世紀のトンデモ判決…「三鷹バス痴漢えん罪事件」(つぶやきいわぢろう)
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「不当極まりない判決だ」
「呆れて言葉も出ない」
法廷から出てきた人たちは口々にそう言っていました。
昨日、判決が言い渡された三鷹バス痴漢えん罪事件。
判決は検察の求刑通り罰金40万円の有罪判決でした。
この事件、バスの車載カメラに被告の津山さんの姿が映っていて
その映像から津山さんは痴漢をされたと言われている時間、
ずっと携帯電話をいじっていて、痴漢が出来る時間があったとしても
わずか2秒ということが明らかにされています。
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津山さんは左手で吊皮につかまり、右手で携帯のメールを打っていた。
わずか2秒の間に女子高生のいうような執拗な痴漢行為が出来ないことは
客観証拠からも明らかです。
弁護士さんは「あそこまで映像があるのに…」と言っていました。
いったいどうやって有罪判決を下したのか?
裁判官は携帯電話を操作していたことを認めた上でこう言ったそうです。
「揺れるバスの車内で吊皮につかまらず痴漢をすることは
容易ではないが不可能ではない」
これ小林事件と同じです。
指に障害を持つ小林さんが痴漢行為をすれば「拷問のような痛みを感じる」という医師の証言に対して裁判官はこう言いました。
「不可能ではない」
痴漢というのは頑張ってやるものですか?
揺れるバスの中で自分がひっくり返る危険を冒してするものなんですか?
そこまでして痴漢をする動機は何ですか?
津山さんの事件では女子高生は振り返った時に「左手で吊皮に捕まっているのを見た」と言っています。
吊皮につかまっていたじゃないか?
これに対しては裁判官はこう言ったそうです。
「それは痴漢行為の初期のころで終始つかまっていたとは言ってない」
この時間帯、右手では携帯電話を持ってメールを打っていました。
じゃあ、どの手でお尻をなでたのですか?
僕は呆れてものが言えません。
こんな屁理屈で人の一生を台無しにして恥ずかしくないのだろうかと思います。
そして、これが判決としてまかり通ることが信じられません。
ただ、実際裁判というのはこういうものです。
たまにまともな判決があるので、司法はまだ死んでないとか思ってしまいますが
実際はお亡くなりになっていると思います。
まともな判決が出た時に珍しくてたくさん報道されてしまう。
すると一般の人が目にするのはまともな判決だけになってしまう。
だから一般の人は裁判所はまともだという印象を持ってしまう。
しかし実際はまともな判決は珍しいから報道されるだけで
ほとんどの場合、こういったトンデモ判決です。
実際には裁判所は検察の行きすぎにブレーキをかけるどころか
拍車をかけて暴走しています。
そしてこれは今に始まったことではありません。
ずっとずっとこの状態が続いていました。
しかし僕らはあまりに不当判決に対して鈍感になりすぎていた。
それがこの裁判所の体たらくを招いた要因の一つだと思います。
こういったトンデモ判決を広くしらしめて
裁判所はもはや死んでいるということを僕らの共通認識にしていかないと
いけないと思います。
このトンデモ判決を書いた裁判官は
倉澤千巌
といいます。
判決後、支援者を前に津山さんはこう挨拶をされました。
「裁判官は自分の誇りを捨てました。ひどいこと、滅茶苦茶なことを言ってただ有罪にしたいだけでした。
でも僕はこれからも頑張っていきます。
どうぞよろしくお願いします」
津山さんの方が5000倍くらい立派です。
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東京・三鷹バス痴漢冤罪事件
2011年12月22日、JR吉祥寺駅から京王線仙川駅にむかうバスの車内で「スカートの上からお尻をなでた」として津山正義さん(公立中学校教諭、起訴休職中)が逮捕されました。
津山さんは、吉祥寺で同僚たちと懇親会で飲食した後、学校に置き忘れた財布を取りに駅前の停留所から仙川行きのバスに乗りました。
津山さんは、脱着がしやすいよう肩ひもを伸ばしたリュックサックをお腹側にかけて乗車していました。吉祥寺から八つ目の停留所の手前で、前にいた女性がこちらをにらんで何かつぶやいたので、津山さんは「何か気にさわるようなことがあったのか」と思い、トラブルを回避するつもりで「ごめん、ごめん」と言いました。すると女性は津山さんの手を掴んで「降りましょう」と言うので「勤務校へ向かうバスで騒ぎはいやだ」と思い、一緒に降車しました。
降りた停留所で、痴漢をしてないことをはっきり言って、その場を立ち去ったところ、一台後から来たバスの運転手と若い男が追いかけてきて、津山さんは「痴漢の犯人」として取り押さえられたのです。
この事件で、女性は痴漢行為を見たわけでも、痴漢をしている手をつかまえたわけでもありません。女性の「さわられた」という供述があるだけで、これを補完する目撃証言など客観的な証拠は存在しません。
逆に、逮捕後に行われた「微物鑑定」では津山さんの手から女性のスカートの繊維はまったく検出されませんでした。スカートの繊維はウール100%で壊れやすく、さわれば必ず繊維が手に付着するものです。実際、弁護団の実験では何回実施しても、スカートをさわれば必ず手から繊維片が検出されています。
また、津山さんは車内で携帯メールを作成・送信し、その直後、女性と一緒にバスを降りています。検察側は降車前の時間帯に特に執拗な痴漢行為があったとしていますが、バスの車載カメラの映像ではこの時間帯の津山さんは「左手でつり革、右手でメール」の状態で痴漢はまったく不可能なのです。
映像では乗車時、リュックサックを左肩だけにかけていた津山さんの姿が確認できます。これが女性の臀部に接触することは同じ身長の人を相手にした再現実験でも明らかです。事件の真相は、リュックが女性の体にあたり「痴漢」とカン違いさせたことが原因なのです。
無罪判決をかちとるため東京地裁立川支部で裁判をたたかっています。
守る会の連絡先/署名等
連絡先 三鷹・バス痴漢冤罪事件を支援する会
〒190-0021 立川市羽衣町2-29-12 国民救援会気付
TEL/FAX 042(524)1532事件の概要
http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/825.html