アッキーが視察したナノ銀の除染効果byサンデー毎日
2013-03-19 : (サクラネスク)
サンデー毎日3,31増大号に掲載されたナノ純銀記事の書き起こしです(^^ゞ
アッキーナノ銀2
・元記事には数枚の写真が有ります。
ー以下引用ー
アッキーが視察したナノ銀の除染効果ー3・11「2年後の人災」ー
昭恵夫人が思わず漏らした「主人に伝えます!」
◆除染に立ちはだかる「原子力ムラ」
◆論文発表で効果示した「ナノ銀」の壁
原発被害に関心を抱くアッキー。その安倍昭恵夫人が除染研究をしている人物に会いに行ったことを、本誌はキャッチした。アッキーの行動は、遅々として進まない除染作業に一石を投じるか。
東京都板橋区高島平ーー。マンモス団地・高島平団地内にある高島第三小学校の一角に、「板橋区ホタル生態環境館」がある。その名の通り、ホタルを育成していて一般にも無料で公開している。同館に2月27日、お忍び視察で訪れたのはファーストレディのアッキーこと、安倍昭恵さんーー。安倍晋三首相の夫人だ。
だが、昭恵さんが訪れた目的はホタルではない。同館に常駐する区職員の阿部宜男氏(57)のもとに赴いたのだ。ちなみに阿部氏は、茨城大大学院でホタル研究の博士号を取得した人物。
「私と昭恵さんの共通の友人が縁で、放射能の除染方法や効果を知りたいということで来館されたのです」
ホタルと除染ーー。ホタルは河川が汚染し、放射線量が年間4・38ミリシーベルト以上あるて光を発しなくなる個体があるため、河川浄化を行ってきた。それをヒントに3・11以降、除染研究に取り組んできたという。もう一つ、阿部氏には「思い入れ」があった。
「板橋のゲンジボタルは、1989年に福島県大熊町から約300個の卵を譲り受けて育てたのが始まり。今、ここで飼育しているホタルの故郷を汚染から守りたかった」
その方法は、自然界で採掘された銀をナノレベル(10億分の1)まで粉砕し、コラーゲン溶液に混ぜた液体を放射能で汚染された土壌などに噴霧するというもの。阿部氏は福島第1原発事故後、この2年間で718回に及ぶ除染実験を各地で重ねてきた。
アッキーの滞在時間は約3時間半ーー。阿部氏から詳しく説明を受けたアッキーは帰り際、こう漏らした。
「必ず主人に伝えます!」
そしてこう話した。
「罪滅ぼしがしたいんです。私は東京の出ですが、長州に嫁ぎました。明治維新で長州は会津を攻め、深い溝があります。今こそ、福島を救わないでどうするんでしょうか。」
アッキーの力強い言葉に、阿部氏はこう振り返る。
「励まされました。実験結果で効果は自信がある。除染への道は開けると信じています」
「なぜ、現場でやらせないの」
環境省のHPによると、現在行われている除染方法は「除去」「遮へい」「遠ざける」の3パターン。
「いずれも決定的な対策とはいえず、現地では、移染と呼ばれています。環境省や福島県などにさまざまな方法が持ち込まれていますが、科学的な根拠が乏しいものも多い。それ以上に、汚染土などを地下に埋める今のやり方は、ゼネコンなどの既得権益。除染方法について、新規参入を認めない構図があるのです」(地元ジャーナリスト)
そうした中、阿部氏が研究したナノ銀の成果を発表する場が設けられた。アッキーが訪れた約3週間前の2月6日、「大学共同利用機関法人・高エネルギー加速器研究機構(KEK)」(茨城県つくば市)で開かれた「放射線検出器とその応用」という研究会だ。会の主宰は、同機構放射線科学センター。
発表の代表者は、元東北大大学院教授の岩崎信氏だ。岩崎氏は核計測学の権威として知られ、12年3月から阿部氏の実験を支えてきた。報告会で岩崎氏は、
「残留放射能γ線スペクトルを長期にわたり測定、分析し、ほぼ半減期が1〜2ヶ月程度の減弱効果が存在する、との結論を得つつある」
と発表。表現は難しいが、要するに放射線物質にナノ銀を投入したところ、数値が確実に減ったことが確認されたというのだ。約60人集まっていた研究者の中から異論や反論は出なかったという。
「実験データの報告を示しましたが、放射性セシウム減弱のメカニズムまでには至っていない。疑問に感じたり、興味を示した他の研究者グループによる追試が必要です」(岩崎氏)
つまりデータばかり示されても、どうしてそうなるのかというメカニズムが検証されないと学会では認めにくいというわけだ。しかも「門外漢のホタル研究家が見つけた方法を素直に受け入れる専門家が、原子力ムラにいるはずがない。新しい除染方法は原子力ムラの中で開発していくべきとの意見も強い。これまで膨大な予算を使って研究を重ねてきた。それが無くなるのは死活問題ですからね」(経産省関係者)
さらに3月6日、参院本会議で 森裕子議員(生活の党)が阿部氏のナノ銀実験について質問した際、下村博文文科相はこう答えた。
「日本原子力開発機構(JAEA)が二度にわたる試験を実施しましたが、残念ながらご指摘の効果は確認されなかったと聞いています」
既に国の研究機関で実験したものの、効果がなかったというのだ。なぜか、国会答弁を聞いた阿部氏は、こう振り返る。
「昨年3月、確かにJAEAで試してもらいました。しかし、最初の基準値を測っていなかったり、計測時間が短く、しかもバラバラ。とても正確な値が出るとは思えませんでした」
そこで本誌はJAEAに取材を申し込んだ。文書による回答は「基準値として、ナノ銀を含まない汚染土壌の放射能を測定し、引き続きナノ銀を含んだ汚染土壌の放射能の変動地を測定、比較した」とす、試験に誤りはなかったと主張。食い違う両者の言い分だが、JAEAは再検査についての回答はなかった。
だが、ナノ銀に限らず、効果がありそうなら、一刻も早く試したらどうなのか。歯がゆい思いをしているのは、当の被災地だ。福島第1原発が立地、20キロ圏内の大熊町の横山常光・復興事業課長はこう語る。
「町は、独自判断で除染のやり方を決められないのです。国が認めた方法でしかできない。除染できる可能性があるのならドンドンやって欲しい、との思いはあります。除染が進まないと復興も何もありませんからね」
前出の阿部氏は、昭恵夫人の一言が、今も心に残る。
「やればいいじゃない。
議論よりも、なぜ現場でやらせないのかしら」
ジャーナリスト山田厚俊
ー引用終了ー
実際に某4大学がナノ純銀の追試を行っています。
放射能汚染が収束したと思っている人が大半ですが
被災地だけでなく関東も未だに汚染されています。
食品汚染も進んでいるのです。