シリア反体制派が国連要員20人を拘束、政権軍の撤退要求
2013年 03月 7日 07:21 JST
[ベイルート 6日 ロイター] 内戦が続くシリアの反体制派が、イスラエルとの国境を接するゴラン高原近郊で、国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)の要員約20人を拘束した。反体制派の支配下にあった村からアサド政権軍が撤退すれば解放するとしている。
反体制派はインターネット上に掲載したビデオで要員の拘束を発表。「ヤルムークの殉教者」を名乗るメンバーはその中で、「アサド政権がジャムラ村周辺から撤退するまでUNDOFの要員を拘束する」と述べている。同村では3日に反体制派と政権軍による激しい戦闘が発生していた。
国連側も6日、約30人の反体制派兵士によって、UNDOFの要員約20人がゴラン高原で拘束されたと発表した。要員の国籍は公表しなかったが、人権団体「シリア人権監視団」によると、要員はフィリピン人だという。
UNDOFはゴラン高原でシリアとイスラエルの停戦監視に当たっている。
http://jp.reuters.com/article/jp_mideast/idJPTYE92505220130306
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/759.html