林哲哉氏(福島第一原発の元作業員)
<1.作業内容が違う>ハンコを押した後に、上の会社の人が出てきて「線量が高い所の作業です。酸素ボンベを背負ってください」林哲哉氏(福島第一原発の元作業員)&山本太郎氏(文字起こし)
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2013-07-01(10:24) みんな楽しくHappy♡がいい♪
動画はこちらにあります↓
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/87132
山本:どうして原発収束作業員に加わろうと思ったんですか?
もともとそういうお仕事をされていた?
林:いや、最初は・・というか、
最近は原発作業員ってずっと言われているんですけれど、もう最近は慣れちゃったんですけれども、
そもそも、全く行く気はなかったんですよ。
全く行く気ない。
だって、怖いじゃないですか。
山本:そうですね。
林:で、自分も知らないし分からないし、怖いし、
そんなとこ、全く行く気ない。
本当になかったんですよ。
ただ、知りたくて…。
自分がたまたま電話したところは、建屋のカバーリング。
山本:随分はしょりましたよ。
最初行く気なかったんだけれども…ど、どうしたんですか、何で行くことになったんですか?
林:ま、知りたかったんですよね。
山本:知りたかった。
林:「どうなっているのか」っていうのを。
山本:あぁ、実際どうなのか。
林:そう。
山本:それはいつごろですか?
林:最初の年の12月とか1月ぐらい。
山本:2011年12月位。
林:そうですね、はい。
山本:で、最初はどういうアクションを起こされたんですか?
なんかこう…求人誌とかに載っているものなんですか?
林:そう。
ネットでいろいろ調べてたら、募集の要項があったんで、
いま募集しているっていう事は作業をしている会社じゃないですか。
そういう会社に聞けば、「なんかちょっとはわかるかな」みたいな感じ。
それで電話してちょっと聞いてみたんですよ。
聞いたりとかしてたんですよ。
そうしたら、3号機建屋のカバーを乗せるっていう会社があって、
そこが「人が足りない」。
職人だったり鳶の人達が来ても
2ヶ月ぐらいで線量がマックスでいっぱいになっちゃってで得ていかなきゃならなくなるから、
人がどんどん居なくなっちゃう、足りなくなるので、
そういう技術と経験があるなら「来てほしい」みたいな感じで頼まれたんですよ。
山本:もう人手不足だったんですね、
カバーリングは放射性物質を外に出さないようにかぶせますよっていうものですか?
林:はい、そうです。
山本:たとえば、カバーしなきゃいけないんだから、
「カバーをする作業の人は結構被ばくするっていうイメージはなかったんですか?
林:当然「2ヶ月ぐらいで人が代わる」って言う事は、ま、
「そこそこあるんだろうな」みたいな、
山本:なるほど。
で、「カバーリングにすぐ来てくれ」という話になったわけですか?
林:そうですね。
山本:すぐ行った?
林:いや、全然ウソっていう感じで。
山本:全然嘘っぱち
林:募集している人が、そんな仕事って…会社でもなかったんです。
「会社で募集してます」って言うふうに出てたんですけれども、
全然、行ってみたら会社じゃない、偽名はつかっている、仕事はない・・・みたいな、
山本:はぁ…会社そのものの実態がなかった?
林:なかった。
山本:へぇ〜〜〜
林:全然
山本:ブラックですね、もうすでに。
林:わざわざ行って、頼まれて、さんざん考えて、
でもなんか…何ですかね、誰かがやらなければいけなくて、その技術を、経験があるんだったら、
「行っとかないとまずいのかな」みたいな。
山本:なるほど、
誰かがやらなきゃいけないんだったら、「自分もちょっとお手伝いがしたいんだ」っていう思いですか?
先ほど、わざわざ辞めたというお話をしてましたけれども、
そのカバーリングという事を調べ出した、
中に入れるのか?という事を調べ出した頃は、違うお仕事をされてたんですか?
林:そうですね、普通にただ営業を。
山本:営業!
営業職だったけれども、いきなり現場作業に入ろうと思われたわけですね。
林:そうですね、昔にそういう経験があったんで。
山本:で、実際に行ってみたけれども会社は実態がなくて、偽名も使っていて、良く分からない状況。
林:はい。
で、最終的にその仕事じゃなくて違う仕事。
サーベイってあるンですけれど、
現場に行って作業して帰ってくる人を放射線で汚染されていないかチェックする、後方支援です。
山本:要は現場に行って放射能を浴びて、出てきた時に「大丈夫か」「高すぎないか」という事を調べる人。
林:そういう人がいっぱい居るんですけどね、
「それをやってくれ」みたいな感じで、
「じゃあ、それだったら取りあえずいいよ」っていう感じで行ったんですよ。
で、行ったら、
行って契約書とかにサインして、書類とかいろんなものを全部やって、
ハンコを押した後に、上の会社の人が作業説明とかに出てきて、
「皆さんご存じの通り、今回はちょっと線量が高い所の作業ですよ」って。
山本:一番最初に聞いていったのはサーベイ。
「数値を測りますよ」っていう事だったのに、その最後の説明・・・
何段階かあるんですか?説明を受ける、現場に入るまで。
いきなり行って、初日から働けるっていう事なんですか?そうではない?
林:行って、中に入れる作業証というか通行証みたいなものをつくって、
放射線の教育、基礎教育みたいなのを受けて、そういうのをやってからですね。
山本:到着してから現場に入るまでは何日ぐらいですか?
林:自分は・・・1週間ぐらい。
山本:1週間、なるほど。
でもその最終日「皆さんご存じだと思いますけど、高い所に入ってもらいます」という発表があるまでは、
ずっとサーベイやろうとおもっていた。
林:ずうっと思っていました。
山本:実際どうなったんですか?
林:それから説明が始まったら、「すこーし高いところです」って。
で、タイベックスーツ、あの白い奴を4重に着て、その上にアノラックを着て、
「皆さんの健康のために酸素ボンベを背負って、それから新鮮な空気がくるので、それを付けて入って下さい」
山本:話が全然違うじゃないですか。えぇっ!!酸素ボンベを背負えと!
林:そう。
えぇ・・・それ・・・・ってやばくね?
みたいな、
山本:確実にヤバいですよね。
最初は「ちょっと離れたところで放射線量を測るっていう役目だ」って言われていたのに、
実際に現場に行ってこれからですっていう時になったら、背負わされるという話。
どこへ行くんですか?それを背負って。
林:それで「アレバ室」っていう所に入る。
フランスのアレバ。
最初につくった、水を循環させる、その機械の、ま、壊れて、中のかくはん機を交換しなければいけないから、「そこは全量が高いんで一番最初に行って、ゴムマットを、少しでも線量を下げるために敷いていって下さい」
「後から来る人が少しでも線量が下がるように」
それって、特攻隊。
特攻隊みたいやなと。
山本:「まず最初に入ってくれ」と、線量下げるために。
林:はい。
みんなが来るために一番最初にやってきてくれと。
山本:その後に技術者が入りますから、まずあなた達が被ばくしてもらいますという役割やったんですか。
林:そういうことですね。
山本:ひどいなーー。
林:「ええっ!?」って。「話違うよ」
山本:その時の同期というか、一緒に入所、入所って言うんですか?分からないけれども、ごめんなさい。
一緒に働くメンバーっていうのはどの位だったんですか?初めての人達は。
林:ほぼ初めて。みんな初めてだと思いますね。
自分は長野から行ったんですけれど、他にも、九州、四国、沖縄とか、あちこちから来た人。
あと地元の若い子。
山本:年齢層というか、その幅というのはどの位だったんですか?いくつぐらいの人から?
林:地元の子は18,19,20、21という、
山本:そんなに若い人たちが入っているんですか!?
林:はい。いましたね。
山本:ひどいなぁ・・・・、上は?
林:上は、60ぐらい。寄せ集めっていうか、バラバラですよね。
山本:で、みなさんそういう作業というか、建築現場だったりの経験者なんですかね?
技術者だったりとか、分からないですけど、鳶やってたよー。とか、
林:ハッキリ言って、ほぼ初心者でしたね、みんな。
話してたりとか、資格とかそういうものをいろいろ話していた感じだと、
全くの初心者がほぼ9割。
一人二人、「この人とだったらペア組んでも良いかな」っていうような人が一人二人。
あとは「ちょっと・・・・。」
山本:でもね、それ全然話が違う訳じゃないですか。
最初聞いていた話と違う。
「契約の内容が違うよ」というような話は、その仲間たちの中で、なんか話合われなかったんですか?
林:みんなずっと言ってましたね。
最初の話を聞いて、でも、その作業説明ってもう、上の上の上っていうのがその時点で分かっていたんで、
その場で言えないじゃないですか。
山本:それぞれその7日間の中で、
現場に行きました。7日間のうちに教育を受けたりいろんな説明を受けたり、通行証をつくったりする段取り、
そのたびに説明を受ける人は常に同じ人ではなく、
林:そうですね。
もう3つ位上の会社の人達がきて、
で、自分たちは直接雇用の会社の人じゃないんで、社長じゃないんで、
説明を受けて戻ってくる。
で、社長に「今日話聞いてちがう」と、みんな毎日毎日言うんですけど、
そのたんびに、「まァちょっと仕事が変わることはよくあることだ」とか、
山本:よくある事なんですか、あちらの方では。
林:よくあることらしいですね。
山本:ちなみに直接雇用していた会社っていうのは、何次受けになるんですか?
林:えっと、1,2,3,4,5か6。
山本:6番目の会社
林:そうですね。
山本:はぁ〜、なるほど。
で、結局「酸素ボンベを背負ってもらいます」って言う話を聞いて、その後どういう流れになったんですか?
林:で、「いやいや違うでしょう」って、
「みんなサーベイだと思ってきているのに何で?」って言ったら、
「上の会社にちゃんと聞いとく」とか、社長はね、その時は。
で、「ちゃんとした答えを出してくれる」とか、ま、「ちょっとぐらい仕事が変わることはあるよ」とか、
「線量高くない?」って聞いても、
「大丈夫大丈夫」って。
山本:直ちに影響はないと。
林:それだけなんですよ。
毎日。
また次に行くと、また違う内容の作業の説明があるじゃないですか。
そうすると、また帰ってきて、
「また今日も違う事を言われたんだけど」って言っても同じ繰り返しですね。
ずっとそれで「大丈夫だから、大丈夫だから」って。
で、みんな素人の集まりだから、そう言われちゃうと、
「ああ、大丈夫なのかな」みたいな空気になっちゃうんですよね。
山本:なるほど。
じゃあ、やった事のない作業でも、初めての作業でも「やっちゃう」
林:そう、そういう流れ。
結局誰ひとり放射線に詳しい人が集まってきてないから、
詳しい人たちが「大丈夫ですよ」って言えば、「ああ、そうなんだ」みたいな。
山本:で、その時期だったらちょうど野田総理の収束宣言みたいな事を言っていましたもんね。
林:もう言った後ですよね。
山本:だとしたら
「そこまでヤバくないだろう」という思いもなんか、作業員のみなさんの中にあるんですかね?
始めてきている人とか。
林:初めてきてる人は結局分からないから、
なんか「専門家」みたいな人からそういうふう知識を貰うと、
で、「もっと経験がある」とかね、そういう人たちが言えば、
「じゃあ、大丈夫なのかな」ってこう・・・。
自分はある程度勉強してから行ったんで、「高いでしょ」
山本:ちなみにどれぐらいだったんですか?
林:その作業員説明は、
その作業自体は直前に事故があったんで無くなったんですけど、
その説明の段階では「APDの閾値を9ミリシーベルト」って言ってたんです、最大で。
山本:はい。もっとわかりやすく言ってください。
APDって?
林:放射線を測定する機械をみんな持ち歩いて中に入るんですけれども、
APDっていうのがあって、それが、9ミリシーベルトをしきい値にするっていう。
山本:9ミリですか。
林:はい。
で、9ミリを浴びたら、アラームが鳴る。
で、出ていくという、
それが、
山本:随分鳴らないアラームなんですね、すごいな、アラーム付けている意味もほとんどなさそうな・・・。
林:それが5分の1ずつ5回鳴るんですね。
だから、5回全部鳴るとマックスで9ミリ浴びますよと。
で、「3回ぐらい鳴ったら現場の指示に従って出て交代して下さい」って。
で「それが約5分から10分ぐらいです」って。
山本:それぐらいしか居られないんですか。
林:という話でした。
5分から10分ぐらいで多分鳴るだろうから、
そうしたら交代して次の二人ぐらいずつと順番にやって行ってくれって。
山本:
鳴ったらもう、その日の作業は終わりなんですか?
その9ミリというものを満たせば。
林:だから、9ミリマックスまでは行かないようにするんですね。
だから5ぐらいで多分止めるっていうことなんでしょうけど。
山本:その日の作業は終わり?
林:終わりです。
山本:それ、全然作業は進まないですよね。
林:そういう事を続けていくしかないんじゃないですか?
山本:へぇ〜、すごいな。
林:だから
ただ、カクハンキっていう奴、クレーンでつって出して新しいのを入れるっていうだけの作業なんだけど、
それまでにゴムマットを敷いていく人が何人もいて、
山本:ゴムマットを敷いたんですか?実際。
林:いや、敷かないです。
自分らたちはその入るっていう直前、前の週にそこで水漏れ事故があったんですよ。
そしたらなんだっけ?1cmぐらいのところに4万ベクレルとか何とか、ニュースに出てたんですけど、
水漏れ事故があったので、もう人が入れなくなっちゃったから、中止になったんですよね。
山本:敷いてもムリやという話になったんですか?
林:敷くとか…もう人が入れなくなった、近寄れなくなった。
だからそれは免れたんですけれど、
でも準備している段階で、「酸素ボンベを背負う人だけでも50人ぐらい用意している」とか、
だから、たった「天井クレーンで吊って出す、入れ替える」っていうだけの作業に、
多分あの人達は2ヶ月3ヶ月って準備してて、
総動員で100人ぐらいの人数で、ゴムマット敷いて、ちょっと動かして、っていう。
山本:でもちょっとクレーンを動かしてたりだとか、っていう人達は、一応プロの人達なんですよね?
林:いや。
山本:熟練。
林:ぜんぜん。
山本:違うんですか?
林:ぜんぜん。
ま、中にはプロというか、ちゃんと経験のある人もいましたよ。
だけど、
山本:一緒にやられたとか、同じ現場に居た人とか
林:自分が居た中の資格を持っている人達は、
一人は、「ちゃんとこの人できるな」と。
後の何人かは、「資格持っているだけ」
山本:でもその資格を取るのにかなり練習しなくちゃダメなんでしょ?車の免許みたいに。
林:いや、あんなのは講習があって学科と実地で二日位あれば、、誰でもとれちゃう。
山本:二日でとれるんですか?
林:二日でとれる。資格だけは二日でとれる。
山本:
じゃあ資格を取ってから、もう全然動かしていない
ペーパードライバーみたいな人もガンガンやっているっていう事ですか?中で。
林:そうです。
多分そんな人たちばっかり、というか、そんな人たちが圧倒的に多いでしょう。
山本:へー、すごいなぁ。危険な作業を素人が、沢山の素人が加わってそこでやっている。
林:うん。
だって、自分は福島とか東京とかいろんな現場を見てきましたけれども、
クレーンとかああいうので自分よりも上手い人が一人もいなかったんです。
山本:そういう建築現場で働いていたこともあったんですか?
林:そうです。過去10年位はそういう建築現場に居たから、
で、自分より上手い人を本当に一人も見ていないです。
東京でも福島の現場でも。
山本:林さんは上手いんですか?クレーンの扱いは。
林:いや、自分の地元に変えれば普通。
山本:普通。
林:普通。
自分よりうまい人が全然いるし、特別そんなに自分がめちゃめちゃ上手いと思ったことは今までないです。
でも、あそこへ行ったら「大丈夫?この人達」
クレーンのレバーの操作にしても、もう、振りまくったりとかしてるから、
「この人と一緒じゃちょっと、危なくて近寄れない」って。
山本:ああ、極力この揺れっていうものを抑えるようにやらなきゃいけない。
林:だから吊って、こう、クレーンって動くじゃないですか。
その時にブームが先に動いて下に荷があるんですね。
(荷が)後からついてくるんですね。
そうしたら、止めたらちょっと送ってやらないとピタッ!って止まらないんですよ。
これをガクンと(急に)止めたら、荷が振り子みたいになってずーっと振れるだけなんで
・・・。
それが、下手!
山本:こわいな。関係ないところでまた事故が起きそうですよね。
林:「大丈夫かよ」っていう人たちが9割
山本:9割ですか!!
林:9割。
山本:あーーー・・・
林:自分が見た感じでは9割。
山本:じゃあ、もう別の、たとえば放射線量が高い所に入っているというドキドキもあるけれども、
作業が下手な人達とも作業しなければいけないというドキドキもある。
林:ちょっと正直、酸素ボンベを背負って暗い所に行って、
1週間ぐらい前に「はじめまして」っていう人とそんな事はヤダなって思いましたね。
この人とこの人なら組んでも良いけど、
この人達がどの位の技術があって、どんな癖があるとか、全く分からないじゃないですか。
「あぁ…無理」
山本:普通の建築現場だったら、親方みたいな人が仕切って、
それぞれの能力を分かって、それぞれのポジションに送るっていう事をやるんですよね、多分。
林:そうですね。
山本:そういう事が一切されない。
それぞれの能力が分からずに適当に配置している。
林:そう、だから「資格持っているからこの人大丈夫だ、この人大丈夫だ」みたいな感じの、
扱い方っていうか降り分け方
山本:ちなみにどれ位の期間いらっしゃったんですか?
林:自分はその時は1日。
山本:1日!!
どうしたんですか?どうして1日で
林:いろいろと研修を受けて、通行証をつくって、実際1日作業に入ったんですけれども、
どうしても、呼ばれた内容がサーベイで長野から来ているのに、やる仕事が全く違うから、
「おかしくないですか?」って現場で言ったんですね、初日の作業が終わった時に。
で、ついでに。
ついでにって言うと何なんですけど一緒に行ったメンバーの中に、
18,19,20,21って若いのが4人もいたんで、
「この線量のところに行かせようとするには若すぎない?」って、
「ちょっと若すぎるんじゃないですか」みたいなことを現場の担当者に言ったんです。
山本:モノ申したんですか
林:はい。
自分の雇用主である社長には、もうずっと言ってたんですけれどもらちがあかなかったので、
そのまま現場に入っちゃったから、ちゃんと聞こうと。
で、現場の担当者に「作業内容が全然違ってて、そういうふうに呼ばれて、おかしくない?順序として」
最初から「酸素ボンベを背負う仕事ですよ」って言って長野から来ていればいいですよ。
それは自分が納得してきているんだから。
でも、全然「後方支援だ」みたいな呼び方で、
現場について書類のサインもしてから「酸素ボンベ背負え」っておかしくない?順序としてはって。
山本:後方支援で行ったのに、最前線に送り込まれるっていうのは
林:言って、そういうことも言って、
しかも「18,19,20っていう若い人たちなんかは行く所じゃないよね」みたいなことを言ったら、
その日夕方呼ばれて、
山本:なんて言われたんですか?呼ばれて。
林:「林さんはもう今日限りでいいです」
山本:そっか・・・。
ややこしい人ですものね、そういう事言いだす人ですから。
現場としてはね。
林:現場にそういう事を言う人がいちゃ困ると、
黙って、言うとおりに働いてくれる人じゃないと困るってことじゃないですか。
つづくーー