初の赤字に転落した『ヤマダ電機』にみる消費の不振
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4554852.html
2013年10月16日 NEVADAブログ
ヤマダ電機が初の最終赤字に転落したと発表しています。
2013年4−9月期
売り上げ 8970億円(予想より330億円減少)
営業利益 24億円の赤字(前期は213億円の黒字)
最終損益 42億円の赤字(前期は139億円の黒字:事前予想は49億円の黒字)
営業赤字に転落したということは、今後金融機関は厳しい対応を取ることもあり得ます。
ヤマダ電機は、新規の開店を繰り返して売り上げをあげるという、破たんしたダイエーと同じような事業モデルを取っていましたが、今後、この展開が出来ないとなると、負債が大きくのしかかってきます。
通期の業績は、最終損益で81億円の黒字(61%減少)としていますが、上期の赤字を見れば、下期は更に悪化することもあり得、通期では100億円を超える赤字になるかも知れません。
拡大一辺倒できた『ヤマダ電機』は、重大な転換点に来たことになりますが、今や世界中の企業が猛烈な勢いで
事業を縮小しており、ヤマダ電機が果して生き残れるかどうかはリストラを如何に進めるかにかかっています。
海外から全面撤退するのは当然でしょうが、人員を大幅に削減し、不採算店を閉鎖することを急ぎませんと、
身動きとれなくて、突然死することもあり得ます。