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2013/3/18 晴耕雨読
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国会で、病膏肓に入る対米隷属の前原が、オバマのポチ安倍晋三に、TPPでいたずらに米国に譲歩しない、自主的な外交を求めていた。
こういうのを、目くそ鼻くそ、五十歩百歩というのである。
菅直人、野田佳彦、安倍晋三と売国のリレーが続いた。
軽い連中のやった、重すぎる悪政だった。
TPPで、自民党が現在やっていることは、国民向けの、とりわけ先の衆議院選挙でTPP反対の公約を信じて投票してくれた農民向けのパフォーマンスである。
参議院選挙対策である。
国民をだますことでは、犬HKとの相性もいい。
戦後の日本は、自民党と犬HKにだまされた歴史だった。
TPPに交渉なんてない。
TPPに2012年12月から参加した後発国のカナダ、メキシコは、過去3年間の先発国の交渉合意の内容に再交渉できないという「同意」を要求され、呑まされた。
当然、日本にも「同意」が要求され、呑まされることになる。
安倍晋三は国民に嘘をついている。
TPPの後発国カナダ、メキシコは、すでに先発国が決定した膨大な項目への新提案を禁じられている。
当然、日本も新提案を禁じられる。
安倍晋三は国民に嘘をついている。
安倍自民党が、3月中旬に参加表明しても、日本が交渉のテーブルにつくのは、7月の交渉会合から。
つまり、日本に出来るのはTPP参加に黙って事務的にサインすることだけである。
安倍晋三は国民に嘘をついている。
自分のレベルでしか他人を見られない男である。
かりに安倍自民党の要望通りに一部の農産物の関税が守られたにしても、 TPP参加国後に、米国企業によってISD条項や「間接接収による損害賠償」、NVC条項(Non-Violation Complaint条項)、つまり「非違反提訴」などで国際投資紛争仲裁センターに訴えられる。
TPPに参加して日本農業が壊滅した後、日本は、米国、カナダ、メキシコ3国で、自由に価格設定した食物を、永久に買い続けねばならない。
国民が日々食べる食物という、食糧安保の最重要事を、日本は完全にこの3国に抑えられることになる。
TPP参加後に、モンサント社の遺伝子組み換え食品以外に、もっと安くて、安全な食物があったとしても、それを輸入すれば、日本政府は、ISD条項で、モンサント社に訴えられることになろう。
カナダ、メキシコが、 TPPの後発参入国として屈辱的な条件を飲まされてまで、 TPPに参加したのは、結局、日本という巨大なカモが、後から入ってくることがわかっていたからである。