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2013年10月16日00時04分 〜
記事 [政治・選挙・NHK154] 安倍政権が提案する「秘密保護法」は亡国の始まり (日刊ゲンダイ) 
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10059.html
2013/10/15 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


臨時国会がきょう(15日)から始まったが、恐ろしい展開になりそうだ。後世の歴史家も注目するのではないか。

今国会の目玉は「日本版NSC設置法案」と、その前提となる「特定秘密保護法案」である。前者はCIAの物マネ法案、後者は、政府が決めた「特定秘密」を漏らせば、最高懲役10年の刑になる情報統制法案だ。

戦前の治安維持法を彷彿させる中身で、だからこそ、弁護士会をはじめ、多くの識者が反対運動を展開しているのだが、今国会で必ず成立してしまう。安倍与党が圧倒的な数の力を持っているだけでなく、野党第1党の民主党が“共犯”同然だからだ。

安倍政権が提案しようとしている「秘密保護法案」は、民主党政権下の2011年8月に有識者会議が出した報告書「秘密保全のための法制のあり方について」がたたき台なのである。情報公開に熱心だった民主党は一方で秘密保持に注力した。この一点において、民主党の情報公開は見せかけだったと断じていい。

月刊誌「世界」11月号では、元毎日新聞の記者で、ジャーナリストの西山太吉氏がこの辺の事情を書いている。1972年に沖縄返還に絡む密約取材をめぐり、機密漏洩の教唆に問われ逮捕された「運命の人」だけに、この手の嗅覚は鋭い。

〈60年安保から沖縄返還を経て、現在に至るまでの間、自民党政権は終始、日米同盟を日本の存立基盤に据え、その同盟の聖域化に全力を上げてきた〉

〈そうした自民党のやり方をテコ入れし、促進させたのが対抗する相手のはずの民主党政権であった〉

こう断じた西山太吉氏は民主党政権が一度たりとも、情報公開法改正案を成立させようとしなかったこと、それどころか、改正案を永遠に抹殺してしまう秘密保全法制の制定に着手したことを紹介、〈そのためか、かつて、自民党政権時に沖縄密約を徹底否定し、外務担当の内閣官房副長官補に任命された河相元北米局長を、あえて副長官補に再任するという異例の人事を行った。彼が、秘密保全法制のためにつくられた内閣の有識者委員会への資料提供などの面で中心的な役割を演じたのは想像に難くない〉とえぐった。

◇権力の蜜の味が忘れられない民主党

こんなのが野党第1党では、本当に戦前の悪夢がよぎってくる。与野党一致で言論弾圧法案成立なんて、大政翼賛会だが、実際、民主党の大畠幹事長は秘密保護法案について否定も拒絶もしていない。10日の記者会見では「国民の知る権利がどう位置付けられるか誠に不透明だ」と言いながら、法案に賛成するかどうかは「内容を吟味しながら対応方針を定めたい」と言った。条件次第で賛成しますよ、ということだ。

それでなくても民主党は国会開会前から既に自公と一体化した動きを見せている。首相や閣僚の国会答弁を減らす国会改革や選挙制度改革での3党協議に乗っかっているし、一度は離脱した社会保障協議でも復帰の方向だ。

これには、半分与党みたいな維新の会も呆れて、「違和感がある」(松野幹事長)と噛みついたほどだ。政治評論家の野上忠興氏はこう言った。

「民主党は『反対するだけの野党にはならない』とか何とか言うのでしょうが、有権者だってばかじゃない。権力の蜜の味を一度でも味わうと忘れられなくなる。それが今の民主党でしょう。自公にくっついていれば、自民が崩れた時に補完勢力として政権に関われるとでも思っているのか。だとすれば、勘違いも甚だしい。野党というのは権力と徹底抗戦するのが本来の姿です。まして、安倍自公政権の危険な右傾化、横暴、独裁的手法がこれだけあからさまなのに、何をやっているのでしょう。権力にすり寄れば、ますます有権者に見放されるだけです」

これはヒドイ国会になる。言論の府の腐敗堕落、機能停止は目を覆うばかりだ。

◇後がない米国に日本を丸ごと差し出す狂気

安倍首相がかくも秘密保護法の成立を急ぐのは、日米同盟の強化につながると思っているからだ。相変わらずの米国隷従だが、その米国は今、どうなっているか。かつての威信は地にまみれ、のっぴきならない状況だ。そんな米国のために安倍は国を売ろうとしているのだから、狂気の売国政策と言うしかない。

オバマ大統領は債務上限の引き上げ問題で議会との対立が続いている。先週開かれたG20では、「米国は緊急の行動をとる必要がある」と異例の声明を出された。さながらギリシャ、スペイン扱いである。

オバマはシリア問題でも、一度空爆を決めながら立ち往生して、リーダーシップのなさを印象付けた。そんな落ち目の米国が最後にすがっているのがアジアなのだ。

「オバマ大統領はテレビ演説で、『米国は世界の警察官ではない』と宣言しました。その一方で、『我々は世界をリードする』という考え方は変えていません。しかし、超大国として君臨し続けるためには、儲ける仕組みを維持しなければならない。そこで、成長が著しく、今後も消費が伸びるアジアを取り込もうとしているのです」(国際ジャーナリストで早大客員教授の春名幹男氏)

前出の西山太吉氏も「世界」の論文でこう書いていた。

〈(東アジア地域に重点を置き換える)新軍事戦略は、イラク、アフガニスタンの失敗によって、すでに中東を諦めた米国が、対中国抑止をちらつかせながら東南アジア6億の巨大な市場にクサビを打ち込もうとする最後の戦略とまで呼ばれている。(中略)その過程では中国との交流を頻繁にし、必要以上には決して刺戟しないという巧妙な戦術も組み込まれている〉

米国にとって、アジアは最後の砦だ。ここで失敗したら、もう後がない。最後のバクチみたいなものだ。そのために中国とも裏取引する。すり寄ってくる安倍も利用する。日本にTPPの旗振り役をやらせ、日米同盟強化を大義名分に、もっと協力を迫る。安倍はというと、それに応えるために、日本を丸ごと差し出そうとしているわけだ。

◇戦争をする国への入り口が開く

安倍がもくろむ集団的自衛権の行使容認は、米国の最後のバクチのお手伝いだ。その前提条件が日本版NSCと秘密保護法になるのである。

こんな亡国政策を黙認していたら、いずれ、国民の生命も財産も米国に吸い上げられてしまう。日本は重大な岐路なのだが、野党も協力するヤラセ国会を見ていると、暗澹たる気持ちになってくる。

日本は少なくとも表向きは民主主義国家として存在してきたが、それも今国会が最後になるのではないか。そんな予感すらしてくるのだ。

「なぜ、安倍政権は秘密保護法を急ぐのか。今でも国家公務員法に秘密保護の規定がある。現状でも秘密保持はできるのです。裏を返せば、政府は今後、国の針路や国民の命運を大きく左右する重大な秘密が出てくると予想しているのでしょう。そのために規制の網を大きくしておく必要がある。そう考えているとしか思えません。その手の秘密とはもちろん、軍事機密でしょうから、日本はこれから戦争をやる国になるのです。安倍政権は今、その準備を進めようとしているのですよ」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)

この法案を通したら最後、日本は戦争をする国になる。その入り口が公然と開かれてしまう。この国会を歴史に残すようなことがあってはならないのだが、絶望的だ。



http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/922.html

記事 [政治・選挙・NHK154] 「「生命の危機まで含めて、米国に握られている可能性があります。」鈴木宣弘氏インタビュー:岩上安身氏」(晴耕雨読) 
http://sun.ap.teacup.com/souun/12311.html
2013/10/16 晴耕雨読


https://twitter.com/iwakamiyasumi

10月12日(土)15時〜 「岩上安身による東京大学教授・鈴木宣弘氏インタビュー」の模様を実況します。

岩上「自民党が公約を破ることを明らかにしました」

鈴木氏「TPPで聖域など守れないということははじめから分かっていたことです。分かっていながら嘘をついていたのです。これは本当にひどい話です」

鈴木氏「5品目を急に5分野・5項目と言い始めました。5品目には586の細目があります。各品目のうち一つの細目さえ守れれば、5品目が守られたと言い張るつもりなのでしょう。参院選前からこういう策略を考えていたのではないでしょうか」

鈴木氏「皮革、革製品の95細目に関しては、これまでまったく関税撤廃の対象にされない『聖域』でした。しかしTPPではこれも交渉の対象となっています。国民にはそのことがほとんど知られていません。農林水産物だけではないのです」

鈴木氏「西川公也議員は農業関係者に対して力を持っている方です。彼に『聖域』撤廃を言わせたというのも非常に巧みな戦略だったと言えます。舟山康江さんが立候補した山県のJAをかなり締めあげた方です。今後、論功行賞としてポストが用意されているのでは」

鈴木氏「このままでは米国の1%の大企業だけが目先の儲けだけに走るような世界になってしまいます。99%の普通の人々の健康や安全など知ったことか、と。日本は泥船に持ってみんなで沈んでいってしまいます」

岩上「山田正彦さんや首藤信彦さんらTPPを慎重に考える会の議員たちは、民主党を離党したり落選したりしました。自民党の議員たちは、より愛国的な立場からTPP絶対反対を主張していました。彼らはどうするのでしょう」

鈴木氏「自民党の議員は党を割るような動きはまったくありません。民主党の議員のほうがまだ筋を通したと思います。今でも256人の自民党議員がTPP反対の議連に入っています。しかし、国会で批准する際に党議拘束がかかったら反対票を投じることはできないと」

鈴木氏「結局は選挙のために国民をだましたのです。もう当分選挙はないので、自民党の議員からしたら国民をだましたほうが得なのです。聖域が守られなければ席を立って帰ってくる、と言った議員もいました。とんでもない嘘です」

岩上「10月2日にJAが日比谷野音で集会を開きました。石破茂幹事長もそこに参加していました。そこで『守ります!』と言いながら、直後に変わってしまいました」

鈴木氏「本当に馬鹿な話です。前もって筋書きがあったのでは」

岩上「5月14日、自民党の大西英男議員にインタビューしました。大西議員は『関税はすぐではなくいずれ撤廃。これが自民党の議員の考え』と言っていました。これが自民党の本音なのでしょう」

鈴木氏「官邸とごく一部の役所だけがTPPをやりたくてやりたくてたまらないのです。2月中旬に日米の共同声明が出た時、一部の役所(外務省・経産省)は祝杯を上げていました。他方、農林水産省は排除」

鈴木氏「守るべき国益6項目というものがあります。関税の聖域、自動車の安全基準、保険、BSE、医療、ISD条項の6つ。これらすべてを譲歩してしまったことになります。米国はTPPをテコにして二国間協議で圧力をかけてくるのです」

鈴木氏「一番ひどいのは保険の話。これから津々浦々の郵便局でAFLACを売ることになりました。日本の郵便局が、米国の保険企業の下請け機関になるということです。新自由主義は、自由競争でもなんでもない。一部資本の独占があるだけです」

岩上「新自由主義の植民地主義、帝国主義です」

鈴木氏「米国の要求のまま、身ぐるみ剥がされるまでやられます。霞ヶ関の神経はおかしい。普通の人間ではないですよ!国民を操るために情報を隠しているのです」

岩上「日本は軍事化が進んでいます。そのこともTPPと関係がないと思います。自衛隊は米軍と一体化してしまっています。官僚も米国に逆らえないのでしょうか」

鈴木氏「官僚の私生活まで米国にファイルされています。スキャンダルを持ちだして潰すなどたやすい」

岩上「ということは、日本の捜査機関も米国と通じているのでしょうか?」

鈴木氏「つながっていると思わざるとえません。さらに官僚達は若い時期に米国で新自由主義に洗脳されるのです。日本の大企業とも天下りで結びついている」

岩上「TPPが日本の企業に有利だと本当に考えているのでしょうか。TPPでは中国と切り離されることになります」

鈴木氏「某役所の役人はそれでもTPPはバラ色だと言い続けなければいけない、と」

鈴木氏「原発事故で国民の信頼を失ってしましました。だから、メリットがないTPPがまるでバラ色であるかのように国民の目をそらさなければならないんだ、と語りました。これはとんでもないことです。国民をなんだと思っているのでしょうか」

岩上「安倍政権は解雇特区を作ろうとしています」

鈴木氏「規制緩和とTPPはつながっています。ブラック企業の問題もつながっています。法人税減税で消費税を上げるなんて馬鹿げています」

鈴木氏「規制という岩盤を穿つ、なんてかっこいいこと言ってますけど、魂胆は自分が儲けることだけです。Aflacがまさにそうであり、ローソンの新浪CEOもそうです。オリンピックが決まったなどと言って喜んでいる場合ではありません」

鈴木氏「IOC総会でのあの嘘!あんなことを言えるなんて普通の人間ではできません」

岩上「その嘘が嘘だと分からないように、特定秘密保護法ができるのです」

鈴木氏「3.11の直後、内閣官房参事官から私のもとに電話がかかってきました。震災の混乱のおかげで、TPPを国民に知らせないで強行突破できるぞ!と。今の鶴岡交渉官たちはそういうことを言ってきた人たちですから、国民に知らせるつもりはない」

鈴木氏「民主党政権時、山田正彦さんらがTPP慎重会で繰り返し官僚を呼んで追及しました。IWJはすべて中継したけれども、地上波のマスコミで流したところは一つもない」

岩上「現役の官僚で志のある方はいないのでしょうか。日本を丸ごと米国に売り渡すつもりなのでしょうか」

鈴木氏「生命の危機まで含めて、米国に握られている可能性があります。さらに天下り先の確保という個人の利益だけです」

鈴木氏「大手マスコミは大企業の広告料が必要なので、経団連のほうだけ向いています。良心のへったくれもありません。一部研究者の中でもモンサントから研究費をもらって客観性のない実験をやっています。GMムラです」

鈴木氏「ある官僚は『官僚の仕事は国民を不安にさせないことだ』と私にはっきり言いました。しかし、今までそうやって重要な情報が国民に隠され、官僚の犯罪は免責されてきました。1%が99%の生活を食いつぶすのです」

岩上「TPPには『奥の院』があると言われています。外国が日本の土地を奪う、ということもあり得ると」

鈴木氏「内国民待遇を徹底する、ということです。日本が日本人を優先することは許されなくなる、ということです」

岩上「中国がTPPに関心を示していると言われます。習近平国家主席がオバマ大統領に情報を見せろと言ったら、オバマはその用意があると」

鈴木氏「中国に関しては、日本が入ることを促すよう意図的に流されたものです」

鈴木氏「TPPとは基本的には中国包囲網です。そのうえで、中国を追い込んで取り込んでいくことを狙っているようです。だから、現在の状況で中国がTPPに参加することはありえません」

鈴木氏「米国が中国を牽制していることは確かです。しかし、米国も中国の経済力に頼らざるを得なくなっていますし、米国内のチャイナロビー・チャイナマネーの力も非常に強くなっています。移民もたくさん入っています」

岩上「安倍政権は、米国の属国になりながら、中国や韓国とは敵対しています。中国の市場から追い出され、何もいいことがありません」

鈴木氏「米国は戦略的に日中対立を煽っている面があります」

岩上「安倍総理をヒーローだと崇めて日の丸を振っている若い人たちがいます。しかし、安倍総理と一部の大企業は、彼らの富を根こそぎ奪っていこうとしているのです・そのことに気づいてほしいと思います」

鈴木氏「マスコミも一緒になっているので、本当のことが伝わらないまま、奪われるだけ奪われてしまいます。私もTPPに関わって初めて気づきましたが、本当に恐ろしいことです。99%の革命を起こす必要があると思います」

鈴木氏「いい年した政治家が、自分の残り僅かな政治生命のために国民の生活を売り飛ばすなんてなにごとかと思います。安倍さん、もう本当にいい加減にしてくださいよ!」

岩上「今後、TPPはどのように展開するのでしょうか」

鈴木氏「絶対に譲れない聖域を譲ってしまうということですから、日本の食料生産は崩壊します。地域の農地は崩壊し、関連産業も成り立たなくなります。日本中が限界集落になります。限界列島です」

鈴木氏「農地が荒れて山が荒廃すると、洪水などの災害も起きやすくなります。ごく一部の都市に人口が集中することになります。しかし日本人に職はなく、移民ばかりが雇われるようになります」

岩上「一部のインテリや特殊技能を持った人だけが生きる世界になるんでしょうか。ごく普通の、一般の方々はどうすればよいのでしょうか」

鈴木氏「はっきり言ってどうしようもありません。もはや生きていけない。日本という国の縮小です」

鈴木氏「メキシコでは、米国の遺伝子組み換えトウモロコシしかなくなってしまいました。安全性と安心性、つまり命が一部の大企業に握られてしまうのです。遺伝子組み換え表示を撤廃するようになります」

鈴木氏「米国はTPP二国間の並行協議で、自動車、保険、食品の安全基準について徹底的に議論すると言っています。TPPでは米国の基準に合わない安全基準は変えられてしまいます。無茶苦茶です」

岩上「TPPは最初はP4協定でした」

鈴木氏「P4協定に目をつけたのが米国でした。P4をTPPに拡大することでハイジャックしてしまおうと。その際に米国が標的としたのが公共事業です。英文による入札を求め、現地の事業者への受注に介入しようとしました」

岩上「公共事業には再分配の機能があります。それを多国籍企業がかすめ取っていくということですね」

鈴木氏「大学の授業も英語、公務員も英語にしようという流れです」

鈴木氏「P4協定の160頁の英文の仮訳を外務省は出しません。国民に隠しているのです。米韓FTAの問題点については、首藤信彦先生と連携して『TPP48の間違い』という本で紹介しました」

鈴木氏「米韓FTAはTPPのベースになるものだと、私のもとに言ってきた方がいました。しかし、米韓FTAのことを外に出すことは、霞ヶ関で箝口令がしかれていたというのです。だからマスコミにも全然出ませんでした」

鈴木氏「最近研究室でやった試算を紹介します。内閣府が3.2兆円のGDP増加の試算を出しています。しかしこの試算は日本の農産物は生き残れるという楽観的な仮定。土地や労働力が流動的になると仮定すると、GDPは1.3兆円の減少」

鈴木「経済的幸福度というものがあります。同じお金を払ってどれくらい満足したか、という指標です。これですと、日中韓FTAやRCEPと比べてTPPは少ないのです。本当にTPPには何もメリットがないのです」

岩上「米国はデフォルトするんでしょうか?」

鈴木氏「専門ではないので分かりませんが…。ショック療法として、米国でとんでもないことが起こることで日本人が目を醒ます、ということもあり得るのではないでしょうか」

岩上「TPPは米韓FTAと同じように安全保障とリンクしているのではないでしょうか」

鈴木氏「推進派の人たちはそのように思い込まされています。日米安保・日米同盟に幻想を抱いているのではないでしょうか」

鈴木氏「私はアジアを中心とした連携を深めていかなければならないと思います。EUは農業を基盤として統一をはたしました。日本もEUを手本にして、農業共通政策で基金を拠出し、アジア諸国と手をつないでいってほしい」

岩上「鈴木先生のご提案はどこかの政党が取り入れたりしないのでしょうか」

鈴木氏「セミナーなどで話すとみなさん納得してくれますが、なかなかその先に行きません。鳩山さんの東アジア共同体構想が潰された前例もありますから」

鈴木氏「原発と同じように、TPPでも、国民のことではなく自分の保身、一部の大企業の利益だけを考えている人がいる。だからIWJのようなメディアには頑張って欲しいと思います」

岩上「IWJは財政的に非常に厳しい状況でして…。今月から来月にジャンプできるか危ういんです。皆さん、ぜひIWJの会員になってください」

鈴木氏「真実を伝えようとすると規模は大きくなりますしね。どうか頑張ってください」

以上で実況を終了します。アーカイブはアップ次第、IWJのサイトに掲載します。→http://iwj.co.jp/



http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/925.html

記事 [政治・選挙・NHK154] 「TPP」、嘘つき首相に、腰引ける魂を捨てた自民党の先生方、、。(「日本人」の研究!) 
「TPP」、嘘つき首相に、腰引ける魂を捨てた自民党の先生方、、。
http://cpt-hide-cook.seesaa.net/article/377516126.html
2013年10月14日 「日本人」の研究!


 オリンピック総会のときに、放射能について
「アンダーコントロール」と、
言い切ったのには驚いた。

この御仁は、息を吐くようにうそが付ける人だ。

さらに、消費税の増税。

あれだけ、「デフレ脱却が最重要課題」と訴えてた安倍首相が、
まさか「消費税増税」とは、、、。

「まさか、安倍さんが、、、」と思った国民は少くないだろうか。

消費が落ち込めば、モノが売れなくなる。
そうなれば、モノに有り余り、過剰なラインが続出する。

それに対して、政府は企業に「設備投資お願いしている」だと、、、。

なんでデフレに向かって真っ逆さまなのに、
設備投資が出来るのか、、、。

TPPともなれば、さらにデフレが加速する。

世の中、これだけ機械化、効率化で、モノができすぎてしまう
供給過剰の時代に突入した。
その供給と需要のバランスをどう埋めるのかが、
デフレ問題の大きな課題。

このまま、規制緩和、グローバル化の名文に進めていけば、
供給と需要のバランスはどうなるのか。
グローバル企業に「大権」を与えてしまったら、どうなるのか。
ますます不安定となり、貧富の格差が増すばかり。

人に優しい、地域にやさしい、環境にやさしい規制を掛ける、
もしくは地産地消的な政策を推し進めたほうのが、
需要と供給のバランスを取り戻すことができる。

さらに「企業が豊かになれば、給料が多く支払われることになる」
だから、「復興特別法人税を下げる」と、、、。

その反面、労働者の雇用条件を緩和しようとしている。
そうなれば、企業がより労働者を使い捨てしやすくなる。

そんな中で、「給料が上がる、、」
まったくデタラメ!

それより「復興特別所得税」を下げたほうのが、直接国民に
とどくではないか。

GDPの6割が、個人消費。
その消費者をドンドン締め上げれば、経済はどうなるのか???

税金を上げて、役人が自由に使えるお金を増やすことが、
景気回復になるのか、、、。

それとも、国民の自由に使えるお金を増やすことが景気にいいのか、、。

どれもこれも「嘘」、「嘘」、「嘘」、、、。

あれだけ、キレイな美文を並べて、平気で嘘が言える安倍首相。

安倍さんは、日本が嫌いなのでは、、、。
本当に保守政治家なのか、、、。

ここまでこれば、本当に「日本人」なのか、、、
とさえ、疑いたくなる。

「TPP」に関して、、、。

自民党の選挙公約(昨年暮れの総選挙の)

@聖域なき関税撤廃を前提にする限り、
  TPP交渉参加に反対する
A自由貿易の理念に反する自動車等の
  工業製品の数値目標は受け入れない。
B国民皆保険制度を守る。
C食の安全安心の基準を守る。
D国の主権を損なうような
 ISD条項は合意しない。
E政府調達・金融サービス等は、
 我が国の特性を踏まえる。

この公約を掲げて、自民党は政権を取った。

そして、その下の根も乾かないうちに、安倍首相は
「選挙で掲げた公約は、努力目標だ」
と、言い始めた。

そして、今年の二月、安倍-オバマ日米首脳会談後、
安倍首相は
「聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になった」
と、、、。

その後、安倍-自民党政権は、TPPに猛烈に突き進む。

しかし、オバマはその会談で
「最終的な結果は交渉のなかで決まっていくものである」と、当たり前のことを言っているだけ。

けっして、オバマが米や麦などを「聖域」と認めたわけでもない。

そして、次々に日本は譲歩を重ねる。

TPPの問題というのは、けっして米、麦などの関税の問題ではない。

それよりも、、「保険」「知的財産権」「投資」「競争政策」「規制の基準」などなど、

TPPの本質は、多国籍企業とグローバル金融資本が日本などのTPP参加国を
直接支配下に置くというものであり、政府の役割は著しく低下する。
グローバリスト達は、国民に対して、何の責任も持たない。

つまり、我々の主権がなくなるということ。

政府は、ただ多国籍企業などの損失を補填する役割になり、
貧富の格差が益々拡大する。

TPPに酷似した米韓FTA。

韓国は、ISD条項対策のおかげで、ドンドンと法律が変えられている。

つまり、グローバル企業に訴えられるのを恐れて、
地域独特の規制、安全、福祉、環境に配慮した国内の法律や条例を
変えなくては、とんでもない賠償を請求されることになる。

それも、たかだか2年ほどの出来事である。

「米」についても、最初はたとえ、スタート時点は関税が維持されても、
それは数年のうちに、撤廃されることが決められていると聞く。

そして、10月に入り、安倍政権は「聖域」も空中分解してしまった。

「聖域」まで守れないという。

「TPPは安全保障の問題だ」という人がいる。

ではうかがいたいが
「アメリカが日本の為に、大国中国と戦ってくれますか?」

やっと、アジアの時代が来ようとしているのに、なんで
ケンカを売るようなことばかりするのか?

アメリカ様がまだ優しかった時代というのは、
対米従属していたときではない。

むしろ、ソ連のような巨大なライバルが存在したとき。

そして、その時には、これほどまでに無理な要求をしてこなかったし、
大衆政権である田中派の時代が続いた。

そして、アメリカが超大国ともてはやされ、ブッシュ・ジュニアの時代に
対米従属はの傾倒する人たちに政権が移ってしまった。

我々日本人は、本当に安倍さんに、従属していったいいのでしょうか?

それから、自民党に投票した方々。
しっかりと自分の意見を持つこと。
そうしないと、子や孫にとんでもない将来を背負わせることになるでしょう。



http://www.asyura2.com/13/senkyo154/msg/926.html

記事 [政治・選挙・NHK154] ついに橋下・維新の会が敗北 暗雲漂う大阪都構想の行方 (週刊ダイヤモンド) 
堺市長選で敗れ、記者会見する日本維新の会の橋下徹共同代表(左)と松井一郎大阪府知事 Photo:JIJI


ついに橋下・維新の会が敗北 暗雲漂う大阪都構想の行方
http://diamond.jp/articles/-/43047
2013年10月16日 週刊ダイヤモンド編集部


9月29日に投開票された堺市長選で、日本維新の会の橋下徹共同代表が率いる地域政党・大阪維新の会の公認候補が敗れた。これにより、維新が掲げる「大阪都構想」に暗雲が漂い始めている。

「結党後最大の痛手だと思うが、維新の命運は2015年春の統一地方選で決まるのではないか。住民投票も統一地方選後まで遅れると思う。それまでにどう転ぶか……」

 9月29日に投開票された堺市長選挙の翌日、大阪市のある関係者は、選挙結果をこう分析した。

 大阪都構想が最大の争点となった堺市長選は、現職の竹山修身氏が大阪維新の会公認の新人候補を破り、再選を果たした。

 竹山氏は「この選挙は堺市民と大阪維新の会との戦いだった。自由自治都市堺を守れたことが無二の幸せ」と、満面の笑みで語った。

 一方、日本維新の会の橋下徹共同代表は「堺がなくなってしまうという間違ったメッセージが広がってしまった。僕への批判もあった」と肩を落とした。地元・大阪の選挙で常勝だった橋下氏の「不敗神話」が崩れた瞬間である。

 大阪都構想は、大阪府と大阪市、堺市を合体させ、新たな広域自治体(都)と新たな基礎自治体(特別区)に再編するもの。二重行政の弊害をなくし、大阪の再生を図るのが狙いである。

 大阪維新の会の看板政策で、すでに大阪府と大阪市は、法定協議会を設置して協議を重ねている。残る堺市の協議参加を目指していた橋下氏は、今回の市長選を「負けられない大戦」と位置づけたが、結果は完敗だった。

 そもそも堺市長選は、とても奇妙な戦いだった。再選を果たした竹山氏は、もともと大阪府知事時代の橋下氏の部下。4年前の市長選で現職を破り、初当選した。その際の後ろ盾が橋下氏だった。

 その後、竹山氏は都構想に異を唱え、自民・民主・共産・社民各党が相乗りで支援に回った。

「堺をなくすな」「堺は一つ」と声を張り上げ、「反維新、反都構想」キャンぺーンを張ったのである。

 ではなぜ、橋下維新は敗退したのか。一つ目は、大阪市と堺市の相違点が挙げられる。堺市は7年前に政令指定都市になったばかりで、「二重行政の弊害」を市民はそれほど感じていなかった。

「都構想でなくなるのは堺市役所と市議会だけ」との訴えも、竹山陣営の「大阪都に入ったら、堺のカネが吸い上げられるだけ」といったわかりやすい主張にかき消されたのである。

 二つ目は、政権交代により閉塞感が期待感に変わって維新の輝きが低下していること、そして三つ目が、維新側の失策。橋下氏の慰安婦発言をはじめ、大阪市の公募区長や公募校長によるセクハラ、パワハラの相次ぐ発覚だ。

■国政では安倍政権と市議会では公明との協力なしでは不可能

 こうした選挙結果を受け、都構想は今後、どうなるのか。

 維新の政調会長を務める浅田均・府議会議長は、「法定協に加わるには市議会の議決が必要なので、今回の市長選でわれわれが勝ったら堺市も即参加というものではなかった。府市の協議に影響はないと思います」と語る。

 また、橋下氏について浅田氏は、「これまでも『大阪に専念したい』と言っていたから、今後はそうなるでしょう。野党再編などは国会議員団に任せ、自分は表に出ないようになるのでは」と内情を明かす。

 維新側が描く都構想のスケジュールは、来年夏ぐらいまでに再編案を絞り込んで協定書を取りまとめ、議会の議決を経て、秋にも住民投票で大阪市民の意思を問う。そこで半数以上の賛同を得た上で、翌15年4月から大阪都に移行し、特別区を設置する。橋下氏、松井一郎知事の任期内での実現を目指すというものだ。

 しかし、都構想の議論には大きな難題や矛盾が横たわる。

 そもそも都構想は、衰退する大阪の現状を打破するために提唱された。行政と民間の役割や広域と基礎自治体の役割分担をゼロから見直し、行政の枠組みそのものを変えようという壮大な構想だ。

 しかし、枠組みや仕組みの改編に痛みや出費はつきもので、デメリットは見えやすく、すぐに表れる。一方で、効果は目に見えるまで時間がかかり、その量も不確か。制度設計の議論に住民は加われず、中身は見えにくい。今のままでよいのではと思うのが人情だ。

 大阪市は、都構想と並行して地域団体への補助金の見直しや、市立幼稚園の民営化などを柱とする市政改革プランも実行している。

 これに対し、住民の反発が広がっている。行財政改革への「総論賛成・各論反対」の動きである。

 維新の大阪市議団長の坂井良和市議は、「既得権益を持っていない方も、大きく変えることには強い抵抗感を持つのだなと実感しました。見直しは実態に応じてきめ細かくしないと……」と語る。

 ところで、都構想の行方に大きな影響力を持つのが公明党だ。維新が過半数を占めていない大阪市議会で、自民と民主、共産各党は都構想に反対、是々非々の姿勢だった公明党の賛成で法定協設置が可決された。

 その公明党市議団の論客、辻義隆市議は、「皆で設計し、新たな大都市の姿を描くはずだったが、実態は東京のカーボンコピー。東京のようになりたいと思う大阪人はいない」と語る。

 さらに辻市議は、「市長は今、市民にやいばを向けている。そうではなく、以前のように国に対して物申すべきだ」と苦言を呈す。

 都構想の実現には125もの法令改正が不可欠。国の協力が必要で、維新が国政に進出したのもそのためだった。ところが、国政の状況が一変。自民党の一強時代に変わり、改憲志向の強い安倍政権の登場となった。

 そこで距離が生まれたのが、維新と公明党との関係だ。つまり、法令の成立には安倍政権の協力が、大阪市議会での可決には公明党の協力が不可欠という、ねじれた状態に立たされているのである。

 こうした状況を切り抜けるには、スケジュールにこだわるのではなく、丁寧に時間をかけて議論を重ねるしか手はないといえる。

 (「週刊ダイヤモンド」委嘱記者 相川俊英)



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記事 [政治・選挙・NHK155] 政治・選挙・NHK155を起動しました
政治・選挙・NHK155を起動しました

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よろしくお願いします。


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記事 [政治・選挙・NHK155] 「胃腸が弱い」安倍晋三首相が、「富国強兵」に邁進し、手を広げすぎて「消化不良」で自滅する兆候が見える () 
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/105a77f31bb8496bab144042a84fed15
2013年10月16日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆第185臨時国会が10月15日、やっと召集された。会期は12月6日までの53日間。衆参両院のねじれを解消した7月の参院選後、初の本格論戦の場となる。安倍晋三首相が、所信表明演説を行い、この国会を「成長戦略実行国会」と位置づけ、産業競争力強化法案など重要法案の成立を急ぐほか、国家安全保障会議(日本版NSC)法案や社会保障制度改革プログラム法案の成立に全力を上げると力説した。

 衆参の本会議での安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党代表質問は16日から3日間行われ、来週から予算委員会で論戦を繰り広げた後、11月初めから法案審議が本格化する。

◆第2次安倍晋三内閣が成立したのは2012年12月26日だった。それから10か月近くになるけれど、これまでに結果を出したのは、「2014年4月1日から消費税増税法に基づいて税率を現行5%から8%に引き上げることを正式決定した」くらいで、政権の目玉政策である「アベノミクス」は、その成果を上げているとは言えない。肝心要の「成長戦略」は、依然として「漠然」としており、「国家総動員態勢」で景気を押し上げるに至っていない。「原発セールス外交」にしても、訪問先の国々では「一体何のために来たのか分からない」と不評だという。

 また、2020年夏東京五輪が決まったものの、一般の商店街や企業などが「東京五輪」の名称を便乗使用するのをJOCが厳しく制限していることから、全国津々浦々で「東京五輪」が一向に盛り上がってきていない。ごく少数のスポンサー企業だけが「から騒ぎ」している感が強い。しかも、福島第1原発の放射能汚染水漏れ事件が頻発しているため、最悪の場合、「東京五輪返上」=「トルコのイスタンブール五輪開催」になる可能性がある。

◆臨時国会召集を機に「安倍晋三政権に課せられた使命と役割」を整理しておこう。
 まず、日本の「パラダイム・シフト」を加速化することである。それは、
1.国際法重視、世界標準化
2.英語の取引
3.パソコン、インターネット使用

【具体的政策】
1.消費税増税(2014年4月1日から、税率5%→8%へ、2015年10月1日から、税率8%→10%へ)
2.TPP正式加盟
3.米国債をサムライ債へ切り替え
4.集団的自衛権行使容認
5.日本国憲法改正(第96条、9条→国防軍創設、特別秘密保護法制定)

【安倍晋三首相の「富国強兵策」】
1.「富国策」=「アベノミクス政策」(「3本の矢」=異次元の大胆な金融緩和策、積極財政政策、「成長戦略」=規制緩和、カジノ、介護ロボット、ips細胞、原発海外輸出など)、このほか「カジノを含む統合型観光リゾート」(Integrated Resort=IR)」
2.「4本目の矢」=2020年夏五輪
3.「強兵策」=イージス艦(6隻体制→7隻体制)、空母型護衛艦「いずも」に続く、新鋭艦建造、米国からオスプレイ大量購入など。

◆安倍晋三政権はeBayで農産物などの輸出振興システム構築に全力を上げている。農産物をはじめTPP体制によりダメージを受けるすべての産業の輸出振興を図る目的で世界1のネットオークション「eBay(イーベイ)」と決済会社「paypal」を活用するシステムを構築するのだ。

安倍晋三首相は、自らが掲げている「10年間で農業・農村の所得倍増政策」に早々と舵を切っていた。TPPによってダメージを受ける農業はじめ全産業について、ある企業が取り仕切り、その企業の下に政府系金融機関と半導体メーカーがつくことになる。政府系金融機関は主に農業関連をカバーし、半導体メーカーは半導体の設計を担当する設計開発商社として、エレクトロニクス分野、IT関係のインフラを構築していく。それぞれに100億円くらいの免責免税がかかり、資金は全て大手金融機関に入る。それを準備金とするが、それとは別に、2013年度政府予算で、TPP関連でダメージを受ける産業に対する支援予算500億円が確保されており、その資金で2014年1月ごろに向けて、10月から具体的なプロジェクトに取りかかっている。

◆【タイムスケジュール】
1.2014年夏、安倍晋三政権の限界が見えてくる。「富国強兵策」に邁進し、あれもこれもと欲を張り、手を広げ過ぎて、取り組む課題がどれもこれも結果を出せず、結局、これらすべてを消化し切れず、文字通り「消化不良」により「消化器」を壊して自滅し退陣に追い込まれる。すでに顔の色艶などに兆候が見えている。孔子の言葉に「過ぎたるは猶及ばざるが如し」(論語)というのがある。徳川家康公は「及ばざるは、過ぎたるより優れり」を遺訓としている。
・消費税増税に対する国民批判。
 ・TPPに対する農家、農業団体の批判。安倍晋三首相は「ウソつき首相」の声にさらされる。
 ・原発推進に対する国民批判・原発セールス外交に対する諸外国からの批判。
 ・憲法改正に対する国民批判。

2.2015年6月、天変地異(富士山大爆発など)

3.2016年7月、衆参同日(ダブル)選挙→2大政党〜政権交代。

世界支配層(主要ファミリー)が「新帝王」に指名している小沢一郎代表が、すでに密約している小泉純一郎元首相によると本格的な景気浮揚策が始まる。併せて、小泉進次郎衆員議員を「総理大臣」に就任させるための準備が進められる。
 このほか、周辺国で大規模な「パラダイム・シフト」が断行され、これに日本も関与することになる。

【中国東北部「旧満州」に「ネオ・マンチュリア建設計画、北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)による朝鮮半島統一・大高句麗国建設計画」がスタート】
【大プロジェクト】 
 「ネオ・マンチュリア開発」
 「国連開発計画による豆満江流域開発・第2の香港建設」
 「大高句麗開発」

http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/102.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 安倍首相の「積極的平和主義」は「積極的武力主義」の意 (生き生き箕面通信) 
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/74ab15cf0074e133aa5dabdee2d707aa
2013-10-16 07:06:04

 「『積極的平和主義』こそが、わが国が背負うべき21世紀の看板であると信じます」と安倍首相は昨日10月15日の所信表明演説で強調しました。安倍首相は今国会を「成長戦略実行国会」と位置づけました。しかし、それは表向き。本当の狙いは「戦争ができる国」にすることです。

*The Haffington Postni(略称・ハフポ)に掲載された写真をコピペ。ハフポはアメリカのリベラル系インターネット新聞で、朝日新聞と連携、今年5月から日本でも配信

 「戦争ができる国」にするため、首相演説は、憲法を変えるための「国民投票手続き法」の成立と、「「国家安全保障会議」(日本版NSC)の創設に固い決意を示しました。

 すでにアメリカさまのおっしゃる通りオスプレイも買いました。どんどん武器を買います。新しいレーダー基地も造り始めました。日米共同訓練も例年になく力が入っています。

 もうひとつ、今国会で是が非でも成立させようと心に決めているのが、「特定秘密保護法案」です。「何が秘密なのかは秘密」というこのとんでもない法案は、中曽根首相時代からの自民党の悲願です。今回はアメリカからの法案成立の催促圧力がこれまでになく強いだけに、この国会の終盤に短期間であっという間に採決する段取りと見られます。

 アメリカは国家予算が新年度に入っても成立させられない情けない国に転落し、国防予算も削減の一方です。それだけに、日本への肩代わり要求が強い。その場合、かなりの秘密を日本とも共有せざるを得なくなりますが、日本は信用できない。よほど秘密を守れる態勢に変えてしまわなければ、日本を本格的な下請けとして使いこなせない、という判断です。

 安倍首相が所信表明演説であえて触れなかったのが、この「特定秘密保護法案」と「集団的自衛権を広く行使できるようにする措置」についてでした。いずれもアメリカの強い要求に基づく措置です。ただ、あまり本音を見せると、反対運動を刺激して成立させられるものが失敗しかねない。そんな失敗を犯すよりも、黙って通してしまい、実利を取る方がいいと判断したようです。

 日本ではすでに隠ぺい、ごまかし、ウソが横行し、まっとうな民主主義は殺されてしまいました。日本の民主主義を殺したのは、常に政権側であり、政権を操る官僚であり、その後ろに控えるアメリカのジャパン・ハンドラーたちです。もちろん、マスメディアも同類です。さらにいえば、そんな政権側のプロパガンダにだまされる私たち有権者側の責任でもあります。

 それにしても泥船アメリカに、どこまでも追随しようとする安倍船長の日本丸。私たち日本国民は十把ひとからげで、その乗船員です。



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/103.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 「審査員の平均年齢を最高裁がミス」(EJ第3652号) (Electronic Journal) 
「審査員の平均年齢を最高裁がミス」(EJ第3652号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/377549926.html
2013年10月16日 Electronic Journal


 東京第5検察審査会の第2回の「起訴相当」議決には明らかに
矛盾点が多くあり、不正があったといえます。もし、起訴議決の
あったとする9月14日以前に、小沢事件の担当検事である斎藤
隆博検察官が第5検察審査会に不起訴の説明に行っていないとす
れば、2回目の「起訴相当」議決そのものが無効になります。

 しかし、検察審査会は、どのような審査員がどのようにして選
ばれ、いつ審査が何回行われ、いつ、どのように議決されたかが
一切ブラックボックスになっており、公開されないのです。結果
だけが公表されるだけです。

 まるで中世の闇裁判、魔女裁判そのものです。国会議員はなぜ
このような法案を安易に成立させたのでしょうか。そういう意味
で国会議員にも重大な責任があります。

 その結果、小沢一郎氏は、民主党代表選に敗れただけなく、そ
の闇裁判によって強制起訴され、刑事被告人になったのです。メ
ディアは一斉に「小沢氏の影響力低下」と書き立てたのです。並
みの政治家であればとっくの昔に葬り去られています。

 検察審査会の審査のすべてが公開禁止であるなら、検察審査会
を事実上運営している最高裁事務総局はそれを守るべきです。し
かし、彼らは秘密であるはずの審査の模様を新聞にリークし、書
かせています。これは明らかに法律に違反しています。なぜ、そ
んなことをするのでしょうか。

 それは、そうしないと本当に審査が進められているのか国民に
不審に思われるからです。そもそも完全非公開という法律自体に
無理があるのです。ところが、その点を最高裁事務総局に迫ると
「リークなどしていない」と開き直る始末です。

 2010年10月25日に志岐武彦氏は、東京第5検察審査会
に行き、東京第1検察審査会事務局長・長瀬光信氏と次のやり取
りをしています。東京第5検察審査会事務局長に面会を申し入れ
たのに、なぜか東京第1検察審査会事務局長が応対に出てきたの
です。この謎は後で解けます。

―――――――――――――――――――――――――――――

 志岐:読売新聞の記事に基づけば、9月8日から14日に議決
    されるまでの間に平日は5日しかない。この間に11人
    の審査員を何度も集めるのは難しいのではないですか。
    たとえ集めることができたとしても、これだけの短期間
    に素人の審査員が膨大な捜査資料を理解し、議論し、そ
    れをまとめられるとは考えられません。そもそも10月
    までに議決すると言っていたのに、どうして短期間で一
    気に決めることになったのですか。

 長瀬:事務局は、読売新聞に記載されたような内容を公表した
    覚えはありません。

 志岐:「関係者の話で」となっていますが、読売新開が勝手に
    嘘の記事を掲載したということですか。

 長瀬:読売新聞に確かめてください。

 志岐:多くのメディアが同じような報道を流しています。それ
    も嘘だと言うのですか。

 長瀬:・・・・・       ──志岐武彦/山崎行太郎著
     『最高裁の罠/the Trap for Ozawa』/K&Kプレス

―――――――――――――――――――――――――――――

 すべてがこういった調子なのです。実際は、検察審査会自体が
リークしているとは考えられないので、最高裁事務総局がリーク
していると思われます。そういう意味で長瀬氏のいう言葉にウソ
はないのでしょうが、もしまったくリークしていないのであれば
どのようにして読売新聞をはじめとする他の新聞社は、秘密裏に
行われたはずの検察審査会内部の詳細なやり取りがわかったので
しょうか。それにしても、志岐氏の追及はきわめてシビアであり
検察審査会事務局長もたじたじになっています。

 しかし、これは完全な水掛け論です。たとえメディアにどうし
てそれを知ったのかと追及しても、取材に基づくものと答えるで
しょうし、取材元はいえないと突っ張られるだけです。最高裁事
務総局はそれがわかっているので、平気でリークするのです。

 この検察審査会の審査の状況のリークは、検察が取り調べ状況
をリークするよりも問題があります。なぜなら、取り調べ状況を
漏らすことは法律違反ではないのに対し、検察審査会の審査状況
は非公開であり、それをリークすることは法律違反になるからで
す。ただ、検察の場合、リークの内容にウソが入るので、これは
悪質な世論誘導になります。だからこそ取り調べの可視化が求め
られているのです。

 小沢事件を審査した2回目の東京第5検察審査会で疑問が生じ
たのは、審査員の平均年齢の発表です。

―――――――――――――――――――――――――――――

  ≪2010年10月4日発表≫
   ・第2回の審査員平均年齢 ・・・ 30.90 歳
   ・修正1回目 ・・・・・・・・・ 33.91 歳
   ・修正2回目 ・・・・・・・・・ 34.55 歳

―――――――――――――――――――――――――――――

 「30.90 歳」という発表には「若過ぎる」という疑問が出
たのです。そうしたところ、第5検察審査会は37歳の審査員の
年齢を足し忘れて、10人の合計年齢を11で割ってしまったと
いうことで、「33.91 歳」と訂正してきたのです。

 しかし、事務局のいう通りに計算しても「33.91 歳」には
ならないので、指摘したところ、もう一度見直したらミスを発見
したので、再計算したところ「34.55 歳」になったと、また
しても訂正してきたのです。ところが、この「34.55 歳」で
も若過ぎるのです。数学者の芳沢光雄桜美林大学教授の計算によ
ると、そうなる確率は1.28 %に過ぎないのです。1回目の審
査員の平均年齢も「34.55 歳」であり、2回目と同じです。
2回続けて平均年齢が「34.55 歳」になることは統計的にも
あり得ないことです。それにしてもなぜこんな単純な計算を何回
も間違えるのでしょうか。 ─── [自民党でいいのか/74]

≪画像および関連情報≫
 ●平均年齢をめぐるふたつのナゾ/あるブログより

  ―――――――――――――――――――――――――――

  検察審査会で「強制起訴」が決まり、民主党・小沢一郎元代
  表が法廷に出るのも時間の問題となった。それにしても、強
  制起訴にいたる検察審の対応には、いまだ釈然としないもの
  がある。その最たるナゾが、この事件を担当した東京第5検
  察審査会メンバーの平均年齢にまつわる一件だ。強制起訴の
  議決を公表した10月4日、審査会事務局は検察審メンバー
  11人の平均年齢を「30.90 歳」と発表。すると、「審
  査員は選挙人名簿から選ばれるはずなのに、平均年齢が若す
  ぎるのでは?」という指摘が殺到したため、事務局は再計算
  の結果を「33.91 歳」と訂正した。その理由は「37歳
  の審査員の年齢を足し忘れて、10人の合計年齢を11で割
  っていた」というもの。しかし、ここでも事務局はミスを犯
  す。37歳を含めて再計算しても「33.91 歳」にはなら
  ないのである。その理由について事務局は、「最初に公表し
  た『30.90 歳』がそもそも間違っておりました」と答え
  ている。最終的に「34.55 歳」に落ち着いたのは、当初
  の発表から実に10日もたってからだった。検察審査会は、
  11人の審査員の平均年齢を出すのに、10日間もかけてい
  たことになる。問題はそれだけではない。「2度の修正はお
  粗末すぎますが、それだけなら単純な『事務的ミス』で済ん
  だはず。問題は、計算し直された平均年齢がなぜか半年前の
  1回目の議決のときと同じ数値であること。1回目と2回目
  で審査員メンバーが替わっているにもかかわらず、『34.
  55歳』という数字がピタリと一致しています。こちらの計
  算ではそんな若いメンバー構成が2度も続く確率は0.1 %
  以下。これはあまりにも不自然です。(全国紙政治部記者)
                   http://bit.ly/17wUg0Q



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/104.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 衆参両院で東京五輪成功へ決議 「国民に夢と希望」(共同通信) 山本太郎氏が反対 
http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013101501001951.html
2013/10/15 17:12 共同通信


 衆参両院は15日午後の本会議で、2020年東京五輪とパラリンピックの成功に向けた努力を政府に求める決議をそれぞれ採択した。衆院は全会一致、参院は無所属の山本太郎氏が反対した。

 決議を受け下村博文文部科学相は「オールジャパンで推進することが重要だ。成功に向け最善の努力を図る」と述べた。

 決議は衆参両院とも同じ内容。五輪開催を「スポーツ振興や国際平和への寄与にとって意義深い」と位置付け「元気な日本へ変革する大きなチャンスとして国民に夢と希望を与える」と強調した。



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/105.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 写真速報:「憲法・秘密保護法」安倍暴走を止めよう!〜臨時国会開会日に二つの院内集会(レイバーネット日本)
「こんな法案許さない」=秘密保護法案反対派が集会−東京(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013101500842

 政府が検討を進めている特定秘密保護法案に反対する集会が15日、東京都千代田区の衆院第1議員会館内で相次いで開かれ、憲法学者や市民団体が「国民の知る権利が損なわれる。こんな法案は許さない」などと廃案を求めた。
 正午からの集会には約90人が出席。日本体育大の清水雅彦准教授(憲法学)は「保護法で守られるのは、国民の安全ではなく、国家の安全。国民が民主主義的に物事を決定するには、いろいろな情報が必要だ」と訴えた。集会後、清水准教授らは議員会館の各議員の部屋を回り、法案に反対するよう求める要請書を配布した。(2013/10/15-20:19)

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「憲法・秘密保護法」安倍暴走を止めよう!〜臨時国会開会日に二つの院内集会(レイバーネット日本)
http://www.labornetjp.org/news/2013/1015shasin


http://www.labornetjp.org/news/2013/1015shasin

臨時国会開会日の10月15日午後、安倍暴走に危機感をもつ二つの市民集会が院内で開かれた。「集団的自衛権の行使は平和憲法の破壊だ!10.15院内集会」と「市民の生命と安全を脅かす秘密保護法案に反対する院内集会」で、あわせて300人以上が集まった。安倍首相の演説を聞いたばかりの照屋寛徳議員(社民)は、「『積極的平和主義を掲げて前に進んでいく』だと、何言ってるんだこのバカタレ!」と「安倍のウソ」を一喝。また山下芳生議員(共産)は、「国民で改憲を望んでいる人は3%。安倍政権と国民の意識は完全にねじれている。ここを足がかりに跳ね返そう」と呼びかけた。両集会で異口同音に強調されたのは秘密保護法の怖さ。「何が秘密なのかも秘密」「真実を追及する国会議員やジャーナリストが逮捕される」「一気に戦争モードになる」。山本太郎議員も「こんな危ない法律は上程させてはいけない。いま頑張ろう」と訴えた。二つの集会からは、安倍暴走「戦争への道」を絶対止めるという超党派議員と市民の熱意が伝わってきた。(M)

↓「集団的自衛権の行使は平和憲法の破壊だ!10.15院内集会」
http://www.labornetjp.org/news/2013/1015shasin

↓照屋寛徳議員、怒りのスピーチ「戦争は絶対に許さない」
http://www.labornetjp.org/news/2013/1015shasin

↓共産党議員が多かった。発言しているのは無所属の糸数慶子議員。他に民主党の辻元清美議員、社民党の福島みずほ議員・吉田忠智議員(党首)も出席した。
http://www.labornetjp.org/news/2013/1015shasin

↓新人議員も頑張る。吉良よし子議員(共産党)
http://www.labornetjp.org/news/2013/1015shasin

↓山本太郎議員(無所属)
http://www.labornetjp.org/news/2013/1015shasin



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/106.html
記事 [政治・選挙・NHK155] やなせたかしさんの死が教えてくれたもの (天木直人のブログ) 
http://www.amakiblog.com/archives/2013/10/16/
2013年10月16日

 やなせたかしさんの死をメディアがいっせいに取りあげている。

 なぜここまで大きく取り上げられるのか。

 それは彼が終生訴え続けたテーマが「反戦と命の尊さ」であり、「正義の大切さ」であるから
だ。

 安倍政権がまさしくそれと反する政策を強行に進めようとしている時、国民の多くがそれに不安を持ち、それでいてその暴走を止められない絶望感を抱いている。

 そんな時であるからこそアンパンマンの死を惜しむからだ。

 しかし彼の逝去を報じる報道で私が感じた事はその事ではない。

 政府が彼に勲章を与える事にしたという報道があった。その勲章は瑞宝なんとか4位という勲章であるという。

 世の中をここまで悪くした政治家や官僚が最高位の勲章をもらい、経団連の会長までもが現役中に旭日大勲章をもらっているというのに、やなせたかしさんが死後に受け取る勲章がそれらよりはるかに低い勲章なのだ。

 ここに日本の政治の貧困を見る。

 やなせたかしさんの死が教えてくれたこと。それは日本の政治はどんなにすぐれた人であっても一般国民を下に置く政治であるということである・・・



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/107.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 安倍政権が提案する「秘密保護法」は亡国の始まり  
臨時国会がきょう(15日)から始まったが、恐ろしい展開になりそうだ。後世の歴史家も注目するのではないか。

今国会の目玉は「日本版NSC設置法案」と、その前提となる「特定秘密保護法案」である。前者はCIAの物マネ法案、後者は、政府が決めた「特定秘密」を漏らせば、最高懲役10年の刑になる情報統制法案だ。

戦前の治安維持法を彷彿させる中身で、だからこそ、弁護士会をはじめ、多くの識者が反対運動を展開しているのだが、今国会で必ず成立してしまう。安倍与党が圧倒的な数の力を持っているだけでなく、野党第1党の民主党が“共犯”同然だからだ。

安倍政権が提案しようとしている「秘密保護法案」は、民主党政権下の2011年8月に有識者会議が出した報告書「秘密保全のための法制のあり方について」がたたき台なのである。情報公開に熱心だった民主党は一方で秘密保持に注力した。この一点において、民主党の情報公開は見せかけだったと断じていい。

月刊誌「世界」11月号では、元毎日新聞の記者で、ジャーナリストの西山太吉氏がこの辺の事情を書いている。1972年に沖縄返還に絡む密約取材をめぐり、機密漏洩の教唆に問われ逮捕された「運命の人」だけに、この手の嗅覚は鋭い。

〈60年安保から沖縄返還を経て、現在に至るまでの間、自民党政権は終始、日米同盟を日本の存立基盤に据え、その同盟の聖域化に全力を上げてきた〉

〈そうした自民党のやり方をテコ入れし、促進させたのが対抗する相手のはずの民主党政権であった〉
こう断じた西山太吉氏は民主党政権が一度たりとも、情報公開法改正案を成立させようとしなかったこと、それどころか、改正案を永遠に抹殺してしまう秘密保全法制の制定に着手したことを紹介、〈そのためか、かつて、自民党政権時に沖縄密約を徹底否定し、外務担当の内閣官房副長官補に任命された河相元北米局長を、あえて副長官補に再任するという異例の人事を行った。彼が、秘密保全法制のためにつくられた内閣の有識者委員会への資料提供などの面で中心的な役割を演じたのは想像に難くない〉とえぐった。

◇権力の蜜の味が忘れられない民主党

こんなのが野党第1党では、本当に戦前の悪夢がよぎってくる。与野党一致で言論弾圧法案成立なんて、大政翼賛会だが、実際、民主党の大畠幹事長は秘密保護法案について否定も拒絶もしていない。10日の記者会見では「国民の知る権利がどう位置付けられるか誠に不透明だ」と言いながら、法案に賛成するかどうかは「内容を吟味しながら対応方針を定めたい」と言った。条件次第で賛成しますよ、ということだ。

それでなくても民主党は国会開会前から既に自公と一体化した動きを見せている。首相や閣僚の国会答弁を減らす国会改革や選挙制度改革での3党協議に乗っかっているし、一度は離脱した社会保障協議でも復帰の方向だ。

これには、半分与党みたいな維新の会も呆れて、「違和感がある」(松野幹事長)と噛みついたほどだ。政治評論家の野上忠興氏はこう言った。

「民主党は『反対するだけの野党にはならない』とか何とか言うのでしょうが、有権者だってばかじゃない。権力の蜜の味を一度でも味わうと忘れられなくなる。それが今の民主党でしょう。自公にくっついていれば、自民が崩れた時に補完勢力として政権に関われるとでも思っているのか。だとすれば、勘違いも甚だしい。野党というのは権力と徹底抗戦するのが本来の姿です。まして、安倍自公政権の危険な右傾化、横暴、独裁的手法がこれだけあからさまなのに、何をやっているのでしょう。権力にすり寄れば、ますます有権者に見放されるだけです」

これはヒドイ国会になる。言論の府の腐敗堕落、機能停止は目を覆うばかりだ。

◇後がない米国に日本を丸ごと差し出す狂気

安倍首相がかくも秘密保護法の成立を急ぐのは、日米同盟の強化につながると思っているからだ。相変わらずの米国隷従だが、その米国は今、どうなっているか。かつての威信は地にまみれ、のっぴきならない状況だ。そんな米国のために安倍は国を売ろうとしているのだから、狂気の売国政策と言うしかない。

オバマ大統領は債務上限の引き上げ問題で議会との対立が続いている。先週開かれたG20では、「米国は緊急の行動をとる必要がある」と異例の声明を出された。さながらギリシャ、スペイン扱いである。

オバマはシリア問題でも、一度空爆を決めながら立ち往生して、リーダーシップのなさを印象付けた。そんな落ち目の米国が最後にすがっているのがアジアなのだ。

「オバマ大統領はテレビ演説で、『米国は世界の警察官ではない』と宣言しました。その一方で、『我々は世界をリードする』という考え方は変えていません。しかし、超大国として君臨し続けるためには、儲ける仕組みを維持しなければならない。そこで、成長が著しく、今後も消費が伸びるアジアを取り込もうとしているのです」(国際ジャーナリストで早大客員教授の春名幹男氏)

前出の西山太吉氏も「世界」の論文でこう書いていた。
〈(東アジア地域に重点を置き換える)新軍事戦略は、イラク、アフガニスタンの失敗によって、すでに中東を諦めた米国が、対中国抑止をちらつかせながら東南アジア6億の巨大な市場にクサビを打ち込もうとする最後の戦略とまで呼ばれている。(中略)その過程では中国との交流を頻繁にし、必要以上には決して刺戟しないという巧妙な戦術も組み込まれている〉

米国にとって、アジアは最後の砦だ。ここで失敗したら、もう後がない。最後のバクチみたいなものだ。そのために中国とも裏取引する。すり寄ってくる安倍も利用する。日本にTPPの旗振り役をやらせ、日米同盟強化を大義名分に、もっと協力を迫る。安倍はというと、それに応えるために、日本を丸ごと差し出そうとしているわけだ。

◇戦争をする国への入り口が開く

安倍がもくろむ集団的自衛権の行使容認は、米国の最後のバクチのお手伝いだ。その前提条件が日本版NSCと秘密保護法になるのである。

こんな亡国政策を黙認していたら、いずれ、国民の生命も財産も米国に吸い上げられてしまう。日本は重大な岐路なのだが、野党も協力するヤラセ国会を見ていると、暗澹たる気持ちになってくる。

日本は少なくとも表向きは民主主義国家として存在してきたが、それも今国会が最後になるのではないか。そんな予感すらしてくるのだ。

「なぜ、安倍政権は秘密保護法を急ぐのか。今でも国家公務員法に秘密保護の規定がある。現状でも秘密保持はできるのです。裏を返せば、政府は今後、国の針路や国民の命運を大きく左右する重大な秘密が出てくると予想しているのでしょう。そのために規制の網を大きくしておく必要がある。そう考えているとしか思えません。その手の秘密とはもちろん、軍事機密でしょうから、日本はこれから戦争をやる国になるのです。安倍政権は今、その準備を進めようとしているのですよ」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)

この法案を通したら最後、日本は戦争をする国になる。その入り口が公然と開かれてしまう。この国会を歴史に残すようなことがあってはならないのだが、絶望的だ。

日刊ゲンダイ
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10059.html
http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/108.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 森山法務大臣の三井環大阪高検公安部長への懲戒免職処分不服申立事件

                   2013年10月16日
                市民連帯の会 代表 三井 環

 森山真弓法務大臣が三井環大阪高検公安部長に対し、懲戒免職処分としたが、これを不服として懲戒免職処分の取り消しを求めて、三井環は人事公平委員会に提訴している。

 その審議の中で、当時の検事総長原田明夫を平成25年9月29日証人申請をした。その申請内容については、既に市民連帯の会のホームページに掲載をしている。


1、 原田明夫元検事総長は、記者会見をして、「法務検察の裏金づくりは存在しない。事実無根である」と、国民に対し、大嘘をついた人物である。それが原点となって、鈴木宗男議員らによる、予算委員会や法務委員会などにおける裏金づくりの追及に対して、これを否定する答弁を繰り返し、年間、約7億円にのぼる虚偽公文書作成、同行使、私文書偽造、同行使、詐欺等の巨額犯罪を法務検察あげて、現在に至るも、隠ぺいをし続けている。
三井環事件の大阪高裁判決は、裏金づくりの事実を認定している
にもかかわらず、これを法務検察は全く無視している。また、大手メディ アはその判決内容を報道しないでいる。
  三井環事件は、原田明夫元検事総長が陣頭指揮をした事件だと言われている。当時の佐々木茂大阪地検検事正は、三井逮捕に反対したと言われている。
 平成14年4月22日昼から、ザスクープの鳥越俊太郎の収録の予定であった。その3時間前に、三井環は大阪地検特捜部によって逮捕された。
 5月の連休明けには、朝日新聞東京本社が法務検察の裏金づくりを一面トップで報道し、社会面で、三井環が現職のまま、実名で一問一答形式で裏金づくりの犯罪を語るという内容であった。
 その朝日新聞の記事を元に、当時の民主党幹事長菅直人が法務委員会で裏金づくりの犯罪を追及し、その過程で三井環を証人として喚問し、裏金づくりのすべてを証言した後、国会内で記者会見をして、検事のバッチを外すというスケジュールであった。5月の連休明けにしたのは、報道が途切れるのを配慮したためである。
 上記のスケジュールは大阪の日航ホテルで、4月18日、朝日新聞の落合記者と面談した段階で、最終スケジュールが決定された。
今、考えると、5月の連休明けを待たずにただちに行動に移っておれば、三井環の逮捕はなかったであろうと思われる。
 かえすがえすも、時期が遅れたことが残念でならない。直ちに行動に移しておれば、真逆に、原田明夫元検事総長ら法務検察幹部約70名が懲戒免職処分、国民から刑事告発され、犯罪人として、処罰をされたであろう。紙一重の場面であった。
 上記のような事実関係を、証人原田明夫元検事総長から追及する予定である。
 ただ、検察当局は証人原田明夫元検事総長には、徹底的に反対するであろうし、有形無形の圧力を法務検察の組織をあげて、人事院公平委員会に対して圧力を加えることは必至であろうと思われる。
人事院公平委員会は独立、公平な立場で職務を追及しなければならないが、この法務検察の有形無形の圧力を跳ね返すだけの度量の有無が問われている。

2、 原田明夫元検事総長は、三井環事件で戒告処分を受けたが、直ちに退職することなく、ほぼ定年まで検事総長職を務め、依願退職後は大企業の顧問弁護士を務めるなどして、富を築き優雅な生活を送っている。退職金は、6,7千万円を手取りで受領しているものと思われる。
 巨額の裏金づくりの犯罪者が、堂々と街を闊歩し、誰に咎められることなく生活している。一歩間違えれば、上記のとおり、懲戒免職処分となり、処罰された可能性もある人物である。彼が、裏金づくりは事実無根であると、大嘘をついたことは、もはや、彼の人間性を否定せざるを得ないと思われる。
 証人申請する場合には、証人の住所を明示しなければならない。
 調査をすると、原田明夫元検事総長の住所は、下記のとおりである。東京都港区六本木5−13−3 キャピタル麻布 101号室

3、 平成25年9月29日付人事院公平委員会に対する証拠資料提出書の中には、きわめて重要な証拠がある。
 甲第38号証、亀谷直人(府中刑務所服役中、渡真利忠光が企業舎弟となっていた六甲連合組長)から、三井環宛に一通の手紙が郵送された。たぶん、三井環事件の捜査、公判で、創り上げたストーリーを、調書化、証言化したため、それを悔いて、真相を三井環に明らかにしたものと思われる。それ以外に、三井環宛に手紙を書く理由は、何ひとつない。
 その手紙の内容によると、詐欺罪の共謀がないこと、贈収賄事件ではなく、単なる私的接待(三井環が渡真利に200万円を無利息で融資した見返り)であること、便宜供与となる事実が全くないこと、グランドカーム事件は全く架空のストーリーであること、などが、生々しく語られている。
 渡真利忠光を取り調べたのが、かの有名な当時の元大阪地検特捜部検事大坪弘道である(村木厚子事件で、フロッピーディスクを改ざんしたとして、証拠隠滅で実刑判決を受けた前田恒彦主任検事を隠ぺいしたとして、犯人隠避罪で有罪判決確定)。
 かの有名な大坪弘道元大阪地検特捜部検事が、渡真利忠光を利用して、架空のグランドカーム事件を創り上げたり、便宜供与の事実を創り上げたりしたことなどが、如実に物語られている。(甲第38号証 亀谷直人メモ)(証拠資料提出書 平成25年9月29日付)
 大坪弘道元大阪地検特捜部検事は、三井環事件で手柄を立てたため、法務省の課長に異例の栄転をし、その後、神戸地検特別刑事部長、大阪地検特捜部長、京都地検次席検事と、順調に出世コースを歩んでいた。
 ところが、村木厚子事件で、真っ白な事件を真っ黒にしようとして失敗し、失脚した。三井環事件は、真っ白な事件を真っ黒にして成功した事例である。約10年の歳月を経て、ようやく、亀谷直人の口から真相が明らかになった。
 この際、大坪弘道元大阪地検特捜部検事は、検察当局に自らやられたのであるから、もはや、しがらみはないと思われる。自らの裁判も確定したので、三井環事件の真相を明らかにすることこそ、自らに課せられた責務ではなかろうか。

http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/109.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 〈安倍日本の落とし穴〉「キケロばり」のスピーチ披露 東京五輪招致成功はいいことだらけだが(ZAKZAK) 
安倍首相の英語スピーチは東京五輪招致に貢献したが…(AP)


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131016/plt1310160723000-n1.htm
2013.10.16


★(1)

 東京五輪招致の成功は、安倍晋三首相の不安材料をとりあえず先延ばしにした。首相自身のスピーチも含めて、IOC(国際オリンピック委員会)総会での日本代表団のプレゼンは、中身が真実かとか、安請け合いだったとかは別として、誘致成功のためには誠に見事なものだった。

 「戦後レジームからの脱却」とちょっと方向が違うのが皮肉だが、何人かがフランス語で演説したことなど、西欧文明の価値観に寄り添う姿勢を示したことは、日本のあるべき姿を示していたと私は思う。JALのエアバス機購入決定もそうだが、中国に傾きがちだったヨーロッパに楔(くさび)を打ち込むことになったのではないか。

 安倍首相のスピーチを、スイスで教育を受けてきた在欧日本人大学生が「古代ローマの雄弁家キケロばりの雄弁術」とブログで褒めていたのを見て、なるほどと思った。

 きちんと暗記をして、格調高く身ぶり手ぶりを交え、強調すべきところはゆっくり話したのが良かった。福島第1原発を冒頭に持ってきたのは、攻勢防御として最善だった。スポーツ精神の世界的向上への貢献を意義として上げたことも、消去法に留まらない支持を得る材料になった。

 日本の政治家が英語でもっと長い演説をできるようになれば、国益を大いに増進することになるだろう。近代日本の初代首相に伊藤博文がなったときすでに、語学力も決め手だった。まして、国際化時代なのだから、これから首相になろうという政治家は、積極的に語学力を磨く努力する風潮にならないとおかしい。

 そして、五輪招致成功によって、日本人が景気が良くなると感じたことは、それが正しい見通しかどうかは別にして、消費税引き上げについて、経済ブレーンの保身による間違った助言で、安倍首相が非常識な判断をすることを回避させた。

 また、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の受け入れについても、五輪というグローバリズムの祭典を迎えることの高揚感が、行き過ぎた「国内の既得権保護」に固執することの歯止めになるだろう。

 外交政策においても、五輪が無事開催され、ボイコットを受けないように配慮せざるを得なくなる。それは、国内の不満のはけ口を外交に求める愚に走らないために好影響を与えるだろう。福島原発問題への対処でも、常に海外の眼を意識するようになれば好ましい。

 いいことだらけなのだが、そういうムードだけで内外の難問が解決するものでもない。五輪の弊害も相当ある。そのあたりを、明日以降、解説しよう。

 ■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書に「世界の王室うんちく大全」(平凡社新書)、「本当は偉くない? 世界の歴史人物」(ソフトバンク新書)など多数。



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/110.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 「NHK」を窮地に追い込む方法はないのだろうか? 世論操作の肝を握る公共放送 (世相を斬る あいば達也) 
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/56cdedd2523e50aa4e07955aef1997ec
2013年10月16日

 筆者はNHKのニュース中で、最も行政統治機構や政府のプロパンガンダ情報をセンセーショナルに喧伝しているのは、夜の7時のニュースだと思っている。悪名高い夜9時からのキャスター大越が尤もらしく解説するニュースより短絡的に、視聴者の記憶や思考経路を操作、誘導している番組はないと考えている。話題性からいくと、あの大越絡みの方が罵詈雑言を吐きやすいが、実は夜の7時のニュース番組のプロパガンダ性は断トツである。

 おそらく、多くの一般生活者は、おぼろげに耳に入ってくる言葉を記憶する。善良そうな男女のアナウンサーが、心配そうな顔をつくろい、政府や霞が関に都合のいい情報を、センセーショナルな効果音を背景に、まさに本当のように流暢に垂れ流すのだから、一般人はひとたまりもなく騙される。東京などは、それこそ特別な区域であり、地方の中年から高年層の就寝時間は、驚くほど早く、21時から22時なのである。つまり、選挙の折、投票率が最も高い人口層の人々は、大越のニュースを観ないうちに寝るか、風呂に入るのである(笑)。

 「ついに我が国の債務が1000兆円を超えました!赤ちゃんまで含めた国民一人当たり800万円の借金です!」日本政府の財政赤字の話題は、上述の調子で、10年、15年の間、NHKのニュースから、センセーショナルに流され、真実以外のなにものでもない処まで“財政赤字の神格化”がなされたのである。殆どの国民は、この“財政赤字の神格化”を疑おうとはしていない。厳然たる事実として受けとめているのである。評論家であった故大宅壮一が「一億総白痴化」とテレビを評した言説が証明されたわけである。

 多少調べてみると、大宅壮一は、茶の間置いておくテレビが、延々と番組を続けることで、そこに居る家族の目と耳を釘づけにしている状況を目の当たりにして、「一億白痴化」してしまうと言ったようで、「総白痴化」の総は後付けのようだ。1957年2月の“週刊東京”に≪ テレビに至っては、紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴組が毎日ずらりと列んでいる。ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって、『一億白痴化運動』が展開されていると言って好い。≫と書いている。「一億総懺悔」、「一億総中流」と同じように「総」をつけた方が、インパクトがあると云うことで、その後つけ加えられたようである。イスラエル建国に尽力し、初代・第三代首相に就任したダヴィド・ベン=グリオンも、テレビは無教養なメディアと考えていたらしく、イスラエルでテレビの普及が始まったのは、彼が退任した1960年代以降だったそうである。

 問題は、日本人のメディア・リテラシー(情報を評価・識別する能力)が未開人に近いことはつとに名高い(笑)。先進各国では、本来のディア・リテラシー(情報を評価・識別する能力)の教育を行っているが、日本でも教育に取り入れられたと云うので調べてみたが、ビデオカメラで撮影で自分達のニュース番組を作るとか、どうも本来の情報の真偽を見極める力と云う趣旨を履き違えているようだ。馬鹿じゃなかろうか。中高年ともなれば、メディア・リテラシーと云う言葉すら聞いた事があるか自体怪しいし、その意味を理解している国民は数パーセントしかいないのが、我が国の現実なのだから、そこで信頼の権化NHKが国民洗脳ニュースを真面目な顔で流せば、そりゃひとたまりもない。

 共同通信社と時事通信が核となっている(電通の回し者かW)公益財団法人の新聞通信調査会の2012年8月の情報信頼度調査によると、100点満点で、NHKテレビが70.1点・新聞が68.9点・民放テレビが60.3点・ラジオが58.6点・インターネットが53.3点だそうである。

 経団連系の経済広報センターが実施した「情報源に関する意識・実態調査」では、信頼できる情報の1位が新聞の57%で、2位がテレビの23%、ネットが13%となっている。インターネットを使っている人が対象の調査のようだが、「政治・社会」の情報収集は新聞とテレビ(ともに80%)で、ネットは趣味娯楽などの情報収集に使うそうである(笑)。朝日新聞が今年の8月に、わざわざ記事にするくらいだから、我田引水調査だったのだろう。

 自分らの成績を、自分らで調べ、その結果を鉛筆舐め舐め捏造する唯我独尊で、我田引水で、情報操作の臭いが少ないと思われる電通総研・日本リサーチセンター編「世界主要国価値観データブック 」がある。電通が絡んでいるので、多くの調査項目の一つとして、適当に調査されているようだが、新聞雑誌などメディアへの信頼度を調査した結果を見ると、日本が断トツにメディアを信頼している。勿論、それでも信頼度は47.9%だが、主要国の中では飛び抜けた%になっている。ちなみに、2位が中国の35.5%、3位が韓国の23.4%。この東アジア3国がプラス数値を出しているのみで、仏、独、米、英、豪の5カ国はすべてマイナスの信頼度になっている。英国、豪州に至っては70%以上が信用してないようだ(笑)。

 ついでに、各国のテレビに対しての信頼度調査項目もあった。今度は1位が中国で42.6%、続いて日本の37.9%、韓国の27.6%と続く。しかし、新聞雑誌に対する信頼度同様、仏、独、英、米、豪はかなり低い信頼度になっている。面白いのは、国営放送や公共放送のある国の場合、国民から一定の信頼は得ているようだ。それよりも、主要国の中で東アジアの日本、中国、韓国の三ヶ国だけが、そこそこメディアを信じていると云う現象は、やはり自由主義とか民主主義におけるメディア・リテラシーが如何に大切なものかと云う点で、非常に未熟な発展途上の様相を呈している。中韓と似たりよったりの日本人の“メディア・リテラシー”となると、何だかな〜と云う気分になってしまう(笑)。

 ジャーナリズムが正当に、正常に機能しない事には、“メディア・リテラシー”そのものが不在になるわけで、民主主義国家を標榜するには、まこと心もとないものがある。逆に観察するのであれば、欧米社会で発展したデモクラシーと云う国体そのものが、アジアに不向きな制度である可能性さえ感じてしまう。政府が好き勝手に作ってしまった借金を、「国民よ、オマエらの借金だぜ〜」と云うのは、土俵が違うだろう。そう云うことに気づかない、何ともお人好しな国民だ。

 日本政府の借金は、1000兆円―短期国債分106兆円=894兆円―地方債務201兆円=693兆円―建設国債251兆円=442兆円である。勿論、あくまで政府の借金であって、日本の場合は円建て国債なのだから、政府が国民から借りている借金であり、国民の借金ではない。“債権者である国民”を財務省の東大話法は、債務者にしてしまう驚きのレトリックを駆使しているのである。おそらく、政府の借金だとしても、GDPの80~90%の国債残高なのだろう。ただ、円建て国債であり、外貨準備云々の心配もないわけだから、米国国債(ドル建て)同様、自国通貨なのだから、デフォルトは論理的にあり得ない。

 ただ、米国債の場合には、米国自身が保有しているわけではなく、中国、日本など、国外の資金によって賄われているから、米国債の信用が落ちれば暴落であり、日中は大損することになるし、米国だけの意志で操作する限界もある。逆に日本の国債は、国内で殆ど消化されているので、政府と日銀の談合如何で、現在のように、まだまだ好き勝手が可能である。しかし、日米のどちらについても、意図的にデフォルトさせることは可能だろう。その場合、国債発行の論理的破綻ではなく、政治的意図による破綻の場合は、経済学の範疇からは推し量れないだけのことである。

 見出しの“「NHK」を窮地に追い込む方法はないのだろうか? 世論操作の肝を握る公共放送”なのだが、これがことの他難しい。筆者個人だけなら、テレビを見なければ良いわけだし、視聴料の催促がうるさければ、テレビを廃棄してしまえば良い。問題は、政治や社会の出来事のあらましだけで知りたい人々が、知る権利とか最低限の教養として、NHKのニュースを、ついつい見てしまうことである。メディア・リテラシーの素地も、訓練も受けていない、それらの善良な人々ほど、このNHKニュースや日曜討論などを視聴し、“そうなんだ”と納得するのだから手の打ちようがない。

 彼らを愚民だと罵っても、コチラが変人に思われるだけで、兎角この世は棲みにくい(笑)。福島原発事故で、あれだけ多くの嘘八百を垂れ流され、不満を口にしたとしても、娯楽番組やスポーツ中継の誘惑には負けるわけである。クーデターでも起きてNHKが制圧されれば、番組内容は変わるだろうが、ますますプロパガンダの色彩が強くなるだけである。テレビと云うもの、ぼんやりと聞いているだけでも、政治社会問題の情報を掻い摘んで、理解しやすい語りで、操作された情報が流されるのだから、手っ取り早い情報のキャッチアップには、“虎の巻”の威力を発揮する。

 民間放送局に体質を変えさせたとしても、大きさと質の問題で、一番スポンサーが広告を出したい放送局になるだけかもしれない。新聞の場合でも、ざっと見出しに目を通す場合が多く、その問題関連の負の情報は、小さな記事として扱われるので、隅から隅まで、丹念に自力で読み咀嚼するのは容易なことではない。おそらく、50年前くらいの日本では、物事を理解する為には、“本を読む”が、物事を理解する唯一の正攻法だったのだろうが、時代はそれを許さなかった。果たして、テレビから毒を抜く方法はあるのだろうか。その方法の不在を前に、思考が停止する筆者だが、いまだに、この日本人のメディア・リテラシーの向上への処方箋は見えてこない。


http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/111.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 自民党幹事長の意味不明  田中良紹 
自民党幹事長の意味不明
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/64223055.html
★「田中良紹氏の視点ー(2013/10/15)」★  :本音言いまっせー!


自民党の石破幹事長が14日茨城県常陸太田市で講演し意味不明の事を言った。
臨時国会で成立を期す「特定秘密保護法案」について
「国家の独立を守るために必要だ」と発言したが、同時に
「情報が洩れれば他国が日本に情報を提供してくれなくなる」とも言った。
他国の情報に頼って国家の独立を守るとはどういう事なのか。

フーテンはそもそも国家の秘密情報は国民のものだと考えている。
税金を使って集めた情報が納税者に帰属するのは当たり前で、
それをアメリカの考え方から学んだ。アメリカは税金を使って集めた情報は
国民に公開するのが基本だと考えている。
従って官庁は徹底した情報公開が義務づけられている。
しかし軍事や外交に関わる情報には公表されれば国益、つまり国民の利益を
損ねる情報もある。それは国民の利益に反しなくなるまで秘密にして公開を
禁止する。情報を漏えいした者は罰せられる。

しかし時が来れば秘密情報は広く国民に公開される。
アメリカの国立公文書館はその機能を果たしている。また国民に公開できない
時期でも国家の判断を下すのに秘密情報が必要になる場合がある。
判断を下すのは国民の代表である国会議員で、議会で「秘密会」を開き
与野党の議員には守秘義務を課して情報を開示する。
そのうえで国家の判断が下される。これがアメリカのやり方である。

ところが石破幹事長の発言は、国民の利益を守るために情報を秘密にする
というのではなく、他国に不利益を与えないようにするため秘密にする側面
を強調した。なるほどと思う。そもそもこの法案の必要性が言われ出した
のは、安倍政権がアメリカのNSC(安全保障会議)を真似た組織を作ろうと
するからである。それまで外務省、防衛省、警察庁などが保有する秘密情報は
縦割りのままだった。日本版NSCはそれを一元化して議論する事を目的に
する。

ところが役所は自らが持つ秘密情報を簡単には出さない。
それを出させるためには秘密保全を厳格化し、知り得る立場にある政治家にも
適用する必要がある。また日本が頼りにするアメリカの軍事情報が
日本の公務員によってしばしば漏えいされた経緯がある。その取り締まりを
厳格にしないとアメリカからの情報提供がおぼつかなくなると考えた。
それらが「特定秘密保護法」の成立を急がせている。

そこでフーテンは疑問になる。他国は他国である。利害が一致する場合も
あるが、基本的に他国は競争相手である。その他国の情報を鵜呑みにして
国家の独立は守られるのか。アメリカ発の情報が意図的な嘘にまみれている例
は数え上げればきりがない。最近の事例で最も有名なのはイラクにおける
大量破壊兵器の存在である。無いものをあると偽ってアメリカは戦争を始めた。

騙されて戦争に協力したイギリスのブレア首相は責任を追及され任期途中で
辞任させられた。アメリカのブッシュ政権も支持率を落とした。
しかしブレア首相と同様にイラク戦争に協力した日本の小泉総理は責任追及を
免れた。日本人が如何に情報操作に寛容で情報に鈍感かを物語っている。

ベトナム戦争もCIAとペンタゴンの嘘から戦争が本格化した。
戦争に嘘は付き物なのである。従ってアメリカ情報を鵜呑みにすると日本は
簡単に操作され、日本の独立とは真逆の結果になる恐れがある。
日本の独立を言うならば、独自の情報取集力のレベルを上げるため、
それこそ命懸けになるべきである。そうならないのはアメリカの情報に甘えて
「平和ボケ」しているからだ。

おそらく周囲を敵に囲まれているイスラエルや北朝鮮には他国の情報に頼る
という発想などないだろう。命懸けの情報収集を行っている筈だ。
口を開けば日米同盟などと言っているから命懸けの情報収集が出来ない。
従って石破幹事長の発言はフーテンにとって全くのちんぷんかんぷんである。

石破幹事長は「アメリカの力は衰え、中国の力が強くなる」と言った。
それはおそらく韓国のパク・クネ大統領と同じ認識である。
だからパク大統領は中韓提携路線を採り、それが国益になると考えている。
しかしパク大統領と同じ認識の石破幹事長は、結論がパク大統領と真逆である。
衰えるアメリカと運命を共にする考えである。それが国家の独立と
どう結びつくのか。

石破幹事長はまた「これからテロがますます増えていく」と言い、
そのためにもアメリカの提供する情報が必要だという趣旨を言ったが、
これもさかさまな話である。宗教や民族対立から地域紛争が起こることは
今後も続くだろうが、テロを世界的な規模に拡大させたのはアメリカである。
「テロとの戦い」をアメリカが宣言しなければ、ここまでの拡大はなかった
とフーテンは考える。

アメリカとテロ情報を共有し、アメリカと一体となる安全保障体制を構築
すれば、これまでになかったテロ攻撃が日本を襲う可能性がある。
その時に狭い国内に54基の原発を抱えた日本はテロ攻撃に最も脆弱な国家と
なる。テロ集団が原発の電源を喪失させればフクシマと同じことが起こり、
日本は致命的な打撃を受ける。そうした意味からも石破幹事長の発言は
フーテンにとって全く意味不明なのである。



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/112.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 安倍首相、汚染水「全体として制御」=秘密法案、早期成立に意欲―衆院代表質問(時事通信)
「安倍首相、汚染水「全体として制御」=秘密法案、早期成立に意欲―衆院代表質問
時事通信 10月16日(水)15時54分配信
 安倍晋三首相は16日午後、衆院本会議での代表質問で、東京電力福島第1原発の汚染水漏れについて「近海の放射性物質の影響は、発電所の港湾内の0.3平方キロメートル内にブロックされている。全体として状況はコントロールされている」と述べた。その上で、政府として汚染水対策に全力を挙げる意向を表明した。民主党の海江田万里代表への答弁。
 首相は9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、汚染水問題について「完全にブロック」「状況はコントロールされている」などと言及。トラブルが相次ぐ実態と懸け離れた認識として、野党などから批判を浴びている。同日の答弁では「全体として」との表現を追加することで、断定調の発言の修正を図ったとみられる。
 外交・安全保障に関わる機密を漏らした国家公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案に関し、首相は「秘密保全に関する法制整備は喫緊の課題だ」と述べ、早期成立へ意欲を示した。一方で、「国民の知る権利や報道の自由への配慮も重要だ。政府として適切に対応する」と表明した。
 12月中に結論を出すとしている復興特別法人税の前倒し廃止に関し、賃金上昇につながらないとの指摘に対しては、「賃金の動向を調査し、効果を検証し、結果を公表する」と語った。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131016-00000085-jij-pol
http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/113.html
記事 [政治・選挙・NHK155] 歴史資料として通用しない元慰安婦調査報告書 免れない河野洋平氏の責任(ZAKZAK) 
                米グレンデール市に設置された慰安婦像


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131016/plt1310161533004-n1.htm
2013.10.16


 慰安婦募集の強制性を認めた1993年8月の「河野洋平官房長官談話」の根拠となった、韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査報告書を、産経新聞が入手した。証言の事実関係はあいまいで、別の機会での発言との食い違いも目立ち、氏名や生年月日も不正確、歴史資料としては通用しない内容だった。河野談話の正当性に加え、韓国側による日本攻撃の基盤が崩壊したといえる。

 「これまで、日本の軍や官憲による強制連行を示す政府資料は一切見つかっておらず、『唯一の根拠』とされた聞き取り調査もずさんだった。強制性の前提が崩れた」

 韓国系団体が、全米各地で慰安婦の像や碑を設置していることを問題視し、抗議している国際政治学者の藤井厳喜氏は、産経新聞16日朝刊について、こう語った。

 同紙が入手したのは、93年7月26〜30日の5日間、ソウルで実施された聞き取り調査報告書。A4判13枚で、16人が慰安婦となった理由や経緯、慰安所での体験などが記されている。政府はこれまで、「個人情報保護」などを理由に調査内容を開示してこなかった。

 ダマされたり、無理やり連れて行かされたりして客を取らされるなどの悲惨な境遇が描写されているが、資料としての信頼性は低い。

 当時、朝鮮半島では戸籍制度が整備されていたが、報告書で元慰安婦の生年月日が記載されているのは半数の8人。出身地も、4分の3に当たる12人が不明・不詳となっている。

 氏名も「呂」と名字だけのものや「白粉」と不完全なもの、カナ書きで漢字不明のものもある。また、同一人物が複数の名前を使い分けているか、調査官が名前を記載ミスしたとみられる部分も存在。大阪、熊本、台湾など戦地ではなく、一般の娼館はあっても慰安所はなかった地域で働いたとの証言まであった。

 調査対象の元慰安婦の人選にも疑義が残る。調査には、日本での慰安婦賠償訴訟を起こした原告5人が含まれていたが、訴状と聞き取り調査での証言は必ずしも一致せず二転三転している。

 前出の藤井氏は「ずさんな調査報告書で談話を出し、日本と日本人の名誉を汚した河野洋平氏の責任は免れない。取材を拒否しているようだが、逃げずに受けるべきだ。現政府としても、これを放置してはならない。改めて調査委員会を設置して、『河野談話は不正確だった。実態は…だった』という、新しい談話発表に進むべきだ。調査委員会の委員長は女性にして、委員の大半も女性にすべき。世界に向けて真実を発信しなければならない」と語っている。

 ■河野談話 1993年8月、宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官が元慰安婦に心からのおわびと反省の気持ちを表明した談話。慰安婦の募集に関し、強制連行の存在を示す政府資料が国内外で一切見つかっていないにもかかわらず、「官憲等が直接これに加担したこともあった」「募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた」などと強制性を認定した。閣議決定はされていない。



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/114.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 小泉元首相「ピュアで短絡的」=脱原発を批判―甘利再生相(時事通信)
「小泉元首相「ピュアで短絡的」=脱原発を批判―甘利再生相
時事通信 10月15日(火)20時50分配信
 甘利明経済再生担当相は15日、BS11の番組収録で、「脱原発」を唱えている小泉純一郎元首相について、「ピュアで短絡的な部分もある方」と批判的に語った。
 甘利氏は、小泉氏がフィンランドの核廃棄物最終処分場の視察後に脱原発の主張をしていることについて、「『こういう立派なものができればいいが日本では難しいのではないか。そうだとしたら政策を軌道修正すべきではないか』と(小泉氏は)良い意味で言えば純粋に、悪い意味で言うと短絡的に思ったのではないか」と述べた。
 甘利氏はまた、原発停止に伴うエネルギーコスト増が家庭や企業の負担増、国内の投資減少につながるとの認識を示し、「総合的に考えていかなければならない」と原発の必要性を強調した。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131015-00000147-jij-pol
http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/115.html
記事 [政治・選挙・NHK155] 小沢一郎氏人物破壊巨大謀略事件もみ消しを糾弾 (植草一秀の『知られざる真実』) 
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-27b6.html
2013年10月16日

9月24日に、元大阪高検公安部長であった三井環氏が、田代政弘元東京地検特捜部検事に対し検察審査会へ審査申立を行った。

罪名は 虚偽有印公文書作成・同行使

2012年8月28日に最高検察庁検察官事務取扱検事中村孝氏が田代政弘元検事を不起訴処分としたことを不服として、三井環氏が東京検察審査会に審査を申し立てた。

被疑事実の要旨は以下の通り。

被疑者田代政弘は、平成22年5月17日付捜査報告書において、小沢一郎議員の関与を認める供述をした元秘書石川知裕議員の取り調べ状況について、石川がそのような供述をした事実はなく、事実に反する虚偽の公文書を作成し、その報告書を検察審査会に提出して行使したもの

時間は過ぎ去り、重大事件が風化される。

2009年から2012年にかけて、日本政治史上最大かつ最悪の政治謀略事案が進行した。

文字通り日本政治を転覆させる謀略事案であった。

2009年9月16日に鳩山由紀夫政権が樹立され、日本政治史において、初めて、民衆の民衆による民衆のための政権が樹立された。

しかし、この事実は日本の既得権益にとって許し難いものであった。

政権交代を主導したのは小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏。

小沢−鳩山体制の民主党が日本政治史上に残る政権交代の大業を成就させたが、このことを背景に、既得権益は、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏に照準を定めて人物破壊工作を実行した。


小沢氏に対する人物破壊工作の秘密兵器にされたのが、西松事件、陸山会事件と、これに関連する小沢一郎氏強制起訴事件である。

他方、鳩山由紀夫氏に対しては、普天間飛行場移設問題と鳩山氏の献金税務処理問題によって人物破壊工作が仕掛けられた。

結局、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏は、この人物破壊工作によって破壊された。

その結果として、小沢−鳩山体制の新政権は破壊され、既得権益側に立つ菅直人政権、野田佳彦政権をつなぎ役として、安倍晋三政権が樹立されたのである。

「日本の政権転覆」と表現するのがもっとも適正である。


小沢氏に対する人物破壊工作は、三つの方策によって実行された。

西松事件、陸山会事件、そして小沢一郎氏強制起訴事件である。

詳しくは

『20人の識者がみた「小沢事件」の真実』(日本文芸社)

http://goo.gl/slb55j

をぜひ一度ご高読賜りたい。

西松事件とは、2009年3月3日に、小沢一郎氏の公設第一秘書大久保隆規氏が突然逮捕された事案である。

未来産業研究会、新政治問題研究会という名の政治団体からの献金を事実通りに収支報告書に記載して提出したことが「虚偽記載」だとされ、逮捕、起訴されたものである。

しかし、まったく同じ事務取扱いを行った政治家資金管理団体が多数存在した。

このなかで、小沢氏の資金管理団体の事務取扱いだけが摘発の対象にされた。

二つの政治団体に実体がなければ虚偽記載の主張も成り立ち得るが、二つの政治団体には実体があった。

2010年1月13日の大久保氏第二回公判で西松建設元取締役総務部長の岡崎彰文氏がこのことを証言した。

この瞬間に、大久保氏逮捕が史上空前の大誤認逮捕、謀略逮捕であったことが明らかになった。


追い詰められた検察は、2010年1月15日、今度は、2004〜2005年に小沢氏資金管理団体「陸山会」が取得し、収支報告書に記載した世田谷不動産に関する記載内容に虚偽があるとして、大久保隆規氏、衆議院議員の石川知裕氏、池田光智氏の三名を逮捕した。

完全なるでっちあげ謀略事案による逮捕であった。

世田谷不動産は2004年10月に代金決済が行なわれたが、移転登記が完了したのは2005年1月であった。小沢氏資金管理団体は2005年の取得として収支報告書に記載したが、検察はこれを虚偽記載だと主張した。

これらの背景に、裏金受領や収賄などの実質的犯罪が存在しているなら、刑事事件としての立件は適正であるが、結局、実質的犯罪の立件はできなかった。

秘書3名の裁判で、東京地裁の登石郁朗判事および東京高裁の飯田喜信判事は、裏金受領を事実認定したが、客観証拠に反する不当で不正な事実認定であった。

この点は、小沢氏に高裁無罪判決を示した東京高裁の小川正持判事が的確な指摘を示している。


石川知裕氏を取り調べた東京地検特捜部の吉田正喜副部長が、2010年2月1日に、石川氏に対して、小沢氏が検察審査会によって強制起訴されるとの見通しを示したことが明らかにされた。

東京地検が小沢氏に不起訴処分を決定する前の段階である。

小沢氏が強制起訴されるためには、

検察が不起訴処分を決定する

検察審査会に審査が申し立てられる

検察審査会が起訴相当議決を行う

検察が再捜査して再び不起訴処分を決定する

検察審査会が再度起訴相当の議決を行う

のプロセスが必要になる。

このプロセスを吉田副部長が2010年2月1日に見通しとして述べているのだ。


他方、小沢一郎氏は2010年2月2日に、国会内の民主党幹事長室で米国国務次官補カート・キャンベルと会談した。

カート・キャンベル氏は翌日韓国のソウルでキム・ソンファン首席秘書官と会談し、日本の外交窓口を小沢・鳩山ラインから菅・岡田ラインに切り替えることを伝え、これがワシントンにも伝えられた。

この事実はウィキリークスが公表したものである。


田代政弘検事による石川知裕氏に対する事情聴取は2010年5月17日に行われ、田代政弘検事は、虚偽の捜査報告書を作成して、これを検察審査会に提出した。

検察審査会は、この虚偽の捜査報告書に基いて小沢氏に対する二度目の起訴相当議決を行った。

この田代政弘検事の虚偽有印公文書作成・同行使の嫌疑が、三井環氏による検察審査会への審査申し立ての直接の対象である。



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/116.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 米紙(=ニューヨーク・タイムズ紙)、小泉氏の脱原発主張を評価 「健全な論議を」〔共同通信〕
米紙、小泉氏の脱原発主張を評価 「健全な論議を」
http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013101601000818.html

  【ニューヨーク共同】15日付の米紙ニューヨーク・タイムズは社説で、小泉純一郎元首相による原発ゼロの主張を取り上げ「日本は小泉氏の介入を歓迎し、原子力発電の将来に関する健全な議論を始めるべきだ」と訴えた。

 東京電力福島第1原発事故後も健全な議論は行われていないと指摘。国会の事故調査委員会が「福島(の事故)は人災だったと結論づけたのに、国会での真剣な議論にはつながらなかった」と批判した。

 社説はまた、小泉氏の「大胆で新しいスタンス」は、原発の再稼働や海外輸出を追求する安倍晋三首相に対する異議申し立てになると分析している。

2013/10/16 03:40 【共同通信】

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米紙ニューヨーク・タイムズの英文該当記事はこちらに ⇒

Editorial
Fukushima Politics
Published: October 14, 2013
http://www.nytimes.com/2013/10/15/opinion/fukushima-politics.html?_r=0&adxnnl=1&adxnnlx=1381916781-Nyyvm0hTdz2QCCRMTxWcWw

“Zero nuclear plants.” With this
recent call,Japan’s very popular former prime minister, Junichiro Koizumi, is again in the limelight. His bold new stance challenges his protégé, Prime Minister Shinzo Abe, whose policies would restart as many nuclear power plants as possible (now all shut down), and even promote the export of nuclear reactors. Mr. Koizumi deems the pursuit of nuclear power “aimless” and “irresponsible.”

Japan should welcome Mr. Koizumi’s intervention and begin a healthy debate on the future of nuclear power that has not occurred in the two and a half years since the Fukushima disaster. The Japanese Diet did conduct an independent investigation, which concluded Fukushima to be a man-made disaster. But the investigation did not lead to serious parliamentary debate.

Mr. Koizumi, whose change of views is startling, shows that there is quite a split on the issue in the political class. As a pro-growth prime minister from 2001 to 2006, he was an enthusiastic proponent of cheap and clean nuclear power. Now he declares that it is the most expensive form of energy, citing not only the many billions of dollars needed to clean up Fukushima but also the unknown cost and method of dealing with nuclear waste.

He also criticizes the current government’s assumption that nuclear power is essential for economic growth. Ever the acute reader of political moods, Mr. Koizumi argues that a zero nuclear policy could be cause for a great social movement in a country still gripped by economic gloom after 15 years of deflation.

In the wake of Fukushima, one would think that the Japanese government could not restart nuclear power reactors without firm public support. Not so.

According to opinion polls, the majority of Japanese oppose nuclear power, even among supporters of the Abe government. A poll last week found that 76 percent of those surveyed said they did not think the Fukushima plant was “under control.” The government reckons the earthquake and tsunami that struck Fukushima is a once-in-a-thousand-year occurrence. Yet it also estimates that there is a 60 percent to 70 percent probability of a major earthquake and tsunami hitting the most densely populated coastline within the next 30 years. That coastline, dotted with nuclear power plants, reaches from Tokyo to the southern island of Kyushu.

Prime Minister Abe has been stressing the need to shed the deflation mentality for Japan to lift itself out of economic stagnation. Japan can certainly do with a change in attitude. Mr. Koizumi makes a compelling argument that if the ruling Liberal Democratic Party were to announce a zero nuclear policy,

“the nation could come together in the creation of a recyclable society unseen in the world,”and the public mood would rise in an instant.


http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/117.html
記事 [政治・選挙・NHK155] "第百八十五回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説" を読む
件名:第百八十五回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説
日時:2013/10/15
媒体:首相官邸HP
引用:http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/
statement2/20131015shoshin.html
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by Ch. ANA


一 はじめに


 まず冒頭、過去に経験したことのない豪雨や、台風、竜巻により、亡くなられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた方々に対してお見舞いを申し上げます。高齢化や過疎に直面する被災地域も多く、そうした実態も踏まえながら、早期の復旧に向け全力で取り組んでまいります。


この道しかない。


 「三本の矢」は、世の中の空気を一変させました。今年に入って、2四半期連続で、年率三%以上。主要先進国では最も高い成長となりました。昨年末〇・八三倍だった有効求人倍率は、八か月で〇・九五倍まで来ました。


 景気回復の実感は、いまだ全国津々浦々まで届いてはいません。日本の隅々にまでこびりついた「デフレ」からの脱却は、いまだ道半ばです。
 この道を、迷わずに、進むしかありません。


 今や、世界が、日本の復活に注目しています。ロック・アーンでも、サンクトペテルブルクでも、ニューヨークでも、そしてバリでも、そのことを強く実感しました。


 日本は、「もう一度、力強く成長できる」。そして、「世界の中心で、再び活躍することができる」。そうした未来への「希望」が、確実に芽生えています。


 皆さん、共に、この道を、進んで行こうではありませんか。


二 復興の加速化


 強い経済を取り戻すことは、被災地にも大きな希望の光をもたらします。東日本大震災からの一日も早い復興に向けて、取組を更に加速してまいります。併せて、将来の大規模な災害に備え、強靭(きょうじん)な国づくりを進めてまいります。


 被災地では、今も二十九万人の方々が、避難生活を送っています。高台移転は、ほぼすべての計画が決定し、用地取得や造成工事の段階に移りました。今後、市町村毎(ごと)の「住まいの復興工程表」を着実に実行してまいります。


 福島の皆さんにも、一日も早く故郷(ふるさと)に戻っていただけるよう、除染やインフラ復旧を加速してまいります。


 私は、毎日官邸で、福島産のお米を食べています。折り紙つきのおいしさです。安全でおいしい福島の農水産物を、風評に惑わされることなく、消費者の皆さんに、実際に味わってほしいと願います。


 汚染水の問題でも、漁業者の方々が、「事実」と異なる「風評」に悩んでいる現実があります。しかし、食品や水への影響は、基準値を大幅に下回っている。これが、「事実」です。


 抜本解決に向けたプログラムも策定し、すでに着手しています。今後とも、東京電力福島第一原発の廃炉・汚染水対策を、全力でやり抜いてまいります。東京電力任せにすることなく、国が前面に立って、責任を果たしてまいります。


 福島出身の若いお母さんから、一通の手紙を頂きました。震災の年に生まれたお子さんへの愛情と、故郷(ふるさと)の福島に戻るかどうか苦悩する心の内を綴(つづ)った手紙は、こう結ばれていました。


 「・・・私達夫婦は今福島に帰ろうと考えています。あの土地に家族三人で住もうとしています。私達のように若い世代が暮らさないと、福島に未来はないと考えたからです。」


 福島の若い世代は、しっかりと福島の未来を見据えています。


 被災地の復興なくして、日本の再生なし。その未来への責任を、私は、総理大臣として果たしてまいります。


三 成長戦略の実行


(新しい成長の幕開け)
 チャレンジして「失敗」しても、それは「前進への足跡」であり、「大いに奨励」すべきもの。しかし、「失敗を恐れて何もしない」のは「最低」だ。
本田宗一郎さんは、こう述べて社員たちに奮起を促したと言います。先人たちのこうしたチャレンジ精神が、日本を高度成長へと導きました。


 しかし、日本人は、いつしか自信を失ってしまった。長引くデフレの中で、萎縮してしまいました。


 この呪縛から日本を解き放ち、再び、起業・創業の精神に満ち溢(あふ)れた国を取り戻すこと。若者が活躍し、女性が輝く社会を創り上げること。これこそが、私の成長戦略です。いよいよ、日本の「新しい成長」の幕開けです。


(産業競争力の強化と経済の好循環)
 果敢にチャレンジする企業を、安倍内閣は応援します。日本の持つ「可能性」を最大限引き出すことこそが、競争力を強化する道であると考えます。


 新たに「企業実証特例制度」を創設します。あらゆる分野において、フロンティアに挑む企業には、新たな規制緩和により、チャンスを広げます。


 事業再編を進め新陳代謝を促し、新たなベンチャーの起業を応援します。研究開発を促進し、設備投資を後押しして生産性を向上します。


 そのために、今後三年間を「集中投資促進期間」と位置付け、税制・予算・金融・規制制度改革といったあらゆる施策を総動員してまいります。


 その目指すところは、若者・女性を始め、頑張る人たちの雇用を拡大し、収入を増やすことにほかなりません。その実感を、必ずや、全国津々浦々にまで届けてまいります。


 そのことが、さらに消費を拡大し、新たな投資を生み出す。「経済の好循環」を実現するため、政・労・使の連携を深めてまいります。


(成長分野でチャンスを創る)
 将来の成長が約束される分野で、意欲のある人にどんどんチャンスを創ります。


 電力システム改革を断行します。ベンチャー意欲の高い皆さんに、自由なエネルギー市場に参入してほしいと願います。コスト高、供給不安といった電力システムを取り巻く課題を同時に解決できる、ダイナミックな市場を創ってまいります。


 難病から回復して再び総理大臣となった私にとって、難病対策はライフワークとも呼ぶべき仕事です。患者に希望をもたらす再生医療について、その実用化を更に加速してまいります。民間の力を十二分に活用できるよう、再生医療に関する制度を見直します。


 外国訪問では、私は、安全でおいしい日本の農水産物を紹介しています。どこに行っても、本当に驚くほどの人気です。かつて農業が産業として、これほど注目されたことがあったでしょうか。


 意欲のある民間企業には、この分野にどんどん投資してもらい、日本の農産物の可能性を世界で開花させてほしいと願います。しかし、狭い農地がバラバラに散在する現状では、意欲ある農業者ですら、コストを削減し、生産性を向上することはできません。都道府県毎(ごと)に、農地をまとめて貸し出す、いわば「農地集積バンク」を創設してまいります。


 併せて、成長する世界の食市場への農水産物の輸出を戦略的に倍増し、一(ひと)手間(てま)かけて付加価値を増す六次産業化を進めます。これらによって、今後十年間で、農業・農村全体の所得倍増を目指してまいります。


(オープンな世界で競争する)
 競争の舞台は、オープンな世界。日本は、「世界で一番企業が活躍しやすい国」を目指します。


 七年後には、東京を始め日本中の都市に、世界の注目が集まります。特異な規制や制度を徹底的に取り除き、世界最先端のビジネス都市を生み出すため、国家戦略特区制度を創設します。


 TPP交渉では、日本は、今や中核的な役割を担っています。年内妥結に向けて、攻めるべきは攻め、守るべきは守り、アジア・太平洋の新たな経済秩序づくりに貢献してまいります。


 公務員には、広く世界に目を向け、国家国民のため能動的に行動することが求められています。内閣人事局の設置を始め、国家公務員制度改革を推進してまいります。


(成長戦略実行国会)
 やるべきことは明確です。これまでも同じような「成長戦略」は、たくさんありました。違いは、「実行」が伴うか、どうか。もはや作文には意味はありません。


 「実行なくして成長なし」。この国会は、成長戦略の「実行」が問われる国会です。皆さん、しっかりと結果を出して、日本が力強く成長する姿を、世界に発信していこうではありませんか。


四 強い経済を基盤とした社会保障改革と財政再建


 経済政策パッケージを果断に実行し、日本経済を持続的に成長させる。その上で、私は、来年四月からの消費税率三%引上げを予定通り実行することを決断しました。


 これから実行に移す経済政策パッケージは、かつてのような、目先の景気を押し上げるための一過性のものではありません。賃金上昇と雇用拡大などを実現するための、未来への投資です。


 世界に誇る我が国の社会保障制度を、次世代に安定的に引き渡していく。そのためには、財源確保のための消費税率引上げと同時に、保険料収入や税収の基盤である「強い経済」を取り戻さねばなりません。こうした取組の下、中長期の財政健全化目標の実現を目指します。


 併せて、大胆に改革を進め、持続可能な制度を構築しなければなりません。少子化対策を充実し、全世代型の社会保障へと転換してまいります。医療、介護保険、公的年金について、受益と負担の均衡がとれた制度へと、具体的な改革を進めてまいります。高齢者の皆さんが安心して暮らせる社会を構築します。


 「心(しん) 志(し)あれば 必ず便宜(べんぎ)あり」


 意志さえあれば、必ずや道は拓(ひら)ける。中村正直は、明治四年の著書「西国(さいごく)立志編(りっしへん)」の中で、英国人スマイルズの言葉をこのように訳しました。


 欧米列強が迫る焦燥(しょうそう)感の中で、あらゆる課題に同時並行で取り組まなければならなかった明治日本。現代の私たちも、経済再生と財政再建、そして社会保障改革、これらを同時に達成しなければなりません。


 明治人たちの「意志の力」に学び、前に進んで行くしかない。明治の日本人にできて、今の私たちにできないはずはありません。要は、その「意志」があるか、ないか。


 「強い日本」。それを創るのは、ほかの誰でもありません。私たち自身です。


 皆さん、共に、進んで行こうではありませんか。


五 現実を直視した外交・安全保障政策の立て直し


 相互依存を深める世界において、世界の平和と安定に積極的な責任を果たすことなくして、もはや我が国の平和を守ることはできません。


 これは、私たち自身の問題です。


 戦後六十八年にわたる平和国家としての歩みに、私たちは胸を張るべきです。しかし、その平和を将来も守り抜いていくために、私たちは、今、行動を起こさねばなりません。
 単に国際協調という「言葉」を唱えるだけでなく、国際協調主義に基づき、積極的に世界の平和と安定に貢献する国にならねばなりません。「積極的平和主義」こそが、我が国が背負うべき二十一世紀の看板であると信じます。


 石垣島で漁船を守る海上保安官。宮古島で南西の空をにらみ、ジブチで灼熱(しゃくねつ)のもと海賊対処行動に当たる自衛官。極限の環境でも高い士気を保つ姿を目の当たりにしました。彼らは、私の誇りです。御家族にも感謝の気持ちで一杯です。


 彼らは、現場で、今この瞬間も、「現実」と向き合っています。私たちも、安全保障環境がますます厳しさを増す「現実」から、決して目を背けてはならない。


 私は、「現実」を直視した、外交・安全保障政策の立て直しを進めてまいります。


 国家安全保障会議を創設し、官邸における外交・安全保障政策の司令塔機能を強化します。これと併せ、我が国の国益を長期的視点から見定めた上で、我が国の安全を確保していくため、「国家安全保障戦略」を策定してまいります。
 さらに、日米同盟を基軸とし、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった価値観を共有する国々と連携を強めてまいります。


 在日米軍再編については、抑止力を維持しつつ、沖縄を始めとする地元の負担軽減を図るため、現行の日米合意に従って着実に進めます。


 拉致問題については、私の内閣で、全面解決に向けて、全力を尽くしてまいります。


 総理就任から十か月間、私は、地球儀を俯瞰(ふかん)する視点で、二十三か国を訪問し、延べ百十回以上の首脳会談を行いました。これからも、世界の平和と繁栄に貢献し、より良い世界を創るため一層の役割を果たしながら、積極果敢に国益を追求し、日本の魅力を売り込んでまいります。


六 おわりに


 「TOKYO」。


 ロゲ会長のアナウンスで、ブエノスアイレスの会場は歓喜に包まれました。「みんなが頑張れば、夢は叶う」。そのことが証明された瞬間でありました。


 歓喜の輪の中に、成田真由美さんがいました。パラリンピック水泳で、これまで十五個もの金メダルを獲得した、日本が世界に誇るアスリートです。


 その成田選手が、かつて、私に、こう語ってくれました。


 「私は、失ったものを数えるのではなく、得たものを数えていきます。」


 「意志の力」に裏打ちされているからこそ、前を向いて生きていこうとする姿勢に、私は、強く心を打たれました。


 十三歳から車いすでの生活となり、その後も交通事故など数々の困難を、成田選手は、強い「意志の力」で乗り越えて、素晴らしい記録を生み出してきました。


 今の日本が直面している数々の課題。復興の加速化、長引くデフレからの脱却、経済の再生、財政の再建、社会保障制度の改革、教育の再生、災害に強く安全・安心な社会の構築、地域の活性化、そして、外交・安全保障政策の立て直し。これらも、「意志の力」さえあれば、必ず、乗り越えることができる。私は、そう確信しています。


 先般の参議院選挙で、自由民主党及び公明党の連立与党を支持してくださった国民の皆さんに、心より感謝します。この選挙により国会のねじれが解消されたことは、「困難を乗り越えていけ」と、背中を力強く押していただいたものと認識しています。


 この選挙結果に、政策を前に進めることで、応えてまいります。いや、応えていかねばなりません。


 定数削減を含む選挙制度改革について、現在のこう着状況を打破し、結論を得ようではありませんか。


 憲法改正について、国民投票の手続を整え、国民的な議論を更に深めながら、前に進んで行こうではありませんか。


 皆さん、「決める政治」によって、国民の負託にしっかりと応えていこうではありませんか。


 国民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げる次第です。


 御清聴ありがとうございました。


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//Memo
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記事 [政治・選挙・NHK155] オピニオン安倍首相は改革者にあらず―成長戦略は古い自民党の手法 WSJ 
【オピニオン】
安倍首相は改革者にあらず―成長戦略は古い自民党の手法
ウォール・ストリート・ジャーナル 10月16日(水)18時32分配信
 日本では今週、秋の臨時国会が招集された。安倍首相はこの国会で、6月に閣議承認された成長戦略を実行に移すと約束している。連立政権を組む自民・公明が衆参両院を支配しているなか、安倍首相は日本を再び持続可能な長期成長に導くという約束を果たさなければならない。だが、日本市場に強気な向きはこれに期待すべきではない。

 安倍首相はときにリベラルな改革者を装ってきた。たとえば6月にロンドンでスピーチしたとき、安倍首相は故サッチャー元英首相のスローガン「これ以外に選択肢はない」を引き合いに出した。ところが安倍首相は、自民党を設立して第2次世界大戦後に日本を再建した国家統制主義者のような――サッチャー元英首相やレーガン元米大統領とは異なる――統治を目指していることがますます明確になっている。経済が成長している限りは、構造改革など必要ないと安倍首相は考えているようだ。

 安倍首相にとって経済成長は目的を達成するための手段だ。安倍首相の根本的な目標は、中国、そしてそこまでではないが韓国との政治・経済競争のために日本を強くすることだ。日本がどのようは方法で成長を遂げるかは二の次で、日本経済が成長し、技術と革新の最先端にあり続けることが最優先の目標だ。改革の手を緩めたり、棚上げしたりすることが成長の実現に寄与するのであれば、安倍首相は迷いなくそうするであろう。

 そういうわけで、安倍政権は、成長戦略の中心にあった経済特別区での労働者の雇用と解雇をより自由化するという提案を取り下げることもあり得ると示唆している。それと同時に、持続可能な成長につながる「好循環」を実現する鍵として、より高い賃金の必要性を挙げ、企業がため込んでいる手元資金をより高い給料という形で労働者に分配することを――おそらくは組合労働者の協力を通じて――企業に迫っている。賃金上昇の重要性を強調するのは正しいが、安倍首相は焦点を移したことで、たとえそれが富の再分配を意味することになっても成長を優先させる考えを露呈することになった。

 安倍首相はこうして自民党の起源に立ち返っている。安倍首相の祖父、岸信介氏を含む自民党の創設者たちは、経済成長を促進しながら、利益を幅広く再分配するために国家権力を使った強大な集票組織を作り上げた。ゴルバチョフ元ソビエト大統領が言ったとされる皮肉の通り、自民党は世界で最も成功した社会主義国に50年間にわたって君臨したのである。

 再生した自民党はかつての自民党と同じではないが、安倍首相は自民党の黄金時代と同様に、国が中心となった経済協調策を取り入れている。今年初めに導入された財政刺激策と最近発表された来年の消費増税の衝撃を緩和するための公共投資計画を通じ、安倍首相は土建国家の名残である建設業界にばらまきを行ってきた。

 一方で、古い世代の投資を指揮した強大な通商産業省の後継機関である経済産業省は、ミクロ経済政策を調整するために、多くの諮問委員会、作業部会、企業幹部、官僚らと連携している。そこには改革主義の小泉政権(2001-2006年)を駆り立てた「小さな政府」や「官から民へ」といった合言葉はほとんど残されていない。代わりにあるのは、財政・金融・産業政策を調和させることで、自民党が主導する日本は力強い経済成長を復活させ得るというアベノミクスの基礎を成す前提である。

 これを実現するために、安倍首相は日本の将来に対する自らの構想を喜んで披露している。しかし、その古臭い経済ガバナンスは、日本の資本主義がどう機能すべきかについて具体的に考えていないという実体を隠している。雇用主と雇用を守ることで国が所得保障を提供した日本の戦後の経済システムを何と置き換えるべきだと安倍首相が考えているのか、はっきりしない。

 日本は流動性がより高い労働市場に移行すべきなのだろうか。だとすれば、労働者を競争市場に対応させるため、また、失敗した場合にセーフティネットを提供するため、どうすればいいのだろうか。その概要が94ページに及ぶ成長戦略にもかかわらず――あるいはだからこそなのか――安倍政権はこうした疑問やその他の根本的な疑問に取り組むどころか、既存の制度を下手にいじり回しているという感じを受ける。

 結局はそれが一番なのかもしれない。米国であれ、日本であれ、欧州大陸諸国であれ、資本主義経済の制度は、歴史を振り返っても権力者による恣意的判断ではなく、政治・経済への参加者たちの闘争の結果として生まれてきたものだ。戦後の日本の資本主義は成長戦略から生まれたのではなく、国家機関、生産者、労働者間の紛争や協調、そして日米関係から生まれたのだ。21世紀の日本の資本主義も同じような過程を経て発展していくに違いない。

 同様に、安倍首相の成長戦略が、経済停滞と闘う歴代の日本の首相が提示してきたこれまでのロードマップよりも大きな成功を収めるとは考えにくい。日本経済の将来像にとって、個人、世帯、企業の決断は、安倍首相の命を受けた官僚たちの取り組みと同じくらい重要な意味を持つことになろう。

(筆者のトバイアス・ハリス氏は米ワシントン在住の日本の政治を専門とするアナリスト。政治リスク評価を手掛けるコンサルタント会社テネオ・インテリジェンスに所属している)

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最終更新:10月16日(水)18時32分ウォール・ストリート・ジャーナル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131016-00000721-wsj-int
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記事 [政治・選挙・NHK155] 山本太郎参院議員 ただ一人 東京五輪成功決議案に反対 (ざまあみやがれい!) 
山本太郎参院議員 ただ一人 東京五輪成功決議案に反対
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/yamamototaro131016.html
2013年10月16日11:09 ざまあみやがれい!


山本太郎参院議員が東京オリンピック成功決議案に、ただ一人だけ反対したという。

はたともこ氏のツイートによると、722人いる全国会議員中、ただ一人だとのことだ。

これには若干ひく。

東京オリンピックに賛成している国民は99.9%ではない。だが、国会議員は99.9パーセントが賛成しているということになる。

私は個人的には東京オリンピックの開催を好ましく思っていない人間だが、それは人それぞれでよいと思っている。他人が賛成であろうと反対であろうと私は構わない。

多様性があるからこそ、議論が生まれるからだ。

だからこそ、国会議員の99.9パーセントが、東京五輪成功決議案に賛成している、という状況が異常だと思うわけだ。

議論が生まれにくくなるからだ。

報道が1つだけ見つかったので紹介しようと思う。


▼超党派のオリンピック議連・馳事務局長が山本議員の反対票チクリ:社会:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20131015-OHT1T00193.htm

『超党派の議員連盟「2020年オリンピック・パラリンピック日本招致議員連盟」の総会が15日、国会内で行われ、安倍晋三首相らが出席した。

 同議連の馳浩事務局長は「国会での五輪に関する決議は共産党も賛成してくれて、みんなで取り組もうとする気持ちが見えた。まあ、参院で1人だけ反対が出ましたが…」と、唯一反対票を投じた山本太郎氏をチクリ。下村博文文相も「オールジャパンで五輪を推進することが重要なんですが」と苦笑いだった。

 今後、同議連は「東京オリンピック・パラリンピック推進議員連盟」に衣替えし、スポーツ庁創設などに向けて話し合いを行う。』


僕の視点では、東京オリンピックに反対している議員が山本太郎ひとりということは、以後、オリンピック反対の人たちが、ある程度山本太郎に注目するという状況が生まれるということになる。

言い方を変えれば、長い目で見れば、山本太郎議員にとっては、美味しい状況だといえるだろう。

オリンピックに反対している有識者たちと手を取り合える国会議員は、山本太郎ただ一人という状況でもある。言い方は悪いが2020年まで、オリンピック反対をただ一人叫ぶ特権を得たといえるからだ。そもそも山本議員は、オリンピック賛成企業からの利権を手にしていないわけで。反対を唱えたところで、なにか決定的な損失があるわけでもない。

こういった、サバイバル方法を、野党議員が選択しない理由が僕にはわからない。

事実、山本太郎氏が参院選を勝ち抜いた理由の一つとして「徹底的に何にでも噛み付くバカ」というキャラクターを確立した、ということがあげられる。そこに、既存の政党政治の退屈さにあきている知識人層の票が流れたと見ることもできるだろう。

これは、野党無所属の議員として、重要な戦略だろう。

ぼんやり賛成した議員たちは、何を恐れているのだろうか。


http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/120.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 石破幹事長、TPP公約「(品目の)数字巡る議論しない」(毎日)ー「自民党を信じて1票を投じた方々が判断することだ。」
「<石破幹事長>TPP公約「数字巡る議論しない」
毎日新聞 10月11日(金)21時19分配信
 自民党の石破茂幹事長は11日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉で「重要5項目(586品目)を死守する」とした党公約と、同党が重要5項目の関税撤廃ができるか検証することの整合性について、「自民党を信じて1票を投じた方々が判断することだ。今数字を巡る議論はしない」と述べた。

 札幌市内で「586品目が一つでも関税撤廃されたら、(本当に)公約を守ったことになるのか」との記者団の質問に答えた。政府・自民党は国内に影響が大きい品目を守ることで、重要5項目の大枠を維持したとアピールし、「公約違反」との批判を避けたい考えだ。【高橋恵子】」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131011-00000090-mai-pol
http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/121.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 臨時国会もうひとつの目玉 クビ切り特区法案の薄汚い手口 (日刊ゲンダイ) 
臨時国会もうひとつの目玉 クビ切り特区法案の薄汚い手口
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar368778
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10061.html
2013/10/16 日刊ゲンダイ


 臨時国会が始まったが、秘密保護法と同じくらい重要なのが「国家戦略特区関連法案」だ。所信表明演説で、安倍首相は「日本は世界で一番、企業が活躍しやすい国を目指します」「世界最先端のビジネス都市を生み出すため、国家戦略特区制度を創設します」と宣言した。これで企業誘致が進み、景気が上向くかのような言い方だったが、この法案の目玉になるのは雇用の規制緩和、いわゆる「解雇特区」だ。こんな法案を自動通過させたら、サラリーマンに明日はない。

「解雇特区」の怖さは、TPPと同じで、法案の中身が見えないことだ。特区では@解雇規制を緩和し、A解雇ルールを契約書面で明確にする。Bそれによって、「優秀な人材を集めやすくする」などと言われているが、内閣官房の国家戦略担当がシャカリキになっている一方で、厚生労働省が抵抗しているため、細部は詰められていない。民主党が事務方に60項目もの質問書を送付、担当者を呼んで質問攻めにしていたが、それでも、ノラリクラリとかわしてしまう。

 これじゃあ、議論も何もない。

「解雇特区については有識者のワーキンググループが話し合っていますが、いつ会議が開かれ、どういう議論がされたかも非公開。会議には労働者の代表が入っていなくて、国際ルールにも反しています。しかも、具体的な解雇の基準、細かいガイドラインは法案成立後に決める方針で、よく分からない。こんなやり方は前代未聞です」(衆院議員・山井和則氏=民主党)

 それでも安倍内閣は今週末にも戦略特区法案に「解雇規制緩和」を盛り込むかどうかを最終決定。そうなれば、関連法案を11月上旬に閣議決定し、臨時国会に提出する段取りだ。

 決め方も問題ならば、法案の中身も見過ごせない。最大の問題は法の下の平等だ。この特区だけはクビにできる、などという“差別”があり得るのか、ということだ。

「世界を見回しても、解雇しやすい特区なんて聞いたことがありません。クビ切り法案は当初、規制改革案に盛り込むつもりだった。しかし、世論の反対で潰された。そこで、今度は特区だけでやろうということになったんです。でも特区だけで解雇を認めれば、法の下の平等に反する。つまり、特区を風穴にして、やがて、全国で解雇規制を緩和するつもりなのでしょう」(山井和則氏)

 労働契約法16条には正当で合理的理由がなければ解雇できないと書かれている。労働者の基本的人権だ。絶対に譲れない一線なのに、安倍や菅官房長官らはそれを「岩盤規制」と呼んでいる。人権を規制呼ばわりされたらたまらない。 


関連記事
ブラック企業が「合法」に……安倍政権の本当の狙いは「クビ切り特区」の全国拡大?〈週刊朝日〉 
http://www.asyura2.com/13/hasan83/msg/241.html



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/122.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 国会で、未だに汚染水をコントロール出来ているという嘘を言う安倍首相を、絶対に許してはならぬ。(かっちの言い分) 
http://31634308.at.webry.info/201310/article_15.html
2013/10/16 21:26

安倍首相の所信表明を聞いて、昨日のブログ『安倍首相の所信表明は問題隠しの演説で、日本の危機感が感じられない。』の中で、原発の対処に対しての危機感が感じられないと書いたら、毎日新聞の社説も同じく以下のように「汚染水に対して危機感薄い」と書いている。


毎日新聞社説:安倍首相演説 汚染水への危機感薄い
http://mainichi.jp/opinion/news/m20131016k0000m070140000c.html

 東京電力福島第1原発の汚染水問題に対する危機感が足りないのではないか。そんな疑問を抱く安倍晋三首相の所信表明演説だった。この問題を解決しない限り、首相がアピールする「成長戦略の実行」も前には進めないはずだ。やっと開会した国会のスタートにあたり、まずそれを指摘しておきたい。

 「状況はコントロールされている」という国際オリンピック委員会(IOC)総会での自身の発言に批判が集まっていることへの反論でもあったろう。首相は演説で汚染水問題に伴う風評被害に触れ「食品や水への影響は基準値を大幅に下回っている。これが事実だ」と断言した。

 しかし、問題は風評被害だけではない。汚染水漏れの深刻な事態はIOC総会後も日ごと明らかになり、この危機的状況が収拾するめどは立たない。これでは廃炉もままならない。今の態勢では不安がむしろ増幅していることが大きな問題なのだ。


毎日新聞は、原発に関しては東京新聞と同じぐらい真っ当な意見を述べている。安倍氏の演説からは強気一辺倒で福島原発の本当の怖さを全く認識していない。こんな原発を外国に売りに行くこと自体、恐れを知らない行為である。社説にあるように、廃炉なんて夢物語になっている。

今日、野党の海江田氏が汚染水制御を批判したが、以下の記事のように、安倍首相は相変わらず「湾内に全体的にコントロールされている」とうそぶいている。コントロールということは何を意味しているのか、と聞くべきである。その定義を述べさせるべきである。全体的にということは、部分的にはコントロール出来ていないということである。この安倍首相というのは、「コントロール」という意味を知らないのではないかと思ってしまう。こういう嘘を、国会でまたしゃーしゃーと言わせるのは、到底許せることではない。

コントロールとは、人間の意志で汚染水の漏れる量なり、漏れる時間、時期なりを決めることが出来ることである。何十トンも漏れてしまった後に、東電が言い訳にもならない謝罪を言うことは、コントロールとは絶対に言わない。


安倍首相「コントロールされている」=原発汚染水で重ねて強調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131016-00000075-jij-pol
時事通信 10月16日(水)13時41分配信

 安倍晋三首相は16日午後の衆院本会議で、東京電力福島第1原発の汚染水問題について「近海の放射性物質の影響は、発電所の港湾内の0.3平方キロメートル内にブロックされている。全体として状況はコントロールされている」との認識を重ねて示した。民主党の海江田万里代表への答弁。 



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/123.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 国会議員大慌て!? 吉野家・国会限定メニューに非難囂々 (日刊ゲンダイ) 
国会議員大慌て!? 吉野家・国会限定メニューに非難囂々
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar368775
2013/10/16 日刊ゲンダイ


 特権意識にアグラをかいている国会議員もやっと、世間の目に気づいたか。先週、国会にオープンした吉野家の1200円の「和牛牛重」が非難囂々で、国会議員の間からもようやく、「あれはおかしい」という声が上がり始めた。


 吉野家は入札結果で国会に出店することになったわけだが、「特別メニューが欲しい」という国会側の要望に応えて、「和牛牛重」を用意した。


「牛重」の肉は吉野家が通常メニューで使う米国産ではなく国産の和牛肩ロース。箸ですぐ切れるほど軟らかく通常の牛丼と比べてデカい。テレビのニュースは大きく取り上げたが、食べられるのは、国会に出入りする国会議員や秘書、国会職員、官僚、マスコミの担当記者などに限られる。で、案の定、異論が噴出したものだから、慌てた。


 きのう(15日)、自民党の平沢勝栄議員が「地元で、国会だけで食べられるメニューがあるのはおかしいという指摘があった」と発言すると、他からも「そうだ」と同調の声が上がったという。吉野家もいい迷惑なのだが、この調子だと、特別メニュー撤回も近そうだ。


         ◇


国会内「吉野家」の1200円の特別メニューに異論

TBS系(JNN) 10月15日(火)18時36分配信


 先週、国会に開店した大手牛丼チェーン・吉野家の1200円の特別メニュー「和牛牛重」について、異論があがりました。


 自民党の平沢議員が15日の国会内での会議の後、「地元で、国会だけで食べられるメニューがあるのはおかしいという指摘があった」などと発言したところ、他の会派も「外の人が食べられないのはおかしい」と同調。国会限定メニューの設置の経緯を調査し、場合によっては吉野家に対応を求めたいという考えで一致しました。(15日17:50)



http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/124.html

記事 [政治・選挙・NHK155] <カルトが舞う秋祭りの季節>など  =本澤二郎の「日本の風景」(1431)=
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52050283.html

=転載開始=

 <「天皇中心の神の国」へ驀進する永田町>
 
 未明に目が覚めてしまった。夢に加藤紘一が現れたせいで、彼が最後の挑戦をした森喜朗内閣を思い起こした。同時に京都の野中広務のことなどが、次々と記憶から蘇ってきた。よく知る小渕恵三首相が、小沢一郎にドスを突きつけられ、衝撃で倒れると、官房長官の青木幹雄・幹事長の森、そして野中らが、宏池会の池田行彦を除外して談合、政権を森に移行させた。政権は右翼派閥の岸信介の人脈が手にした。右翼の正体は「日本は天皇中心の神の国」という森発言で、証明され、内外に衝撃を与えた。自民党右翼の思想的根幹は、戦前と同じものだった。其れが小泉内閣を経て、今は安倍内閣である。天皇を神と崇めるカルトの政権が、永田町を驀進している。


 <カルトが舞う秋祭りの季節>

 時は、あたかも天皇族の宗教である神社神道の秋祭りの最中だ。明日17日は、戦争神社の靖国の例大祭と称する儀式が始まるという。韓国・中国は公然と、ワシントンはこっそりと安倍参拝にNOの警告を発している。
 皇居の奥の院でどのような占いの儀式が行われるのか、誰も知らない。想像するに、キリスト社会で成長した皇太子妃は、ある種の複雑な感情を抱いているものか。なかなかなじめないのかもしれない。
 庶民レベルでは、神社に備え付けの「神輿(みこし)」という他愛のない担ぎ物を、酒を浴びた若者が担いで気勢をあげる。太鼓をたたき、笛を鳴らして部落に「祭礼」気分を盛り上げる。ただ、それだけのことで、戦前戦後の貧しい時代を思い起こす老人も少なくない。
 もっとも、最近は神輿を担ぐ若者がいない。担ぎ屋に依頼する神社も多いらしい。モノ不足のころは子供に茶菓子を振りまいて動員させ、雰囲気を作ったものだが、現在の塾通いの幼児の動員は厳しい。
 農家の古い家には、今も神棚を祀っているのかもしれない。これも実のところ、迷信に近いものだが、先祖代々、といっても神社を国教と定めた明治期からだ。近代に気付いた人間にとって、とてもついてはいけない精神的遺産である。むろん、こうした類の日本人は少数派であるが、永田町の右翼議員にとっての精神的な支柱となって、そこから彼ら独特の歴史認識が生まれることになる。その象徴が森発言である。
 過去を美化、正当化する根源なのだ。

 
 <天皇制国家主義と改憲軍拡>
 戦前の日本帝国・日本軍国主義は、明治期に確立した天皇中心の国家主義によってもたらされた。筆者は日本の国家主義を天皇制国家主義と定義している。強い国家は戦争をいとわない。戦争の出来る改憲軍拡は必要不可欠なのだ。したがって、戦後の日本国憲法は、この政治制度を否定するところから始まった。
思うに、この天皇制国家主義の根幹が、神社神道という現在は一つの宗教法人なのである。近代法は、宗教は自由である。何を信仰しようが、しまいが自由である。もはや日本人は、カルト信仰の神道からの縛りから解放されている。逆に、神道の側は「マツリ」「祭礼」でもって市民生活にもぐりこもうとしている。
 一部の無知蒙昧の氏子(うじこ)という輩が、これに狂奔していることも事実である。
 右翼議員は、この祭礼をことさらに重視、自己の政治宣伝に利用することになる。天皇制国家主義の基盤は、決して強固なものではない。

 <恐怖の特定秘密保護法>

 右翼議員はしかし、そこに精神的エネルギーを求めることになる。左翼もそうだが、目的のために手段を選ばない。ナチス流もOKなのだ。反対派を逮捕拘束できる手段としての特定秘密保護法は、権力を掌握した右翼勢力にとって、権力の維持・強化に必要不可欠なのだ。安倍が「強い意志」で断行する、との決意表明を、臨時国会召集日の演説で公言した。平成の治安維持法だ。

 一部新聞報道によると、防衛省の「防衛機密」は2011年末に3万752件とすごい件数だ。2007年から2011年の5年間に3万4300件も廃棄したものの、これの全てが国立公文書館に移行、保存されなければならないのだが、なんと1件も保管されていない。日本は恐ろしいほどの秘密国家・独裁国なのである。


 <首相独裁の国家安全保障会議>

 憲法に違反する深刻な事態を放置してはなるまい。直ちに法改正によって、保管し公開しなければ民主国家とはいえない。
 権力の分散を前提とする議会制民主主義は、彼らには不都合である。国家安全保障会議を創設して、権力の集中・強化を図ろうとする安倍の思いである。
 「日本は天皇中心の神の国」に抵抗した加藤の乱を封じ込めると、小泉内閣という天皇のために死んだ戦争神社・靖国参拝派が登場、いまや本丸である平和憲法と戦争する自衛隊派兵に挑戦する安倍内閣ということになる。
 森政権の守護神となった野中広務は、極右の守り神として北京で重視されている?歴史の皮肉である。むろん、加藤紘一も日中友好派としての地位を維持しているが。北京も混乱している。

 2013年10月16日7時15分記

=転載終了=

(投稿者コメント)

靖国って概念は国家神道なわけで伝統的な神道と違う近代化のための廟なわけで、レーニン廟とかと同じなんじゃないの。

で、レーニン廟と一緒にすんな、ってのは止めてよ。
その時はそれを本当に信じてたんだから、それは旧ソ連人(現ロシア人含む)も、旧大日本帝国臣民(現日本人も含む)も同じだろ。

現況は靖国という概念で何かしらの統合を図って難局を乗り越えてく!っていう状況ではないどころか、そうした統合を志向する勢力が国難をワザワザ引き寄せているようにしか見えない。

国難なんて言葉が出てきちゃうこと自体、投稿子も多少ずれているのかも知れないが、この点に関しては、転載記事中の加藤紘一のような嘗てあった中道左派的な勢力(紘一って名前自体が、この方が生まれた当時の雰囲気が出てる名前じゃね?)が無くなってきたことに我が国の劣化を感じてきたという政治的立場を改めて表明してご理解いただきたいと思います。
また併せて、加藤紘一は白けインテリみたいな顔してて、やっぱ小沢(は中道左派の政治家だと思っている)だろと思い応援してきたことも表明します。

でも小沢も、もう歳なんだよ。あまり期待すんのは酷でつらい。

小沢の流れに続く資質のある人たちが今はえらい苦労してる。
そのまた後に続く資質のある人たちは生業だけに注力するようにして政治に出来るだけ関わらないようしている<カルトが舞う秋祭りの季節>かと思うのです。
http://www.asyura2.com/13/senkyo155/msg/125.html

記事 [政治・選挙・NHK155] 1200人アンケートで「韓国が嫌い」は87%(週刊文春) 
                この人に倫理は通じない Photo:Kyodo


http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3230
週刊文春 2013年10月24日号


 週刊文春がメールマガジン読者1184人にアンケートを行ったところ、「韓国が好き」が150人(12.7%)に対し、「韓国が嫌い」は1034人(87.3%)に上った。

 また、10月17日から執り行われる靖国神社の秋の例大祭に、安倍首相が参拝するべきかどうかを聞いたところ、「参拝するべき」が832人(70.3%)、「すべきではない」が352人(29.7%)という結果になった。

「韓国が嫌い」と答えた人からは、「一方的に実質支配を続けようとする竹島問題や、慰安婦問題。日本側にも問題はあるだろうが韓国側のやりようは度を越えている」(67・男・福岡)、「歴代大統領は国内の支持が低下すると、日本に対して強腰に出て、人気を回復しようとする傾向がある。欺瞞に満ちた韓国政府は困りものだ」(53・男・神奈川)などの意見が寄せられた。

 一方、安倍首相の靖国参拝をめぐっては、「他国のことに口を出すなと言いたい。確かにA級戦犯も祀られてはいるが、日本の為に戦った兵士たちを祀っている。趣旨も分からず馬鹿の一つ覚えで文句を言うのは止めてもらいたい」(42・女・神奈川)、「参拝すべきというより、もししなければ、『(安倍首相が第一次政権時代に参拝できなかったことを)痛恨の極みだ』と言ったことが食言となる」(73・男・静岡)といった意見が寄せられた。

 10月15日時点で、安倍首相は靖国に参拝するかどうか明らかにしていない。

文「週刊文春」編集部



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