★阿修羅♪ > アーカイブ > 2013年3月 > 29日00時05分 〜
 ★阿修羅♪  
 
2013年3月29日00時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK145] 巷に溢れるTPP参加マイナス情報 安倍政権はなぜTPP参加を急ぐのか (日刊ゲンダイ) 
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8375.html
2013/3/28 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


新聞各紙の世論調査によれば、TPP参加に「賛成」が5割を超えてきた。朝日の調査では71%が「安倍首相の参加表明を評価する」と答えていたが、そりゃ、これだけTPP参加バラ色論が巷を席巻すれば、世論だってなびくだろう。

大マスコミはこぞって賛成。財界、大企業ももちろん賛成。それどころか、賛成論者は「今、交渉に参加しなければ日本はオシマイ」みたいな言い方をする。安倍の参加表明を聞いて「高く評価する。全面支援する」とはしゃいでいた経団連の米倉会長などが典型だ。参加表明前は「何やってんだ、遅きに失する」と言わんばかりだったのである。

しかし、賛成派がここまで熱くなる理由はというと、てんで見えない。

「関税がなくなれば輸出が伸びる」「米国とFTAを結んでいる韓国は4年後には自動車の関税がゼロになる。日本もTPPに参加しないと勝負にならない」「そもそも日本市場のパイは今後、伸びない。成長が見込める環太平洋地域で人、モノ、サービスが自由に行き来できなければ、経済成長は見込めない」

政治家も含めて賛成派は決まって、こんな理由を挙げるのだが、だったら、完全自由貿易がいいのかというと、「農業などの聖域は守る」などとシレッと言う。そんな虫のいい話はないわけで、論理矛盾なのである。

安倍は「日本は経済力第3位の交渉力がある」「議論できる分野は残されている」とか言っていたが、ウソだ。米国からは交渉参加の条件として、自動車の関税維持を宣言され、日本はのんだ。そのほかにも日本が輸入する米国車の数値目標や郵政の事業制限など、やいのやいのと要求されているのが実情だ。

◆GDP3・2兆円の数字もいい加減もいい加減の極み

加えて、TPP交渉は後から参加する国が圧倒的不利。日本がこれから出る幕はない。

「つまり、日本には聖域を守る交渉をするにしても、切れるカードがないんですよ。米国市場における自動車の関税撤廃すら勝ち取れないのですから、何のための交渉参加なのか、ということになる。農業を筆頭に一方的にやられてしまう。米国の狙いは農業だけでなく日本の金融もターゲットです。簡保や共済、農協のカネを狙っている。自民党議員ですら、『どこを見渡してもメリットはない』とこぼしていました」(経済アナリスト・菊池英博氏)

これがTPPの現状、実態なのである。

政府はこのほど、TPPを10年間続けた場合、GDPを3・2兆円押し上げるという統一試算を出したが、これもヒドイ数字だ。「10年間でこれだけか?」だし、この数字自体がまた怪しくて、試算を担当した内閣府の川崎研一氏はこう言っていた。

「ダイエットでも5キロ減ったけど、その後、3キロ増えましたということはある。ひょっとしたら、1年後のGDPはマイナスかも知れない。このモデルは『うまくいくと、こうなるかも知れない』というもので、うまくいかなかったら、そうはならないわけです」

要するに、机上の空論、希望的試算なのである。こりゃダメだ。TPP参加のメリットはひとつもない。

◆日本の社会がぶっ壊れる史上最悪の選択肢

それなのに、安倍首相はなぜ、かくもTPP参加に前のめりになり、急ぐのか。これは大きな疑惑だ。

メリットが何もないのに関税を撤廃するなんて、国を売ると言うか、無条件降伏みたいなものだからだ。月刊誌「世界」4月号で東大大学院教授の鈴木宣弘氏(農学国際専攻)がTPP参加の危険性を網羅しているが、それを読むとゾッとする。

〈乳製品や砂糖など日本が聖域にしてきた重要品目(840品目)すべてを守ることは不可能であり、全国の地域コミュニティの崩壊が避けられない〉

〈TPPは米国の巨大企業中心の1%の1%による1%のための協定であり、大多数を不幸にする〉

〈若者を含む多くの雇用を奪い、地域の商店街を潰し、地域医療も崩し、人々が助け合い、支え合う安全・安心な社会を揺るがす切り札で、史上最悪の選択肢である〉

これがTPPの真相なのだ。

例えば、TPPには自由貿易において不利益を被ったと感じた企業が国際裁判所に提訴して、当該国に損害賠償や制度の撤廃を求めることができるISD条項が含まれている。日本の健康保険が気に入らない、共済制度は他国の保険会社を締め出している、食の安全の規制が厳しすぎる、とまあ、いくらでもイチャモンをつけられるわけだ。

TPPに参加すれば、自由貿易=自由競争こそが最大の美徳という価値観を押し付けられ、つまり、市場原理主義になる。金儲けがすべてで、社会の安定や食の安全は二の次、三の次ということになってしまう。そうなれば、まさしく、コミュニティーが崩壊し、日本という国の形が崩れていくことになるのである。

◆権力維持と利権、カネ欲しさが真相

にもかかわらず、安倍が国を売るようなTPPにのめり込んでいるのは、まずは政権維持が目的だろう。大企業=財界と米国の後ろ盾欲しさである。

鈴木宣弘教授もこう言った。

「TPPで得をするのは国際展開しているような一握りの大企業です。数で言えば、1%だが、この1%がカネを持っている。そのカネが政治資金になり、官僚の天下り先になり、大メディアのスポンサーになる。だから、彼らの意向で政治が動くのです。さらにTPPは米国がやろうとしていることですから、政治家も官僚も逆らえない。保身を考えれば、ここで盾突いて波風立てることはない、ということになってしまうのでしょう。しかし、そのために正義と良心を捨てていいのか。彼らの頭の中にあるのは今さえよければいい、カネさえ入ればいい、自分さえよければいいという短絡的な発想で、長期的に日本がどうなっていくのかという視点がない。TPPに参加して、日本という国が崩れてしまえば、彼らだってよりどころを失うのに気づかない。ここが大きな不幸だと思います」

安倍が米国の意向に逆らえないのは、「安全保障の問題だ」という指摘もある。しかし、これだって安倍が自分で中国を刺激し、中国脅威論を盛り上げているのだから、自作自演みたいなものだ。

「それよりも農業利権との絡みでしょう。ウルグアイ・ラウンドの時は農家のために6兆円の国家予算が使われましたが、今度も同じ構図が見えています。自民党のベテラン衆院議員が米国の農家には輸出補助金制度があって、直接、農家にカネが回るのに、日本にはそのような制度がないことを問題視、『輸出補助金制度を作れ』『土地改良費の全額を国でまかなえ』などと言い出している。TPP参加を理由にして、農業利権拡大を狙っているのです」(TPPを取材しているジャーナリスト・横田一氏)

やっぱり、ヨコシマな思惑だ。政権維持や目先のカネで、国を売るなんてとんでもない話だ。売国奴たちの暴挙を許してはいけない。



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/724.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 「与党の国会議員が、自党派の政策に反対する評論家の出演排除をNHK会長に迫るなど、前代未聞の言論弾圧」 (晴耕雨読) 
http://sun.ap.teacup.com/souun/10447.html
2013/3/29 晴耕雨読

https://twitter.com/hyodo_masatoshi

兵頭正俊氏のツイートより。

自民党の大西英男議員は衆議院選挙で東京16区から出馬し、TPP参加反対を訴えて初当選した。

ところが選挙が終わると手のひらを返したように、3月21日の総務委員会で、犬HK会長に、TPP参加に反対する孫崎享の出演を制限するよう要請した。

大西はTPP参加の是非を選挙民に明白にすべきだ。

与党の国会議員(大西英男)が、自党派の政策に反対する評論家(孫崎享)の出演排除をNHK会長に迫るなど、前代未聞の言論弾圧である。

表現の自由を保障した憲法にも、放送法にも違反している。

TPP参加を前提にして、権力の政策に都合の悪い言動を排除・弾圧する傾向が強まっている。

与党の国会議員(大西英男)が、自党派の政策に反対する評論家(孫崎享)の出演排除を犬HK会長に迫る。

しかもカメラが映す国会審議の場においてである。

このような反民主主義、反国民、反人権の動きこそTPP参加後に植民地を支配するグローバル主義者たちの世界である。

TPP参加後の世界は、小沢一郎への政治裁判、孫崎享の弾圧・排除、そして経産省前テント村の撤去裁判と、すでに始まっている。

自民党の憲法草案こそ、これらのことを合法的に実現するグローバル主義者たちの支配ツールにほかならない。



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/725.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 中国、尖閣で日本の実効支配「打破した」 機関紙評論 
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130328/chn13032822470010-n1.htm
2013.3.28 22:46  産経新聞


 28日付の中国共産党機関紙、人民日報(海外版)は「行動で海上に明確な線を引く」と題する評論記事を1面に掲載。沖縄県・尖閣諸島や南シナ海の領有権をめぐる周辺国との対立で中国が具体的な行動に出たことで、自国にとって有利な状況が生まれたと強調した。

 評論は中国国際問題研究所の研究員が寄稿。中国が昨年、自らの主張に沿った尖閣周辺の領海基点を公表したことで、日本による実効支配を「打破した」と主張。

 フィリピンと領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)では、海洋監視船などによるパトロールの常態化を実現し、実効支配を強めたとした。

 評論はこれらのケースを「海洋権益を守る新たなモデル」とし、“成功例”として紹介。「わが国が関わる海域での形勢に根本的な変化が生じた」と結論づけた。(共同)


http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/726.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 日本維新の会の石原慎太郎共同代表が「病室」で「政界引退」「党分裂」を決めた  板垣 英憲 
日本維新の会の石原慎太郎共同代表が「病室」で「政界引退」「党分裂」を決めた
http://bylines.news.yahoo.co.jp/eikenitagaki/20130329-00024123/
2013年3月29日 0時51分 板垣 英憲 | 政治評論家、板垣英憲マスコミ事務所代表


◆「日本維新の会の石原慎太郎共同代表が軽い脳こうそくで入院していた」「いや、風邪で入院している」などと情報が交錯してる。だが、日本維新の会の党大会(3月30日)には、欠席するという。石原慎太郎共同代表の病状は重篤ではなさそうなので余り心配する必要はないけれど、一体、日本維新の会内部で何が起こっているのかという疑問に政界内外から注目が集まっている。

◆2012年12月16日の総選挙の際、「自民党と日本維新の会は総選挙が終われば大連立する」と基本的に合意していた。ところが、自民党が大圧勝し、日本維新の会は54議席止まりだったため、「大連立の必要」が消えてなくなった。

アテが外れた石原慎太郎共同代表は、ガックリ肩を落とした。その後、橋下徹共同代表(大阪市長)が、議員団のいる東京勢に向かって党運営や具体的な政策、あるいは国会承認人事などについて、こと細かに指示したり、独自の意見を述べるなどし続けていたことから、石原慎太郎共同代表は神経を煩わされ、「あんな若僧に何でイチイチ指示されなくてはならないのか」と不満が爆発寸前になった。それでも、かなり我慢していたのだが、2月下旬、遂に堪忍袋の緒が切れて「もう辞めた」と言って、病院に入院してしまった。

◆石原慎太郎共同代表は、病室にあって「どうすればきれいに政界を引退できるか」などを考え始めていたのである。加えて、日本維新の会の「分裂」についても検討し続けていた。

この結果、石原慎太郎共同代表のいわばホームグラウンドである「旧太陽の党=旧たちあがれ日本」の平沼赳夫元経済産業相、片山虎之助元総務相、園田博之衆院議員、中山成彬元文部科学相らと、橋下徹共同代表に近い松野頼久衆院議員、小沢鋭仁元環境相らが分裂することを決めたという。「旧太陽の党=旧たちあがれ日本」のメンバーは、いまは「みどりの風」に所属している亀井静香元建設相(元国民新党代表)と合流し、さらに小沢一郎代表率いる「生活の党」に合流する予定だという。

7月21日には参院議員選挙があり、憲法違反判決(無効判決)が続いていることから、早ければ2013年秋に「やり直し総選挙」が取りざたされているので、石原慎太郎共同代表としても、早急に態勢立て直しをすることが迫られている。


       ◇

維新の会の石原共同代表、30日の党大会欠席
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130328-OYT1T01713.htm

 東京都内の病院に入院中の日本維新の会の石原共同代表(80)が、30日に大阪市で開かれる党大会を欠席することがわかった。

 石原氏は近く退院予定だが、体力が低下し大阪への移動は負担が大きいと判断したとみられる。党大会には、テレビ会議システムでの参加を検討している。

(2013年3月28日21時31分 読売新聞)



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/727.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 激化するメディア弾圧の背景/安倍・自民党の正体を代弁するバカミクスの典型たち
■【激化するメディア弾圧の背景/日本&国土・自然環境破壊、安倍・自民党の真っ黒けの正体を代弁するバカミクスの典型たち!】<「TPP参加反対⇒賛成へ転向」&日本核武装論者>、自民党・大西議英男議員は評論家・孫崎享氏の出演排除をNHKにも迫っていた [晴耕雨読]
http://sun.ap.teacup.com/souun/10447.html hanachancause2013.03.29 05:00

<注記>添付画像・著『日本、核武装の選択』(安倍・自民党のバイブル?)について・・・中川 八洋氏(なかがわ やつひろ、1945年1月20日 - )は、政治学者。筑波大学名誉教授。外交史・戦史を含む国際政治学、英米系政治哲学および憲法思想、“皇位継承学”など。強烈な脱原発・批判論者でもあり、『脱原発のウソと犯罪』(日新報道, 2012年)』などの著書がある。(ウイキより)

(関連情報)

<追記:3月28日>やはり相当に圧力があったようだが、辛うじて「たまぺでぃあ」は続くことになった(3/28〜)。玉川ディレクターには、これからも頑張ってもらいたい。
      ↑
【権力の野獣性(ファスケス)を剥き出し原発・TPPでメディア攻撃(メディア潰し)を激化させる安倍政権!!=NHK、堀潤アナの原発批判疑惑?関連の強制退職に続き、テレ朝「そもそも総研たまペディア/玉川ディレクター/先週、TPP批判で孫埼亨氏が登場した」も<安倍自民党の圧力>で放送中止か?!】http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130325



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/728.html

記事 [政治・選挙・NHK145] あらためて小沢一郎「生活の党」について思うこと 理念に矛盾はないのだが… (世相を斬る あいば達也) 
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/f47884b183faeba1dece826d0f3bcaab
2013年03月29日 世相を斬る あいば達也

 時の流れとか、時の勢いとかを観察する限り、小沢一郎が率いる「生活の党」の存在感が“風前のともし火”に近いものとなっている感は否めない。潜在的支持はありそうなのだが、その支持が顕在化してない。思い起こすに、理不尽な事件があれこれとあったとしても、政権交代間近の国策捜査時や菅直人との代表選激戦時においても、決して小沢一郎の評価に激しい翳りは見られなかった。しかし、現状における小沢一郎の政治的影響力は、逆風だらけの当時よりも、あきらかに落ちている。マスメディアが意図的に小沢ネタをスル―している影響もあるだろうが、原因をマスメディア元凶説に集約するのは得策ではないように思う。メディア悪玉説と云う逆魔女狩りな思考は、小沢や生活の党の勢い回復の為の、突破口を曖昧にするだけだ。

 政権与党であった民主党内における権力闘争や自分の裁判関係に、多くのエネルギーを費やした事情を考慮に入れても、理不尽な強制起訴で“無罪”を勝ち取った時点から皮肉なことに、小沢一郎を取巻く環境が変わってしまった。筆者の感想に過ぎないのだが、判官びいきの熱が醒めてしまった後遺症のようなものが、小沢の周りでオーラの靄となって漂っているような感じなのだ。当然、そのような雰囲気は小沢自身が一番感じていただろう。故に、民主党離党後「国民の生活が第一」では、存在感ある野党とはなり得ないと判断、日本未来の党との合流を決断し、自らは党職につかない選択をした。

 小沢一郎が先頭に立ち、矢面に立たない急場しのぎの「未来の党」の選挙活動は困難を極め、短期間における内部分裂と支離滅裂な選挙手法で、投票日前に腰は砕けていた。直後の第46回衆議院議員総選挙において、日本未来の党は61議席から9議席と大幅に議席を減らし、小沢一郎の日本政治における影響力に翳り、とマスメディアは欣喜雀躍の態と相成った。現在のマスメディアの露出度から推し量る限り、現状、小沢の影響力が大きく後退した事実は認めざるを得ないだろう。

 夕刊フジによると、小沢一郎の別荘が沖縄県宜野座村に建築中らしく、この4月には完成するという。真偽のほどは不明だが、仮にその別荘が小沢一郎のものである場合、名護市辺野古からの距離も近いことから、辺野古埋め立てにおける沖縄の反対運動との連携も視野に入っているのかもしれない。また、鳩山由紀夫も、東アジア共同体研究所の拠点を沖縄におくことから、その連携も考えられない事はない。小池百合子が沖縄米軍基地問題は、沖縄のメディアとの闘いだと評したが、沖縄がどこかの時点で、日本政治の変革の起爆剤となるのかもしれない。

 報道では≪…小沢氏は現在、「国民生活を立て直す」「原発ゼロで経済成長を実現する」などの政策を掲げる生活の党を率いて、今年夏の参院選での勝利を目指して日々活動 している。ただ、国会議員生活も43年を超えて、その後の「自分の生活」も考えているのか。…≫、と引退が間近のニアンスを含んだ書き方をしているが、小沢一郎は沖縄問題で多くを語ってないが、将来的に沖縄問題の解決、その成り行きによっては「琉球独立」と云う大事にまで至る可能性もあるだけに、本土とは異なる戦いの場を想定しているかもしれない。

 まぁ、そのような近未来な話をする前に、現在の小沢一郎の影響力の回復と「生活の党」の勢力維持に何が必要なのか、考えてみなければならない。現在小沢一郎は、何時も通りの地方行脚に精を出している。3月も間もなく終わるので、4カ月後には参議院選が控えている。人の噂も75日ではないが、先の衆議院選では、民主党の体たらくの印象だけは立派に背負わされてしまった運の悪さも手伝い、大惨敗を喫したわけだが、今度はそこまで環境が悪いとは思えない。また、奇をてらうような戦術に走る気配もなく、昔通りの小沢の姿が甦りつつあり、一定の支持者回帰は計算出来るだろう。

 勿論、劇的に変化をもたらすことは望むべき状況ではなく、ベストで現状の維持と考えるべきだろう。ただ、安倍相場が、株式など市場経済の好調に支えられ、景気の「気」で経済を牽引しているように見せかける演出が、どこまで続くかと云う問題がポイントにある。輸出製造業への追い風である円安も、今後も円安に向かう傾向より、円高に戻る傾向の方が過激な動きを示していることから、85〜95円/ドルのレンジで推移する可能性が高まっている。株式相場も、予想通り12500辺りを抜け出せずもがいている。どちらかといえば、外国勢の売り越しが目立ちだしたので、下降トレンドに入る可能性の方が高そうだ。

 幾ら経済界が安倍政権の景気の「気」の持続の為に、定昇やボーナス満額回答などを出したからと云って、海外の投機筋につられた株高が好調を維持する保証はない。海外投機資金は、日本国内の小細工に関係なく、自らの利益の為に動くわけで、国内の機関投資家が腰を据えて株式市場に参入してこない限り、息切れする可能性の方が高いだろう。筆者は、安倍政権の景気の「気」の持続を、今後4カ月間継続する事は難しいだろうと見ている。その時期が4月から5月に到来する可能性はあり、そこが安倍政権の勢いの潮目になるだろうと見ている。

 市場原理主義とマネタリズムが牽引する経済政策など、本来あり得ない妄想である。実物経済における市場の飽和が生まれ、金融空間の市場経済でしか利益の出なくなった先進諸国の資本主義では、経済政策をやればやるほど、悪い方向に向かう事は、既に証明済みなのである。目先で国民を騙すと云う小手先経済政策は、経済を悪化させると同時に、国家財政の命まで縮めようとしている。しかし、21世紀の先進諸国の経済の行き詰まりとか、BRICsから追われる日本とか、深く経済のことなど考えない人々には、株高で自分の懐まで温かくなるような錯覚に陥る。その株価が歴然と落ちてゆけば、アベノミクスは失敗なのだ、と短絡的に思い込む事も予想される。

 このような状況の中、理想的な事を言えば、そろそろ「続・日本改造計画」を出版すべきではないかと考えている。筆者の想像だが、小沢一郎が書き直したいと考えている部分は、GDP重視の経済成長を、今後も日本が追求すべきかどうか。経済に関し、異なる価値観を提示し、今後の日本人の生活の絵図を描き切れずに困惑しているのではなかろうかと想像している。政治家としては、「成長」と云う言葉を弄して政治活動をしたいわけだが、筆者などは、自立と共生の中では、特別GDP偏重の経済成長が国民を豊かにするわけではない、と云う哲学的言及をしても良いのだと思っている。

 たとえば、1人当たりのGDPひとつとっても、為替を80円レベルで見た場合、アメリカが48,000ドルだが、日本も47,000ドルなのである。正直、非常に豊かなのである。ドイツや英国でも40,000ドルに達していないのだ。問題は経済成長で国民の生活を豊かにする古臭い経済学からおさらばして、護送船団方式の中央集権を排し、地域ごとの特性を生かし、国家の経済構造を変革していかなければ、徐々に疲弊の道を辿り、最終的には国民の資産である3000兆円の富が底をつく。そう云う理論構成で、GDP成長神話からの脱却も試みて貰いたいものである。

 上記は、筆者の考えを押しつけているのだが(笑)、量より質の経済観念に日本人を立ち向かわせる政治家は、極めて21世紀的政治家と、筆者などは考えるし、理解する国民も多いような気がする。しかし、それを知らしめるためには、確固たる書物が必要である。それが「続・日本改造計画」であるべきだ。現状の政治状況を考えると、一気呵成に小沢一郎が復権できる状況とは思えないのだから、長期戦を覚悟すべきだ。「日本改造計画」執筆時とは、今の世界も日本も、隔世の感がある。是非、「続・日本改造計画」で、小沢一郎が考える「自立と共生」の姿や、富の価値感まで語る渾身の本が出版される事を望んでいる。

 直近の政局には大きく影響しないだろうが、それで良いのだ。怪しげなヌエのような勢力とと選挙協力などしても、また民主党の二の舞になる。「続・日本改造計画」を上梓して、現在の支持層である世代だけでなく、若者層に影響を与える哲学を語るべきだろう。筆者の感覚から察するに、小沢の若者への観念には、成熟国家で生まれ育った人々への思いやりが幾分欠けているような心配はある。この辺は、20代の精鋭の社会学者も出てきているのだから、彼らの考えを、教えを乞うように聞く耳を持って貰いたい。


http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/729.html

記事 [政治・選挙・NHK145] ◎石原の入院長期化で維新に“きしみ”増大 政界流動化・再編の兆しも (永田町幹竹割り) 
             20年撮りためたカワセミ写真を連日公開


◎石原の入院長期化で維新に“きしみ”増大 政界流動化・再編の兆しも
http://thenagatachou.blog.so-net.ne.jp/2013-03-29
2013-03-29 06:57  永田町幹竹割り


 まだどうなるかは断定できないが、石原慎太郎が共同代表としての機能を果たせなくなると言うことは、日本維新の会の国会におけるたがが外れるということだ。たがが外れれば共同代表・橋下徹の大阪系と国会議員団代表・平沼赳夫中心の旧太陽系の亀裂が強まり、逆に民主党の前原誠司らとの合流の流れも出てきやすくなる。永田町では政界は維新を軸に再編含みで推移しかねないとの見方が広がっている。その場合、民主党元代表の前原誠司の動きが一番注目される。石原の長期入院がもたらす影響は大きい。

 慎太郎の入院の経過を見ると、政界大物の最後の入院劇と同じパターンを辿っている。たいていが風邪で入院だ。池田勇人の場合は「前がん症状」だったが、咽喉がん。大平正芳の場合は不整脈だったが心筋梗塞といった具合だ。発表などはまるで当てにならない。石原の場合怪しいのは2月22日に入院して、分かったのは3月2日だ。風邪なら隠すことはないのにひた隠しにしていた証拠だ。その後3月4日に橋下が電話して通常に会話している。同19日に平沼が「近々復帰される」と22日の本会議に出席する方針を明らかにしたが、実現せず。最近は「今週いっぱい入院。30日の党大会に出席」が「党大会出席延期」だ。この大阪での党大会に出席出来ないことは、今後の石原の病状を占うキーポイントであるかもしれない。

 このように揺れに揺れているのはなぜか。まず確かなのは、冗談だが「まだ生きている」ことだろう。いくら「石原天皇」でもいまどき秦の始皇帝のように1か月も死亡を隠せるはずはない。しかし永田町には脳梗塞説や膵臓がん説といった際どい情報が流れている。元首相・菅直人が小ずるいことに「脳梗塞だってぇ」と、尋ねるようにして情報を流布したという説もある。だが、病気の詮索などはどうでもよい。まず政治家は動けるかどうかで判断することが先だ。それではどのような状況下で「生きている」かだが、強気と弱気のまだら状態ではないか。「よし、出かけるぞ」と言ったかと思うと「やっぱりやめた」の繰り返しだ。これが情報を錯綜させているのだ。2月12日の衆院予算委の代表質問を最後に「精神的に燃え尽きた」可能性がある。

 80歳の石原はかねてから「命ある限り暴走老人でいく」と述べ、しきりに寿命が長くないことを自ら示唆するとも受け取れる発言を繰り返している。維新の前宮崎県知事・東国原英夫に至っては「石原さんが最初に銛(もり)先になって行く、死んでも行くとおっしゃったから、たぶん、あと数年の命だと思う。」と、いくら石原が嫌いでも“失礼”すぎる発言をしているが、何か情報があったのかも知れない。週刊新潮が28日報じた中で一番信用出来る部分は、親友で首都大学学長・高橋宏の発言だ。高橋は3月10日に電話して、石原と話をした。石原は「気の合う何人かで酒飲んで学生時代の歌でも歌いたい」と述べていたという。極めて弱気になっていることが浮き彫りとなる。高橋は「あいつは落ち込んでいて『都知事を辞めたのは間違いだった』と述べていた」「いまは男の美学というか引き際のタイミングを計っているのではないか」とまで述べている。要するに石原は親友には初めて本音で“泣き”を見せたのだ。

 こうした報道が明らかになった28日、永田町では維新分裂説や政界再編説が一挙に流布し始めた。もともと維新には大阪系と旧太陽系の構造的な対立がある。橋下が内弁慶で大阪にとどまっているから、締まりが利かないのだ。総選挙後も維新の要職は旧太陽系がほぼ独占した。最近では日銀総裁人事で橋下が反対を唱えて、国会議員団と衝突。もっと深刻なのは選挙制度をめぐって、橋下が小選挙区制を主張しているにもかかわらず、太陽系の園田博が中選挙区案を決定して、抜き差しならぬ対立の側面を見せ始めている。

 橋下にしてみれば、「西は橋下、東は石原」で選挙をやってみたものの、石原効果は全く生ぜず、大きな誤算を経験した。しかし国会議員団を束ねるには石原の“重し”が不可欠であった。その石原が“男の美学”で引き際を模索しているようでは、たがを一から締め直さなければならない。永田町ではいまドラスティックな再編構想がささやかれている。橋下が太陽系を切って、民主党の前原系を取り込もうとしているというのだ。前原が手勢を連れて維新と合流するというのだ。これに前首相・野田佳彦も乗るかも知れないという説までがまことしやかに語られている。前原は否定しているが、棺桶に片足を突っ込んでいる民主党にいては展望は開けない。橋下が呼びかける以上、踏み切った方がいいことは間違いない。

 いま維新は衆参で57人、このうち太陽系は17人。太陽系は老人ばかりでイメージが暗く、維新の革新気風とは全く相容れないが、前原が合流すれば、イメージが一新される可能性がある。このような情報が流れる背景には、石原が政治的には“死に体”とみなされ始めた証拠である。落ち目になると風雲児石原が懐かしくなるが、毎度繰り返すとおり、尖閣の火付け役で晩節を汚した。



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/730.html

記事 [政治・選挙・NHK145] また一つ小泉竹中の従米政策失敗が露呈(属国離脱への道)
今から考えても、小泉竹中時代に行われた政策にはまともなものが何一つない。日本解体につながる、国益の外資への垂れ流し政策のみだ。そして、また一つ当時の負の遺産が露呈し、無惨な失敗に終わったことが分かった。政府は司法試験の合格者数を年間3000人程度とした目標を撤廃した。2002年に法曹人口拡大の方針を打ち出し、法科大学院をつくったりしてきたわけだ。

だが、実はこれも対日年次改革要望書によるアメリカの圧力によって始められたことだった。アメリカが、なぜ、日本の法曹人口を意図したのか。アメリカは日本にも本国並みの訴訟社会を到来させ、弁護士需要を増加させることを狙った。本国で食い詰めた弁護士を日本に送り込むも良し、または米資本による大規模な弁護士事務所でも設立する地盤でもつくろうと思ったのではないか。

裁判員制度なども裁判の一般化で、訴訟社会のための幅広い地盤づくりと考えれば納得が行く。だが、賢明な日本人は、醜く欲深い米国人とは大きく異なり訴訟社会を望まなかった。急増したにわか弁護士の数に見合うだけの訴訟案件があるわけでもない。司法試験の合格者が増えたおかげで、ちまたには若手弁護士が溢れたが、年収100万円以下にあえぐ貧乏弁護士が急増しただけで終わった。

法科大学院を拙作したものの、さほど優秀な人材を送り出すこともできず、閑古鳥が鳴き、数年で廃止せざるを得ないところも少なくなかった。ユダ米の圧力にしたがったおかげで、迷走を重ね疲弊度が増しただけで終わったと言えるだろう。単なる失敗に終わらせず、その経緯と竹中小泉の責任を追及すべきだろう。

重ねて言う。アメリカの対日年次改革要望書通りに進められた小泉竹中の従米売国政策は日本人にとっては酷いモノばかりだったが、安倍偽首相が行おうとしている政策もまた同様である。竹中を政権内に復帰させたこともそれを示すものだし、何よりもTPP推進の姿勢が証明している。安倍は小泉の再来に過ぎない。ジャパンハンドラーズの傀儡である。

司法試験の合格者「3000人」目標を撤回へ
http://news.livedoor.com/article/detail/7536726/
政府の「法曹養成制度検討会議」(座長・佐々木毅学習院大教授)は26日、司法試験の合格者数を年間3000人程度とした政府目標を撤回することなどを柱とする中間提言案を公表した。司法制度改革の一環として、政府は2002年に法曹人口拡大の方針を打ち出したが、約10年で大きく方針転換することになる。政府は、年間1000人前後だった合格者数を10年ごろまでに3000人程度に増やすとしたが、合格レベルに達する者が増えず、07年からは2000人強で頭打ちが続く。提言案は、3000人目標を「現実性を欠く」と指摘。「現状では大幅な法曹人口の増加を早期に図る必要はない」として、代わりの数値目標も立てないこととした。
http://blog.zokkokuridatsu.com/201303/article_22.html

http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/731.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 「『News Week 日本版』の「TPP恐怖症」特集をしゃくだが購入した。予想以上にひどい:内田聖子氏」(晴耕雨読) 
http://sun.ap.teacup.com/souun/10444.html
2013/3/29 晴耕雨読


https://twitter.com/uchidashoko

今日、ある官僚と話したこと。

私「TPPに乗じた規制緩和の総仕上げが行われようとしている。労働では解雇自由化、派遣法の柔軟な運用、医療では混合診療解禁」

官僚「いやそれは小泉改革以降、ずっといわれてきましたから」。

おいおい、それあっさり認めるのかよ。

> これにより、国内空洞化が拍車をかけ、国内労働者は、さらに失業し、下請け業者は、締め付けや選別・淘汰が、更に激しくなり、非正規雇用ん増大や労働条件の悪化が、さらに進むことを、先のブックレットで、より明確に想定することが出来るようになります。急ぎ御報告。

ありがとうございます。

ご指摘のとおりと思います。

入手してみますね。

感謝。

本日発売の『ニューズウィーク日本版』(2013年4月 2日号)。

特集は「TPP恐怖症」。

「農業や保険を破壊し、日本の文化が脅かされる!? 経済再生に向けた議論を惑わすデマと誤解」、だそうですよ。

要はアメリカの雑誌だからね。 http://ow.ly/jqVKP

『News Week 日本版』の「TPP恐怖症」特集をしゃくだが購入した。

予想以上にひどい。

しかも「STOP TPP!!官邸前アクション」の写真が「間違いだらけのTPP脅威論 Japan's TPP Paranoia」というコラムに使われている。

あまりの悪質ぶりに怒り心頭。

『News Week 日本版』の「TPP恐怖症」特集ではSTOP TPP!!官邸前アクションのサルの写真や東京でのデモ参加者の写真(個人が特定できるほど大きい)が随所に使われ「とにかく反対」などの説明がつけられている。

それらは「時代錯誤のデマ」に侵された「恐怖症」の人たちだと。

まあ所詮米国のメディアなのであまり怒ってばかりいても大人げないのですが(苦笑)、しかし彼らは明らかに、「成長神話幻想依存症」だよ。

まったく。

> デマだというなら交渉の中身を今すぐ公開してみろ 

激しく同意

> そのとおり。普通に考えると公開できないようなことを決めているから非公開なのではないですか?そうでないならば堂々と公開すればすぐ解決します。



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/732.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 〔橋下徹大阪府〕政総額6兆4千億円!実は借金が過去最高になっていた/騙されてはいけない ウソつき、二枚舌のレベルが桁違い
とみのひかり @68_iw  
橋下負債【総額6兆4千億円!実は借金が過去最高になっていた「大阪府」-NAVER まとめ】 http://matome.naver.jp/m/odai/2136088125023010301 … 橋下徹は、メリットが無い「大阪都構想」を掲げ、大阪府・市政での失政を覆い隠そうと必死!

とみのひかり @68_iw  

橋下維新が許せない!!〜藤井聡&西谷文和【第一部】 WTCの移転強行問題等、橋下徹の醜さが良く分かります。必見!


とみのひかり @68_iw

橋下徹は大阪市長選挙中、週刊誌に出自をばらされた後、「実の父が暴力団員、結構結構!」と記事内容を認め、開き直った演説を行っていたが、橋下事務所には批難苦情の電話がたくさん入った。そして、次の演説では「週刊誌の内容を信用してはいけません!」 嘘つき、二枚舌のレベルが桁違いです。


とみのひかり @68_iw

「関西の府県別給与額推移」グラフをご覧あれ、一番上が大阪府です。落ち込みがひどいことが明らかです。橋下徹・松井知事(大阪維新の会)が適切な経済対策を行わなかった結果であると推測されます。彼らの施策でデフレは加速。



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/733.html
記事 [政治・選挙・NHK145] 「粉飾」とはなんだったのか:特捜が普通の市民をターゲットにする恐怖 (八木啓代のひとりごと) 
「粉飾」とはなんだったのか:特捜が普通の市民をターゲットにする恐怖
http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/blog-entry-680.html
2013-03-29 八木啓代のひとりごと


 モノトーンの大きなゴシック体の「粉飾」という文字が、目に飛び込んでくる。
 インパクトのあるタイトルとデザインである。
 そして、グレーで、「特捜に狙われた元銀行員の告白」というサブタイトルが浮き上がっている。
 元検事が自ら冤罪を作ったことを告白した「検事失格」、陸山会事件をめぐっての田代虚偽報告諸問題についての検察の対応の救いの無さを対談という形で白日に晒した「検察崩壊」に続いて毎日新聞社から出た、検察シリーズの第三弾がコレ、ということだろうか。
 ある、中小企業と共に歩み救おうと奮闘する良心的な経営コンサルタントと、懸命に経営を黒字化しようとしている熱心な経営者が、検察の、まさに「見栄」のために、罪に落とされるその経過が生々しく描かれている。

 じつは、この事件は、すでに拙ブログでもご紹介した「四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日」(講談社)で描かれている、会社社長とコンサルタントが逮捕された、検察のでっち上げに近い「粉飾詐欺事件」と同じテーマなのだが、そこは、当事者として、寝耳に水のように特捜に呼び出され、検察ストーリーとメディアへのリークのもと、根も葉もない「悪徳コンサルタント」に仕立て上げられ、さらに、そのような状態で、実刑判決を受けつつ、最高裁に最後の望みを託して控訴審を闘う当事者である佐藤真言氏の語る物語は、まさに、背筋が凍るような怖ろしさがある。

 大物政治家や大企業の経営者でもない、長引く不況の中で喘ぎながら日本経済を支えている中小企業の経営者。それを支えようと経営改善をアドバイスしてきただけの人が、どこにも被害者がいないにもかかわらず、検察のストーリーの中で「大悪党」に仕立て上げられていく恐怖が、そこにあるのである。
 そして、言うまでもなく、それはそれだけでは終わらない。逮捕され、起訴され、有罪実刑とされ、収監され、人生を破壊されてしまうのである。
 まさに、検察官の「見栄」と、裁判官の「怠慢」のために。

 これを読んで、日本の司法に、素直に正義を信じられる人はもういなくなるかもしれない。しかし、残念なことに、私たちが生きているのは、その現実なのである。そして、であるからこそ、特捜が、「普通の市民に刃を向けた」この一冊は、必読とも言える。

 この書の出る少し前、佐藤氏と共に逮捕された朝倉亨さんの最高裁への控訴が棄却され、実刑が確定した。
 

 これ迄 興味もなく無縁だった世界を初めて見聞し、また 自ら体験した視点から
「私は この国の刑事司法を 一切信用致しません」


 朝倉氏から頂いた棄却を知らせるメールにあった、この一文は重く、痛い。

 見栄と怠慢のために、人間の人生を(時には国の運命までをも)狂わせる怖ろしさを、彼らは、一体、どうすれば理解できるのだろうか。


文中リンク
粉飾 特捜に狙われた元銀行員の告白
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4620321907/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4620321907&linkCode=as2&tag=asyuracom-22

検事失格
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4620321141/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4620321141&linkCode=as2&tag=asyuracom-22

検察崩壊
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4620321478/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4620321478&linkCode=as2&tag=asyuracom-22

四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062178842/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4062178842&linkCode=as2&tag=asyuracom-22


       ◇

『粉飾 特捜に狙われた元銀行員の告白』(佐藤真言 著、毎日新聞社)が2013年3月29日(金)に発売されます
http://www.supportingsato.com/pubinfo/20130329/
2013年3月17日 佐藤真言さんを応援する会

 「私は刑務所に入ることなどしていない!」

 “粉飾詐欺”で懲役2年4ヵ月―最高裁で争う元銀行員が明かす、この国の検察、裁判所の矛盾。
 粉飾決算に手を染めざるをえない中小企業の現実に、真正面から踏み込んだ問題作。

 第一章 疑われたコンサルタント
 第二章 銀行員時代
 第三章 中小企業の社長を支えて
 第四章 逮捕
 第五章 奪われた日常

 「中小企業のために、まだできることがあるはずだ」

 経営コンサルタントとして第二の人生を歩み始めた男が目のあたりにしたのは、明日の資金繰りにも頭を抱え、やむにやまれず粉飾決算に手を染める中小企業の姿だった。懸命に社長に寄り添う日々に生きがいを見いだしていくが、突然、自宅が特捜検事らの強制捜査を受けることになり……。

 ついに東京地検特捜部が、一般市民に刃を向けた!

 郷原信郎弁護士推薦!!


郷原信郎 @nobuogohara
経営コンサルタントの佐藤真言さんの本『粉飾‐特捜に狙われた元銀行員の告白』が月末出版とのこと⇒http://amzn.to/Zb6YhB  中小企業をめぐる粉飾決算と融資の実態を無視し、融資詐欺で社長と佐藤氏を逮捕・起訴して踏み潰した特捜部の不当捜査を真正面から描いた問題作です。


       ◇

特捜検察が「普通の市民」に牙をむくとき :2012年9月30日  郷原信郎が斬る
http://nobuogohara.wordpress.com/2012/09/30/%E7%89%B9%E6%8D%9C%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E3%81%8C%E3%80%8C%E6%99%AE%E9%80%9A%E3%81%AE%E5%B8%82%E6%B0%91%E3%80%8D%E3%81%AB%E7%89%99%E3%82%92%E3%82%80%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%81%8D/


http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/734.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 労働組合、宗教組織、大企業による組織ぐるみ選挙 (天木直人のブログ) 
http://www.amakiblog.com/archives/2013/03/29/
2013年03月29日 天木直人のブログ

 これでとうとう民主党は今度の参院選では一人区は全敗確実になった。

 こういう見出しの記事がきょう3月29日の日刊ゲンダイに載っていた。

 その意味するものは、岡田克也元民主党副総理の地元である三重県選挙区(改選数1)で自民党が美人キャリアウーマンを擁立する事を決めたので、民主党の現職で4選を目指す候補者が危なくなったというものだ。

 美人だから、女性だから、キャリアがあるから、というだけで選挙に勝てるというのはおかしいと言ってみてもはじまらない。

 選挙とはそういうものだ。

 しかし、このメルマガで私が言いたい事はその事ではない。

 私が注目したのは政界関係者が語ったと言う次のような言葉だ。

  「・・・最終的にはイオングループがどれだけ動くかにかかってくるでしょう・・・」

  イオンという一私企業がここまで選挙に関わっていいのかという問題はここでは問わない。

 この政界関係者が語ったという言葉はどこかで聞いたようなせりふではないか。

 そう思ってハタと気づいた。

  「イオングループ」という言葉をそのまま「連合」、「宗教団体」という言葉に置き換えればどうだろう。

 その通りだ。おなじみの選挙予測記事となる。

 労働組合や宗教団体や大企業などという組織が、あるいはイデオロギーで固まった政党が、選挙運動に組織ぐるみでかかわるからこそ当選できる。

 そしてその当選者は政治家になっても支持組織やイデオロギーに反する事は何もできない。

 これは組織やイデオロギーに属さない大多数の一般有権者の投票権に対する冒涜ではないか。

 こんな既存の政党、政治家、選挙運動のやり方を否定して、もう一つの政治づくりを目指す政党が現れなければ政治は何も変わらない。 いつまでたっても一般国民の願う政策は実現しない。

 イタリアの「五つ星運動」のようにインターネットという武器を駆使した本物の国民的な政党がこの国にも必要であるということだ・・・


http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/735.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 3月29日 これでいいのか日本!「日本を奈落の底に貶める最高裁!『架空起訴議決』で小沢潰し!」が号外ニュースにならない!
http://civilopinions.main.jp/2013/03/329_1.html
2013年3月29日 一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]


 <週刊ポスト今週号を読み返し、重大さを理解して下さい>

 読売新聞・朝日新聞3月25日朝刊広告.pdf
http://civilopinions.main.jp/items/%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E6%96%B0%E8%81%9E%E3%83%BB%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E3%E6%9C%8825%E6%97%A5%E6%9C%9D%E5%88%8A%E5%BA%83%E5%91%8A.pdf

 週刊ポスト4月5日号表紙.pdf
http://civilopinions.main.jp/items/%E9%80%B1%E5%88%8A%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%884%E6%9C%885%E6%97%A5%E5%8F%B7%E8%A1%A8%E7%B4%99.pdf


 <「最高裁の架空議決スキャンダル」は号外ニュース>

 これは戦後日本の最大スキャンダルだ。
 全紙が号外を出してしかるべきだ。
 週刊ポストに掲載した内容をストレートに表現すれば
 「小沢検審の審査員は存在しない」
 「審査会議開かず架空議決」
 「最高裁の計画犯罪」
 「最高裁はアリバイ作りのため多量に偽造文書作成」


 <最高裁の大犯罪を知らない国民、知ってもあまり驚かない国民>

 国民は最高裁スキャンダルを知らない。
 メディアが報道しないからだ。
 メディア記者も識者も全くこの問題を調べようとしない。
 もちろん話題にもしない。
 識者や議員の中には、「そんなこと言うのはけしからん」と誹謗してくる人もいる。

 だから、国民が知らないのは無理もない。

 それを知った人たちでさえ、反応が鈍いのは残念だ。
 あまり驚かないし、怒らないのだ。
 それどころか、「貴方の言っていることは本当かもしれないが、小沢は嫌いだから、それでいいのだ」と言ってくる人までいる。
 好悪の感情と司法の大問題を同列に考えているのだろうか。

 民主主義の根幹が揺らいでいるのがわからないのだろうか。
 国民の誰もが刑事被告人にされてしまう危険性があることに気づいていないのだろうか。
 
 日本国民は、自ら考え判断することができなくなってしまっているのだろうか。
 
 世の中はそんなものだと、あきらめてしまっているのだろうか。

 とにかく多くの国民に実態を知らせ、国民が覚醒するのを待つしかない。



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/736.html

記事 [政治・選挙・NHK145] △ 国民葬背番号制がついに国会に上程された。豚の耳にタグが付けられる様に全国民にタグが付けられ取りたくても一生取れない。
 
国民葬背番号制は国民にとっては何のメリットもない。
家畜を管理する側からすると管理が簡便になって都合がいいかも知れないが、
国民には百害あって一利なしである。

害は枚挙に暇がないが、一例を挙げれば、その情報にアクセスできる公務員は数万人になるが、
その総てが品行方正で道徳漢で何一つ過ちを犯さない正義漢ですばらしい人格者何てことはない。
その内のたった一人を買収しただけで、全国民の全個人情報が簡単に手に入る。
悪意ある者を送り込んでもまた然り。

中国や北朝鮮に全日本国民の全個人情報が丸漏れだ。
犯罪組織や犯罪者にも当然ぼろ漏れだ。
わざわざ個人情報を簡単に手に入れられるように収集して上げているようなものだ。
 

http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/737.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 「検察は許せん」丸源ビル 81歳 川本源司郎が上げた怪気炎 (日刊ゲンダイ) 
「検察は許せん」丸源ビル 81歳 川本源司郎が上げた怪気炎
http://gendai.net/articles/view/syakai/141671
2013年3月29日 日刊ゲンダイ


 豊富な資金をバックに検察批判本も出版へ

 検察はまた手ごわい相手を敵に回したのではないか。5億円を払って保釈された「丸源ビル」の川本源司郎オーナー(81)が28日、会見を開き、2時間にわたり怪気炎を上げた。そのほとんどが東京地検特捜部と東京国税局の批判。拘置所暮らしの詳細をブチまけた。

真っ白なジャケットをはおり、ダイヤがちりばめられた腕時計をはめてホテルニューオータニに現れた川本被告。10億円余を脱税したとする起訴内容(法人税法違反)について、「脱税なんてしてません。これだけお金を持っているのにする必要がないでしょう」と真っ向から否定した。

 かと思えば、人生初の拘置所暮らしをこう振り返った。「部屋はほこりもなく、空気もさわやか。風呂も良かった。趣味に合うジャズが流れていて快適だった」。その一方で、「食事はまずくて食べたことがないようなものだった」「どうしたら金持ちになれますか、と私にアドバイスを求めてくる刑務官がいた」と暴露した。

 残りのほとんどは検察批判。所得隠しを指摘された約35億4300万円には売却損など“所得”ではないマイナスも少なからず含まれていたといい、「金額が違うからあなた電卓を叩いてみなさいと担当検事に言ったんです。そうしたらいつまでたっても応じない。調書がズレると困るからでしょう。結論ありきの検察の強引な捜査がひどいと聞いていたが、ここまでとは思わなかった」とボルテージを上げた。

 その担当検事に「これは拉致ではないか?」と聞くと「拉致ではなく拘束です」と言われたとか。激怒した川本被告は「担当検事は“私の名前がどこかに出たりするんでしょうか”と気にしていました。だから言います。お名前はセキネさん。これから反論のために本も出版します」と検察に宣戦布告した。

「川本被告は拘置所暮らしを快適だったかのように会見で語りましたが、“銀座の不動産王”の異名を持つプライドの塊みたいな男です。内心ははらわたが煮えくり返っているはずです。畳の上に裸足で座らされたことも許せないようです。何せハワイの高級コンドミニアムの芝生の上でも靴を履くくらい超のつく潔癖性ですからね。また、彼は食事を365日すべてホテルで取る。文字通り“臭いメシ”を食べさせられたことも恨み骨髄でしょう。ヤメ検の辣腕弁護士を雇い、検察と戦う準備を進めています」(検察事情通)

 家賃を滞納する店子を容赦なく追い出すほど金にシビアな男だ。修正申告で払った18億2300万円について、「裁判に勝って利子をつけて取り戻す!」と吼(ほ)えた。面白い展開になりそうだ。



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/738.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 慎太郎氏復帰延期で不安な旧太陽系 「話題は党分裂ばかり」「都議選、参院選厳しい」(ZAKZAK) 
            慎太郎氏のドクターストップで維新関係者は不安に


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130329/plt1303291136001-n1.htm
2013.03.29 ZAKZAK


 日本維新の会の石原慎太郎共同代表(80)が、30日に大阪市内で開かれる党大会を欠席することを、同党の松井一郎幹事長(大阪府知事)が正式に表明した。慎太郎氏自身は出席を熱望していたが“ドクターストップ”がかかったという。抜群の存在感を誇る大看板の不在は、6月の東京都議選や、7月の参院選に臨む維新関係者を不安にさせそうだ。

 「本人は来る気満々だったが、高齢なので医者と相談した。病み上がりで、体力的にも、足もしんどいということだ」

 松井氏は29日、大阪府庁で記者団にこう語った。大阪国際会議場で30日午前11時から開催される維新の第1回党大会。維新の国会議員や地方議員らが集まり、党の路線を「保守」と明記した新綱領や、党の活動方針が採択・決定される重要なイベントだ。

 招待状も、慎太郎氏と、橋下徹共同代表(大阪市長)の連名で発送、ネット動画の生中継も予定されている。慎太郎氏も直前まで出席意欲を示していたが、断念した。

 入院生活が1カ月以上となり、「脳梗塞らしい」「膵臓がんでは」などと永田町情報が飛び交っているが、事務所は「風邪をこじらせただけ」と否定。重病説を払拭するためか、慎太郎氏は30日、東京からテレビ電話で、党大会のあいさつを行う予定という。

 慎太郎節が聞かれるかが注目されるが、不安を隠せないのが都議選や参院選に維新から出馬しようという面々だろう。

 産経新聞社とFNNが今月中旬に実施した合同世論調査で、自民党の政党支持率は43・3%で、維新は9・2%と5倍近い差をつけられた。

 参院選出馬を迷っている旧太陽の党系の維新関係者は「アベノミクスが期待される自民党に比べ、維新の話題といえば党内分裂ばかり。橋下氏が参院選に出ず、慎太郎氏も戦線離脱となれば、参院選や都議選は厳しいのでは。供託金から選挙費用まで3000万円を自己負担しなければならないが、辞退しようかと考えている」と語った。

 維新に、強い遠心力が働いているのか。


       ◇

石原慎太郎氏:維新の結党大会を欠席 幹事長が正式表明
http://mainichi.jp/select/news/20130329k0000e010205000c.html
毎日新聞 2013年03月29日 10時59分

 日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は29日、石原慎太郎共同代表(80)が大阪市で30日に開かれる結党大会を欠席することを正式に表明した。「本人は来る気満々だったが、高齢なので医者と相談した。大阪まで(来るの)は病み上がりで、体力的にも、足もしんどいということだった」と理由を説明した。

 松井氏によると、党大会では石原氏が東京から中継であいさつする方向で調整。大会後に予定されていた橋下徹共同代表との対談は、取りやめも検討している。府庁で記者団の質問に答えた。(共同)



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/739.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 亀井静香に聞く 「共闘しなければ、日本は死に体に」(高橋清隆の文書館)
2013年03月29日00:01
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1745414.html

 亀井静香衆議院議員(みどりの風)に3月27日、わが国が抱える政治課題と自らの政治姿勢について聞いた。小沢一郎氏らを巻き込んだ政界再編に意欲を示すとともに、このままでは国が立ちゆかなくなるとの見方をした。


東西両「悪党」軸に共闘模索

――マスメディアは亀井さんを完全に無視しているが、『月刊日本』4月号で「決してこのままでは終わらせない」とおっしゃった。「最後の戦い」は続いていると期待していいか。

亀井 それは生きている限り、当然だ。このままでいったら、もう日本は生体反応がなくなる。いくら突き刺しても痛くない、死に体になる。そうさせないためにやるだけのことをやる。
 おれはこの間も小沢一郎を連れて広島市内で(街宣活動を)やった。あいつの顔なんか見たくもないが、佐藤公治(参議院議員で7月に改選)君がいい男だから。このままだったらやられてしまう。「西の悪党の亀井が、東の悪党の小沢と一緒に来た」と雨の中、壇上からわめいてやった。小沢の評判悪いからとすくんでいるから、「駄目だ」と言ったんだ。それで小沢が出てきた。
 「文化人や学者のなり損ないの連中に皆さんの生活を仕切られて、大丈夫ですか」と呼び掛けた。「柄も悪くて人相も悪いけど」と脇にいる小沢を指して、「実績もあり、実直もある男を使わなきゃ損じゃないか」と向けた。地元メディアでは結構反応があった。
 おれが居直って、「何で悪党が悪いんだ」とぶったら、小沢が「わたしも亀井さん並みの悪党にしていただいて光栄です」なんて演説してた。とにかく、世間が何と言おうと、やることをやらなければ。今から。

――自民党包囲網を敷くに当たって、民主党は味方か。

亀井 おれは海江田(万里民主党代表)とかに言ってる。「おまえたちはそんなことで政権奪取ができるのか。この夏の参院選で勝てるのか」と。政策の違いと かいろいろあるが、この秋津洲(あきつしま)を沈めちゃいかんという真剣な思いを持っている人間と協力して闘うしかない。それに懸ける。うまくいくかどう か分からんが、やるだけのことをやる。
 民主党と言うより、そういう政治家が立ち上がらなければ駄目。だから小沢のような「評判の悪い男」でも、やる気があるなら戦列に加われと。

――みんなの党との関係は。

亀井 みんなの党はさっぱり分からんが、(渡辺)喜美なんか結構いいところがある。突っ張るところは突っ張るから。だけどよく分からん。維新の会も今、石原(慎太郎共同代表)が入院している。一緒に飯を食いたいと言うから、会おうとした日に入院した。

――石原氏から連絡があったのか。

亀井 ああ、久しぶりに。そしたら予定の日に入院した。彼もがっかりしてんだよ。「しまった」と。中央競馬から地方競馬に乗り換えて、すってんころりんと落馬した。

――東京競馬場の方が良かったと。

亀井 今はそう思ってんだろう。

――みんなの党に行田邦子参議院議員(3月12日までみどりの風)が移ったが。

亀井 ばかげたことをしたね。最悪の選択をしたことが分かるぞとおれは言ってやった。プロ野球の選手や芸能人がプロダクションや球団を円満に変わるのと訳が違うよと。政治家は。「それは分かるかい」と向けたら、「まだよく分かりません」と。そのうち分かるだろう。

――渡辺代表が無理矢理一本釣りしたという印象だが。

亀井 される方が悪いんだ。本人がその気になったんでしょ。

――反面、政策協定を結んだように伝えられるが。

亀井 この日本を死に物狂いで救おうという気持ちさえあれば、具体的な方便についてはいろいろある。富士山に登るのに、登山口がいろいろあるのと同じ。
 おれは「安保反対」「君が代反対」の社会党左派と(1994年の自社さ政権で)組んだ男だ。おれが説得して。あのときは「小沢のファッショ野郎にこの日本を任せておいていいのか」、この一点だけで村山(富市旧社会党委員長)さんを口説いた。


自覚足りぬNHK幹部に抗議

――みどりの風はNHKを記者会見から閉め出した。『日曜討論』での扱いが原因と伝えられるが。

亀井 党として取材を拒否した。政党要件を満たしているのに、出さないなんて言うから。それならこちらが取材拒否すればいいだけのこと。思い上がるなと。 視聴率でやっている民間放送と違う。勝手に自分たちで基準を作って、閉め出していいという話ではない。それがあいつら、分からないんだ。

――理事が予算の説明に来たとき説教したのか。

亀井 ああ。「おまえら、頭おかしい」と。「おまえら、いかれてる」と。メディアとしての、公共放送としての自覚がない。


郵政の末路は『七人の侍』

――郵政民営化改正法は昨年、亀井さんの捨て身の働きかけで通ったが、なかなか新規事業が認められない。

亀井 アメリカだよ。特に保険の部分、学資保険の改訂版をはじめ、あらゆる面について妨害している。

――宿敵の自民・公明両党を巻き込んでまでやり遂げたが。

亀井 だって、民主党がやる気なくなったから、そういう禁じ手を使わざるを得なかった。

――禁じ手を使ってまでやりきったのは、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加の足音が聞こえてきた警戒感からか。

亀井 それもあるけど、あの法律は郵政見直しの必要から、どうしても出さなければならなかった。7年前、地獄の底で国民新党を結党し、わずか5名で「やるぞ」と決めたことだから。

――その仕掛け人である亀井さんが全く忘れられて、全特(全国郵便局長会)の柘植芳文(つげ・よしふみ)前会長が自民党公認で出ることになった。

亀井 おれは柘植に言ってやった。「おれが7年前の郵政の大会で言ったのを覚えているか。おまえたちは『七人の侍』という黒澤明の映画を見たことがある か」と。「郵政事業の見直しは必ずやる」と、わずか5名の野党が宣言した。「いやあ、やれるかなあ」という顔をしていたけど。「やった後、国民新党や亀井 静香に対して、あんたたちはどういう態度を取る分かってんだよ」と警告していた。
 映画の最後は、村娘までが冷たい目で村から追い出す。柘植がこないだ電話を掛けてきて、「すまん」みたいなことを言うから、「勝手にしなはれ」と応じ た。いいんだよ。おれはお見通しだよ。だって彼らは地域社会のために、日本国のために作ってる団体じゃない。トラック協会なんかと同様、自分たちの利益を 守るためにある団体だ。だから、7年前から大観している。当たり前のことが起きてるだけのこと。生々流転。いいんじゃないか。


このままではテロに時代に

――俗に言う「陰謀論」についてどう考えているか。例えば今、中国への敵がい心をあおる外交と報道が展開されているし、北朝鮮の脅威が喧伝(けんでん)さ れている。この場合で言えばロックフェラーをはじめとする国際金融資本が戦争をちらつかせて日本からお金を巻き上げようとしているといった理解を。

亀井 それは、どこがどこをなんて言ったらナンセンス。どの国も自国の利益、どの企業も自分たちの利益のために、ありとあらゆることをやってるのがこの世の中。驚くことはない。裏でそういうふうにお金が回っていたとしても当たり前の話。太古の昔から、人間の社会はそう。

――多くの国民がTPP参加や中国との摩擦などを通じ強い警戒心を持つ一方、4年に1度小学校の体育館で名前を書くことしかできないいら立ちを抱える。国民に助言を。

亀井 ほとんどがアホになっている。生体反応が起きないし、どんなに痛い針を刺されても痛くないのだから。そのうち生体反応のない死体になる。

――警戒心を抱いている賢明な国民も少なくない。まだ生体反応のある人もいる。そういう人たちはNHKを見て「くそったれ−」と思い、政界の動きを見て「何やってんだ」と不満ではちきれそう。どうしていいか分からない。

亀井 決起しなきゃ駄目だ。しかし、それは本人が決めることだ。おれはそんなことをあおるわけじゃないし、推奨するわけでもないが、日本はテロの時代に入 るよ。間違いなく。団体が無力になって衆を頼んでやれなくなった。そうなると個人がやり出す。警察庁の幹部に予告してやったよ。対応の仕方は責任を取るこ とのみになる。このままでいけば。

http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/740.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 石原慎太郎 あす30日にも引退宣言か (日刊ゲンダイ) 
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8378.html
2013/3/29 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


党大会も欠席

「膵臓がんらしい」
「いや、軽い脳梗塞だ」

日本維新の会の石原慎太郎共同代表の病状についての情報が錯綜している。あす(30日)大阪市内で開かれる党大会には出席する予定だったが、きのうになって欠席を伝えてきたという。

維新にとっては旧太陽と合併後初の党大会で、綱領や規約を採択する。来賓やゲストは誰も呼ばず、石原と橋下共同代表の対談が“メーンベント”になるはずだった。そんな大事な場に出てこられないとは、やはり重病に違いないという臆測が広がっているが……。

「話すことはできるので、テレビ会議スタイルで両代表の対談を調整中ですが、実現するか分かりません。体調不良に加え、息子の宏高氏の公選法違反疑惑などもあって、石原代表はすっかりヤル気を失っている。親しい人にも『もうイヤになった』などと、グチばかり言っているそうです。いつ退院できるかも分からないし、30日に“引退宣言”ということもあり得ます」(維新関係者)

石原は80歳という高齢だし、国会議員にとって健康不安は政治生命に関わる問題だ。その上、あの目立ちたがりが意欲を失ったとなれば、引退説が現実味を帯びてくる。

政治ジャーナリストの山田厚俊氏もこう言う。

「実際の体調がどうであろうと、党大会を欠席すれば、石原代表は完全に求心力を失います。近く党首討論も予定されているのに、一体どうするつもりなのか。共同代表の橋下市長は、国会議員ではないから党首討論に出られない。早く新体制を構築するしかありません」

◆維新の会は空中分解

支持率が伸び悩んでいる維新内には、橋下が参院選に出てくれば、一気に巻き返せるという期待があるが、それも難しい。足元の大阪市議会がグラついているからだ。

「維新が自民党寄りになって、自分たちの立場を脅かすことへの警戒感から、大阪市議会で協力体制を築いてきた公明党が反目しているのです。おかげで、市長肝いりの条例案は継続審議になり、5月以降に持ち越し。市長の後継も見つかっていないし、橋下市長が参院選に打って出るのは厳しい状況です」(大阪市政関係者) 両代表がこれでは、維新が空中分解するのも時間の問題。石原の党大会欠席が瓦解の引き金になりそうだ。



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/741.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 130329 参議院予算委員会 森ゆうこ議員質問 〈一票の格差問題・再稼働問題・TPP問題〉 動画・文字起こし 
130329 参議院予算委員会 森ゆうこ質問「動画」


【一票の格差問題・再稼働問題・TPP問題】130329参議院予算委員会「質問」生活の党・森ゆうこ議員/USTRナンバー2のマランティス会見で露見する日本のTPP参加
http://threechords.blog134.fc2.com/blog-entry-1929.html
March 29 2013  (金) 19:00 Sekilala&Zowie


「一票の格差」「再稼働問題」「TPP」「バラマキ公共工事(*文字起こし省略)」の4つのテーマについて質問に立たれた。
以下、前段の3つのテーマについて、ざっと文字に起こした。


特にTPPに関する質問では、先にIWJ岩上さんのブログ記事などでスクープとして報じているUSTRの声明文の翻訳について、customsが『関税』なのか、『税関』なのか、政府の見解を求める質疑応答がなされた。答弁に立ったのは、あの片上外務省経済局長である。片上は『税関』である旨説明を行うが、それを裏付ける資料は提出されなかったことを森議員が指摘している。また、IWJでは、先にUSTRに直接、電話取材されており、その回答は『関税』であるという直接の回答を得ており、片上の答弁は、それとの整合性もない。
さらに、森議員は、TPPに関する情報を国民に提供する努力を怠っていると安倍政権の姿勢を批判し、USTRの仮訳を要求するも、昨晩、外務省に拒否されたことも暴露された。しかしこの委員会においては、片上は森議員の質問に対し、委員の求めに応じるとし、仮訳をし提出するという答弁で、昨晩から一変した。このような、表向き見せている姿勢と、裏の動きがまったく違うことがここでも露呈しており、民主党政権時代のTPP慎重会で見せた片上の高を括ったような態度は変わるはずもなく、自民党政権となり、ますます水を得た魚のように、まったく信用ならない外務省の売国具合を目の当たりにする格好となり、外務省が日本の官僚機構ではなく、米国の傘下で動くアメリカの機関としての官僚機構ということを容易に想起させるものである。


--------------------------------------------------------------------------------
130329参議院予算委員会「質問」生活の党・森ゆうこ議員


*一票の格差問題


「生活の党の森ゆうこでございます。まず総理にお伺いいたしますが、昨年の衆議院選挙に対する選挙無効判決および違憲判決に対する総理のご認識についてお伺いいたします。内容については、先ほど中西議員の方からご説明がありましたので省かせて頂きますけれども、衆議院総選挙の結果に対して、選挙無効判決。これは非常に重いと我々は重く受け止めなければならないというふうに思っております。


私どもは昨年ここの参議院の倫選特(政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会)で0増5減案に対して、この選挙無効判決が出る可能性があるということを指摘し、これでは不十分だということで反対をいたしました。総理、この選挙無効判決、違憲判決、それに対する総理のご認識はいかがですか?」


安倍「昨年12月に行われた衆議院議員総選挙に関する一連の一票の格差訴訟では、違憲や違憲状態の判断が相次いでなされまして、一部の高等裁判所においては、原告の請求が容認をされて、本件選挙結果が無効とされるという厳しい判決がなされた。そのことは真摯に受け止めたいと思います。昨日、選挙区画定審議会から、選挙区間の人口格差を二倍未満とする区画の改定案の勧告を受け取ったところでありまして、政府としてはこの勧告に基づいて、一刻も早く法制上の措置を講ずることで速やかに一票の格差是正に取り組んでいきたいと思います」


森「一票の格差の是正、投票価値の平等をきちんと確保するということを何よりも急がなければならないというふうに思います。しかし、私は、先ほどらいの総理のご答弁を聞いておりますと、民主党の議員に対して“そんな質問は意味がない”とか、あるいは“質問がふさわしいとかふさわしくない”とか、そういう御答弁はわたくしは総理としてなさるべきではないと、ご注意を申し上げたいと思います。選挙無効。昨年の衆議院選挙、選挙無効って言われてるんですよ。その無効という判決のもとに、今の安倍内閣があるわけですから、そういう意味で、そのことを私は真摯に受け止めるというのであれば、政権運営、そして総理のご答弁、慎重になさるべきであると、ご注意を申し上げたいと思います。何かございましたら」


安倍「ありません」


森「そういう態度が不遜だって言ってるんです」


*柏崎刈羽原発の再稼働問題


森「柏崎刈羽原発の再稼働問題について、お聞きを致します。資料をお配りをさせていただいております。一昨日の衆議院経済産業委員会の速記録でございます。自由民主党・細田衆議院議員、この方は原発立地地域の新潟二区選出でございますが、自民党の新人議員でございます。


柏崎刈羽原発の再稼働について、棒線を引かせて頂きましたその前段に述べているんですけれども、刈羽、そして柏崎の首長選挙が行われて、原発との共存共栄を主張した現職が再選されたということをもって、原発再稼働のこの問題については、いわゆる地元の政治的決着がついた問題であると考えておりますので、ぜひこのへんについてもご理解いただきたいという、そういう意見を述べております。


その時、茂木大臣はそのことについて、特に反論などはなかった。もちろん、これは質問じゃないんですけども、こういうことを細田さんが言って、それに対して反論がなかったんですけども、柏崎刈羽原発について、地元ではもう決着が付いているということで、同じご認識ということでよろしいですか?」


茂木「おとといの細田議員の質問でありますけど、森先生の資料にも、議事録がありますが、アンダーラインを引いていただく前の部分で、そういう意味で私といたしましては、というところから始まっておりまして、おそらく細田議員がご持論で述べられたもので、アンダーラインのあとに、ど参考までに、と。私には質問を求められませんでしたので、答弁はいたしませんでした。ただ、原発の立地、そして稼働にあたりましては、立地自治体、関係者等のご理解が大切だと思っております」


森「再度、確認いたしますが、柏崎刈羽原発再稼働について、地元ではそういう意味で政治的にまだ決着はしていないということでよろしいですか?」


茂木「政治的に決着しているか決着していないか、色んなご判断はあると思いますが、申し上げましたように、稼働にあたっては立地自治体はじめ関係者のご理解、これが極めて重要だと思っております」


森「昨晩、柏崎市会田市長にも確認をさせて頂きましたけれども、地元はとてもそういう状況ではないと。原発に対する安全認識の途上で、再稼働について判断できる状況になっていないと、強調されておりました。このことは地元紙でも報道されております。


新潟二区は選挙無効の判決は受けておりませんけれども、原発再稼働という重要な問題について、事実と違うことを勝手に国会で述べることは許されません。しかも、細田さんは経産省、原子力安全・保安院、原発の安全規制を担当していた方なんです。


落下傘候補ということもございまして、地元では、経産省から派遣されてきたんじゃないかという声もあがってるんですね。総理、発言を訂正されて、議事録を削除させるべきではないかと考えますが、いかがですか?」


安倍「そもそも、これはいま委員の質問、細田議員の名誉を傷つけていると思いますが、細田議員が委員会のなかで発言されたことは、細田議員としての責任で発言をしておられることでありますから、総理大臣の私がもちろんそれをどうこう言える立場にはございません」


森「誤認識は甘いんじゃないでしょうか?この民意の捏造は許されないんです。昨日も05年の原子力大綱策定に向けて開催された市民公聴会で、参加者の8割150人が九州電力の動員であったと。こういうふうに報道されております。


また、九電については、福島原発事故のあと、玄海原発再稼働でやらせメール問題があったところなんですね。この原発の再稼働問題、たいへん重要な問題なんです。センシティブな問題なんです。あたかも、地元柏崎刈羽で、みんながもうそれはいいんだと言っていると思わせるようなことは、私は慎むべきであるというふうに考えます。いかがですか?」


茂木「おそらく、立地自治体の関係のみなさんでも様々なご意見というのはあると思います。そして、国会議員の先生方、地元の有権者、支援者の方から、様々なご意見を吸い上げて、その意見を地元のご意見として発表されるということは、私はよくあると思います。それが、じゃあ全て、地元の意見、アンケートを取って、代表してるかと。98%、97%ということでなくても、地元の典型的なご意見として、それをベースに発言をされるということは、私は与野党問わず、あることだと思っております。そして、原発につきましては、さきほど申し上げましたが、立地自治体はじめ関係者のみなさんのご理解を得ていくことが極めて大切だと思っております」


森「原発再稼働の問題は、地元で決着しているわけではないということを、私は地元を代表して、しっかり事実をここで改めて述べさせていただきたいと思います」


*TPP問題


森「次に、TPPについて質問をさせて頂きます。日本の国益を守る条件の確保について、まず外務省。資料を付けさせていただいておりますけれども、USTRの生命について確認をさせて頂きたいと思います。資料2ページ、3ページにはUSTRのステートメントがホームページから引っ張って参りましたけれども、添付させていただいておりますが、資料2をご覧いただきたいと思います。


このUSTRの第16回会合を受けての声明に関して、その記載の通り、『関税(customs)、通信(telecommunications)、規制の統一(regulatory coherence)、開発(development)を含むいくつかの交渉グループは、今後の会合で法的文書に関して再度集まっての議論は行われず、これらの分野において残った課題は、合意がファイナルとなる最終ステージの会合で取り上げられる予定である。このことにより、TPP参加国は、知的財産権、(公的機関の)競争、環境といった、残った最も難しい問題の解決に努力を集中させることができる』


つまり、いまから日本がTPP交渉に参加しても、関税に関する議論には参加することができないということだというふうにIWJ岩上安身さんが主催する報道機関がこのようなブログを掲載を致しております。USTRのこの原文を見ますと、確かにこの辺が『関税』なのか、ということで少し曖昧なんですけれども、外務省、この点についてご説明をいただけますでしょうか?」


片上「お答え申し上げます。委員ご指摘の通り、customsという言葉、辞書なんかで開いても、関税であったり、税関であったり、通関手続きであったり、色々使われ方がなされているのは事実であります。


他方、WTO、GATT、あるいはこのTPPのコンテクストでは、このcustomと呼ばれているのは、税関という意味でございます。このことは、2011年11月にTPP交渉参加国の首脳によって表明されて公表された文書、TPPの輪郭、この文書でcustomsという項目がありまして、そこで税関当局の関税法令および規則を厳格に執行する能力を維持する一方で、物品が税関の管理下からできるだけ早く引き取られるようにするもの、というふうに定義されております。


二点目は、このUSTRのプレスリリースの税関の部分の次のパラグラフで、11カ国は物品、サービス、投資、云々の市場アクセスに関する包括的なパッケージを策定する作業を継続し、進展があった。工業品、農産品および繊維品の関税パッケージ等々と、関税について触れられておりますので、このことからも、ここで言うcustomsというのは、関税ではなく、税関と訳すものだと考えております」


森「今のご説明、私も頂いたんですけども、いま裏付けとなる資料について要求を致しましたが、今の説明の中にあった資料は昨晩いただいておりません。昨日、4時間もたってからようやく一枚の資料を送付して来ましたけれども、それについては、今お話のあったような資料ではございませんでした。


ところで、我が国には関税法というのがございますけれども、関税法の英訳はなにか御存知ですか?」


片上「もうしわけございません。いま手元にございません」


森「法務省にあります日本法令外国語訳データベースによれば、関税法はcustoms actでございます。ということで、customsという言葉が『関税』と。いまご説明のあったような『税関』という意味ではなくて、『関税』という意味で使われるということがございますので、誤解のないように、私は、総理がTPPに関して国民にきちんと情報を提供するとおっしゃったんですから、例えばこのUSTRの原文をきちんと仮訳をして発表すべきと思いますけれども、そういうお考えはございませんか?」


片上「委員からのご要請ということであれば、すぐ訳を作ってお届けしたいと思います」


森「昨日、要求いたしましたけども、そういうものは作らないというお話でございました。いま、そういう御答弁ですから、結構でございますけども、総理。情報を提供するといっても、さきほどらいの質疑でもありましたけども、情報も入ってないからあんまり集められないんだとか、そういうことではなくて、このある英文の情報をきちんと仮訳をして、国民のみんなが分かるように、努力をすべきだというふうに思います。いかがですか?」


安倍「あの、ほ、すでに、おおやけに、なったもの、お、とうについてはですね。ま、できるだけ、ええ、いま、もりいいんの、ま、ごしてきの、ようにわかりやすく、え、ていきょうしていきたいとおもいます」


森「そして、その英訳の問題もそうなんですけれども、私は改めて、このUSTRの文書を見ますと、ここにさきほどの資料に付けましたように、いくつかのグループの交渉のグループでは、もう意見交換は行われなくて、最終ステージでしか、今後はもうないということも、ここに実は書いてあるわけですね。


総理は、日本の国益の確保について、交渉に参加してから、しっかりやると言っていますけども、本当にそんな余地があるんですか?」


安倍「ま、いま、じょうほうしゅうしゅうに、さまざまな、ど、どりょくをおこなっておりますが、え、まだですね、え、しゅようなかいごうがのこっておりますので、へ、そのなかで、え、われわれは、あ、こくえきをかくほするために、しっかりとこうしょうしていきたいとかんがえております」


森「そのようなご答弁を繰り返されておりますけれども、実際にはほんとうにUSTRの声明からもかなり進んでおりまして、交渉の余地があるということが極めて狭まっているというふうに、もう一度指摘をしておきたいと思います」


以下、省略。
--------------------------------------------------------------------------------


USTRナンバー2であるマランティスの3月20日行われた会見動画
このなかでマランティスは、TPPにおける日本について、以下のように述べているが、注目したいのは、「交渉参加」とは一言も言っておらず、「TPP参加」と言っている点が非常に重要であるということ。


As you know, Japan – Prime Minister Abe has recently announced his intention on joining the Trans-Pacific Partnership. We welcome Japan’s interest in the TPP. As the President has said, we have more work to do with Japan as we work to address bilateral issues of concern in areas such as autos and insurance and non-tariff measures, as well as working to ensure that Japan is prepared to meet the high standards of the 21st century comprehensive trade agreement that we’re negotiating with our TPP partners.



テキスト版→fpc.state.gov/206345.htm
上記、質疑応答のなかには、朝日新聞のヤマカワイッキ(山川一基)記者と、読売のオカダアキヒロ(岡田章裕)記者が質問している。


ざっと理解するに、これまでのTPP交渉における21分野のハイレベルな合意を日本が満たすために、日米共同声明にもあったように、日米二国間の問題としての自動車、保険、非関税分野について、日本はまだ高基準を満たすための作業が残っていると述べ、日本はまだ丸裸になっていないことをマランティスは示唆している。


読売の記者が、米豪FTAにおける砂糖の例外を挙げ、TPPでの米国の例外について質問したところ、「全ての物品が交渉の対象である」と強調。例外なくテーブルに乗せることを明らかにし、これは先の日米首脳会談のステートメントを以って安倍が「例外があるから交渉参加する」と言ったことが嘘だったことになる。


結局のところ、日本が何かを交渉で勝ち取ることはなく、アメリカの要求をただひたすら飲むだけで、関税分野のみならず、非関税分野においても、日本の国富を差し出すための余計な規制は取っ払えと言っているに過ぎず、日本はただその条件を次々に飲まされるだけだということがここでもよく分かる。


また、たとえ仮に何か一時的に例外を設けたとしても、それはさらなる要求によって未来永劫確保されたものではないことが、すでに、米韓FTAにおける韓国側が唯一といっていいコメを例外的に守ったという聖域に対しても、現在、アメリカ側がコメの韓国市場開放要求をするということで、今年中か来年にもコメすら守れないという状況が予想されており、TPPはその韓米FTAのハイレベルであるとUSTR自身が奇しくも言っているものである。


東京mxテレビ「岩上安身の言わせろダンディ」再確認を。(このコーナーも来週からなくなるんだそうだ)



国を売ったものが出世していくこの国のシステムを、国民が黙って放置している限りにおいて、この国は少しも良くはならないという当たり前のことをどれだけの人間が日々の生活のなかで危機意識を持って生活しているだろうか。国民の代表である国会議員が国民の代わりに国民のために国民の代表として官僚と対峙し管理し統括するのが本来の国会議員の姿である。それが、政治家が官僚と一緒になって国民を裏切り、国を売り渡すのだから、そんな連中がこの国の中心にいて安穏としていられる体制で在り続ける限り、それを国民が黙認している限り、どの政権になろうと変わらないだろう。それぐらいこの国の支配層は腐ってる。その本質を知らせようともしないメディアはもっと腐ってるということだ。



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/742.html

記事 [政治・選挙・NHK145] 職員アンケート、大阪府労委が不当労働行為認定(矢野幸一)〔レイバーネット日本〕
http://www.labornetjp.org/news/2013/0329yano

大阪府労委が不当労働行為認定
     
    なかまユニオン大阪市職員支部長 矢野幸一




 大阪市が昨年2月に全職員を対象に実施した、「政治・組合活動に関する職員アンケート」は、労働組合法が禁止する不当労働行為に当たるとして、大阪府労働委員会は3月25日、「今後はしない」との誓約文を組合側に渡すよう大阪市に対して命令しました。

 橋下市長はこの命令を受けて記者団に対して、「大変申し訳ない。法に基づいた行政運営をしていく」と謝罪し、不服申し立てをしない意向を表明しました。しかし、同日夕方になって一転して、「組合の振る舞いを全部棚に上げて、鬼の首を取ったように謝れというのは違う。争うべきところは争わないと、全部組合の主張が通ってしまう」と態度を一変させました。

 命令書によると、組合活動の有無や加入のメリット、加入しない(脱退する)デメリットなどをアンケートで尋ねたことについて、「組合員に動揺を与え、加入していない者にも加入をためらわせかねない」と指摘しています。

 また、争点であった「アンケートの実施主体」については、市側が「調査主体は第三者チームで市長ではない」と主張していたのに対して、府労委は「同チームは市の影響下にあり、調査主体は市だった」と判断しました。

 さらには、市は「アンケートは不適切な組合活動の解明が目的」などと正当性を主張していましたが、府労委は「アンケート自体が支配介入に当たる」として、市の主張を退けました。

 府労委は、昨年2月22日に大阪市に対して、アンケートが不当労働行為に当たるかの判断を下すまでの間、中断するように勧告しました。そして第三者調査チームの責任者である野村修也弁護士は、4月6日にアンケートを開封しないまま廃棄したのです。

 今回の府労委の命令は、一連の橋下市長による労働組合に対する不当労働行為を断罪したものであり、橋下市長はこの命令を受け入れて、直ちに不当労働行為を中止するべきです。

 不当労働行為は成立しない?

 今回の府労委命令は、職員アンケートの作成・実行責任者である野村修也弁護士に対する懲戒請求の審議にも大きな影響を与えます。

 なかまユニオンの組合員、支援者129名が請求した懲戒請求の審議は、請求から1年を経過しましたが、未だに継続中です。

 請求代表者である私のところに、今年の3月に当該弁護士の弁明書(2)及び(3)が届きました。そこで展開されている主張は、府労委審議の過程で大阪市が主張した内容と同じです。

 つまり、「請求者らの主張は本件調査の主体、依頼者と対象弁護士との関係及び本件調査の必要性の点において請求の前提を誤っている」として、「本件アンケートの実施主体はあくまで第三者調査チームである」「憲法第28条や労働組合法は、使用者と労働者の関係を規律するものであるから、第三者調査チームは使用者ではないので不当労働行為は成立しない」と主張しています。

 誰が聞いてもこの理屈がおかしいことは分かると思います。このアンケートを直接作成し実施したのは第三者調査チームかもしれませんが、「この調査は、任意の調査ではありません。市長の業務命令として、全職員に、真実を正確に回答していただくことを求めます。正確な回答がなされない場合には処分の対象となりえます」とまで書いた業務命令書を出したのは、橋下市長だったのです。

そして、このアンケートは、橋下市長が市長就任直後から繰り返している労働組合に対するバッシング(本庁舎からの組合事務所の退去、組合費のチエックオフの廃止など)の過程で行われたことを見れば、橋下市長がアンケートの実施主体であると認定した府労委の判断は当然にして正しいと言わなければなりません。野村修也弁護士の弁明書における主張は、府労委命令によって完全に否定されました。

 入れ墨調査拒否者への処分撤回の闘いへの支援を大きく広げることによって、さらに橋下市長の職員への管理統制を跳ね返していきたいと思っています。

*写真は橋下アンケート問題を報じる「東京新聞」(2013年3月28日)


http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/743.html
記事 [政治・選挙・NHK145] “憲法クイズ”に「イラッ」参)予算委で安倍総理(ANN) 
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000002787.html


“憲法クイズ”に「イラッ」参)予算委で安倍総理


参議院の予算委員会で、憲法を巡る質疑に安倍総理大臣が思わず怒りをあらわにしました。

 民主党・小西洋之参院議員:「総理は日本国憲法において、包括的な人権保障を定めた条文、何条か知らないという理解でよろしいですか?」
 安倍総理大臣:「これはすみませんけどね、大学の講義ではないんですよ」
 民主党・小西洋之参院議員:「包括的かつ総合的に定めた条文は何条ですか?日本国憲法何条ですか?」
 安倍総理大臣:「まずですね、あまり人を指すのはやめたほうがいいですよ」
 憲法クイズのような質問にいら立ちをあらわにした安倍総理に対して、さらに批判の矢が飛びました。
 生活の党・森ゆうこ参院議員:「総理のご答弁、慎重になさるべきであるとご注意申し上げたい。何かございましたら」
 安倍総理大臣:「ありません」
 生活の党・森ゆうこ参院議員:「そういう態度が不遜だと言っているんです」



http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/744.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 今月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧