、殖産住宅事件や明電工事件を起こすなど、カネの問題では悪名が高かった。
でも核武装用の原発推進については、その危険性について知らなかったので、彼に同情して知恵をつけたりもしたんです。といっても当時の中曽根には、右翼の児玉誉士夫やナベツネが背後にいても、国家主義革命を起こすだけの力は備わっていなかったですね。

藤原  30 年ほど前の中曽根時代でファシスト革命が実現しなかったのは、一つの奇跡というか、仏の加護があったんです。
中曽根がレーガンを相手に東京サミットを演出し、それを選挙宣伝に使って人気取りを狙ったんだけれども、独裁の実現を目指した総選挙では過半数を取れずに躓つまずいた。
その結果、彼の野望は崩れたのです。

※1  ホモ政治:欧米の枢軸につらなるエリートの中には、「秘密を守る」「生涯変わらぬ絆を確かなものにする」などの理由で、男色を用いてお互いの信頼関係を強化する伝統があるといわれる。

本澤 そんなことがありましたか。おそらく秘話に属する話だと思いますが、どんな内容だったのか興味がありますね。

藤原  韓国での国際会議に招かれた私は、ソウルからサミットを観察してそれを見破り、中曽根の野望を壊す作戦を考えました。
そこで仏様の自動書記になって、選挙の二週間前に発売される『文藝春秋』に「天動説の国・日本よ」と題して発表し、阿弥陀如来に希望を託したのです。
その記事で50 万人くらいの選挙民が自民党に投票する気持ちを失って、中曽根は過半数を確保できなくなったというわけです。その顛末は、時効でもあるし、『さらば、暴政』に発表しました。

本澤 あの『さらば、暴政』にあった話なら、ブログで紹介したので記憶にありますが、安倍の実情が徹底的に論証されていて、その全体像を知る上で参考になりました。
その中曽根が果たせなかった野望を、マスコミの堕落を利用して実現しかけているのが安倍ですね。
あの本で指摘されている通り、かつて政権を投げ出したにもかかわらず、民主党の不甲斐なさに加えて腐敗したマスコミによって安倍政権が復活したのは、返す返すも残念です。
あれだけ強烈な内容ですから、民主党や批判勢力があの本を活用して自民党政治の欠陥を暴けば、自公体制の復活はなかったかもしれません。

***メディアを支配した電通と三宝会

藤原 でも長く続いた自公体制は想像を絶するほどの影響力を持っていて、メディアはそれに完全に支配されています。
だから新聞や雑誌は『さらば、暴政』を完全に黙殺し、書評は『サンデー毎日』に斎藤貴男が書いた一つが出ただけです。
しかもあれは1000部買い取り条件つきの出版で、鋭い指摘は表現を改められた上に、売れ残りの引き取りまで要求された。新聞広告も私が費用を全額負担して『日刊ゲンダイ』の下三段に出したんですが、それでも書評がなくて売れ残りました。

本澤  それは驚きですね。本の出版広告は、出版社 がするものだとばかり思っていました。著者が広告費を負担するなんてことがあるとは……。
しかも、著者買い取りが条件なら自費出版と変わらないし、そこまでやらないと活字にならないなら、自由社会での出版とは言えませんね。

藤原 権力に向かって正論を吐いて真剣勝負を挑むには、そこまでやらなければならないんです。個人名をはじめ役職や地位を名指せば、出版社は名誉棄損訴訟を懸念せざるを得ない。
したがって自主規制的に削除する。批判的な言辞が、骨抜き表現に改められることも多い。
今の日本は共産国よりも酷ひどい状態で、どうでもいいエログロや金儲けの本ならいくらでも出版できるけれども、権力を徹底的に批判した正義の本はそうじゃない。

本澤 最近の書店に並んでいるのは、雑誌やマンガ、ハウツゥもの、金儲け本の類たぐい。売れそうもない堅い本は姿を消した感があります。
そうでなければ出版社も生き残れないという面はあるにせよ、苦労を重ねて取材してまとめ上げても、出版社が出そうとしなければ、励みにならないから誰も書かなくなる。
その結果、人材が育たない。最近は新聞記者の世界にもそういう状況が拡がってきていて、真実報道への使命感に駆られた志の高い記者より、サラリーマン根性の記者が圧倒的多数を占めています。

藤原 中曽根時代に電通支配が確立したわけですが、中曽根が選んだ竹下政権の時代には、言論を抑える三宝会が生まれた。
これによって大手メディアと財界が一体化したことについては、平野貞夫元参議院議員と対談で論じたことがありますがね。
中曽根はCIAと結んで日本の核武装を狙い、財界と組んで原発建設を推進したわけですが、それに協力したのが大手メディアだったという背景があります。

本澤 平野さんが暴露した三宝会の実態は、ジャーナリストの私でも驚くほどのものでした。

藤原  カネの力で国民を洗脳するために電通が情報支配と操作を担当し、言論界を無力化したのです。御用評論家抜擢の成果もあって愚民化が着実に進み、翼賛体制が日本を包み込んだ。
私も酷いケースを体験していて、光文社で出した『小泉純一郎と日本の病理』は小泉政権が絶頂期だった関係で書評ゼロ、いろいろな形の圧力を加えられました。
ネットで話題になったことから四刷りまで版を重ね、結局五万部も売れたんですが、その出版事業部は閉鎖され、古本も買い占められ、燃やされています。

本澤本 小泉時代は言論弾圧と情報操作で民主主義の空洞化が進みましたが、そうした状況の裏には、三宝会の存在があったわけです。
批判的な人は紙面やテレビに出さず、政府に楯突くような記事を掲載すれば、広告を引き上げると通告する。電通が新聞や雑誌をそう脅かすことによって、言論活動の制圧が実現したんですね。ソフトなテロル(※2)であり、犠牲者の一人が石井紘基代議士でした。

※2 テロル:「恐怖」の意。暴力行為や脅しによって威嚇すること。

***メディアの情報操作と不正選挙の席巻

藤原 新井将し敬( ※3)や中川一郎の死など代議士の不審な首吊り事件が続発し、小泉時代には何人もの新聞記者が奇妙な形で不審死をしています。
私はアメリカに住む地の利があったので大胆なことを記録に残しましたが、出版社や編集長に圧力が加えられたために、本の出版は不可能になった。
言論というものは、このようにして抹殺されるのだと実感しましたね。

※3  新井将敬(1948?1998):政治家。大蔵官僚。日本への帰化前の名は、朴景在。

本澤  国策逮捕が続発していたし、小沢一郎のような政治家までが政界から冤罪で葬られた状況からも、民主主義の空洞化は明白ですよ。
捏造された検察審査会の議決で小沢は民主党の代表を辞めさせられましたが、そんな謀略まで使われたということが、日本の政治の狂気を物語っていると思います。
その延長線上で不正選挙が行われ、自公体制が復活したわけですが、いまや日本は国家主義に雪な崩だれ込んでいるように感じますね。

藤原 新聞やテレビは検察審査会や不正選挙については報道も追及もせず、ウヤムヤのうちに時間が経過し、民主党は内紛でガタガタになった。
マスコミは小沢や鳩山のスキャンダルを叩き、ドサクサの中で菅直人が代表になり、マニフェスト放棄に等しい増税を主張したことによって、民主党への信用は雲散霧消してしまった。

本澤  その前に注目する必要があるのは、民主党の代表選挙のプロセスです。投票用紙の発送先が遠く離れた茨城県つくば市の郵便局、開票は東京、という奇妙な工作があった。

藤原  不正選挙問題について検索したら、総務省のサイトにある民主党の政治活動資金のリストに、ムサシ(※4)に支払った金額が公表されていました。
民主党の代表選挙は2010年9月であり、8月25 日に委託費として7170万円、10 月25 日には代表選関連費として8758万円が民主党からムサシに支払われている
この選挙で菅が民主党代表になり自動的に首相になったのだから、ムサシが不正選挙を手伝っていたとしたら、ムサシが日本の首相を決めたことになる

※4  ムサシ:株式会社ムサシのこと。選挙システムを請け負っている会社として知られる。本誌2013年3月号17?20ページに関連の記載がある。

本澤 かなり以前のことですが、その情報を私はネットで見ました。書いたのは確か植草一秀だったと記憶します。
つくば市で投票、東京で開票というのは選挙のやり方としておかしいとされ、それが小沢はずしだったともいわれています。
二度も無罪判決が出たのに、投票直前というタイミングで検察庁は、検察審査会による小沢の起訴を発表したのでした。
検察審査会の存在が架空のものではないかという疑惑が持ちあがった背景には、審査会の11 人全員が起訴に賛成したという、通常ならあり得ない事態があったからです。

藤原 小沢が情報コネクションをCIAから英国のMI ?6に移し、反米路線を鮮明にしたことに対する報復の格好で、小沢つぶしが激化したと聞いています。
その転機となったのが菅直人副首相の訪米だった。彼はアーリントン墓地に詣でた際に、首相になる“秘訣”を学んだ。
しかも次期首相としての任務を与えられ、密かに転向して党内の“トロイの木馬”と手を組み、民主党の乗っ取り工作を実行した。

本澤  ムサシは選挙銘柄として知られ、小遣い稼ぎにムサシ株を買っている政治家もいると聞く。だから日本の選挙は、選挙委員会ではなく、営利を目的とする私企業の利権になっているというわけです。
そして民主主義は“お題目”になり果て、不正が横行しました。ムサシは自民党のみならず、民主党をはじめ全政党に食い込んで不正選挙を推進してきたといわれ、違反選挙を誰も批判できない。

藤原 菅の首相就任が仕組まれたものなら、不正選挙を民主党が追及できずにウヤムヤになったのは当然です。
民主党にはアメリカで訓練されたネオコンの手先が“トロイの木馬”の形で分裂工作員として送り込まれ、菅が叛旗を翻すのを待っていた。その合図が消費税増税の宣言です。

本澤  増税という公約違反は奇襲であり、お蔭で民主党の信用は崩壊、これは自民党にとっては神風になりました。
しかも、不正選挙がまかり通り、選挙結果など信用できないのに、マスコミはそれを取り上げない。
だから国民は詐欺にあったも同然で、投票も民主主義も画に描いた餅にすぎない。こうなるとムサシが選挙を乗っ取ったようなものですけど、そのムサシの後ろには誰がいるのでしょうか。

***金融による財閥支配の復活

藤原  ムサシの背後には、ゴールドマンサックス(GS)がいます。選挙操作に関与していれば、これは謀略以上の政治操作です。
GSが米国の政治を操ったことはよく知られていて、ルービンポールソンは財務長官として辣腕を揮い、相当あくどいことをしたといわれています。
そのうえギリシャ政府には、ニセ情報を使って経済破綻の原因を作る仕掛けもしたとも。
破綻した長銀に8兆円の税金を注入し、10 億円でハゲタカファンドに売却した時に財務省のコンサルタントだったのがGSです。
日本を食い物にした凶状持ちと言っても過言ではないでしょう。

本澤 GSは金融相だった竹中平蔵と親しく、日本郵政公社が持つ預金を狙って民営化を小泉首相にやらせたけれど、その仕組みは未だ解明されていない。
この郵政民営化に関する政治工作は、おそらくロッキード事件以上の疑惑ですが、検察もジャーナリズムも何もしない。

藤原  GS会長から財務長官になって略奪財政を推進したポールソンは、竹中と何度も会って圧力工作を行い、特に緊密な関係にある住友の会長、辣腕の西川善文を郵政公社の総裁にしました。
彼は民営化後、日本郵政の初代社長になり、郵貯や簡保のカネを武器に日本の産業界の支配を目指しました。
そのために住友と三井を組み合わせたわけですが、その背後にGSとロスチャイルドがいた。

本澤  最後のバンカーと呼ばれる西川善文の海外コネクションは強力ですから、民主党政権は西川社長を更迭しました。
でも自民党が勝って誕生した安倍内閣の下では、驚いたことに、東芝の社長だった西室泰三が日本郵政の社長に就任しています。しかも、民主党色を一掃するために、取締役18 人のうち17 人を解任しました。
東芝は三井の中心的な存在だから、財閥による経済支配が進んでいることの危険性が論じられないのはおかしなことです。
GHQによる財閥解体の成果か、戦後日本では「財閥」は「大企業」と称されるようになっているわけですが、戦前も戦後も、実質的には財閥がカネで政治を動かし、日本を支配し続けているのです。

藤原  戦前の財閥は経済と軍部を動かして侵略主義を実行していましたが、戦後は経済とともに官僚を操って政治を支配する方法まで使い、国家資本主義を復活させようとしています。
安倍が唱える「戦後政治の総決算」とは、麻生が礼賛するナチス型の路線や昭和初期にも共通する相似象としての国家主義と軍国主義であり、その推進は亡国への突進に他ならないのです。

本澤  主権が国民の側に存在せず、大手町に君臨する財閥のカネに操られた政治家や官僚が力を持つ。その背後には国際資本が控えているという構図ですね。
さらに役人の天下りと公団の蔓延によって、日本は官民癒着の白アリ天国になった。初期の民主党はそれを変えようとしたけれど、政治家やマスコミがカネに釣られて売国行為に終始しているうちにメガバンクが中心軸を握り、財閥が不死鳥の如く復活したんです。

藤原 過去30 年にわたる日本の政治は、金融を巡る不祥事の連続であり、それに注意を奪われていたら、危機の中で金融の再編成が進み、ほとんどの銀行が弱肉強食で消えた。
その結果が三井住友銀行の誕生です。
全く歴史が違う旧財閥が合体したのは不思議な縁組みであるにしても、なんでこんな組み合わせが出来たのか、その意味が分かる日本人はいない。

本澤  確かにその通りです。三井と住友が一緒になることで国民にどんな利益があるか、誰も説明できないままに独占禁止法違反が強行され、日本に超財閥が復活したというわけです。また海外派兵できるように憲法を改め、自衛隊に海兵隊を作ることで、専守防衛から脱却しようとしているのです。

***ゴールドマンサックス(GS)と住友

藤原  その源流は中曽根時代にあります。30 年前に彼がまいた種が発芽して現代のファシスト革命になることは、『平成幕末のダイアグノシス』に書きました。
中曽根が作ったバブルの好況時に住友銀行はGSに資本参加して、闇金融である平和相互銀行を吸収した。
しかも、イトマン事件との絡みで裏社会と結ぶ金融機関に変貌を遂げた。

本澤  そういえばイトマン事件や平和相互銀行事件などが続き、「向う傷は問わない」の名言で知られる住銀の磯田天皇が問題を起こした。
また1985年のプラザ合意で円高が始まったので、日本経済は大激動に見舞われましたが、あれも中曽根政治が残したツケだし、今にして思えば“懐かしい”事件です。

藤原  日本人が国内のバブルに浮かれて株や土地転がしに熱狂した時期に、国際金融の舞台では様々な興味深い事件が起きた。
バチカンの闇資金を扱う銀行だったアンブロジア銀行のカルビ頭取が、ロンドンで首を吊って死んだ事件もあった。
この銀行がスイスに作った子会社が、イタリアに近いルガノのゴッタルド銀行です。
破産後に住銀が買収したために、住銀には裏世界の血が資金として流れ込み、表に出せない問題が激増したんです。

本澤  そんな事件は日本では報道されませんから、誰も知らないと思います。秘密に包まれた金融界のことなのに、なぜ藤原さんは知っているのですか?

藤原  イタリアの大疑獄、フリーメーソンのP2事件として話題になりましたよ。
松本清張も『霧の会議』に書いたし、国際的にはよく知られた事件です。
私の留学時代の知人が関係していたので、調べたことを自著で触れたら、ゲラまで出来ていたのに出版中止の憂き目に遭いました。だからこの事件には、苦い思い出があります。

本澤  イタリアの疑獄事件だったのに、どうして出版中止になったのか、とても興味を掻き立てられます。その裏話をぜひ伺いたいものですね。

藤原 その本は、『経世済民の新時代』というタイトルで徳間書店から出る予定でした。当時の徳間康快社長が最後の段階で読んだところ、激怒して出版が中止になったんです。
「スイスの子会社のゴッタルド銀行を住友が買い、竹下が蔵相として住友に近かった」という一行が社長の鋭い記者感覚を刺激して、本が葬られる原因になったというわけです。
しかも当時の私は余計な勇み足まで冒した。「住友と竹下の接点でイトマン事件をはじめ、佐川急便事件を導火線にして暗殺事件が続き、最後の砦の大蔵省や金融界にまで達している。現に、日本で最初に8000億円の償却を行い、事実上のモラトリアムをしたのは住友銀行だった」と、無用な解説までしたんです。
実は徳間書店は住銀に1150億円の借金があり、したがって住銀の話はタブーなのに、うっかり地雷を踏んでしまった。読者にとって分かり難にくくても、無用な解説は慎むべきだという教訓を私は学んだわけですが、この体験は実に貴重でしたね。

本澤  徳間康快社長は切れ者で知られていますが、 カネを借りる名人としても有名でした。私がいた『東京タイムズ』の社主でもあり、もの凄い辣腕経営者でもありました。
「カネはいくらでもある」と大見えを切り、それに期待して待っていたら、カネがあるのは銀行だったという話があるほど、豪快な経営者でした。

藤原  警察官僚で読売の社主だった正力松太郎は「ポダム」の暗号名を持つCIAの代理人でした。
だから読売新聞は、CIAの東京窓口、対日工作の拠点として活動していたんですね。
その読売の記者のうち、渡邉恒雄(政治部)、氏家齊一郎(経済部)、徳間康快(社会部)、竹井博友(社会部)の四人は四天王と呼ばれていたわけですが、彼らは読売が育てた“ 紅烏”の巨人として日本の反動路線の作戦本部を請け負い、日テレがボイス・オブ・ジャパン役を果たしていました。
もう少し四天王の話をすると、戦後に発生した読売争議の時に、共産党の影響を受けた活動家の扇動で読売新聞は経営危機に陥ったんだけれども、その際に活躍したのが四天王だった。
その頃公職追放中だった正力松太郎は争議後に復活してCIAに雇われ、原子力行政を推進しながら、日本を黒い霧で包み込んでいったわけです。
四天王は正力の忠犬ハチ公でしたが、本心は烏のように黒くても、時に応じて紅軍の色をまとうという意味で紅烏なんです。赤から黒へ転色自在の紅烏は、彼ら四天王のイメージにぴったりでしょう。

本澤  それで読売の役割がはっきりしました。しかし、そういった情報はあまり知られていないと思うんですが、どうやって藤原さんは知ったのですか。

藤原  外国人記者が私のニュースソースです。帰国した時に特派員協会に行って、彼らから取材するんですよ。
『朝日と読売の火ダルマ時代』とか『夜明け前の朝日』にヒントを断片的な形で書いたので、鋭い新聞記者なら読んでいるはずです。
ただ、読み抜かれたら命が危ないから、知っていることの3分の1で抑え、情報を分散するようにしましたね。
そのお蔭で74 歳の今日まで無事に生きて来られたわけ ですが、油断すれば、事故死か暗殺の対象になっていたでしょう。だから、正攻法で巨悪に挑戦している本澤さんは、くれぐれも油断せずにご用心を……。

本澤  そうですか。どうも有難うございます。充分に用心することにしますが、調子に乗っていろいろな雑誌で藤原さんと対談してきましたから、もう手遅れかもしれません(笑)。
とはいえ、言論活動に命を賭けるのはジャーナリストとして当然ですから、これからもビクビクしないで真相に迫っていきたいと思います。ところで住銀とGSにまつわるバチカンの件は、その後どうなったのでしょうか。

藤原  ゴッタルド銀行の買収は西川案件だし、取り仕切ったのは西川善文の右腕、その功績で後にトップになった三井住友銀行の奥正之頭取です。
彼は住銀にGSの資本を受け入れたんですが、住友・三井合併の狙いは、日本トラスティ・サービス(JT SB)などの信託業務にあります。細かいことについては言えませんが、JTSBを掘り下げて分析すれば、その答えが見つかるはずです。
JTSBは日本の大企業の主要大株主だし、日本郵政の債権管理までやって基幹産業を抑えていますから、これを通してGSの長期戦略を遠望することは可能です。

本澤  GSの長期戦略の内容を知ることで、国際金融機関が狙っているものがいったい何であるかが分かるのですか。

藤原  評論家たちが雑誌や新聞の記事をツギハギして書いた二次情報は、表層に過ぎませんから、いくら読んでもダメですね。
でも、行間を読み抜けば役立つのは、GSのスパイ役だったともいえる鈴木啓功が書いた、『ゴールドマン・サックスが解れば世界経済を操る大謀略が見えてくる』という本です。
また、GSに長年勤務した末に裏切られて辞めた神谷秀樹の『ゴールドマン・サックス研究』などの著作を分析すれば、内部情報の一部が透けて見えてきます。

本澤  情報の核心のガードがそれほど固くて真相に迫るのが困難なら、GSの正体は尻尾も掴めないですね。

藤原  だって、ムサシの不正選挙も発覚しないし、民主党政権が雲散霧消して自公体制が復活した理由も何十年かしないと真相は分からないでしょうからね。
ただ、三宝会があるし、市民派と称した菅直人の裏切りが女性コネクションか何かに関係していたというヒントはあります。といっても、それ以上のことは「藪の中」の物語です。

本澤  その「藪の中」の物語というのは、どんな内容のストーリーなのですか。

藤原  それはピーター・ドラッカーを追悼した他誌の対談でも触れたことですが、最近のさばって日本を食い物にしているコロンビア大学のジェラルド・カーティス教授の翠(みどり)夫人は、菅直人の伸子夫人と津田塾大学の同窓なんです。
小泉進次郎の育ての親でもあるカーティスはジャパンハンドラーズの三流政治学者ですが、夫人の力で菅直人を米国の傀儡にし、クーデターで鳩山内閣を乗っ取った
その陰にはC IAの転覆作戦がありましたが、世界中に似たような例はいくらでもあります。

本澤  そんな謀略があれば恐ろしいことです。あれだけ権勢欲が強い菅直人なら、首相を餌にして釣りあげることは、それほど難しいことではない……。

藤原  ユノカル石油のカルザイを引き出してアフガニスタンの大統領に仕立て上げた、あのCIAにとってみれば、それくらいは朝飯前でしょう。
こうして急きょ発足した菅内閣ですが、マグニチュード9の大地震、そして福島原発の事故のために、前代未聞の大混乱に陥った。

本澤  原発事故への取り組みの失態に尖閣ビデオの不始末が加わって、菅内閣への不信が高まりました。
結局菅内閣は野垂れ死にしたようなものですが、そのドサクサに紛れて誕生した野田内閣も、松下政経塾出のモヤシ政治家ばかりで全く役に立たなかった。

***日米合作・野党壊滅作戦の発動

本澤  メディアは結局、フクシマ関連で事実の報道をしなかった。しかも御用学者を動員した安全神話で、原発の再稼働までしようと足掻いたものです。
だから国民は、繰り返される大本営発表がデマだと見抜いた。民主党のウソにイヤ気がさしたんですね。
それを絶好のチャンスと捉えた自民党は、マスコミを動員して野党を分断し、不正選挙で国会を制圧しました。

藤原 米国や中南米で実験済みだから、処女地である日本での不正選挙などはお茶の子さいさいで、追及されることなく大成功でした。
米国でノウハウを習得した世耕弘成が、自民党の“広報部長”としてマスコミを完全に統括したんです。
だから民主党も野党も惨敗し、安倍の突撃隊が大量に現れた。でも連中のほとんどはタレントや世襲議員だから、新顔に何を期待してもムダです。

本澤  公共放送NHKの会長までが元国鉄の労務対策の専門家だし、安倍は番組に圧力を掛けた前科持ちでもあります。だから日本版のNSC(国家安全保障会議)を設置して、情報統制を狙っています。そうなれば、国民は完璧に監視されてしまう。
また、松下、トヨタ、電力会社の広告御三家が電通を通じて巨大な宣伝費を使い、国家主義のプロパガンダを進めれば、金で動く「マスごみ」はイチコロです。
皇国史観を信奉するように国民を仕向け、ナチス政治に移行させたいという野望は、麻生の改憲発言に現れているように、安倍の執念になっていますね。

藤原  「ある日気が付いたら憲法が変わっていて、誰も気づかないうちに改憲していた、あのナチスの手口に学んだらどうか」という麻生発言は、ハイパーコラム(※5)のない単細胞発想で、姑息な考えです。
そんなワイマール憲法潰つぶしに学ベという麻生は、ヒトラー崇拝者を副首相に持つ「日本」のネオナチ政権の正体を曝し、日本の政治の後進性を印象づけた

※5  ハイパーコラム:多様性を内包して、あらゆる状況に柔軟に対応できる、普遍的な能力を持つ主体のこと。「生命知としての場の理論」で清水博教授が展開した概念。

本澤  それにしても、歴史の教訓を学べない男が、閣僚の上に君臨する副首相でもあるのに、罷免できない安倍の無責任さは、情けない限りです。
もっとも、麻生より前に退場すべきは安倍なんですけどね……。

藤原 いまや自民党は、国家主義の亡霊に憑依されたカルト集団に成り果ててしまいました。
「平和憲法をヒトラー流に封じ込めよ」と叫び、その実行に夢中になっていますが、政権に多大な影響を及ぼしているものに創価学会と統一教会があると言っても、けっして過言ではないでしょう。
麻生や安倍はもとより、ジャーナリズムの歴史認識、特にナチス理解はお粗末なものです。
ナチスが選挙で三割しか議席がない状況で、ヒトラーは首相に任命されている。
そこで議会解散で総選挙に出て、次に国会議事堂に放火してから、犯人は共産党員だったとデッチ上げて逮捕した。
しかも共産党の当選議員を無効にし、ナチス党員を当選させるという策を弄し、3分の2の数を確保、全権委任法で独裁を確立している。
自民圧勝の手口とよく似ていませんか。その本質は謀略によるおぞましい強奪主義で、まさにアベジェクシオン(※6)の実現です。

※6 アベジェクシオン;フランス語のアブジェクシオン Abjection (「おぞましい」の意)から来ている。本誌2013年5月号25ページ参照。

本澤  自由と民主を掲げる自由民主党が、おぞましくもカルトに憑とりつかれたというわけですね。その点で安倍と小泉は写し鏡とも言えますが、それよりも、昭和初期のファシズム時代によく似た現象だから恐ろしいのです。

***ヒトラーの亡霊が迷い出る危険

藤原  中曽根が首相だった26年前も、演技政治が国民を陶酔させていました。
そんな熱狂は周期的に出現するのか、小泉時代にも現れました。
そこで『小泉純一郎と日本の病理』に所見を書き込んだら、ヒントに注目して調べる読者が現れた。

本澤  小泉が芸者を絞め殺したという噂や婦女暴行をもみ消したという話は、週刊誌や夕刊紙で話題になっていました。もし、そうした行為が現実にあって隠蔽されていたなら、小泉の演技政治の興奮は狂気だったともいえます

藤原  あの本は、狂気が支配する日本を海外から見て、歴史の証言を残す必要があると感じたのでカルテとして書いたのに、肝心の病理診断の部分が5分の1も削除された状態で出版になった。
だが、世界の読者のために出た英語版『Japan's Zombie Politics』には、日本語版では削除になった病理学的な診断部分が復活しています。
この本に触発されたジャーナリストの何人かが真相の解明に調査報道を試みたのに、妨害と弾圧で活字にならなかった。中には冤罪で臭いメシを食わされたという話があります。
本人が著者の私に打ち明けてくれましたよ。もう時効だから言いますが、それは『月刊日本』の南丘喜八郎編集主幹です。日本の言論統制は、民族派の彼にさえ弾圧を加えるほど酷い状態だったということです。

本澤  自由な国と一般に思われている日本にしては、信じられないような言論弾圧ですね。当時のマスコミは小泉を改革者だと見て熱烈な声援を送り続けたため、亀井静香代議士は国賊扱いだったし、とても小泉を批判できる状況ではなかった。
あの頃は国策逮捕が猛威を揮ったし、郵政民営化問題では自民党が分裂しました。亀井静香たちは踏み絵による処刑を受けたようなものですが、郵政選挙に圧勝した小泉は、得意満面で織田信長を気取っていました。

藤原  信長でなくヒトラーでしょう。国民が熱狂したので、小泉は「大衆は騙されたがる」と内心で思ったに違いない。

本澤  いえ、小泉は実際、信長を尊敬していました。それに、劇場政治の手口は学んだにしても、ヒトラーほどの演技力はなかった。

藤原 演技力で劣っていたにしろ、深層心理を支配していたのはサイコパス(※7)に伴う独裁者のイメージで、それは彼の行動に現れています。訪欧三国の旅でドイツを訪れた時に、小泉はシュレーダー首相に案内させて行ったバイロイト音楽祭でワグナーを聞き、敬愛するヒトラーを追想している。また、日米サミットの時にもメンフィスに行き、プレスリーの館でロカビリーを踊るという醜態を曝け出しています。

※7 サイコパス (Psychopath):反社会的人格の一種を意味する心理学用語。

本澤  この前の麻生のナチス発言で分かりますが、国内向けの幼稚で軽率な発言でも、今では瞬時に世界に伝わってしまう。
そういう時代に、恥も外聞も なく愚劣な発言や行動をする人でも、当選すれば議員や大臣になるので、「悪事千里を走る」が現実のものになります。

藤原  そうです。選挙という言葉の意味論としては、「選ぶ」ことと「取り立てる」こと。
「選ぶ」という行為は質の良いものを識別することに他ならないし、「取り立てる」とは、然るべき役割を与え、能力を発揮させるための営みです。
だから昔は代議士を指して「選良」と呼んだものですが、今は選ぶ者も選ばれる者も、質や能力は無関係の人気投票だと思っている。たんなる好き嫌い、気分に基づくものでしかない。

本澤  民主主義が堕落しているということですね。

藤原 本来は適格者だけが座る地位に、教養や使命感において引けを取る人間が紛れ込めば、維持されている秩序を乱し、健全なシステムを狂わせてしまう。
言うならば、社会が健全に機能しない病的な状況になってしまうということです。だから今の日本は、もはや危篤状態に陥っていると言ってもいい。

***多様性の消失

本澤  日本の政治が証明しているように、組織がまともに機能していないし、生命力が衰えているのは明白です。
収入はそのままで税金や社会保険料は増え、原発事故で放射能を撒き散らし、国民はストレスで不安に陥っている。政府は戦争の準備に熱中しており、近隣諸国とは紛争や対立が続くので、人々は未来に対して希望が持てません。
こうした閉塞状態に国民が包まれているのに、メディアはまるで無関心です。国民の多くは打開策を模索していますが、社会のレベルでは何も変わろうとしない。こうした行き詰まり状態に陥っているのに、国民は反抗さえしない。
一方の政治は、自らの異常を異常と感じる能力さえ失っている。この有機体としての日本社会の生命力が衰えていく状況は、ガイアドクターとしての藤原さんの診断だと、どんな病理現象なのでしょうか。

藤原  生命知のレベルで生理が狂って、病理現象が発現しているようなものですから、典型的な末期症状です。
社会の脳機能である政治が狂ったのは、病理学的には病原性突然変異です。生命力が衰退しきっている証拠でもありますね。

本澤  衰退していることは分かるし、狂っていることも明白ですが、なぜこんな状態になってしまったか、その辺に関しての説明はできませんか。

藤原  説明は大学の先生がすることで、私の仕事じゃありませんからね(笑)。といっても自分の頭で考えることは大事だから、参考になるヒントを提供しましょう。
最近の遺伝子学の成果にボトルネック効果(※ 8)というものがありますから、調べたらいいと思います。これはヨーロッパではバカロレア(高卒資格試験)にも出るテーマですが、日本では大学生でも知らない人が多い。
そんな実態は、原発事故への無策ぶりを見て日本の衰退を危惧する人が欧米には大勢いるけれど、日本人がほとんど脳天気なのと同じですね。

※8  ボトルネック効果:生物集団の個体数が減り、その子孫が再び繁殖した時に、DNAに多様性のない均一集団として異常遺伝が発生することを指す。

本澤  日本人にも原発の恐ろしさを感じて即時廃止を主張する人は多いのですが、マスコミが報道しないだけでなく、政治家や財閥が原発賛成だから、せいぜい稼働中止くらいしか出来ない状況です。
特に酷いのが政治家の危機意識で、与党も野党も原発推進の立場であり、外国にまで輸出したいと考えている。

藤原  まさにそんな、思想や意見の多様性が失われた結果としての絶滅の危機やご臨終を指す概念が、ボトルネック効果と呼ばれているんです。
これは遺伝子学や人類学に有効であり、社会病理学で絶大な成果を上げているので、自民党政治の病理解析にも最適でしょう。
昔の自民党には多様性があり、自由派や保守派の他に無派閥も大勢いて、共存を容認する寛容性もあった。
ところが、密室の闇取引で誕生した森政権以降は清和会が権力を独占し、異なる意見を排除してきた。
その結果、独裁者に従う茶坊主で身内を固め、一枚岩の団結力を誇示するようになってきているというわけです。

本澤  昔は宏池会や田中派などの他に、いろいろな考えを持つ政治家や宇都宮徳馬のような一匹狼もいるなど、自民党も百家争鳴で賑やかでした。
しかしスターリン的な粛清傾向が排他主義を生み、お友達や世襲議員が群がったり、身内だけで徒党を組んだりという状況が常態化しています。結果的に、いい意味で個性的な人は誰もいなくなりましたね。

藤原  それが多様性喪失の原因です。
生態学的には、身内本位になったので、行き着くところは近親相姦の日常化、劣性遺伝子の発症というわけです。
近親相姦の禁忌化はヒト科が獲得した重要な知恵の一つです。健全な生命の伝達法ですからね。
民主制が独裁制に勝っているのは、多様性を保持する選択に基づいているからに他なりません。
だから劣性遺伝の卓越を上手に避けることで、突然変異によって悪魔が出現するのを回避できる。独裁はスターリンやヒトラーを生み、類族絶滅の危機を招き寄せます。
今まさにその危険性を感じさせるのが、安倍や麻生の自民党といえる。

本澤 今の説明を聞いて納得できたのは、多様性を保つことの重要性です。多様性の確保は、独裁制を回避するためにも大切だということですね。
民主党が壊滅した最大の原因も、菅直人に始まった排他主義の蔓延でしたからね。まるで学生運動のゲバルトのように、反対意見の存在を認めず、それを圧殺したわけです。
鳩山や小沢を異端として排除した純化方針の結果が、今日の民主党の姿ですからね。
ところで現状の独裁志向は、日本だけでなく世界をとんでもない状況へと導きかねません。安倍が政府専用機を使って日本製原発の売り込みに奔走する姿は、地獄の使者そのものですからね。

藤原  しかも、フクシマの放射性廃棄物は日本列島や太平洋を汚染するだけでなく、地球上の全生命に悪影響を及ぼしかねない。
ガイアが死の惑星になるかもしれないという危機的な状況を前にして、次の世代の幸せどころか、愚劣な戦争ごっこの白昼夢を見ている。
リーダーとして失格と言わざるを得ません。 仮に殺されても、日本人であれば、言わずにいられないことは言うべきだと私は思います。
治安維持法や白色テロ(※9)が横行し、憲兵や特高警察が国民を睥睨した、あの東条英機が君臨していた時代でも、「朝日新聞」は「戦時宰相論」を活字にしています。

※9  白色テロ:君主国家の為政者、あるいは保守派などの反革命側によって、政治的敵対勢力に対して行われるテロ行為や暴力的弾圧のこと。例えば、言論統制や不当逮捕、投獄、拷問、処刑、拉致、誘拐、暗殺など。

本澤 真に勇気ある発言が姿を消しているというジャーナリズムの現状は、堕落としか言いようがありません。それに対しては、私としても実に心苦しいですね。

藤原 DNAはミクロの世界の問題ですが、より大きな宇宙次元の事柄として核エネルギーを考えるなら、そこに突破口があると私は思う。なにしろ核エネルギーは太陽系のもので、地球にとっては悪魔の熱源だから、原発は即時廃棄を決定すべきであり、それが世界への貢献になる。

本澤 人間に核のコントロールは出来ないし、日本が最初の被爆国であると同時にフクシマの問題を抱えているわけですから、その責任は非常に大きいと思います。

***日本から世界に発信するメッセージ

藤原  その点で8月9日の長崎市長の発言は、世界に誇るべきメッセージでした。「被爆国の原点に返れ」という精神は、日本人全員が発信すべき声でもあったと思います。1億2000万人の日本人を代表する立場を意識した、あれだけ内容のあるメッセージを日本の首相が発信し得なかったことは、惨めな日本の立場を象徴しています。
しかしそれを長崎市長の勇気が克服したとも言えるでしょう。

本澤  私も「長崎平和宣言」を読んで、誇るべき内容であると思ったし、全世界に実況で伝えられた田上市長は、その誠実さと責任感を強く放射することによって、素晴らしい体験を人々に与えたと感じました。それに対して安倍の憮然とした表情は、恥ずかしい限りでした。

藤原  最も印象的だった長崎市長の発言は、「核兵器の非人道性を訴える共同声明に、日本政府は署名せず、世界の期待を裏切りました」から以下の部分です。
英語のbetraying(裏切る、だます)という言葉は、安倍にピッタリだと思われても致し方ありません。
世界基準で認められた放射能の被爆限度は一年僅か1ミリシーベルだというのに、日本政府はそれを20 倍に引き上げて、子供たちの未来を二の次にしました
しかも、太平洋に流れ出た汚染水は、ストロンチウムとセシウムによる汚染が30 兆ベクレルの数字を記録している。
だから太平洋の魚は食べるなというニュースがテレビで流れたと、米国の友人が知らせてきました。

本澤  オリンピック招致の席で欧米のジャーナリストは福島の放射能事件を取り上げて執拗に質問しました。最後のプレゼンテーションの場でも、駄目押しの質問が出て安倍が答弁、安倍は日本語ではっきりと「汚染水は、福島原発の0・3平方q内に完全にブロックされている。全く問題はない」と胸を張った。
イギリス人コンサルタントの智恵だったのかどうか不明だが、安倍はとんでもない嘘をついて、2020東京五輪という利権を獲得した。 要するに、安倍は国際社会に向けて日本人の代表として、とんでもない嘘をついたのです。
嘘に騙されたIOC委員にも責任はあるが、大嘘をついた安倍は一人の人間として、また新たな汚点をつけたことになります。
さらに問題なのは、これを大嘘だと報道しない日本の新聞テレビでしょう。

藤原  安倍は連日のようにマスコミ幹部と会食し、マスコミ対策に躍起となっている。これでは、緘口令が敷かれていると言われても仕方ないでしょう。

本澤  東電福島の1号機、2号機、3号機は炉心が溶け落ちて、地下水脈に達している。そこから放射能は、2年以上も海洋に垂れ流されてきていた。最近になって汚染水の無数の陸上タンクからも、海に漏れていることを認め、ようやく対策をするという政府方針が決まった。
その経費470億円に対して、オリンピック招致には、その10 倍の5000億円をかけたと言われている。
五輪利権は財閥利権です。五輪推進スポンサーを分析するだけで、それは十分に分析可能ですよ。建設・不動産の財閥企業へと、主に税金は流れ、政界には5000億円の3%が流れるというのが一般常識になっています。五輪腐敗に目を光らせるジャーナリスト養成が急務ですね。

藤原  現在の日本から出ている情報は、ほとんどがネガティブなものです。そんななかでひときわ輝いていたのが、長崎市長が発した平和宣言と、オリバー・ストーン監督の講演でした。
オリバーの講演は日本政府の欺瞞に対して一矢を報いるものであったと同時に、誠実なメッセージでもありました。
私は各国語に訳した平和宣言の記事とオリバーの講演ビデオをまとめて、全世界で活躍するジャーナリストの友人たちに、インターネットを使って送信しましたよ。

本澤  藤原さんの言論活動の舞台は地球規模で広がっているから、われわれから見ると実に羨ましい限りです。
しかし日本にも、次の世代のことを真剣に考え、美しい環境と平和を求めることに生き甲斐を感じている仲間がたくさんいます。私は国内のそういう人たちに向けて、日本を破滅させないことを目指しながら、言論活動を続けていくつもりです。

藤原  明治時代の日本人の中には、岡倉天心や新渡戸稲造のように、世界に向かって発信した人がいて、それを契機に友情の連帯が拡大したという歴史があります。
その中で私が一番好きなメッセージは、
西洋人は、日本が平和のおだやかな技芸に耽っていたとき、日本を野蛮国とみなしていたものである。だが、日本が満州の戦場で大殺戮を犯し始めて以来、文明国と呼んでいる」という、真摯だが皮肉を湛たたえた岡倉天心の言葉です。
首相の安倍が英語で読むべき本は岡倉天心の『茶の本』でしょう。しかもこの本が伝えるメッセージは、一億人が日本語訳で読む価値があると私は思います。
天心のメッセージに私が感じるのは、熱狂して戦いに勇み立つのではなく、落ち着きと礼節に満ちた環境に身を置き、均衡の取れた多様性を満喫し、遺伝子と同じ連環の意味を味わうことの大切さです。
これらはつまり、華道や茶道を通じて心を浄化してきた文化の精髄に他ならないと私は思いますね。


藤原、本澤対談:強権政治の病理とメディアの堕落 もうすぐ北風が強くなる
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-2008.html
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http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/446.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 働く者たちの声はどこへ消えたのか。(日々雑感) 
http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/3221189/
2013/11/18 06:40

 政治に影響力を与える「働く者」たちの声が日本の社会から消えて久しい。労働組合の組織率が26%を下回り、更に低下傾向にあるのも影響しているだろうが、労働組合の組織率にカウントされる「働く者」たちは非正規の一部と正規社員だけだから、実際は「働く者」たちの組織率はもっと低いとみなければならない。

 しかも問題なのは上部組織・連合の役員になるには単位労働組合の幹部として長年の実績を積まなければならないことだ。つまり単位労働組合で組合専従役員となって長年委員長を勤めあげるのが条件となる。そうした長年の専従暮らしを評して「労働貴族」と揶揄されることがあるのはそうした所以だ。

 さらに労働組合内民主主義が徹底されているか否かが問題となる。労働現場を離れて組合専従となることが一種の特権階級化し、毎年同じ人が幹部に選出され続けている組合が全国労働組合の殆どではないだろうか。

 そこに一種の企業経営者側との癒着が起こり「労使協調」の名の下にここ十数年も労働分配率が低下し続けたことが挙げられるのではないだろうか。闘う労働組合運動との認識が日本社会から薄れて久しい。5月1日のメーデーも年中行事の一つと化して久しいのではないだろうか。

 企業は誰のものか、と逮捕された日本のファンド運営者がほざいたことがあった。彼は「企業は株主のものだ」と主張した。実際にその事件のあった頃を境にして経営者たちは株主総会を以上に恐れ、株式配当の増額と経営実績に基づく高額な経営者報酬を求めるようになった。

 働く者たちの声が社会から消えたのに労働環境も大きく変わったことを挙げなければならないだろう。正規社員が全職種で6割を切り、それのみならず正規社員の非正規化を策す政府の動きから正規社員たちも目立つ活動をしなくなったのだろう。「働く者」たちの政党だった民主党が「消費増税」という「働く者」たちに対する裏切り行為に走った際に、連合はどのような反応を見せただろうか。そして今回、来年四月から消費増税を安倍氏が決定した際にどれほどの抗議行動を起こしただろうか。

 いわば連合も形を変えた官僚に過ぎない。財務官僚が赤字国債残高を楯にして「一律課税」の消費税増税を政治家たちに求めた際に、連合が政権に押し上げた菅民主党が易々と財務官僚の掌に乗ったことに全組織を賭した反対運動を起こすべきだった。菅民主党政権に反旗を翻すべきだった。それをしなかった連合を頂点とする労働組合は民主党と同じく国民の信を失った。

 非正規も含めた、全「働く者」たちの運動を起こさなければならない。経営者たちは政府に働きかけて「限定正社員」などの解雇自由な正社員を作ろうとしている。

 企業は誰のものか、と問い掛けた日本のファンドマネージャーは「株主のもの」だと世間に訴えた。しかし彼は間違っている。企業の成立要件として中学校の社会で「三要素」を上げている。それは「資本」と「土地」と「労働力」だ。資本とはまさしく株主を含めた資本家だが、土地とは企業が立地する地域社会のことだ。労働力とは「働く者」たちのことは論を俟たないが、問題なのは「土地」が経営者たちの脳裏から消え去っているのではないだろうか。

 企業立地として地域社会に対する責任を忘れては成立しない。そして「土地」とは地域社会を支えるのはその地域に暮らす多くの人たちのことだ。企業経営者が企業の社会性を失念して自らの保身と労働分配率を削減させて内部留保に走っている昨今の風潮は「土地」に対する大きな裏切りだ。そのことにも目を向けない労働組合はまさしく視野狭窄症に陥っているといわなければならない。「国民の生活が第一」の政治を政治家に求めるのが連合の本旨であり、立脚点ではないだろうか。


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/447.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 政治家の劣化がもたらす「特定秘密保護法案」成立への動き (生き生き箕面通信) 
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/2f92e1f3ab94db77d0abffd0816205be
2013-11-18 07:20:46

 「秘密保護法案 あの頃の自民なら」という見出しで、「こんな法案が提出されることはなかったのではないか」と見るコラムが昨日11月17日の朝日新聞朝刊コラム(2面)に掲載されました。

 「故・梶山静六氏や野中広務氏、少し年下の加藤紘一氏や河野洋平氏のような面々が自民党内で活躍していたら、こんな法案は提出されなかったのではないか」というのです。そして、「この法案は政権政党としての自民党の劣化を映し出している」と、批判しました。

 コラムの筆者は、朝日の特別編集委員という肩書きを持つ星浩氏。普段の論調は極めてゆがんだ傾向が強く、ボクは常々批判してきましたが、今回のコラムに関する限りは「あっぱれ」といえるのではないでしょうか。

 劣化が著しいのは、法案を提出した与党の自民、公明だけでなく、野党の民主、維新、みんななどもそろって劣化ぶりを露わにしています。同法案の根本的な「廃案」ではなく、単なる「修正」に焦点を合わせているからです。まともに「廃案」を主張しているのは、生活、社民、共産の三党だけです。

 特定秘密保護法案は今週の週央が一つの大きな山場です。安倍政権は、今国会中に成立させるために11月20日にも衆院を通過させたい意向です。しかし、議論の焦点が「修正」の中身になっていることもあって、盛り上がりに乏しく、このままでは少しもめる程度で衆院通過となりそうです。

 盛り上がりに乏しいというのは、週初めのマスメディアの報道をみれば一目瞭然。本日18日の読売新聞には、同法案関連の記事は1行もありません。読売新聞からは、「特定秘密保護法案」が消えてしまいました。というよりは、「消えさせた」というところでしょうか。法案成立に理解を示す読売にとっては、法案反対の世論の盛り上がりは好ましくないという判断のようです。

 そんな中で朝日は本日の紙面でも、「秘密にNO 反対の輪 法律家、作家…声明続々」と、さまざまな分野の「廃案を求める声」を取り上げ、運動の盛り上げに力強いエールを送る紙面づくりです。

 とくに、日本外国特派員協会がたまりかねて今月11日に廃案か大幅な修正を求める異例の声明を出したことを取り上げました。同協会のルーシー・バーミンガム会長は「日本のさまざまな問題に対して中立を維持してきた。反対声明を出すのは極めて異例だ」と話しています。国籍にかかわらず日本で取材する記者の存亡の危機として、声を挙げずにはいられなかったようです。外国の記者も大きな懸念を示しています。

 政治家には、もう一度原点にかえって考え、法案瀬率を何とか阻止していただきたいと望みます。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/448.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 国民は軽自動車増税論議に怒れ (天木直人のブログ) 
http://www.amakiblog.com/archives/2013/11/18/
2013年11月18日

 軽自動車への課税強化が議論を呼んでいる。

 しかしその議論の中で決して語られない事がある。

 それはそもそも軽自動車の課税強化のきっかけは、TPP交渉の過程で、米国車の日本での売上不振を、売れすぎている軽自動車のせいにして課税強化をしろと圧力をかけてきたからだ。

 そんないかがわしい経緯をメディアは一言も言及せずにもっぱら消費税増税との関係で論じている。

 とんでもないごまかしだ。

 もうひとつはこの税制改革が省庁官の権限争いのためにもてあそばれていることだ。

 消費税増税の反発をかわすために自動車取得税を廃止するという。それなら消費税を上げるなということだ。

 取り上げる一方でばら撒く。

 この無駄な税金の使い方は官僚の権限を保持するためである。

 おまけに財源争いだ。

 総務省(旧自治省)が地方税の減額に反対して自動車税制の見直しを複雑にしている。

 そもそも自動車への課税はすでにじゅうぶん取りすぎだ。

 燃料課税からはじまって取得、保有、走行などあらゆる段階で9種類、7・7兆円の年間課税が課せられているという(11月18日日経社説)。

 それらを簡素化し、減税することこそ急務ではないのか。

 国民は、いまこそ反国民的な自動車税制論議と、それを無批判に垂れ流すメディアに怒らなくてはいけないのである(了)


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/449.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 「裁判しない裁判官の仕事とは何か」(EJ第3674号) (Electronic Journal) 
「裁判しない裁判官の仕事とは何か」(EJ第3674号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/380435606.html
2013年11月18日 Electronic Journal


 ここまでの考察で、最高裁の事務総局、その他の部署には「裁
判をしない裁判官」が相当数いることがわかってきています。彼
らは「裁判官の法衣をまとった行政官」なのです。彼らは、外か
らは窺い知ることのできない存在です。

 その人数はどのくらいいるのでしょうか。このことに強い関心
を持っていたのは、2000年当時、参院法務委員会委員を務め
ていた中村敦夫参院議員と福島瑞穂参院議員なのです。両議員は
裁判官の実態を探るため、最高裁に資料の提出を求め、資料が提
出されています。この資料は「中村=福島資料」と呼ばれていま
す。1999年10月1日現在の数値であり、少し古いですが、
この資料を基にして、「裁判をしない裁判官」の数を算出してみ
ることにします。

―――――――――――――――――――――――――――――

 ≪裁判官の定数と実数≫    1999年10月1日現在
    定員  現在員  裁判実務に携わっている裁判官数
  2949 2871             2726
             ──西川伸一著「日本司法の逆説
 最高裁事務総局の『裁判しない裁判官たち』」/五月書房刊

―――――――――――――――――――――――――――――

 この2726人は裁判をしている裁判官ですから、裁判官の現
在員数の2871人から2726人を引いた145人が「裁判を
しない裁判官」の数になります。

 「中村=福島資料」には、「裁判実務に携わっていない裁判官
数」の資料もあります。

―――――――――――――――――――――――――――――

      判事  判事補  簡裁判事  合計
      72   39     3 114
          ──西川伸一著の前掲書より

―――――――――――――――――――――――――――――

 114人と数が合いませんが、145人との差の31人は、最
高裁判所部門に属する調査官なのです。調査官について、新藤宗
幸氏は次のように説明しています。

―――――――――――――――――――――――――――――

 最高裁の判決についてのマスコミ報道では名前がでることはな
 いが、最高裁の裁判部門には、「裁判官の命を受けて裁判に関
 して必要な調査を掌る」(裁判所法第五七条二項)調査官が配
 置されている。調査官の総数には変動がみられるが約30名で
 あり、民事三室、行政一室、刑事三室にわかれている。そして
 首席調査官のもとに民事・行政・刑事担当の上席調査官が配置
 され、調査官を統括している。実際の調査官のしごとは、最高
 裁判事の具体的な指示にもとづき関係法令や判例、法解釈につ
 いての学説などを調査することにくわえて、最高裁判事の指示
 がなくとも、必要とおもえる事項を調査することの二つとされ
 ている。 ──新藤宗幸著「司法官僚/裁判所の権力者たち」
                    岩波新書/1200

―――――――――――――――――――――――――――――

 さて、「司法官僚」と呼ばれる「裁判をしない裁判官」は、次
の4つに分かれます。新藤宗幸教授は、司法官僚を次のように定
義しています。

―――――――――――――――――――――――――――――

 1.最高裁事務総局に勤務し、事務総局官房ともいうべき秘書
   課および総務局・人事局・経理局にいるスタッフ
 2.高裁長官、高裁事務局長、地裁・家裁所長。最高裁事務総
   局と密接に連携し、司法行政を担当するメンバー
 3.最高裁裁判部門に所属する調査官。最高裁判事の審理を補
   佐するが、日本ではキャリア裁判官が調査を担当
 4.最高裁事務総局各局の「局付」としてピックアップされた
   特例判事補。将来の司法官僚の若手候補生である
                ──新藤宗幸著の前掲書より

―――――――――――――――――――――――――――――

 上記の3番目の調査官たちのキャリアパスを見ると、裁判部門
でキャリアを積み上げるだけでなく、事務総局にも所属し、高裁
長官を務めたベテランが多く、裁判官に判決に必要な資料の作成
や学説などの助言を行っています。そのため、調査官が判決の方
向性まで決めることも決してないわけではなく、「調査官裁判」
ともいわれているのです。小沢裁判や3秘書裁判においても調査
官は暗躍したものと思われます。

 組織としては、最高裁、高裁、地裁とそれぞれ独立組織の形態
をとりながら、最高裁事務総局を頂点として、高裁、地裁の事務
局にいたる階統制的な司法行政機構が出来上がっているのです。
高裁長官や地裁所長は、最高裁事務総局が上意下達の指令を行う
重要ポジションであり、彼らは所属裁判官に対して絶対的な指揮
命令権を有しているのです。

 検察審査会もあくまで独立機関としての装いをしながら、実際
は最高裁事務総局の管理下にあり、何事も上意下達なのです。小
沢審査会での架空議決やなりすまし審査員など、通常の常識では
考えられない異常な運営についても、もし司法官僚機構が「小沢
謀殺」を決断したならば、それは十分起こり得ることなのです。

 司法官僚と称する150人足らずの「裁判をしない裁判官」は
約3500人を数える職業裁判官と身分上は一緒なのです。中央
省庁では、良い悪いは別として、国家公務員T種試験によって幹
部候補生(キャリア)を明確にし、そこから幹部を選別するルー
トが一応明確化されていますが、司法官僚の選別はきわめて不透
明そのものです。

 それは、国家公務員T種試験よりもはるかに難しい司法試験に
合格することが条件の世界であり、一年間の司法研修所での司法
修習期間におけるかなり恣意的な選別によって、前記の「局付」
に見られるようなかたちで司法官僚が選抜され、特定の裁判官集
団が司法官僚機構を構成しています。これでは司法の閉鎖性を高
めることになるだけです。 ─── [自民党でいいのか/96]

≪画像および関連情報≫
 ●影の裁判官?──最高裁裁判部門調査官

  ―――――――――――――――――――――――――――

  日本の最高裁の15人の裁判官は、5人ずつ、三つの「小法
  廷」に分かれている。ふつうの訴訟は、この小法廷で審理さ
  れる。週に1〜2回、重要な案件をおおむね3〜5件程度、
  審議する。主任裁判官(裁判長)は案件ごとに違う。まず主
  任が意見を述べ、あとは先任順(最高裁入りした順)に意見
  を述べる。何回か審議を重ね、結論は、最終的には多数決で
  決める。5人の合議が原則だが、誰かが病気で欠席したりす
  れば、3人や4人しかいなくても結論を出せる。米国の最高
  裁では、裁判官の間での議論は、回覧される意見の草案への
  コメントという形で行われる。合議は議論をする場というよ
  りも多数意見が何かを決める場だと、レンキスト前長官(故
  人)は著書に記している。米国でも、最終的にはやはり多数
  決で決める。日米の最高裁には、裁判官が案件を審理し、判
  決を書く上での補佐役がいる。日本は「調査官」といい、三
  十数人いる。家裁調査官とはまったく異なっており、地裁な
  どで10年以上の経験を持つエリート裁判官から選ばれる。
  最高裁に上がってくる案件ごとに担当を決める。担当調査官
  は報告書をまとめ、主任の最高裁裁判官に提出する。民事、
  行政、刑事の三つの調査官室に分かれ、それぞれにベテラン
  の上席調査官、さらに全体を統括する大ベテランの首席調査
  官がいる。まさに官僚組織だ。米国の「ロークラーク」はそ
  れぞれの最高裁裁判官個人に4人ずつ付き、必要な調査をし
  意見書を作る。全米のロースクールをとびきり優秀な成績で
  修了した若い法律家から選ばれる。9人の裁判官とロークラ
  ークたちは、「九つの独立した法律事務所」にもたとえられ
  る。               http://bit.ly/1hNeQVU



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/450.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 野中元官房長官と古賀元幹事長、秘密保護法案を批判


野中元官房長官、秘密保護法案を批判
http://news.tbs.co.jp/20131116/newseye/tbs_newseye2055936.html



 野中元官房長官はTBSの番組「時事放談」の収録で、政府が今の国会で成立を目指している秘密保護法案について厳しく批判しました。
 「どうして、今、この法律が要るのか、私はわからないんです。秘密は秘密にしておけばいいんですよ」(野中広務元官房長官)
 野中氏は特定秘密保護法案について、戦前に国家総動員法などが制定された経緯を指摘したうえで「この法律は恐ろしい方向に進んでいく危険な感じがして仕方ない」と批判しました。
 また、古賀元自民党幹事長も情報の管理について「トップの大臣の姿勢が正しく作用すれば十分ではないか」「国民に不安を与える法律なのは間違いない」と指摘しました。(16日09:47)


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/451.html
記事 [政治・選挙・NHK156] ミスキャスト!?安倍政権2年目を前に能力が問われる森・田村・石原3大臣の「実力」(現代ビジネス) 
発足当時の現内閣 [Photo] Bloomberg via Getty Images


ミスキャスト!?安倍政権2年目を前に能力が問われる森・田村・石原3大臣の「実力」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37552
2013年11月18日(月)田崎 史郎 :現代ビジネス


 安倍政権は年末で発足から1年を迎える。

 内閣支持率を見ると、朝日新聞の世論調査で昨年暮れが59%、今年11月が53%、読売新聞では65%→64%---と、発足当初とほぼ同じ高水準を維持し、極めて好調だ。

 日銀総裁に黒田東彦に起用し異次元の金融緩和を実現(4月)、2020年東京五輪招致成功(9月)、最近では減反政策の廃止、原発事故処理への国費投入と、国民がなるほどと思う積極的な政策展開を重ねるかたわら、靖国神社への参拝を自粛するなど「安倍カラー」を抑制していることが奏功しているのだろう。

 だが、閣僚の面々はどうか。閣僚の能力は1年も務めているとはっきりしてくる。

■答弁がぶれまくる森特命担当相

 日々、評判を落とし「明らかにミスキャスト」と言われているのが今国会の最重要法案である特定秘密保護法案を担当している内閣府特命担当相・森雅子だ。
 森の発言のブレは枚挙に暇がないがないが、合点がいかないのが与党議員の質問に対して失言していることだ。

 当たり前のことだが、与党議員の質問は優しく、かつ質問通告も丁寧に行って、言わば"出来レース" だ。
 なのに、森は失敗している。

 たとえば、8日の衆院国家安全保障特別委員会で公明党の大口善徳が国家公務員の情報漏えいをめぐる報道機関への捜索の可能性についてただしたのに対し、森はこう答えた。

「国民の知る権利に資する報道、取材の自由を尊重していくと規定したわけだから、報道機関のオフィスなどにガサ入れが入るということはない」

 これに対し、法相・谷垣禎一は11日の特別委で「具体的な事例に則し、検察で判断すべきものだ。一概に申し上げることは難しい」と家宅捜索を否定せず、国家公安委員長・古屋圭司も「個別事案に即して判断する必要がある」と語った。
 こう指摘されて森は12日の閣議後の記者会見で「一般的には捜索などに入ることはないと答えた」と釈明した。

 森が担当相に決まったのは9月17日の閣議。その理由を官房長官・菅義偉は記者会見で「弁護士でもある森氏が担当相として適任だと首相が判断した」と説明した。この日から約2カ月間、勉強するに十分な時間があったはずだが、成長の跡が見られない。

■官僚にやり込められている田村厚労相

 厚生労働相・田村憲久に対しては、総理官邸から失望の声が上がる。
 田村は厚生行政に精通し、野党時代の質問には定評があった。ところが、旧労働省関係の政策だと弱点をさらけ出した。

 9月20日の産業競争力会議で首相・安倍晋三は田村に対し、成長戦略の柱である特区制度に関し、解雇ルールなどを見直しを検討するよう指示した。
 これに対し、田村は「特区の中とそうでないところで労働法制が違うというのは、難しい問題が多い。世界中を探してもそのような特区の事例は見つからない」と反対し、結局「雇用特区」は見送られた。

 これに菅は「大臣になると、すぐ官僚の言われるままに動くようになってしまう」とぼやいた。
 田村はその後、医療法人「徳州会」グルーブ幹部と会食していたことが発覚、当初「記憶にない」とごまかし、のちに認めざるを得なくなるという不始末も演じている。

 就任当初からほとんど目立たないのが環境相・石原伸晃だ。昨年9月の自民党総裁選で首相・安倍晋三や幹事長・石破茂、農水相・林芳正らと激しく争った。今思えば、石原の政治家としてのピークはこのころだったのかも知れない。

■もっともやる気がない石原環境相

 昨年暮れの組閣で、当初有力視された総務相への起用が元テレビ局記者という経歴が災いして見送られたのがケチの付け初め。閣内で「もっともやる気がない閣僚」と言われ、閣議でも官僚が用意した紙を読み上げているだけだと言う。

 総裁選で支持した自民党議員すら「石原慎太郎前都知事への義理は果たした。伸晃さんはもうお仕舞いでしょう」と見放している。

 これに対し、菅や外相・岸田文雄、経産相・茂木敏充、防衛相・小野寺五典らは着実に力を付けてきている。

 政治の世界は人間関係や政策で動いていると思われがちだ。だが、最も重要なのは本人の能力だ。就くポストが重要であればあるほど、政治家の質も次第に歴然とし、その結果が次の人事などの局面で表れるようになる。(敬称略)



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/452.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 医療なぜ巨大医療グループが選挙や政治に向かっていったのか? 徳洲会・不正選挙の実態/クローズアップ現代
クローズアップ現代, 医療なぜ巨大医療グループが選挙や政治に向かっていったのか? 徳洲会・不正選挙の実態/NHK・クローズアップ現代(@動画)
http://www.at-douga.com/?p=10057 


2013年11月14日に放送された、NHK・クローズアップ現代「揺れる巨大医療グループ 徳洲会・不正選挙の実態」を紹介します。

(所要時間:約26分)



クローズアップ現代[徳洲会・不正選挙の実態] 投稿者 gataro-clone


動画の内容

組織ぐるみの違法な選挙運動によって、経営者の一族や病院幹部らが逮捕された日本最大級の民間医療グループ「徳洲会」。

独自に入手した内部資料や関係者の証言から、全国の病院職員と資金を投入して、徳田毅・衆議院議員の選挙を支えていた図式や、重点地区を分析し集中的に職員を配置するなどの詳細な内実が明らかになってきた。

なぜ医療グループは、選挙や政治に向かっていったのか。

不正を主導していた疑いが持たれているのは、一代で、巨大医療グループを築き上げた徳田虎雄氏。“生命だけは平等だ”という理念のもと、離島や僻地に次々と病院を建設していく過程で、政治の力を必要とし、政治と選挙に傾倒していった知られざる過去が浮かび上がってきた。

不正な選挙の内幕を語る証言者や内部文書などから、揺れる巨大医療グループ「徳洲会」の実態に迫る。

引用元:クローズアップ現代



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/453.html
記事 [政治・選挙・NHK156] これはえらいことですよ 世界の福島市民に 「バカにすんな!」と言われた安倍政権 (自民党的政治のパンツを剥ぐ) 
これはえらいことですよ 世界の福島市民に 「バカにすんな!」と言われた安倍政権
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51527819.html
2013年11月18日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


元環境省東北地方環境事務所長、小林香氏(54)が、自民、公明などの支援を受けて4選を目指した無所属現職の瀬戸孝則氏(66)に倍以上の票差をつけて初当選した。
(<福島市長選>新人の小林氏が圧勝 復興遅れに不満噴出 毎日新聞 11月17日(日)23時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131117-00000066-mai-pol

「東北大震災」の中心に位置する福島市民だから

あの伊藤忠商事と同じことが安倍政権の中で蔓延している
「東北大震災は千歳一隅ノチャンス」として

収穫されたのが
復興増税であり消費税増税であり
そこに群がって貪りつくしているのは
あの「シロアリ」たちだった

シロアリの館に運び込まれた 数十兆円の 財宝は
経済官僚・国県地方の自公民議員・そして経団連傘下の一流企業
で「山分け」となった

そのダシに使われたのが「被災住民」であり
暗黙の秘密のルールは「会社にばらまけ!」「住民にはばらまくな!」であり

「沖縄のゼネコン」やら「自公民の友達企業」「自公民の力の誇示」の
地下金脈となっている

その「負の象徴」が「除染」であり
ゼネコン企業がカネを吸い取り 孫請けで働くのがが福島の被災住民
だから 漫画となる

被災住民に 更に被災せよと追い打ちだ
出し殻となってしまった労働賃金以外は 県外の大手ゼネコン
の懐に仕舞われる

福島市長は その流れのインターチエンジに位置する
これからは
そこに福島住民の価値ある代表が選出された

どうする?
穴に潜るか? 安倍政権


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/454.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 友人の名前をすべて書いた 先方に話してはいけなかった/自衛隊員身辺調査 元陸自1尉が証言(しんぶん赤旗)


「しんぶん赤旗」 2013年11月18日(月)
友人の名前をすべて書いた 先方に話してはいけなかった/自衛隊員身辺調査 元陸自1尉が証言
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-11-18/2013111801_01_1.html

秘密保護法で制度化


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-11-18/2013111801_01_1.html 証言したのは、1998年から2000年に陸自古河駐屯地(茨城県古河市)の会計隊長を務めるなどした加藤好美元1等陸尉(61)です。

 自衛隊は当時、秘密を管理が厳しい順に「機密」「極秘」「秘」の三つに区分。加藤氏は、このうち「極秘」「秘」の二つを管理者や保全責任者などとして扱いました。

 加藤氏は、自身が受けた身辺調査について、「定期的に『身上調書』の提出を求められた」と説明します。

 この身上調書は、加藤氏の経歴のほか、家族や親族の名前と住所、生年月日、勤務先の記入を求めるなど、人間関係を洗い出す詳細な調査でした。

 交友関係の項目では、「すべての友人を書く。趣味仲間など相手との関係も書いた」と証言。秘密保護法案が適性評価で記載を求める親、配偶者、子、兄弟姉妹やその他の同居人の範囲を超えて、自衛隊は友人、知人の情報まで要求しているとします。

 身上調書の内容は他言不可で、「名前をあげた人に調書に記載したことを話してはいけなかった」といいます。

 また、扱った秘密文書の中身は、部隊の行動や演習内容のほか、「自衛隊に批判的な人物の情報や、集会の予定などもあった」と語りました。これは本紙が追及してきた自衛隊情報保全隊による憲法違反の国民監視活動を裏付けるものです。

 加藤氏は、秘密保護法案は情報保全隊にもお墨付きを与えると指摘し、「『秘密保護』の名の下に、国民の生活や知る権利に危害を与えてはならない」と話しています。


家族を犯罪者候補に


 防衛省・自衛隊が秘密保護法案の「適性評価」制度を先取りし、秘密を扱う自衛隊員に対して行っている身辺調査の実態を告発した、加藤好美元1等陸尉の本紙への証言を紹介します。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-11-18/2013111801_01_1.html ―秘密指定の文書を扱ったことがあるか。

 ある。最も管理が厳しい「機密」を除き、「極秘」「秘」を扱った。

 ―どのような人物が秘密を扱うのか。

 部隊には、秘密の「管理者」「保全責任者」「保全責任者の補助者」「取扱者」がいる。すべて経験した。

 ―秘密を扱うにあたって、自衛隊の身辺調査を受けたか。

 全隊員が入隊前に「身上調書」を書く。更新は一般隊員で10年ごとだが、秘密を扱う者に指定されると責任区分に応じて7年、5年、3年ごとに書く。

秘密扱う隊員の「身上調書」同級生や趣味仲間も記入

 ―身上調書とは?

 まず、自分の生い立ちを書く。それと親族の名前と住所、生年月日、勤務先。これは配偶者の親、配偶者の兄弟姉妹まで書かされた。友人など付き合いのある人は老若男女を問わず、すべて名前をあげた。「同級生」や「趣味、サークル等の仲間」など相手との関係も書いた。記載したことは相手に話してはいけなかった。

 ―審査の流れは?

 部隊長に調書を提出し、部隊長が警務隊に渡す。好ましくない個人や団体と付き合いがあれば、聞き取りなどの調査を調査隊(2003年に情報保全隊に移行)が行う。問題になれば、秘密を扱わない部署に行くか、常に調査の対象となる。

 ―秘密を扱う公務員や労働者を調査する「適性評価」が秘密保護法案に盛り込まれた。

 こんな制度を法律で定めるのかと、恐ろしく感じる。いままで内々にやってきたが、意味合いが変わる。法案の重い罰則と合わせれば、家族や友人など多くの人を犯罪者の候補として組織に通報する仕組みとなる。


厳罰で脅す秘密保護法案/国の不正ただす告発萎縮


 ―自衛隊が秘密とした文書の中身はどのようなものだったか。

 部隊の行動や演習の内容に、「秘」のゴム印が押されていた。ほかに、自衛隊に批判的な「反自衛隊勢力」とした人物の情報や、どんな団体がいつどこで集会を開くというものが文書でまわってきた。それをもとに、隊員に対して「関わらないように」などと注意喚起していた。

 ―市民団体の監視や個人情報の収集は、情報保全隊がひそかに行ってきた。仙台地裁は12年3月、個人情報収集を違法と認定している。

 秘密保護法が成立すれば、情報保全隊は法的なお墨付きをもらう。秘密の公開を求める「扇動」や「そそのかし」が罪になるのだから、その有無を探るための監視活動が正当な行為とされかねない。

 ―自衛隊官舎にビラを配布した3人が04年2月に逮捕され、住居侵入で有罪となった。この立川ビラ弾圧事件は、駐屯地前で宣伝を繰り返す市民グループを黙らせるため、情報保全隊と警察が協力して逮捕したとする情報保全隊の内部文書を本紙がスクープ(07年10月12日付)している。

 秘密保護法があれば、そんな遠回りは必要ない。宣伝などを情報保全隊がつねに記録し、扇動などにあたる言葉を集めて警察に逮捕・家宅捜索させればいい。起訴までしなくても、大きな萎縮効果を与えられる。

 ―国の違法行為などの告発も、秘密の漏えいだと罪に問われかねない。

 私は自衛隊のカラ出張による裏金づくりを告発した。告発はただでさえ職場から孤立し、仕事を失う恐れがある。さらに厳罰で脅せば、国の不正をただす告発は萎縮してしまう。国に都合よい情報だけが流されることになる。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/455.html
記事 [政治・選挙・NHK156] 権限のない大臣に答弁をさせる安倍政権の遣り口は国民を愚弄している (陽光堂主人の読書日記) 
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-1138.html
2013-11-18

 与党は、野党側が出した修正案を骨抜きにして、今週中に衆院で特定秘密保護法案を可決するつもりです。民主党や日本維新の会は反対に回るようですが、みんなの党は合意しそうなので、自公と3党で強行採決となる公算が大です。

 日本維新の会は、本法案に関しては今のところ真っ当な対応をしていますが、みんなの党は売国政党の本領を発揮して与党に擦り寄っています。みんなの党は分裂状態ですから、採決を巡って党が割れる可能性があります。

 与党が野党の取り込みを図っているのは、評判の悪いこの法案を与党による強行採決という形で成立させたくないからです。野党の一部が賛成すれば、批判をかわせると踏んでいるのです。そんなことをしても国民は納得しませんが、それだけ舐められているわけです。

 特定秘密保護法案は悪法ですから、攻撃材料は幾らでもあります。国会での答弁は森雅子内閣府特命担当大臣が行っていますが、彼女は答弁内容がくるくる変わって非常に評判が悪い。中身がよく解っていないか、打ち合わせ不足なのかいずれかですが、そもそもこの人は少子化担当ですから、本法案に関係すること自体可笑しいのです。

 そう思っていたら、東京新聞に裏の顛末が記されていました。昨日付記事に次のように記されています。
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013111702000123.html)

   「代役」森氏立て拙速審議 秘密保護法案 NSCと同時成立狙う

 国家機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案の国会審議で、法案担当の森雅子内閣府特命担当相の発言が迷走を続けている。だが実は、森氏は本来の担当ではなく、国会審議だけの「代役」にすぎない。実際に責任を持つべき菅義偉(すがよしひで)官房長官は、一度も答弁に立っていない。国民の権利を侵害しかねない法案で、政府答弁の信頼性に疑問が投げかけられている。 (金杉貴雄、横山大輔)

 「(内閣情報調査室への指揮監督権は)持っていません」。十二日の衆院特別委員会。森氏の答弁に対し、共産党の赤嶺政賢氏は「権限を持った人が答弁していない。官房長官の出席が絶対必要だ」と追及した。


 法案を作成した事務局は、内閣官房の内閣情報調査室(内調)で、首相のもと官房長官が統括する。森氏は少子化対策などの内閣府特命担当相で、内調とは無関係。安倍晋三首相が九月十七日、同法案の担当に指名したが、既に法案概要は完成し、パブリックコメントも募集されていた。

 事実上「国会答弁だけ」が役割。特定秘密を指定し法律を運用する「行政機関の長」ですらないため、成立後は全く無関係になる。

 審議では森氏の発言と、事務方や他の閣僚の発言が食い違う例が続出。森氏の答弁を事務方が修正するケースも続くが、森氏に指揮監督権はない。政府の答弁が変わり、何が正しい見解か分からず、同じ質疑が繰り返されることも目立つ。

 なぜ本来の菅氏ではなく、「代役」が答弁するのか。政権が、同法案と日本版「国家安全保障会議(NSC)」設置法案の二法案を、短い会期の今国会で強引に同時成立させようとしているからだ。

 NSC法案の担当も菅氏。現在は衆院を通過し、菅氏は参院の特別委に出席しなければならないが、成立後に特定秘密保護法案の審議を始めたのでは今国会の成立に間に合わない。このため、同時並行で審議するため「代役」を立てた。そこには強引な手法を使っても、国民の批判や懸念が強い同法案は政権の支持率が高いうちに成立させたい、との思惑がみえる。

 森氏が選ばれたのは「弁護士出身で法律に詳しい」(政府関係者)との理由だが、もともとは消費者問題が専門で畑違いは明らかだ。地元の福島県議会からは「原発の情報が『特定秘密』に指定される可能性がある。民主主義を根底から覆す」との意見書を突きつけられている。

 法案の信頼性が得られない現状で、無理に成立させることは許されない。 (下線は引用者による)

 法案を作成したのは、内閣官房の内閣情報調査室なので、官房長官の菅氏が統括しているわけです。本来なら官房長官が答弁すべきなのに、NSC法案があるからと代役を立てた結果、要領の得ない遣り取りになってしまったのです。

 官房長官ができないのなら、総理大臣が答弁すべきですが、肝心の安倍は敵前逃亡する有り様。安倍に答弁させたら審議が紛糾して政権の支持率もガタ落ちになると危惧した面々が、海外へ逃したんじゃないかと思います。

 カンボジアやラオスへの訪問は不要不急と思われますが、親中の両国の取り込みを図り、反中路線を鮮明にして安倍本人は悦に入っている模様です。全くもって度し難い。

 森氏の専門は消費者問題なので、今の少子化・消費者問題担当大臣という職責は相応しいと言えますが、弁護士だから特定秘密保護法案の答弁を上手く切り抜けるだろうという官邸の考え方は余りにも浅はかで、国会を愚弄しています。

 弁護士は権利の擁護に回る方ですから、憲法違反の悪法成立の片棒を担がせるのは無理があります。森氏の答弁が迷走するのも当然で、こんな役割を引き受けるべきではなかったのですが、絶対権力者と化した安倍の威光に逆らえなかったのか、上昇志向が強すぎたのか、本人の評判を落とす結果となりました。

 森大臣は内調に対する指揮監督権を有していないわけですから、国会で何を言っても無意味です。官房長官出席のもと、最初からやり直すしかありません。臨時国会内で成立させるなんてとても無理で、強行採決すれば憲政史上に大きな汚点を残すことになります。(この国の憲政は既に汚点だらけですが…)


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/456.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 安倍首相は本当に「韓国は愚かな国」と言ったのか
題名はこういうものだが、実際は韓国の安全保障と、
日本の集団的安全保障容認問題との関係を分析した論説ですな。
日本側が「韓国は愚かだ」と見なす理由を、
安全保障問題に引きつけて説明しているわけね。

結論として、日本側が韓国の反応を理解できないのは、
歴史認識のすれ違い以上に、中国に対する立ち位置が違うからだとし、
日米の利益が一致する対中国政策に関して、
米側から「アメリカと中国とどちらを選ぶのか」と
究極の選択を突きつけられる日もそう遠くないだろうと結んでいる。

韓国の置かれた難しい立場を指摘することで、
硬直した対日政策からの転換を暗に促している内容ともとれるね。
また、日米の安保観からすれば、韓国の態度が「愚かと
とられても仕方が無い」という含意さえあるように思われる。

やはり、韓国の保守メディアに、行過ぎた反日からの「ゆり戻し現象」
が起こっていることは事実じゃないの?
韓国の保守メディアは日本政府がオフレコで発したメッセージを
正しく受け止めているということかもね。

以下 本文。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/18/2013111801283.html

安倍首相は本当に「韓国は愚かな国」と言ったのか

前原氏「日本による集団的自衛権の行使は韓国に大きなメリット」

「中国はとんでもない国だが、まだ理性的な外交ができる。だが、韓国はただの愚かな国だ」

 日本の代表的な時事週刊誌「週刊文春」が最近、安倍晋三首相が韓国をけなす発言をしたと報じ、韓国で波紋が広がっている。日本の首相官邸は直ちに「首相がそんなことを言うわけがない」と発表したが、最近の日本のムードを見ていると、そのような発言があった可能性を完全に排除するのは困難だとの見方も出ている。

 日本は韓国政府に対し、中国を重視する政策や歴史認識をめぐる対立、首脳会談の拒否などをめぐり、不満を募らせている。とりわけ、日本による集団的自衛権の行使の推進に対し、韓国が否定的な立場を取っていることについては、到底理解しがたいとのムードに包まれている。日本による集団的自衛権の行使により、最も恩恵に浴する国は韓国だというわけだ。韓国の政府や世論が日本による集団的自衛権の行使に反対、または消極的な立場を取っているのは、反日感情のため国益を自ら損なっている、と批判する声も出ている。

 集団的自衛権とは、同盟国が攻撃された場合、自国が攻撃されたものと見なし、相手国を攻撃できるという権利だ。日本政府はこれまで、集団的自衛権を権利として保有してはいるが、戦争を禁じる「平和憲法」の解釈により、行使はできないとの見解を示してきた。だが、安倍首相は憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を容認すべきとの立場だ。

 民主党政権で外相を務めた前原誠司氏は最近、ソウルを訪問し、本紙と行ったインタビューで「日本が集団的自衛権を行使するとすれば、それは韓半島(朝鮮半島)で有事があった場合である可能性が最も高い」と語った。前原氏は「北朝鮮が何らかの軍事行動を取った場合、その対象は韓国となる可能性が高いが、その場合には韓米同盟に基づき米国が介入する。米軍が日本やグアムの基地から出撃する場合、韓国が日本と「三角同盟」の関係にあることから、ロジスティクス(後方支援)を行うことになるが、そのためには集団的自衛権を容認する必要がある」と述べた。

 その上で前原氏は「集団的自衛権を容認すれば、韓国にとってプラスになると思うが、韓国では批判的な人が多いため、大変驚いた。このような内容をきちんと説明しても(韓日両国間の)信頼関係がなければ、互いに政策を正しく理解できず、ゆがんだ解釈、正反対の解釈がなされてしまう」と語った。

 韓半島で戦争が起こった場合、自衛隊が韓国軍を全面的に支援できるようにするためには、日本による集団的自衛権の行使を容認する必要があるというわけだ。現実的に、韓半島で戦争が起こった場合、自衛隊がある程度役割を果たさざるを得ない。韓半島で戦争が起こり、日本に駐留する米軍が韓半島に移動した場合には、自衛隊が米軍を支援する役割を担うことになる。つまり、韓半島で戦争が起こった場合に、あいまいな韓米日3カ国の軍事的役割を明確化する上でも、日本による集団的自衛権の行使はプラスになり得るというわけだ。

 日本でも代表的な親韓派とされる前原氏のこのような発言は、日本人の韓国に対する認識を示したものと考えられる。集団的自衛権の行使は、日本が事実上の再武装を果たし、作戦半径を韓半島に広げることを意味する。これに対し韓国人が積極的に賛成するのは、たやすいことではない。過去の清算に消極的な日本によるこのような動きが、日本統治時代の悪夢を呼び覚まさざるを得ないためだ。日本による集団的自衛権の行使が、韓国の安全保障にプラスになるといっても、これは韓半島で再び戦争が起こるということを前提にしたものだ。これは韓国人の立場からすると、恐怖を覚えるものがある。日本に対する信頼が低下している現在の状況ではなおさらだ。

 日本による集団的自衛権の行使に対する容認論はもちろん、韓半島での緊急事態だけを前提にしたものではない。日本が集団的自衛権の行使を推進しているのは、現在は米国に限定されている同盟国の範囲を、東南アジアをはじめとする世界全体に広げるのが目標だ。中国の台頭や米国の役割の低下に対応し、日本は多くの同盟国を確保し、新たな集団安全保障体制を構築することを目標としている。日本が「世界の警察官」を自任している米国の役割をある程度譲り受ける意図があるともいえる。米国は財政難による軍備の削減を、日本の役割の拡大によって補完できるため、集団的自衛権の行使を歓迎しているのだ。

 日本が集団的自衛権の行使の範囲に韓国を含めようとするのは、戦争抑止力を高めることで韓国を助けようという純粋な目的だけではないだろう。韓国を対中包囲網に確実に組み込むことも背景にある。日本の長期的な戦略目標の一つは、中国の台頭に立ち向かうためにも、韓国との軍事的な協力を拡大することだ。韓米日三角同盟を通じた中国のけん制は、米国にとっても戦略的な目標だ。安倍首相と前原氏は、歴史認識には差があるが、対中強硬派という共通点がある。両氏は韓米日3カ国の軍事同盟を通じ、中国の軍事的な脅威に立ち向かうことが、日本の国益だと考えている。

 両氏は、韓国が中国を意識し、韓日両国の協力の拡大を意図的に避けていると判断している。最近、韓日両国の対立が深まっている根本的な背景の一つは、中国に対する両国の認識の差だという見方も出ている。

 日本のある専門家は「米国が韓国に対し『中国を取るのか、米国を取るのか』という選択を迫る日もそう遠くはないだろう。韓国が米国の同盟国であるならば、米国のもう一つの同盟国である日本との軍事的な協力を強化し、集団的自衛権の行使に積極的に賛成すべきだろう」と指摘した。

東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/457.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 「辺野古」反対は離党勧告 自民幹部 県選出議員に示唆(琉球新報)
「「辺野古」反対は離党勧告 自民幹部 県選出議員に示唆
琉球新報 11月16日(土)11時0分配信
【東京】米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、自民党の高村正彦副総裁ら複数の党幹部は15日までに、県選出自民党国会議員でつくる「かけはしの会」(会長・西銘恒三郎衆院議員)に対し、名護市辺野古に移設するとした党の方針に従う決意を20日までに示さない場合は「離党勧告もあり得る」と伝えた。移設に伴う埋め立て承認申請の手続きでは、仲井真弘多県知事が12月以降に可否を判断することになっており、「知事が承認しやすい環境をつくる」(石破茂幹事長)ため圧力をかけて方針転換を迫った形だ。
 「離党勧告」の可能性が示されたのは1日に開かれたかけはしの会の会合。高村氏の意向を受け、既に県内移設容認を表明している西銘氏が「条件などを付けている場合ではない。党人として態度を明らかにすべきだ」と迫った。内閣府政務官時代に「沖縄の進むべき道だ」と辺野古移設容認を表明していた島尻安伊子参院議員も「容認を表明した方が楽になれる。思い切ってやるべきだ」と翻意を促した。
 これに対し、衆院議員の国場幸之助氏は「有権者への公約は重い。簡単に変えられるものではない」と反論。比嘉奈津美氏は「まずは知事の判断に従いたい」と述べ、即答を避けた。宮崎政久氏は本紙の取材に対し「状況は刻々と変化している」と述べ、圧力が強まっていることを示唆した。
 かけはしの会に対してはこれまで、石破茂幹事長、中谷元・副幹事長、浜田靖一幹事長代理の3人が中心になり「党の方針に従うべきだ」と説得工作に当たってきた。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131116-00000007-ryu-oki

関連
<普天間移設>自民沖縄県連「県外」明記へ 地域版公約:自民党おきまりのヌエ的な政策表明という話では済まない可能性
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/345.html
投稿者 あっしら 日時 2013 年 5 月 26 日 14:30:09: Mo7ApAlflbQ6s

普天間「県外」を黙認=石破自民幹事長(時事通信)-「中央政府と現地の沖縄とで差があるということは現実としてはある」
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/359.html
投稿者 JAXVN 日時 2013 年 7 月 05 日 07:05:51: fSuEJ1ZfVg3Og

自民党はまた参院選挙でも「2枚舌」公約で国民を騙そうとしている (かっちの言い分) 
http://www.asyura2.com/13/senkyo149/msg/167.html
投稿者 笑坊 日時 2013 年 6 月 09 日 23:18:43: EaaOcpw/cGfrA

http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/458.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 細川元首相が説く倫理は、安倍・石破に一欠片もない政治家の生命線だ! (ハイヒール女の痛快日記) 
細川元首相が説く倫理は、安倍・石破に一欠片もない政治家の生命線だ!
http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-1270.html
2013.11/18 ハイヒール女の痛快日記


はじめまして!東京ルミックスです。
ローファーを履いてた一週間はブログも途切れた?!


石破茂幹事長は、原発の新設について「再生可能エネルギーの比率が上がってもなお、エネルギー安全保障の観点から、原発を新設することを全面否定することにはならない」と述べ、否定しない考えを示した。更に「新設すべきだと言っているのではなく、安心・安全が最高度に確保された最新鋭の原発を全面否定することには理論的にならない」と説明した。

小泉元首相の「即時原発ゼロ」について安倍と対応を協議する考えを表明。

アホだ!こんな時こそ、小泉に乗じて原発ゼロを適度に肯定するのだ。いずれ流れはソーなるのは自明の理だ。それが出来ないから、力のない党幹事長に成り下がってしまっているのよ。ツーか、棚上げされているのね。そもそも「安心・安全が最高度に確保された最新鋭の原発」って可笑しくない?

そんなに最高の技術を持っていたら事故が起きるなんてあり得ないでしょ!

しかし、現実にメガトン級の下手すりゃ人類滅亡か?ツーくらいの事故が起きてんだから、原発を制御することは不可能ということになるわね。今更、何を言っても原発の安全は誰も担保などできない。それなのに、自民党の連中は原子力村の掌の上から逃れられないのだ。まあ、どっちが逃げたいのか、縋り付きたいのか、その辺りはよく分からんが?

何れにせよ、既得権益とのズブズブの関係から手を切ることは出来ない。

その小泉と連携して「原発ゼロ運動」を推進すると発表した、細川護熙元首相のインタビュー記事が東京新聞に出ていたが。ズバリ今の政治と原発の関係が、如何に危険な状態かを言い当てている。その中で、現在の日本の政治に置き忘れてきた「倫理」という言葉が出て来る。細川氏は、安倍政権が再稼働に向け準備を進め、原発輸出にも積極的なことに以下のように答えている。


細川:核のごみの問題を解決できないままに原発を再稼働してつけを回せば、われわれの世代が、将来世代に対して重罪を犯すことになる。地震や津波は自然災害だが、原発の事故は、日本の文明の在り方を問う「文明災」。倫理の問題だ。日本では政治家も官僚も倫理から逃げている。企業だって、産業廃棄物の処分のメドが立たなければ、工場の操業は許可されない。

ドイツでは、脱原発政策を打ち出す前でも、既存の原発で工事をしたり、新規原発を許可する場合には、核のごみ処理能力の確保を義務づけていた。倫理の観点からだ。福島第一原発事故の後、脱原発方針を決めたのもメルケル首相が設置した首相直属の「安全なエネルギー供給のための倫理委員会」で、それほど倫理は大切だ。


まさしく、細川の言う通り!日本の政治家に欠けているのは倫理だ!学校の授業では「道徳」や「倫理社会」を蔑ろにする国になってしまった日本だから、倫理やモラルという言葉はとっくに死語になっている。その精神すら継承されてないのだ。

どんな世界でも、法律には抵触してないが、危険と隣り合わせだったり、キワキワの局面でジャッジメントが必要になることがある。そんな時の判断こそ、世俗にまみれた日常を通り越した、その人が持っている倫理感が最終基準になるはずだ。

原発再稼働も倫理に添って考えれば答えはひとつ、原発ゼロが解答だ!

元々、細川は原発推進派だったが、倫理によって導き出された「原発ゼロ」は、小泉劇場のように明快で明解である。倫理は縛り付けられるようなイメージがあるが、同時に人間としての守るべき道でもあり、基本的、普遍的価値を計る行動指針でもある。

謂わばその人の哲学までも含まれてる言葉だと言っていい。

今の日本の政治家にいちばん欠けているのは、既得権益に群がりお金の方から睥睨される、ハイエナのような集団になってしまったことだ。清廉が基本だとも思わないが、人として守るべき道を外してしまえば、悪政にしか成らないのは当然の帰結だ。倫理なき人間は政治家を辞めるべきだ。

倫理によって導き出された結論には、不思議だが人は納得する。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/459.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 「天皇陛下のお力で日本の全原発を廃炉にしてください」山本太郎議員は原子力利権のトップに直訴していた
だから、無知なバカの愚行ということにせにゃならんかったんか?

1986年チェルノブイリ原発事故から1991年クリスマスのソ連崩壊に至る5年間、人命への影響や政治経済への影響について、利害関係のある者として対応しなければならなかった日本人の社会人は大勢いいる。

そして報道関係者に至っては、ソ連崩壊に至る5年間、その外電を受けながらもその実況を報道できず、反原発運動に関わってきた人が何人もいる。

また、長いことメディアに居て、視聴者数を上げて広告料を吊り上げる仕組みを熟知し、その利権構造のトップが誰なのかを知っている芸能人や芸能関係者は大勢いる。

私も前述の三者の一人として、「原子力利権のトップに君臨する日系人の名」と題する投稿をこの阿修羅掲示板でしたことがある。
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/568.html

山本太郎は、原子力利権のトップが誰なのかを知った上で、国会議員として直訴していた可能性が高い。
なぜなら、山本太郎議員が天皇陛下に渡した手紙には、「天皇陛下のお力で日本の全原発を廃炉にしてください」と記されていたことが、宮内庁関係者の話として『週刊新潮』(11月14日号)に報道されているからだ。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39160

(((((♪〜町は今 眠りの中 あの鐘を鳴らすのは あなた〜♪)))))
(作詞:阿久悠「あの鐘を鳴らすのはあなた」より抜粋)

あぁ、太郎は谷中の鐘を鳴らしているのか?

眠っている私たち日本人の目を覚ますために


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/460.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 韓国「信用できない」7割、「賠償金支払うな」8割 産経・FNN世論調査 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131118-00000524-san-pol
産経新聞 11月18日(月)12時36分配信


 韓国で戦時中の韓国人徴用に対し、日本企業に賠償支払いを命ずる判決が相次いでいるが、産経新聞社とFNNの合同世論調査では、外交や経済活動の相手として「韓国は信頼できない」とする回答が7割近くに達した。

 賠償支払いについて、日本政府は、昭和40年の日韓国交正常化の際に結んだ日韓基本条約や請求権協定で解決済みとの立場で、韓国司法の判断については、日韓関係の冷却化の一因とされている。経団連など日本の経済団体は今月6日、両国の経済関係への悪影響を懸念する声明を発表した。

 調査結果によると、外交や経済活動の相手として信頼できないとする回答は69・3%で、信頼できるは16・8%だった。韓国司法の判断が「納得できない」は82・7%で、「納得できる」は5・6%。「賠償金を支払うべきではない」も79・2%に及んだ。

 一方、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野談話」を裏付ける公的資料が見つかっていないとして、談話見直しを求める声があることについては、「見直すべきだと思う」が55%で、「思わない」の27・5%を大きく上回った。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/461.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 特定秘密保護法案、6割「必要」も「見送るべき」82% 産経・FNN世論調査 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131118-00000523-san-pol
産経新聞 11月18日(月)12時30分配信


 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が16、17両日に実施した合同世論調査によると、国の機密を漏らした国家公務員らの罰則を強化する特定秘密保護法案について「必要だと思う」が59・2%だった。「必要ではない」は27・9%。ただ、同法案成立で、政府にとって都合の悪い情報が「隠蔽されると思う」との回答が85・1%もあるなど、政府による説明が十分でなく、国民が懸念を抱いていることも浮き彫りになった。

 同法案は今週、修正協議をめぐる与野党の攻防がヤマ場を迎え、与党側は今国会での成立を図るため、週内に衆院通過させる方針。しかし、「今国会で成立させるべきだ」と答えたのは12・8%にとどまり、「慎重に審議すべき」は82・5%となった。

 法案の中身については「あまりよく知らない」が30・3%、「全く知らない」も14・2%あった。特定秘密に指定した機密情報を「原則30年以内に公表する」ことに関し「妥当だ」と答えたのは46・9%だった。

 一方、小泉純一郎元首相が原子力利用に関し「原発即時ゼロ」を提唱し、政府に原発政策の転換を求めていることについては、賛成が57・0%で、反対は35・1%。ただ、回答者の78・4%が具体的な方策の提示を求めた。

 大詰めを迎えている環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関しては、重要5項目586品目の関税について「一部撤廃はやむを得ない」が54・5%で、「全品目で撤廃に応じるべきではない」の29・5%を大きく上回った。コメの価格を維持するために続けてきた生産調整(減反)に絡み、5年後をめどに廃止するとした政府方針に対しては、55・8%が賛成した。

 内閣支持率は56・7%で前回の10月調査より1・9ポイント減った。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/462.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 小泉元首相に「反旗」 石破幹事長のシタタカな計算 (日刊ゲンダイ) 
               露骨な手のひら返し(C)日刊ゲンダイ


小泉元首相に「反旗」 石破幹事長のシタタカな計算
http://gendai.net/articles/view/news/146018
2013年11月18日 日刊ゲンダイ


「『原発ゼロ』と歯切れのいい発言に国民が賛同している状況は無視できない」――。小泉純一郎元首相の「脱原発」発言に対し、自民党の石破茂幹事長が「反旗」ののろしを上げた。

 16日のテレビ番組で、原発の使用済み燃料の最終処分場の選定について、「ふさわしい地域はここだと示すことが国の責任」と強調。最終処分場のメドが立たないことを理由に「脱原発」にカジを切った小泉発言に真っ向から反論。小泉が訴える「即ゼロ」についても「今ある原発の安全を確保したうえで再稼働する」と断言した。さらに「再稼働がよくて新設がダメというのは理論的には成り立たない」と新設の可能性にも踏み込んだのだ。

 これまでは「立場が異なる」と小泉発言に静観する構えだった。態度が変わったのは15日。「原発ゼロに至るまでの時間や手法、費用の捻出先などの具体論がなければ、単なるスローガンに過ぎない」と批判を始めたのである。

「機を見るに敏」が政治家とはいえ、石破ほど手のひら返しがロコツな政治家はいない。かつて小沢一郎・生活の党代表を「真の改革者」と持ち上げて自民党を離党。ところが、あっさりたもとを分かって復党したと思ったら、その後は小沢批判の急先鋒になった。

<安倍側に付いた方がトク?>

「党内の中堅以上は石破さんを快く思っていません。復党後はいいポストばかり就いている上、額賀派の力で政調会長となったのに派閥を離れ、若手を集めて勉強会を開いたりしている。今のところ、安倍首相は石破さんを要職で起用しているが、あくまで『取り込もう』としているに過ぎません。石破さんもそれが分かっている。だから、小泉さんの日本記者クラブでの会見(12日)を見定め、世論への広がりは限定的と判断し、安倍側に“付いた”のでしょう」(政治評論家・浅川博忠氏)

 政界でも有数の東電“株主”であり、長女も東電に就職した。電力会社の肩を持とうと必死かもしれないが、政治家としての矜持(きょうじ)はどこへやら。薄っぺらい男である。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/463.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 伊勢谷友介氏「秘密保護法で国民は馬鹿になってゆく。馬鹿になれば問題は為政者に任せるだけになる」

俳優の伊勢谷友介氏もツイッターで秘密保護法反対の意思を表明!


「特定秘密保護法案を可決しようとしている現政権。知らなければ、問題を考えられない人が増えて行く。そして、国民は馬鹿になってゆく。馬鹿になれば、問題は為政者に任せるだけになる。参加型民主主義に逆行中の日本。9万件のパブリックコメントの約9割は反対。それを反故にしてる現政権」

そしてこうした発言を受けて、フォロワーが心配する内容のリプライを飛ばすと、こう返信されてます。

「僕の仕事も、その存在も、全ては未来の人類のために使うと考えています。今できることをやらないで、現状に変化は生まれません。目標と目的ががあるので、やり方を考えながら、より僕の命が機能する形を模索して行動したいと思っています」


未来の人類へと想いは馳せて、社会に対して今できることをする、こうした人が増えれば増えるほど、社会は良くなっていく気がします。立場や肩書きなどを超えて皆で声を上げ、何とか廃案にしなければならないと思います。


伊㔟谷友介氏ツイッター
@Iseya_Yusuke
http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/464.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 安倍晋三が脱原発に舵を切って、支持率が70%超えでもしたら、それこそやりたい放題になってこの国は沈没するだろう。 
安倍晋三が脱原発に舵を切って、支持率が70%超えでもしたら、それこそやりたい放題になってこの国は沈没するだろう。そう考えれば、アンポンタン幹事長の原発新規建設発言は歓迎すべきことなのかもしれない。
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-7015.html
2013年11月18日 くろねこの短語


 福島第一原発4号機の燃料棒取出しが今日から始まる。恐らく、世界は固唾を呑んで見守っているに違いない。こんな時に大きな揺れが来ないことを願うばかりだ。もっとも、地震よりも東電がドジ踏むことの方が、よっぽど恐いか。

・福島4号機、18日燃料取り出し 規制庁、対策監ら派遣し監視強化
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013111701001586.html

 原発に関しては、このところご隠居ソーリ・純一郎君が「脱原発」発言でブイブイ言わせているが、娘が東電のアンポンタン幹事長・石破君は「安心・安全が確保された最新鋭の原発を全面否定することには理論的にはならない。ただ、当面は今ある原発の再稼働からやっていかないといけない」なんて原発新規建設を匂わせてます。

・石破幹事長、原発新規建設あり得るとの考え示す
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131116-OYT1T00538.htm

 空気の読めなさかげんはさすが家業が政治の世襲議員ならではのもので、ひとの気持ちを逆撫でする意地悪さだけは見事なもんです。で、この新規建設を示唆した発言ってのは、常識的には噴飯モノであることは間違いないのだが、ちょいと見方を変えてみると「これでいいのだ」とも思えてくる。

 なんとなれば、ご隠居ソーリの「脱原発」発言に同調して、仮にレレレのシンゾーがある日突然「原発ゼロ」を旗印に掲げたとしたら、おそらく支持率は70%を遥かに超えるかもしれないからなんだね。そうなってごらんなさい、いまでさえやりたい放題なのに、特定秘密保護法案どころか改憲の流れだって勢いが増し、軍靴の響きがそこまでやってくることだってあり得ない話じゃないんだね。

 そう考えると、娘が東電のアンポンタン幹事長の発言というのは、やっぱりだめだこいつら、って思いにもつながるわけだから、その意味では歓迎してもいいのかもしれない、なんて屈折したことを妄想してみる月曜の朝なのであった。

 でもって、レレレのシンゾーは、特定秘密保護法案について「できるだけ多くの方々に法案成立に参加、協力してほしい」ってほざいてます。ようするに、修正協議をエサにしての日本維新の会とみんなの党とのボス交がうまくいきそうだから、今週中にもあるかもしれない強行採決の時にはよろしくねって言ってるわけです。維新もみんなも舐められたもんだ。

・「多くの方に協力を」首相、野党に期待感 秘密保護法案
http://www.asahi.com/articles/TKY201311170104.html

 さあ、今週はちょいとした正念場かも。明日当たりには雑誌編集長たちによる特定秘密保護法案反対の声明が出るとも噂されているのだが、果たしてどんなことになることやら。自公維みの悪の枢軸の高笑いが聞こえるような、そんな気がする憂鬱な週明けである。


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/465.html

記事 [政治・選挙・NHK156] Re: 日本の政治に絶望させられる汚れ果てた政治家たち
民主党はマニフェストを踏みにじって自滅したが、その後に不正選挙で手に入れた自民党はしたい放題で、国民は裏切られ続けている。ホモ政治だった政経塾政権と同じで、自民党の安倍内閣はネオコンとつながっている点では、同根だと言うべきであり売国奴集団だ。共にアメリカの手先に過ぎない。
http://quasimoto.exblog.jp/17771360/

http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/466.html
記事 [政治・選挙・NHK156] ナチス以来の権力集中国家が誕生する 日米軍事同盟の範囲からの逸脱の懸念も (世相を斬る あいば達也) 
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/bde8f16df5c0404e2446ad1484d7cbce
2013年11月18日

ビデオニュース・ドットコムが“日本記者クラブ主催”の西山太吉氏をゲストに呼んだ会見を全編流している。誰でも視聴可能なので、是非見ることをお薦めする。
http://www.youtube.com/watch?v=jeNiQP6t6F0&feature=youtu.be

西山氏が如何に一徹な頑固ジャーナリストだとしても、西山氏の証言は、驚くほど核心に迫る“日本の官僚統治システム”への糾弾であり、近い将来に向けた日本人への警鐘なのである。彼が「知る権利をマスメディアが主張できるのか?」風の言い回しに、集まったメディア関連の人々は、グーの音も出せず、質問したのは、過去の西山氏の取材行動及び暴露の方法に対する誹謗中傷の類の質問が、女性の参加者から出ただけで、質問するだけの情報すら持たず、単に居並んでいるに過ぎなかった。

居並ぶメディア関係者にとって、日米同盟は自明の問題であり、議論に値しないと云うコンセンサスが出来あがっているようだ。まさに日本のメディアの「思考停止」が浮き彫りになっている状況を露呈した。日本外国特派員協会においても、西山氏は同様の発言趣旨で会見を行っている。多くのブログサイト等でも紹介されているが、敢えて執拗に、この問題にスポットを当てておかないと、後々後悔する自分がいるのがイヤである。ありがたいことに、「みんな楽しくHappyがいい」さんのサイトで文字おこしをされているので、そちらで情報を入手される方法もある。
“みんな楽しくHappyがいい”さんのURL:
http://kiikochan.blog136.fc2.com/

朝日新聞や毎日新聞、東京新聞が頑張って異を唱えているが、遅きに失した感も否めない。まさかアリバイとしての反対論でないことに期待したいところだが、否定できない経歴を各メディアは持っているので、世論喚起、世間に“秘密保護法大反対”の「風を起こす」、そこまでの気概は感じられない。それでも、朝日は一応抵抗の姿をみせ、以下のように報じている。だいたいが、民主党政権が「情報公開法改正」を国会に出しておきながら、易々と廃案した。国会を通過させることが可能だったにも関わらず、廃案にしたのは、誰あろう、民主党の糞どもである。その上、野田政権においては、この大問題の「秘密保護法」の成立に着手していたのだから、異例であり異様だ。今さら、どの面下げて、秘密保護法反対などと言えるのか。自民党も汚いが、自民党は悪人であることを、敢えて隠そうとしない分、悪質度は低い。最悪な悪人は、善人面をしたがる無能な奴らだ。

≪ 秘密保護法案、広がる反対の輪 外国人記者、歴史学者も

 【田井中雅人】特定秘密保護法案に反対や懸念の声明を出す団体などが様々な分野に広がっている。外国人記者や文筆家、歴史学者、国際NGO……。衆議院での審議が大詰めを迎えようとする中、廃案を求める声があがる。

 海外の記者が集まる東京・有楽町の日本外国特派員協会。今月11日、協会は法案の廃案か大幅な修正を求める声明を発表した。

 米国人フリージャーナリストのルーシー・バーミンガム会長は言う。「協会は日本の様々な問題について中立を維持してきた。反対声明を出すのは極めて異例のことだ」  国籍に関わらず、日本で取材する記者の存亡の危機として、声を上げずにはいられなかったという。

 法案第21条によると、報道の自由は「(政府が)十分に配慮しなければならない」とするだけだ。対象が不明確な「特定秘密」を取材した記者は、日本人か外国人かに関わらず処罰される可能性がある。バーミンガム会長は「穴だらけの法案はひとまず廃案にし、報道の自由や人権を守るべきだ」と訴える。

 文筆家らでつくる日本ペンクラブも、政府が法案を閣議決定した10月25日に反対声明を発表し、廃案を求めた。

 作家の浅田次郎会長は「既存の国家公務員法や自衛隊法で十分だ」と話す。「歴史的にどの国でも、おかしな法律は屋上屋を架してできていく。今は大丈夫でも、後世の『カリスマ権力者』にとって最大の武器となり、言論弾圧に悪用される可能性が高い」

 9月に採択された国際ペン(本部・ロンドン)の「情報監視に関する決議」は、米国家安全保障局(NSA)の秘密個人情報収集による人権侵害に懸念を表明している。浅田会長は「日本の状況についても近く問題提起する」という。

 歴史学関係団体の代表9人も、10月30日に反対声明を出した。特定秘密に指定された文書が各機関での保管期限終了後に国立公文書館などに移管・公開される保証がない▽特定秘密文書を調査史料として入手すると、法案第23条の「特定秘密を保有する者の管理を害する行為」とされ、刑事処罰の対象にされる恐れがある――と訴えている。

 同時代史学会代表の吉田裕・一橋大大学院教授(日本近現代史)は「日本政府に都合の悪い戦後処理に関わる史料などが特定秘密に指定されると、永久に公開されぬまま歴史の闇に葬られ、検証不能になるだろう」と警鐘を鳴らす。
    
 ◇ ■秘密保護法案に反対・懸念を表明した主な団体など

【法律家関係】
・日本弁護士連合会
・弁護士会
・自由法曹団
・青年法律家協会

【学者・研究者】
・憲法・メディア法学者
・刑事法研究者 ・歴史学者 ・日本科学者会議

【マスコミ関係・文筆業】
・日本ペンクラブ
・日本外国特派員協会
・日本新聞協会
・日本民間放送連盟
・日本雑誌協会と日本書籍出版協会
・日本ジャーナリスト会議
・テレビキャスター・ジャーナリストら8人
・日本脚本家連盟
・文化団体連絡会議

【マスコミ関係労働組合】
・日本新聞労働組合連合(新聞労連)
・日本民間放送労働組合連合会(民放労連)
・日本出版労働組合連合会(出版労連)
・映画演劇労働組合連合会(映演労連)

【議会】
・福島県議会

【NGO・市民団体】
・国際協力NGO102団体
・日本国民救援会
・日本消費者連盟
・日本平和委員会
・全国市民オンブズマン連絡会議
・NPO法人 情報公開市民センター
・NPO法人 情報公開クリアリングハウス
・新日本婦人の会
・グリーンピース・ジャパン
・アムネスティ日本
・監視社会を拒否する会  ≫(朝日新聞)

参考:≪ 特定秘密保護法案 全文 ≫(朝日新聞) URL:
http://www.asahi.com/articles/TKY201310250345.html


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/467.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 検察審査会経験者の証言
「ラ・ターシュに魅せられて」 より抜粋
http://latache1992.blog56.fc2.com/

実は・・
皆さんに・・
このオハナシはしておりませんでした!

2年ほど前・・
ある国会議員の事務所で・・
気弱な地上げ屋は・・
一市民Tさんと一緒に・・
東京第5検察審査会の審査員名簿を見せてもらいました。

中略

本日のタイトル・・。
「ワタシの東京検察審査会での半年間の経験・・すべてお話しますよ」
珍しく・・
タイトル通りの・・エントリーです。 (苦笑)

ついに! (笑)
と申しますか、ようやく・・と言いますか (苦笑)
検察審査員経験者に・・
お話を聞く機会を得ることが出来ました!
しかも! 東京検察審査会のOBです。 (笑)

ある紹介者を通じ・・
お目にかかったのですが・・
約2時間にわたり・・
根掘り葉掘りと・・。 (笑)
今まで推測でしかなかったことが・・
事実として明るみに出されました。
仮に・・Yさんとお呼びすることにします。
年齢?
34歳でも35歳でも・・ございません。 (笑)
お歳は伺っておりませんが・・
お見かけする限り・・
気弱な地上げ屋よりかなり (笑) 年上に見えます。
50歳代の半ば・・くらいでしょうか。

「あぁ検察審査会の審査員を半年間やったよ。 いつ?
3年くらい前だから・・ちょうど、オタクのオヤブンが・・強制クソされた頃だよ」

以下省略

http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/468.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 秘密保護法推進の安倍首相 党内基盤強固で慎重派も声出せず
2013.11.18 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20131118_227364.html

 今国会で安倍晋三首相は「特定秘密保護法案」をなんとしてでも成立させようとしている。安倍首相が熱心に法案を推進する背景には何があるのか。

 安倍首相にとって大先輩の保守政治家の重鎮で、「師」とも仰ぐ中曽根氏が首相時代に実現できなかった重要法案が「スパイ防止法案」だ。

 これは外交・防衛上の国家機密の守秘義務の範囲を定め、公務員が機密を第三者に漏洩した場合、最高死刑という重罰を科す内容だった。現在、国会で審議中の「特定秘密保護法案」の源流となった法案である。

 時の中曽根首相は1985年から1986年にかけて、スパイ防止法案を内閣提出法案として国会提出をめざしたが、国民の批判に加え、谷垣禎一・現法相、大島理森・前副総裁らが反対の意見書を出すなど党内がまとまらず提出断念に追い込まれた。

 政治評論家の浅川博忠氏が語る。

「タカ派の中曽根総理はスパイ防止法案に積極的だったが、メディアが一斉に反対の声を上げ、自民党では宏池会や三木派など慎重論のハト派が一定の勢力を持っていた。とくに大きかったのが政権の大番頭だった後藤田正晴・官房長官の存在。

 カミソリと呼ばれた後藤田氏は、旧内務官僚時代の中曽根氏の先輩で、政権の危機管理を一手に握っていたが、考え方はハト派。スパイ防止法案について、『秘密というのは法律で縛るものではなく、そもそも守れる者にしか預けてはならないものなんだ』とストップをかけた。後藤田氏がそういえば、中曽根首相は無理押しできなかった」

 ところが、あの当時、スパイ防止法案に反対していた谷垣氏らが今回の特定秘密保護法案には賛成に転じたり、沈黙を守っている。

「彼らは反対の意見書に名前を貸した程度で信念から反対していたわけではない。党内でハト派の勢力が弱まっている今、安倍首相に楯突いても利はないと考えているのでしょう」(当時反対した元自民党議員)

 裏を返せば、安倍首相の党内基盤は当時の中曽根氏以上に強固で、党内の慎重派に声を上げさせない威圧力があるということだ。


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/469.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 「景気回復を実感していない」81・0% アベノミクスに厳しい視線 産経・FNN世論調査 
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131118/stt13111817340006-n1.htm
2013.11.18 17:31


 産経新聞社とFNNの合同世論調査では、来年4月から消費税率を8%に引き上げることについて52・2%が支持していた。一方で、平成27年10月の10%への引き上げに対しては65・6%が「反対」と回答。前回調査(10月5、6両日実施)よりも2・7ポイント増えていた。10%にする際に生活必需品の消費税率を低く抑える軽減税率を「導入すべきだ」とした人は80・9%に達した。

 そうした背景には、国民の多くは先行きの不透明感が拭いきれないでいることがありそうだ。

 安倍晋三首相が進める経済政策「アベノミクス」によって株価や有効求人倍率などの経済指標は改善してきているが、「景気回復を実感していない」と回答したのは相変わらず81・0%と高い水準で推移している。アベノミクスの成果が国民に行き渡っていない状況を裏打ちした格好だ。

 政府は今後、消費税率の引き上げに伴い、景気の腰折れを防ぐための5兆円規模の経済対策を実施する方針だ。調査では、景気回復を「期待する」としたのは43・1%で、「期待できない」(46・6%)を下回っており、年末から本格化する議論の中身が問わることになりそうだ。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/470.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 乗ってきたオートバイの駐車場探すのにモタモタして会議に遅刻するような橋下市長に南海地震の危機管理ができるのでしょうか?







http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/471.html
記事 [政治・選挙・NHK156] 特定秘密保護法案 世論調査結果質問でバラつき
特定秘密保護法案について世論調査

2013.11.18
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131118/plt1311181207000-n1.htm


 今国会最大の焦点の特定秘密保護法案は18日以降、与野党の攻防が大詰めを迎える。自民、公明与党は週内の衆院通過を目指し、日本維新の会、みんなの党との修正協議を急ぐ。民主党は対案か修正案をまとめ与党に働き掛ける意向だが、隔たりは大きく、実質的な協議は困難との見方が強い。共産党、生活の党、社民党は反対姿勢を鮮明にしている。

 こうした中、同法案に対する報道各社の世論調査結果にバラつきが出ている。

 NNN(日本テレビ系)が行った最新世論調査で、同法案について聞いたところ、「支持する」が57・3%で、「支持しない」は27・6%で、ダブルスコアで法案支持が上回った。

 一方、朝日新聞が今月初めに行った世論調査では、「賛成」30%で、「反対」42%だった。

 世論調査は、質問の仕方で結果が大きく左右され、同法案に対する各社のスタンスも影響している可能性がある。


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/472.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 小泉脱原発発言の真意は(週刊実話) 
http://wjn.jp/article/detail/5943922/
2013年11月18日 15時00分


 小泉純一郎元総理の脱原発発言が大きな盛り上がりをみせている。小泉元総理の講演会は、入りきれない聴衆が大量に出るほどだ。

 小泉元総理の主張はこうだ。日本には原発稼働に伴って排出される核のゴミを捨てる最終処分場を作る場所がない。ゴミを排出できないのだから、当然、脱原発を図らざるを得ない。その論旨は明確で、事実認識も正しい。昨年、日本学術会議は、政府が推進する地下300メートル以上の地底に核のゴミを埋める「地層処分」に待ったをかけている。まだ大深度地下の状況には未解明の部分が多く、安全性が確保されているとは言えないからだ。

 安倍総理は、師匠である小泉元総理の発言に、無責任だと反発している。原発再稼働を推進する立場からすれば、当然そう言わざるを得ない。ただ、小泉元総理も黙ってはいない。11月3日の講演では、「処分場を造れば原発はやっていけると考える方が楽観的で無責任だ」と反論した。

 表面的に眺めると、安倍総理と小泉元総理の対立が深刻化しているようにみえる。しかし、私はこの2人の対立は茶番劇だと思う。

 安倍政権の最大のアキレス腱が原発問題であることは間違いない。産業界からの電力料金安定要請や日本の重電産業が米国の原子力産業の一部として組み込まれていること、そしてトルコ等に原発を売り込んでいることから、脱原発とは口が裂けても言えない。しかし、国民の原発への批判は根強い。

 特に、原発事故の被災地では、原発に対する大きな恨みがある。だから、安倍総理は、国民に人気の高い小泉進次郎氏を復興担当の政務官に指名したのだ。

 ただ、原発問題では小泉議員も苦しい立場に置かれてしまう。そこで、小泉元総理は、まず息子に脱原発のエールを送ったのではないか。政界を引退している小泉元総理は、自由な発言ができる。そこで国民の共感を得れば、ガス抜きができるのだ。実際、父の発言の感想を問われた進次郎議員は、「原発再稼働を進めるのか否かにかかわらず、核廃棄物の処理を考えることは重要だ」と実に的確な返答をして、株を上げた。

 また、安倍総理にとっても小泉発言は好都合だ。自分自身で脱原発と再稼働推進を同時に言えば、頭がおかしいと思われてしまう。しかし、小泉元総理と立場を分けて発言すれば、原発推進派にも、原発反対派にも、自民党グループ全体として支持の受け皿を作ることができるのだ。

 後は、強硬な脱原発派を抑え込むだけでよい。私は山本太郎議員が天皇陛下に手紙を渡した事件について大きな疑問を持っている。園遊会は、国会議員であれば誰でも出られるものではない。きちんと人選がなされているのだ。これまでの報道で素行に問題があることが明らかだった山本氏が選ばれたのは、今回のような事件を起こす可能性を織り込んで、彼を潰すために、わざとやったのではないか。山本氏の処分が国会で盛り上がっているのに、彼を出席者に選んだ担当者の責任追及が一切ないのも、不思議な点だ。

 いずれにせよ、小泉元総理のおかげで安倍政権は盤石になった。安倍総理と小泉総理は、同じ派閥、清和会の出身。助け合うのは、至極当然の成り行きなのだ。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/473.html

記事 [政治・選挙・NHK156] <橋下徹大阪市長>死者1万人ともいわれるフィリピン台風の見舞金100万円/望まれない御堂筋イルミネーションの延伸に3億円





http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/474.html
記事 [政治・選挙・NHK156] K-POP好き女子中学生がイジメ被害 今、中学校にも国際政治の余波が!?
KARA『BEST GIRLS(初回限定盤A)』

もぐもぐニュース 2013年11月18日 09時46分 (2013年11月18日 20時23分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20131118/Mogumogunews_140.html

都内区立中学3年生の狩屋智子さん(仮名)は、目がくりっとしてトリンドル玲奈にも似た、やや大人びたビジュアルだ。かつては学校の男子生徒から告白されることも多く、クラスの人気者だったが、現在はイジメの的になっているという。

「母親が好きだった影響もあって、韓流やK-POPが大好きだったんです。ただ、今年の4月ごろに社会の授業で竹島問題になった時、私ぜんぜんそのこと知らなくて。そしたら先生が冗談めかして『おまえはK-POP好きだし、反日って言われないよう気をつけろ』って」(狩屋さん)

以来、彼女をとりまく潮目が変わったという。彼女が登校すると、友人に貸したK-POPの切り抜きのスクラップがひどい落書きをされてゴミ箱に捨てられていたり、机に「反日は死ね」と書かれていたこともあったという。

度重なる嫌がらせに親が学校に相談に行き、きっかけを作った先生を謝罪をしてくれたが、イジメは止まず、現在は不登校になってしまっている。それでも、彼女の家のポストには半分燃やされて焦げ跡の残る、韓国旗をプリントした紙などが入れられることもあった。

また別の学校の区立中学3年生、山本太輔さん(仮)は丸刈りの今どきはない素朴な見た目だ。彼もK-POPアイドルグループKARAのファンだったことが、イジメにつながった。

「新大久保のデモにも行っていた同級生がいました。そいつに『KARAファンは非国民なんだよ』とある日責めたてられて、そうしたら周囲も面白がってしまい…。彼自体はちょっと浮いていた生徒なんですが、それからクラスの人気者になり、ますます僕にちょっかいを出してくるように」(山本さん)

山本さんは学校になんとか通っているものの、転校も視野に入れているという。中学校の教育現場をフィールドワークしているジャーナリストによれば、

「インターネットなどで得た知識をもって、右傾化する中学生はいます。とはいえそこまで多いわけではない。少数のネトウヨ化した学生の動きに、イジメの対象を求めている生徒たちが追随してそういったK-POPファンの生徒を攻撃しているのではないか」

大人の社会の動きは、思春期の子どもたちに大きな影響を与える。気になる話だ。

記事提供/もぐもぐニュース
文/高戸甫


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/475.html

記事 [政治・選挙・NHK156] ド素人議員詰め合わせの偽装政党「維新」はとっくに賞味期限切れ。騙されたアナタも悪いのよってとこか。


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/476.html
記事 [政治・選挙・NHK156] 麻生太郎氏 ベルリンの壁崩壊時にゴルゴ13終了心配していた
さいとう・たかを氏に話しかける麻生太郎副総理

2013.11.18 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20131118_227342.html

 中国、韓国が反日色を強めて首脳会談もままならぬ昨今、ついに副総理がゴルゴ13の出動を依頼か!?

 というわけではないが、この写真で、麻生太郎氏が話しかけている御仁は、『ゴルゴ13』の作者さいとう・たかを氏。2013年11月13日、13がふたつ並ぶこの日、『ゴルゴ13』生誕45周年を祝う会が帝国ホテルで行なわれた。1968年の連載開始から一度も休載することなく描き続けているという氏。

 家に全巻並べてあるという麻生氏は「1989年にベルリンの壁が崩壊した時は『ゴルゴ13』は終わると思った。だってスパイがなくなるから」と、政治の転換点でも“ゴルゴ”が頭をよぎったことを告白していた。

撮影■太田真三

※週刊ポスト2013年11月29日号


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/477.html

記事 [政治・選挙・NHK156] ケネディ新大使で日米関係は激変する 識者が見る新時代の到来 (日刊ゲンダイ) 
ケネディ新大使で日米関係は激変する 識者が見る新時代の到来
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar393468
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10309.html
2013/11/18 日刊ゲンダイ


 キャロライン・ケネディ駐日米大使(55)が着任した。ケネディ元大統領の長女で、オバマ米大統領の盟友である。知名度と発信力は世界レベル。安倍右翼政権を打ち砕くパワーも秘めている。

 キャロラインは弁護士の出身だ。上院議員を目指したことはあるが、政治や外交の実務経験はない。それでも彼女は日米関係を激変させるキーパーソンとなりそうだ。
 
「メディアの論調を見ても分かるように、日本中がケネディ大使を歓迎しています。ケネディ家の看板は強力で、日本人も親しみやすい。たとえ彼女が日本に厳しい発言をすることがあっても、反発する国民は少ないでしょう。だからオバマ政権も彼女を日本に向かわせた。右傾化、軍国化を進める安倍政権を牽制する狙いです」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)

 これまでの日米関係は「ジャパンハンドラー」と呼ばれる共和党系の勢力が重要な役割を果たしてきた。「知日派」や「親日派」の皮をかぶりながら、日本を飼い慣らそうとする面々だ。

 彼らは安倍軍国化政権と馬が合う。「ショー・ザ・フラッグ」「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」と日本を戦地に引きずり込んできたのだから当たり前である。

 キャロラインは違う。バリバリのリベラル左派で、イラク戦争にも最初から反対していた。訪米中に「右翼と呼びたければ呼べ」と居直った安倍とは、真逆のスタンスである。

 同じ政治家一家の生まれでも、格が違えば中身まで全然違うのだ。

 菅官房長官は「日米関係をさらに発展させる上で素晴らしい大使だ」と持ち上げていたが、内心はひやひやではないのか。相いれない思想信条を持ち、日米の国民に力強く発信できるキャロラインの存在は、安倍政権の脅威となるはずだ。

 もともとオバマは安倍と距離を置いている。2月にワシントンで開かれた首脳会談は、「出迎え」「晩餐会」「共同会見」がない“3ない会談”。明らかな冷遇だ。元外務省国際情報局長の孫崎享氏が言う。

「民主主義を破壊させる政治家だと見ているからです。大統領だけではありません。米国では、安倍氏は危ない発想の持ち主であるというのが当然の見方。外国特派員協会が安倍政権に対し、特定秘密保護法案の全面廃止か大幅修正という異例の要求を出したのも、米国の雰囲気を浮き彫りにしています。ケネディ大使は今後、そんな米国のメッセージを伝えようとするでしょう」 日本サイドにも彼女に呼応するリベラル勢力が生まれれば、一部の戦争屋や安保マフィアによって日米関係が牛耳られていた時代は終わる。

「ケネディ大使は日本向けのビデオメッセージで、20歳のときに広島を訪れて平和な世界を実現したいと願うようになった、と語りかけています。恐らく大使としても広島に行くつもりでしょう。核廃絶を訴えるオバマ大統領の訪問も視野に入れているかもしれない。軍備増強に突き進もうとしている安倍政権は頭を抱えるでしょうね」(孫崎享氏)

 日米新時代の到来に期待したい。


http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/478.html

記事 [政治・選挙・NHK156] みんな、自公と修正合意へ=首相が指定・解除基準作成―秘密保護法案(時事通信 )
みんな、自公と修正合意へ=首相が指定・解除基準作成―秘密保護法案
時事通信 11月18日(月)19時34分配信

 機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案をめぐり18日、特定秘密の指定・解除の基準を首相が定めるなどとしたみんなの党の提案を自民、公明両党が受け入れ、修正合意する見通しとなった。政府・与党は野党の一部の理解を得て採決環境を整えた上で、21日の衆院通過を目指す。秘密保護法案は、みんなが賛成に回ることで、今国会で成立する公算が大きくなった。
 これまでの協議でみんな側は、行政機関の長が秘密指定する際、あらかじめ首相の同意を義務付けることなどを求めていたが、自公が「件数が膨大で現実的ではない」と拒否していた。18日に断続的に行われた3党の協議でみんな側は、自公が受け入れやすいよう指定の基準について首相が決める案を示し、合意へのハードルを下げた。
 これを受け、自公は、(1)内閣の首長たる首相が特定秘密の指定・解除の基準を作成(2)秘密の指定について首相の指揮監督権を明記し、必要なら説明を求め、改善の指示ができる―との文書をみんな側に提示した。
 これについて、みんなの実務者を務める山内康一国対委員長は記者団に「(与党の姿勢を)評価したい。趣旨をおおむね認めてもらった」と述べた。 

http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/479.html

記事 [政治・選挙・NHK156] 山本太郎参院議員の辞職求める抗議行動の際に殴り合い 3人逮捕
11月1日、東京都内で行われた山本太郎参議院議員の辞職を求める抗議行動の際、参加者と対立するグループが殴り合い、あわせて3人が警視庁に逮捕された。
右派系市民団体に所属する冨成一秋容疑者(21)は、11月1日に都内で行われた山本太郎議員の辞職を求める抗議行動に参加したあと、添田充啓容疑者(40)ら2人に、執拗(しつよう)につきまとわれたため、殴り合いとなったとして、3人は17日、傷害の疑いで警視庁に逮捕された。
添田容疑者は、2013年9月に新宿区大久保で行われた右派系市民団体デモの参加者への暴行と脅迫の容疑で、以前にも逮捕されていた。

(11/18 17:04)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00258064.html
http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/480.html

記事 [政治・選挙・NHK156] ばかな自民党の補完野党が、戦後最大の悪法制定に加担する (かっちの言い分) 
http://31634308.at.webry.info/201311/article_15.html
2013/11/18 22:59

特定秘密保護法は、いよいよ大詰めに入ってきた。国会の残りは3週間で、与党も焦ってきている。強硬採決の印象だけは見せたくないので、一生懸命に野党の取り込みに余念がない。

与党の共犯者になろうとしているのが、みんなと維新である。やはり自民党の補完政党という訳である。みんなの党は「内閣による情報の一元管理」を重視しているが、それに合わせるように自民から首相の指揮権を明記することで大筋合意するようだ。このように変えても、官僚による恣意的な秘密の範囲拡大の歯止めとはならないだろう。特に、首相が安倍氏のような人物なら、かえって官僚以上に過激で危ない。

毎日新聞の社説では、この法律による刑事罰の危険性を指摘している。もともと秘密事項は表に出て来ないので、どんな秘密で逮捕されたかもわからない。自分が話したことが、秘密指定事項かどうかもわからないのだ。何気なく話した事が、秘密保護法に触れたといって逮捕されかねない。裁判官であっても、どんな秘密で逮捕したかもわからない。裁判員制度の中で、そんな秘密が開示されることもないだろう。これでは、注意しようがない。この法案が通れば、みんな貝にならなければならない。極端に言えば自分の一言でどうなるかもわからない。

江川紹子氏は、この法律において、警察・公安情報は除外すべきと述べている。警察庁や公安調査庁の組織の長は官僚。永遠に組織優先の判断がなされるので、スノーデン氏が明らかにした、米国の機関が各国の主要人物の電話を盗聴するようなことも秘密事項に指定され、一生その情報は闇の中で合法的に扱われることになるだろう。そうなると、昔の五人組よりひどい状況が生まれる。


(秘密保護法案)警察・公安情報は除外を 江川紹子氏

警察や公安調査庁だけでも、特定秘密保護法案の対象から外すべきだ。防衛省、外務省の秘密は大臣が責任を持つので、政権交代があれば顔ぶれは変わる。だが、警察庁や公安調査庁の組織の長は官僚。永遠に組織優先の判断がなされる。

 共産党に対する盗聴事件など、警察や公安は違法な捜査も隠せるとなればやる。私自身、オウムを取材していたときに、盗聴されたと感じることがあった。五輪を控え、テロ防止が最大の目標になる。多くの人を盗聴し、メールを盗み見るのではないか。広く網をかけて絞り込むのが、彼らの手法だから。



http://www.asyura2.com/13/senkyo156/msg/481.html

   

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