http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130828/frn1308281530006-n1.htm
2013.08.28
JTBなど旅行主要4社が扱う中国行きパッケージツアーの2013年度上半期(4〜9月)予約者数が、日中関係の悪化や中国の大気汚染などが響き、前年同期に比べ75・2%減の計6302人と4分の1の水準に落ち込んだことが27日、明らかになった。
JTBと日本旅行、ジャルパック、近畿日本ツーリスト個人旅行の計4社について、7月下旬時点の予約者数(実施済みを含む)を前年の同時点の集計と比較した。
ある社の幹部は「中国で昨年激化した反日デモを受けた敬遠ムードも続いており、当面は落ち込みが続くだろう」とみている。
会社別では、中国ツアーは近畿日本ツーリストが99・0%減、日本旅行も93・3%減と激減。ジャルパックも74・7%、JTBは68・5%、それぞれマイナスだった。
景気減速が懸念される中国にとって観光客の減少は痛手だが、尖閣も大気汚染もみずからがまいた種だ。