【速報】オバマ米大統領、シリアへの軍事介入を宣言(上杉隆)
http://no-border.asia/archives/14058
2013年09月01日 上杉隆
シリア情勢が緊迫している。
オバマ米大統領が会見を開き、噂されているシリアでの化学兵器の使用について、何らかの声明を発表する見込みだ(日本時間:9月1日午前3時)。
CNNによれば、現在バイデン副大統領、ケリー国務長官らがホワイトハウスに参集し、協議を続けている模様だ。
8月30日、ケリー長官は、アサド政権が化学兵器を使用し、子供426人を含む少なくとも1429人を殺害したと断定している。
さらに長官は、化学兵器使用に関しては、米国の安全保障と信頼、そして国益に関わる問題だとして、米国が何らかの行動を起こすことを表明している。
果たして、本当にシリアは化学兵器を使ったのか?
と書いたところで、ホワイトハウス前にオバマ米大統領がバイデン副大統領を伴って現れ、「シリアへの軍事介入を行なう」と宣言した。
オバマ米大統領は、9月9日までには議会を緊急召集し、承認を求める方向だという。ただし、仮に議会の承認が得られなくとも、大統領権限で軍事介入は可能だと付け加えた。
「米国は、ダマスカスで起きている悲劇から目を背けるわけにはいかない」とオバマ大統領。
これによって、米国のシリアへの軍事介入は確定的になった。
(写真:ホワイトハウス)
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米大統領、シリア攻撃を決断…「議会承認求める」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130901-OYT1T00177.htm?from=top
【ワシントン=山口香子】オバマ米大統領は8月31日、ホワイトハウスで声明を読み上げ、シリアのアサド政権が化学兵器を使って自国民を殺害したとして、「米国は軍事攻撃をするべきだと決断した」と述べた。
その上で、「武力行使について米議会の承認を求める」として、議会に武力行使の是非をはかる方針を発表した。
休会中の米議会は、9月9日に再開する予定で、採決は9日以降となる見通しだ。
大統領は、国連や議会の承認がなくとも軍事行動を決断する権限があるとしつつも、議会の承認を得ることが「国としてより強くなることだと考える」と述べた。
大統領はまた、対シリア軍事攻撃で地上部隊は導入せず、攻撃は「限定的となる」と語った。
(2013年9月1日03時54分 読売新聞)