[東京 7日 ロイター] - 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第1原子力発電所の汚染水対策に国費を投入するため、経済産業省が予算要求していることが7日、分かった。政府筋によると、原子炉建屋に地下水が流入するのを防ぐため、土を凍らせて壁を作る対策が検討されている。
汚染水対策はこれまで東電が主体となって取り組んできたが、事態が深刻化していることを受け、国が関与を強める。
政府は7日午後2時から原子力災害対策本部会議を開く。別の政府筋によると、安倍晋三首相は茂木敏充経済産業相に対し、同原発の汚染水処理対策の強化を指示することになるという。
福島第一原発には1日約400トンの地下水が建屋に流入している。経産省の汚染水委員会は、土を凍らせて地中に遮水壁を作り、1─4号機に地下水が流れ込まないようにする対策を議論していた。
しかし、費用が膨らむなどの課題があることから、経産省筋によると、国がどこまで関与できるか検討しているという。
(ロイターニュース 田巻 一彦)
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