[モスクワ 2日 ロイター] - 米情報収集プログラムを暴露した中央情報局(CIA)の元職員エドワード・スノーデン容疑者(30)が各国に行った亡命申請は、2日までに5カ国が拒否を表明するなど受け入れに消極的な国が多く、同容疑者は選択肢を失いつつある。
スノーデン容疑者は現在ロシアのシェレメチェボ空港の乗り換えエリアに滞在しているが、ビザの問題などで国外や空港外に出ることができない状態が続いている。
同容疑者はこれまで計21カ国に亡命を申請。ロシアにも申請していたが、プーチン大統領の報道官は2日、同容疑者が申請を取り下げたことを明らかにした。
このほか申請を受けた国のうち明確に受け入れを拒否しているのは、ブラジル、フィンランド、ドイツ、インド、ポーランドの5カ国。オーストリア、エクアドル、アイスランド、アイルランド、ノルウェー、スペイン、スイスは、自国の領土で申請があれば受け入れの是非を検討するとしている。ボリビア、中国、キューバ、フランス、イタリア、オランダ、ニカラグアは判断を保留している。
一方、ベネズエラだけは亡命の受け入れに前向きな姿勢を示しており、同国のマドゥロ大統領は同容疑者について、「ミサイルを発射したわけでも誰かを殺したわけでもない。彼は人類にとって非常に重要なことをした人物であり、保護に値する」などと述べた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE96200520130703
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