【参議院選挙2013】脱被曝・原発即時撤退・反TPP〜20130706渋谷選挙フェス山本太郎演説文字起こし(前半)
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07/07 23:00 Sekilala&Zowie
20130706渋谷選挙フェス山本太郎演説文字起こし(前半)
山本太郎氏「参議院選挙、東京選挙区から立候補した山本太郎です。よろしくお願いしまーす!アツいな、渋谷。すいません、本当にありがとうございます。そして、大丈夫ですか?通行の方々。申し訳ございません。選挙期間中、選挙の表記、旗があれば、どこでもこんなことができちゃうんですよね。でも、誰もして来なかったって。みんなこのような形になったんですよね。たくさんの人たちにメッセージを伝えられる機会、こんなことができて、ほんとうに最高です。
山本太郎。簡単な名前ですよね。投票用紙に書きやすい名前ですよね。でも、心配は、『山田太郎』とか『岡本太郎』『木村太郎』とかと書き間違えられないかなってことなんです。しっかり、覚えていってください。山本太郎です。よろしくお願いします!
『いやいやいや、おまえ、芸能界で生活してたのに、どうした?急にどうしたの?宗教でも入ったの?なんか、おかしいよ?どうしたん?どうしたん?』
何にも入ってませんよ。この国のあり方っていうことに気づいたんですよね。それが、2011年の大震災。原子力事故が起こって、この国が僕たちに伝えたメッセージ。それを流したマスコミのすがた。
それを見た時に『なるほど』と。今からは、自分たちで生き残るんだ、生きるんだという意思を自分のなかに持たなければ、この先の未来はないんだなって感じたんです。
それはなんだったのか?
原発が爆発した後に、枝野さんが言いましたよね。『直ちに健康に影響はない』って。その言葉、みなさん凍りませんでした?
『あっそっか。影響ないのか』そう思った方もいらっしゃるかもしれない。でも、違かったんです。
『直ちに』影響はない。『直ちに健康に影響はない』ってことは、今すぐは大丈夫かもしんないよ。でも、後々なにかあるかもね。そのメッセージなんですよね。それを聞いたとこに背筋が凍った。
じゃあ、メディアはどういうふうに流すんだよって。メディアが垂れ流したのは、大本営発表でした。安全か、危険か、わかりませんよねぇ。そういう専門家がいる。安全か、危険か、分からないものであるならば、危険側に自分たちが立たないと。それが予防原則ですよね。
後々なにか怒った時に『ああ、あのとき、こうしてりゃよかった』そう思っても、もう遅いんですよ。だとしたら、危険かもしれないというつもりで、自分たちで備えないと。
そうですよね。じゃあ、その危険。どのように、自分たちで回避すればいいんでしょう?方法が分からない。どこが安全で、どこが危険か分からないってことですよね。
どうして調べてくれないんでしょう。国は。行政は。
でも、調べてくれてるんですよ。ちゃんと。ヨウ素とセシウムだけ。2種類だけ。
でも、文部科学省は、31種類の核種が飛び散ったって言ってるのに、2種類しか調べてない。ストロンチウムはどこ行った?プルトニウムは?トリチウムはどうしたんだよ?
調べないんですよ。はっきりしたくないですか?どこが安全で、どこが危険か。
そこが危険だったらどうする?分かんないですもんね。危険って分かれば、そこに柵すればいいじゃないですか。子供が通っている通学路は?いつも行ってるところは危険だったとしたら、別のルートから行けばいいじゃないですか?
そんなふうに策が練れる。対応できるじゃないですか。でも、それさえも許さない国って何なんですかね?最低限、いのち守るために、その最低限の調査もしない国って何なんですかね?
無理言ってますか?僕。安全か、危険か、はっきりさせてくださいねって言ってるだけなんです。2種類しか調べてないでしょって。31種類以上、飛び散ったんだったら、調べてくださいって言ってるだけなんです。無茶は言ってない。どうして、それをやってくれないんだろう。
東京からはじめません?東京からはじめましょうよ。安心して住めれば、それでいいじゃないですか。東京がクリアしたなら、次は、茨城やりましょう。千葉やりましょう。群馬やりましょう。栃木やりましょう。そのエリア、広げていきましょう。
そして、事故前の基準、年間1ミリ。
一年間に被曝していい量。国際基準で決まっていた。年間一ミリ。これを超えるところ。そういうところに人が住んでいる。でも、住みたい人もいる。そこから出たい人もいる。でも、なにも調べてないから分からない。ほとんど細かく調べてない。
調べた後に、『あ、わたし外に出たいです』そういう人に対して、避難の権利、与えるの、同然じゃないですか?誰が起こした事故でしょうか?
安全でないものを、安全なフリしつづけて、安全でない場所に建てた。それによって起こった事故。それによって、事業者は、何かをしたのか?誰が救われたんでしょう。何もしていない。その電力会社の偉い人たちは、何億円もの退職金をもらって、『私にも老後がありますから』ですって。
その被害に遭われた方々にも老後があるんですよね。そして、そのお子さんにも、お孫さんにも未来があるんですよね。事故を起こして、汚染をばらまいたとしても、罰せられないなんて、最高ですね!電力会社。
僕も、ちゃんと勉強して、大学出て、東電に就職すれば良かったなあ。ねえ。潰れないんですもん。これだけの毒をばらまいても。
しかも、その毒をばらまいた後に、ゴルフ場が訴えた。いい加減にしてくださいよと。原子力の事故で、うちのゴルフ場、無茶苦茶になったじゃないですかと、裁判所に言った。そしたら、その結果、『無主物』ですって。原子力発電所の外に出てしまったものは、持ち主が分からない無主物。ふざけすぎじゃないですか。
いいですねえ。自由な国ですねえ。どれだけ汚染をしても、何も咎められないなんて。守られているっていう仕事があるんです。守らている産業がある。
どうして、原発を守るのか?話はかんたん。たくさんの企業が参加しているから、それによって、たくさんの利益が得られるから。無駄遣いすればするほど、儲かる仕事があるんです。
原子力、無駄遣いすればするほど、そのかかった費用の3&を電気料金に上乗せできる。だから、原価を削っていこうとしない。企業が努力しない。お金がかかったら、いっぱいお金を使えば使うほど、それに3%上乗せできるんです。みなさんの電気料金に。
電力会社、最高っすね。それだけじゃない。原子力発電所、三菱、東芝、日立。ここも関わってるんだから、どれだけの税金払っているか。それに、鉄鋼だ、銀行だ、保険だ、いろんな企業がそこに関わっているもんだから、もう口出しできないんですよ、もうメディアは。
テレビ、新聞から、ほんとうのことなんて知れるはずがないってことを知ったのが、3.11でした。自分でも迷いましたよ。普通に暮らしてりゃ良かったかなって、思う瞬間は最初にもあった。
だって、この原子力のことに関して、被曝のことに関して、口を出さなければ、今まで通りに暮らせるんですから。でも、これ、いのちに関わる問題なんですよ。
テレビ、新聞からは本当のことが流れないのであれば、自分自身がメディアのひとりとなって、外に飛び出して、たくさんの人たちに、それを伝えなきゃならないと思ったんですよね。それは、自分自身が生きるために。そして、あなた達にも生きてもらいたいから。世界にひとりぼっちの世界なんてありえないじゃないですか。
僕一人で生きていてもしょうがない。他者がいて、初めてこの世の中って成立してるんですよね。『山本太郎、死ねばいいのに』そんなこという人にも生きていてもらわなきゃいけないんですよ。そういう人がいるからこそ、こういう場面で温かい言葉をかけられた人に、感謝ができるんですもんね。
そのためには、いま地震の活動期、原発をやめるしかない。当たり前じゃないですか。そんなん。地震、津波に対する備え、なにもないんだから。
しかも、電力、足りてるんですから。
どうして、それが流れないのか、びっくりですね。ガス火力、それで賄っているっていう事実は、隠されているんですよね。天然ガスを使ったガスコンバインドシステム。一回で二度発電できるものがある。環境負荷も少ない。そのようなもので今まかなっているってこと、全く大きく報じられてないじゃないですか。
報じられないんですよ。テレビの世界はお金で動いているから。皆さんがテレビからほんとうのことを知れるなんて、ほとんどないんですよ。東京電力、一年間に垂れ流している広告宣伝費260億円。260億くれる人の文句、言えないよな。電力10社で1,000億円。1,000億くれるひとたちに文句、言えないよな。東芝、日立、三菱、その人たちが広告宣伝費でどれぐらい使っているのか。
テレビの中で15秒毎に流れるコマーシャルをみれば、ああ、なるほど、と思いますよね。それだけじゃない。メガバンクも、保険会社も、建設会社も、テレビコマーシャルを売っているのであれば、本当のことなんか言えるわけないんですよ。
新聞を開いても、広告がいっぱい載ってる。新聞社を支えているのは6割から7割の広告宣伝費。だとしたら、本当のこと知ろうと思ったら、どうすればいいのか?草の根で活動されている方々。ネットで情報を発信されている方々。そういう人たちと一つになって、今どうするべきなのかってことを考えていくしかないんですよね。
原発やめろ、再稼働はんたい。そのことに対して、大きく声を上げる。すごく大事なことなんですけど、それだけじゃ原発は止まらないって、はっきりしてるんですよね。さっき、ここでもお話をされた座間宮ガレイさん、言われてますよね。『日米原子力協定』っていうのがあるんだよって。日本の原子力はアメリカの管理の下に行われているんだよ。
野田っていう人が、総理をやってたときに、原発ゼロを閣議決定しようとした。けど、それはできなかった。アメリカから圧力がかかった。『日米原子力協定』で圧力がかかったってことですよね。
2018年に、この協定の内容を変えるのか、破棄をするのか。2018年にそれを決めることができるんですけど、この情報をひとりでも多くの人が知ってないと、再稼働はんたい、原発はんたいって言っていたって、ただの呪文なんですよ。
『日米原子力協定』をどうするのかってことをベースにみんなで国民的な運動にしていかなきゃいけない。どうして、政治家はそんなこと言わないんだろう?
『うちの党は原発反対ですよ』『再稼働、もちろん反対です』そんなことは言うけれども、『日米原子力協定』をなんとかしなきゃいけない。そのことについて触れる人はいない。でも、そこに触れなきゃ、原発はやめられない。どうして、言わないんでしょう。
反対するフリしていながら、原発を推進することに力を貸している」
観衆「共産党は言ってるよ」
山本太郎氏「共産党、言ってますか?ありがたい。その他にも言ってる方々、いらっしゃいます。でも、そこにメスを入れないと、どうにもならないじゃないですか。ひとりでも多くの方に、『日米原子力協定』のことを知っていただきたい。
日本にいっぱいあるプルトニウム。これをどうするのか。
『おまえ、そんなにいっぱいプルトニウム持ってるけど、それ、どうするつもりやん?』アメリカが聞いてくる。
『いやいや、これはですね』
『おいおい、おまえ、軍事利用する気ちゃうやろな』
『違うんですよ、これは』
『じゃあ、おまえ、分かってんな。どうやって減らすかは』
『分かってますよ。MOX燃料にして、原発で燃やし続けます』
プルトニウムを減らすために、この原子力をやめるわけにはいかない。だから、原発がやめられないんだという現実に、たくさんの人たちが気づかなきゃいけない。アメリカからいくら圧力をかけられても、それじゃあもう、政権が転覆させられてしまうんです。
『見てください。この『日米原子力協定』を破棄しろっていう国民たちの運動を』それぐらいのところまで持っていかなきゃ、原発なんてやめられないんですよね。
それだけじゃないんです。原発がやめられない理由。
TPPもありますよね。どうして、テレビじゃTPPのこと言わないんだよ、農業問題だけしか。『TPPに入って、世界で勝とう』みたいな。何をねごと言ってるんだよって。
『交渉で勝ち取ればいい』そんな交渉力持ってたんか?『大丈夫だよ、安倍さんはパネエから』パネエってなんやねん。そんな、交渉力見たことないわ。
『アベノミクス、見てみろよ』何を見るねん。このなかで、アベノミクスでお金持ちになった人、ひとりでもいるんですかって話ですよ。
今やられていることは、まるで繁栄しているかのように見せられている。ただ、その映像だけなんですよ。デパートに行って、お中元商戦。『いやあ、ちょっと去年のやつよりかは、もうちょっとグレード上げて、こういうもの買おうかと思ってるんですよね』っていう主婦の映像がたくさん流れる。『ああ、景気が良くなってきてるんや』でも、いろんな人に話を聞くと、『とんでもない』って。お中元なんて出せるような状況じゃないっていう人たちのほうが圧倒的じゃないですか。なんなんだよって。いま放送されていることは。垂れ流されていることは。
TPPにしても、そうなんです。今、このスクランブル交差点を歩かれている方々、その方々の生活のすべてを奪う可能性があるのがTPPだってことを覚えておいて欲しいんです。
長々としゃべっている山本太郎。『なんかめんどくさい話しかせえへんし、うっとおしいなあ。みんなの党にでも入れよっかなあ』そう思ってる方、いらっしゃるかもしれない。
でも、原発は心のなかで嫌だと思っているのに、TPPは推進したほうがいいと思っている洗脳を受けているみなさん、気をつけてください。真逆なんです。原発をやめるためには、TPP入っちゃだめなんですよ。
脱原発ってことをするためには、TPPは絶対にやっちゃいけないこと。
TPPってなんだよ?環太平洋、太平洋のお近くの国で『みなさん、自由に経済活動やりましょう。なんかつまんないさ、自分の国の産業守るような関税とか取っ払って、ルールもなんかめんどくさいから取っ払って、一本化しちゃおうよ。自由ってすばらしいでしょ。そうしないと、もっともっと経済は大きくならないよ』そんなふうに僕たち刷り込まれているけど、でも実はそうじゃない。
誰にとっての自由化なのかってことにフォーカスしないとだめなんですよね。誰にとっての自由化なのか?それは、企業にとっての自由化なんですよね。大資本、多国籍企業にとっての自由化。政府っていう役割は、ほんのちょっとのものにしてしまって、そのうえに多国籍企業ってものが来てしまう。
今いる国会議員、これから生まれる国会議員というのは、もうすでに企業のロビー活動家っていうようなポジションでしかなくなっちゃうんですよね。企業にとって、どれだけ有利な形を、この国のなかで作っていけるのか。企業のための国会、企業のための政治家っていうかたちに、これからなっていっちゃう可能性があるってことなんですよ」
観衆「山本太郎、頑張れ!」
山本太郎氏「山本太郎、がんばりますよ。ごめんなさいね。うまく説明できてないわ。でも、聞いてください。TPPはあなたの医療を奪う。あなたの食を奪う。あなたから水を奪う。あなたからすべてを奪うかもしれない不平等条約なんですよ。
企業のための不平等条約。不透明です。このTPPが締結されるか、それか破綻するまで、その内容については4年間、知れない。どうして4年間もその内容について知れないんですかってことなんです。
4年間中身が見れない福袋なんて買いたいですか?しかも福が詰まっているかどうかも分かんないですよ。だって、その中身にアプローチ出来る人、だれもいないんですから。知れるのが4年後。でも、その中身を知れる人たちがいるんです。
どういった人たちなのか?利害関係のある企業。そこの600っていう人たち。600の利害関係のある企業の代表者たち、顧問、そういう人たちだけ。
ちょっと待って。これは、環太平洋、太平洋の国々の、国と国が結ぶ協定なんでしょ?なのにどうして、その内容について、その国の人々の代表であるはずの国会議員がその内容を知れないのか?不思議な話ですね。
利害関係のある企業が600もその内容にアプローチできるのに、どうして、この国の国民の代表の国会議員たちが見れないのか?その時点で、誰のためのものの協定なのか、条約なのかということははっきりするはずですよ。ここでおかしいと思わなきゃ変でしょ?
『アジアの成長を取り込むんだよ』
待ってくれよって。アジアって、どこやねんって。TPPに参加する?中国は?韓国は?台湾は?って。参加してませんよ。どこの成長を取り込むんですか?フィリピンですか?最大の取引先の、その東アジア、そこの成長を取り込まないこのTPPに、なにがアジアの成長を取り込むんだって話なんですよね。
むちゃくちゃ不平等条約。12カ国。日本が12カ国目。この前に11カ国の国が、その参加交渉をしている。その内容を色々話してるんです。
この11カ国が決めた取り決めは、その内容について、僕たち触れることができない。参加するテーブルにつくまでは、11カ国が取り決めたことは見せてもらえない。たとえそれがこの国にとって不利益な話でも。
その議論を蒸し返すこともできない。一文字も変更することができない。これがTPPなんですよ。そんな怖いものによく飛び込めるなって。土下座してでも入れてくださいっていう内容かよって。このバスに飛び乗れって。飛び乗ったら地獄行きですよ。
TPPに入ったらなにが地獄か。軽く説明させてください。
テレビで流れる農業問題、そこに少しスポットを当てると、テレビではあんまり言われてないけど、要は、安い食品、海外から入ってきますよ。あなたの家の家計、楽になるんじゃないですかねえ?
安いものには罠があるんですよ。海外からたくさんの食品が入ってくる。安い食品。大量生産されたもの。それは、遺伝子組み換え作物なんですよね。遺伝子組み換え作物の歴史はまだ浅いから、どこまで人体に影響が出るのかがはっきり分からない。
だから、ヨーロッパの研究機関が2年間、200匹のラットを使って実験をした。それによって分かったこと。オスからは腎臓、肝臓の機能障害が出た。メスからはおっぱいにがんが出来た。オス、メスともに生存率が下がった。そんなものを大量に入れて僕たちに食べろっていうんですか?
虫も食わない食べ物を、僕たちに食べさせようとしている。いくら除草剤を撒いてもその作物だけは枯れないものを僕たちに食べさせようとしている。そんなもの、子供に食べさせられるか。
それだけじゃないです。日本の農家。一部のブランド化した農家しか生き残れない。ほとんどの農家は外国から入ってくる、この大量に安い食べ物に駆逐されちゃうんですよね。で、日本でやられる大規模農業っていうのがどんどん大企業が参入してくる。そのなかで、今までの農業ではなく、雇われ人としてそのなかで農作物を作っていく。
それを食べるのは誰なんですか?ってことなんです。都会に住んでるみなさんなんです。農家が壊れる、じゃないんです。農家の皆さんは、自分たちが作ったものを売るってことを諦めたとしても、ライフワークとして自分たちが作物を作ることは辞めないかもしれない。
自分たちは、安全な食べ物をずっと作り続けられるかもしれない。でも、この都会に住んでる僕たちは、食べ物の作り方なんて分からないですよね。一番、被害に遭うのは、TPPの被害に遭うのは、都会に住む僕たちなんですよ。
今、これを止めなきゃ、いったいどういうことになるのか。食べ物に関しては、放射性物質、それが含まれた食べ物が日本中を流通している現在。この国が与えた食べ物の安全基準。一キロあたり100ベクレル。
一キロあたり100ベクレルは、事故の前と比べればはっきりと分かる。一キロあたり100ベクレルは、東電原発事故の前には、放射性廃棄物と同等の基準だったんですよね。原発の敷地内から出てくる低レベル放射性廃棄物。黄色いドラム缶のなかに入れて、厳重に管理しなきゃいけないものを、安全だと言って食べさせられているんです、僕たち。
それを食べ続ける子どもたち、どうなりますか?毎日毎日の食事のなかで、どれぐらい身体のなかに蓄積されていくか分からない放射性物質。もちろん、身体のなかから排泄されるものもあるだろうけれども、身体の中に取り込まれて、そのまま筋肉に入っていく。
例えばセシウム。身体のなかに入るとカリウムと挙動を変えて筋肉のなかに入ってしまったりする。ストロンチウム。身体の中に入ってしまって、カルシウムと挙動を変えて骨の中に入ってしまう。
骨のなかに入ったもの、筋肉のなかに入ったもの。それは身体の中からどうやって出るんですか?そのなかにあり続ける限り、被曝し続けるってことですよね。それだけじゃなく、虫も食わない遺伝子組み換え作物、これを子どもたちに与え続ける。
この国はこの国の未来を完全に諦めているってことのメッセージだってことに気づかなきゃいけないんですよ。
TPP、農業が潰される。それだけじゃないですよね。じゃあ、お金持ちの人たちは、遺伝子組み換えでないものを選べばいいじゃないか。そういう発想になってしまうかもしれない。でも、そうじゃない。表示。食品にされる表示ってことさえも、もう非関税障壁ってことになってしまうんです。
自由な経済活動を妨げる障壁ってことになっちゃうんです。だとしたら、遺伝子組み換えでない、遺伝子組み換えである。そんな表示が、不平等じゃないかって話になってしまうんです。産地表示、産地で食べ物を選ぶっていう時代が、もうすでに自由な経済活動を邪魔してるじゃないかって話になっちゃうんです。
お金がある人もない人も、自分たちの身体、自分たちの食べ物、安全に自分たちが安全をチョイスするっていう権利さえも奪われてしまう。それがTPPなんですよ。
どうしてメディアは伝えないんだ?おかしいじゃないですか。
おかしくないんですよ。そんなこと言っちゃったら、TPPには、たくさんの企業が応援してるんですよ。TPPに入れって。ちょっと待ってください。前に居らっしゃる方から、ご意見があるようです」
ケニアの方「先生、私はケニア出身なんですけど、日本人と結婚してます。そして、たまーに、今TPPの話でしょ。長ネギ。中国から長ネギが、日本より安い。どういうつもり?中国の長ネギ。中国で生まれた長ネギは、日本より安い。どういうつもり?わかんない。ほんとうにわかんない。だからもう、わかんない。なんかね、やり直しましょうよ。先生」
山本太郎氏「ありがとうございます。『ここがヘンだよ日本人』でございます。本当に、日本にいて、日本人は洗脳されてますよ、もう。メディアに。メディアへの依存度が高いから。救急車が通ったので、一回、マイク切らせて頂きます」
◇
【参議院選挙2013】脱被曝・原発即時撤退・反TPP〜20130706渋谷選挙フェス山本太郎演説文字起こし(後半)
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選挙フェス同日の昼間、渋谷南口で山本氏は演説を行なった。その際に、聴衆のひとりとこんなやり取りがあった。
20分以上の熱のこもった演説が終わろうとした時、サラリーマン風のスーツを着た男性が山本氏に向かってこう叫んだ。
サラリーマン『なにができんだよ!』
山本「今言ったこと聞いてました?」
サラ『ああ』
山本「で、どうでしょう?」
サラ『なにができんだよ!お前に』
山本「はいはい、どうぞどうぞ。前のほうに」
サラ『いったいお前になにができんだ!』
山本「なにをやりました?ご自身は?」
サラ『前に出て説明しろよ』
山本「ご自身で何かされましたか?この事故後?」 (と、マイクを向ける)
サラ『いや、山本さんがやってくれるなら、僕も応援したい』
山本「その約束を果たすために、やるって宣言したんです。力を貸して欲しいんです」
サラ『貸したい』
山本「はい。バッジを付けて国政調査権というものを持って、見たことのない資料を引き出して、そしてみなさんと一緒にこの声を広げて行きたい。国民的議論にしたい。そういう気持ちで立ってるんですよ。生半可な気持ちでは立てないです。ちから貸してもらえないですか?」
サラ『貸したい!』
こんなやり取りです。どうです?他の国会議員の方?
では、選挙フェスの<後半>文字も頑張って起こしましたので、どうぞ↓
20130706渋谷選挙フェス山本太郎演説文字起こし(後半)
<中断>
山本太郎氏「すいません。緊急車両が通ったときは、マイクを切らしていただいてます。TPP、興味持って欲しいんです。TPPを見れば、今この国の権力者たちが僕たちにどれだけの不条理を押し付けているか、よく分かる。
『おいおい、おまえ。脱原発って言ってたのが、次TPPか?反対、反対って言いたいだけの奴やろ?』
違うんですよ。すべて繋がってるんです。TPPに入れば、脱原発も不可能になる。途中からお聞きの人もいるかもしれないですけれども、軽くおさらいさせてください。
TPPは、太平洋の近くの国々で、自由に貿易しようぜ、経済活動しようぜ、すべてのルールを一本化しようぜ。聞こえはいいけれども、蓋を開けてしまったら、不透明で不平等な条約だということがはっきり分かるんです。
日本の国内法よりも優先される。日本の国内法も変えることも強要されてしまう。そのような内容なんです。
勘弁して下さいよ。どうして、日本のなかでの決まり事を海外から変えさせられなきゃいけないんですか?この国は誰のものだ。もちろん、世界中とバランスを取りながら、うまくつきあっていくってことが必要かもしれません。でも、このTPPに関しては、企業活動、企業がどれだけこれからお金儲けを広く、徹底的にできるかって内容なんです。
企業のための取り決め。それがTPP。国と国。その取り決めが条約だったり、協定だったりするはずなのに、そうじゃない。誰が得をするのか。大金持ちだけなんです。大企業なんです。多国籍企業なんです。
今、日本はその餌食になろうとしている。自ら、土下座をして、入らせてくださいっていう状況なんです。この状況に大きく異を唱えなければ、僕たちの食も、医療も、公共サービスも、24分野にわたって、すべて破壊されるって話なんです。
さきほど、この食が破壊される。遺伝子組み換え作物で、虫も食わないものを僕たちが食べさせられる。しかも、その安全は表示するってことが許されない。表示することによって、売れるもの、売れないものっていうものが出てきたら、それは自由な経済活動の妨げになるだろっていう話をしました。
TPPに入れば、自分たちで安全な食品をすることは難しくなってしまう。じゃあ、どうすればいいのか?まだまだ続くんです。
水の話をさせてください。僕たちは税金を払って、そして水道というインフラを整えましたよね。この水道のインフラを今、外国の企業に売り飛ばそうという動きがあるんです。
どなたでしたっけ?あの秋葉原で超人気の?あの人相の悪い方?麻生さんでした?あ、すいません。麻生さんが、わざわざアメリカに渡って、日本のこの水道、この事業を民営化すると。すいません。ちょっと待ってください。また、ケニアの方から、お話が」
ケニアの方「あのね、せんせい。Evian。アメリカンウォーター。WHY?なぜ?なぜ?アメリカのウォーター。ウォーターって日本語でなんていう?水。アメリカのウォーター。フランスのウォーター。先生。やり直してください」
山本太郎氏「(笑)ありがとうございます。『ここがヘンだよ日本人』パート2。あ、パート3に入りますか?ちょっと待ってください」
ケニアの方「箱根のウォーター大好き。箱根出身のウォーター、大好き」
山本太郎氏「ケニアの方が、日本のお水は美味しいんだよと。その水源を奪われる可能性があるのがTPP。そして、いまどんどんそれが着々と進められている。愛媛県の松山では、ヴェオリア・ウォーターという外資がいまもう民営化しましたよね。
ヴェオリア・ウォーターが入ってきて、そして松山の水道を民営化してしまった。そして水道料金が上がっているという現実がある。これを日本全国で加速しようとしているんです。水道が多国籍企業に買われたあとになにが起こるか?それは海外でもはっきりしている。
南米でコチャバンバという場所で、水が水道事業が民営化されてしまった。そのあとになにが起きたか?
普通の方々は、水道水からの水を飲むことができなくなった。なぜなら、それがどんどん値上がりしてしまったから。
『じゃあ、どうしたらいいんだよ。あ、そうだ。井戸水があったよな』
井戸水を汲みに行こうとしたら、『ちょっと待てよ。水に関しての権利はうちが買ってるからね。それ、課金するよ』
『ええ?じゃあ、どうすればいいんだ?じゃあ、雨水を貯めよう』
『ちょっと待て待て。その水に関しての権利は俺たちが持ってるから、雨水を貯めたら、課金ね』
飲めない人たちはどうすればいいのか?水溜まりに溜まった水をすするしかなかった。そんな現実が日本にやってくる可能性が高い。
『松山で今そうなってないんやから、おまえ、そんな訳のわからん話すんな』
そう言われるかもしれない。でも、松山でいきなりそんなことをやってしまえば、バレてしまいますからね。着々と準備を整えていくんです。それをいいことに、麻生さんでしたっけ?海外に行って、わざわざアメリカに渡って、日本の水道事業を民営化していくってことを宣言してるんですよ。
どうして日本で言わないの?どうしてアメリカで言うの?って。その背景、丸見えじゃないですか。水が奪われる。どうなりますか?人間が生きていく上に、一番必要なもの。空気ですよね。その次に水。そして、食料、この3つが奪われてしまったら、僕たちどうなりますか?
今、この現実を見つめないと。今このTPPを全力で反対する人たちに力を注がないと、もう僕たちこの先どうなるか分からない。そういうところまで来てるんです。
海外からTPPによって安い労働力がやってくる。そうなったら、あなたの仕事が奪われるかもしれない。今、どうですか?日本の労働環境。最低ですよね。国連から勧告が出るぐらい。
非人道的だって話になるぐらい、日本の労働環境は最悪だ。
『おいおい、原発反対って言ってたのに。今度は労働問題かよ』
全部つながってるんです。長時間労働、低賃金。これで人々を縛って、『ああ、俺はもうしんどい。会社に対して「すいません、もうちょっとお休みをいただきたいんです」』『だったら、辞めてもらって結構だよ。代わりはいくらでもいるからね。TPPに入ったわけだし』
そういう話になっちゃうんです。あなたの仕事が奪われる可能性がある。それがTPP。長時間労働、低賃金、いまブラック企業がまさにやっていること。これがスタンダード化しちゃうってことなんですよね。加速するんです。そんな人生、いやですよ。地獄じゃないですか。
仕事に殺される。そういう現実がますます身近なものになっていくんです。
『karoushi』って言葉。これ、国際語なんですって。『tsunami』とか『typhoon』とか、世界中に通じる言葉。それが『過労死(karoushi)』
毎月の残業、80時間。それで過労死ラインって言うらしいですね。月80時間も残業したら過労死しますよって。過労死が国際語になって、四半世紀。これを取り締まる法律、なにもないんですよ。
この国が人々のことをどうやって扱ってるかってことがいちばんよく分かるじゃないですか。切り捨てていくんですよ。お前の代わりはいくらでもいるよって。それがいま、この国の姿なんですよ。
労働時間をしっかりと管理するような法律、なにもないんです。おかしくないですか?人のいのちなんてそのぐらいにしか思ってないってことなんです。だから、原発事故が起こったとしても、一キロあたり100ベクレルのような、事故前には放射性廃棄物だったものも、食べて安全だって言っちゃうんです。
放射性物質をばらまいたとしても、安全基準を引き上げたから、安全ですよ。安全基準を引き上げたって、僕たちの身体が10倍も20倍も急に強くなったわけじゃないですよね。
国は切り捨てるんですよ。切り捨てられたのは福島だけじゃないんです。福島が切り捨てられて、宮城も切り捨てられて、岩手も切り捨てられて、茨城も千葉も群馬も東京も神奈川も栃木も静岡も、みんな切り捨てられたってことなんです。
この食品の安全基準に対して、どうしてもっと大きな問題にならないんだって。この日本という国に住む人全員が切り捨てられたってこの現実を、どうしてもっと国民的議論にできないんだって。
できないんですよ。メディアも司法も、みんな一体だから。どうして国会議員。国民に放射性物質を食べて安全だという人たちに対して、もっと大きな声を国会内で挙げないんだよって。大きな議論になったかよって。なってないですよ。
マスコミが握り潰せるぐらいの、その程度の議論はあったかもしれない。でも、隠せないぐらいの議論したかって。誰に気遣いしてるのか?どんなしがらみがあるのか?なにを守りたいのか?
自分の政党を守りたい。政治家としての自分の職業を守りたい。そんなものに付き合っている暇ないんですよ。今この瞬間も被曝してる人たちがいる。
そして、今日の晩ご飯で僕たち低線量被曝させられる可能性がある。そんな世界に生きてて、なにが『復興』だ。なにが『絆』だって話しなんですよ。だれが救われたんだよ。『復興』に使われたお金がほんとうに困った人たちに渡ったのかよって。
地方のゆるキャラに渡ったり、沖縄の道路を直す、そんなお金に使われている。どの口が『絆』なんてことを吐くんだってことなんですよ。救うべき人が救われてない。そんな日本は嫌なんですよ。変えたいんですよ。ちから貸してくださいよ、皆さん。
なんのしがらみもないんです。政党に入ることもできたかもしれない。ちょっとした客寄せパンダとして、色んな政党が色気を出したかもしれない。うちとやらないか?ちょっとぐらいは、こいつ良いこと言ってるかもしれん。そういう意味で、来いよと言ってくれたかも知れないけれども、比例で票が伸びるかもしれない。そういう下心で僕に声をかけてきたところがある。
でも、そこに入ればなにも言えなくなっちゃうでしょ。皆さんが言わないんだったら、国会にいる政党政治をやっている皆さんがなにも言わないんだったら、僕が言わせてもらいますよ。
山本太郎という真っ直ぐなバカが言いますよ。空気を読まないバカが言います。行動力のあるバカほど厄介なものはないんですよね。国会には絶対に来てほしくない人。
なんの利害も求めてないんですよ。なにか自分の利権を作りたいとか、料亭に行きたいとか、黒塗りの車に乗りたいとか、そんなバカな話じゃないんですよ。そうじゃないんですよ。今、僕たちに不条理を押し付けているこの国が許せないんですよ。
こんな国、嫌でしょ?こんな国じゃないんですよ。いのちをかけて、この国を守ってきた人たち、先代たちに申し訳ない。あの世でどんな顔して会うんですか?その人たちに。
この国を潰してしまって、自分の目の前のお金のために、この国を売り渡す。選挙をあきらめないでくださいよ。選挙があるうちは。失望するのは分かる。
『なにも変わらないじゃないか』当然ですよ。なにも変わってませんよ。でも、そこに、その既得権益というダムに、少しでもいいから、小さな穴を開けさせてくださいよ。そこからチョロチョロと水が流れることによって、いつか決壊することに繋がるのかもしれない。
それが来年か再来年か、10年後かどうか分からない。でもそういうひとりになりたい。そして、そういう人たちが集まってくる。一歩踏み出す。そういう最初の例にしたい。三宅洋平を。そして、出来れば、山本太郎を。
いいじゃないですか。何百人もいる国会議員のなかで。そういう人たちがいてもいいじゃないですか。言わせてください。
今、僕がテレビに出れるとしたら、この選挙期間中か、生放送はぜったいに使ってもらえない。TPPに入れば、脱原発が不可能になるってことを言っちゃうから。
じゃあ、TPPに対して推進するべきだと言っていて、そして、脱原発ってことを打ち出している『みんなの党』っていったいなんなんだよ。
騙す気ですよ、みなさん。気をつけてください。『人の悪口言うな。自分のことだけ言え』もうそれじゃ間に合わないんですよ。僕の主張だけ言っていても間に合わない。気づいてくださいよ。
TPPに入れば、脱原発ができない。それはもう確実なことなんです。海外でも例があるんです。企業が国を訴えることができるから。それによって、ドイツでも今バッテンフォールという海外企業に訴えられているんです。
ドイツは脱原発、9年後にしますよね。いまその状況で訴えられているんです。2011年、上半期に15億ドル。損害賠償を請求されている。そして、下半期には、46億ドルまでその数字がはね上がった。
じゃあ、原発辞めるのにいったいいくらかかるんだよって。廃炉の費用は?そのあと100万年のゴミの処理方法は?天文学的な数字がかかるのに、脱原発をするだけで、企業から、損害賠償をされてしまうんですよね。
『おいおい、俺たち、まだまだ金儲けできたはずだ。あと10年は、あと20年は儲けられたはずだ。辞めるんだったら金よこせ』
そういう話なんです。これ、ISD条項っていうんですけど。家に帰って、『毒素条項』っていうのでググってもらえませんか?
『毒素』ポイズンですよね。『毒素条項』そうすれば、このTPPに入っている数々の罠がたくさんあります。一回決めたことはもう約束を反故にはできない『ラチェット条項』とかいろんなものがあるんです。
そうすれば分かる。いまこの国の権力者が、そしてその権力にコバンザメのようにひっついているいろいろな政党が、この国をこの国に生きる人々を売ろうとしていることが。
『取り戻す、取り戻す、日本を取り戻す』
なに言ってんだ?
『売り飛ばす、売り飛ばす、日本を売り飛ばす』なんですよ、奴らは。
それを止めたい。
ちから貸してくださいよ。
自民、公明、民主、維新、みんなの党。TPPに賛成ってどういうことなんだよ。
それぞれの党を支持されている方がいらっしゃるなら、このTPP参加ということを取り下げさせてください。この国を守るために。党の悪口は言いたくない。それぞれ支持されている方がいるだろうから。だとしたら、それぞれの党に、この選挙の公約に、TPP不参加ということをはっきりと言わせてください。
もう時間がないんです。
敵の土俵に上がって、決着をつけるという本当に圧倒的に不利なこの選挙システム。それを利用してじゃないと街角に立って、こんなたくさんの人たちの前でこんなことが話せないっていうのは、言論の自由も、表現の自由もなかったこの国。生きる権利さえもなかったこの国。それを僕は本当により戻したいんです。
ちから貸してもらえないですか?
バカを国会に連れて行ってください。物おじしないバカを。どこの権力にも絡め取られてないバカを。そのバカを支えていてくれているのはボランティアのみなさんなんです。1000人を超えるボランティアの人たちが支えてくれているんです。
なんの利害関係もない。この国を持続可能なものにしたいと願う人たちなんです。山本太郎のファンなんて3人ぐらいですよ。後は同じ思いを持ってる人たちだけなんです。助けてください。
まず、この選挙で、もしも時間があるよって方。ボランティアに協力してもらえないですか?このボランティアの輪を10,000人ぐらいに広げたいんです。
ひっくり返したいんですよ。反対してるだけの政治っていうのを壊したいんですよ。おしり叩きたいんですよ。いのちを守る気はあるのかと。呪文みたいに脱原発、再稼働反対って言ってるだけじゃダメなんだって。
汚染食品を止めろって。いのちを守れって本気で言う政治家がいないとダメなんです。山本太郎を国会に連れて行ってください。仕事をしない政治家たちのおしりを叩かせてください。国会の中で行われている茶番を皆さんに報告させてください。ちから貸してください。お願いします。
東京選挙区、山本太郎に、ちからを貸してください。ありがとうございました。
すいません、あと40秒だけ。今の話に少しでも賛同していただいた方、この茶色い封筒、直接、僕から受け取ってもらえませんか?なんだそれっていう話なんですけど。中にはハガキが入っています。このハガキ、皆さんの、東京都内にお住まいのお友達、ご親戚、同じ思いになってくれる方々の連絡先、僕たちに教えてもらえませんか?もちろん、ご本人の了解を得てから。
それでいったいなにをするのか?水晶を売りつけたり、羽根布団を買ってくれって、あとあと電話がかかってくるわけじゃないんです。あなたからいただける一票。非常に重みのあるもの。その一票じゃ勝てないんです。でも。
その一票を3票に、5票に、10票にって繋げていくような動きをしないと、政党政治に勝てないんです。地盤もない。組織もない。企業からの後押しもない。完全無所属でやってるんです。100%市民選挙で、この東京選挙区5議席。これを1つをもぎ取るためには、これしかないんです。
ちから貸してもらえないですか?
なんの利害もない市民たちが思いを伝えたい。声を伝えたいということで、東京都の選挙区、一議席を勝ち取ったということ。これは国会のなかに行った後に、大きくその意味合いは変わるんです。
政党から出て一議席とるのと、みなさんからいただく票で国会のなかに入るのでは、メッセージが違うんです。僕のバックにいるのは、政党だったりとか、企業ではないんです。僕に一票を託してくれた人たちの顔が完全に見えるんです。
この声を聞けっていうアイコンになれるんです。ちからを貸してもらえないですか?ひっくり返したいんです。よろしくお願いします。ありがとうございました。
同じ思いを持つ三宅洋平、彼にもぜひ力を貸して貸していただきたいんです。全国比例で出てます。2つ書くとこ、あるんですよね。東京選挙区、地区の代表。全国比例、全国の代表。彼は全国比例で出てます。間違っても、東京の部分に『三宅洋平』って書いても無効ですから、気をつけてほしい。
全国比例で出ているのは『三宅洋平』です。東京選挙区で出ているのは『山本太郎』です。気をつけてください。
よく聞かれるんですよ。『お?今度、選挙出んの?どこ?また杉並区から出んの?』
参議院選挙がどういうスタイルで行われるかさえも理解していない人たちが多い。それはしょうがないですよ。テレビから、そんな詳しく教えてもらえないですもんね。
できれば、選挙をやってるってことは、みんなの中で忘れられたほうがいいんです。投票率が低ければ、政党が勝つんですよ。大きな政党が。投票率を上げていきたい。そうすれば、奇跡は起こるんです。
若い人たちが選挙に行かないと、いま選挙に行かないことは、自分たちの未来を閉ざすことだってことに気づいてください。必ず、選挙に行ってほしい。山本太郎のめんどくさい話を聞かないっていう人でも、今、この部分だけは聞いといてほしい。
渋谷センター街に消えていく若者。Bunkamuraのほうに消えていく若者。聞いていてほしい。選挙には絶対に行ってください。よろしくお願いします。山本太郎でした」