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イーグルヒット管理者 (2013年7月 9日 18:35)
§37.「憂国」労働Gメンへの緊急直撃インタビュー
「アベノミクス&ブラック企業」連合が日本を滅ぼす!」
2.「奴隷社員」量産体制へ
日々、多くの労働者の相談に乗る某ユニオン団体の書記長。
イーグルヒットは、その「憂国」労働Gメンの書記長を直撃し、緊急インタビューを行った。以下はそのインタビューの続報である。
―― 前回、就職人気企業225社のうちの60.8%が、国の過労死基準を超える時間外労働を命じることができる労使協定を締結していたことが判明したというお話でした。
書記長「労働局に対する文書開示請求によって明らかになったデータですが、就職人気ランキングの上位に来るような企業が労使一体になって、徹底して社員を死ぬまで仕事、仕事、仕事の時間外労働でこき使っている実態が明らかになった。この事実はとても重い。
ちなみに1年間で見た場合の時間外労働時間のワーストの1位は大日本印刷の1920時間、2位が任天堂の1600時間、3位がソニーとニコンの1500時間です」
―― 時間外労働で社員を死ぬまでこき使う。しかも本来なら労働者を守る立場であるはずの労働組合が会社と労使協定を締結して、それを認めていたというのが驚くべき事実です。
書記長「労働組合といっても、大手企業なんかは役員になるためのローテーションの一つのような位置づけですから、実際は会社の上層部とべったりなケースも多いのです。今のアベノミクスと発想はよく似ていて、相手がブラックであろうと、タッグを組むことでお互いにメリットありと見たら、節操も何もありません」
―― 人気企業ランキング上位企業も中に入れば、過労死寸前の労基法違反がまかり通るブラック地獄に汚染されている。それはまるで、アベノミクスの「景気回復」幻想で議席を伸ばしてはいるものの、国民生活はさらなる貧困地獄に突き落す今の安倍政権とよく似ていますね。
書記長「日本を代表する就職人気企業ですら、これですからね。それ以外の企業の時間外労働なんて、もう推して知るべしでしょう。中小零細なんて、1年間で休みは1日とか、1日16時間労働なんていう殺人的な時間外労働は日常的に起こっています」
―― それでも給料は上がらない。
書記長「私が相談を受けた中小企業のケースでは土日は毎週、地方への出張という労働者がいて、1年間の休みはほとんどゼロ。ならば土日の休日出勤の手当ては厚いのかといえば、休日出勤手当てが1000円ぽっきり。
なんでそんな会社で働いているのか?と聞いたら、その前は派遣社員で、ようやく正社員になれた今の立場を失いたくはない、って言う」
―― それはまさに小泉政権時代の非正規雇用拡大の本当の狙いでもあった、事実上の「奴隷制度復活」の成功モデルですね。
書記長「安倍政権はそうした現代の奴隷制度を合法化し、現場にそうとは悟られずにいかに定着させるかが大命題。昨今の正社員の首切り法案へ向けた流れといい、小泉政権時代の負の遺産である非正規奴隷労働者を、ついに量産する体制に入ったな、という感じです」
(続く)