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2013/10/7 晴耕雨読
https://twitter.com/hyodo_masatoshi
日本では、支配層は、法を犯しても責任をとらない。
「誤解を招きました」、「ご心配をおかけしました」で終わる。
メディアも追及しない。
そのメディアの退廃と劣化がもっともよく現れるのは、記者会見の場だ。
必ず「これはこういうことなのですか」と無難な回答を先にいって、支配層を助ける。
日本では、国家の危機は支配層の危機であって、国民の危機ではない。
支配層が「安全デマ」をふりまくのは、国民のパニックを恐れてのことではない。
さかのぼって、支配層の政治の誤りが、法的に追及され、裁判になることを恐れるからである。
生きるために税金を払うのではない。
税金を払うために生かされているのだ。
生まれて税金。
生きて税金。
病気に罹って税金。
死んで税金。
子供に資産を残して税金。
生きているときに車を買うって? それは世界一の税金。
車を手放したって? それにも税金。
理由はわかるね。
全部、俺たちの懐に入るのさ。
消費税増税に抗議して物を買わないようにしよう、といった余裕のあるものではない。
切り詰めて買わないようにしないと自殺に追い込まれる時代が始まった。
政治家たちが考えているのは支援者のレベル。
かれらは相対的に恵まれている。
この世には支援者にもなれずに、ひっそりと自殺する人々がいる。
小泉純一郎の記事には、共通性がある。
財界とぶつかっているし、安倍晋三は困っているし、と小泉の脱原発が本物であることを強調する記事ばかり。
おかしいよね。
それに、自民党からも財界からも批判の声がまったく出てこないね。
運動家との接点もなし。
信頼は地位では買えない。
世界経済のグローバル化に伴い軍国主義からナショナリズムも消えた。
現在の安倍晋三、野田佳彦、石原慎太郎、橋下徹らの極右・軍国主義は、より一層の米国隷属・官僚隷属に向かう。
だからTPPに賛成し、改憲も、自衛隊の米国の傭兵化に主眼がおかれる。
戦前の極右・軍国主義とは違っている。
安倍晋三は、対米隷属のナショナリストである。
つまり一昔前の右翼や極右のような、純粋な愛国心はない。
もしあるというなら、ぜひTPPとの整合性を説明してほしいものだ。
もし語ったなら、それは安倍の無知と、偽物の愛国心を暴露することになろう。
ちょうど野田がISD条項を知らなかったように。
米国債の購入先は中国と日本が1、2位を競っている。
このあたり米国の戦略は見事である。
アジアを分割統治する。
そして競わせる。
これは日中の接近でくずれるので、米国は決してそれを許さない。
情けないのは、反中で、米国に媚びる政治家がいることだ。